JPH03229832A - Nb―Al金属間化合物の製造方法 - Google Patents

Nb―Al金属間化合物の製造方法

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JPH03229832A
JPH03229832A JP2024720A JP2472090A JPH03229832A JP H03229832 A JPH03229832 A JP H03229832A JP 2024720 A JP2024720 A JP 2024720A JP 2472090 A JP2472090 A JP 2472090A JP H03229832 A JPH03229832 A JP H03229832A
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JP
Japan
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powder
liquid phase
intermetallic compound
sintering
nb2al
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JP2024720A
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English (en)
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Yoshiaki Ito
嘉朗 伊藤
Yoshinobu Takeda
義信 武田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ジェットエンジン等の耐熱構造物に用いら
れるNb−Al金属間化合物の製造方法に関するもので
ある。
[従来の技術および発明か解決しようとする課題110
00℃以上の高温度に耐えることか可能な耐熱構造物に
用いられる金属間化合物として、Ni、All、NiA
銃、TiAQ、Ti、Aα、Nb、Ai等が挙げられる
。これらの金属間化合物の中で、Ni、A庭、N i 
A fL、 T i A fLST 1iAl等は、比
較的低い融点を有する。たとえば、Ni3A(lの融点
は約1400℃であり、Ti。
Alの融点は約1160℃である。このような比較的融
点が低い金属間化合物は、溶解鋳造法によって製造する
ことが容易である。
しかしなから、Nb、A麩(融点1%0℃)等に代表さ
れる高融点の金属間化合物は、その融点がかなり高いた
めに、溶解することが極めて困難である。また、鋳造さ
れ得たとしても、冷却過程等において鋳造割れ等が生じ
やすい。そのため、高融点の金属間化合物からなる精密
部品を鋳造法によって製造することは極めて困難である
ところが、粉末冶金法によれば、材料を溶解することな
く、複雑な形状を有する部品を製造することかできる。
すなわち、最終形状に近い成型体を粉末から製造するこ
とが可能である。そのため、仕上げ等において行なわれ
る機械加工の量が少ないという利点が存在する。
この粉末冶金法によって部品を製造するためには、まず
、空孔が存在しない構造部品を得るために、以下の方法
が採用される。
(i)  HIP(Hot  IsostaticPr
essing) (it)  Hot  Press (iii)  熱間鍛造法 (iv)  押出法 (i)および(ii)の方法によれば、製造コストが高
くなり、経済性の面で不利である。また、(iii)の
方法によれば、製造工程において大気中にさらされるこ
とにより構造部品の表面の酸化が問題となる。さらに、
(iv)の方法によれば、三次元的に複雑な形状の部品
を得ることができず、押出温度も非常に高いので、用い
られる治具がその高温度に耐えることはできない。
また、粉末冶金法によれば、精度の高い成型体を得るた
めには、用いられる粉末が良好な型押し性を備えている
ことが要求される。この型押し性とは、過度の圧力を加
えた場合にその成型体が崩れる度合として表わされる成
型体の強度、すなわちラトラー値が高いこと、成型段階
において密度の向上を図ることが容易であること等を言
う。
上記のような粉末冶金法によって、N i −A 1系
金属間化合物が製造されることは、“Reactive
  Sintering  N1ckel −Alum
inide  to  Near  FullDens
ity   Powder  metallurgy 
 1nternational  pp。
25〜33  vol、20.no、3.1988に示
されている。一方、高融点の金属間化合物としてNb、
Allからなる構造物を粉末冶金法によって製造するた
めに、従来、Nb、Amの粉末が用いられる。しかしな
がら、Nb5A11.の粉末は硬いため、型押し性に劣
る。そのため、空孔が存在せず、高密度でかつ高精度の
、Nb、Aiの金属間化合物からなる構造物を得ること
が困難であった。
そこで、この発明の目的は、空孔が存在せず、精密かつ
複雑な形状のNb−Al金属間化合物を得ることが可能
な製造方法を提供することである。
[課題を解決するための手段] この発明に従った金属間化合物の製造方法は、16原子
%以上26原子%以下のAiを含み、その残部がNbお
よび不可避的不純物からなるNb−AE金属間化合物の
製造方法である。この製造方法によれば、まず、Nbと
Amとの原子比が3=1となるようにNb2AUの粉末
とNbの粉末とNb3Alの粉末とが混合される。この
混合された粉末から成型体が作製される。成型体は、少
なくともNb2A1が液相となる温度以上で焼結される
好ましくは、焼結する工程は、成型体を10気圧以上1
00気圧以下の圧力で加圧焼結することによって行なわ
れる。また、粉末を混合する工程は、Nb2A1が液相
となる割合が5体積%以上20体積%未満になるように
、Nb2Al1の粉末とNbの粉末とNb、AQの粉末
の量とが調整される。さらに、焼結する工程は、Nb2
AUが液相となる温度以上に加熱・保持することと、N
b3Aiが液相となる温度の直上で加熱・保持すること
によって行なわれる。
なお、得られるNb−AQ金属間化合物の組成において
、Ti、V、Cr、Mn5Fe、Co。
N1、Cu、YSZr、Nb、Mo、Hf、Ta。
Wの群から選ばれた1種または2種以上を合計て0.2
原子%以上10原子%以下含んでもよい。
また、Nb−Afl金属間化合物に、BおよびCのいず
れか1種または2種の元素か合計て0,01原子%以上
1原子%以下含まれてもよい。
[発明の作用効果] 第1図は、Nb側のNb−AQ系の状態図を示す。この
状態図を参照して、以下の反応が行なわれ得ることが理
解される。
Nb2Aぐ−Nb3Al、十液相(1870℃)この発
明の製造方法によれば、Nb2A4、Nb1およびNb
5AIJの各粉末か混合されて作製された成型体は、少
なくともNb2A(lが液相となる温度以上で焼結され
る。そのため、上記の反応式に示される液相が発生する
。この発生する液相を利用して、各粉末粒子が再整列さ
せられることにより、緻密化が行なわれる。この液相は
以下の反応により直ちに消失し、Nb、Alになる。
Nb十液相→Nb、A痣 また、この液相が発生したときに圧力が成型体に加えら
れると、残留する空孔か潰される。これにより、緻密化
が行なわれることからNb、AQの理論密度比として9
5%以上を有する焼結体が得られる。
また、この発明の製造方法によれば、硬いNb2A麩粉
末、Nb、All粉末に、柔らかいNb金属粉末か混合
される。これにより、成型工程において、良好な型押し
性が得られる。その結果、成型段階において密度の向上
を図ることが可能になるので、最終的に焼結体として高
い密度を有し、空孔の極めて少ないものか得られる。
焼結工程において加熱温度を少なくともNb2A[か液
相となる温度以上としたのは、その温度以下では上記の
反応式で示された液相の発生が起こらないので緻密化か
達成てきないためである。
また、焼結工程は、10気圧以上100気圧以下の圧力
で加圧焼結することか好ましい。10気圧未満では、得
られる焼結体中に空孔が残留する可能性かあるからであ
る。100気圧を越える圧力で加圧焼結すると、密度等
のさらなる向上が見られず、飽和してしまうからである
。また、100気圧を越えた圧力で加圧焼結するために
は、HIP装置と同等の高圧容器が必要になるとともに
、急速に冷却することか困難になり、製造コストの上昇
を招く。さらに、焼結工程においてNb2Aaが液相と
なる割合は、5体積%以上20体積%未満であるのが好
ましい。5体積%未満では、緻密化の度合が少ないから
である。また、20体積%以上になると、得られる焼結
体の寸法精度が劣化する。
なお、本発明の製造方法において、得られるNb−AQ
金属間化合物の機械的性質等を改善するために、所望の
第3元素を添加してもよい。
[実施例コ 実施例1 Nb2Al粉末とNb粉末とがそれぞれ70重量%.3
0重量%の割合となるように混合された。
この混合粉末を6ton/cm2の圧力下でφ11.3
X10mmの形状に金型を用いて成型した。
この成型体を炉に装入した後、炉内の雰囲気をアルゴン
ガスで置換した。その後、100気圧の加圧雰囲気下に
おいて1870℃に昇温し、その温度で1時間保持した
。そして、炉内の気圧を1気圧にするとともに、冷却用
のアルゴンガスを導入することにより急冷した。このよ
うにして得られた焼結体の密度を測定すると、理論密度
(7,27g/cm3)に対する理論密度比として99
%以上のものか得られた。さらに、この焼結体をX線回
折によって分析すると、焼結体がNb、AQの単一相か
らなることか確認された。
実施例2 Nb2A鉦粉末とNb粉末とNb5AIJ粉末とが以下
の第1表に示される割合で混合された。この各混合粉末
を、6ton/cm2の圧力下でφ11.3X10mm
の形状に成型した。得られた成型体の密度とラトラー値
とは第1表に示されている。第1表によれば、Nb、A
ll粉末が80重量%以上添加された混合粉末からなる
成型体は、その密度が著しく低く、そのラトラー値も1
00%に近い値を示した。
実施例3 実施例2で用いられた混合粉末を、成型体密度が5.1
g/cm”の一定値になるように成型圧力を変えること
により成型した。このようにして得られた成型体を実施
例1と同じ条件下で焼結した。得られた各焼結体の密度
は第2図に示されている。第2図に、会印は、Nb、A
Qの量(重量%)に対してプロットされた理論密度比(
%)を示し、X印は、予想されるNb2Alの液相発生
量(体積%)を示す。第2図によれば、Nb5A麩の量
か60重量%を越えると、すなわち、液相の発生量が5
体積%以下になると、得られる焼結体の密度は急速に低
下することが理解される。
実施例4 実施例1で用いられた成型体を、第2表で示される各圧
力条件下で焼結した。その結果、第2表に示すような密
度を有する焼結体が得られた。10気圧未満の圧力下で
焼結されると、雰囲気ガスによるHIP効果が消失する
ことが理解される。
実施例5 実施例1で用いられた成型体をアルゴンガス雰囲気下で
温度1870℃に加熱し、その温度で1時間保持した。
さらに、Nb5Aiが液相となる温度直上まで昇温し、
その温度で1時間保持した。
その後、冷却媒体としてアルゴンガスを用いて急冷する
ことにより、焼結体が得られた。このようにして得られ
た焼結体の密度を測定すると、理論密度比で99%以上
であった。また、X線回折によってその焼結体を分析す
ると、焼結体がNb。
Aσの単一相であることが確認された。
(以下余白) 第1表 第2表
【図面の簡単な説明】
第1図は、現時点で確認されている、Nb側のNb−A
廷系の状態図である。 第2図は、実施例3によって得られた焼結体の測定結果
を示すグラフである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)16原子%以上26原子%以下のAlを含み、そ
    の残部がNbおよび不可避的不純物からなるNb−Al
    金属間化合物の製造方法であって、 Nb_2Alの粉末とNbの粉末とNb_3Alの粉末
    とをNbとAlとの原子比が3:1になるように混合す
    る工程と、 前記混合された粉末を成型することによって成型体を作
    製する工程と、 前記成型体を少なくともNb_2Alが液相となる温度
    以上で焼結する工程とを備えた、Nb−Al金属間化合
    物の製造方法。
  2. (2)前記焼結する工程は、前記成型体を10気圧以上
    100気圧以下の圧力で加圧焼結することを含む、請求
    項1に記載のNb−Al金属間化合物の製造方法。
  3. (3)前記混合する工程は、前記Nb_2Alが液相と
    なる割合が5体積%以上20体積%未満になるように、
    前記Nb_2Alの粉末と前記Nbの粉末と前記Nb_
    3Alの粉末の量を調整することを含む、請求項1また
    は2に記載のNb−Al金属間化合物の製造方法。
  4. (4)前記焼結する工程は、前記Nb_2Alが液相と
    なる温度以上に加熱・保持することと、前記Nb_3A
    lが液相となる温度の直上で加熱・保持することとを含
    む、請求項1ないし3のいずれかに記載のNb−Al金
    属間化合物の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06122935A (ja) * 1992-10-09 1994-05-06 Nippon Steel Corp Nb3 Al基金属間化合物
JP2006015362A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Matsumura Seikei:Kk 鋳型及びその製造方法
JP2006130539A (ja) * 2004-11-08 2006-05-25 Toyama Prefecture 鋳型の製造方法

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