JPH03241471A - マルチセンサ個人照合装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、マルチセンサ個人照合装置に係り、さらに詳
しくは、例えば、機密保持などのために特定の部屋への
入室を特定の個人にのみ制限して許容し得るようにする
場合などのように、特定の個人を識別するために適用さ
れるマルチセンサ個人照合装置に関する。

従来の技術 従来、この種の役割を果すための個人照合装置の一般的
な形式としては、個々の各個人がそれぞれに有するとこ
ろの指紋、網膜、署名などの身体情報を用いるようにし
た形式のものと、磁気カード、ＩＣカード、無線カード
などのキー情報を用いるようにした形式のものとの２つ
に大別することができる。

そして、前者の身体情報を用いる形式では、指紋、網膜
、署名などを画像として読み取った後、これに画像処理
を施して個人登録パターンとの照合を行なうようにし、
また、後者のキー情報を用いる形式では、カードに登録
されたキー情報を識別制御装置により読み取って照合を
行なうようにしている。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のようになされる従来の個人照合装
置にあって、前者の身体情報を用いる照合形式のものは
、後者のキー情報を用いる照合形式の６のに比較して、
使い勝手が格段に向上されている筈であるが、照合作用
自体が必ずしも完全ではなく、対象となる個人がたとえ
本人であったとしても受は付けてもらえない場合があり
、却って使い難いという不都合な面があるほか、照合対
象となる指紋などの身体情報が、いわゆるランダムパタ
ーンであることから、これを個人情報として抽出するの
には、非常に煩雑かつ複雑な画像処理技術が必要で実用
上好ましくはなく、また一方で、後者のカード方式での
キー情報を用いる照合形式のものは、現在、この種の個
人照合装置の主流となっているが、常時カードを携帯し
なければならないために、甚だ使い勝手が悪いという問
題がある。

本発明は、従来のこのような問題点を解決しようとする
ものであって、特定個人の照合識別を、個人データと共
々に、当該個人の複数からなる各身体データによって行
ない得るようにしたマルチセンサ個人照合装置を提供す
ることを目的とするものである。

課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明に係るマルチセンサ
個人照合装置は、特定の個人を表わす個人認識板を撮像
し、かつ画像処理して個人データを認識する画像認識部
と、当該個人の身長・体重を計測して各身体データを抽
出する身長・体重の各計測部と、前記特定個人の個人デ
ータおよび各身体データのそれぞれを予め登録する個人
情報登録データメモリ部と、前記画像認識部によって認
識された個人データおよび身長・体重計測部によって抽
出された各身体データを、前記個人情報登録データメモ
リ部の該当データと照合して照合結果を制御出力する照
合部とによって構成したものである。

作用 従って、本発明においては、特定の個人を表わす個人認
識板を画像認識部により画像処理して得た個人データと
、個人情報登録データメモリ部に予め登録された個人デ
ータとを照合すると共に、当該特定の個人の身長・体重
を該当する身長・体重の各計測部によりそれぞれに計測
して得た各身体データと、同様に個人情報登録データメ
モリ部に予め登録された各身体データとを照合するよう
にしたので、これらの個人データ相互および各身体デー
タ相互の３重の照合によって確実な個人照合を行なうこ
とができる。

実施例 第１図は、本発明の一実施例によるマルチセンサ個人照
合装置を入室制限された部屋への入室可否の照合判断に
適用した場合の使用状態を模式的に示す概念図であり、
第２図は、同上装置に適用されて特定の個人を認識する
ための個人認識板の一例を示す説明図である。

第１図構成および第２図において、１１は機密保持など
の目的で出入り制限された部屋に入室するためのドア装
置であり、１２はこのドア装置１１に設けられて当該ド
アをオンロック（施錠）・オフロック（解錠）する適当
な電子錠である。１３は前記ドア装置１１に組み込んで
装着された画像認識のためのテレビカメラであって、そ
の撮像用レンズ面がドア外部に向けられており、例えば
、第２図に示されているように、入室希望者の衣服など
に常時付帯されている名札などの個人認識板１６を撮像
する。１４は前記ドア装置１１の前方天井部に設置され
ていて、入室希望者の身長を計測する身長測定器、１５
は前記ドア装置１１の前方床部で、かつ前記身長測定器
１４に対応する位置を占めて設置され、同様に入室希望
者の体重を計測する体重測定器である。

また、第３図は、本発明の一実施例によるマルチセンサ
個人照合装置の構成を概略的に示す機能ブロック図であ
り、第４図は、同上装置における画像認識部の構成を概
略的に示す機能ブロック図である。

第３図構成において、３１は前記テレビカメラ１３に対
応され、個人データを認識して出力する画像認識部、３
２は前記身長測定器１４に対応され、計測された身長デ
ータを出力する身長計測部、３３は前記体重測定器１５
に対応され、計測された体重データを出力する体重計測
部をそれぞれに示し、３４はこれらの個人の各情報デー
タの照合を行なう照合部、３５は当該個人情報データを
予め登録している個人情報登録データメモリ部であり、
３６は前記電子錠１２に対するロックのオン・オフ、つ
まり施錠・解錠を制御する電子錠制御部、３７は同上電
子錠１２に該当する電子錠部である。

第４図の画像認識部３１の構成において、４１は前記テ
レビカメラ１３に該当するテレビカメラ部、４２は同上
テレビカメラ１３により撮像されて読み取った画像デー
タをＡ／Ｄ変換して出力するＡ／Ｄ変換器、４３はＡ／
Ｄ変換された画像データをファイリングする画像データ
ファイル、４４は同上Ａ／Ｄ変換された画像データを二
値化して出力する二値化回路、４５は二値化された画像
データを一旦登録して出力する二値化画像メモリ部、４
６は個人認識板抽出回路である。

続いて、上記実施例装置の動作について説明する。

上記実施例の各構成において、入室希望者が入室制限さ
れた部屋のドア装置１１の前方に進入し、入室準備のた
めに、身長測定器１４の直下で、かつ体重測定器１５上
に立ち止ることにより、まず最初に、テレビカメラ１３
による入室希望者の個人認識板１６の撮像読み取りが行
なわれ、その読み取られた画像データが画像認識部３１
に入力され、次に述べる各過程を経て当該画像データが
予め登録された個人データに一致することが確認された
後、あらためて、入室希望者の身長測定器１４による身
長の計測および体重測定器１５による体重の計測とがそ
れぞれに行なわれて、これらの各身体データが、身長計
測部３２および体重計測部３３のそれぞれから出力され
る。

すなわち、前記画像認識部３１では、まず、テレビカメ
ラ部４Ｉで読み取られた個人認識板１６の画像データが
、Ａ／Ｄ変換器４２によりＡ／Ｄ変換されて、ディジタ
ル画像データとして画像ファイル４３にファイリングさ
れると共に、二値化回路４４を通して二値化画像メモリ
部４５に転送され、一方２個人認識板抽出回路４６にお
いては、この二値化画像から個人認識板１６のデータ抽
出が行なわれる。

ついで、前記画像認識部３１で抽出されたデータは、照
合部３４において、個人情報登録データメモリ部３５に
予め登録されている個人データと照合される。

そして、前記照合部３４での照合の結果、抽出されたデ
ータと登録されている個人データとが照合されなかった
場合には、入室希望者が当該部屋への入室適格者でない
特定の個人であるものと見做して、この時点で本装置自
体の動作が停止され、入室制限された部屋のドア装置１
２に施されている電子錠１２がオンロック（施錠）され
たままに保持されてオフロック（解錠）されず、従って
当該部屋への入室が拒否されることになる。

また、前記抽出されたデータと登録されている個人デー
タとが照合された場合には、これに引き続いて、当該照
合された特定の個人の身体情報である身長および体重が
身長測定器１４および体重測定器１５により計測されて
、これらの各身体データが身長計測部３２および体重計
測部３３のそれぞれから出力され、前記と同様に照合部
３４において、個人情報登録データメモリ部３５に予め
登録されている個人データと照合される。ここで、これ
らの身長および体重の各身体データの照合は、第５図に
示されているように、身長および体重のそれぞれにつき
、平均値をＸおよびＹとする正規分布状に変化するもの
として行ない、かつその平均値における照合を照合率１
００［％ｊとして照合の度毎に照合率を算出し、これを
照合データとして画像ファイル４３にセーブさせる。そ
して、照合部３４でのこれらの身長・体重の各身体デー
タの照合が確認されたならば、入室希望者が入室制限さ
れた部屋への入室適格者としての特定の個人であるもの
と判断し、この照合部３４から電子錠制御部３６に制御
信号を送ることによって、電子錠部３７、ひいては当該
部屋のドア装置１１に施されている電子錠１２をオフロ
ック（解錠）シ、−この結果、ここでの入室制限された
部屋への入室希望者の入室を許容するのである。

なお、前記実施例においては、本発明を機密保持などの
ために特定の部屋への入室を特定の個人にのみ制限して
許容し得るようにする場合の個人照合に適用しているが
、その他の特定の個人を識別するための照合にも全く同
様に適用して、同様な作用・効果を得られることは勿論
である。

発明の効果 本発明においては、上記実施例の記載から明らかなよう
に、特定の個人を表わす個人認識板を画像認識部により
画像処理して個人データとし、この個人データを、個人
情報登録データメモリ部に予め登録された個人データと
照合させ、また、当該特定の個人の身長・体重を身長・
体重の各計測部によりそれぞれに計測して各身体データ
とし、この各身体データを、ここでも個人情報登録デー
タメモリ部に予め登録された各身体データと照合させる
ようにしたので、従来における指紋などの照合のように
極めて複雑かつ煩雑な画像処理を一切必要とせず、装置
自体を頗る簡単に構成できると共に、これらの個人デー
タ相互および各身体データ相互の３重の照合を行なうた
めに、特定個人の照合の信頼性が良好かつ効果的に確保
されるなどの優れた特長がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるマルチセンサ個人照合
装置を入室制限された部屋への入室可否の照合判断に適
用した場合の使用状態を模式的に示す概念図、第２図は
同上装置に適用されて特定の個人を認識するための個人
認識板の一例を示す説明図、第３図は本発明の一実施例
によるマルチセンサ個人照合装置の構成を概略的に示す
機能ブロック図、第４図は同上装置における画像認識部
の構成を概略的に示す機能ブロック図、第５図は同上装
置における身長および体重の各身体データの照合範囲を
示す説明図である。 １１・・・・入室制限された部屋のドア装置、１２・・
・・電子錠、１３・・・・テレビカメラ、１４・・・・
身長測定器、■５・・・・体重測定器、１６・・・・個
人認識板、 ３１・・・・画像認識部、３２・・・・身長計測部、３
３・・・・体重計測部、３４・・・・照合部、３５・・
・・個人情報登録データメモリ部、３６・・・・電子錠
制御部、３７・・・・電子錠部、４１・・・・テレビカ
メラ部、４２・・・・Ａ／Ｄ変換器、４３・・・・画像
データファイル、 ４４・・・・二値化回路、 ４５・・・・二値化画像メモリ部、 ４６・・・・個人認識板抽出回路。 −＾蒐

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 特定の個人を表わす個人認識板を撮像し、かつ画像処理
   して個人データを認識する画像認識部と、当該個人の身
   長・体重を計測して各身体データを抽出する身長・体重
   の各計測部と、前記特定個人の個人データおよび各身体
   データのそれぞれを予め登録する個人情報登録データメ
   モリ部と、前記画像認識部によって認識された個人デー
   タおよび身長・体重計測部によって抽出された各身体デ
   ータを、前記個人情報登録データメモリ部の該当データ
   と照合して照合結果を制御出力する照合部とを備えたこ
   とを特徴とするマルチセンサ個人照合装置。