JPH03244385A - ヒト神経成長因子の遺伝子工学的生産方法 - Google Patents

ヒト神経成長因子の遺伝子工学的生産方法

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JPH03244385A
JPH03244385A JP3835890A JP3835890A JPH03244385A JP H03244385 A JPH03244385 A JP H03244385A JP 3835890 A JP3835890 A JP 3835890A JP 3835890 A JP3835890 A JP 3835890A JP H03244385 A JPH03244385 A JP H03244385A
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dna
tryptophan
gene
sequence
growth factor
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JP3835890A
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Norio Shimizu
清水 範夫
Kiyoshi Fujimori
藤森 清
Shinichi Fukuzono
真一 福薗
Naoe Kotomura
琴村 直恵
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Hitachi Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07KPEPTIDES
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ヒト神経成長因子(以下hNGFと略記する
。)に対応する合成遺伝子DNA、該遺伝子を有するプ
ラスミドベクター、該プラスミドベクターにより形質転
換された形質転換体、及び該形質転換体を用いてhNG
Fを生産する方法に関する。
〔従来の技術〕
神経細胞の生存、神経突起の伸長や神経細胞の分化に関
与しているポリペプチドとして神経成長因子(NGF)
が知られている。雄の成熟マウス顎下腺より抽出された
NGFは、分子量140,000のポリペプチドであり
、沈降定数から73NGFと呼ばれている。そのうちの
βサブユニットは単独でNGF活性を示し、118個の
アミノ酸から成るポリペプチドであり、βNCFと呼ば
れている。一方、ヒトのNGFはマウス顎下腺のように
大量に存在する組織が認められていない。そこで、マウ
スのβNGFcDNAをプローブとして、ヒト遺伝子ラ
イブラリーをスクリーニングしてhNGF遺伝子を単離
して、それからア貴ノ酸配列が決定された(特開昭60
−84299号)。
hNGFは神経疾患治療薬としての可能性が考えられて
おり、これには、大量のhNGFが必要とされる。一方
、最近、遺伝子工学的手法を用いて大腸菌に異種の蛋白
質を大量生産させることが可能になっており、hNGF
に対しても遺伝子工学的手法により生産させる試みがな
されている。
例えば、特開昭60−84299号においては天然のh
NGF遺伝子を用いて遺伝子発現が試みられている。こ
の手法は、hNGF遺伝子を発現ベクターに組込み、当
該ベクターを保持する細胞、特に大腸菌を培養する方法
により、hNGFを大量生産するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記した公知技術においては、hNGF
遺伝子を宿主細胞において発現効率の高い塩基配列にす
ること及びベクターを発現効率の高いものにすること並
びに発現ベクターにより形質転換された細胞の培地条件
をhNGFの生産に適したものにすること等について充
分な配慮がなされているものとはいえず、容易にかつ大
量にhNGFを宿主細胞、特に大腸菌に生産させること
が難しいという問題があった。
本発明の課題は、大腸菌等の宿主細胞において発現効率
の高い塩基配列を有する新たに合成されたhNGF遺伝
子DNA、及び該DNAを発現効率の高いプロモータと
ともに組み込んだ組換えプラスミド、並びにこの組換え
プラスミドにより形質転換された優れたhNGF生産能
を有する形質転換微生物を提供することにあり、更に、
この形質転換微生物を培養し、またこの際、好適な培地
条件を適用して、hNGFを効率良く生産する新規な方
法を提供する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は、上記課題を解決するために鋭意研究を行
った結果、本発明を充放させたものであって、本発明の
特徴は以下の(1)〜側の点にある。
(1)下記の塩基配列を有するヒト神経成長因子をコー
ドするDNA。
AGCTCTTCCCACCCGATTTTCCACC
GTGGCGAATTCTCCGTGTGTGACTC
TGTCTCTGTATGGGTAGGCGATAAA
ACCACTGCCACTGATATCAAAGGCA
AAGAGGTGATGGTGCTGGGCGAAGT
TAACATTAACAACTCTGTATTCAAA
CAGTACTTCTTCGAAACCAAATGCC
GTGACCCAAACCCGGTT(、ACTCTG
GCTGCCGCGGCATCGATTCTAAACA
CTGGAACTCTTACTGCACCACTACT
CACACCTTCGTAAAAGCTTTGACTA
TGGATGGTAAACAGGCTGCCTGGCG
TTTCATCCGTATCGATA CT G CA
T G CG T GT’GT G TA CT GT
CCCGTAAAC;CTGTTCGT(2)上記(1
)記載のDNAの5′末端上流側にβラクタマーゼのシ
グナル配列をコードする DNAを結合せしめたDNA
(3)  β−ラクタマーゼのシグナル配列をコードす
るDNAが下記の塩基配列を有するものである上記(2
)記載のDNA。
ATGAGTATTCAACATTTCCGTGT’C
GCCCTTATTCCCTTTTTTGCGGCAT
TTTGCCTTCCTGTTTTGCG (4)上記(2)又は(3)記載のDNA配列の上流側
にトリプトファン調節遺伝子が結合したDNA。
(5)上記(1)記載のDNAの5′末端上流側に、ト
リプトファン調節遺伝子につながったトリプトファンオ
ペロンのtrpLポリペプタイドのN末端側をコードす
るDNAが結合したDNA。
(6)トリプトファンiP1節遺伝子につながったトリ
プトファンオペロンのtrpLポリペプタイドのN末端
側をコードするDNAが下記の塩基配列を有する上記(
5)記載のDNA。
ATGAAAGCAATTTTCGTGGAATC (7)上記(1)記載のDNAの5′末端上流側に、ト
リプトファン調節遺伝子につながったトリプトファンオ
ペロンのtrpEポリペプタイドのN末端側をコードす
るDNAが結合したD N A 。
(8)トリプトファン調節遺伝子につながったトリプト
ファンオペロンのtrpEポリペプタイドのN末端側を
コードするDNAが下記の塩基配列を有する上記(7)
記載のDNA。
ATGCAAACACAAAAACCGACTGGGG
AATTC (9)上記(1)〜(8)いずれか記載のDNAを有す
るプラスミドベクター。
00)微生物を上記(9)記載のプラスミドベクターに
より形質転換して得られた形質転換体。
(10微生物が大腸菌である上記On)記載の形質転換
体。
02)  上記GO)又は(II)記載の形質転換体を
培養し、ヒト神経成長因子を生産せしめることを特徴と
するヒト神経成長因子の生産方法。
0つ 誘導物質としてIA(3−β−インドールアクリ
ル酸)を添加して培養を行う上記02)記載のヒト神経
成長因子の生産方法。
OIOトリプトファンを含まない培地を用いて培養を行
う上記02)又は03)記載のヒト神経成長因子の生産
方法。
以下、本発明を詳述する。
hNGFのアミノ酸配列はUllrichら(Natu
re。
303.821 (1983))により決定されており
、118個のアミノ酸からなる。
この118個のア旦ノ酸からなるhNGF遺伝子の塩基
配列は、アミノ酸と遺伝子コドンの対応表から一応予測
はできるが、1つのアミノ酸に対応する遺伝子コドンは
複数あるため、この対応は一義的ではない。そして発現
効率の高いhNGF遺伝子DNAの得るためには、hN
GFのアミノ酸配列から予測される幾通りかの遺伝子の
塩基配列のうち、その中で使われている遺伝子コドンが
使用する宿主細胞、特に大腸菌細胞内で出現頻度の高い
ものであるかどうか、またこれを有機合成する際に、ミ
スの起こり難い構造であるかどうか、さらにはDNAか
ら転写されたmRNAが2次構造を形成し易いためにリ
ポソームによる翻訳の効率低下が生しないかどうかを検
討する必要がある。
本発明においては、これらの点を検討してh NGFの
構造遺伝子の塩基配列として最も適切と考えられる本発
明の特徴点(1)に示した塩基配列を設定し、該塩基配
列の前半部分と後半部分の配列を各々含むDNA配列A
として示したDNA (第1図)とDNA配列Bとして
示したDNA (第2図)の−種のDNA鎖を構築し、
これらを各々別のプラスミドpTRLBT1 [このプ
ラスミドは大腸菌HBIOIに導入し、HBIOI(p
TRLBTl)の形で微工研に寄託している。寄託番号
は微工研菌寄第9907号である。1に挿入した後、こ
の2つの組み換えプラスミドを用いて、DNA配列Aと
DNA配列Bとが連結された全長のhNGF遺伝子の塩
基配列を作製するものである。
上記の第1図のDNA配列Aについて具体的に説明する
と該DNA配列は例えば自動DNA合威台底アブライド
ハイオシステムズ社380B型)を用いて有機化学合成
した8本のDNA断片より調製された283塩基対のD
NAよりなり、5′側に制限酵素のHpaI部位、3′
側にBamH1部位を有し、トリプトファン調節遺伝子
(プロモータ)の一部、β−ラクタマーゼのシグナルペ
プチド塩基配列、hNGFのN末端アミノ酸のセリンか
ら第55番目のアミノ酸のグルタミン酸までのアミノ酸
をコードする遺伝子及び終止コドンのTAA、TAGよ
りなる。さらには終止コドンの前にSma r部位(C
CCGGG )を設け、これを利用してβガラクトシダ
ーゼ遺伝子が連結できるようにしたものである。
また、第2図のDNA配列Bは、同様に化学合成した6
木のDNA断片より調製された203塩基対よりなり、
5′側に制限酵素のEcoRI部位、3′側にBamH
1部位を有し、hNGFの第54番目のアミノ酸のフェ
ニルアラニンから第118番目のアルギニンまでのアミ
ノ酸をコードする遺伝子及び終止コドンのTAA、TA
C;よりなるものである。これらDNA配列八及へBの
制限酵素切断地図を第5図に示す。DNA配列A又はB
はそれぞれプラスミドヘクタ−pTRLBT 1のHp
a I部位とBam1−I I部位の間、EcoRI部
位とBam81部位の間に挿入され(第6.7図、プラ
スミドpTR5NGFA、 pTR5’QGFB )ク
ローニングが可能となる。
なおこの場合、D N A配列Aが挿入されたプラスミ
ド(第6図pTRSNGFA )においては、DNA配
列A中のトリプトファンプロモータの一部が同プロモー
タの後半部分の塩基配列を有し、pTRLBTlのHp
al −BamHI  DNAUT片中のトリプトファ
ンプロモータ前半部分と結合することによりトリプトフ
ァンプロモータが再構築されている。このようにクロー
ニングされたDNA配列A又はBは、それぞれ別個に大
腸菌により発現が可能であり、hNGFの分割されたA
又はBペプチドとして得ることができる。全長のhNG
F遺伝子は、DNA配列Aの3′側にある制限酵素N5
pV部位(TTCGAA)及びDNA配列Bの5′側に
ある同し制限酵素N5pV部位を利用して連結すること
により、作製できる(第8図参照)。このようにして作
製したhNGF遺伝子を有するプラスミドはpTR3N
GFA由来のトリプトファンプロモータを有しているた
め発現効率が良好であり、更にβ−ラクタマーゼのシグ
ナルペプチドをhNGF遺伝子上流側に有するため、こ
れを保持する大腸菌を培養することにより成熟型のhN
GFを大腸菌のペリプラズム領域に分泌することが可能
である。
また本発明の全長hNGF遺伝子DNAを有するプラス
ミドを調製する別法としては以下の方法も挙げれること
ができる。(第9図参照)すなわち、前記したD N 
A配列Aを有するプラスミド(pTRSNGFA )を
EcoRI及びBamHIで切断して得た断片と、プラ
スくドpTRLBT 1を同しく EcoRI及びBa
mHIで切断して得た断片とを連結させる。
このDNA配列A部分を有するプラスミド(pTRL−
NGFA’ )のEcoRr切断部位にリンカ−を連結
せしめた後、N5pV及びBamHIで切断する。この
断片とDNA配列Bを有する前記プラスミド(pTRL
NGFB)をN5pV及びBamHIで切断して得た断
片とを連結させることにより、DNA配列AとDN、A
配列Bを接続させ全長のhNGF遺伝子の塩基配列を有
するプラスミド (pTRLNGF)を得ることができ
る。このプラスミドは全長hNGF遺伝子の5′上流側
にトリプトファンプロモータにつながったトリプトファ
ンオペロンのtrpLポリペプタイドのN末端側(リー
ダペプタイド)をコードするDNAを有するものであり
、このtrpLポリペプタイドのN末端側をコードする
DNA (図中trpL ’ として示されている。)
は以下の塩基配列を有している。
ATGAAAGCAATTTTCGTGGAATTCし
たがって、このプラスミドによる形質転換微生物を培養
して得られるポリペフタイドは、このtrpL由来の8
個のアミノ酸とhNGFとが融合した形態のものとなる
さらに本発明においては、この全長hNGF遺伝子の5
′上流側に、トリプトファンプロモータにつながったト
リプトファンオペロンのtrpLポリペプタイドのN末
端側をコードするDNAを有するプラスミド(pTRL
NGF)をEcoRI及びBamHIで切断し、この切
断断片とpTREBTI にのプラスミドは大腸菌HB
IOLに導入し、HBIOI (pTREBT 1 )
の形で微工研に寄託している。寄託番号は微工研菌寄第
9908号である。〕のEcoRI及びBamHIによ
る切断断片と連結させて新たなプラスミドを構築するこ
ともできる(第10図参照)。これにより得られたプラ
スミド(pTRENGF)は全長のhNGF遺伝子の5
′上流側にトリプトファンプロモータにつながったtr
pL及びtrpE (アントラニル酸合成酵素)のN末
端側をコードするDNAを含むものであり、このtrp
EポリペプタイドのN末端側をコードするDNA (第
10図中trpE ’として示されている。)は以下の
塩基配列を有している。
ATGCAAACACAAAAACCGACTGGGG
AATTCしたがってこのプラスミドによる形質転換微
生物5二より生産されるポリペプタイドはtrpE由来
の10個のアミノ酸とhNGFとが融合した形態のもの
となる。
このようにして得られたプラスミドpTRLNGF及フ
pTRENGFはいずれもhNGFを良好に発現させ[
F]。
さらに、118個のアミノ酸をコートした全長のhNG
F遺伝子を有するこれらのプラスミド(pTR5NGF
 、  pTRLNGF 、 pTRENGF)を用い
て大腸菌等の宿主微生物を常法により形質転換すれば優
れたh\GF生産能を有する形質転換微生物を得ること
ができる。
圭た、この形質転換微生物を培養してhNGFを生産す
る際には培地条件として遺伝子の発現を開始させるため
に、トリプトファンのアナログ物質であるIA(3−β
−インドールアクリル酸)を培地に添加するか又はトリ
プトファンを含まない培地を使用することが好ましく、
これによりhNGFの生産収率は更に向上する。
これは、次の理由によるものである。すなわち遺伝子の
発現はプロモータと称する遺伝子領域により調節されて
いる。trpプロモータの場合はRNA合成酵素がtr
pプロモータに結合し、この酵素がプロモータ下流に移
動しDNA塩基配列を転写することによりRNAが合成
される。そして、ここで合成されたRNAの情報をリポ
ソームが翻訳することによりポリペプチドが合成される
方、細胞内のトリプトファン濃度が増加するとトリプト
ファンがリプレッサに結合し、これを活性化させ、リプ
レッサがオペレータと称する領域に結合する。この結果
、RNA合或合成がプロモータ部分に結合できなくなり
、RNAが合成されずポリペプチドの生成が停止するの
である。この場合、トリプトファンは抑制物質として働
く。そこで、本発明者らはtrpプロモータに於ける遺
伝子発現調節を利用して、IAの添加によるリプレッサ
の不活性化又はトリプトファンを含まない培地に切り替
えることにより、遺伝子発現を開始させる方法を採用し
たのである。
〔発明の効果〕
本発明においては、hNGF遺伝子の塩基配列を宿主微
生物特に大腸菌において発現効率の高い塩基配列とする
とともに、該遺伝子を発現効率の優れたプロモータとと
もにプラスミドに組み込んだことにより、該プラスミド
により形質転換された形質転換微生物における、該hN
GF遺伝子の発現効率は極めて良好なものとなり、また
これに加えて培地条件を更に改良した結果、hNGFを
容易にかつ大量に生産することが可能となった。
したがって、本発明は医薬品製造において大いに貢献す
るものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について具体的に説明するが、本
発明はこれによりなんら限定されるものではない。
実施例1 (1)  h N G Fの構造遺伝子のDNA塩基配
列設計及びDNA小断片の有機化学合成 バクテリアのコドン出現頻度表(Couyら、Nucl
eic Ac1cls Res、、 ill、 705
5(1982) )を参考に大腸菌体内で出現頻度の高
い遺伝子コドンを各アミノ酸毎に選択し、さらに、遺伝
子の入れ替えが簡単になるように各種制限酵素切断部位
がhNGF構造遺構造遺伝子女るようにしたhNGFの
塩基配列を設計した。この設計に基づき、A−1〜A−
8の8本の一本鎖DNA (第3図)及び81〜B−6
の6本の一本鎖DNA (第4図)を自動DNA合成機
(アブライドハイオシステムズ社380B型)を用いて
合成した。これらの−末鎖DNAは塩基対数57〜75
の小断片である。
合成された各−木鎖DNAをレジン担体より切り離した
後尿素変性8%ポリアクリルアミドゲルを用いて電気泳
動した。目的の大きさのDNAハンドを含むゲル断片を
切り取り、電気泳動によりDNAを回収した。回収した
DNAを濃縮した後、フェノール処理、エタノール処理
して精製し、滅菌水に溶解した。以上の方法により、目
的の一本鎖DNAをlOOμg〜200μg得ることが
できた。
(2)  h N G F構造遺伝子の前半部の塩基配
列を有するDNA配列配列台むプラスミドの作成(第6
図参照) 化学合成したDNA断片A−2〜A−7の6断片の各2
50pmolをT4ポリヌクレオチドキナーゼlμf!
、(IOU)と10mM ATP2 u lを用いて3
7°C21時間反応させて5′−末端をリン酸化した。
DNA断片の各50pmolを用いてA−1とA5 A
−2とA−6A−3とA−7,A−4とA−8を次のよ
うにアニーリングさせた。反応’tFIF3uQLこ5
0μlのミネラルオイルを加え、75°Cで10分間保
持した後4.5時間かけて冷却して、二本鎖DNAを4
本件製した。作製した4本の二本鎖DNAを混合し、ラ
イゲーションキット(宝酒造製)にて連結した。反応液
の1/40量の1uiにTaqDNAポリメラーゼ0.
5μm(2゜5U)、4種のd!JTP 16μl(各
1.25mM) 、2種のプライマー5μiずつ(A−
1の5′末端にGTTを付加した後、リン酸化したDN
Aと、A8の5′末端にGを付加した後、リン酸化した
DNA)及び緩衝液を加えて全量1001Iffiとし
、且つミネラルオイル100μlを加えてPCR(ポリ
メラーゼチェインリアクション)増幅を行った。
条件は94゛Cで1分間、55°Cで2分間、72°C
で3分間の反応を25回繰り返して、最後に72°Cで
17分間として反応させた。その後ミネラルオイルを除
去し、エタノール沈澱処理を2回行った。PCRにより
生成したD N A混合物を5%ポリアクリルアミドゲ
ル電気泳動し、目的の大きさのDNAハンドを含むゲル
断片を切り取り、電気泳動によりDNAを回収した。回
収したDNAを濃縮した後、フェノール処理、エタノー
ル処理して精製し、滅菌水に溶解した。精製したDNA
溶液1plにSma Tを切断したM13mpHファー
ジ1μCを加え、ライゲーションキットにて連結した後
、大腸菌JM103株を形質転換した。挿入断片を有す
る22個のプラークが得られ、DNAシーケンシングに
よりその内3個が目的のDNA配列Aを有することが分
かった。目的のDNA配列配列台するM13mpHファ
ージをBamHI とHpa Iで切断して283塩基
対のDNA配列配列台収し、同しく Hail(I と
HpaIで切断したpTRLBT 1と連結して大腸菌
C600株を形質転換したところ、8個のコロニーが得
られた。この8クローンの DNAを制限酵素で切断し
て解析した結果、2個のクローンが目的のプラスミドで
あることが分かり、第1図の塩基配列からなるDNA配
列配列台するプラス祝FpTR3NGFA(32μg)
を得ることができた。
なおりNA配列Aの制限酵素切断地図を第5図に示す。
(3)hNGF構造遺伝子の後半部のDNA配列配列台
むプラスミドの作製(第7図参照)化学台底したDNA
断片B−2〜B−5の4断片の各300pmolをT4
ポリヌクレオチドキナーゼ1μC(IO+、、l)と1
0mM ATPI Ou eと緩衝液を用いて全量10
0μlとして反応させ、5′末端をリン酸化した。各3
00μmolのDNA断片のB−1とB−4,B−2と
B−5B−3とB6を70゛Cで10分間保持した後、
4.5時間かけて冷却しアニーリングさせ、二本鎖DN
Aを3本件製した。作製した3本の二本鎖DNA、B−
1とB−4は30.5μL B−2とB−5は57μf
、B−3とB−6は39.3μiを用いて混合し、フェ
ノール処理、エタノール処理後、ライゲーションキット
にて連結した。連結したDNAを5%ポリアクリルアミ
ドゲルにて電気泳動し、目的の大きさのDNAハンドを
含むゲル断片を切り取り、電気泳動によりDNAを回収
した。回収したDNAを濃縮した後、フェノール処理、
エタノール処理して精製し、滅菌水に溶解した。精製し
たDNAの約半量を含む溶液の1μ2にTaqDNAポ
リメラーゼ0.5μl(2,5U)、4種のdNTPl
 6 u f (各1.25mM)、2種のプライマ、
つまりB−1の5′末端をリン酸化した[1NA2.5
μEとB−6の5′末端をリン酸化したDNA3.8μ
l及び緩衝液を加えて全量100μEとし、且つミネラ
ルオイル100μlを加えてPCRを行った。条件は9
4°Cで1分間、55°Cで2分間、72”Cで3分間
の反応を25回繰り返して、最後に72°Cで7分間と
して反応させた。その後ミネラルオイルを除去し、エタ
ノール沈澱処理を2回行った。PCRにより生成したD
NAの水溶液1μ2に、Xbal切断した後平屑化した
M13mpHファージ1μiを加え、ライゲーションキ
ットにて連結した後、大腸菌JM103株を形質転換し
た。挿入断片を有する5個のプラークが得られ、DNA
 ンーケンシングによりその内1個が目的のDNA配列
配列台することが分かった。目的のDNA g、列Bを
有するM13mpHファージをEcoRIとBam H
Iて切断して203塩基対のDNA配列配列台収じ、同
しく EcoRI とBamHIで切断したpTRLB
TIと連結5て大腸菌C600株を形質転換したところ
、170個のコロニーが得られた。この内の16クロー
ンのDNAを制限酵素で切断して解析した結果、全ての
クローンが目的のプラスミドであることが分かり、第2
図の塩基配列からなるD N A配列Bを有するプラス
ミドI)TRLNGFBの152μgを得ることができ
た。
なおりNA配列Bの制限酵素切断地図を第5図に示す。
(4)全長hNGF構造遺伝子を含むプラスミドの作製
(第8図参照) プラスミドpTR5NGFAの1μgをNsp (75
24) Vを201JとBam)IIを20tJを用い
て切′#r後、0.8%アガロースゲル電気泳動を行い
、ヘクターとDNA配列配列台むD N A断片を回収
した。一方、プラスミドpTRLNGFBの7μgをN
sp (7524) Vを20UとBamHIを40U
を用いて切断後、5%ポリアクリルアミドゲル電気泳動
を行い、199bpのDNA配列配列台むDNA断片を
回収した。これら二断片のDNAIpiずつをライゲー
ションキットにて連結した後、大腸菌C600株を形質
転換し、788個のコロニーが得られた。この内の16
クローンのDNAを制限酵素で切断して解析した結果、
7個のクローンが目的のプラスミドであることが分かり
、シグナル配列と全長のhNGF構造遺伝子DNA配列
を有するプラスミ)”pTR5NGFの223μgを得
ることができた。
実施例2 全長のhNCF構造遺伝子DNAが、トリプトファン調
節遺伝子につながったトリプトファンオペロンのtrp
LポリペブタイトのN末端側をコードした遺伝子と連結
されたプラスミドの作製(第9図参照) プラス51’pTRLBT 1の1μgをEcoRIを
15UとBamHIを20Uを用いて切断後、0.8%
アガロースゲル電気泳動を行い、ヘクターのDNA断片
を回収した。一方、プラスミ)”pTR5NGFAの1
0μgを同しく EcoRrを750とBamHIを5
0LIを用いて切断後 5%ポリアクリルアミドゲル電
気泳動を行い、146bpのDNA配列への一部を含む
D\A断片を回収した。これら二断片のDNAIμ之ず
つをライケ゛−ソヨンキノトにて連結した後、大腸菌C
600株を形質転換したところ、143個のコロニーが
得られた。この内の8クローンのDNAを制限酵素で切
断して解析した結果、7個のクローンが目的のプラスミ
ドであることが分かり、プラスミドpTRLNGFA’
 (7) 1011gを得た。
次に、このプラスミドpTRLNGFA ’の1μgを
EcoRIの15Uを用いて切断後、0.8%アガロー
スゲル電気泳動を行い、ヘクターのDNA断片を回収し
た。一方、化学合成した二種のリンカ−D N A (
5’ −AATTCAGCTCTTCCCACCCGA
TTTTCCACCGTGGCG−3’及び5 ’ −
AATTCGCCACGGTGGAAAATCGGGT
GGGAAGAGCTf、−3’ )を500 pmo
lずつ混合して、75°Cで10分間保持した後、2時
間かけて冷却しアニーリングさせ、二本鎖DNAを作製
した。この二本鎖DNAの5′末端をT4ポリヌクレオ
チドキナーゼをIOU用いてリン酸化した。
ヘクターDNAとリンカ−DNAの1μlずつをライゲ
ーションキットにて連結した後、大腸菌C600株を形
質転換したところ、6個のコロニーが得られた。この6
クローンのDNAを制限酵素で切断して解析した結果、
1個のクローンが目的のプラスミドであることが分かり
、プラスミドpTRLNGFAの29μgを得た。
次にプラス2ドpTRLNGFAの2pgをNsp (
7524)■を30UとBamHIを500を用いて切
断後、0.8%アガロースゲル電気泳動を行い、ヘクタ
ーとDNA配列配列台むDNA断片を回収した。
方、プラスミドpTRLNGFBの2μgをN5p(7
524)  Vを30し゛とBamHIを50Uを用い
て切断後、5%ポリアクリルアミドゲル電気泳動を行い
、199 bpのDNA配列配列台むDNA断片を回収
した。これ5二断片のD N A 0.5μlずつをラ
イゲーションキットにて連結した後、大腸菌C600株
を形質転換したところ、224個のコロニーが得られた
。この内の6クローンのDNAを制限酵素で切断′−て
解析:た結果、2個のクローンが目的のプラスミドであ
ることが分かり、trpLポリペブタイトの\末端側を
コートした遺伝子と連結されたh凡GF構造遺伝子の全
部のDNA配列を有するプラスミド’pTRL’jGF
の110μgを得ることができた。
実施例3 全長のh\GF構造遺伝子DNAが、トリプトファン調
節遺伝子につながったトリプトファンオペロンのtrp
EポリペブタイトのN末端側をコードした遺伝子と連結
されたプラスミドの作製(第10図参照) プラスミドpTREBT 1の2.5pgをEcoRI
を75UとBamHIを500を用いて切断後、0.8
%アガロースゲル電気泳動を行い、ヘクターのDNA断
片を回収した。一方、プラスミドpTRLNGFの15
μgをEcoRIを30tJ用いて部分切断後、Bam
HIを60U用いて切断した。次に、5%ポリアクリル
アミドゲル電気泳動を行い、365bpのhNGFのD
NA配列を含むDNA断片を回収した。これら二断片の
D N A 0.5μ2ずつをライゲーションキットに
て連結した後、大腸菌HB 101株を形質転換したと
ころ、383個のコロニーが得られた。この内の6クロ
ーンのDNAを制限酵素で切断して解析した結果、2個
のクローンが目的のプラスミドであることが分かり、t
rpEポリペブタイトのN末端側をコードした遺伝子と
連結されたhNGF構造遺伝子の全部のDNA配列を有
するプラスミドpTRENGFの120μgを得ること
ができた。
実施例4 形質転換微生物によるhNGFの生産(トリブトファン
不使用) 実施例1〜3において作製されたプラスミドにより大腸
菌88101株を形質転換して得られた以下の三種の遺
伝子組換え菌を培養実験に用いた。
大腸菌HBIOI [pTR5NGF ]  (微工研
菌寄第11285号)、大腸菌HBL(H[pTRLN
GF ](微工研菌寄第11283号)及び大腸菌HB
IOI[pTRENGF]  (微工研菌寄第1128
4号)これらの遺伝子組換菌をそれぞれ次のように培養
してhNGFを生産した。
保存菌株の一白金耳を10mj2のM9培地(NH4C
j21 g、 Na2HPO46g、 KIIZPO4
3g、 NaCj20、5 g、 CaCj2z ・2
)1zOO,015g、 Mg5Oa78zOO,5g
、カザミノ酸2.5g、グルコース5g、酵母エキス1
.5g、トリプトファン0.04 g、プロリン0.1
 g、チアミン0.1g、アンピシリン50■、水I 
L pH7,0)に接種し、37°Cで一晩培養した。
前培養液の5 m12を採取し、15.00Orpmで
1分間遠心分離し、菌体を回収した後、1mlのM 9
 (−Trp )培地(前記したM9培地より酵母エキ
ス、トリプトファンを除く)で洗浄した。菌体を50m
ff1のM9(−Trp)培地に接種し、37°Cで8
時間培養した。培養8時間目の菌体を遠心分離により回
収し、50mMTris−)ICffi緩衝液(pH7
,5)で洗浄後、550nmの吸光度が約10になるよ
うに、純水に慇濁した。この懸濁液150μffにサン
プル緩衝液(0,25M  Tris −11CI2.
 pH6,8; 8% SDS ; 40% グリセロ
ール;20%β〜メルカプトエタノール;0゜004%
 BPB)50μlと50%グリセロールBPB液5μ
lを加え、100 ’C15分間加熱した。この7容ン
夜の40μlを14%ポリアクリルアミドゲル電気泳動
後、ゲルをクーマシーブリリアントブル−R−250で
染色したところ、標準βNCFの近傍にh NGFと考
えられるハントを観察できた。ゲル中の蛋白質をニトロ
セルロース膜に転写し、マウス顎下腺2.55NGFに
対するポリクロナール抗体でh N G Fを検出した
ところ、染色されたハンドとは!ご同し位置に抗体の結
合が見られた。これ↓こより大腸菌によるhNGFの発
現を確認できた。染色されたハントの色の濃さから大腸
菌が生産したhNGF量を算出すると、菌体蛋白質量当
り大腸菌1(BIOI  [prRucF]では20%
、大腸菌i−(B I O1[pTR5NGF lでは
約3%、大腸菌HB I O11pTRENGF Fで
は約1%のhNGFが生産されていた。
実施例5 形質転換微生物5こよるh:’、:GFの生産試験(I
A使用) 大腸菌HB 101−、pTR5NGF二、大腸菌HB
IOIHpTRLNGF l及び大腸菌HB 101 
[pTRENGFIをそれぞれ次のように培養してhN
GFを生産5た。
実施例1と同様にして菌体を5On+j!のM9(−T
rp )培地に接種し、37°Cで8時間培養した。こ
の際、遺伝子を発現させるために、培養1時間目にIA
を15μg/mfになるように添加した。培養終了後は
、実施例1と同様に処理して遺伝子組換え大腸菌のhN
GF生産量を算出したところ、菌体蛋白質量当り大腸菌
HB 101  E pTRLNGF ]では約25%
、大腸菌HB 101 [pTR5NGF ]では約4
%、大腸菌HB 1011)TRENGF]では約1%
と実施例4とほぼ同量のhNGFが生産された。
【図面の簡単な説明】
第1図は有機化学合成したDNA配列配列穴シグナル配
列とhNGFの前半部のアミノ酸との対応を示す図、第
2図は有機化学合成したDNA配列B及びhNGFの後
半部のアミノ酸との対応を示す図、第3図は有機化学合
成したDNA配列配列穴−1〜A−8の8本のDNA断
片を示す図、第4図は有機化学合成したDNA配列Bの
B−1〜B−6の6本のDNA断片を示す図、第5図は
DNA配列配列穴内の各種制限酵素切断部位を示す図、
第6図はプラスミドpTR3NGFAの作製方法を示す
図、第7図はプラスミドpTRLNGFBの作製方法を
示す図、第8図はプラスミドpTR5NGFの作製方法
を示す図、第9図はプラスミドρTRLNGFの作製方
法を示す図、第10図はプラスくドpTRENGFの作
製方法を示す図である。 第  1 ■ 5′末端                     
            Met  Ser  Ile
  Gin  旧AACTAGTACGCAAGTTC
ACGTAAAAAGGGTATCGACAATGAG
TATTCAACTTGATCATGCGTTCAAG
TGCATTTTTCC(:ATAGCTGTTACT
CATAAGTTG3′末端 Phe  Ala  Ala   Phe  Cys 
  Leu   Pro   ValTTTTGCGG
CATTTTGccTTccTGTTAAAACGCC
GTAAAACGGAAGGACAATTTGCGAG
CTCTTCCCACCCGATTTAAACGCTC
GAGAAGGGTGGGCTAAAAsp  Ser
  Val  Ser  Val  Trp  Val
  Gly  Asp  Lys  Thr  Thr
  Ala  Thr  Asp  Ile  LyT
GACTCTGTCTCTGTAT、GGGTAGGC
GATAAAACCACTGCCACTGATATCA
ACTGAGACAGAGACATACCCATCCG
CTATTTTGGTGACGGTGACTATAGT
Glu   Val   Asn   lie   A
sn   Asn   Ser   ValCGAAG
TTAACATTAACAACTCTGTAGCTTC
AATTGTAATTGTTGAGAcATPhe  
Lys  Gin  Tyr  Phe  Phe  
Glu        Term  Term  5’
末端TTCAAACAGTACTTCTTCGAACC
CC;GGTAATAGAAGTTTGTCATGAA
GAAGCTTGGGCCCATTATCCTAG  
3’末端第う 5′末端 Phe  Glu  Thr  Lys  Cys’ 
 Arg  Asp  Pro  Asn  Pro 
 Val  Asp  Ser  Gly  Cys 
 ArgAATTCGAAACCAAATGCCGTG
ACCCAAACCCGGTTGACTCTGGCTG
CCGCGCTTTGGTTTACGGCACTGGG
TTTGGGCCAACTGAGACCGACGGCG
3′末端 Gly  Ile  Asp  Ser  Lys  
His  Trp  Asn  Ser  Tyr  
Cys  Thr  Thr  Thr  His  
Thr  PheCTTACTGCACCACTACT
CACACCTTGAATGACGTGGTGATGA
GTGTGGAAVal  Lys  Ala  Le
u  Thr  Met  Asp  Gay  Ly
s  Gin  Ala  Ala  Trp  Ar
g  Phe  Ile  ArCGTAAAAGCT
TTGACTAT(1,GATGGTGCATTTTC
GAAACTGATACCT’ACCAg   Ile
   Asp   Thr   Ala   Cys 
  Val   Cys   ValGTAT CGA
TA CTG CAT G CGTGTC,TGTA 
CTGT CCCGTAAAC; CTGTT CGT
TAACATAG CTATGA CGTACG CA
CACACATGA CAGGGCATTT CGAC
AAGCAATTTerm  5’末端 AG ATCCTAG 3°末端

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記の塩基配列を有するヒト神経成長因子をコード
    するDNA。 【遺伝子配列があります。】 2、請求項1記載のDNAの5′末端上流側にβ−ラク
    タマーゼのシグナル配列をコードするDNAを結合せし
    めたDNA。 3、β−ラクタマーゼのシグナル配列をコードするDN
    Aが下記の塩基配列を有するものである請求項2記載の
    DNA。 【遺伝子配列があります。】 4、請求項2又は3記載のDNA配列の上流側にトリプ
    トファン調節遺伝子が結合したDNA。 5、請求項1記載のDNAの5′末端上流側に、トリプ
    トファン調節遺伝子につながったトリプトファンオペロ
    ンのtrpLポリペプタイドのN末端側をコードするD
    NAが結合したDNA。 6、トリプトファン調節遺伝子につながったトリプトフ
    ァンオペロンのtrpLポリペプタイドのN末端側をコ
    ードするDNAが下記の塩基配列を有する請求項5記載
    のDNA。 【遺伝子配列があります】 7、請求項1記載のDNAの5′末端上流側に、トリプ
    トファン調節遺伝子につながったトリプトファンオペロ
    ンのtrpEポリペプタイドのN末端側をコードするD
    NAが結合したDNA。 8、トリプトファン調節遺伝子につながったトリプトフ
    ァンオペロンのtrpEポリペプタイドのN末端側をコ
    ードするDNAが下記の塩基配列を有する請求項7記載
    のDNA。 【遺伝子配列があります】 9、請求項1〜8いずれか記載のDNAを有するプラス
    ミドベクター。 10、微生物を請求項9記載のプラスミドベクターによ
    り形質転換して得られた形質転換体。 11、微生物が大腸菌である請求項10記載の形質転換
    体。 12、請求項10又は11記載の形質転換体を培養し、
    ヒト神経成長因子を生産せしめることを特徴とするヒト
    神経成長因子の生産方法。 13、誘導物質として I A(3−β−インドールアク
    リル酸)を添加して培養を行う請求項12記載のヒト神
    経成長因子の生産方法。 14、トリプトファンを含まない培地を用いて培養を行
    う請求項12又は13記載のヒト神経成長因子の生産方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DK161152C (da) * 1983-03-03 1991-11-11 Genentech Inc Polypeptid med egenskaber som human beta-nervevaekstfaktor og fremgangsmaade til fremstilling deraf, dna-isolat omfattende en sekvens som koder for polypeptidet, replicerbar udtrykkelsesvektor for dna-sekvensen, rekombinant vaertscelle transformeret med vektoren, farmaceutisk praeparat indeholdende polypeptidet og fremg. der omfatter anvendelsen af polypeptidet til fremst. af et farmaceutisk praeparat
JPH01211490A (ja) * 1988-02-19 1989-08-24 Tosoh Corp ヒト神経成長因子遺伝子セグメント
DE68915841T2 (de) * 1988-03-30 1995-02-02 Hitachi Chemical Co Ltd Verfahren zur Herstellung von Epidermal-Wachstumsfaktor durch genetische Transformation.

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