JPH0324344Y2 - - Google Patents

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JPH0324344Y2
JPH0324344Y2 JP9684386U JP9684386U JPH0324344Y2 JP H0324344 Y2 JPH0324344 Y2 JP H0324344Y2 JP 9684386 U JP9684386 U JP 9684386U JP 9684386 U JP9684386 U JP 9684386U JP H0324344 Y2 JPH0324344 Y2 JP H0324344Y2
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screw
injection
chamber
flow restriction
pressure
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JP9684386U
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JPS633421U (ja
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、電動機の回転力を用いて射出動作を
行う電動式射出装置に関するものである。
(ロ) 従来の技術 従来の電動式射出装置としては、例えば特開昭
61−16826号公報に示されるようなものがある。
これに示される射出成形機は可塑化及び射出の両
方とも電動化されており、射出動作は射出用電動
機の回転をボールねじ機構によつて直線運動に変
換し、これによりスクリユーを前進させることに
より行われる。このような電動式射出装置の場
合、充てん工程から保圧工程への切換え時に射出
用電動機を回転速度制御状態からトルク制御状態
に切換えることになるが、射出用電動機及びこれ
と一体に回転する部材の慣性のため、保圧切換信
号が出力されても直ちにはトルク制御状態には切
換わらず、応答の遅れが発生する。このため、成
形条件にばらつきを生じ、結果として成形不良を
発生する。このような応答遅れを防止するため
に、特開昭59−224324号公報には、制御用抵抗器
を用いて射出用電動機の急制動を行うことが開示
されている。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 しかし、射出用電動機の急制動を行うために
は、その回転エネルギーを吸収する大きな制動用
抵抗器を必要とし、価格が高いものになるという
問題点がある。本考案は、このような問題点を解
決することを目的としている。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、充てん工程から保圧工程への切換え
時に流体圧シリンダによつてスクリユーの前進動
作に抵抗を与えて制動することにより、上記問題
点を解決する。すなわち、本考案による電動式射
出装置は、流体圧シリンダ(エアシリンダ36)
のピストン40がスクリユー11と一体に前後進
するように連結されており、流体圧シリンダのス
クリユー前進時容積増大側の室44は常時開放状
態とされ、流体圧シリンダのスクリユー前進時容
積減少側の室42は流れ制限装置(可変絞り弁5
6)を介して作動流体が開放される状態と流れ制
限装置を介することなく作動流体が開放される状
態とを切換返50によつて切換え可能とされてい
る。なお、かつこ内は後述の実施例の対応する部
材である。
(ホ) 作用 電動機の回転によつてスクリユーが前進する充
てん工程中は、切換弁はスクリユー前進時容積減
少側の室を流れ制限装置を介することなく開放す
る状態となつている。従つて、流体圧シリンダの
ピストンの両側の室は共に開放されており、流体
圧シリンダはスクリユーの前進に対して抵抗を与
えていない。スクリユーの位置信号又は速度信号
に基づいて保圧切換信号が出力されると、切換弁
が切換わる。このため、流体圧シリンダのスクリ
ユー前進時容積減少側の室の作動流体は流れ制限
装置による抵抗を受け、流体圧シリンダのピスト
ンの移動に対して制動がかけられる。すなわち、
スクリユーに対して制動力が作用する。これと同
時に保圧切換信号により電動機が回転速度制御状
態からトルク制御状態に切換られる。これにより
所定どおり保圧工程が開始される。なお、電動機
の回転速度制御状態からトルク制御状態への切換
えは上記のように保圧切換信号の出力と同時に行
われなくてもよく、例えばスクリユーが十分に減
速されたことを確認した後、または保圧切換信号
が出力されてから所定間経過した後、切換えるよ
うにしてもよい。
(ヘ) 実施例 第1図に本考案の実施例を示す。射出シリンダ
10内のスクリユー11は、連結軸12によつて
駆動軸14と連結されている。駆動軸14には、
ボールねじ16と組合わされてボールねじ機構を
構成するボールナツト18がスラストベアリング
19を介して連結されている。ボールねじ16は
射出用電動機20と連結されている。射出用電動
機20は回転検出器22を備えている。駆動軸1
4には歯車24が一体に回転するように設けられ
ており、この歯車24はつば付きの歯車26とか
み合つている。歯車26はボールスプライン28
を介して軸30と連結されている。従つて、歯車
26は、軸30と一体に回転はするが、軸方向に
は相対移動可能である。軸30は可塑化用電動機
32と連結されている。ボールナツト18にはこ
れと軸方向に一体に移動するブラケツト34が設
けられており、このブラケツト34はエアシリン
ダ36(流体圧シリンダ)のピストンロツド38
と連結されている。エアシリンダ36はピストン
40によつて区画された2つの室42及び44を
有している。スクリユー11の前進方向への移動
時(第1図中で左方向への移動時)に容積が増大
する側の室44は管路46により常に大気に開放
されている。スクリユー11の前進時に容積が減
少する側の室42は管路48により電磁切換弁5
0に接続されており、電磁切換弁50は管路48
を管路52又は管路54に連通させることができ
る。管路52は常に大気に開放されている。管路
54は可変絞り弁56(流れ制限装置)を介して
管路58と連通している。管路58は常に大気に
開放されている。前述の射出用電動機20、可塑
化用電動機32及び電磁切換弁50の作動は、制
御器60からの信号によつて制御される。また、
回転検出器22の信号は制御器60に入力されて
いる。
次にこの実施例の作用について説明する。
通常の場合、電磁切換弁50は非励磁状態、す
なわち管路48を管路52に連通させる状態とし
てある。従つて、エアシリンダ36の室42及び
室44は共に大気に開放されており、ピストン4
0の移動に対して抵抗を与えていない。この状態
で可塑化用電動機2が駆動され、軸30、ボール
スプライン28,歯車26、歯車24、駆動軸1
4及び連結軸12を介してスクリユー11が回転
し、射出シリンダ10内の樹脂材料が混練・溶融
される。混練・溶融の進行に伴い、スクリユー1
1は射出シリンダ10の先端部の溶融樹脂圧力に
押されて後退する。従つて、歯車24及び歯車2
6は共に回転しながら第1図中で右方向に後退す
る。スクリユー11が所定位置まで後退したこと
が回転検出器22からの信号によつて検出される
と、可塑化用電動機32の駆動が停止される。
次いで、図示してない金型の締付けが完了する
と、充てん工程が開始される。すなわち、射出用
電動機20が回転速度制御状態で作動し、ボール
ねじ16が回転駆動さる。これにより、ボールナ
ツト18が前進し、スラストベアリング19、駆
動軸14及び連結軸12を介してスクリユー11
が前進し、溶融樹脂の充てん動作が行われる。充
てん工程の間は電磁切換弁50は非励磁のままで
あるので、エアシリンダ36はスクリユー11の
移動に対して抵抗を与えていない。スクリユー1
1が所定位置まで前進したことが回転検出器22
からの信号により検出されると保圧切換信号が出
力され、電磁切換弁50が励磁され、管路48が
管路54と連通する状態となり、室42の空気圧
は可変絞り弁56を介して大気圧に排出されるこ
とになる。従つて、可変絞り弁56の絞り効果に
より室42に圧力が発生し、ピストン40の前進
に対して低抗を与える。ピストン40はスクリユ
ー11と連結されているので、スクリユー11の
前進に対して抵抗が与えられることになる。これ
により、スクリユー11の前進速度が急速に低下
し、これに伴い射出圧力も低下する。保圧切換信
号が出力されると同時に、射出用電動機20はそ
れまでの回転速度制御状態からトルク制御状態に
切換られる。エアシリンダ36によつて生ずる抵
抗により、射出用電動機20、ボールねじ16な
どの有する慣性エネルギーが吸収されるので、急
速かつ円滑に射出用電動機20の上記切換えが行
われる。これにより、精密成形を行う上で重要な
保圧切換制御が安定した状態で精度良く行われ、
成形品の品質が安定し、生産性が向上する。
なお、この実施例では保圧切換信号が出力され
ると直ちに射出電動機20を回転速度制御状態か
らトルク制御状態に切換えるようにしたが、スク
リユー11の速度が所定値まで低下した後で切換
えるようにしてもよく、また保圧切換信号が出力
されてから計時を開始するタイマーによつて設定
された時間経過後に射出電動機20を切換えるよ
うにしてもよい。また、この実施例では流体圧シ
リンダとしてエアシリンダ36を用いたが、これ
に変えて油圧シリンダを用いることもできる。こ
の場合には管路46、管路52及び管路58はオ
イルタンクに対して開放されることになる。ま
た、この実施例では、流れ制限装置として可変絞
り弁56を用いてこれの絞りによつて室42に圧
力を発生させるようにしているが、これに代えて
圧力制御弁を用いても同様の作用が得られること
は明らかである。また、この実施例では射出用電
動機20に設けた回転検出器22によつてスクリ
ユー11の位置を検出するようにしたが、例えば
連結軸12の位置を検出する位置検出器からの信
号を用いるようにすることもできる。また、保圧
切換信号はスクリユー11が所定位置まで前進し
たときに出力するようにしたが、スクリユー11
の速度又は樹脂圧力に基づいて保圧切換信号を出
力するようにした場合についても同様に本考案を
適用することができる。
(ト) 考案の効果 以上説明してきたように、本考案によると、充
てん工程から保圧工程への切換え時に流体圧シリ
ンダの抵抗により射出用電動機などの慣性エネル
ギーを吸収するようにしたので、高価な電動機制
動用低抗器を必要とせず、経済的に充てん工程か
ら保圧工程への急速な切換えが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す図である。 10…射出シリンダ、11…スクリユー、16
…ボールねじ、18…ボールナツト、20…射出
用電動機、22…回転検出器、32…可塑化用電
動機、36…エアシリンダ、38…ピストンロツ
ド、40……ピストン、42…室、44…室、5
0…電磁切換弁、56…可変絞り弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電動機の回転運動を直線運動に変換してスクリ
    ユーを前後進させるように構成される電動式射出
    装置において、 流体圧シリンダのピストンがスクリユーと一体
    に前後進するように連結されており、流体圧シリ
    ンダのスクリユー前進時容積増大側の室は常時開
    放状態とされ、流体圧シリンダのスクリユー前進
    時容積減少側の室は流れ制限装置を介して作動流
    体が開放される状態と流れ制限装置を介すること
    なく作動流体が開放される状態とを切換弁によつ
    て切換え可能とされていることを特徴とする電動
    式射出装置。
JP9684386U 1986-06-26 1986-06-26 Expired JPH0324344Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9684386U JPH0324344Y2 (ja) 1986-06-26 1986-06-26

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JP9684386U JPH0324344Y2 (ja) 1986-06-26 1986-06-26

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Publication Number Publication Date
JPS633421U JPS633421U (ja) 1988-01-11
JPH0324344Y2 true JPH0324344Y2 (ja) 1991-05-28

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JP9684386U Expired JPH0324344Y2 (ja) 1986-06-26 1986-06-26

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