JPH03234674A - 静電記録装置 - Google Patents

静電記録装置

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JPH03234674A
JPH03234674A JP2948490A JP2948490A JPH03234674A JP H03234674 A JPH03234674 A JP H03234674A JP 2948490 A JP2948490 A JP 2948490A JP 2948490 A JP2948490 A JP 2948490A JP H03234674 A JPH03234674 A JP H03234674A
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JP
Japan
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recording
electrode
electrostatic
ion
solid dielectric
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JP2948490A
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Tadayoshi Ono
大野 忠義
Yasuo Hosaka
保坂 靖夫
Kazushi Nagato
一志 永戸
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) 本発明は静電パターンを形成、可視化する静電記録装置
に関し、とくにファクシミリに適した静電記録装置に関
する。
(従来の技術) ファクシミリは情報通信機器としてめざましい普及を示
している。ファクシミリの受信部(記録部)には感熱紙
を利用する感熱記録プリンタ、静電記録紙を利用する静
電記録プリンタあるいは普通紙を利用する電子写真記録
方式のレーザープリンタが用いられている。感熱記録プ
リンタは感熱紙という特別な記録紙をサーマルヘッドに
より直接発色させて記録を行うため、随時記録が可能で
あり、保守性・信頼性に優れ、普及型ファクシミリに広
く適用されている。静電記録プリンタは絶縁性表面を持
つ特別な記録紙と記録針の間に記録信号に応じて高電圧
を印加し、エアーギャップ破壊により生じるイオンによ
り記録紙の絶縁性表面に静電パターンを形成し、これを
現像剤で可視化して記録を行うもので、高速性に優れ随
時記録も可能である。レーザープリンタは一様に帯電し
た光導電性の中間媒体に記録信号に応じて光書き込みし
て静電パターンを形成し、これを現像剤で可視化して記
録を行う普通紙記録であり、印字品質・高速性に優れ、
高機能ファクシミリに適用されている。送信側のファク
シミリでは原稿が読取り入力部で読み取られ2値化され
て、通信回路を経由して、受信側のファクシミリの出力
部で記録される。原稿に広い余白部があると通信効率を
上げるために、その部分の信号は圧縮しで送信され、受
信部では余白部に相当する部分は記録部より記録紙は速
く送られる。このようにファクシミリでは一般的に間欠
的に記録がなされる。従来のファクシミリには現在のよ
うに文字、あるいは2値画像だけでなく、コード信号や
自然のようなIja調画像もミックスしてやり取りされ
るようになる。このような場合には、いろいろなモード
の信号を受信部で記録できるように処理する時間が異な
ることか予想され、このように混在した信号を記録する
には、さらに間欠記録性が要求される。また、通信ネッ
トワークの高度化にともない高速で高品質な記録を出力
することが要求される。ファクシミリは通信機器として
だけでなく、幅広いオフィスで使われる事務機器として
、さらには一般家庭で使われる複合情報入出力機器とし
て展開することが予想され、追記性、保存性、安全性に
優れた普通紙に記録できることか要求される。
これからのファクシミリには普通紙に高速で随時に記録
できる受信部が必要となる。これらの要求にたいしてレ
ーザープリンタが注目されているが随時記録性に問題が
ある。第11図にレーザプリンタを出力装置とする受信
部の基本的な構成を示す。1は感光性ドラムで導電性ス
リーブ2上にSeなどの無機光導電材料あるいは有機光
導電材料からなる感光層3を設けである。感光性ドラム
1の周囲に帯電用コロナチャージャ4、二成分磁気ブラ
シ現像装置あるいは非磁性−成分トナーを用いた現像装
置などの現像装置5、転写用コロナチャージャ6、ブレ
ードクリーニング7、電荷除去用光源8が配置されてい
る。送信側で変調された記録信号は伝送路を経由して受
信側ファクシミリの受信部に入り復調器lOで復調され
、制御部Uの制御によりページメモリー12に記憶され
る。1ペ一ジ分の記録信号が記憶された後、記録信号は
制御部11の制御によりページメモリー12から半導体
レーザー駆動回路13に時系列に送られる。半導体レー
ザ(図示せず)は記録信号にしたがって発光され、レー
ザー光走査系14及びミラー15によって主走査(感光
ドラム1の軸方向)が行われ、感光層3を照射する。照
射に先立って感光層3はコロナチャージャ4によって表
面電位aoov程度に一様に帯電されのており、レーザ
ー光照射された部分はtoov程度に電位が低下し、表
面電位の高低による静電パターン(図示せず)が形成さ
れる。
静電パターンは帯電電位と逆の極性を持つ現像装置5の
トナーによって現像され可視化される。トナー像はカセ
ットL6より休止される普通紙のカットシート17にコ
ロナチャージャ6からカットシー)17に付与されるト
ナーと逆の極性の電荷の働きにより静電的にカットシー
ト17に転写される。転写されたトナー像はヒートロー
ラ18によりカットシー)17に定着される。静電パタ
ーンを形成した感光層はクリーニングブレード7で残留
するトナーを除去された後、光源8で全面光照射して静
電パターンを消去して、再び記録可能な状態となる。
(発明が解決しようとする課題) このプリンタで高品位な記録を得るためには現像から転
写まで静電パターンの電位コントラストが十分に大きい
こと、全面光照射間に静電パターンが完全に消去される
ことが必要である。このためには感光層表面電位の暗所
減衰が殆どなく、光照射による減衰が高感度に起こる光
導電性材料が必要である。光照射による減衰が遅く、暗
所減衰が速いと静電パターンの電αコントラストが不十
分となり、低い画像濃度あるいは下地汚れが生じ、光照
射による減衰が遅いと全面光照射による静電パターン消
去が不完全になり、ゴーストが発生する。しかし、電子
写真記録プロセスに適した光照射による減衰特性と暗所
減衰特性を同時に満足する光導電性材料は現在得られて
いない。一般に光照射による減衰が高感度であると暗所
減衰も速く (高感度に)なる。したがって、電子写真
記録プロセスのレーザープリンタではプロセス速度、言
い換えれば感光層の移動速度に見合った特性の光導電性
材料を使用している。すなわち、高品位な記録を得るた
めにはプロセス速度一定で記録する必要があり、ファク
シミリのように受信信号に応じて記録媒体の移動速度を
変えて記録した場合には記録品質が一定しないという問
題を生じる。
これを避けるために原稿のレーザープリンタを利用した
ファクシミリ受信部では第11図にも示したように1ペ
一ジ分の記録信号をいったんページメモリに記憶して記
録している。ファクシミリでは1通信分の記録信号を連
続して受信するので記録中も受信するため2ペ一ジ分以
上のページメモリーが必要になるという問題を生しる。
これは階調信号のような1画素当たり数ビットを要する
ような記録信号ではメモリー規模は膨大なものとなり装
置コストの大きな負担となる。
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたもので、発明の
目的は記録速度可変の静電記録装置を提供することにあ
る。他の目的は記録媒体が間欠的に搬送されても記録品
質の変わらない静電記録装置を提供することにある。さ
らに他の目的は記録速度が変化しても、記録媒体が間欠
的に搬送されてお普通紙に記録品質の変わらない記録を
行う静電記録装置を提供することにある。さらに他の目
的は高速で、かつ記録媒体を間欠送りしながら高品位の
記録ができる静電記録装置を提供することにある。さら
に他の目的はページメモリを装備せずに高速で、かつ記
録媒体を間欠送りしながら高品位の記録ができる静電記
録装置を提供することにある。
本発明はイオン発生装置より記録信号にしたかってイオ
ンを抽出する記録手段を用いて、移動速度可変あるいは
間欠的に搬送される固体誘電記録媒体に静電パターンを
形成し、現像手段により可視化する静電記録装置を用い
て上記問題点を角lf決するものである。さらにはプリ
チャージ手段により間欠的に搬送される固体誘電記録媒
体を一様に帯電させ、記録信号にしたがってイオン発生
装置より前記帯電と逆極性のイオンを抽出する記録手段
により静電パターンを形成する静電記録装置を用いて上
記問題点を解決するものである。これらの静電記録装置
を構成するイオン発生装置として固体誘電体部材の一面
に第一の電極を、他面に第一の電極に対向して固体誘電
体部材の接合部にはエアギャップ領域が存在するように
第二の電極を設け、第一の電極と第二の電極の間に交え
電位を印加し、エアギャップ領域に放電を生じせしめる
ようにしたイオン発生装置を、プリチャージ手段として
固体誘電体部材の一面に第一の電極を、他面に第一の電
極に対向して固体誘電体部材の接合部にはエアギャップ
領域が存在するように第二の電極を設けたイオン発生器
とエアギャップ領域に放電を生じせしめるために第一の
電極と第二の電極の間に交流電位を供給する交流電源と
誘電記録媒体との間に所定の電位を形成するためのバイ
アス電源を含むプリチャージ手段を、現像手段として非
接触型の非磁性一成分現像手段あるいは弾性ローラを現
像ローラとする接触型の非磁性一成分現像手段を用いる
静電記録装置を提供するものである。また、間欠的に搬
送される固体誘電記録媒体を一様に帯電させるプリチャ
ージ手段と、静電パターンを形成するために記録信号に
したがってイオン発生装置より前記帯電と逆極性のイオ
ンを抽出する記録手段と、現像手段と、転写手段からな
り、プリチャージ手段、記録手段および転写手段の各々
にエアーギャップ破壊によりイオンを生成するイオン発
生手段を含む静電記録装置を提供するものである。
(作用) 本発明による静電記録装置では固体誘電体部材の一面に
第一の電極を、他面に第一の電極に対向して固体誘電体
部材の接合部にはエアギャップ領域が存在するように第
二の電極を設け、第一の電極と第二の電極の間に交流電
位を印加し、エアギャップ領域に放電を生じせしめるよ
うにしたイオン発生装置を用いることにより高電流密度
のイオンを得ることができ、記録手段にあっては固体誘
電記録媒体上に高速で電荷蓄積ができるので大きい静電
コントラストが数100nsec、〜数lOμSee。
で得られる。また、静電パターンの表面電位減衰の時定
数は固体誘電記録媒体の抵抗および誘電率からのみ任意
に決めることができ数10sec、以上の時定数を得る
ことができる。本発明に含まれるプリチャージ手段にあ
っては高電流密度のイオンにより瞬時に固体誘電記録媒
体の一様帯電がなされ、かつ所定の表面電位に達すると
イオンの移行が停止されるため固体誘電記録媒体のプリ
チャージ手段での滞留時間に関係なく所定の表面電位が
得られる。本発明の静電記録装置に含まれる現像手段で
あるトナーと静電パターンか離れている状態で現像の行
われる非接触型の非磁性一成分現像手段あるいは絶縁性
トナーと弾性ローラを現像ローラとして用いた非接触型
の非磁性一成分現像手段を用いることにより静電パター
ンの現像手段での滞留時間に関係なく所定の表面電位に
応じた現像が行われる。先に述べたイオン発生動作を示
すイオン発生装置を含む転写手段にあってはトナー像の
転写手段での滞留時間に関係なく所定の転写電位が得ら
れる。したがって、本発明になる静電記録装置では各手
段での滞留時間に関係なく所定のプロセスが実行される
(実施例) 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明に係る静電記録装置の一実施例を示す。
静電記録装置20は接地された導電体21上に誘電層2
2を設けた記録媒体ドラム23の周囲にイオン記録ヘッ
ド24、非接触型の一成分非磁性現像器25、トナー転
写器26、クリーニングブレード27、除電器28から
なる。送信側で変調された記録信号は伝送路を経由して
受信側ファクシミリの受信部に入り復調器29で復調さ
れ、バッファメモリー30に記憶される。制御部31の
制御により記憶された記憶信号にしたがってイオン記憶
ヘッド駆動回路32が駆動され、後述する記録動作によ
りイオン記録ヘッド24を通過する誘電層22面にイオ
ン記録ヘッド24より記録信号に従って抽出されたイオ
ンにより電荷像が形成される。電荷像は現像器25によ
り電荷像と逆極性の乾式現像剤(以下、トナーと言う)
で現像され可視化される。トナー転写器2Bを通過する
トナー像はトナー転写器26より発生し、記録紙33の
裏面に与えられたトナー像と逆極性のイオンが形成する
静電力により、記録紙33に転写される。記録紙33に
転写されたトナー像は定着器であるヒートローラ(図示
せず)を通過して定着される。記録紙33に転写されず
誘電層22に残ったトナーはクリーニングブレード27
で除去される。
トナーを除去された誘電層22面は除去器28を通過す
る時に表面の電荷を中和され、再使用される。
記録媒体ドラム23はアルミニュウムドラムに固有抵抗
1O12〜1014Ω/ cm s厚さ 100μm(
7)ポリフッ化ビニリデン膜を被膜したものを用いた。
第2図を用いてイオン記録ヘッド24の構成と記録動作
について説明する。イオン記録ヘッド24はイオン発生
器24−Aと加速電極24−Bからなる。イオン発生器
24−Aは0.[135o+m厚のアルミナ基板34に
電極材料として金、誘電体材料として結晶化ガラスを用
いて周知の技術である厚膜形成法、フォトリソグラフィ
とエツチングにより第3図に示すパターンで固体誘電体
部材である厚さ25μmの結晶化ガラスを挟んで第1電
極である5本の誘電電極35と第2電極である20本の
イオン発生電極36を形成した。誘電電極35(後述す
る第3図では破線で示しである)の幅は160μm1厚
みは3μmである。
誘電体層37の厚みは25μmである。イオン発生電極
36(第3図では実線で示しである)の幅は180μm
5厚みは15μmで第3図に示したようにマトリックス
状に交差する誘導電極35とイオン発生電極36の交点
に直径100μmの穴38が1つのイオン発生電極あた
り5つ設けられている。穴38は記録媒体ドラム23の
軸方向に100μmピッチで200個並んでいる。加速
電極24−Bは第3図に示した穴38と同じ配置で直径
200μmのスルーホールを機械加工した厚さ60μm
のポリイミドフィルム39と、18μm厚の銅箔に感光
性ポリイミドを硬化後5μmとなるように塗布し、第3
図に示した穴38と同じ配置で銅・ポリイミドをエツチ
ングし、直径100μmのスルーホールを設けたフィル
ムをイオン発生電極に設けられた穴38と同心になるよ
うに積層した。5つの誘導電極35−1.35−2.3
5−3.35−4.35−5は各々、交流電極40に他
端を接続している誘導電極選択スイッチ41−1.41
−2.41−3.41−4.41−5に接続されている
。イオン発生電極3B−1,36−2,36−3は各々
、信号電圧源42とイオン発生電極選択スイッチ43−
1.43−2.43−3.43−4に接続されている。
つぎに静電パターン形成について説明する。誘導電極3
5に接続するスイッチ41を選択することにより、例え
ば第3図によれば誘導電極41−2と交差するイオン発
生電極36に電源40よリピーク電圧1000V−周波
数20KHzの交流電位が印加されると穴38内に高密
度電流の正負イオンを生じる。このタイプのイオン発生
器のイオン発生機構は特開昭54−53537号公報に
詳しく記載されているが、ここでは簡単に説明する。電
源40より交流の正の電位が誘導電極35とイオン発生
電極36の間に印加され、穴38内の周縁電界Ehが空
気の破壊電界を越えると誘電体37の領域37−rに関
してエアギャップ破壊が生じて穴38内に正のイオンを
形成する。発生したイオンにより領域37−rが帯電し
その電位がイオン発生電極36のそれに近づくとイオン
発生は停止する。続いて負の電位が印加されると先と同
様の機構により負のイオンが生じる。この様にイオン発
生が先に発生したイオンによって制限されることかない
ので高密度電流のイオンが発生する。同時にイオン発生
電極選択スイッチ43、例えば第3図によればイオン発
生電極43−2を選択することにより、イオン発生電極
43−2に記録信号電圧FA42による記録信号電位−
300Vが印加される。選択された画電極の交点にある
穴38−aでは負イオンが抽出され、抽出された負イオ
ンは電極44により加速電極24−Bと導電体21に印
加される一600vの電位により誘電層22上に誘引さ
れる。誘導電極とイオン発生電極をマトリックス駆動す
ることにより上記のようにイオン記録ヘッド24下を通
過する誘電層23上に記録信号にしたがった表面電位−
500Vの電荷像が形成される。
イオンによる誘電層22の充電(表面電位形成)時間は
イオン電流密度が高いので数100nsec、〜数lO
μSee、と極めて短く、かつ加速電極電位と誘電層表
面電位が同じになるとそれ以上イオンは誘電層に誘引さ
れることはないので誘電層表面電位は加速電極24−B
と導電体21に印加される電位以上になることはなく、
誘電層のイオン記録ヘッド下の通過時間に関係なく所定
の表面電位が得られる。
形成された静電パターンは記録媒体ドラム23の回動に
よって非接触型の一成分非磁性現像器25に送られる。
回動する現像スリーブ45に供給される正の極性の絶縁
性トナーが負の電位の静電パターンを現像し、静電パタ
ーンは可視化される。現像スリーブ45上のトナーは誘
導層22と離間している。
したがって、現像されたトナー像が停止しても、回動す
る現像スリーブ45上のトナー層によってトナー像が乱
されることはなく、またトナーを介して静電パターンの
電荷がリークすることもない。
現像スリーブ45には一150vのバイアス電位に重畳
された交流電位が現像電位として印加されている。
静電パターン電位はトナーの現像により低下し、現像電
位のバイアス電位とほぼ等しくなるまでトナーは静電パ
ターンに誘引される。現像が飽和した後(電位差がほぼ
なくなったとき)も誘電層22が間欠的に送られている
ため現像された静電パターンが現像領域に止まっていて
も、この後は交流電位によりトナー像のトナーは剥離−
付着を繰り返すが平衡状態となりトナー濃度は変化しな
い。
すなわち、静電パターンの現像領域での滞留時間に関係
なく静電パターン電位に応じたトナー濃度が保たれる。
トナー像はトナー転写器26により記録紙33に転写さ
れる。トナー転写器26の働きを第4図を用いて説明す
る。トナー転写器26はイオン記録ヘッド24のイオン
発生器24−Aと断面構造は同じであるがイオン発生電
極4B、tooμm幅のスリット状に開けられた穴47
および誘電電極48が誘電体ドラム23の軸方向に記録
紙33の幅を越える長さで設けられている。製造法はイ
オン発生器24−Aとデザインを除いて概略同じである
のでここでは説明を省略する。誘導電極48とイオン発
生電極46に電極49よりピーク電圧tooov−周波
数25KHzの交流電位が印加されると穴47内に高密
度電流の正負のイオンを生じる。イオン発生機構につい
ては第2図においての説明と重複するので省略する。イ
オン発生電極46に電極50より印加されるバイアス電
位−eoovの働きにより抽出された負イオンは記録紙
の裏面に付着し、付着した電荷が形成する静電界により
プラス帯電のトナーは記録紙33に停車される。イオン
記録ヘッドによる誘電層での静電パターン形成と同様に
記録紙33の裏面の表面電位(以下、転写電位という)
がイオン発生電極に印加されているバイアス電位に近づ
くと発生したイオンは記録紙33に誘引されなくなり、
イオン発生が持続していても転写電位はイオン発生電極
に印加されているバイアス電位に近い値で飽和する。
記録紙33が普通紙の場合、環境温度が高くなると吸湿
して付着したイオンがリークし、転写電位が低下し転写
不良による濃度低下、濃度むらが生じる。このトナー転
写器26はイオンの高密度電流が発生するので転写電位
が低下した分に相当するイオンかたたちに供給され転写
電位は復活する。記録媒体ドラム23と記録紙33が停
止しても転写電位が以上に上昇することもなく常に一定
の転写電位を保つことかできる。トナー転写後の静電パ
ターン部に残ったトナーはクリーニングブレード27で
除去される。静電パターンは除電器28で消去される。
除電器28のイオン発生器の構造は先に説明したイオン
転写器と同じであるが、第4図に示したイオン転写器の
構成から電源50が除かれた構成となっている。イオン
発生機構については第2図においての説明と重複するの
で省略する。除電器28では正負のイオンが発生し、正
のイオンが静電パターンの電位により誘引されて形成さ
れた電荷像を中和・消去し、誘電層22の表面電位を略
Ovとして記録媒体ドラム23の再使用を可能とする。
除電器28では正負のイオンが発生しているので、誘電
層22が停止していても帯電されることはない。
以上の説明から明らかなように、静電記録装置20は記
録媒体ドラム23を間欠的に回動させながら普通紙に記
録することができる。この特徴により、この静電記録装
置をファクシミリの受信部出力装置として用いると、復
調器29で復調された記録信号を記憶するラインバッフ
ァメモリー30の容量は数ライン分で良く、数ページ分
のメモリー要領を必要とした従来装置と比較して、大幅
なメモリー容量の削減が可能である。また、ページ単位
で記録する必要がないので記録紙33は連続紙を用いる
ことができる。この場合には必要に応じてカッターを設
けても良い。
次に本発明になる他の一実施例である静電記録装置を第
5図を用いて説明する。静電記録装置51は接地された
導電体52上に誘電層53を設けた記録媒体ドラム54
の周囲にブリチャージャ55、イオン記録ヘッド56、
反転現像を行う絶縁性−成分非磁性トナーを用いた接触
形現像器57、圧力ローラ58、クリーニングブレード
59からなる。後述する静電パターン形成法によりイオ
ン記録ヘッド56を通過するあらかじめ正のイオンで帯
電された誘電層53面にイオン記録ヘッド56より記録
信号に従って抽出された負のイオンにより電荷の中和像
(静電パターン)が形成される。中和像は現像器57に
より帯電電荷と同極性のトナーで現像され可視化される
。トナー像は圧力ローラ58と記録媒体ドラム54によ
って記録紙60に圧接され、記録紙BOに転写されると
同時に定着される。記録紙に転写されず誘電層53面に
残ったトナーはクリーニングブレード59で除去され、
記録媒体ドラム54は再使用される。
記録媒体ドラム54として樹脂などを含浸させた陽極酸
化アルミを表面に設けたアルミニュウムドラムを用いた
イオン記録ヘッド56の構造を模式的に第6図に示す。
イオン記録ヘッド5Bはイオン発生器56−Aと制御電
極5B−Bからなる。イオン発生器5B−Aは0.63
5+am厚のアルミナ基板61の一面に全面鋼の電解メ
ツキをした後、フォトリソグラフィとエツチングにより
第7図に示すパターン配置で厚さ3μm1幅180μm
で5本の誘導電極(第7図ではハツチングで示しである
) 82を形成した。次1こ固体誘電体部材となる25
μmのポリイミドフィルムに積層した18μm厚の銅箔
にフォトリソグラフィとエツチング加工を施し、第7図
に示すパターン配置(第7図では実線で示している)で
イオン発生電極63と遮蔽電極64を形成した。イオン
発生電極63と遮蔽電極64は共通電極85に接続あれ
、接地されている。遮蔽電極64の幅は40μmで遮蔽
電極64とイオン発生電極B3との間隔は40μmであ
る。イオン発生電極63および遮蔽電極64のポリイミ
ドフィルムとの接合部に形成されるエアーギャップ領域
に対する挟角は75度に加工された。このシートを誘導
電極62とイオン発生電極63および遮蔽電極B4が第
7図の位置関係になるようにポリイミドフィルムからな
る誘電体B6を挟んで積層し、イオン発生器58−Aを
構成した。イオン発生器56−Aの特徴は第5図に示す
ようイオン発生電極63の間に誘導電極62に対向する
領域内に少なくともその一部か含まれるように遮蔽電極
64を設けた点にある。遮蔽電極64はイオン発生用の
交流電位でイオン発生電極63の間に漏洩する電界を遮
蔽するために設けられ、本静電記録装置のイオン電流低
電圧制御に有効に作用する。制御電極56−Bは大2図
に示したイオン記録ヘッドの加速電極24−Bと同様に
製作し、イオン発生器56−Aと積層してイオン記録ヘ
ッド56を得た。この静電記録装置の静電パターン形成
について第8図を用いて説明する。記録媒体ドラム54
の誘電層53の表面をブリチャージャ55で正電荷によ
り一様に帯電する。ブリチャージャ55の構成は第4図
に示した転写器と同様であり、イオン発生機構も同様な
ので説明を省略する。誘電電極67とイオン発生電極6
8の間に電1Fj69よりピーク電圧1500V−周波
数20KIlzの交流電位が印加されると先に説明した
ようにエアーギャップ破壊により高電流密度の正負イオ
ンを生じる。電源70よりイオン発生電極に印加される
+600vの電位により正イオンが抽出され、誘電層5
3表面を+600Vに帯電する。記録媒体ドラム54の
回動が停止し誘電層53がプリチャージ下で滞留しても
第4図に示した転写器における記録紙への帯電が記録紙
か滞留しても一定の電位に維持されると同様に、プリチ
ャージ電位は電源70のバイアス電位とほぼ同じに保た
れる。−様に帯電された誘電層63がイオン記録へ・ソ
ド56を通過するとき、記録信号にしたがってイオン記
録ヘッド56より抽出される負のイオンにより誘電層5
3表面の正のイオンを選択的に中和・消失させ、中和像
71を形成する。イオン記録ヘッド56の誘導電極62
−L 62−2.62−3.62−4.62−5はスイ
ッチ72−1.72−2.72−3.72−4.72−
5により順次切り替えられて電源73に接続される。イ
オン発生電極63と遮蔽電極64は電源73およびカッ
トオフ電位〜40Vを印加する電源74に接続されてい
る。電源73より選択された誘導電極(例として第7図
では誘導電極72−1が選択されている)とイオン発生
電極63および遮蔽電極64に印加されるとピーク電圧
1500V−周波数20KHzの交流電位により、選択
された誘導電極とイオン発生電極63および遮蔽電極B
4の交差する領域に対応する穴75内に正負のイオンを
生じる。制御電極56−Bには記録信号に応じて〜40
V (ON)あるいはアースポテンシャル(OFF)の
イオン電流制御電位が印加される。制御電極56−Bに
アースポテンシャルが印加されているときは負のイオン
をイオン発生電極側へ誘引する逆電界が発生し、負のイ
オンは誘電層53の表面電位によって誘電層53の表面
に誘引されることはない。制御電極56−Bに〜40V
が印加されているときは負のイオンをイオン派生電極側
へ誘引する力が生じないので、負のイオンは誘電層53
の表面電位によってイオン記録ヘッド5Bより抽出され
誘電層53の表面に誘引される。誘電層53の表面に誘
引された負のイオンは誘電層53の表面の正のイオンを
中和して、その表面電位を150V以下に低下させ中和
像71を形成する。この静電記録装置の静電パターン形
成方式によれば静電パターンの電位コントラストはほぼ
プリチャージ電位によって選択でき、ここに示したよう
にSe感光体を用いた電子写真記録方式における静電パ
ターンの電位コントラストと同様なおおきな電位コント
ラストを得ることができる。静電パターン形成後、記録
媒体ドラム54の回動が停止しても制御電極56−Bと
イオン発生電極63および遮蔽電極64の間には負のイ
オンをイオン発生電極側へ誘引する電界が作用している
ので非記録部分の誘電層53に誤った静電パターンが形
成されることはない。正のイオンはイオン記録ヘッド5
6より抽出される可能性があるが形成された静電パター
ンの表面電位はプラス電位かアースポテンシャルなので
誘電層53に誘引されることなく、したがって形成され
た静電パターンが乱されることはない。遮蔽電極64が
ある場合には高密度の負のイオンの誘電層53への抽出
制御を上記のように数lOvの制御電位で実現できるが
、遮蔽電極64がない場合には数toovの制御電位が
必要となる。遮蔽電極64の作用について詳しく説明す
る。
第12図(a)に示した遮蔽電極64の存在しないコロ
ナイオン流発生器の場合には、記録媒体103(記録媒
体ドラムに相当)を+600vの表面電位に、制御電極
11Bを+38Bに、イオン発生源115のイオン発生
電極H8を+311Vにそれぞれバイアスし、誘導電極
119に対しイオン発生用のピーク間電圧1800の交
流電圧を印加したとき、イオン発生電極118から負の
イオンが発生し記録媒体103に達する。このときの電
位分布は第(2図(b)に示すようになる。
ところが、第13図(a)に示すように、遮蔽電極64
を設けてイオン発生電極と同電位にした場合には、第1
3図(b)に示す電位分布となる。
すなわち、遮蔽電極64が存在する場合、イオン発生源
15と制御電極11Bとの間の電位分布は数lOv以下
となり、制御電極116をOVにするだけで、負のイオ
ンに対し逆電界を与えることが可能となり、負のイオン
を制御できる。しかも、イオン発生電極近傍のイオン発
生電界にはほとんど影響を与えることはなく、安定した
イオンが生ずる。
一方、イオン発生電極11gと誘導電極119に印加し
た交流電圧で生じた逆極性の正のイオンは、記録媒体1
03と制御電極116との間の逆電界により記録媒体1
03上に達することなく制御電極11Bに吸収される。
このように、遮蔽電極64を設けてもイオン発生量の減
少はない。その理由は、イオンが発生する領域がイオン
発生電極近傍数ミクロンの所に強電界部分で行なわれ、
この領域の電界変動は100ミクロンのイオン発生用ス
リット中に50ミクロン幅の遮蔽電極を設けてほとんど
変化しないためである。
次に、上述の動作原理をさらに理論的に説明する。基本
動作は二極真空管とほぼ同じであるが、真空管の場合は
電子を取扱い、本発明ではイオンを取扱う点が異なる。
そのため、キャリア速度と電圧との関係式が異なり、そ
の結果イオン電流の基本方程式に差が生ずる。ここでは
、基本方程式とそこから導出されるイオン電流の式等を
用いて説明する。
イオンの動作を示す基本方程式は次式で示される。
V ■−μ d、  、l−ρV     ・・・(1)■
はイオン発生源からの距離yだけ離れた点の電位、ε 
は空気の比誘電率、ε。は真空中の誘電率、ρは距My
において空間電荷として存在するイオン流による電荷f
f1TIVは距離yにおける速度、μはイオンの移動度
、iは距離yにおけるイオン電流である。
以上の式はイオンによる空間電荷が存在する定常状態を
示すものであり、イオン発生電極11gと誘電電極11
9の間に印加するイオン発生用の交流電圧123の周期
はイオンが記録媒体103に達する時間(〜2μSee
程度)よりも十分長く、かつ制御電極116に印加する
信号電圧124の周期もこの時間よりも十分長い必要が
ある。
このように空間電荷を積極的に作成し、制御することで
低電圧駆動を可能にしたものであり、従来の方式におけ
る逆に空間電荷を除去することでイオンのオン・オフ制
御を行なうもので多値記録は不可能であり、基本的に異
なる。
さらに、加える信号電圧124と負のイオンの発生が同
期するように交流電圧(好ましくは矩形波)を印加し、
はぼ低常状態の近似が成立することが好ましい。
このようにして生じた負のイオンは11Bとイオン発生
電極118との間に電圧Vgを印加すると、表面電位V
sの記録媒体103方向に次式で示すイここで、aは記
録媒体103と制御電極lIBとの間の距離、bは制御
電極11Gとイオン発生源115との距離である。
kは二極真空管の場合と同様にグリッドに相当する制御
電極の周辺効果を考慮した電圧増幅率である。つまり、
制御電極11B上のイオン貫通孔118aが真空管のグ
リッドと同様に周期的に存在するものとして近似すると
、電圧増幅率は制御電極の効果により電極中心からの距
離の函数として変化し、電極中心でその値が最小となる
以上のイオン電流の式はイオン発生量が少ない場合は、
飽和電流になるまで上式によるイオン電流が流れるが、
それ以上の飽和電流値以上では一定電流となる。そのた
め、イオンの発生量以下で使用する場合には、そのイオ
ンの発生量に依存せず、電極構造、制御電極tteに印
加する電圧、記録媒体103の表面電位により変化する
以上のことから、イオン記録ヘッドの個々の素子のイオ
ン発生用交流電圧を記録に必要なイオン発生量以上に設
定することで、イオン発生電極11&のバラツキにより
生ずるイオン発生量の変動を抑えることが可能となる。
また、イオン流を遮蔽する制御電圧は次式で示され、電
極中心で上幅率が最小となる電圧が最大の遮蔽電圧値と
なる。
この電圧を制御型1116にバイアス電圧として加える
ことでイオン電流を遮断することが可能となる。
V−−V/l(・・・(3) S さらに、制御電極tteに加える信号電圧は、イオン発
生電極118に加えるバイアス電圧よりも小さい値が好
ましい。この値がイオン派生電極118の電圧よりも大
きい場合には、発生した負のイオンの一部が制a電極1
1gに直接流れ込み、イオンの使用効率が悪くなり、さ
らに制御電極方向に流れるイオン流により記録媒体10
3と制御電極116との間の電位が変動し、イオンの使
用効率がさらに悪化することになる。そのため、信号に
応じた制御電極電圧はイオン電流を最大とするOV以下
に設定することが好ましい。よって遮蔽電極64を用い
る方が望ましい。
静電パターン71は絶縁性−成分非磁性トナーを用いた
接触形現像器57により現像される。現像器57は絶縁
性−成分非磁性トナーをブレード(図示せず)で薄層状
に塗布された弾性を有するローラ基体に可撓性の抵抗層
を被覆した現像スリーブ76を記録媒体ドラムUに接触
させ、誘電層53の移動速度より速い速度で同方向に回
転させ現像を行う。
この様な現像器として特開昭62−336159号があ
る。現像スリーブ7Bには現像バイアス電圧+200 
Vを印加して反転現像により静電パターンのトナー像化
が行われる。この現像器は現像電極の役割を果たす現像
スリーブが静電パターンに近接するので細線の再現性が
良い。現像中に記録媒体ドラム54の回動が停止した場
合にも、現像スリーブと静電パターンとの間に絶縁体ト
ナーが介在するので非画像部の電荷がリークも極めて僅
かであり、誘電層の表面電荷の減衰時定数も長いので静
電パターンの電位コントラストが低下することもなく、
記録媒体ドラム54の回動、あるいは停止によらず常に
同じ光学濃度を与えるトナー像が得られる。トナー像は
所定の圧力をもって記録媒体ドラム54に接している圧
力ローラ58を通過する際に記録紙60に圧接されて、
転写と定着が同時におこなわれる。転写。定着は圧力の
みで行われ、記録媒体ドラム54の回動が停止し圧接時
間が長くなってもトナー像の転写・定着には悪い影響は
出ない。
記録紙は必要に応じてカッター(図示せず)で所定の長
さに切断され、排紙される。トナー像を転写された静電
パターンは転写残りのトナーをメタルブレード59でク
リーニングされる。この静電5己録装置では記録媒体ド
ラム54の表面絶縁層が非常に堅く、滑らかなのでトナ
ークリーニング効率は良く、かつ耐刷性に優れている。
誘電層53は再びプリチャージされ再使用される。正の
イオンの残っている部分はブリチャージャ55のバイア
ス電位になるだけイオンが補充され、中和された部分は
ブリチャージャ55のバイアス電位に再帯電される。
以上の説明から明らかなようにこの静電記録装置では記
録媒体ドラムの回動が変化、あるいは間欠的に回動して
も常に変わらない印字品質の記録ができる。
次に本発明になるたの一実施例である静電記録装置を第
9図を用いて説明する。静電記録装置90は第5図に示
した静電記録装置のトナーを転写するための圧力ローラ
58をローラ転写器91に置き換え、定着器(図示せず
)を付加したものである。
第9図中の構成手段で第5図と同じものは同番号で示す
。静電記録装置90は接地された導電体52上に誘電層
53を設けた記録媒体ドラム54の周囲にブリチャージ
ャ55、イオン記録ヘッド56、反転現像を行う絶縁性
−成分非磁性トナーを用いた接触形現像器57、ローラ
転写器91、クリーニングブレード59からなる。トナ
ー像転写、定着を除いて、記録プロセス、静電パターン
形成プロセス、および記録媒体ドラム54、ブリチャー
ジャ55、イオン記録ヘッド56、接触形現像器57、
クリーニングブレード59は第5図のものと同様なので
説明を省略する。第10図を用いてローラ転写器91の
構造および転写動作を説明ローラ転写器91は転写ロー
ラ92と転写電圧を供給する電源93からなる。転写口
〜う92は可撓性の抵抗性層94、導電層95、変形可
能な4Iii性層96、金属シャフト97よりなる。記
録媒体ドラムHの回転にしたかってトナー像98はトナ
ー転写部(B−C区間)に運ばれる。トナー転写部で、
トナー像98は記録紙60に圧接される。金属シャフト
97にはトナーと逆極性の転写電圧マイナス1 、5K
Vが電源93供給され、抵抗層94と記録媒体ドラム5
4の間に作用する静電気力により、トナー像98は記録
紙60に転写される。トナー転写部では転写ローラ92
の弾性層96の弾力的な変形により転写圧力もほぼ一定
に保たれる。この様な転写器として特開昭63−104
080号がある。この転写器では抵抗層94と記録媒体
ドラム54の間に作用する静電気力によりトナーを転写
するので記録紙の吸湿性の影響を受けることがない。ト
ナー像の搬送がトナー転写部(B−C区間)で停止して
も、トナー像に作用する静電気力は変化せず、また転写
ローラの柔軟構造により過剰な圧力が加わらないのでト
ナーが誘電層53にオフ・セットすることもなく、誘電
層のトナー転写部の通過時間に関係なく一定した画像品
位の記録が得られた。
第二、第三の実施例の静電記録装置の第一の実施例の静
電記録装置と同様にファクシミリの受信部出力装置とし
ても用いることができるのは以上の説明から明らかであ
る。また、ファクシミリ以外の記録速度を可変、あるい
は間欠的に記録を行う記録装置に用いることができるの
は勿論である。
[発明の効果] 本発明になる静電記録装置により一記録画面の記録中に
記録速度が変わっても、また間欠的に記録を行っても高
品位の記録画像が得られる。また、環境湿度に対して動
作範囲の広く、−記録画面の記録中に記録速度が変わっ
ても、また間欠的に記録を行っても高品位の記録画像が
得られる静電記録装置を構成できる。本発明になる静電
記録装置をファクシミリ受信部に用いて普通紙に高速で
かつ、間欠記録のできるファクシミチ受信部を構成する
ことかできる。また、動作範囲が感熱ファクシミリト同
等に広く、レーザーファクシミリよりも高速記録が可能
で、間欠記録のできるファクシミリ受信部を溝底するこ
とができる。本発明になる静電記録装置をファクシミリ
受信部に用いることにより、メモリ容量の大幅削減が可
能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従う第一の実施例である静電記録装置
の構成とそれを出力部としたファクシミリ受信部の構成
を示す図、第2図は第1図の静電記録装置におけるイオ
ン記録ヘッドの構成と静電パターン形成動作を説明する
ための図、第3図は第2図に示したイオン記録ヘッドの
電極構成を示す図、第4図は第1図の静電記録装置にお
けるトナー転写器の働きを説明するための図、第5図は
本発明にしたがう第二の実施例である静電記録装置の構
成を示す図、第6図は第5図の静電記録装置におけるイ
オン記録ヘッドの構成を示す図、第7図は第6図に示し
たイオン記録ヘッドの電極構成を示す図、第8図は第5
図の静電記録装置における静電パターン形成動作を説明
するための図、第9図は本発明にしたがう第三の実施例
である静電記録装置の構成を示す図、第1O図は第9図
に示した静電記録装置のローラ転写器の構成とその働き
を説明するための図、第11図は従来装置であるレーザ
ファクシミリの受信部構成と記録動作を説明するための
図、第12図乃至第13図は遮蔽電極の作用を説明する
ための図である。 1O129・・・復調器   12.30・・・メモリ
22.53・・・誘電層   23.54・・・記録媒
体ドラム24.56・・・イオン:2録ヘッド 24−B・・・加速電極   25.57・・・現像器
26.58.91・・・転写器 27.59・・・クリーニングブレード28・・・除電
器 35.48.62.67・・・誘導電極36.46.6
3.68・・・イオン発生電極56−B・・・制御電極

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)記録手段により固体誘電記録媒体に記録信号にし
    たがって静電パターンを形成し、現像手段により可視化
    する静電記録装置において、 イオン発生装置より記録信号にしたがってイオンを抽出
    する記録手段を用いて、移動速度可変の固体誘電記録媒
    体に静電パターンを形成することを特徴とする静電記録
    装置。 (2)記録手段により固体誘電記録媒体に記録信号にし
    たがって静電パターンを形成し、現像手段により可視化
    する静電記録装置において、 イオン発生装置より記録信号にしたがってイオンを抽出
    する記録手段により間欠的に搬送される固体誘電記録媒
    体に静電パターンを形成することを特徴とする静電記録
    装置。 (3)イオン発生装置が固体誘電体部材の一面に第一の
    電極を、他面に第一の電極に対向して固体誘電体部材の
    接合部にはエアギャップ領域が存在するように第二の電
    極を設け、第一の電極と第二の電極の間に交流電位を印
    加し、エアギャップ領域に放電を生じせしめるようにし
    たイオン発生装置であることを特徴とする請求項1又は
    2記載の静電記録装置。 (4)現像手段が非接触型の非磁性一成分現像手段ある
    いは絶縁性トナーと抵抗層を表面に有する弾性ローラを
    現像ローラとして用いた接触型の非磁性一成分現像手段
    であることを特徴とする請求項1又は2記載の静電記録
    装置。 (5)記録手段が固体誘電体部材の一面に第一の電極を
    、他面に第一の電極に対向して固体誘電体部材の接合部
    にはエアギャップ領域が存在するように第二の電極を設
    け、第一の電極と第二の電極の間に交流電位を印加し、
    エアギャップ領域に放電を生じせしめるようにしたイオ
    ン発生装置と前記帯電電位より低い電位で前記帯電と逆
    極性のイオンを記録信号にしたがってイオン発生装置よ
    り抽出する手段を含むことを特徴とする請求項1又は2
    記載の静電記録装置。 (6)記録手段により固体誘電記録媒体に記録信号にし
    たがって静電パターンを形成し、現像手段により可視化
    する静電記録装置において、 プイチャージ手段により間欠的に搬送される固体誘電記
    録媒体を一様に帯電させ、記録信号にしたがってイオン
    発生装置より前記帯電逆極性のイオンを抽出する記録手
    段により静電パターンを形成することを特徴とする静電
    記録装置。 (7)プリチャージ手段が固体誘電体部材の一面に第一
    の電極を、他面に第一の電極に対向して固体誘電体部材
    の接合部にはエアギャップ領域が存在するように第二の
    電極を設けたイオン発生器とエアギャップ領域に放電を
    生じせしめるために第一の電極と第二の電極の間に交流
    電位を供給する交流電源と誘電記録媒体との間に所定の
    電位を形成するためのバイアス電源を含むことを特徴と
    する請求項6記載の静電記録装置。 (8)イオン発生器が固体誘電体部材の一面に第一の電
    極を、他面に第一の電極に対向して固体誘電体部材の接
    合部にはエアギャップ領域が存在するように第二の電極
    を設けたイオン発生器とエアギャップ領域に放電を生じ
    せしめるために第一の電極と第二の電極の間に交流電位
    を供給する交流電源とを含むことを特徴とする請求項7
    記載の静電記録装置。(9)現像手段が非接触型の非磁
    性一成分現像手段あるいは絶縁性トナーと抵抗層を表面
    に有する弾性ローラを現像ローラとして用いた接触型の
    非磁性一成分現像手段であることを特徴とする請求項6
    又は10記載の静電記録装置。 (10)記録手段により固体誘電記録媒体に記録信号に
    したがって静電パターンを形成し、現像手段により可視
    化し、転写手段により可視像を記録体に転写する静電記
    録装置において、 間欠的に搬送される固体誘電記録媒体を一様に帯電させ
    るプリチャージ手段と、静電パターンを形成するために
    記録信号にしたがってイオン発生装置より前記帯電と逆
    極性のイオンを抽出する記録手段と、現像手段と、転写
    手段を具備し、前記プリチャージ手段、前記記録手段と
    前記転写手段の各々にエアーギャップ破壊によりイオン
    を生成するイオン発生手段を含むことを特徴とする静電
    記録装置。
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