JPH032211Y2 - - Google Patents

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JPH032211Y2
JPH032211Y2 JP1986157772U JP15777286U JPH032211Y2 JP H032211 Y2 JPH032211 Y2 JP H032211Y2 JP 1986157772 U JP1986157772 U JP 1986157772U JP 15777286 U JP15777286 U JP 15777286U JP H032211 Y2 JPH032211 Y2 JP H032211Y2
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kettle
teapot
tea
pump
partition plate
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JP1986157772U
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Description

【考案の詳細な説明】 『産業上の利用分野』 本考案はやかんに急須の機能を付加したやかん
兼急須に関するものである。
『従来の技術及びその問題点』 従来やかんと急須とは主たる目的が相違するこ
とから、それぞれ個別に存在しかつ個々に使用さ
れているのが一般である。したがつて、通常の場
合はこれで何ら不都合はないものの、好みの湯で
茶葉の成分を煎出して適温で茶を飲みたい人、
時々茶を飲みたい人の他工場等の食堂で自分の適
量を飲みたい人にとつては不都合を感じるもので
ある。尚一部に自動連続給茶装置があるが、大型
化となり一般家庭用としては不向きであること、
燃料費も嵩み少なからず問題があるものである。
その他この種技術文献としては、実公昭60−
15494号の急須があり、その要旨は、急須の注ぎ
口方向と直交する方向に設けた仕切板をもつて、
急須を湯室と茶葉挿入室とに区画し、湯室に入れ
た湯を仕切板に開設した透孔を介して茶葉挿入室
に流出する構成で、その目的は、茶葉の品質に合
致した適温の湯で茶葉の成分を煎出することにあ
る。しかしながら、この考案も急須の改良にしか
すぎず、便利性に欠けるとともに、時々茶を飲み
たい人、工場等の食堂で自分の適量を飲みたい人
にとつては不都合を感じるものである。また実公
昭59−15970号等で急須の改良が色々提案されて
いる。しかしながら、これらはいずれも単に急須
の改良にすぎず、その他の目的を有さないもので
汎用性に欠けると思われるとともに、前述と同様
な問題点がある。
尚、その他に、これに類する技術文献として、
実開昭59−108475号のお茶出し用容器がある。こ
の考案は、容器本体に収容されているお茶を、手
押しポンプを介して適宜量注ぐ構造のお茶出し用
容器である。
この考案は、茶網容器が湯内に浸かつており、
所定量の湯を、茶網容器に供給して、このお茶の
みを注ぐことができない。
したがつて、注ぐお茶が濃くなつたり又は薄く
なつたりして、好ましい濃さのお茶を楽しむこと
ができない。また茶葉が、原則として常時湯に浸
かつており、茶葉がすぐに傷んだり、また香りが
無くなるものである。
『問題点を解決するための手段』 そこで、本考案は、必要とする量の湯を、必要
とする茶葉に浸することによつて、必要とするお
茶を生成し、このお茶を随意に注ぎ、かつ飲んで
楽しむことができる構造のやかんと急須との両機
能を具備したやかん兼急須を提供する。
その要旨は、やかん容器を仕切板をもつてやか
ん本体と急須本体とに区画し、この内やかん本体
の上面開放口に逆止弁を有し蓋を兼ねるポンプを
着脱自在とするとともに、やかん本体の内底面に
その基端を位置させた汲み上げ管の上端をやかん
本体の上方に位置させ、この汲み上げ管の上端開
放口を前記仕切板に開設し、また前記注ぎ口を有
する急須本体には茶挿入用の網体を挿脱自在とす
るとともに、この急須本体の上方に於て前記やか
ん本体に設けた汲み上げ管の上端開放口が開口す
るように構成してなる。
したがつて、前記やかん本体で沸かした湯の内
で、必要とする分量のみの湯を、ポンプの押圧作
用により、汲み上げ管に吸い上げた後、この汲み
上げ管の上端開放口より急須本体に供給し、その
後、茶葉に浸して、その成分を煎出した処で、把
手をもつて注ぎ口よりお茶を、必要とする量のみ
注ぎ使用するものである。
『作用』 次に本考案の使用状態を説明すると、やかん本
体の蓋を兼ねるポンプを取り外し上面開放口より
水を適量注ぎ込んだ後、蓋を兼ねたポンプを上面
開放口に被嵌し、ガス等の燃焼器具上にやかん容
器を載置する。そうして、沸騰した時点でやかん
容器を降ろして網体内に茶葉を入れ、つづいて蓋
を兼ねるポンプを押圧するとやかん本体の内圧が
上り熱湯は、汲み上げ管を介して汲み上げられて
急須本体へと流下されていき、ここで適量の熱湯
が急須本体に充填される。そうして、この適量の
熱湯で茶葉の成分を煎出したならば、やかん容器
の把手をもつてその注ぎ口よりお茶を注ぎ出して
飲むのである。このようにして、蓋を兼ねるポン
プを適宜押圧することによつて、常に適量の濃さ
と、分量のお茶等を飲むことができるものであ
る。
殊に、本考案は、やかん本体と急須本体とを仕
切板で区画することと、このやかん本体と急須本
体とを汲み上げ管を介して連通、即ち、必要とす
る量の湯を急須本体に注ぐ構造である。
したがつて、やかん本体で沸かした湯の内で、
必要とする分量のみの湯を、ポンプの押圧作用に
より、汲み上げ管に吸い上げた後、この汲み上げ
管の上端開放口より急須本体に供給し、その後、
茶葉に浸して、その成分を煎出した処で、把手を
もつて注ぎ口より、必要とする量のお茶を注ぎ使
用でき効果があり、茶葉が常時湯に浸からない。
よつて、茶葉の傷みの軽減と、その香りを比較
的長く維持できる等の実用上の効果がある。
『実施例』 図面は本考案の一実施例を示しており、図にお
いて1はやかん容器で、このやかん容器1は仕切
板2をもつてやかん本体3と急須本体4とに区画
形成されている。そうして、やかん本体3には上
面開放口5が設けられており、望ましくは図示の
ように中央やや後部位置に設けるようにする。か
くすれば後述するように、熱湯,お茶等を注ぐ時
に、熱湯がやかん本体3の上面開放口5等より零
れる虞れがないからである。また図示しないが、
やかん本体3の底面に対して急須本体4の底面を
上方に位置させ、やかん容器1を燃焼器具等に載
置した場合の急須本体4の空炊き状態と同様な状
態を回避することが望ましい。またこの上面開放
口5の筒部5aには逆止弁6を有する蛇腹式のベ
ローズでなる蓋を兼ねるポンプ7が着脱自在に設
けられており、蓋を兼ねるポンプ7が膨張状態に
あるときは(各図面の実線の状態)、逆止弁6は
作動せず蓋を兼ねるポンプ7に開設されている空
気流入,流出用の透孔8は開放されているととも
に、蓋を兼ねるポンプ7が押圧されて縮小状態に
あるときは、逆止弁6が作動し、前記透孔8は閉
塞される構造で、これにより蓋を兼ねるポンプ7
に透孔8を介して流入された空気をやかん本体3
内に確実に供給することにある。尚逆止弁6が常
時開放されているので、やかん容器1で水を沸か
す場合、蒸気がここから逸出するものである。9
はその基端9aがやかん本体3の内底面3aに到
つている汲み上げ管で、この汲み上げ管9は前記
仕切板2に沿つて立ち上つており、その上端がや
かん本体3の上面近くに到り、かつそれより曲折
してその開放口9bは急須本体4の上面に開口さ
れている。10は仕切板2に開設した熱湯流出用
の透孔で、必要に応じて開設されるとともに、こ
の一例では透孔10は仕切板2に沿つて上下動す
る遮蔽板11を介して開閉される構造となつてい
る。尚図示しないが遮蔽板11を引き上げた状態
で、この遮蔽板11を仕切板2等に保持する係止
手段を設けるとともに、遮蔽板11と仕切板2と
の密着性を向上する目的でパツキン等を介設する
よい。図中12は急須本体4に挿脱自在とされる
茶葉挿入用の網体であり、図示の如く急須本体4
の内底面近くに到つていることが、茶葉が熱湯に
浸漬されやすく望ましいものである。13は注ぎ
口、14は把手である。
次に本考案の使用状態を説明すると、やかん本
体3の蓋を兼ねるポンプ7を取り外し上面開放口
5より水を適量注ぎ込んだ後、蓋を兼ねたポンプ
7を上面開放口5に被嵌し、ガス等の燃焼器具上
にやかん容器1を載置して、やかん容器1の水を
沸かす、この場合蓋を兼ねるポンプ7の逆止弁6
は作動せず透孔8が開放状態となつているので、
蒸気はここから外部に放出されるのである。そう
して、沸騰した時点でやかん容器1を降ろして網
体12内に茶葉を入れ、つづいて蓋を兼ねるポン
プ7を押圧すると、ここに内在する空気により逆
止弁6が押圧され(これを逆止弁6が作動すると
いう)透孔8を閉塞するとともに、この空気がや
かん本体3内に送入される。ついでその押圧を開
放すると、蓋を兼ねるポンプ7が復元するととも
に、逆止弁6を同時に復元し、透孔8が開放され
るので、この開放された透孔8より空気が入り蓋
を兼ねるポンプ7内に到る。ここで蓋を兼ねるポ
ンプ7を押圧すると、ここに内在する空気により
逆止弁6が押圧され透孔8を閉塞するとともに、
この空気がやかん本体3内に送入される。このよ
うな操作を繰り返すことにより、やかん本体3の
内圧が上り熱湯は、汲み上げ管9を介して汲み上
げられて急須本体4へと流下されていき、ここで
適量の熱湯が急須本体4に充填される。そうし
て、この適量の熱湯で茶葉の成分を煎出したなら
ば、やかん容器1の把手14をもつてその注ぎ口
13よりお茶を注ぎ出し飲むのである。このよう
にして、蓋を兼ねるポンプ7を適宜押圧すること
によつて、常に適量の濃さと、分量のお茶を飲む
ことができるものである。
又場合によりやかん容器1を麦茶用のやかんと
して利用する時は、網体12に麦茶用の茶葉を入
れた状態で、燃料器具上に載置して煎出して麦茶
を生成する(逆止弁6等の作動は前述の例と同様
であり説明は省略する)。その後網体12を取り
出せば、やかん本体3と急須本体4には麦茶が充
満されている。そこで、この麦茶を飲むときは、
やかん容器1の把手14をもつてその注ぎ口13
より麦茶を注ぎ出して飲むのである。このように
して、常に適量の濃さと、分量の麦茶を飲むこと
ができるものである。尚この使用例の場合は、透
孔10は常時開放されているので、蓋を兼ねるポ
ンプ7の押圧等の操作は原則として不要である。
このように本考案のやかん兼急須は多目的に利用
できるのである。
『考案の効果』 以上で詳述したように、本考案は、やかん容器
を、仕切板を介してやかん本体と急須本体とに区
画することと、このポンプを有するやかん本体
と、茶挿入用の網体を備えた急須本体とを、汲み
上げ管を介して連通、かつ基端がやかん本体に位
置するこの汲み上げ管が、急須本体の上方に開口
する構造である。
したがつて、やかん本体で沸かした湯の内で、
必要とする分量のみの湯を、ポンプの押圧作用に
より、汲み上げ管に吸い上げた後、この汲み上げ
管の上端開放口より急須本体に供給し、その後、
茶葉に浸して、その成分を煎出した処で、把手を
もつて注ぎ口より、必要とする量のお茶を注ぎ使
用でき効果があり、茶葉が常時湯に浸からない。
よつて、茶葉の傷みの軽減と、その香りを比較
的長く維持できる等の実用上の効果がある。
また汲み上げ管を介して、必要とする湯のみを
茶挿入用の網体内の茶葉に浸す構成であるので、
適量分のみの煎出し、必要とするお茶を飲むこと
ができること。したがつて、単身者、一人住まい
又は少人数には、誠に、最適であることと。また
茶葉の傷みが少なく、比較的長く使用できるこ
と、並びにお茶の味と香りを長時間に亙つて楽し
むことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示しており、第1図
は要部欠載の正面図、第2図は蓋を兼ねるポンプ
とやかん本体の上面開放口との関係を示す一部欠
載の拡大正面図、第3図は一部省略の平面図であ
る。 1……やかん容器、2……仕切板、3……やか
ん本体、4……急須本体、5……上面開放口、6
……逆止弁、7……蓋を兼ねるポンプ、8,10
……透孔、9……汲み上げ管、11……遮蔽板、
12……網体、13……注ぎ口、14……把手。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 やかん容器を仕切板をもつてやかん本体と急
    須本体とに区画し、この内やかん本体の上面開
    放口に逆止弁を有し蓋を兼ねるポンプを着脱自
    在とするとともに、やかん本体の内底面にその
    基端を位置させた汲み上げ管の上端をやかん本
    体の上方に位置させ、この汲み上げ管の上端開
    放口を前記仕切板に開設し、また前記注ぎ口を
    有する急須本体には茶挿入用の網体を挿脱自在
    とするとともに、この急須本体の上方に於て前
    記やかん本体に設けた汲み上げ管の上端開放口
    が開口するように構成してなるやかん兼急須。 前記仕切板に開閉自在の透孔を開設してなる
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のやかん兼
    急須。
JP1986157772U 1986-10-15 1986-10-15 Expired JPH032211Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986157772U JPH032211Y2 (ja) 1986-10-15 1986-10-15

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JPS6364276U JPS6364276U (ja) 1988-04-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59108475U (ja) * 1983-01-12 1984-07-21 研器工業株式会社 お茶出し用容器

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JPS6364276U (ja) 1988-04-27

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