JPH03241727A - ダミーウエハ - Google Patents

ダミーウエハ

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JPH03241727A
JPH03241727A JP2037215A JP3721590A JPH03241727A JP H03241727 A JPH03241727 A JP H03241727A JP 2037215 A JP2037215 A JP 2037215A JP 3721590 A JP3721590 A JP 3721590A JP H03241727 A JPH03241727 A JP H03241727A
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wafer
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JP2037215A
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Haruo Tomono
晴夫 友野
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7003Alignment type or strategy, e.g. leveling, global alignment
    • G03F9/7007Alignment other than original with workpiece
    • G03F9/7015Reference, i.e. alignment of original or workpiece with respect to a reference not on the original or workpiece
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/20Exposure; Apparatus therefor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ICまたはLSI等の半導体素子を製造する
装置において使用するダミーウェハに関する。
[従来の技術] 従来より、ICまたはLSI等の半導体素子製造用の露
光装置には解像性能と重ね合せ性能という2つの基本的
な性能が要求されている。前者は半導体基板(以下「ウ
ェハ」と称す)面上に塗布されたフォトレジスト面上に
いかに微細なパターンを形成するかという能力であり、
後者は前工程でウェハ面上に形成されたパターンに対し
、フォトマスク上のパターンをいかに正確に位置合せし
て転写できるかという能力である。
露光装置はその露光方法により、例えばコンタクト、プ
ロキシミティ、ミラート1投影、ステッパー X線アラ
イナ−等に大分類され、その中で各々最適な重ね合せ方
式が考案され実施されている。
一般に半導体素子製造用としては解像性能と重ね合せ性
能の双方のバランスがとれた露光方式が好ましく、この
ため現在では縮少投影型の露光装置いわゆるステッパー
が多用されている。
これからの露光装置として要求される解像性能は0.5
μm近傍であり、この性能を達成することが可能な露光
方式としては、例えばエキシマレーザを光源としたステ
ッパー X線を露光源としたプロキシミティタイプのア
ライナ−、モしてEBの直接描画方式の3方式がある。
このうち生産性の点からすれば前者2つの方式が好まし
い。
一方、重ね合せ精度は一般的に焼付最小線幅の1/3〜
115の値が必要とされており、この精度を達成するこ
とは一般に解像性能の達成と同等か、それ以上の困難さ
を伴っている。
一般にレチクル面上のパターンとウェハ面上のパターン
との相対的位置合せ、すなわちアライメントには次のよ
うな誤差要因が存在している。
(1−1)デバイスの種類または工程によって、ウェハ
面上のパターン(あるいはマーク)の断面形状、物性あ
るいは光学的特性が多種多様に変化すること。
(1−2)多様なプロセスに対応して確実に所定の精度
でアライメントするためには、アライメント検出系(光
学系、信号処理系)に自由度を持たせねばならないこと
(1−3)アライメント光学系に自由度を持たせるには
、投影レンズとアライメント光学系とを独立に構成する
必要があり、その結果レチクルとウェハとのアライメン
トが間接的になってくること。
般にはこれらの誤差要因をなるべく少なくし、さらにバ
ランス良く維持することが重要となフている。
次に、前述の誤差要因の具体例について説明する。
(2−1)アライメント光を露光波長と同一波長にする
ことにより、TTLオンアクシスアライメント系が構成
できる。かかるアライメント系では投影レンズがこの波
長に対して良好なる収差補正がなされているので、例え
ばレチクルの上側にアライメント光学系を配置すること
ができ、ウェハパターンの投影像とレチクル面上のパタ
ーンとを同視野内で同時に観察しながら双方の位置合せ
をすることができる。また、アライメントが完了したそ
の位置で露光をかけることができる。したがって、この
方法にはシステム誤差要因は存在しない。
しかしながらこの方法では、アライメント波長について
選択の余地がなく、また吸収レジストのようなプロセス
においてはウェハからの信号光が極端に減衰する等対プ
ロセス上の欠点を持つことになる。
(2−2)オフアクシスタイプのステッパーにおいては
、クエへのアライメント光学系は投影レンズの制約を一
切受けずに自由に設計することができ、その自由度によ
りプロセスへの対応力を強化できる。しかしながら、こ
の方式ではレチクルとウェハの同時観察はできず、レチ
クルは予めレチクルアライメント用の顕微鏡で所定の基
準に対してアライメントを行ない、ウェハはウェハアラ
イメント用顕微鏡(以下、「ウェハ顕微鏡」という)で
顕微鏡内の基準にアライメントを行なっている。
このため、レチクルとウェハの間に誤差要因が存在して
くる。さらに、ウェハアライメント後、ウェハのパター
ンをレチクルの投影像と重ねるため、所定の距III(
これを「基準長」またはr Ba5eLine Jとい
う)ウェハを移動せねばならない。
したがって、この方式はシステム誤差要因が増大する結
果になる。
このようにシステム誤差を含むアライメント方式による
装置においては、これらの誤差要因を安定維持するよう
に努めると同時に、定期的にその量をチエツクし補正し
てやる必要がある。例えば投影レンズの光軸とアライメ
ント顕微鏡の光軸間の距離である基準長は通常数+mm
の値である。
般には、仮にこの間を結合する物質の熱膨張を押えるべ
く厳密な温度管理をしたとしても0.1μm〜0.01
μmの単位では経時変化している。このように経時変化
を生じる要因としては、前述の基準長の他にレンズの投
影倍率、レチクルのアライメント位置、ウェハステージ
の配列座標系等がある。
そこで、第1物体としてのレチクルと第2物体としての
ウェハとを重ね合せる際、各種の重ね合せ上の誤差要因
、例えば投影光学系の経時的な倍率変化、基準長の経時
的な変化、そしてウニへX−Yステージの配列座標の経
時的な変化等のシステム誤差を良好に補正し、常に高精
度な重ね合せが可能な露光装置の提供を目的として1.
いわゆるダミーウェハを用いてシステム誤差を求めるこ
とが行なわれている。これは、例えば照明系により照射
された第1物体面上のパターンを可動ステージ上に配置
した第2物体面上に露光転写する露光装置において、前
記第1物体面に設けたアライメントパターンを照射し、
該アライメントパターンの像を前記可動ステージ上に前
記第2物体の代わりに配置した該アライメントパターン
の照射光に感度を有し書き込みおよび消去が可能な可逆
性の感光材料を有する第3物体面上に形成し、該第3物
体面上に形成された該アライメントパターンの像の結像
状態を検出することにより、前記第1物体面上のパター
ンを前記第2物体面上に露光転写する際のシステム誤差
を求めるものである。
すなわち、まず第1物体としての、例えばレチクル面上
のパターンを第3物体としてのダミーウェハ面上に露光
転写し、そのときの転写像の結像状態を、第2物体であ
るウェハのアライメントに用いるウェハアライメント顕
微鏡を利用して検出し、このときの検出結果に基づいて
装置全体のシステム誤差を装置自体内で自動的にまたは
半自動的に補正している。
[発明が解決しようとしている課題] ところで、前記ダミーウェハ用感光材料には次のような
特性が要求されている。
■ 処理の高速化のために、着色感度が優れていること
■ 機械によるシステム誤差の自動補正を行なうために
、可視光を当ててデータを取り込んでいる間は、着色物
が一定以上のコントラストを有すること。
■ 充分な繰り返し耐久性を有すること。
これらの条件■〜■にかなう感光材料の候補としては、
感光性レジスト、無機フォトクロミック材料、有機フォ
トクロミック材料が挙げられる。
しかし、感光レジストは感光後説像処理を行なわなけれ
ばならないので自動化ができないし、また繰り返し使用
することがで籾ない。
無機フォトクロミック材料は、着色感度が悪く、処理の
高速化が行なえない。
さらに、有機フォトクロミック材料は、着色感度が優れ
ている代わりに退色が速く、可視光を当ててデータを取
り込んでいる間に必要コントラスト以下になってしまう
。また、目的とする着色、消色反応以外の副反応が多く
、繰り返し耐久性が上がらないという欠点がある。また
、化合物の合成径路が複雑なものも多く、材料コストが
高いという欠点もある。
以上のように従来の材料を用いても、それぞれ相異なる
欠点を有していて、目的にかなったダミーウェハは得ら
れていない。
本発明の目的は、上述の従来例における問題点に鑑み、
着色感度に優れた有機フォトクロミック材料を感光材料
として用いたダミーウェハであって、システム誤差の自
動補正を行なう間は着色物が一定以上のコントラストを
有し、充分な繰り返し耐久性を有するダミーウェハを提
供することにある。
[課題を解決するための手段及び作用]上記の目的を達
成するために本発明者は、半導体素子露光装置の光源と
して一般に使用されている、紫外光に対する着色感度が
比較的優れる有機フォトクロミック材料に着目し、これ
について検討を重ねた結果、有機フォトクロミック材料
の中でも、特にスピロピラン系化合物又はスピロナフト
オキサジン系化合物に有機添加剤および高分子樹脂を含
有させたものがダミーウェハ用感光材料に適する着色感
度をもつことを見い出した。
また、繰り返し耐久性か上がらない原因を究明した結果
、空気中の酸素によりフォトクロミック材料が分離する
ことが要因であることを見い出し、この対策としてフォ
トクロミック材料を含有する第1層の上に、酸素透過率
が1.0×10−”c+n’ 魯am/cm”s拳cm
)1g以下の第2層(高分子樹脂層)を積層させること
により、フォトクロミック材料の繰り返し耐久性を向上
させ得ることを見い出した。
すなわち本発明に係るダミーウェハは、基板と、 該基板上に形成される (a)スピロピラン系化合物又はスピロナフトオキサジ
ン系化合物から選択される有機フォトクロミック材料5
〜80重量%、 (b)有機添加剤0.1〜50重景%および(c)高分
子樹脂20〜94.9重量%1 を含有する第1層と、 該第1層上に形成される、酸素透過率が1.Ox 10
−”cn+’ ・am/cm”s−cmHg以下の1又
は2以上の高分子樹脂からなる第2層 を具備することを特徴とするダミーウェハである。
かかる第1層を形成する方法としては、有機フォトクロ
ミック材料と有機添加剤と高分子樹脂とを有機溶媒で溶
解して得られるコート液を、ベアーシリコンまたは蒸着
等の処理を行なったシリコンウェハ等の基板上にコート
した後、この基板を加熱乾燥してコート液中に含まれる
有機溶媒を除去する方法等が適用可能である。
また、第1層上に積層する第2層の形成方法としては、
先ず適当な溶媒に酸素透過率が低い樹脂を溶解して得ら
れるコート液を、基板上に形成された第1層上にコート
後、この基板を加熱乾燥して第1層と第2層の密着力を
高め、第2層を形成する方法等が適用可能である。ここ
で用いられる溶媒は第1層の物質を溶解するものであっ
てはな 2 らない。かかる溶媒に可溶でかつ酸素透過率の低い樹脂
をオーバーコートすることによって、容易に第2層を形
成することができる。
ここで使用し得る有機フォトクロミック材料としては、
スピロピラン系化合物、スピロナフトオキサジン系化合
物が挙られ、スピロピラン系化合物としては下記−数式
(■′) (式中のR,は炭素数1〜22の無置換もしくは置換ア
ルキル基、R2及びR3は水素原子、アルキル基、アル
コキシル基、アリール基、ヒドロキシル基、アミノ基、
ハロゲン基、シアノ基、カルボキシル基、ニトロ基等か
ら選ばれた置換基を表わす。m、nはO〜5の整数を表
わす。)で表わされるものの中から選ぶことが好ましく
、特に下(式中のR1は炭素数1〜22の無置換もしく
は置換アルキル基、R2及びR3は水素原子、アルキル
基、アルコキシル基、アリール基、ヒドロキシル基、ア
ミノ基、ハロゲン基、シアノ基、カルボキシル基、ニト
ロ基等から選ばれた置換基を表わず。m、nは0〜4の
整数を表わす。)で表わされる6′位がニトロ基で置換
されたものは着色感度が優れ、さらにその中でもR3が
メチル基、R2、R3が水素原子で表わされる下式のロ
ヘンゾピリロスピランは、感度が優れる上に合成が簡単
で比較的入手し易いため、材料コストが安価であり好ま
しい。
またスピロナフトオキサジン系化合物としては、下記−
数式(IT ) (式中のR1は炭素数1〜22の無置換もしくは置換ア
ルキル基、R2及びR3は水素原子、アルキル基、アル
コキシル基、アリール基、ヒドロキシル基、アミノ基、
ハロゲン基、シアノ基、カルボキシル基、ニトロ基等か
ら選ばれた置換基を表わす。m、nはO〜5の整数を表
わす。)で表わされるものから選ぶことが好ましい。
第1層に用いる有機添加剤としては、 (1)フェノール系化合物、ビスフェノール系化合物、
フェノールフタレイン、チモールフタレイン、ビスフェ
ノール系ポリエーテル樹脂及びその置換体に代表される
フェノール系化合物、(2)ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸等の脂肪族カルボン酸及びその置換体
と、たとえばステアリン酸カルシウム等に代表される脂
肪族カルボン酸塩及びその置換体と、たとえばステアリ
ン酸アミド等に代表される脂肪族酸アミド及びその置換
体の化合物および (3)ベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ナフタレン、
アントラセン、アントラキノン、チオキサントン等及び
その置換体に代表される三重項増感剤化合物 5 の中から選ぶことが好ましく、必ずしも1種類とは限ら
なくてもよい。
なお、これらの化合物は、■光反応の副反応をおさえる
、■着色体を安定化させて、消色反応をおさえる等の作
用があると考えられ、フォトクロミック材料の着色感度
、繰り返し性、保存安定性を向上させることができる。
第1層に用いる高分子樹脂としては紫外および可視領域
において透明性の高い、ポリメチルメタクリレート、ポ
リカーボネート、ポリスチレン、ポリブチルメタクリレ
ート等が挙げられる。
特に、ポリメチルメタクリレートは透明性が最も優れる
ため、ダミーウェハ上に位置決めパターンをマーキング
した際の読み取りの際の解像性が優れ好ましい。
第1層に用いる有機溶媒としては、トルエン、キシレン
、ジオキサン、シクロヘキサノン、シクロペンタノン、
酢酸ブチル、酢酸プロピル、安息香酸メチル、乳酸メチ
ル、エチルセロソルブアセテート、n−ブチルセロソル
ブアセテート、ジェ 6 チレングリコールモノメチルアセテート、ジアセトンア
ルコール、メチルイソブチルケトン等の沸点が100℃
以上の揮発性の低い溶媒が挙げられる。
第1層用コート溶液中のフォトクロミック材料と有機添
加剤と高分子樹脂とを合わせた固形分濃度は、コート溶
液全量に対して1〜40重量%の範囲が好ましい。すな
わち、1重量%未満であるとコート溶液の粘度が小さす
ぎ、コーティングした際、所望の着色濃度を得るための
充分な膜厚が得られ難く、40重量%超であると逆にコ
ート溶液の粘度が大きすぎ、コーティング適性が悪くな
り薄膜化が困難となるためである。
第1層において、フォトクロミック材料の含有量は、第
1層全量に対して5〜80重量%が好ましい。すなわち
、5重量%未満であるとフォトクロミック材料の濃度が
低すぎて所望の着色感度が得られなくなり、80重量%
超であるとフォトクロミック材料の濃度が高すぎて前述
の第1層用有機溶媒に溶けなくなり、あるいは溶けた場
合でもコーテイング後、薄膜内で結晶化して不透明とな
ってしまうためである。さらに、該含有量は20〜60
重量%がより好ましい。
また、有機添加剤の含有量は第1層全量に対して0.1
〜50重量%が好ましい。すなわち、0.1重量%未満
であると添加剤の効果が少なすぎて所望の着色感度が得
られなくなり、また50重量%超であるとコーテイング
膜(第1層)の機械的強度が低化して膜割れや膜ハガレ
を起こす危険性がある。さらに該含有量は1〜10重量
%がより好ましい。
コーティング方、法としては、シリコンウェハに塗る都
合からスピンコード法等が望ましい。
第1層の膜厚は0.1〜5μmが好ましく、0.3〜2
μmがより好ましい。すなわち、0.1μm未満である
とフォトクロミック材料の濃度が低すぎて上方から観察
した場合に所望のコントラストが得られず、5μm超で
あるとコントラストは向上するが、ステッパー等におい
てはレジストに対する焦点深度が通常1μm程度に設計
されているため、マーキング露光時のマーク線幅が不鮮
明になる恐れがあるためである。
第2層に用いる高分子樹脂は、酸素透過率が1 、 O
x 10−”cm’ ・cm/cm2・s−cmHg以
下の可視紫外域における光線透過率が高いポリビニルア
ルコール、ポリ酢酸ビニルの部分ケン化重合体、セルロ
ース、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニリデン、ナ
イロン等あるいはそれらの共重合体又はブレンド物ある
いはそれらを構成するビニルモノマーとその他の重合可
能なモノマーとの共重合体が挙げられる。
また、第2層の膜厚は0.1〜2μmが好ましく、0.
1μm未満であると所望の酸素遮断性が得られず、2μ
m超であるとマーキング露光時に第1層と第2層の屈折
率の差による焦点ボケ等の誤差が生じ易いためである。
第2層作成時に用いる溶媒としては水、メチルアルコー
ル、エチルアルコール等が挙げられる。
なお、第2層コート後、適切な温度で加熱乾燥させるこ
とにより第1層との密着力を高めること9 が望ましい。
[実施例] え五■↓ 有機フォトクロミック材料として前記化学式%式% ピロナフトオキサジンを100重量部、有機添加剤とし
てビスフェノールAを8重量部、高分子樹脂として分子
量60万のポリメチルメタクリレート100重量部、を
エチルセロソルブアセテート溶媒950重量部に溶解さ
せ、前記固形分の合計濃度が18重量%のエチルセロソ
ルブアセテート溶液を調整した。
この溶液3gを25℃でシリコンウェハ上にスピナーを
用いて、第1回300rpm X 10sec 。
第2回1500rpm x 60secの条件でコート
した。その後、98±2℃に設定したクリーンオーブン
内で20分間熱処理して第1層を形成した。
この第1層(コートIlりの膜厚は1.5μmであった
0 次に、この第1層を生成したシリコンウェハを全く紫外
線に当てないでスピナー上にセットし、ポリビニルアル
コール(重合度tooo、ケン化度99 mo1%)の
10%水溶液を、第1回300rpm X 30sec
 、第2回6000rpm X 60secの条件でコ
ートした。その後、98±2℃に設定したクリーンオー
ブン内で40分間熱処理し、第1層および第2層を有す
る実施例1のダミーウェハを得た。
このダミーウェハの第2層の膜厚は1.0μmであった
。なお、第1層に使用したポリメチルメタクリレートの
酸素透過率は1.15xlO−”cm3 °cm/cm
2・s −cmHgであり、第2層に使用したポリビニ
ルアルコールの酸素透過率は0、0089xl O−”
 am3−cm/cm2・s−cmHgである。
次に、400W高圧水銀灯のフィルターカットされた3
65nm紫外線にて上記ウェハを照射して飽和するまで
着色させたところ、飽和露光量は300 mJ/cm2
で、飽和吸光度は1.7であり、さらにλmax=58
0nmの観察用ハロゲンランプ(10mW/cm2)を
着色体に照射したところ、吸光度0.5までの減衰時間
は約30秒であった。また、90℃で3分間熱処理して
退色させ、さらに上記と同様の工程で着色・退色させ、
これを繰り返し行ない飽和吸光度が1.0まで低下する
まで行なったところ、繰り返し回数が120回であった
釆考d」ス スピロナフトオキサジンの代わりに化学式%式% 1.3.3−トリメチルインドリノ−6′ −二トロペ
ンゾピリロスピランを100重量部、ビスフェノールA
の代わりにステアリン酸カルシウムを12重量部用いた
以外は実施例1の第1層の形成方法と同様にして第1層
を形成した。
この第1層を生成したシリコンウェハを全く紫外線に当
てないでスピナー上にセットし、実施例1の第2層の形
成方法と同様にして第2層を形成した。
得られたダミーウェハの飽和露光量は250mJ/cm
2、飽和吸光度は1,9、ハロゲンランプ照射による吸
光度0.5までの減衰時間は約1000秒であった。
また、着退色の繰り返しを20回行なったところ飽和吸
光度は1.0まで低下した。
釆」111 実施例2で作成したシリコンウェハをレチクルを介した
ステッパー(キャノン製F P A −4500)のス
テージ上に載せ、λmax=248nmのエキシマレー
ザ−光により線巾2μmの線状パターンを露光量100
 mJ/cm’にて焼付露光した。次に、パターンを観
察顕微鏡にてモニターに検出し、ビデオ信号より未露光
部分に対する露光部のコントラストを測定したところ8
2%の値が得られ、ステッパーのアライメント精度補正
を行なう上で、満足のゆくコントラスト(感度)であっ
た。
3 比1齋」1 上述した実施例1の第1層の形成方法により、シリコン
ウェハ上に第1層のみを形成し、比較例1のダミーウェ
ハを得た。
上記クエへを用いて実施例1と同様に飽和吸光度が1.
0に低下するまで、着退色の繰り返しを行なったところ
、繰り返し回数は30回であフた。
用J口乳l 上述した実施例2の第1層の形成方法により、シリコン
ウェハ上に第1層のみを形成し、比較例2のダミーウェ
ハを得た。
上記ウェハを用いて実施例2と同様に飽和吸光度が1.
0に低下するまで、着退色の繰り返しを行なったところ
、繰り返し回数は5回であった。
 4 フェニル水銀を用いた以外は実施例1と同様の方法でダ
ミーウェハを作成した。
実施例1と同様に紫外線を照射してみても、はとんど着
色せず所望の感度が得られた。
比I目」A スピロナフトオキサジンの代わりに、縮合多環系化合物
の1種であるテトラベンゾペンタセン20重量部、ポリ
メチルメタクリレートの代わりに、分子量10万のポリ
スチレン100重量部、をエチルセロソルブアセテート
の代わりのトルエン溶媒500重量部に溶解させた以外
は実施例1と同様の方法でダミーウェハを作成した。
実施例1と同様に紫外線を照射したところ、飽和露光量
7000 mJ/cm2で飽和吸光度0.2と着色感度
が非常に低かった。
比1吐ニ スピロナフトオキサジンの代わりに、ジチゾン系化合物
の1種であるジフェニルチオカルバジノ用遺口吐旦 第1層にビスフェノールAを含有させない以外は実施例
1と同様の方法で比較例5のダミーウエ八を作成した。
上記ウェハを用いて、実施例1と同様の紫外線で照射を
行なったところ、飽和露光量は330mJ/ cm2と
実施例1よりも増加し、飽和吸光度は1.5と小さくな
った。
比1日」互 第1層にステアリン酸カルシウムを含有させない以外は
実施例2と同様の方法で比較例6のダミーウェハを得た
上記ウェハを用いて、実施例1と同様の紫外線で照射を
行なったところ、飽和露光量は280mJ/cm2と実
施例2より増加し、飽和吸光度は1.7と小さくなった
[発明の効果] 以上説明した様に、本発明に係るダミーウェハは以下の
ような効果を有する。
(1)第1層のフォトクロミック材料としてスピロピラ
ン系化合物又はスピロナフトオキサジン系化合物を選び
、さらに有機添加剤と高分子樹脂とを加えることによっ
て、紫外線に対して充分な着色感度を有するため、ステ
ッパー等の半導体露光装置においてレジストを露光する
条件と、はぼ同様な条件でマーキングを行なうことが可
能である。
このため半導体製造効率に悪影響を及ぼさず、アライメ
ント精度の向上が可能となる。
(2)また、このような化合物からなる第1層上に、第
2層として酸素透過率の低い層をオーバーコートするこ
とにより、フォトクロミック材料の分解を防ぎ、繰り返
し性を向上させることが可能となる。
このため少数のダミーウェハで数多くのマーキングを行
なえるため、ダミーウェハのコスト低減になりまた、ダ
ミーウェハの保管にも大きなスペースをとらない。
(3)さらに、第1層のフォトクロミック材料として、
1,3.3−トリメチルインドリノ−6′ニトロスピロ
ベンゾビリロスピランを用いるな 7 らば、感度が優れる上に安価なダミーウェハを得ること
が可能となる。
 8

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板と、 該基板上に形成される (a)スピロピラン系化合物又はスピロナフトオキサジ
    ン系化合物から選択される有機フォトクロミック材料5
    〜80重量%、 (b)有機添加剤0.1〜50重量%および(c)高分
    子樹脂20〜94.9重量% を含有する第1層と、 該第1層上に形成される、酸素透過率が1.0×10^
    −^1^0cm^3・cm/cm^2・s・cmHg以
    下の1又は2以上の高分子樹脂からなる第2層 を具備することを特徴とするダミーウェハ。
  2. (2)前記有機フォトクロミック材料が、一般式( I
    ) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・( I
    ) (式中、R_1は、炭素数1〜22の無置換又は置換ア
    ルキル基、R_2及びR_3は、水素原子、アルキル基
    、ヒドロキシル基、アミノ基、アルコキシル基、アリー
    ル基、ハロゲン基、シアノ基、カルボキシル基、ニトロ
    基から選ばれた置換基を表わす。m、nは0〜4の整数
    を表わす。)で表わされるスピロピラン系化合物である
    請求項1記載のダミーウェハ。
  3. (3)前記スピロピラン系化合物が、1、3、3−トリ
    メチルインドリノ−6′−ニトロベンゾピリロスピラン
    である請求項1記載のダミーウェハ。
  4. (4)前記第1層に含有される高分子樹脂が、ポリメチ
    ルメタクリレートである請求項1記載のダミーウェハ。
  5. (5)前記第2層に含有される高分子樹脂の少なくとも
    1つが、ポリビニルアルコールあるいは、ポリビニルア
    ルコールと他の高分子物質の共重合体である請求項1記
    載のダミーウェハ。
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