JPH03230Y2 - - Google Patents

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JPH03230Y2
JPH03230Y2 JP7222184U JP7222184U JPH03230Y2 JP H03230 Y2 JPH03230 Y2 JP H03230Y2 JP 7222184 U JP7222184 U JP 7222184U JP 7222184 U JP7222184 U JP 7222184U JP H03230 Y2 JPH03230 Y2 JP H03230Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の属する技術分野〕 本考案はパチンコ球の帯電防止機構に関し、特
にパチンコ遊技機の賞球排出機構盤内を通過する
過程でパチンコ球に帯電した静電気を放出せしめ
ることができるようにしたパチンコ球の帯電防止
機構に関する。
〔考案の技術的背景〕
一般にパチンコ遊技機において遊技客に払い戻
す賞品球は、遊技客が打ち込んだ発射球を島毎に
回収して研磨装置で研磨した後に各パチンコ遊技
機毎の上タンクに補給される。そして近年の研磨
装置では発泡樹脂等の介在物をパチンコ球に混入
して研磨するとともに、その研磨速度も高速であ
るので、この研磨中にパチンコ球に静電気が帯電
することが多い。
又、各パチンコ遊技機内においても、入賞球が
発生する毎に上タンクに蓄えられた賞品球をタン
クシユート・導出シユート・賞球排出装置等を経
由して賞球排出口から遊技客に対して払い戻して
いるが、賞品球の排出径路は通常合成樹脂で形成
されるので、上記の各賞球導出径路を通過する過
程においてもパチンコ球に電荷が蓄積されること
が多い。
そして個々のパチンコ球に帯電する電荷量は極
めて微少なものであるが、このようにして帯電し
たパチンコ球が賞品球として大量に払い戻される
と、遊技客が賞品球に手を触れた時に感電し、極
めて大きな不快感を覚えることがある。
〔考案の目的〕
本考案はこのような現状に鑑みてなされたもの
であり、賞品球に帯電した電荷を放出して、遊技
客の不快感を除去できるパチンコ球の帯電防止機
構を提供することを目的とする。
〔考案の概要〕 要約すれば本考案のパチンコ球の帯電防止機構
は、前面枠の表面側には下部受皿を設けるととも
に前面枠の背面側には導電性フレームを設け、該
導電性フレームの背面側に打球の入賞に基づいて
所定数のパチンコ球を導出路に排出する賞球排出
装置と溢流したパチンコ球が流下する分流樋とを
配設し、該分流樋を流下するパチンコ球を前記前
面枠に対する取り付け部材となる前側フランジと
前記導電性フレーム面に対する取り付け部材とな
る後側フランジとを樋状体で連結してなる受皿出
口によつて前記下部受皿に導く様にしたパチンコ
遊技機を前提として、前記受皿出口の内面に導電
性板状部材を敷設し、該導電性板状部材の一部を
前記後側フランジの前記導電性フレーム面に対す
る接触面迄延出せしめたものである。
即ち、本考案においては電荷が蓄積された大量
のパチンコ球に最終的には受皿出口を介して下部
受皿に排出されるが、パチンコ球に帯電した電荷
は受皿出口の内面に敷設された導電性板状部材に
伝達され、更にこの導電性板状部材の延出部分を
介して導電性フレーム面に放出されるので、下部
受皿に排出されたパチンコ球に遊技者が手を触れ
ても感電による不快感を覚えることはない。
〔考案の実施例〕
以下図面を参照して本考案の1実施例を詳細に
説明する。
第1図は本考案の1実施例にかかるパチンコ遊
技機の賞球排出系の裏機構図であり、第1図を参
照してパチンコ球の流れを説明する。
先ず、各パチンコ遊技機1の上部には上タンク
2が配置され、この上タンク2に蓄えられた賞品
球はタンクシユート3a、コーナジヨイント60
及び導出シユート3bを経由して賞球排出装置4
に供給され、賞球排出装置4内の玉鞘4aに所定
数(入賞球1個につき払い戻される球数であり、
例えば15個)宛保持される。
一方、いずれかの入賞領域に入賞したパチンコ
球は入賞球集合樋A1を経由して1個宛連チヤン
6に流れ込み、そのパチンコ球の自重で連チヤン
6を時計廻りに回動しつつ、放出シユート7に流
れ込み、嘘発見器8に自然落下して、機外に回収
される。又、このパチンコ球は嘘発見器8内に落
下する過程でクランクイカリ9を時計廻りに回動
せしめ、このクランクイカリ9の回動に伴つてク
ランクイカリ9の爪部9aと梃杆10の係合ピン
10aの係合が解除されると、梃杆10は軸11
を中心としてパチンコ球の自重で時計廻りに回動
して、梃杆10の他端は連結ロツド12を押し上
げる。
この連結ロツド12の上端は回動自在な第1作
動杆13に連結され、第1作動杆13の他端は第
2作動杆14に連結され、第2作動杆14の他端
は玉鞘4aの左端に連結されている。従つて、連
結ロツド12が押し上げられることにより、第1
作動杆13は時計廻りに回動して、第1作動杆1
4を介し、玉鞘4aの左端を押し下げるので、玉
鞘4aは反時計廻りに回動し、玉鞘4a内に蓄え
られていた所定数のパチンコ球は導出路15を経
由して上皿出口16から上部受皿に放出され、上
部受皿に放出されたパチンコ球は再度打球装置に
供給される。
又、この時上部受皿が一杯であると、上部受皿
に溢れるパチンコ球は分流樋18を通つて受皿出
口70から下部受皿に放出される。
又、いずれの入賞領域にも入賞しなかつたパチ
ンコ球は、上述の如くして嘘発見器8から回収さ
れるパチンコ球と共に回収され、研磨装置で研磨
された後に上タンク2に適宜補給される。
そして既に述べたように、タンクシユート3a
や導出シユート3bや導出路15は合成樹脂で形
成されるとともに、パチンコ球は研磨装置内では
発泡樹脂とともに研磨されるので、上記のように
してパチンコ遊技機内を通過する過程あるいは店
内補給装置を通過する過程でパチンコ球には電荷
が蓄積され、遊技客が下部受皿のパチンコ球に手
を触れると、その静電気のために感電し、極めて
不快感を覚える。
そこで、本考案では上記したパチンコ球の流路
の途中の任意箇所に導電部材を流路中に露出して
配設するとともに、この導電部材を帯電容量の大
きな箇所に接続して、パチンコ球に帯電した電荷
を放出できるようにしている。
従つて、導電部材の配設箇所は上記したパチン
コ球の流路の途中の任意箇所に設けることができ
るが、本実施例ではパチンコ遊技機の既存の設備
を有効に利用するとともに、充分な放電効果を得
るためにタンクシユート3a・導出シユート3b
及び受皿出口70の内側にステンレス製の放電板
20を敷設するとともに、この放電板20を帯電
容量の大きな箇所(例えば、本実施例ではパチン
コ遊技機のフレーム)に接続している。
一般にパチンコ遊技機は第2図に示す様に、遊
技盤A・前面枠B・賞球排出機構盤C・外枠Dに
よつて構成されている。詳細には、遊技盤Aの背
面にはいずれかの入賞領域に入賞したパチンコ球
を集める入賞球集合樋A1が止着され、前面枠B
の裏面には前記入賞球集合樋A1の外形と同一形
状の窓枠が穿孔された金属製のフレームB1が固
定されている。
遊技盤Aを前面枠Bにセツトする時は前面枠B
のガラス扉B2を開けて、遊技盤Aの入賞球集合
樋A1がフレームB1の窓枠内に収まる様に遊技
盤Aを前面枠B内に嵌め込む。又、賞球排出機構
盤Cはその左端を前面枠Bの裏側に後に詳述する
落とし蝶番によつて枢支され、賞球排出装機構盤
Cを前面枠Bの背面のフレームB1と密着した時
にフレームB1の窓枠から突出した入賞球集合樋
A1が賞球排出機構盤Cと機構的に連結される。
このようにして遊技盤Aと賞球排出機構盤Cとを
取り付けた前面枠Bを蝶番B3及びD1によつて
外枠Dに取りつけることにより、一体のパチンコ
遊技機が構成される。
そしてフレームB1は全金属製であり、その帯
電容量は充分に大きいので、本実施例ではタンク
シユート3a,導出シユート3b及び受皿出口7
0の各々の内側に敷設された放電板をフレームB
1と電気的に接続して、パチンコ球に帯電した電
荷をフレームB1に逃がすようにしている。
次ぎに、先ずタンクシユート3a及び導出シユ
ート3bを流下するパチンコ球に帯電した電荷を
フレームB1に放電する手法を説明しよう。
タンクシユート3a及び導出シユート3bとフ
レームB1との電気的接続は第3図A・第3図B
に示す形状の放電板20、第4図に示す形状の接
続板30、第5図A・第5図Bに示す形状のアー
ス板40、第6図A・第6図Bに示す形状のヒン
ジアース板50によつて行われる。
又、第7図はタンクシユート3a及び導出シユ
ート3bに放電板20・接続板30・アース板4
0を取りつける状態を示した分解組立図であり、
タンクシユート3a及び導出シユート3bはその
内側をセパレータ19a,bで縦に2分割され、
各々2つの流路が形成される。
そして第3図Aは放電板20の正面図、第3図
Bは放電板20の底面図を示しており、放電板2
0はステンレス板を、その全長をタンクシユート
3a及び導出シユート3bより若干短く、又、そ
の全幅をタンクシユート3a及び導出シユート3
bのセパレータ19a,bによつて仕切られた各
流路の全幅と略同じくし、その長辺の両端部に舌
片状の足部21,22を残して裁断したものであ
り、足部21,22は放電板20の主体部に対し
て垂直に折り曲げられている。
又、第4図は接続板30の斜視図であり、接続
板30はその一辺が放電板20の全幅と等しい略
正方形のステンレス板の対向する2辺を打ち抜い
てH字状に形成したものであり、4枚の接続板3
0を網目銅線31で相互に接続して4枚の接続板
30間の導電性を得ている。
又、第5図Aはアース板40の平面図を、第5
図Bはアース板40の正面図を各々示しており、
アース板40は1枚のステンレス板からタンクシ
ユート3aの側壁に密着する貼付部41と、櫛歯
状の接続部42とを一体に打ち抜き、接続部42
を貼付部41に対して垂直に折り曲げたものであ
り、接続部42の櫛歯状の突片43は貼付部41
をタンクシユート3aの側壁に貼付した時にタン
クシユート3aのセパレータ19aで縦に分割さ
れた各々の流路の中央に位置する。又、44はタ
ンクシユート3aに取り付けるためのビス穴であ
る。
更に、第6図Aはヒンジアース板50の正面図
を、第5図Bはヒンジアース板50の平面図を示
しており、ヒンジアース板50はバネ性を持つス
テンレス板を扇状に打ち抜き、その脚部51を扇
部52に対して略45゜前後折り曲げ、脚部の51
の先端を更に略90゜前後折り曲げたものである。
そして、扇部52には賞球排出機構盤C(第2図
参照)を前面枠Bに枢支するための落とし蝶番を
構成する賞球排出機構盤側部片90(第8図参
照)にヒンジアース板50自体をネジ止めするた
めのビス穴53が穿孔され、賞球排出機構盤側部
片90にヒンジアース板50をネジ止めすると、
そのバネ性によりヒンジアース板50がアース板
40に圧接されるようになされている。尚、その
取り付けに関する詳細は後述の第8図により明ら
かになろう。
次ぎにこれらの部材を使用してタンクシユート
3a及び導出シユート3bを流下するパチンコ球
に帯電した電荷をフレームB1に放出する手法を
説明しよう。
第7図の分解組立図に示すように、タンクシユ
ート3a及び導出シユート3bは各々セパレータ
19a,bによつて2つの流路に分割され、この
2分割された各流路内に各々1枚ずつ放電板20
が敷設される。このタンクシユート3a及び導出
シユート3bの底面には放電板20の足部21,
22に相当する位置にスリツト(図示せず)が形
成され、このスリツトに足部21,22が挿入さ
れるとともに、足部21,22の先端が各年内側
に曲げられてタンクシユート3a及び導出シユー
ト3bの底面に固定される。
又、アース板40はその貼付部41が両面粘着
テープによつてタンクシユート3aの側壁(遊技
客から見て手前の側壁)外側に貼付され、併せて
ビス穴44にビスが挿入されてタンクシユート3
aの側壁外側に強固に固定される。そして接続部
42の櫛歯状の舌片43はタンクシユート3aの
底面に設けられた足部21を挿入するためのスリ
ツトの中間に位置し、足部21を内側に折り曲げ
る時にこの足部21に抱き込まれ、タンクシユー
ト3aの底面外側に密着するとともに、放電板2
0と導通する。
更に、タンクシユート3a及び導出シユート3
bに敷設された放電板20の足部21を内側に折
り曲げる時に、4個の接続板30は各々タンクシ
ユート3a及び導出シユート3bの底面に形成さ
れた足部21を挿入するためのスリツトの中間に
H字状の窪みが位置するように当てがわれる。従
つて、足部21を内側に折り曲げることにより、
接続板30は足部21に抱き込まれて、各々タン
クシユート3a及び導出シユート3bの底面外側
に密着する。その結果タンクシユート3a及び導
出シユート3bの底面内側に敷設された4枚の放
電板20は、接続板30及び網目銅線31を介し
て、各々相互に電気的に接続されるとともに、ア
ース板40とも電気的に接続される。
そしてその底面が相互に電気的に導通したタン
クシユート3aと導出シユート3bの左端をコー
ナジヨイント60に嵌合することにより、タンク
シユート3aから導出シユート3に至る流路が形
成される。
次に、第8図はアース板40とヒンジアース板
50とフレームB1(第2図参照)との接続状態
を示す分解斜視図であり、賞球排出機構盤Cをフ
レームB1に枢支するための落とし蝶番は賞球排
出機構盤側部片90とフレーム側部片91とによ
つて構成される。尚、第8図では賞球排出機構盤
C側を見せるためにフレームB1は図面上省略し
ているが、フレーム側部片91はビス穴92に挿
入される図外のビスによつてフレームB1に固着
される。
そして、ヒンジアース板50の扇部52を賞球
排出機構盤側部片90にビス止めすると、ヒンジ
アース板50と賞球排出機構盤側部片90が電気
的に接続されるとともに、ヒンジアース板50の
バネ性によつてヒンジアース板50の脚部51が
タンクシユート3aの側壁外側に固着されたアー
ス板40(第8図では図面の煩雑を避けるために
タンクシユート3aは図示はしていないが、アー
ス板40は第7図に示した如くしてタンクシユー
ト3aの側壁外側に固着されており、このアース
板40は第7図に示した如くしてタンクシユート
3a及び導出シユート3bの底面内側に敷設され
た4枚の放電板20と電気的に導通している。)
に圧接され、ヒンジアース板50とアース板40
は電気的に接続されることになる。
従つて、落とし蝶番を構成する賞球排出機構盤
側部片90とフレーム側部片91とを嵌合する
と、タンクシユート3a内の放電板20はアース
板50・ヒンジアース板50・賞球排出機構盤側
部片90・フレーム側部片91という径路でフレ
ームB1と電気的に接続され、又、導出シユート
3b内の放電板20は接続板30・アース板4
0・ヒンジアース板50・賞球排出機構盤側部片
90・フレーム側部片91という径路でフレーム
B1と電気的に接続されることになる。従つて、
パチンコ球に帯電した電荷はタンクシユート3a
及び導出シユート3bを流下する過程で上記径路
でフレームB1に放電されるので、遊技客が賞品
球に手を触れても、感電による不快感を覚えるこ
とがなくなる。
次ぎに第9図は受皿出口70及びこの受皿出口
70に敷設される放電板80の形態を示す斜視図
であり、放電板80は受皿出口70の内壁に沿つ
て敷設され、図中では斜線で示している。
受皿出口70は材質的には合成樹脂で形成され
ており、前面枠B(第2図参照)の下部に止着さ
れる。その構成要素を説明すると、受皿出口70
は前面枠2に対する取り付け部材になるとともに
下部受皿B4(第2図参照)を止着するための前
側フランジ71と、分流樋18から排出されるパ
チンコ球を受ける玉受け筒72と、玉受け筒72
と前側フランジ71を接続するための連結樋73
とを有する。
各構成要素を更に詳述すると、先ず、前側フラ
ンジ71はその周囲に自身を前面枠Bに対して取
り付けるとともに例えば受皿B4を取り付けるた
めのビス穴74が穿孔されるとともに、その上辺
略中央部に入賞球を下部受皿B4に排出するため
の玉出口75が形成される。又、玉受け筒72は
その上面及び前面が開口されており、その底面は
前方に向かつて傾斜している。又、連結樋73は
玉受け筒72の前面開口部と前側フランジ71の
玉出口とを連絡するためのものであり、この連結
樋73の底面は玉受け筒72の底面と一体になり
前方に傾斜する。
又、76は玉受け筒72と一体に形成された玉
抜き筒を示し、玉抜き筒76は遊技客が打ち込ん
だパチンコ球や閉店時に上タンク2に残留するパ
チンコ球を機外に排出するためのものである。そ
して、この玉抜き筒76の前面は玉受け筒72の
前面開口部と同一の平面状にあり、玉抜き筒76
の側壁の前端にはフレームB1に対する取り付け
用のビス穴を有する後側フランジ77が一体に形
成されている。
そしてこの受皿出口70を前面枠B(第2図参
照)に固定する場合は、先ず前面枠Bの下部(前
面装飾板B5の裏側に相当する位置)にある図示
せぬ貫通孔に後方から玉受け筒72及び連結樋7
3を当接し、前側フランジ71を前面枠Bの裏面
にビス止めするとともに、後側フランジ77をフ
レームB1にビス止めする。
その後、第8図に示す落とし蝶番を構成する賞
球排出機構盤側部片90及びフレーム側部片91
を連結して前面枠Bと賞球排出機構盤Cとを閉じ
れば、玉受け筒72の上面開口部は分流樋18の
下部開口部の直下に位置することになり、分流樋
18から下方に排出された入賞球は玉受け筒72
に落下し、連結樋73及び玉出口75を通過して
下部受皿B4に排出される。
そして本実施例では、受皿出口70に敷設され
る放電板80はステンレス板を曲げ加工したもの
であり、第9図に斜線で示す様に、受皿出口70
の内壁に沿つて敷設され、この放電板80と一体
に形成された接触用長片81は玉受け筒72の側
壁内側上部及び玉抜き筒76の前面上部に沿つて
後側フランジ77にその先端が臨む。
従つて、受皿出口70を前面枠Bに固定するの
に際して、放電板80を受皿出口70の内壁に敷
設し、接触用長片81の先端を後側フランジ77
とともにフレームB1にビス止めすれば、放電板
80はフレームB1と電気的に接続されることに
なる。
従つて、パチンコ球に帯電した電荷はタンクシ
ユート3a及び導出シユート3bを流下する過程
で上記径路でフレームB1に放出されるのみなら
ず、受皿出口70においても放電板80を介して
フレームB1に放出されるので、遊技客が賞品球
に手を触れても、感電による不快感を覚えること
がなくなる。
尚、上記においてはタンクシユート3a,導出
シユート3b及受皿出口70内に放電板を敷設す
るとともに、この放電板をフレームB1に接続し
て、パチンコ球に帯電した電荷をフレームB1に
放出するようにした実施例を示したが、放電板の
敷設箇所は賞品球の通過径路の内壁である限り上
記には限定されず、又、個々のパチンコ遊技機外
であつても、例えば、パチンコ球を研磨する研磨
機から上タンク2に至るシユート内で電荷を放電
させるようにしてもよい。又、放電先も帯電容量
の充分に大きい箇所である限り上記には限定され
ず、例えばグランド等に接続してもよい。又、放
電板の敷設箇所や放電先が変化すれば、放電板と
放電先を接続する手法が変化することもいうまで
もない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、パチン
コ球に帯電した電荷はパチンコ球の通過径路に敷
設された放電板を介してフレーム等の帯電容量の
充分に大きい箇所に放電されるので、遊技客が受
皿にあるパチンコ球に手を触れても感電するおそ
れはなく、遊技客に感電による不快感を与えるこ
とがなくなる。
又、上述の様に受皿出口の内面に放電板を敷設
し、放電盤と一体に形成された接触用長片の先端
を後側フランジの部分まで延出せしめた例によれ
ば、受皿出口を前面枠Bに対して取り付けるのと
同時に放電板をフレームと導通させることにな
り、配線の手間が不要となり、しかもこの実施例
においてはパチンコ球の最終的な出口において電
荷が放出されるので、放電後に再度帯電するおそ
れもない。
更に、本考案では既存のパチンコ遊技機に対し
ては一切手を加えず、若干の金属部品の追加のみ
で電荷の放出経路を確実に確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は賞球排出機構部の機構図、第2図はパ
チンコ遊技機の分解組立図、第3図Aは放電板の
正面図、第3図Bは第3図Aに示す放電板の底面
図、第4図は接続板の斜視図、第5図Aはアース
板の平面図、第5図Bは第5図Aに示すアース板
の正面図、第6図Aはヒンジアース板の正面図、
第6図Bは第6図Aに示すヒンジアース板の平面
図、第7図はタンクシユート及び導出シユートに
放電板,接続板,アース板を取りつけた状態を示
す分解組立図、第8図は前面枠と賞球排出機構盤
を連結する落とし蝶番及びこの落とし蝶番とヒン
ジアース板とアース板の接触状態を示す斜視図、
第9図は受皿出口の斜視図である。 B1……フレーム、3a……タンクシユート、
3b……導出シユート、20……放電板、30…
…接触板、40……アース板、50……ヒンジア
ース板、70……受皿出口、80……放電板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 前面枠の表面側には下部受皿を設けるとともに
    前面枠の背面側には導電性フレームを設け、該導
    電性フレームの背面側に打球の入賞に基づいて所
    定数のパチンコ球を導出路に排出する賞球排出装
    置と溢流したパチンコ球が流下する分流樋とを配
    設し、該分流樋を流下するパチンコ球を前記前面
    枠に対する取り付け部材となる前側フランジと前
    記導電性フレーム面に対する取り付け部材となる
    後側フランジとを樋状体で連結してなる受皿出口
    によつて前記下部受皿に導く様にしたパチンコ遊
    技機において、 前記受皿出口の内面に導電性板状部材を敷設
    し、該導電性板状部材の一部を前記後側フランジ
    の前記導電性フレーム面に対する接触面迄延出せ
    しめたことを特徴とするパチンコ球の帯電防止機
    構。
JP7222184U 1984-05-17 1984-05-17 パチンコ球の帯電防止機構 Granted JPS60184583U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7222184U JPS60184583U (ja) 1984-05-17 1984-05-17 パチンコ球の帯電防止機構

Applications Claiming Priority (1)

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JP7222184U JPS60184583U (ja) 1984-05-17 1984-05-17 パチンコ球の帯電防止機構

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