JPH03231266A - 電子写真装置のコロナ放電制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、コロナ放電により帯電及び転写を行う電子写
真装置のコロナ放電制御装置に関する。

［従来の技術］ 電子写真装置は例えば第２図に示すような構成になって
いる。

すなわち一端を軸支して他端側か上下に分離可能な筐体
１の略中央部には感光体ドラム２が配置されている。こ
の感光体ドラム２は駆動モータ３により一方向、すなわ
ち図中時計方向に回転駆動されるものであり、その感光
体ドラム２の周囲には電子写真プロセスに従い、感光体
ドラム２の表面、すなわち感光体を帯電させる帯電チャ
ージャ４、この帯電チャージャ４で帯電された感光体に
対して光を照射して情報を露光記録させる露光装置５、
この露光装置５で露光された感光体に現像剤であるトナ
ーを付着させる現像器６、搬送される用紙へ感光体ドラ
ム２のトナー像を転写させる転写チャージャ７、感光体
ドラム２からトナーを落とすクリーニング装置８、感光
体ドラム２を除電する除電器９が順に配置されている。

転写チャージャ７は感光体ドラム２の下側に位置し、そ
の転写チャージャ７に向けて筺体１の一側部に設けられ
た給紙カセット１０からピックアップローラ１１の動作
によって用紙が所定のタイミングで１枚ずつ搬送される
ようになっている。

この搬送される用紙は転写チャージャ７により感光体ド
ラム２のトナー像が転写された後除電チャージャ１２で
除電され、さらに定着器１３で定着されるようになって
いる。そして定着された用紙は排紙ローラ１４．．１４
によって筐体外に排出されるようになっている。

駆動モータ３は感光体ドラム２の駆動源の他、用紙の搬
送機構の駆動源にもなっている。

さらに筐体１内には内部の熱を外部に放出させるファン
１５、電源装置１６、筐体１が上下に分離されたときそ
れを検知して電源を切るカバーオーブンスイッチ１７等
が設けられている。

そして従来は第３図に示すように帯電チャージャ４に対
して数ＫＶの高電圧を出力する第１のトランス２１、転
写チャージャ７に対して数ＫＶの高電圧を出力する第２
のトランス２２、現像器６の現像ローラ２４に対して数
百Ｖの負の現像バイアスを印加させる第３のトランス２
３をそれぞれ設け、帯電チャージャ４により感光体ドラ
ム２の表面を負帯電させ、また感光体ドラム２の表面に
露光により形成された静電潜像に現像器６の現像ローラ
２４の回転によりトナーを付着させ、転写チャージャ７
により正電極で感光体ドラム２の表面に形成されたトナ
ー像を搬送される用紙に転写させるようになっている。

なお、帯電チャージャ４には制御グリッド２５が設けら
れ、定電圧素子２６を図示極性に介して接地されている
。

前記各トランス２１．２２．２３の動作タイミングは第
４図に示すように感光体ドラム２及び現像ローラ２４の
回転開始とともに信号Ｓ１によって第１のトランス２１
が動作して帯電チャージャ４により感光体ドラム２が負
に帯電される。そして帯電された感光体が途中で露光さ
れて現像位置に移動するタイミング、すなわちＴ１時間
経過後に信号Ｓ３によって第３のトランス２３が動作し
て現像ローラ２４による現像が開始される。

さらに帯電された感光体が順次露光、現像されて転写位
置に移動するタイミング、すなわち１２時間経過後に信
号Ｓ２によって第２のトランス２２が動作して転写チャ
ージャ７による転写が行われる。そして第２のトランス
２２が動作してしている期間は用紙が転写部を通過する
時間、すなわちＴ１時間となっている。

こうして第１、第３のトランス２１．２３は印刷動作を
行っている期間連続して動作され、第２のトランス２２
は用紙が転写部を通過する期間のみ動作することになる
。

［発明が解決しようとする課題］ このように従来のコロナ放電制御装置では帯電チャージ
ャ４及び転写チャージャ７のそれぞれに対応して数ＫＶ
という高電圧を発生させるための比較的高価で大きいト
ランスが必要となり、大型で大重量化するとともに経済
性が悪い問題があった。

そこで本発明は、小形軽量化を図ることができるととも
に経済性を向上できる電子写真装置のコロナ放電制御装
置を提供しようとするものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、感光体を帯電チャージャによるコロナ放電に
より帯電した後露光により静電潜像を形成し、その静電
潜像をトナーで現像した後転写チャージャによるコロナ
放電により感光体から像を用紙に転写する電子写真装置
において、帯電チャージャ及び転写チャージャに印加す
る高電圧を同一のタイミングで出力する共通トランスと
、転写チャージャに設けられた制御グリッドと、この制
御グリッドと接地間に接続された定電圧素子と、この定
電圧素子に並列に接続されたスイッチング素子を設け、
スイッチング素子を用紙が転写チャージャを通過するタ
イミングでオフ制御するものである。

［作用］ このような構成の本発明においては、共通トランスから
の高電圧が帯電チャージャに印加され感光体への帯電が
行われる。一方、共通トランスからの高電圧が転写チャ
ージャにも印加されるが、制御グリッドがスイッチング
素子のオン動作により接地電位となっているので、転写
チャージャにより感光体が正帯電されるのはごく僅かで
支障はない。そして用紙が転写チャージャを通過するタ
イミングでスイッチング素子がオフ制御されるので制御
グリッドが定電圧素子により所定電位となり感光体から
用紙への転写が可能となる。

［実施例コ 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図に示すように感光体ドラム３１に対して帯電チャ
ージャ３２、現像器３３、転写チャージャ３４がそれぞ
れ所定の位置に配置されている。

前記帯電チャージャ３２及び転写チャージャ３４は共通
トランス３５の各出力端子にそれぞれ接続されている。

前記共通トランス３５は信号Ｓ１によって動作され数Ｋ
Ｖの高電圧を発生するようになっている。

前記帯電チャージャ３２には制御グリッド３６が設けら
れ、その制御グリッド３６を定電圧素子である定電圧ダ
イオード３７を順方向に介して接地している。

前記転写チャージャ３４には制御グリッド３８が設けら
れ、その制御グリッド３８を定電圧素子である定電圧ダ
イオード３９を逆方向に介して接地している。そして前
記定電圧ダイオード３９にスイッチング素子としてフォ
トサイリスタカブラ４０のフォトサイリスタ４１をその
アノードを定電圧ダオード３９のカソード側にして並列
に接続している。

前記フォトサイリスタカブラ４０の発光ダイオード４２
はアノードが抵抗４３を介して＋ＶＣＣ端子に接続され
、カソードに信号Ｓ２が印加されて動作するようになっ
ている。

前記現像器３３には現像ローラ４４が設けられ、その現
像ローラ４４をトランス４５の出力端子に接続されてい
る。前記トランス４５は信号Ｓ３によって動作され数百
Ｖの電圧を発生するようになっている。

前記各信号Ｓｌｌ　　Ｓ２．Ｓ３は第４図と同様のタイ
ミングでそれぞれ入力されるようになっている。

このような構成の本実施例では、感光体ドラム３１及び
現像器３３の現像ローラ４４が動作を開始するとともに
信号Ｓ１が共通トランス３５に入力される。しかして共
通トランス３５から高電圧が発生して帯電チャージャ３
２及び転写チャージャ３４に印加される。こうして帯電
チャージャ３２により感光体ドラム３１の表面が帯電さ
れる。

一方、転写チャージャ３４においては信号Ｓ２がローレ
ベルとなっているので、フォトサイリスタカブラ４０の
発光ダイオード４２が発光しフォトサイリスタ４１がオ
ン動作しており、従って制御グリッド３８が接地電位と
なっている。

従って転写チャージャ３４によって感光体ドラム３１が
正帯電されるのはごく僅かであり印刷に悪影響を及ぼす
虞はほとんど無い。

そしてＴ、時間遅れて信号Ｓ３がトランス４５に供給さ
れる。これにより帯電された感光体が途中で露光されて
現像器３３の位置に到達するタイミングで現像ローラ４
４による現像が開始される。

その後現像された位置が転写チャージャ３４の位置に到
達するとともに用紙が転写チャージャ３４の位置に到達
するタイミング、すなわち信号Ｓ１が共通トランス３５
に入力されてがら１２時間経過後に信号Ｓ２がフォトサ
イリスタカブラ４０に入力される。

これにより発光ダイオード４２の発光が停止しフォトサ
イリスタ４１がオフ制御される。しかして転写チャージ
ャ３４の制御グリッド３８が定電圧ダイオード３９によ
って所定の電位に保持される。

こうして転写チャージャ３４による正帯電が行われ、感
光体ドラム３１から像が用紙に転写される。そして用紙
が転写チャージャ３４を通過するタイミングで信号Ｓ２
の供給は停止する。これにより再び制御グリッド３８は
接地電位となり転写動作は停止する。すなわち転写チャ
ージャ３４は信号Ｓ２がハイレベルとなる１５時間だけ
、換言すれば用紙が通過する時間だけ動作することにな
る。

このように高電圧を発生するトランスを共通トランスの
１個にできるので、全体として小形軽量化を図ることが
できる。また経済性も向上できる。

なお、前記実施例では感光体としてドラム形のものを使
用したが必ずしもこれに限定されるものでないのは勿論
である。

［発明の効果コ 以上詳述したように本発明によれば、帯電用と転写用の
トランスを共通にしたので、小形軽量化を図ることがで
きるとともに経済性を向上できる電子写真装置のコロナ
放電制御装置を提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す要部構成図、第２図は電
子写真装置の全体構成図、第３図は従来例を示す要部構
成図、第４図は帯電、現像、転写を制御する信号のタイ
ミング図である。 ３１・・・感光体ドラム、 ３２・・・帯電チャージャ、 ３３・・・現像器、 ３４・・・転写チャージャ、 ３５・・・共通トランス、 ３８・・・制御グリッド、 ３９・・・定電圧ダイオード（定電圧素子）、４０・・
・フォトサイリスタカブラ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 感光体を帯電チャージャによるコロナ放電により帯電し
   た後露光により静電潜像を形成し、その静電潜像をトナ
   ーで現像した後転写チャージャによるコロナ放電により
   感光体から像を用紙に転写する電子写真装置において、
   前記帯電チャージャ及び転写チャージャに印加する高電
   圧を同一のタイミングで出力する共通トランスと、前記
   転写チャージャに設けられた制御グリッドと、この制御
   グリッドと接地間に接続された定電圧素子と、この定電
   圧素子に並列に接続されたスイッチング素子を設け、前
   記スイッチング素子を用紙が前記転写チャージャを通過
   するタイミングでオフ制御することを特徴とする電子写
   真装置のコロナ放電制御装置。