JPH03243154A - 電動機 - Google Patents

電動機

Info

Publication number
JPH03243154A
JPH03243154A JP2170624A JP17062490A JPH03243154A JP H03243154 A JPH03243154 A JP H03243154A JP 2170624 A JP2170624 A JP 2170624A JP 17062490 A JP17062490 A JP 17062490A JP H03243154 A JPH03243154 A JP H03243154A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grooves
winding
salient pole
auxiliary
poles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2170624A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Goto
誠 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2170624A priority Critical patent/JPH03243154A/ja
Publication of JPH03243154A publication Critical patent/JPH03243154A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、永久磁石のN極とS極を交互に配置された界
磁部を有する回転子と、複数相の電機子巻線を収納され
た複数個の巻線用の溝を配置された突極構造の電機子鉄
心を有する固定子を具備する電動機に関するものであり
、特に、コギング力等のトルク変動の小さい電動機を提
供するものである。
一般に、巻線を施すために巻線用の溝を設けて電機子鉄
心を突極構造〔巻線用の溝の間に突極(突出)した部分
を有する構造〕にした電動機は、突極構造でない電動機
と比較して巻線に多くの界磁磁束を鎖交させることかで
きるために、小型軽量で大きな出力トルクを出す電動機
となる。
しかし、電機子鉄心が突極構造という磁気的に不均一な
構造(巻線用の溝を有する構造)であるために、界磁部
の永久磁石の磁極との相互作用によってコギング力を発
生させるという欠点がある。
コギング力は、界磁部の永久磁石の磁極配置と電機子鉄
心の巻線用の溝(もしくは巻線用の溝の間に形成される
突極部)の配置に直接関係しており、突極構造の電機子
鉄心を使用しながらもコギング力の小さい電動機を実現
することが非常に難しかった。
また、永久磁石の着磁状B(磁極配置)と電機子鉄心の
巻線用の溝の配置とは、コギング力の発生に密接な関係
があると共に、巻線電流による発生トルクの変動分(’
iit磁トルクのトルク・リンプル)とも密接な関係が
あり、その両者を同時に小さくすることはさらに難しか
った。
第1図に巻線用の溝による突極構造の電機子鉄心を有す
る従来例の電動機の要部構成図を示す。
これを説明すると、■は回転子を構成する円環状の永久
磁石で構成された界磁部、2はその界磁部1の内側に同
心的に配設された固定子を構成する電機子鉄心であり、
電機子鉄心2の巻線用の溝3a、3b、3cは界磁部1
の磁極面(着磁内面)に対して所要の間隙をあけて対向
させられている。
tI!子鉄心2の巻線用の溝3a、3b、3c(D間に
形成された突極部3a、3b、3cの基部には、巻線4
a、4b、4cが集中巻して巻線されている。それらの
巻線4a、4b、4cに周知の適当な駆動回路によって
電流を流すことにより、界磁部1の磁極との電磁的な相
互作用により電磁トルクを発生し、回転力(トルク)を
得る。これにより、界磁部1の回転子が回転駆動される
次に、この第1図の従来例のコギング力について説明す
る。コギング力は界磁部の磁極と電機子鉄心の間の磁場
に貯えられた磁気エネルギーが、界磁部の回転に応じて
変化することによって生しるものである。特に、永久磁
石の磁極による界磁部を使用した場合には、界磁部の磁
極の各部分は固定磁化(永久磁化)されているので、界
磁部の磁極に起因する磁気的な周期・波形は、界磁部の
磁化状態によって決まった固有の調波成分を有する。一
方、電機子鉄心の巻線用の溝に起因する磁気的不均一性
の周期・波形も、電機子鉄心の溝の配置によって決まっ
た固有の調波成分を有する。
このような場合には、界磁部lの磁極による磁気的な周
期性と電機子鉄心2の溝による磁気的な周期性の両者に
共通して存在する調波成分(整合成分)のコギング力が
生しる。
第1図において、反時計方向にみたときの角度θにおけ
る永久磁石の界磁部lの表面の半径方向の磁束密度BM
(θ)は、第2図(a)に示すように台形波状に変化し
、N極とS極の発生する磁束密度(磁石の磁束密度)の
分布は反対符号ながらも対称的、もしくはほぼ対称的な
特性になされている。
また、N極とS極の磁極の切り換わりは、連続的で滑ら
かになっている。
磁気エネルギーは磁束密度B2の2乗に関係する量であ
るから、界磁部1の有する磁気的な周期・波形(磁束密
度を2乗した波形)をフーリエ級数展開したときの基本
的な調波成分は、一般に、磁極数4を次数とする第4次
調波戒分となる。ここで、1回転に1回の正弦波成分を
第1次調波戒分とする。すなわち、界磁部lは第4次調
波成分を基本成分として、第8次、第12次、第16次
・・・・・・などの高調波成分を含んでいることになる
一方、lit用の溝3a、3b、3cに、にっ7生しる
電機子鉄心2の磁気的不均一性は、界磁部lの表面の各
点からみた電機子鉄心2のパーミアンス(磁気抵抗の逆
数)の場所的な変動によって表わされ、同様にフーリエ
級数展開できる。従って、第1図の電機子鉄心2の磁気
的不均一性の基本的な調波成分は第3次調波戒分となる
。すなわち、第3次調波戒分を基本成分として、第6次
、第9次、第12次、・・・・・・などの高調波成分を
も含んでいることになる。コギング力は、界磁部1と電
機子鉄心2に共通して存在する成分(整合成分)が生し
るから、本従来例においては第12次、第24次、第3
6次、・・・・・・などの調波成分が王に生しることに
なる。
第2図中)に、本従来例のコギング力を1回転分につい
て示す。
次に、本従来例のトルク・リップルについて説明する。
第3図は電機子鉄心2の巻線用の溝の近傍における磁束
の分布を示す図である。同図において、界磁部1から出
た磁束は矢印で示すように、その大部分が磁気抵抗の高
い溝部をさけて突極部に吸いとられる。その結果、突極
部の実効的なピッチは先端部分のピッチより広くなり、
本従来例では、はぼ120°となる。巻線4aと鎖交す
る磁束は突極部2aに流入する磁束に等しいから、巻線
4aの実効ピッチがほぼ120°といえる。他の巻線4
b、4cについても同様である。
第4図は、本従来例の界磁部1と巻線4a(または4b
、4C)との関係を示す概略展開図である。同第4図に
おいて、界磁部lは平面展開されており、また、巻線4
aは等価的に実効ピッチ120°の1タ一ン巻線5に置
き換えである。ここで、巻線5に電流lを流すと、界磁
部1との電磁作用によって回転力Mが生しる。その大き
さは、フレミングの左手の法則より、電流と磁束密度に
比例するから、 Mooi −([3,(θ、+60’ )B、(θ。−
60°)〕 ・・・・・・(1)となる。ここに、θ。
は回転角を表わし、第1図に示すように界磁部lの基準
点Aと電機子鉄心2の基準点Bと回転中心0とがなす角
ZAOBである。前記(1)式より、回転力Mは巻線の
実効ピッチの両端における磁束密度B、(θo+60”
)、!:B、(θo−60°)の差に比例することがわ
かる。回転角θ。の変化に対する第1図の各巻線4a、
4b、4cの各実効ピッチ両端における磁束密度の差の
変化を第5図(a)に示す。
この場合、第5図(b)に示すように回転角θ。に応じ
て変化する相数3に対応した所定の位相差を有する電流
ia、ib、icを各巻線4a、4b。
4cに通電すれば、第5図(C)に示すような所定方向
への回転力Mを発生する。ここで、一定値の電流を3相
に分配し、て通電するときの回転力Mの変動分が、トル
ク・リップルであるから、本従来例のトルク・リップル
は第5図(C)のΔMとなる。
本発明は、コギング力について考慮し、永久磁石のN極
とS極を交互に配置された界磁部を有する回転子と、複
数相の電機子巻線を収納された複数個の巻線用の溝を配
置された突極構造の電機子鉄心を有する固定子を具備す
る電動機であって、コギング力の非常に小さい電動機を
実現したものである。また、トルク・リンプルについて
も考慮し、コギング力とトルク・す、プルを同時に非常
に小さくした電動機も実現している。次に、本発明の実
施例について第6図乃至第10図を参照して説明する。
第6図は本発明の第1の実施例の要部構成図を示し、図
中の11は回転子を構成する円環状の永久磁石で構成さ
れた界磁部で、ここでは4極着磁の場合を示している。
12は、その界磁部11の内側に同心的に配設された固
定子を構成する電機子鉄心であり、3相の電機子巻線1
3a、13b、13cが巻装(収納)された巻線用の溝
16a、16b、16c。
16d、16e<16fを有する突極構造になってTE
いる。電機子鉄心12の巻線用の溝16a〜16fは不
等角度間隔に配置され、巻線用の溝の間に形成される突
極部12a、12b、12c14a、14b、14cの
実効ピッチ(突極部の両端の巻線用の溝の中心間の角度
間隔)は2種類に異なっている。実効ピッチの長い方の
突極部12a、12b、12cを主突極部と呼び、実効
ピッチの短い方の突極部14a、14b、14cを補助
突極部と呼ふ。主突極部12a、12b。
12cの実効ピッチと補助突極部14a、14b14c
の実効ピッチの比は4:1(整数比)、もしくはほぼ4
:1にされている。また、上記各主突極部12a、12
b、12cの前記界磁部11の着磁内面と対向する部分
には、それぞれ3つの補助溝15a、、15a2.15
a3.15b、。
15b2.15b3.15c、、15c215c3が回
転軸心(図面の紙面に対して垂直な軸心線)と平行して
設けられている。なお、巻線13a、13b、13cは
それぞれ主突極部12a、12b、12cの基部に集中
巻きして巻回されており、補助突極部14a、14b1
4cはそれぞれ主突極部12aと12bの間、12bと
12cの間、12Cと12aの間に配置されている。補
助溝15 a 1+ 15 a 2.15 a 3.1
5 b、 、  15 b2. 15 b3.15C1
15C2,15C3は巻線用の溝16a、16b16c
  16d、16a、16fよりもかなり浅く形成(3
分の1以下)されており、巻線13a。
13b、13cを収納する巻線用の溝16a16b、1
6c、16d、16e、16fに十分な空間を確保する
ようにしている。また、各主突極部に設けられた3個の
補助溝は主突極部表面(界磁部11の磁極と対向する面
)の中心部分に対して対称的、もしくはほぼ対称的に配
置されている。
なお、第6図の実施例では前記主突極部12a〜12c
と補助突極部14a−14cとは一体的に形成されてお
り、これはフェライト材料で構成しても良いし、多数枚
のけい素m板の積層体で構成しても良い。
次に、この第6図の実施例の構造によって得られる効果
について説明する。
まず、コギング力についての効果を第8図を参照して説
明する。第8図は、主突極部12bと補助突極部14a
間の溝16bの人口付近での磁束の分布を代表して表わ
した図であり、溝16bが界磁部11のN極と対向して
いるものとする。もちろん他の溝16a、16c、16
d、16e16fにおいても同様である。
同第8図において、永久磁石による界磁部11の磁極の
各部分は固定磁化されているので(その磁化の強さは永
久磁石材料の材質に依存する飽和磁束密度によってきま
る)、界磁部11の磁極の各部分からその永久磁化に応
した磁束が発生する。
界磁部11の固定磁化された磁極から発生する磁束は矢
印の線で示すように、大部分が磁気抵抗の高い溝部を避
けて、主突極部12bまたは補助突極部14aに吸いと
られ、図示の破線Hより深く入り込む磁束は非常に少な
くなる。従って、溝の深さは破線Hより深くても、磁気
的には破線Hの深さのものとほぼ同等である。そこで、
第6図に示すように、各巻線用の溝(16a〜16f)
と等しい、もしくはほぼ等しい開口幅を有し、深さの浅
い各補助溝(15a、、15a3.15b1〜15b3
.15c、 〜L5c3)は、磁気的に同等、もしくは
ほぼ同等程度の作用効果を有するようになる。その結果
、補助溝15a1〜15 a3 。
15b、〜15b3,15c、 〜15c3を設けるこ
とにより、電機子鉄心12の磁気的不均一性の状態は変
化する。本実施例においては、各主突極部12a、12
b、12cの実効ピッチと各補助突極部14a、L4b
、L4cの実効ピッチの比が4:1(整数比)であり、
主突極部12a。
12b、12cの実効ピッチを4等分、もしくはほぼ4
等分する位置に補助溝15a、〜15a3゜15b1〜
15b3,15c、〜15c8を設けている。
すなわち、電機子鉄心12が有する溝は全て磁気的に同
等であり、それらが電機子鉄心12の中心Oに対して等
角度間隔または、はぼ等角度間隔に配置された形となっ
ている。従って、第6図に示した実施例のits子鉄心
12の磁気的不均一性の周期・波形の基本的な成分は第
15次調波戒分となり、その高調波成分である第30次
、第45次、第60次・・・・・・などが含まれること
になる。
また、界磁部11が有する調波成分は、先述の従来例と
同様に第4次調波成分を基本として、第8次、第12次
、・・・・・・などである。従って、コギング力として
は、第60次、第120次、・・・・・・などの調波成
分が生しることになる。第2図(C)に本発明の実施例
のコギング力を示す。この結果を第2図中)に示す従来
例のコギング力と比較すると、第12次、第24次、・
・・・・・などの調波成分のコギング力が欠落(または
減少)し、さらにコギング力の基本的な調波成分の次数
は従来例では第12次であるのに対して、本実施例にお
いては第60次と5倍の高次の成分となっている。
一般に、永久磁石の磁極による界磁部を使用する電動機
では、コギング力の各成分の大きさは、界磁部の有する
該当成分の大きさと電機子鉄心の有する該当成分の大き
さの積に関係し、その積が小さくなればコギング力の該
当成分の大きさも小さくなるものである。また、界磁部
および電機子鉄心の有する調波成分は、通常高次の成分
になる程、その大きさは減衰するから、第12吹成分(
従来例)に比べて第60吹成分(本実施例)はかなり小
さいのが普通である。従って、前述のごとき補助溝15
a1−15a、、15b、 〜15b3.15c、〜1
5C3を設けることにより、コギング力に関与し得る界
磁部およびtIl子鉄心の調波成分の数が少なくなるば
かりでなく、コギング力の基本的な調波成分が高次の成
分となることにより、コギング力は減少する。
次に、トルク・リップルについて説明する。電機子鉄心
12に補助突極部14ax14cを設けることにより、
巻線13a〜13cが巻回された主突極部12a〜12
cの実効ピッチは界磁部11のl磁極ピッチに近づき、
およそ120’X(415)=96” (1M1極ピツ
チの約1.07倍)となっている(主突極部の実効ピッ
チは1磁極ピツチと等しくない)、従って、巻線13a
、13b13cの実効ピッチは96°となる。界磁部1
1の表面の磁束密度BM(θ)を先述の従来例と同じく
第2図(a)とすれば、各巻線13a、13b。
13cの実効ピッチの両端における磁束密度の差は、回
転角θ。の変化に対して第7図(a)のように変化する
。このとき、従来と同様に、第7図(b)に示すような
回転子の回転角θ。に応じて変化する3相の電流ia、
ib、icを3相の巻wA13a;13b、13cにそ
れぞれ流すと、回転力Mおよびトルク・リップルΔMは
第7図(C)に示すようになる。第5図(C)に示す従
来例のトルク・リップルと比較すると、本発明の実施例
のトルク・リップルが大幅に小さくなっていることがわ
かる。
本実施例に示すように、巻線用の溝の配置を不等角度間
隔にし、巻線用の溝の間に形成される突極部の実効ピッ
チを複数種類に異ならせ(たとえば主突極部と補助突極
部)、任意の2個の突極部の実効ピッチの比を整数比、
もしくはほぼ整数比にしくたとえば各主突極部と各補助
突極部の比は4:l、各主突極部と各主突極部の比はl
:1、各補助突極部と各補助突極部の比は1:1)、少
なくとも1個の突極部の界磁部の磁極と対向する位Iに
少なくとも1個の補助溝を設け(たとえば各主突極部に
3個ずつの補助溝を配設、(補助溝を巻線用の溝と磁気
的に同等、もしくはほぼ同等程度とし、巻線用の溝と補
助溝からなる溝の全体を等角度間隔、もしくはほぼ等角
度間隔となるように配置し、巻線用の補助溝からなる溝
の総数Tを界磁部の極数Pの公倍数(整数倍)と異なら
せる(たとえばT=19.P=4)ならば、電機子鉄心
12の磁気的不均一性の周期・波形と界磁部11の有す
る磁気的な周期・波形との整合成分がかなり高次の調波
成分になるために、コギング力の非常に小さい電動機と
なる。特に、巻線用の溝を不等角度間隔に配置した電機
子鉄心の場合の巻線用の溝と補助溝の計画的な配置によ
り、巻線用の溝の個数をF(=6)、補助溝の個数をJ
(=9)、巻使用の溝と補助溝からなる溝の総数をT(
=F+J=15)、tm子巻線の相数をD(=3)とし
、巻線用の溝の相数りと界磁部の極数P(=4)の最小
公倍数を■(−12)、溝の総数Tと極数Pの最小公倍
数をW(=60)とするとき、Wが■・T/F(=30
)よりも大きな整数になるようにすれば、コギング力の
非常に小さい電動機を得ることができた(括弧内の値は
第6図の実施例に対応)。すでに説明したコギング力に
ついての議論によって理解されるように、従来例の電動
機、および第6図において補助溝15a1〜15C3の
ない場合の電動機のコギング力の基本成分(基本的な調
波成分)の次数は■=12に等しく、第6図の実施例の
電動II(補助溝の有る場合)のコギング力の基本成分
の次数はW−60に等しくなっている。
第6図の電機子鉄心の溝の総数は、補助溝のない場合に
F=6に等しく、補助溝の有る場合にT=15となる。
通常、コギング力の基本成分の次数は溝の総数に比例し
て増えるので、溝の数が増えた度合(T/Fの値)に比
例してコギング力の基本成分の次数も増え、補助溝を設
けた場合のコギング力の基本成分の次数は■・T/F=
30になると考えるのが常識である。しかしながら、本
発明の電動機の場合は、このような常識を越えるもので
あり、補助溝の有る場合のコギング力の基本成分の次数
はw=60(>v−T/F=30)になっている。また
、第6図の実施例は、このような関係の巻線用の溝や補
助溝の計画的な配置が可能であることを示している。そ
の結果、少数の補助溝を配設することによりコギング力
の基本成分の次数をかなり高次にでき、コギング力の非
常に小さい電動機となった。
特に、前述の実施例のように3相の電機子巻線を有する
場合には、巻線用の溝と補助溝からなる溝の総数Tを奇
数にすることにより、TをPの公倍数と異ならせること
が簡単にできる。なぜなら、永久磁石の磁極によって界
磁部を構成する場合には界磁部の極数Pが偶数になるか
ら、Tが奇数ならばPの公倍数にならない。
さらに、本実施例に示すように、電機子鉄心の巻線を巻
回された主突極部(巻線が集中的に巻回された実効ピッ
チの良い突極部)の間に補助突極部(巻線の巻回されて
いない実効ピッチの短い突極部)を計画的に配置し、不
要な磁束が主突極部に流出入しないようにするならば、
各主突極部の実効ピッチを簡単に界磁部の1磁極ピツチ
に近づけることができるので、トルク・リップルも同時
に小さくできる。このとき、コギング力を小さくするた
めには、主突極部の実効ピッチを界磁部の1m極ピツチ
に等しくしないことが重要である。
また、本実施例に示すように、電機子鉄心が有する全て
の突極部を同一部材にて形成すれば、電機子鉄心の構造
が簡単になると共に、巻線用の溝や補助溝の角度間隔を
均一化することができ、コギング力に対する本発明の効
果が非常に安定する。
しかし、電機子鉄心の突極部の全てを同一部材にて形成
しない場合でも良い。たとえば、前述の実施例において
、電機子鉄心の主突極部に対して補助突極部を別体にし
て、主突極部に巻線を施した後に補助突極部を有する磁
性体を取り付けるようにすると、巻線が容易になる。
本発明の別の実施例を第9図に示す。これは、前述の第
6図の実施例において、巻線用の溝や補助溝の配置を変
えたものである。回転子を構成する円環状の永久磁石に
よる4極の磁極を有する界磁部11と、その内側に同心
的に配設された固定子を構成する電機子鉄心12を具備
している。電機子鉄心12は、3相の電機子巻線13a
13b、13cが巻装(収納)された巻線用の溝16a
、16b、16c、16d、16e16fを有する突極
構造になっている。電機子鉄心12の巻線用の溝16a
〜16fは不等角度間隔に配置され、巻線用の溝の間に
形成される突極部12a、12b、12c、14a、1
4b。
14cの実効ピッチは2種類に異なっている。実効ピッ
チの長い方の主突極部12a、12b。
12cと実効ピッチの短い方の補助突極部14a。
14b、14cの実効ピッチの比は7:2(整数比)、
もしくはほぼ7:2にされている。また、上記各主突極
部12a、12b、12cの前記界磁部11の着磁内面
と対向する部分には、それぞ6つの補助溝17a、、1
7a2,17a8゜17a、、17a5,17a6,1
7b1゜17b2,17b3,17b、、17b5゜1
7b6,17c、、17c2,17c3゜17 C,、
17C5,17c6が回転軸心(図面の紙面に対して垂
直な軸心線)と平行して設けられている。同様に、上記
各補助突極部14a14b、14cの前記界磁部11の
着磁内面と対向する部分には、それぞれ1つの補助溝1
8a18b、18cが回転軸心と平行して設けられてい
る。なお、巻線13a  13b  13cはそれぞれ
主突極部12a、12b、]、2cの基部に集中巻きし
て巻回されており、補助突極部14a14b、14cは
それぞれ主突極部12aと12bの間、12bと12.
cの間、12cと12aの間に配置されている。また、
各主突極部に設けられた6個の補助溝は主突極部表面(
界磁部11の磁極と対向する面)の中心部分に対して対
称的、もしくはほぼ対称的に配置されている。
各補助溝17a、−17a6,17b、 〜17b6.
17c、 〜17c6および18a〜18cは、各巻線
用の溝16a〜16fと磁気的に同等の効果を有し、そ
れらの補助溝および巻線用の溝の全体が電機子鉄心12
の中心Oに対しておよそ13.3° (補助突極部の実
効ピッチの+A)の等角度間隔、もしくはほぼ等角度間
隔に配置されている。
次に、コギング力について説明する。本実施例において
も、巻線用の溝の配置を不等角度間隔にし、巻線用の溝
の間に形成される突極部の実効ピッチを複数種類に異な
らせ(たとえば主突極部と補助突極部)、任意の2個の
突極部の実効ピッチの比を整数比、もしくはほぼ整数比
にしくたとえば各主突極部と各補助突極部の比は7:2
、各主突極部と各主突極部の比はl:1、各補助突極部
と各補助突極部の比はI : l)、少なくとも1個の
突極部の界磁部の磁極と対向する位置に少なくとも1個
の補助溝を設け(各主突極部に6個ずつの補助溝を配設
し、各補助突極部に1個の補助溝を配設)、補助溝を巻
線用の溝と磁気的に同等、もしくはほぼ同等程度とし、
巻線用の溝と補助溝からなる溝の全体を等角度間隔、も
しくはほぼ等角度間隔となるように配置し、巻線用の溝
と補助溝からなる溝の総数Tを界磁部の磁極Pの公倍数
(整数倍)と異ならせ(たとえばT=27.P=4)、
電機子鉄心】2の磁気的不均一性の周期・波形と界磁部
11の有する磁気的な周期・波形との基本的な整合成分
がかなり高次の調波成分にして(第10831i波成分
)、コギング力の非常に小さい電動機を得ている。特に
、巻線用の溝を不等角度間隔に配置した電機子鉄心の場
合の巻線用の溝と補助溝の計画的な配置により、巻線用
の溝の個数をF(=6)、補助溝の個数をJ(=21)
、巻線用の溝と補助溝からなる溝の総数をT(=F+J
=27)、を義子巻線の相数をD (=3)とし、巻線
用の溝の相数りと界磁部の極数P (=4)の最小公倍
数をV(=12)、溝の総数Tと極数Pの最小公倍数を
W(=108)とするとき、WがV −T/F(=54
)よりも大きな整数になるようにして、コギング力の非
常に小さい電動機を得ることができた(括弧内の値は第
9図の実施例に対応)。
次に、本実施例のトルク・リンプルについて説明する。
主突極部12a、12b、12cの実効ピッチはおよそ
93.4°であるから、巻線13a。
13b、13cの実効ピッチもおよそ93.4°と13
b、13cの実効ピッチもおよそ93.4°となる。従
って、主突極部の実効ピッチを界磁部11の1磁極ピツ
チ90″に近づけているから(約1.04倍)、本実施
例のトルク・りンブルは小さくなる。このとき、コギン
グ力とトルク・リップルを同時に小さくするためには、
主突極部の実効ピッチを界磁部の1磁極ピッチと異なら
せることが重要である。
第10図に4相の電機子巻線を使用した本発明の実施例
を示す。第10図において、21は6極着磁された円環
状の永久磁石よりなる界磁部であり、回転子を構成して
いる。22は界磁部21の内側に同心的に配設された固
定子を構成する電機子鉄心である。電機子鉄心22は、
4相の電機予巻I#I26a、26b、26c、26d
が巻装(収納)された巻線用の溝27a、27b、27
c27d、27e、27f、27g、27hを有する突
極構造になっている。電機子鉄心22の巻線用の溝27
a〜27fは不等角度間隔に配置され、巻線用の溝の間
に形成される突極部22a、2222b   22c、
  22d、  24a、  24b、  2424c
、24dの実効ピッチは2種類に異なっている。実効ピ
ッチの長い方の主突極部22a。
22b、22c、22dと実効ピッチの短い方の補助突
極部24a、24b、24c、24dの実効ピッチの比
は5:2(整数比)、もしくはほぼ5:2にされている
。また、上記各主突極部22a、22b、22c、22
dの前記界磁部21の着磁内面と対向する部分には、そ
れぞれ4つの補助溝23a、、23a2,23a323
a、、23b、、23b2.23b2゜23b、、23
c、、23c2.23c2.23c、、23d1.23
d2,23d3゜23d、が回転軸心と平行して設けら
れている。
同様に、上記各補助突極部24a、24b。
24c、24dの前記界磁部21の着磁内面と対向する
部分には、それぞれ1つの補助溝25a。
25b、25c、25dが回転軸心と平行して設けられ
ている。なお、巻1#I26a、26b。
26c、26dはそれぞれ主突極部22a。
22b、22c、22dの基部に集中巻きして巻回され
ており、補助突極部24a、24b24c、24dはそ
れぞれ主突極部22aと22bの間、22bと22cの
間、22cと22dの間、22dと22aの間に配置さ
れている。また、各主突極部に設けられた4個の補助溝
は玉突極部表面(界磁部21の磁極と対向する面)の中
心部分に対して対称的、もしくはほぼ対称的に配置され
ている。
各補助溝23a1〜23a、、23b、 〜23b、、
23c、〜23c、、23d、〜23d、および18a
〜18dは、各巻線用の溝27a〜27hと磁気的に同
等の効果を有し、それらの補助溝および巻線用の溝の全
体が電機子鉄心22の中心○に対しておよそ12.86
° (補助突極部の実効ピッチの%)の等角度間隔、も
しくはほぼ等角度間隔に配置されている。
次に、コギング力について説明する。本実施例において
も、巻線用の溝の配置を不等角度間隔にし、巻線用の溝
の間に形成される突極部の実効ビノチを複数Il類に異
ならせ(たとえば主突極部と補助突極部)、任5會の2
個の突極部の実効ピッチの比を整数比、もしくはほぼ整
数比にしくたとえば各主突極部と各補助突極部の比は5
:2、各主突極部と各主突極部の比は1:1、各補助突
極部と各補助突極部の比は1 : l)、少なくとも1
個の突極部の界磁部の磁極と対向する位置に少なくとも
1個の補助溝を設け(各主突極部に4個ずつの補助溝を
配設し、各補助突極部に1個の補助溝を配設)、補助溝
を巻線用の溝と磁気的に同等、もしくはほぼ同等程度と
し、巻線用の溝と補助溝からなる溝の全体を等角度間隔
、もしくはほぼ等角度間隔となるように配置し、巻線用
の溝と補助溝からなる溝の総数Tを界磁部の極数Pの公
倍数(整数倍)と異ならせ(たとえばT=28.P=6
)、電機子鉄心22の磁気的不均一性の周期・波形と界
磁部21の有する磁気的な周期・波形との基本的な整合
成分がかなり高次の調波成分にして(第84調波成分)
、コギング力の非常に小さい電動機を得ている。特に、
sm用の溝を不等角度間隔に配置した電機子鉄心の場合
の巻線用の溝と補助溝の計画的な配置により、巻線用の
溝の個数をF(=8)、補助溝の個数をJ (−20)
、巻線用の溝と補助溝からなる溝の総数をT (=F+
、J = 28 ) 、電機子巻線の相数をD(=4)
とし、巻線用の溝の相数りと界磁部の極数P(=6)の
最小公倍数をV(=12)、溝の総数Tと極数Pの最小
公倍数をW(−84)とするとき、Wが■・T/F(=
42)よりも大きな整数になるようにして、コギング力
の非常に小さい電動機を得ることができた(括弧内の値
は第10図の実施例に対応)。
次に1本実施例のトルク・リップルについて説明する。
主突極部22a、22b、22c、22dの実効ピッチ
はおよそ6463°であるから、巻線26a、26b、
26c、26dの実効ピッチもおよそ64.3°となる
。従って、主突極部の実効ピッチが界磁部11のl磁極
ピッチ60@に近づけているから(約1.07倍)、本
実施例のトルク・リップルは小さくなる。なお、主突極
部の実効ピッチは1磁極ピツチと等しくなってはいない
以上の説明から明らかなように、本発明の電動機は巻線
用の溝が不等角度間隔に配置された電機子鉄心を使用し
、電機子鉄心の突極部に補助溝を設け、巻線用の溝と補
助溝を計画された有効な配置にすることによって、コギ
ング力の非常に小さい電動機を実現している。さらに、
実効ビノヂの長い主突極部に巻線を施し、巻線を巻回し
ていない実効ピッチの短い補助突極部を設け、主突極部
の実効ピッチと補助突極部の実効ピッチを整数比、もし
くはほぼ整数比にし、補助溝と巻線用の溝からなる溝の
全体を等角度間隔、もしくはほぼ等角度間隔に配置し、
巻線用の溝と補助溝からなる溝の総数を界磁部の極数の
公倍数と異ならせると共に、主突極部の実効ピッチを界
磁部のl磁極ピッチに近づける(等しくない)ならば、
コギング力とトルク・リップルを同時に小さくした電動
機が実現できた。このような電動機の場合には、補助溝
と補助突極部がコギング力とトルク・リップルに複数に
関係し、補助溝と補助突極部の両者の相乗効果によって
、発生トルクの変動(コギング力とトルク・リップル)
を大幅に小さくしている。
これは、次の理由によるものである。本発明の巻線用の
溝と補助溝の計画された配置によるコギング力の低減効
果が大きく、界磁部の磁極を強く形成して磁束密度の分
布を矩形波状に近づけても、コギング力はさほど大きく
ならない。その結果、磁束密度の分布の平坦部の幅を広
くでき、トルク・りンフ゛Jしを小さくできた。すなわ
ち、コギング力とトルク・リンプルの同時に小さい電動
機が実現できた。
以上のように、本発明はコギング力の非常に小さい電動
機を実現したものである。さらに、トルク・リップルに
ついても考慮し、コギング力とトルク・リップルが同時
に非常に小さい電動機も実現している。これにより、ト
ルク変動が橋めて少ない電動機が実現できた。従って、
本発明に基づいて、特に音響機器用電子整流子型電動機
を構成した場合には、振動やトルク変動を極小にし得る
ため、極めて高性能な音響機器を得ることが可能となる
なお、前記の本発明の実施例においては、外転型の例を
示したが、内転型であっても本発明の効果は得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電動機の要部構成図、第2図(al(b
)、 (C)は界磁部の磁束密度とコギング力との関係
を示す図、第3図は従来の電動機の電機子鉄心の突極部
間における磁束の分布を示す図、第4図は同従来の電動
機の界磁部と巻線の関係を示す概略展開図、第5図(a
)、 (b)、 (C)は従来の電動機の回転角に対す
る磁束密度差と巻線電流および回転力の関係を示す図、
第6図は本発明の一実施例の要部構成図、第7図(a)
、 (b)、 (C)は同本発明の実施例の回転角に対
する磁束密度差と巻線電流および回転力の関係を示す図
、第8図は同本発明の実施例の電機子鉄心の突極部間に
おける磁束の分布を示す図、第9図および第10図はそ
れぞれ本発明の他の実施例の要部構成図である。 11.21・・・・・・界磁部、12.22・・・・・
・電機子鉄心、16 a 〜16 f、  27 a〜
27 h・−・・=巻線用の溝、13 a 〜13 c
、  26 a 〜26 d・−−−−−電機子巻線、
12 a〜12 c、22 a〜22 cL・・・・・
主突極部、14 a 〜14 c、24 a〜24 d
−−−−・−補助突極部、15a、 〜15a3.15
J 〜15b315c、 〜15c3,17a1〜17
a、。 17b、〜、17b、、17c1〜17c、、18a〜
18c、23a  〜23a    23b、 〜1 
         41 23b4,23c、 〜23c、、23d、 〜23d
、、25a〜25d・・・・・・補助溝。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)等角度間隔程度に永久磁石のN極とS極を交互に
    合計P極(ここに、Pは偶数)円周上に配置された界磁
    部を有する回転子と、D相(ここに、Dは4以下の整数
    )の電機子巻線が巻装された複数個の巻線用の溝を配置
    された電機子鉄心を有する固定子を具備し、前記回転子
    の回転に応じて前記D相の電機子巻線への電流を相数D
    に対応した位相差をもたせて変化させることによって回
    転力を得る電動機であって、前記電機子鉄心の前記巻線
    用の溝の間に形成される突極部の実効ピッチを複数種類
    に異ならせ、前記突極部の任意の2個の実効ピッチの比
    を整数比程度になし、少なくとも1個の前記突極部の前
    記界磁部の磁極と対向する位置に少なくとも1個の補助
    溝を設け、前記電機子鉄心の前記巻線用の溝と前記補助
    溝からなる溝の全体を等角度間隔程度に配置されるよう
    にし、さらに、前記巻線用の溝と前記補助溝からなる溝
    の総数Tを前記界磁部の極数Pの公倍数と異ならせ、前
    記巻線用の溝の個数をF、前記電機子巻線の相数Dと前
    記界磁部の極数Pの最小公倍数をV、前記溝の総数Tと
    前記極数Pの最小公倍数をWとするとき、WをV・T/
    Fよりも大きな整数にした電動機。
  2. (2)電機子鉄心は実効ピッチの異なる2種類の突極部
    を有し、実効ピッチの長い前記突極部には電機子巻線が
    集中巻きして巻回され、実効ピッチの短い前記突極部に
    は前記電機子巻線が巻回されていないことを特徴とする
    特許請求の範囲第(1)項に記載の電動機。
  3. (3)電機子鉄心は実効ピッチの異なる2種類の突極部
    を交互に配置されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第(2)項に記載の電動機。
  4. (4)電機子鉄心の補助溝を浅くして、巻線用の溝の深
    さの3分の1以下にしたことを特徴とする特許請求の範
    囲第(1)項から第(3)項のうちでいずれか1項に記
    載の電動機。
  5. (5)電機子鉄心の補助溝と巻線用の溝のそれぞれが磁
    気的に同等程度になるようにしたことを特徴とする特許
    請求の範囲第(1)項から第(4)項のうちでいずれか
    1項に記載の電動機。
  6. (6)界磁部のN極とS極の発生する磁束密度の分布を
    反対符号ながらも対称的になしたことを特徴とする特許
    請求の範囲第(1)項から第(5)項のうちでいずれか
    1項に記載の電動機。
  7. (7)WをV・T/Fの2倍以上の整数にしたことを特
    徴とする特許請求の範囲第(1)項から第(6)項のう
    ちでいずれか1項に記載の電動機。
  8. (8)等角度間隔程度に永久磁石のN極とS極を交互に
    合計P極(ここに、Pは偶数)円周上に配置された界磁
    部を有する回転子と、D相(ここに、Dは4以下の整数
    )の電機子巻線が巻装された複数個の巻線用の溝を配置
    された電機子鉄心を有する固定子を具備し、前記回転子
    の回転に応じて前記D相の電機子巻線への電流を相数D
    に対応した位相差をもたせて変化させることによって回
    転力を得る電動機であって、前記電機子鉄心の前記巻線
    用の溝の間に形成される突極部の実効ピッチを複数種類
    に異ならせ、前記突極部の任意の2個の実効ピッチの比
    を整数比程度になし、少なくとも1個の前記突極部の前
    記界磁部の磁極と対向する位置に前記巻線用の溝よりも
    かなり浅い補助溝を前記突極部表面の中心部分に対して
    対称的に少なくとも1個設け、前記界磁部のN極とS極
    の発生する磁束密度の分布を反対符号ながらも対称的に
    なし、前記電機子鉄心の前記補助溝と前記巻線用の溝の
    それぞれが磁気的に同等程度になるようにし、前記電機
    子鉄心の前記巻線用の溝と前記補助溝からなる溝の全体
    を等角度間隔程度に配置されるようにし、さらに、前記
    巻線用の溝と前記補助溝からなる溝の総数Tを前記界磁
    部の極数Pの公倍数と異ならせ、前記巻線用の溝の個数
    をF、前記電機子巻線の相数Dと前記界磁部の極数Pの
    最小公倍数をV、前記溝の総数Tと前記極数Pの最小公
    倍数をWとするとき、WをV・T/Fよりも大きな整数
    にした電動機。
JP2170624A 1990-06-28 1990-06-28 電動機 Pending JPH03243154A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2170624A JPH03243154A (ja) 1990-06-28 1990-06-28 電動機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2170624A JPH03243154A (ja) 1990-06-28 1990-06-28 電動機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23361882A Division JPS58119754A (ja) 1982-12-29 1982-12-29 電動機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03243154A true JPH03243154A (ja) 1991-10-30

Family

ID=15908328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2170624A Pending JPH03243154A (ja) 1990-06-28 1990-06-28 電動機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03243154A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003532355A (ja) * 1999-05-25 2003-10-28 スマート モーター アーエス 電気機械
EP1422806A3 (en) * 2002-11-19 2004-06-16 Fanuc Ltd Electric motor
JP2011176993A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Asmo Co Ltd モータ制御装置
JP2015512610A (ja) * 2012-05-02 2015-04-27 ニュモテク株式会社New Motech Co., Ltd. 可変磁束モーター
JP2017034874A (ja) * 2015-08-03 2017-02-09 株式会社デンソー ロータおよび回転電機
DE102013000222B4 (de) 2012-01-13 2019-10-24 Fanuc Corporation Elektromotor, umfasssend einen Eisenkern mit primären Zähnen und sekundären Zähnen

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58119754A (ja) * 1982-12-29 1983-07-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動機

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58119754A (ja) * 1982-12-29 1983-07-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動機

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003532355A (ja) * 1999-05-25 2003-10-28 スマート モーター アーエス 電気機械
EP1422806A3 (en) * 2002-11-19 2004-06-16 Fanuc Ltd Electric motor
JP2011176993A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Asmo Co Ltd モータ制御装置
DE102013000222B4 (de) 2012-01-13 2019-10-24 Fanuc Corporation Elektromotor, umfasssend einen Eisenkern mit primären Zähnen und sekundären Zähnen
JP2015512610A (ja) * 2012-05-02 2015-04-27 ニュモテク株式会社New Motech Co., Ltd. 可変磁束モーター
JP2017034874A (ja) * 2015-08-03 2017-02-09 株式会社デンソー ロータおよび回転電機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100808287B1 (ko) 감소된 고정자 극수를 가지는 개량된 다상 브러시리스 모터
US8400044B2 (en) Electromotive machines
US6960858B2 (en) Motor using permanent magnet
JPS6114743B2 (ja)
JP2003061326A (ja) バーニヤ型ブラシレスモータ
JPS5842708B2 (ja) 電動機
KR101721462B1 (ko) 풍력발전기 및 그 고정자 철심 및 고정자 철심모듈
CN110165852A (zh) 一种双定子相组集中绕线聚磁式永磁直线电机
JP5708750B2 (ja) ダブルステータ型モータ
US20020175581A1 (en) Permanent magnet motor
JPS6223536B2 (ja)
JPH03243154A (ja) 電動機
JPS58119754A (ja) 電動機
JP3487102B2 (ja) パルスモータ
JP4720024B2 (ja) 永久磁石形同期電動機
US20220085674A1 (en) Rotary electric machine
KR20120134984A (ko) 스위치드 릴럭턴스 모터
JPS634414B2 (ja)
JP3435847B2 (ja) 電動機の固定子鉄芯
JPS6223535B2 (ja)
JPH1094235A (ja) ハイブリッド・ステッピングモータ
WO2021182088A1 (ja) 永久磁石同期モータ
JPS5842707B2 (ja) 回転電機
JP2518206B2 (ja) ブラシレス直流リニアモ−タの巻線方法
JPS6212358A (ja) 電動機