JPH03243653A - 耐衝撃性の良好なポリエステル系樹脂組成物 - Google Patents

耐衝撃性の良好なポリエステル系樹脂組成物

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JPH03243653A
JPH03243653A JP3944190A JP3944190A JPH03243653A JP H03243653 A JPH03243653 A JP H03243653A JP 3944190 A JP3944190 A JP 3944190A JP 3944190 A JP3944190 A JP 3944190A JP H03243653 A JPH03243653 A JP H03243653A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
polyester
monomer
vinyl
resin composition
Prior art date
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Pending
Application number
JP3944190A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Nagata
永田 巨雄
Kenji Hosokawa
健司 細川
Hideki Hosoi
細井 英機
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP3944190A priority Critical patent/JPH03243653A/ja
Publication of JPH03243653A publication Critical patent/JPH03243653A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐衝撃性の良好なポリエステル系樹脂組成物に
関する。さらに詳しくは、バンパースポイラ−フェイシ
ャ−などの自動車部材で、剛性とともに低温強度、たと
えば−10〜−30℃下での耐衝撃強度が要求される分
野に有益なポリエステル系樹脂組成物に関する。
〔従来の技術・発明が解決しようとする課題〕ポリエス
テル(ポリアルキレンテレフタレート)は、耐溶剤性、
成形性の良好な樹脂であるが、単独では強度、とくに低
温衝撃強度が不充分である。そのため、強度の改良を目
的として強化剤、たとえばMBS樹脂やABS樹脂を併
用する方法が提案されている。
しかし、既存のMBS樹脂やABS樹脂を使用して目的
の強度を達成しようとすると、多量の強化剤が必要にな
り、他の必要物性、たとえば剛性などが低下し、商品と
して不充分なものしかえられないという問題がある。
したがって、少量の添加量で低温衝撃強度か大幅に改良
でき、添加による他物性への悪影響の少ない強化剤の開
発が望まれている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は前記問題を解決するためになされたものであり
、 圓ポリエステル60〜95%(重量06、以下同様)お
よび (B)ジエン系ゴム70〜90%の存在下に、これと共
重合可能なメタクリル酸エステルモノマー40〜9〇九
、芳香族ビニル系モノマー1O〜60%およびその他の
ビニル系モノマー0〜5096からなるビニル系モノマ
ー30〜lO%をグラフト共重合させてえられた強化剤
40〜5% よりなることを特徴とする耐衝撃性の良好なポリエステ
ル系樹脂組成物 に関する。
〔作用・実施例〕 本発明に使用される■成分であるポリエステルとは、た
とえばポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレ
フグレートなどのポリアルキレンテレフタレートのこと
であり、一般に成形相のポリエステルとして使用されて
いるものであるかぎり、単品であってもブレンド品であ
ってもよく、また変性したものであってもよい。
本発明に使用される(Bl成分であるポリエステル用強
化剤は、ジエン系ゴム70〜90%の存在下にこれと共
重合可能なビニル系モノマー(以下、グラフトモノマー
ともいう)30〜lO%をグラフト共重合させてえられ
たものであり、該強化剤をうる際の前記ビニル系モノマ
ーは、メタクリル酸エステルモノマー40〜90%、芳
香族ビニル系モノマーlO〜60%およびその他のビニ
ル系モノマー0〜50%からなり、好ましくはジエン系
ゴム73〜85%の存在下に、メタクリル酸エステルモ
ノマー60〜85%、芳香族ビニル系モノマ15〜40
%およびその他のビニル系モノマー0〜25%からなる
ビニル系モノマー27〜15%をグラフト共重合させた
ものである。
前記ジエン系ゴムは、ジエン系モノマーを50%以上構
成成分として含有するものであり、たとえばブタジェン
ゴム、SBR5NBR、ブタジェン/アクリル共重合ゴ
ム(たとえばブタジェン/ブチルアクリレート共重合ゴ
ム)などが具体例としてあげられるが、これらに限定さ
れるものではない。
該ジエン系ゴムは、好ましくは1300〜5000A程
度、さらに好ましくは1800〜5000A程度の平均
粒子径を有するラテックスとして存在するのか、つぎに
行なうグラフト共重合にそのまま使用しうるという点か
ら好ましい。
また該ジエン系ゴム中のトルエン不溶分率(ゴムをトル
エン中に分散させた際にゴム全体量に対する不溶分の割
合)としては、一般に70%程度以上のものが使用され
、好ましくは80%以上である。
強化剤中に占めるジエン系ゴムの割合は、前述のごと<
70〜90%と高含有率であることが必要であり、70
%未満では強度的に従来のMBS樹脂を用いたばあいの
域を出ることが難しく、90%をこえるとグラフト効果
の低下による強度発現力の低下がおこるうえに、実際の
製造が困難になる。
前記ジエン系ゴムにグラフトさせるメタクリル酸エステ
ルモノマー、芳香族ビニル系モノマーおよびその他のビ
ニル系モノマーからなるグラフトモノマーは、強化剤中
に占める割合か前述のごと<10〜30%と少量である
ため、少量でグラフト効果を出せることが必要である。
このようなグラフトモノマーにするためには、メタクリ
ル酸エステルモノマー、芳香族ビニル系モノマーおよび
その他のビニル系モノマーの使用割合を前述のように設
定することが必要である。
グラフトモノマー中におけるメタクリル酸エステルモノ
マーの割合が40〜90%の範囲を外れると、マトリッ
クス樹脂(ポリエステル)との親相性が低下し、強度発
現力か低下するようになり、芳香族ビニル糸上ツマ−の
割合が10〜60%の範囲を外れると、やはり強度低下
がおこるようになる。
前記メタクリル酸エステルモノマーの具体例としては、
たとえばメタクリル酸メチル、メタクリル酸エチルなど
のメタクリル酸アルキルエステルモノマーなど、また、
芳香族ビニル糸上ツマ−の具体例としては、たとえばス
チレン、α−メチルスチレンなと、その他のビニル糸上
ツマ−の具体例としては、たとえばアクリル酸メチル、
アクリル酸エチルなどのアクリル酸アルキルエステルモ
ノマーなどや(メタ)アクリル酸などの重き性不飽和カ
ルボン酸、塩化ビニル、臭化ビニルなとのハロゲン化ビ
ニル、さらにはアクリロニトリルなどのシアン化ビニル
などがあげられる。しかし、シアン化ビニルは成形体の
着色が強くなることなどの理由のため使用しないか、使
用するにしても使用量を極力限定することが望ましい。
ジエン系ゴムにグラフトモノマーをグラフト共重合せし
める方法としては、レドックス系重合開始剤を使用する
乳化重合法が好ましく、公知のレドックス系開始剤の使
用が可能である。
たとえば、■有機過酸化物/(硫酸第1鉄、ソジウムホ
ルムアルデヒドスルホキシレート、エチレンジアミン酢
酸塩)系、■有機過酸化物/(硫酸第1鉄、グルコース
、ピロリン酸ナトリウム)系、■有機過酸化物/(硫酸
第1鉄、デキストロース、ピロリン酸ナトリウム)系な
との開始剤の使用が可能である。
また、グラフトモノマーの追加方法にもとくに限定はな
く、公知の方法を採用しうる。たとえば、連続1段追加
、2段追加などの方法が用いられつる。
製造される強化剤の粒子径は強度発現力の点から、グラ
フト重合体ラテックスの平均粒子径として1500〜7
000Aのものが好ましい。
前記のごとき強化剤がポリエステルの強化剤として使用
されるとき、剛性とともに良好な低温強度かえられる。
つまり、本発明に用いる強化剤を使用すれば、えられる
成形体の延性破壊の低温限界温度(脆化温度)か低温側
にシフトするのである。
前記強化剤の配合量としては、用途により異なるか、マ
トリックス樹脂であるポリエステルとの合計量が100
%になるように5〜40%、さらには15〜30%が適
当であり、5%未満では強度の発現が充分ではなく、ま
た、40%をこえると弾性率の低下に伴う剛性の低下か
顕著になり、好ましくない。
ポリエステルと強化剤とから本発明の組成物を調製する
方法にはとくに限定はなく、公知の方法により調製しう
る。
本発明の組成物には、前記ポリエステルおよび強化剤の
他に、ポリエステル系樹脂組成物に通常使用される、た
とえば顔料、無機フィラーなどの成分を適宜添加・配合
してもよいことは当然のことである。
つぎに、本発明の組成物を実施例をあげて説明するが、
これらはいずれも例示的なものであり、本発明の内容を
限定するものではない。
実施例1〜4および比較例1〜2 クメンハイドロパーオキサイド/(硫酸第1鉄、ソジウ
ムホルムアルデヒトスルホキシレート、エチレンジアミ
ン酢酸塩)系のレドックス系開始剤を用いて、第1表に
示す組成のグラフトモノマー20部(重量部、以下同様
)をポリブタジェン80部(固形分)に乳化重合法によ
りグラフト重合せしめた。えられたラテックスは公知の
方法で凝固、熱処理、乾燥を行ない、白色粉末状のグラ
フト共重合体をえた。なお、ポリブタジェンゴムラテッ
クスの平均粒子径は2300A (550」の波長の光
散乱を利用して測定)であり、ゴム中のトルエン不溶分
率は85%であった。
つぎに、東し調製のポリブチレンテレフタレート(# 
1401) 75部および耐衝撃性改良剤としての前記
グラフト共重合体(強化剤)25部、日産フェロ■製の
リン系安定剤(Ferro−904)0.2部をベント
付き2軸押出機(シリンダー直径40市、L/D−28
)を用い、樹脂温度約260℃で押出し泥練し、ペレッ
トをえた。えられたペレットを120℃で2時間乾燥さ
せたのち、射出成形して物性評価用サンプルをえた。
えられたサンプルのアイゾツト衝撃強度をVノツチ付き
1/8インチバーを用いてJIS K7110にしたか
って測定した。結果を第1表に示す。
なお、第1表中のHMAはメタクリル酸メチル、Stは
スチレンを示す。
〔以下余白〕
〔発明の効果〕 本発明の組成物を用いると、剛性とともに低温における
強度の大きい成形品かえられ、自動車部材などに好適に
使用しつる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A)ポリエステル60〜95重量%および(B)
    ジエン系ゴム70〜90重量%の存在下に、これと共重
    合可能なメタクリル酸エステルモノマー40〜90重量
    %、芳香族ビニル系モノマー10〜60重量%およびそ
    の他のビニル系モノマー0〜50重量%からなるビニル
    系モノマー30〜10重量%をグラフト共重合させてえ
    られた強化剤40〜5重量%よりなることを特徴とする
    耐衝撃性の良好なポリエステル系樹脂組成物。 2 前記強化剤が、ジエン系ゴム73〜85重量%の存
    在下に、メタクリル酸エステルモノマー60〜85重量
    %、芳香族ビニル系モノマー15〜40重量%およびそ
    の他のビニル系モノマー0〜25重量%からなるビニル
    系モノマー27〜15重量%をグラフト共重合させてえ
    られたものである請求項1記載の組成物。
JP3944190A 1990-02-19 1990-02-19 耐衝撃性の良好なポリエステル系樹脂組成物 Pending JPH03243653A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4580553B2 (ja) * 1998-07-17 2010-11-17 三菱レイヨン株式会社 熱可塑性樹脂組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4580553B2 (ja) * 1998-07-17 2010-11-17 三菱レイヨン株式会社 熱可塑性樹脂組成物

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