JPH0322044Y2 - - Google Patents

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JPH0322044Y2
JPH0322044Y2 JP18168585U JP18168585U JPH0322044Y2 JP H0322044 Y2 JPH0322044 Y2 JP H0322044Y2 JP 18168585 U JP18168585 U JP 18168585U JP 18168585 U JP18168585 U JP 18168585U JP H0322044 Y2 JPH0322044 Y2 JP H0322044Y2
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JP
Japan
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seatbelt
pillar
reinforcing member
seat belt
coupling piece
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JP18168585U
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JPS6288660U (ja
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  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車用ピラーの補強部材構造に関す
るものである。
従来の技術 自動車において乗員保護の為に設けられるシー
トベルトは、その一端を車体のセンタピラーに取
付けられ、他端は例えば車体フロアあるいは車体
フロアに固定された部材等に取付けられるのが普
通である。
この車体のセンタピラー部に設けられるシート
ベルト取付部の内面に、取付用ナツト等を溶接固
着した補強部材を接合し、該補強部材にシートベ
ルトを固着することにより、該補強部材にてシー
トベルト取付部の補剛をはかるのが一般的である
(例えば実開昭58−174148号公報参照)。
考案が解決しようとする問題点 センタピラーのシートベルト取付用補強材は、
縦壁やフランジによりシートベルトにかかる負荷
方向に対する断面積を大きく取つて強度を確保し
ている。したがつてセンタピラー内部に燃料系の
エアブリーザパイプ等の配管あるいはルームラン
プへの配線等の作業等を行う場合、フランジ、取
付ナツト等に引掛り配線等の作業が困難であつた
り、又はホースやハーネスを損傷したりするおそ
れがある。
本考案は上記のようなセンタピラーのシートベ
ルト取付部の内面に接合される補強材を利用して
センタピラー部の強度、剛性の向上をはかると共
に、配管、配線作業を容易にしホースやハーネス
類を保護する構造を提供することを目的とするも
のである。
問題点を解決するための手段 本考案は、インナパネルとアウタパネルにより
構成される箱型断面のピラーの内面に接合される
シートベルト結合面の前方および後方に上記ピラ
ーを構成するインナパネルとアウタパネルの前後
の接合フランジ部に挟着される前方フランジおよ
び後方フランジを有する補強部材の該シートベル
ト結合面にアンカナツト等のシートベルト結合片
を固着すると共に、該シートベルト結合片より上
方および下方に位置するシートベルト結合面に、
上記シートベルト結合片の高さを上まわる高さの
2本のビードを水平方向にそれぞれ形成し、該ビ
ードの上下方向の傾斜をシートベルト結合片側は
急に、その反対側は緩やかに構成したことを特徴
とするものである。
作 用 本考案は上記の構成を採ることにより、シート
ベルトの引張り力によりピラーに前方向に働らく
圧縮荷重は補強部材に水平方向に設けた2本のビ
ードが分担して耐えることができると共に、上下
方向において2本のビードのシートベルト結合片
側と反対側に設けた緩傾斜面によりピラー内部に
おけるエアブリーザパイプ等の配管およびワイヤ
ーハーネス等の配線類の配設を容易とすることが
できる。
実施例 以下本考案を1〜4図の実施例につき説明す
る。
図において1はインナパネル2およびアウタパ
ネル3の接合固定により箱型断面に構成されたピ
ラーで、該ピラー1のシートベルト取付部位の内
面には補強部材4が取付けられる。
該補強部材4は、ピラー1のインナパネル2内
面に接合されるシートベルト結合面4a、ピラー
1のインナパネル2とアウタパネル3の前後方向
の接合フランジ部2a,3aと2b,3b間にそ
れぞれ挟着される前方フランジ4bおよび後方フ
ランジ4cを有している。
上記補強部材4のシートベルト結合面4aのほ
ぼ中央部に設けられたシートベルト取付穴4d裏
面には例えばアンカナツト等のシートベルト結合
片5が溶接等により固着されると共に、上記シー
トベルト結合面4aには、シートベルト結合片5
を挟んでその上部および下部に該シートベルト結
合面4aの前幅にわたる上部ビード4eおよび下
部ビード4fが水平方向にかつほぼ平行するよう
膨出形成される。
上記両ビード4e,4fのいずれもその高さ方
向すなわちピラー1の長手方向におけるシートベ
ルト結合片5側の傾斜は該シートベルト結合片5
に近接して急に立上るよう形成され、他端側すな
わち上部ビード4eの上方側および下部ビード4
fの下方側の傾斜は緩やかに形成されると共に、
両ビード4e,4fの高さはいずれもシートベル
ト結合片5に螺合されるアンカボルト7の突出高
さとほぼ同じかそれより高い高さすなわち少なく
ともシートベルト結合片5の高さを上まわるよう
構成される。
次に上記補強部材4のピラー1への組付順序を
説明する。
先ず補強部材4の前方フランジ4bおよび後方
フランジ4cをピラー1のインナパネル2の前後
の接合フランジ部2a,2bの所定位置に重ねて
スポツト溶接して仮結合する。
次にインナパネル2にアウタパネル3を合せて
補強部材4の前方フランジ4b、後方フランジ4
cをインナパネル2とアウタパネル3の前後の接
合フランジ部間にて挟んだ状態とし、スポツト溶
接することにより、補強部材4を内蔵したピラー
1が形成される。
この状態において補強部材4のシートベルト結
合面4aはインナパネル2の内面に接合してお
り、該シートベルト結合面4aに設けたシートベ
ルト結合片5にシートベルト6の一端をアンカボ
ルト7を用いてのボルト締め等により結合固定し
得る。
第2図に示すように配管、配線類8をピラー1
内部に配設するときは、該配管、配線類8は補強
部材4の緩傾斜面に沿つてガイドされるのでアン
カボルト7の先端部に引掛ることがないばかり
か、ビードの高さHがアンカボルト7の先端部の
ピラー1内への突出高さhと同じかそれより高く
なつているので両者の引掛りを防ぐことができ
る。
考案の効果 上記のように本考案によれば、インナパネルと
アウタパネルにより構成される箱型断面のピラー
の内面に接合されるシートベルト結合面の前方お
よび後方に上記ピラーを構成するインナパネルと
アウタパネルの前後の接合フランジ部に挟着され
る前方フランジおよび後方フランジを有する補強
部材の該シートベルト結合面にアンカナツト等の
シートベルト結合片を固着すると共に、該シート
ベルト結合片より上方および下方に位置するシー
トベルト結合面に、上記シートベルト結合片の高
さを上まわる高さの2本のビードを水平方向にそ
れぞれ形成し、該ビードの上下方向の傾斜をシー
トベルト結合片側は急に、その反対側は緩やかに
構成したことにより、シートベルト端を結合する
補強部材は、ピラーの前後の接合フランジ部間に
挟着されると共に、該補強部材にはシートベルト
にかかる引張り力方向とほぼ同方向である水平方
向の2本のビードが設けられているので、シート
ベルトの引張り力によりピラーに働く圧縮荷重に
十分耐えることができる。
又上下方向において2本のビードのシートベル
ト結合片と反対側に設けた緩傾斜面によりピラー
内部へのエアブリーザパイプ等の配管やワイヤー
ハーネス等の配線類の配線の際にシートベルト結
合片5に締め込まれたアンカボルト7先端への引
掛りを防ぐと共に、配管、配線類の損傷を防ぐこ
とができるもので、構成の簡単なることと相俟つ
て実用上多大の効果をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す側面図、第2図
および第3図は第1図のA−A線およびB−B線
の各拡大断面図、第4図は補強部材の斜視図であ
る。 1……ピラー、2……インナパネル、3……ア
ウタパネル、4……補強部材、4e……上部ビー
ド、4f……下部ビード、5……シートベルト結
合片、6……シートベルト、7……アンカボル
ト、8……配管、配線類。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インナパネルとアウタパネルにより構成される
    箱型断面のピラーの内面に接合されるシートベル
    ト結合面の前方および後方に上記ピラーを構成す
    るインナパネルとアウタパネルの前後の接合フラ
    ンジ部に挟着される前方フランジおよび後方フラ
    ンジを有する補強部材の該シートベルト結合面に
    アンカナツト等のシートベルト結合片を固着する
    と共に、該シートベルト結合片より上方および下
    方に位置するシートベルト結合面に、上記シート
    ベルト結合片の高さを上まわる高さの2本のビー
    ドを水平方向にそれぞれ形成し、該ビードの上下
    方向の傾斜をシートベルト結合片側は急に、その
    反対側は緩やかに構成したことを特徴とする自動
    車用ピラーの補強部材構造。
JP18168585U 1985-11-26 1985-11-26 Expired JPH0322044Y2 (ja)

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JPS6288660U JPS6288660U (ja) 1987-06-06
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JPS6288660U (ja) 1987-06-06

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