JPH03226808A - 流入ゲート制御装置 - Google Patents

流入ゲート制御装置

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JPH03226808A
JPH03226808A JP2155190A JP2155190A JPH03226808A JP H03226808 A JPH03226808 A JP H03226808A JP 2155190 A JP2155190 A JP 2155190A JP 2155190 A JP2155190 A JP 2155190A JP H03226808 A JPH03226808 A JP H03226808A
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JP
Japan
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water level
inflow
pump
gate
water
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JP2155190A
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Kiyokuni Inoue
井上 清邦
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) 本発明は例えば合流式下水道施設における流入ゲート制
御装置の改良に関する。
(従来の技術) 近年、水質環境保護の観点から、下水道施設の整備が急
速に進展している。各家庭から排水される汚水は、末端
の管渠を経由して幹線管渠に集まり、終末処理場で浄化
される。汚水は、地形の傾斜を利用して管渠内を自然流
下させるため、管渠には一定の傾斜が必要になるので、
傾斜が緩い地形条件の下では、下流へ行くほど管渠の埋
設深度が深くなる。そこで、適当な所で汚水を地表近く
までポンプアップして、再度自然流下させるための中継
ポンプ場が必要になる。これに類似の施設としては、農
業用水排水機場、雨水排水機場、および上水や農業用水
の取水機場がある。
以下、この種の中継ポンプ場における流入ゲト制御装置
について説明する。
第6図は、従来の流入ゲート制御装置の構成例を示すブ
ロック図である。第6図において、2゜は流入管渠、2
1は流入渠、22はポンプ井、23は流入渠21からポ
ンプ井22へ流入する汚水量を調節するための流入ゲー
ト、25は流入ゲト23の開度を調節するための流入ゲ
ート駆動モータ、26は流入ゲート23の開度を電気信
号に変換するための開度発信器、27はポンプ井22の
水位を測定するためのポンプ井水位計、28はポンプ井
22の汚水を送水するための送水ポンプ、29は流量計
、26aは開度指示計、27aはポンプ井水位指示警報
計、29aは流量指示積算計、31は流入ゲート駆動モ
ータ25を制御する流入ゲート制御回路、32は流入ゲ
ート23の開度を操作するための流入ゲート操作スイッ
チ、33は送水ポンプ28の運転台数制御の自動/手動
を切換えるための切換スイッチ、34はポンプ井水位の
警報水位を設定し、設定した水位に達したことを知らせ
る警報設定器、35は送水ポンプ28を手動で運転する
場合のポンプ操作スイッチ、36は送水ポンプ28の運
転台数を制御するポンプ台数制御装置、37は送水ポン
プ28の運転、停止時の補機類の運転シーケンスを含め
た制御をする送水ポンプ制御回路である。
次に、かかる従来の流入ゲート制御装置の作用について
説明する。
まず、非降雨時または降雨量が少ないときは、流入ゲー
ト23を全開位置に固定し、送水ポンプ28の運転台数
を増減して運転する。すなわち、あらかじめ設定しであ
る警報設定器34の設定水位とポンプ井22の水位を比
較して出力される警報設定器34の出力信号に基づいて
、ポンプ台数制御装置36がポンプ運転台数を決め、送
水ポンプ制御回路37が決められた運転台数になるよう
に、送水ポンプ28を運転し、ポンプ井22の水位変動
を許容範囲内に維持するように制御する。
一方、経済的観点から送水ポンプ28が送水できる最大
流量は、計画流入汚水量の3倍程度が標準となっている
。したがって、計画流入汚水量の2倍を越える降雨があ
ると、流入する雨水が加ゎり、ポンプが送水できる最大
流量を越える事態がしばしば発生する。このようになる
と、ポンプ井22から溢れた汚水によって送水ポンプ2
8が水没する危険があるため、流入ゲート23の開度を
減らす方向に運転員が流入ゲート操作スイッチ32を操
作する。
しかしながら、上述した従来の流入ゲート制御装置では
、降雨によって流入汚水量が増大した場合に、運転員か
ポンプ井水位計27を目視監視しなから流入ゲート23
の開度を調節する必要があり、運転員の経験と熟練度に
依存しなければならないという問題があった。また、操
作が遅れてポンプ施設か水没する危険を避けるために、
安全側の運転をすることによって環境への未処理汚水の
放流が増加するという問題があった。
(発明が解決しようとする課題) 以上のように、従来の流入ゲート制御装置においては、
流入ゲートの開度調節を運転員の経験と熟練度に依存し
なければならないばかりでなく、環境への未処理汚水の
放流が増加するという問題があった。
本発明の目的は、運転員の経験と熟練度に依存すること
なく自動的に流入ゲートの開度を制御することにより、
環境への未処理汚水の放流を減少させ、施設の能力を安
定にかつ十分に活用することが可能な極めて信頼性の高
い流入ゲート制御装置を提供することにある。
[発明の構成コ (課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、流入県からポンプ井へ流
入する水量を調節する流入ゲートと、流入県の水位を測
定する流入渠水位計と、流入ゲートの開度を調節する流
入ゲート駆動手段と、流入ゲートの開度を電気信号に変
換する流入ゲート開度発信器と、ポンプ井の水位を測定
するポンプ井水位計と、ポンプ井の貯留水を送水する送
水ポンプと、送水ポンプの送水流量を測定する流量計と
から構成されるポンプ運転装置の流入ゲート制御装置に
おいて、 第1の発明では、流入渠水位計からの流入渠水位とポン
プ井水位計からのポンプ井水位との水位差を演算する水
位差演算器と、水位差演算器からの水位差と流入ゲート
開度発信器からの流入ゲート開度の関数である損失係数
とに基づいて、流入ゲートを通過する流量値を演算する
流入流量演算器と、ポンプ井水位計からのポンプ井水位
に基づいて流入ゲート補正流量を演算する補正流量演算
手段と、流入流量演算器からの流入ゲート流量と補正流
量演算手段からの流入ゲート補正流量とを加算する加算
器と、流量計からの出力を目標値人力とし、かつ加算器
からの出力をプロセス入力として入力し、これらに基づ
いて調節演算を行ない調節出力を流入ゲート駆動手段へ
送出する調節器とを備えて構成している。
また、第2の発明では、流量計からの出力をプロセス入
力とし、目標送水量に基づいて送水ポンプの回転数を制
御する流量制御部と、ポンプ井水位計からの出力をプロ
セス入力とし、ポンプ井水位が目標水位となるように制
御する水位調節計、水位調節計からの出力と流入ゲート
開度発信器からの流入ゲート開度とを入力とし、これら
に基づいて流入ゲートの開度を制御する開度調節計から
なるポンプ井水位制御部とを備え、ポンプ送水流量とポ
ンプ井水位とを独立に制御するようにしている。
(作用) 従って、第1の発明の流入ゲート制御装置においては、
送水ポンプの送水能力を越える汚水が流入してポンプ井
の水位が異常上昇した場合には、流入ゲートの開閉を手
動操作から自動制御へ切り燥えることにより、流入ゲー
トを通過する汚水流量が送水ポンプ流量に見合う値に制
御され、ポンプ井から汚水が溢れ出ないようにすること
ができる。一方、流入する汚水が減少し、流入渠水位が
低下すると、流入ゲートを全開するとともに、手動操作
に切り換えることにより、平常時の運転状態に復するこ
とができる。
また、第2の発明の流入ゲート制御装置においては、通
常時はポンプ井水位を制御量とし、流入ゲートの自動制
御時は流入渠水位を制御量とするように運転することが
できる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。
0 第1図は、本発明の一実施例による流入ゲート制御装置
を中継ポンプ運転装置に適用した場合の構成例を示すブ
ロック図であり、第6図と同一部分には同一符号を付し
て示している。
第1図において、20は流入管渠、2]は流入渠、22
はポンプ井、23は流入渠21からポンプ井22へ流入
する汚水量を調節するための流入ゲート、24は流入渠
の水位を測定するための流入渠水位計、25は流入ゲー
ト23の開度を調節するための流入ゲート駆動モータ、
26は流入ゲート23の開度を電気信号に変換するため
の開度発信器、27はポンプ井22の水位を測定するだ
めのポンプ井水位計、28はポンプ井22の汚水を送水
するための送水ポンプ、29は流量計、24aは流入渠
水位指示警報計、26aは開度指示計、27aはポンプ
井水位指示警報計、29aは流量指示積算計、31は流
入ゲート駆動モータ25を制御する流入ゲート制御回路
、36は送水ポンプ28の運転台数を制御するポンプ台
数制御装置、37は送水ポンプ28の運転、停止時の補
1 機類の運転シーケンスを含めた制御をする送水ポンプ制
御回路である。50は本実施例の流入ゲート制御装置で
ある。
次に、第2図は第1図における流入ゲート制御装置50
の詳細な構成例を示すブロック図である。
第2図において。1はポンプ井水位の警報水位を設定し
、設定された水位で警報を発生するポンプ井水位警報設
定器であり、ポンプ井水位計27からの信号を入力とし
、警報出力を水位信号切換器3の接点3aへ与える。ま
た、2は流入渠水位の警報水位を設定し、設定された水
位で警報を発生する流入渠水位警報設定器であり、流入
渠水位計24からの信号を入力とし、警報出力を水位信
号切換器3の接点3bへ与える。さらに、3は送水ポン
プ28の運転台数制御をポンプ井水位警報設定器1の出
力で行うか、流入渠水位警報設定器2の出力で行うかを
切り換える水位信号切換器であり、コモン接点3cをポ
ンプ台数制御装置36へ接続する。
一方、4は流入渠水位計24の水位信号とボン2 ブ井水位計27の水位信号を入力し、流入渠水位とポン
プ井水位の水位差を演算する水位差演算器であり、その
水位差信号を流入流量演算器5へ出力する。また、5は
水位差信号に基づいて流入ゲート23を通過する流量値
を演算する流入流量演算器である。さらに、6はポンプ
井水位計27からの水位信号と基準水位信号とを入力し
、ポンプ井水位が基準水位を中心とする不感帯にある場
合は一定値を出力し、それ以外の水位の場合は水位変化
に比例した信号を出力する非線形演算器である。
一方、7は非線形演算器6からの出力信号の時間微分値
を係数倍した補正流量値を出力する補正流量演算器であ
る。また、8は補正流量演算器7からの補正流量出力と
、流入流量演算器5からの流入ゲート流量出力との和を
算出する加算器である。さらに、9は加算器8からの出
力信号に対して不感帯を流入ゲート流量のプロセス値と
して入力し、流量計29からの出力信号を設定値として
入力する調節器である。さらにまた10は調節器3 9からの出力信号に対して不感帯を設定する制限器であ
る。また、11は流入ゲート23の開度制御の手動/自
動を切り換えるためのM/A操作器である。
次に、本実施例の流入ゲート制御装置の作用について説
明する。
まず、流入汚水量が計画最大流量以下の場合は、水位信
号切換器3の接点3Cが接点3aと接触し、ポンプ井水
位警報設定器1からの出力信号をポンプ台数制御装置3
6へ供給する。ポンプ台数が4台の場合について、第3
図にポンプ井水位警報設定器1および流入渠水位警報設
定器2からの出力信号とポンプ運転台数との関係の一例
を示す。
第3図中、横軸は水位を、縦軸はその水位に対応するポ
ンプ運転台数を示す。ポンプ井目標水位IHOを中心と
して、高水位側に水位IHhl、IHh2、I Hh3
 (I Hhl< I Hh2< I Hh3)  、
低水位側に水位IHI、1、IHL2、I Hl、8 
CI HLI>I HL2> 1. HL3) 、およ
び不感帯dhをそれぞれ決める。ポンプ台数制御装置3
6では、例えばポ4 ンプ井水位がpoからplへ増加すると、ポンプ運転台
数を2台から3台へ変更し、また、pOからp2へ減少
するとポンプ運転台数を2台から1台へ変更するように
、送水ポンプ制御装置37へ指示する。このようなフィ
ードバック制御によって、ポンプ井水位は目標水位を中
心とする許容水位内に制御することができる。
いま、相当量の降雨があって、送水ポンプ28が全台運
転しているにもかかわらず、ポンプ井水位がさらに上昇
を続けて第3図のHh3を越えると、ポンプ井水位警報
設定器1からの指示に基づいて、水位信号切換器3は接
点3cを接点3b側に切り換えると同時に、M/A操作
器11を自動側に切換えて流入ゲートを自動制御する。
ポンプ台数制御装置36への入力が、ポンプ井水位警報
設定器1から流入渠水位警報設定器2へ切り換わったこ
とにより、警報設定水位は2Hhl、2Hh2.2 H
b3 (2Hhl< 2 Hh2< 2 Hh3)  
および2H1,I、2H1,2,2Hl、3 (2Hl
、1.> 2 Hl、2> 2 Hl、3)になり、流
入渠水位が目標水位2HOに近づくよ5 うなフィードバック制御を行なう。
次に、第2図ないし第4図に基づいて流入ゲート制御の
作用を説明する。
水位差演算器4では、流入渠水位11とポンプ井水位1
2との水位差Δlを演算する(ステップ40)。また、
流入流量演算器5では、水中開口ゲートの公式(ステッ
プ41)に従って流入ゲート流量Qを演算する(ステッ
プ42)。ここで、gは重力の加速度、Kはゲート開口
部の断面積、fはゲート開度の関数で表される損失係数
で、流入ゲート開度発信器26から人力される流入ゲー
ト開度σに応じて決める定数である。さらに、非線形演
算器6では、ポンプ井水位12を人力し、基準水位を中
心とする不感帯を有する信号13を出力する(ステップ
43)。
次に、補正流量演算器7では、ステップ44の式に基づ
いて補正流量Qiを演算・する。ここで、Aはポンプ井
の水面積にほぼ等しい大きさの値、d 13 /d t
は非線形演算器6の出力信号13の時間微分である。い
ま、不感帯を除<12と136 の関係を比例係数1の比例関係に設定すると、補正流量
Q1はポンプ井の体積微分値、すなわちポンプ井22の
水位変動の原因となる流量値に相当する。一方、ステッ
プ41て求めた流入ゲート流量Qは、ポンプ井水位測定
の誤差、流入渠水位測定の誤差、損失係数−ゲート開度
カーブの誤差等があるので、これらの誤差を補正するた
めに補正流量Qiを加算器8において加算しくステップ
45)、調節器9へのプロセス値とする。そして、調節
器9では、流量計29で測定した送水流量を目標値とし
て、加算器8の出力Q1を目標値に一致させるように、
流入ゲート制御回路31を介して流入ゲート駆動モータ
25を駆動し、流入ゲート流量を制御する。なお、制限
器10はハンチングを防止する目的で不感帯を設定する
ためのものである。
さて、降雨が止んで管渠内に貯留していた汚水も流れ去
り、流入渠水位警報設定器2に設定された水位2H1,
3(第3図)に達すると、流入渠水位警報設定器2から
の指示に基づいて水位信号切換7 器3は接点3cを接点3a側に切り換えるとともに、M
/A操作器11を手動側に切り換えて流入ゲート23を
手動操作できるように戻す。
上述したように、本実施例の流入ゲート制御装置におい
ては、流入汚水量が増加してポンプ井水位が決められた
警報水位を越えると、自動的に流入ゲートの制御が手動
制御から自動制御に切り換わり、流入ゲート流量を送水
ポンプ28による送水流量と一致させるように流入ゲー
ト開度を制御するため、従来のようにポンプ井22から
汚水が溢れ出すような事故を未然に防止することができ
る。さらに、必要以上に流入ゲート23を閉じることが
ないため、流入渠21から環境へ放流する汚水を減少さ
せることができる。
次に、本発明の他の実施例について説明する。
第5図は、本発明の他の実施例による流入ゲト制御装置
を中継ポンプ運転装置に適用した場合の構成例を示すブ
ロック図であり、第6図と同一部分には同一符号を付し
て示している。
第5図において、51は送水ポンプ28の送水 8 流量を制御する流量制御部、52はポンプ井22の水位
を制御するポンプ井水位制御部である。ここで、送水ポ
ンプ28は、台数制御に加えて回転数制御もできるもの
と想定する。ポンプ井水位制御部52において、12は
ポンプ井水位が目標値になるように制御するための水位
調節計であり、プロセス入力としてポンプ井水位計2−
7からの出力を入力する。また、13は流入ゲートの開
度を制御するための開度調節計であり、水位調節計12
とカスゲート接続するようにしている。さらに、開度調
節計13のプロセス入力としては、開度特性補正演算器
14を介して流入ゲート開度発信器26の出力信号を入
力する。
一方、14は流入ゲート開度と流入流量特性の非線形関
係を補正するためのもの開度特性補正演算器である。ま
た、10は開度調節計13からの出力信号に対して不感
帯を設定する制限器である。
11は、流入ゲート開度制御の手動/自動を切り換える
ためのM/A操作器である。さらに、15は水位調節計
12からの出力信号によって、操作1つ すべき流入ゲートの間数を判定するゲート数判定回路で
ある。16は、ポンプ井水位の目標水位を与える水位設
定部である。
一方、流量制御部5]において、17は送水ポンプ28
の目標送水量を設定するための流量設定部である。また
、18は送水ポンプ28の回転数を制御するための流量
調節計であり、プロセス入力には流量計29からの出力
を入力する。さらに、19は送水流量とポンプ運転台数
との関係を決める警報設定器である。一方、37は送水
ポンプ28の運転、停止時の補機類の運転シーケンスを
含めた制御をする送水ポンプ制御回路である。また、3
8は送水ポンプ28の運転台数および回転数を決めるポ
ンプ回転数台数制御装置である。さらに、39は指定さ
れた間数の流入ゲートを制御するためのゲート数制御回
路である。
次に、本実施例の流入ゲート制御装置の作用について説
明する。
第5図において、ポンプ回転数台数制御装置38では、
流量設定値17に基づいて出力される0 流量調節計18と警報設定器1つの出力信号とにより、
ポンプの運転台数と回転数を決めて、ポンプ制御回路3
7を介して送水ポンプ28を制御することにより、流量
設定値17に一致する送水量を確保する。この場合、流
量設定部17に設定する値は、例えば終末処理場と複数
の中継ポンプ場を総合的に管理する中央のコンピュータ
から指令される流量を想定している。
さて、送水流量が上記のように遠隔指示されると、ポン
プ井22の水位を別途制御する必要がある。そこで、・
流入ゲート23によるポンプ井水位の制御を次のように
実施する。すなわち、水位調節計12は、ポンプ井水位
計27による測定水位が水位設定値16と一致するよう
に、流量制御信号を開度調節計13に出力する。開度調
節計13では、流入ゲート開度発信器26からの信号を
開度特性補正演算器14によって線形化し、プロセス入
力として受は取る。ゲート数判定回路15では、水位調
節計12からの出力信号と流入渠水位計24からの水位
信号とに基づいて、操作する流1 入ゲート23の間数を判定し、ゲート数制御回路39へ
指示する。ゲート数制御回路39には、この他にゲート
開度の制御信号が、制限器10およびM/A操作器11
を介して入力され、操作するゲートの間数とゲートの開
度信号を流入ゲート制御回路31へ出力する。
上述したように、本実施例の流入ゲート制御装置におい
ては、流入ゲート23の開度を操作してポンプ井22の
水位を目標値に一致させるように制御するため、流入汚
水量の増減に対して中央で総合的に判断した送水量を確
実に送水することができ、しかもポンプ井22から汚水
が溢れ出すことがないような運用を容易に実現すること
ができる。
尚、第1図の実施例では、説明を分かりやすくするため
、ポンプの回転数制御、および流入ゲートのゲート門数
制御については触れなかったが、第5図の実施例で説明
したように、第1図の実施例にポンプの回転数制御、お
よび流入ゲートのゲート門数制御を付加することは容易
にできるもの2 である。
また同様に、第5図の実施例において、ポンプを台数制
御のみとすること、および流入ゲートの数を1門にする
変更も容易にてきることも言うまでもない。
[発明の効果] 以」二説明したように本発明によれば、送水ポンプの送
水能力を越える汚水が流入しても、自動的に流入ゲート
の自動制御へ移行し、送水ポンプの送水流量に見合う汚
水量をポンプ井へ・流入させることができると共に、環
境へ放流する汚水の量を最小限にすることが可能な極め
て信頼性の高い流入ゲート制御装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による流入ゲート制御装置を中継ポンプ
運転装置に適用した場合の一実施例を示すブロック図、
第2図は同実施例における流入ゲート制御装置の詳細な
構成例を示すブロック図、第3図は水位とポンプ運転台
数の関係を説明するための図、第4図は流入ゲート制御
の作用を説明3 するための図、第5図は本発明による流入ゲート制御装
置を中継ポンプ運転装置に適用した場合の他の実施例を
示すブロック図、第6図は従来の流入ゲート制御装置の
構成例を示すブロック図である。 1・・・ポンプ井水位警報設定器、2・・・流入渠水位
警報設定器、3・・・水位信号切換器、4・・・水位差
演算器、5・・・流入流量演算器、6・・・非線形演算
器、7・・・補正流量演算器、8・・・加算器、9・・
・調節器、10・・・制限器、11・・・M/A操作器
、12・・・水位調節計、13・・・開度調節計、14
・・・開度特性補正演算器、15・・・ゲート数判定回
路、16・・・水位設定部、17・・・流量設定部、1
8・・・流量調節計、19・・・流量警報設定器、20
・・・流入管渠、21・・流入渠、22・・・ポンプ井
、23・・・流入ゲート、24・・・流入渠水位計、2
5・・・流入ゲート駆動モータ、26・・・流入ゲート
開度発信器、27・・・ポンプ井水位計、28・・・送
水ポンプ、29・・・流量計、50・・・流入ゲート制
御装置、51・・・流量制御部、52・・・ポンプ井水
位制御部。 4

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)流入渠からポンプ井へ流入する水量を調節する流
    入ゲートと、前記流入渠の水位を測定する流入渠水位計
    と、前記流入ゲートの開度を調節する流入ゲート駆動手
    段と、前記流入ゲートの開度を電気信号に変換する流入
    ゲート開度発信器と、前記ポンプ井の水位を測定するポ
    ンプ井水位計と、前記ポンプ井の貯留水を送水する送水
    ポンプと、前記送水ポンプの送水流量を測定する流量計
    とから構成されるポンプ運転装置の流入ゲート制御装置
    において、 前記流入渠水位計からの流入渠水位と前記ポンプ井水位
    計からのポンプ井水位との水位差を演算する水位差演算
    器と、 前記水位差演算器からの水位差と前記流入ゲート開度発
    信器からの流入ゲート開度の関数である損失係数とに基
    づいて、前記流入ゲートを通過する流量値を演算する流
    入流量演算器と、 前記ポンプ井水位計からのポンプ井水位に基づいて流入
    ゲート補正流量を演算する補正流量演算手段と、 前記流入流量演算器からの流入ゲート流量と前記補正流
    量演算手段からの流入ゲート補正流量とを加算する加算
    器と、 前記流量計からの出力を目標値入力とし、かつ前記加算
    器からの出力をプロセス入力として入力し、これらに基
    づいて調節演算を行ない調節出力を前記流入ゲート駆動
    手段へ送出する調節器と、を備えて成ることを特徴とす
    る流入ゲート制御装置。
  2. (2)流入渠からポンプ井へ流入する水量を調節する流
    入ゲートと、前記流入渠の水位を測定する流入渠水位計
    と、前記流入ゲートの開度を調節する流入ゲート駆動手
    段と、前記流入ゲートの開度を電気信号に変換する流入
    ゲート開度発信器と、前記ポンプ井の水位を測定するポ
    ンプ井水位計と、前記ポンプ井の貯留水を送水する送水
    ポンプと、前記送水ポンプの送水流量を測定する流量計
    とから構成されるポンプ運転装置の流入ゲート制御装置
    において、 前記流量計からの出力をプロセス入力とし、目標送水量
    に基づいて前記送水ポンプの回転数を制御する流量制御
    部と、 前記ポンプ井水位計からの出力をプロセス入力とし、ポ
    ンプ井水位が目標水位となるように制御する水位調節計
    と、前記水位調節計からの出力と前記流入ゲート開度発
    信器からの流入ゲート開度とを入力とし、これらに基づ
    いて前記流入ゲートの開度を制御する開度調節計とから
    なるポンプ井水位制御部とを備え、 ポンプ送水流量とポンプ井水位とを独立に制御するよう
    にしたことを特徴とする流入ゲート制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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