JPH03218282A - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置

Info

Publication number
JPH03218282A
JPH03218282A JP2015352A JP1535290A JPH03218282A JP H03218282 A JPH03218282 A JP H03218282A JP 2015352 A JP2015352 A JP 2015352A JP 1535290 A JP1535290 A JP 1535290A JP H03218282 A JPH03218282 A JP H03218282A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
motor
rotation speed
speed
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015352A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Harada
博之 原田
Tetsuji Kajitani
梶谷 哲司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP2015352A priority Critical patent/JPH03218282A/ja
Publication of JPH03218282A publication Critical patent/JPH03218282A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 この発明は、モータ制御装置に関するものであり、特に
、モータ回転速度が定常域に達したか否かを正確に判定
でき、定常域に達したモータの回転速度を目標速度に一
致するように定速制御するためのモータ制御装置に関す
るものである。
く発明の背景〉 モータが過渡応答域から定常域に達した後に、モータを
一定速度に保つための制御として、PLL (phas
e−locke+I loop)制御方法が公知である
また、本出願人の先願に係るPWM(パルス幅変調)信
号による制御方法がある。この制御方法は、目標速度と
検出速度との速度差に比例した制御成分と、目標速度信
号と検出速度信号との位相差に比例した制御成分とに基
づいてPWM信号を得て、モータ速度を制御するもので
ある。
上述の各制御方法は、モータが定常域に達した後の定速
制御として十分に効果を発揮する。
く発明が解決しようとする課題〉 6 ところで、モータの回転速度を定常域まで立.」二げる
過渡応答域においては、一般に、目標速度と検出速度と
の速度差に比例した電圧をモータに印加する比例制御が
行われる。そして、検出速度が目標速度の所定パーセン
ト、たとえば95%以内に達[2たことによりモータ回
転速度が定常域に達したと判定されたり、前回の検出速
度と今回の検出速度とに基づいて加速成分を算出し、そ
の値によってモータ回転速度が定常域に達したと判定さ
れていた。
ところが、検出速度が目標速度の所定パーセント(たと
えば95%)以内に達したことによりモータ回転速度が
定常域に達したと判定する仕方では、たとえば負荷か設
定値よりも大きい場合には1」標速度よりも低い速度(
たとえば目標速度の90%の速度)で速度が落着いてし
まい、いつまでたっても定常域に達したと判定されない
場合かあった。
また、加速度を算出してその値により定常域に達したか
否かを判定する仕方では、過渡応答域であっても、ノイ
ズや振動等により加速度成分がほほ0になったと判定さ
れることがあり、定常域に入ったと誤判断されることが
あった。
そして、前者のように、モータの回転速度が定常域に達
したと判定されない場合には、PLL制御や本出願人の
考案l7た比例成分と位相差成分とに基づ<PWM信号
による制御に入ることができないし、また、たとえP 
L L制御やPWM信号による制御に入っても、オーバ
ーシュートが激しく、モータの回転速度か安定するまで
に時間がかかる。
また、後者のように、誤判断により、過渡応答域にある
にも拘らず定常域に達したと判定された場合は、PLL
制御等に移っても、正常な制御を行えない。
よって、モータ制御装置においては、モータ回転速度が
過渡応答域から定常域になったことを正確に検出できる
ことが必要である。
また、モータ回転速度が定常域に達した後は、モータ回
転速度が目標速度からずれないように制御しなければな
らないが、従来装置では、検出されるモータ回転速度が
ノイズ)の影響を受けていることか多く、正確なモータ
回転速度の検出が困難で、定速制御が難しいという欠点
もあった。
それゆえ、この発明は、上述の各欠点を解消するために
なされたもので、モータ回転速度が過渡応答域から定常
域に達したことを正確に検出することができ、モータ回
転速度か定常域に達した後は、ノイズ等によって一時的
に速度検出信号か変動しても、その変動の影響を受ける
ことなく、正確にモータ回転速度を検出でき、モータの
定速制御を良好に行えるようなモータ制御装置を提供す
ることを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 第1の発明は、モータ回転速度か指令速度に等しくなる
ように、モータをフィードバック制御するモータ制御装
置であって、所定タイミングごとに、モータ回転速度に
関するデータを算出するデータ算出手段、モータ回転速
度に関するデータを、所定の複数回分、新しいもの順に
記憶できる複数の記憶エリアを有し、データ3?出手段
によってモ9 −夕回転速度に関するデータが算出されるごとに、既に
記憶されているデータを順次1つずつシフトして最古デ
ータを捨て、かつ今回算出されたデータを最新データ記
憶エリアに記憶する記憶手段、記憶手段に記憶されてい
る複数回分のデータのうちの大小中央に相当するデータ
と今回算出された最新データとを比較し、最新データが
大小中央に相当するデータに該当するかまたは該データ
に対して所定範囲内であるか否かに基づいて、モータ回
転速度が定常域に達したか否かを判定する判定手段、お
よび、判定手段によって、モータ回転速度が定常域に達
したと判定されたとき、モータをフィードバック制御す
る制御信号成分のうち、比例制御成分を相対的に減少さ
せる制御成分変更手段、を含むことを特徴とするモータ
制御装置である。
また、第2の発明は、モータ回転速度が指令速度に等し
くなるように、モータをフィードバック制御するモータ
制御装置であって、所定タイミングごとに、モータ回転
速度に関するデータを算出10 するデータ算出手段、モータ回転速度に関するデータを
、所定の複数回分、新しいもの順に記憶できる複数の記
憶エリアを有し、データ算出手段によってモータ回転速
度に関するデータが算出されるごとに、既に記憶されて
いるデータを順次1つずつシフトして最古データを捨て
、かつ今回算出されたデータを最新データ記憶エリアに
記憶する記憶手段、今回算出された最新データが、記憶
手段に記憶されている複数回分データのうちの大小中央
に相当するデータに該当するかまたは該データに対して
所定の第1範囲内であるか否かを判別する第1判別手段
、記憶手段に記憶されている複数回分のデータのうちの
最大データと最小データとの差が、所定の第2範囲内で
あるか否かを判別する第2判別手段、第1判別手段によ
って、最新データは大小中央に相当するデータに該当す
るかまたは該データに対して所定の第1範囲内であると
判別され、かつ、第2判別手段によって、最大データと
最小データとの差が所定の第2範囲内であると判別され
たとき、モータ回転速度が定常域11 に達した判定する判定手段、および、判定手段によって
、モータ回転速度が定常域に達したと判定されたとき、
モータをフィードバック制御する制御信号成分のうち、
比例制御成分を相対的に減少させる制御成分変更手段、
を含むことを特徴とするモータ制御装置である。
さらに、第3の発明は、モータ回転速度が指令速度に等
しくなるように、モータをフィードバック制御するモー
タ制御装置であって、所定タイミングごとに、モータ回
転速度に関するデータを算出するデータ算出手段、モー
タ回転速度に関するデータを、所定の複数回分、新しい
もの順に記憶できる複数の記憶エリアを有し、データ算
出手段によってモータ回転速度に関するデータが算出さ
れるごとに、既に記憶されているデータを順次1つずつ
シフトして最古データを捨て、かつ今回算出されたデー
タを最新データ記憶エリアに記憶する記憶手段、今回算
出された最新データが、記憶手段に記憶されている複数
回分のデータのうちの大小中央に相当するデータに該当
するかまたは該12 データに対して所定の第1範囲内であるか否かを判別す
る第1判別手段、最新データが、予め定める目標回転速
度データに対して所定の第2範囲内であるか否かを判別
する第2判別手段、第1判別手段によって、最新データ
は大小中央に相当するデータに該当するかまたは該デー
タに対して所定の第1範囲内であると判別され、かつ、
第2判別手段によって、最新データは目標回転速度デー
タに対して所定の第2範囲内であると判別されたとき、
モータ回転速度が定常域に達したと判定する判定手段、
および、判定手段によって、モータ回転速度が定常域に
達したと判定されたとき、モータをフィードバック制御
する制御信号成分のうち、比例制御成分を相対的に減少
させる制御成分変更手段、を含むことを特徴とするモー
タ制御装置である。
く作用〉 この発明によれば、所定タイミングごとに、モータ回転
速度に関するデータが算出される。
データが算出されると、記憶手段に既に記憶さ13 れているデータか順次1つずつシフトされて最古データ
が捨てられ、今回算出されたデータは最新データ記憶エ
リアに記憶される。
そして、ソーティングにより記憶手段に記憶されている
複数回分のデータのうちの大小中央に相当するデータが
求められ、そのデータと今回算出された最新データとが
比較される。
その結果、第1の発明によれば、最新データが、大小中
央に相当するデータに該当するかまたは該データに対し
て所定範囲内であれば、モータ回転速度が定常域に達し
たと判定され、所定範囲内でなければ、モータ回転速度
は過渡応答域と判定される。
そして、モータ回転速度が定常域に達したと判定された
ときには、モータをフィードバック制御する制御信号成
分のうち、比例制御成分が相対的に減少される。
また、第2の発明によれば、今回算出された最新データ
が、記憶手段に記憶されている複数回分データのうちの
大小中央に相当するデータに該当]4 するかまたは該データに対して所定の第1範囲内であり
、かつ記憶手段に記憶されている複数回分のデータのう
ちの最大データと最小データとの差が、所定の第2範囲
内である場合に、モータ回転速度が定常域に達したと判
定される。
そして、モータ回転速度が定常域に達したと判定された
とき、モータをフィードバック制御する制御信号成分の
うち、比例制御成分が相対的に減少される。
さらに、第3の発明によれば、今回算出された最新デー
タが、記憶手段に記憶されている複数回分のデータのう
ちの大小中央に相当するデータに該当するかまたは該デ
ータに対して所定の第1範囲内であり、かつ予め定める
目標回転速度データに対して所定の第2範囲内である場
合に、モータ回転速度が定常域に達したと判定される。
そして、モータ回転速度が定常域に達したと判定された
とき、モータをフィードバック制御する制御信号成分の
うち、比例制御成分が相対的に減少される。
1 5 く実施例〉 以下には、この発明の一実施例として、複写機の光学系
(照明ユニットおよび反射ミラー)駆動用のDCサーボ
モータの制御回路に適用した場合を例にとって説明をす
る。
第1図は、複写機の光学系を駆動するためのDCザーボ
モータの制御回路の構成例を示すブロック図である。こ
の制御回路では、DCサーボモータへの印加電圧として
P WM (pulse width modulat
ion)信号か使用されている。
このDCサーボモータ10は永久磁石フィールド形であ
って、ドライバ部1]によって回転駆動され、光学系1
7を移動させる。
ザーボモータ10の回転軸にはロータリエンコーダ12
が連結されている。ロータリエンコーダ12は、既に公
知の通り、サーボモータ10が予め定める微小角度回転
するごとに速度検出パルスを出力するものである。この
実施例のロータリエンコーダ12からは、互いに周期が
等しくかつ位相が90度すれたA相とB相の速度検出パ
ルス]6 (速度検出信号)が出力され、サーボモータ10が1回
転することにより、各相、たとえば200個の速度検出
パルスが出力される。
なお、ロータリエンコーダ12の代わりに、サーボモー
タ10の回転に周期的に連動したパルスを出力する他の
機器を用いてもよい。
ロータリエンコーダ12から出力される速度検出パルス
は、エンコーダ信号入力部13へ与えられる。エンコー
ダ信号人力部13は、後に詳述するように、ロータリエ
ンコーダ12から与えられる速度検出パルスに基づいて
、サーボモータ10の回転速度を検出するための回路で
ある。エンコーダ信号入力部13の出力は制御部14へ
与えられる。
制御部14には、CPU,プログラムなどが記憶された
ROM,必要なデータを記憶するRAMなどが備えられ
ており、指令速度と検出速度との差の算出処理、速度指
令信号と速度検出信号との位相差の算出処理、モータ回
転速度の定常域到達検出処理、サーボモータ10を制御
するためのP17 WMデータの算出処理などが行われる。
制御部14には、複写機本体の制御部(図示せず)から
、動作指令信号および速度指令信号(速度指令クロック
)が与えられる。速度指令クロツクは、速度指令信号入
力部15で信号処理されてから制御部14へ与えられる
PWMユニット16は、制御部14から与えられるPW
Mデータに応じたパルス幅(出力デューティ)のPWM
信号を発生するためのユニットである。PWMユニッ1
・16から出力されるPWM信号によってザーボモータ
]0の回転速度が制御される。
ドライハ部11は、制御部14から与えられるドライバ
部駆動信号に基づいて、サーボモータ10の回転方向を
決めたり、ブレーキングしたりする。
第2図は、エンコーダ信号入力部13の構成を示す図で
ある。この実施例では、エンコーダ信号入力部12が第
2図の構成にされ、かつ制御部14による信号読出しが
工夫されることによって、18 正確な速度検出が行えるとともにサーボモータ10の回
転速度が過渡応答域か定常域かが正しく判定できるよう
にされている。
第2図を参照して説明すると、エンコーダ信号入力部1
3には、ロータリエンコーダ12から送られてくるA相
の速度検出パルスの立上りエッジを検出する立上り検出
回路131、基準クロックをアップカウントするたとえ
ば16ビット構成のフリーランニングカウンタ133お
よび立上り検出回路131の立上り検出出力をキャプチ
ャ信号とし、該キャプチャ信号をトリガとしてフリーラ
ンニングカウンタ133のカウント数を読取保持するキ
ャプチャレジスタ134が備えられている。
基準クロックは、第1図に示す回路全体の動作タイミン
グの基準となる基準クロックであり、回路がマイクロコ
ンピュータで構成されている場合はマシンクロックが利
用される。また、そのような基準クロックがない場合は
、基準クロツク発生回路を設ければよい。
エンコーダ信号入力部13には、さらに、アッ19 プダウン検出部135およびアップダウンカウンタ13
6が備えられている。アップダウン検出部135は、立
上り検出回路131から人相の速度検出パルスの立上り
検出出力が与えられた時にB相の回転パルスのレベルを
判断し、B相の回転パルスがハイレベルかローレベルか
によって、サーボモータ10(第1図)が正転している
か逆転しているかを判別するものである。アップダウン
カウンタ136は、アップダウン検出部135の判別出
力に基づいて、立上り検出回路131の検出出力をアッ
プカウントまたはダウンカウントするものである。
次に、第2図の回路の動作説明をする。
キャプチャレジスタ134の内容は、キャプチャ信号、
すなわちA相の速度検出パルスの立上りエッジが検出さ
れるごとに更新されていく。また、アップダウンカウン
タ136は、速度検出パルスの立上り検出回数、言い換
えれば速度検出パルス数をカウン1・する。
それゆえ、所定のサンプル時間ΔT内において、20 アップダウンカウンタ136で、速度検出パルスがn個
カウントされ、その間にフリーランニングカウンタ13
3でカウントされる基準クロツクのカウント数を計測す
れば、それに基づいて回転数Nを算出することができる
つまり、サーボモータ10の回転数N[rpm]は、基
準クロックの周波数をf[Hz]、サーボモータ10が
1回転することによりロータリエンコーダ]2から出力
されるA相の速度検出パルス数をC[pprl、今回の
キャプチャレジスタ]31の内容をCPT,,前回のキ
ャプチャレジスタ131の内容をCPTo−1、速度検
出パルス数をnとすると、 f (1) で算出することかできる。
ここで、式(1)は、基準クロック周波数fと21 速度検出パルス数Cとが定数であるから、N=    
 nA      =nACPT,−CPTo.   
X (2) 但し、A:−!−X60 C X :  CPTfi  CPT,−+となる。
第3図は、制御部14がキャプチャレジスタ134およ
びアップダウンカウンタ136の内容をサンプル時間Δ
tごとに読出して回転数データN。を算出するとともに
、算出した回転数データN。に基づいて、モータ回転速
度が過渡応答域か定常域かを判別して、制御用回転数N
を決定するための回転数検出処理手順を示している。
サンプル時間Δtは、 Δt≧X=CPT,−CPT,−+ − (3)を満足
する適当な時間が設定されている。
次に、第2図および第3図を参照して説明をする。
22 制御部]4では、内部タイマが一定のザンプル時間Δt
に達するごとに(ステップS1)、タイマかりセソトさ
れる(ステップS2)。そして、キャプチャレジスタ1
34およびアップダウンカウンタ136の内容を読出ず
(ステップS3)。
次いで、今回読出したキャプチャレジスタ134のカウ
ン1・数CPT,から、すてに記憶されている前回読出
したキャプチャレジスタ]34のカウンl・数C P 
T n−1を減じることにより、1サンプル時間Δt内
の基準クロック数Xが求められた後、CPT,が記憶さ
れる(ステップS4)。
また、今回読出したアップダウンカウンタ136のカウ
ント数UDC0から、すでに記憶されている前回読出し
たアップダウンカウンタ136のカウント数UDCn,
を減じることにより、1サンプル時間Δt内の速度検出
パルス数nが求められた後、UDC,が記憶される(ス
テップS5)。
その後、上述した式(2)に基づいて、今回のザンプル
タイミングで算出された回転数データN(nは自然数で
あり、回転数データの算出タイ23 ミングごとに1.,  2,  3,・・・と増加して
いく。)が求められる(ステップS6)。
次に、ステップ87〜S12で、ステップS6で求めら
れた回転数データN。の真偽か判別され、制御用回転数
Nが決定される。
第4図は、ステップ87〜S ]. 2の処理に用いら
れる2種類のメモリM1およびM2を示している。
第4図において、メモリM1は、5回分の回転数データ
を新しいものから順番に記憶するだめのものであり、新
しい回転数データを記憶するためのエリアから古い回転
数データを記憶するだめのエリアに向って、順に、5つ
の記憶エリアE1〜E5か備えられている。ずなイつち
、E1に今回(最新)の回転数データNnが、E2に前
回の回転数データN。−1,が、E3に2回前の回転数
データN。−2,が、E4に3回前の回転数データN,
。−0が、E5に4回前の回転数データN。−4,が、
それそれ記憶される。
メモリM2は、メモリM]に記憶された5つの24 回転数データN1〜Ntn4)をソーティング、すなわ
ぢ大きいもの順に並べ替えるためのメモリで、5つの記
憶エリアE 1 1〜E15を有している。
メモリM1に記憶された5つの回転数データN.,〜N
ln−41がソーティングされた場合、メモリM2のエ
リアEllに、たとえば5つの回転数データNfi〜N
,,,,のうぢ最大のものが、エリアE12に2番目に
大きいものが、エリアE13に3番目に大きいものが、
エリアE14に4番目に大きいものが、エリアE15に
最小のものが、それそれ記憶される。従って、ソーティ
ングが行われると、エリアE13には、メモリM]に記
憶された5つの回転数データのうち、大小中央に相当す
る回転数データが記憶される。
なお、メモリM1およびM2は、5回分の回転数データ
記憶用に限らず、3以上で、好ましくは奇数個の任意の
複数個の回転数データ記憶用であればよい。
第3図に戻って説明を続けると、今回の回転数データN
。が算出されると、メモリM1に記憶さ25 れている5つの回転数データN。−Nいー.,がシフ1
・される(ステップS7)。この結果、それまでのデー
タN。は前回の回転数データN(I1−11としてエリ
アE2に、それまでのデータN(,Hは2回前の回転数
データN。−2)としてエリアE3に、それまでのデー
タN[n−2)は3回前の回転数データN(I1−31
としてエリアE4に、それまでのヂータN,。−0は4
回前の回転数データN。−4》としてエリアE5に記憶
され、最古データであるそれまでのデータN+n−++
  (5回前の回転数データ)は記憶されなくなる。
また、今回算出された最新の回転数データN。
がエリアE1に記悟される(ステップS8)。
次に、今回の回転数データN。を含むメモリM1に記憶
されている5つの速度データN。−Nい4)がソーティ
ングされ、メモリM2のエリアE11〜E ]. 5に
は、5つの回転数データN。−N,。一.)が、大きい
順に記憶される(ステップS9)。この結果、エリアE
13には、5つの回転数データN,−N,。−4,のう
ち大小中央に相当する回26 ?数データ(これを「中央データN■」と呼ぶことにす
る)が記憶される。
次に、メモリM1のエリアE]に記憶されている今回の
回転数データN0が、メモリM2のエリアE1Bに記憶
されている中央データN■と比較され、NoがN■の所
定範囲内にあるか否かが判別される(ステップS10)
。つまり、今回算出された最新回転数データN。が次式
で示される今回および過去4回分の5つのデータのうち
の大小中央に相当するデータN■の所定範囲内に入って
いるか否かが判別される。
Nm (1−α)≦N,≦N.(1+β)・・・(4) 但し、αおよびβは、実験または計算により予め設定さ
れたモータ回転速度が定常域に到達したことが正確に判
別できる値で、ノイズなどによるデータ変化分と比較し
て、N,がN0に対してより大きく変化しているか否か
がわかる値に設定されている。
今回の回転数データN。が上式(4)で示され27 ?範囲内に入っていない場合には、速度変化が比較的大
きく、モータ回転速度が過渡応答域であると判定されて
、定常域フラグがリセットされ、制御用回転数Nとして
最新回転数データN,が選択決定される(ステップS1
1)。
一方、最新回転数データN。が上式(4)で示される範
囲内に入っている場合には、速度変化が比較的小さく、
モータ回転速度が定常域に到達したと判定されて、定常
域フラグかセットされ、制御用回転数Nは中央データN
■に決定される(ステップS12)。
以上のように、ステップ87〜8 1. 2の処理では
、今回および過去4回分の5つのデータのうちの中央デ
ータN。の一定範囲内に、今回の回転数データN0が入
っているか否かが判別されることにより、モータ回転速
度が過渡応答域か定常域かの判定がされ、過渡応答域で
は最新回転数データN,が、定常域では中央データN1
が、それぞれ、制御用回転数Nとして採用される。
よって、過渡応答域では、モータの速度変化に28 ?速に対処できる。また、定常域では、瞬間的な負荷変
動、ノイズなどの影響ア、速度検出信号が一時的に変化
した場合でも、そのような影響を受けた信号Nfiは使
われず、中央データN■が制御に使われるので、安定し
た制御が行える。
次に、第3図のステップ810〜S12の制御をさらに
改良した別の制御について説明する。
第5図は、第3図のステップSIO−312と置換可能
な制御内容を表わすフローチャートである。
第3図の制御の場合は、次のような危惧がある。
つまり、制御が開始されてから定常域に達するまでの間
に、もし速度検出信号に第6A図において符号Aで示す
ような振動が生じた場合、定常域に達していないにもか
かわらず、定常域に達したと誤判定されてしまうことが
ある。
第6A図の振動Aを拡大して示すm6B図を参照して説
明すると、時点t。で回転数データNゎが算出されると
、時点t。−t(n−41の5回分の回転数データNゎ
〜NLII−41がメモリM1に記憶29 されることになる。そうすると、最新データNnはこれ
らのデータのうち大小中央に相当するデータになってし
まう。よって、第3図のステップS10の判定だけでは
、定常域に達したと誤判定されてしまう。
そこで、この実施例では、上述のような誤判定を防止す
るために、第3図のステップSIOに該当するステップ
SIO−1の判別に加え、ステップSIO−2の判別が
加えられている。
ステップS 1 0−2では、さらに、今回および過去
4回分の5つのデータのうちの最大データNmax(メ
モリM2のエリアEllに記憶されている。)と最小デ
ータNmin  (メモリM2のエリアE15に記憶さ
れている。)との差(Nmax −Nmin )が、予
め定められた所定範囲W内か否かが判別される。
最大データNmaxと最小データNmjnとの差(Nm
ax −Nmin )が、所定範囲W内でなければ、た
とえば第6A図および第6B図に示すような振動が速度
検出信号に生じているだけで、定常域に30 は達していないと判断されて定常域フラグがリセットさ
れ、制御用回転数Nは最新回転数データN。に決定され
る(ステップS11)。
最大データNmaXと最小データNminとの差(Nm
ax −Nmjn )が、所定範囲W内であれば、上記
ステップSIO−1で速度が定常域に到達したとの判断
が、振動等による誤判別でなかったと判定されて定常域
フラグはセットされ、制御用回転数Nは中央データNf
fiに決定される(ステップS12)。
このように、ステップSIO−1およびSIO一2とい
う2段階の判別でモータ回転速度が過渡応答域か定常域
かが判定がされるので、制御が開始してから定常域に達
するまでの過渡応答域において、速度検出信号に上述の
ような振動が生じたとしても、定常域に達したと誤判断
されることはなく、定常域到達検出が正確に行われる。
以上の制御において、ステップSIO−1の判別とステ
ップS 1 0−2の判別とは、前後逆になっていても
よい。
31 第7図は、第3図のステップSIO〜8 1. 2と置
換可能なさらに別の制御内容を表わすフローチャートで
ある。
第3図のステップS ]. 0〜S12の制御の場合、
制御が開始後、何らかの原因で、サーボモータ10の回
転速度が目標回転速度よりも低い速度で落着き出した場
合に、定常域に達したと誤判定されてしまう危惧がある
そこで、この実施例では、上述のような誤判定を防止す
るために、第7図に示すように、第3図のステップSI
Oに該当するステップSIO−1の第1段階の判別に加
えて、ステップS 1 0−2の第2段階の判別がされ
る。
ステップS 1 0−2では、今回算出された最新デー
タN。が、予めメモリに記憶されている目標回転数デー
タN。と比較され、最新データN。が目標回転数データ
N。の所定範囲内に入っているか否かが判別される。つ
まり、最新の回転数デタN。が次式で示される範囲内に
入っているか否かが判別される。
32 No  (1−γ)≦N0 ≦N.  (1+δ)・・
・ (5) 但し、γおよびδは、予め定められた所定の設定値であ
る。
最新回転数データN。が目標回転数データN。
に対して所定範囲内に入っていなければ、何らかの原因
で最新回転数データN。が目標回転数データN。よりも
低い回転数で落着きつつあるわけであるから、係る場合
には、サーボモータ10は定常域には達していないと判
断されて定常域フラグはリセットされ、制御用u転数N
には、最新回転数データN。が使用される(ステップS
11)。
一方、最新回転数データN。が目標回転数データN。に
対して所定範囲内であるならば、サーボモータ]0の回
転速度は定常域に到達したものと判定されて定常域フラ
グはセットされ、制御用回転数Nには、ノイズ等の影響
を受でいない中央データN.,,が使用される(ステッ
プS12)。
このように、この制御においても、ステップS10−1
およびS 1 0−2という2段階の判別で、33 モータ回転速度が過渡応答域か定常域かの判定がされる
ので、モータ回転速度が何らかの原因で目標回転速度よ
りも低い速度で落着こうとした場合でも、定常域に到達
したと誤判断されることなく、定常域到達検出が正確に
行われる。
以上の制御においても、ステップSIO−1の第1段階
の判別とステップSIO−2の第2段階の判別とは、前
後逆になっていてもよい。
次に、第1図における速度指令信号人力部15の説明を
する。
第8図は、速度指令信号入力部]5の具体的な構成例を
示すブロック図である。速度指令信号入力部15には、
速度指令クロックの立上りエッジを検出するための立上
り検出回路151、基準クロックをアップカウントする
フリーランニングカウンタ152、立上り検出回路15
]の立上り検出出力をキャプチャ信号とし、該キャプチ
ャ信号をトリガとしてフリーランニングカウンタ152
のカウント数を読取保持するキャプチャレジスタ15B
および立」二り検出回路151の出力バルス34 をアップカウントするためのアップカウンタ154が備
えられている。
フリーランニングカウンタ152は、たとえば16ビッ
ト構成のカウンタてある。このフリーランニングカウン
タ152は、前述したエンコーダ信号人力部13のフリ
ーランニングカウンタ133(第2図参照)と共用して
もよい。
この回路の動作は、次の通りである。
装置本体側、たとえば複写機本体の制御側マイクロコン
ピュータから出力される速度指令クロツクは立上り検出
回路151へ与えられ、立上り検出回路151において
該速度指令クロツクの立上りエッジが検出される。立上
り検出回路15]の出力はキャプチャ信号としてフリー
ランニングカウンタ]52へ与えられるので、キャプチ
ャレジスタ153の内容は、速度指令クロツクの立上り
に応答して更新されていく。よって、ある立上り検出信
号に基づいてキャプチャレジスタ15Bの内容を読出し
、次の立上り検出信号に基づいてキャプチャレジスタ1
53の内容を読出して、その35 差を求めれば、速度指令クロツク1周期におけるフリー
ランニングカウンタ152のカウント数を旧測すること
ができる。つまり、指令速度となる回転数N。を得るこ
とができる。
なおこの実施例では、キャプチャレシスタ153の内容
が更新されるごとに、更新後のカウント数と更新前のカ
ウント数との差のカウント数を求めるというやり方では
なく、より検出精度を向上させるために、エンコーダ信
号入力部13におけるキャプチャレジスタ153のカウ
ント数読出しと同様の読出方法がとられている。
すなわち、制御部14は、所定のサンプル時間Δtごと
にキャプチャレジスタ153の内容およびアップカウン
タ154の内容を読出し、キャプチャレジスタ153に
おける今回読出したカウント数と前回読出したカウント
数との差を求め、その差を、アップカウンタにおける今
回読出したカウント数から前回読出したカウント数との
差で除算することで、速度指令クロツク1周期内におけ
るより正確なMN/iクロック数を求めるようにして3
6 いる。
第9図は、制御部14による速度指令クロツクと速度検
出パルスとの位相差算出処理手順を示している。
まず、エンコーダ信号入力部13の立上り検出回路13
1によって速度検出パルスの立上りエッジが検出される
と(ステップS21)、フリーランニングカウンタ13
3のカウン1・値が読込まれ、その値が位相比較値PD
T,として記憶される(ステップS22)。フリーラン
ニングカウンタ133は、モータ制御開始時から基準ク
ロツクのカウントを開始しているので、位相比較値PD
T。の値は、モータ制御開始時から今回のパルス立上り
検出時点までの時間に応じた値となる。
次に、位相基準値PPI,が、次式により計算されかつ
記憶される(ステップ823)。
PP I,,=PP I(11−11 +SPD  ・
・・(6)ここで、 PPI.。−1,:前回記憶された位相基準値SPD 
   :速度指令クロック1周期間の基37 準クロック数(SPDは固定値 である。) である。
ただし、PPI.。−1,の初期値は、零であるため、
上記ステップS21で、モータ制御開始後第1回目の速
度検出パルスの立上りか検出されたときに対応する位相
基準値PP I.,の値は、SPDとなる。
この後、位相差PHDTが次式により算出されかつ記憶
される(ステップS24)。
PHDTエPPIo−PDTo  ,.,(7)SPD そして、以上の処理が繰返される。すなわち、速度検出
パルスの立上りが検出されるごとに(ステップS21)
、フリーランニングカウンタ133のカウント値の読込
みおよび位相比較値PDT。の更新(ステップS22)
、位相基準値PPI。の計算および更新(ステップ82
3)ならびに位相差PHDTの算出(ステップS24)
が繰返し行われる。
38 モータ制御開始後、ステップS21で、第2回目の速度
検川バルスの立」ユリが検出されたときには、ステップ
323で算出される位柑基僧値PPI.の値は2SPD
となり、第3回目の速度検出パルスの立上りが検出され
たときには3SPDとなる。一つまり、ステップ323
で算出される位相基準値PP I,の値は、モータ制御
開始時から今回の速度検出パルス立上り時点までの間に
出力された速度検出パルス総数とSPDとの積値になる
SPDは、速度指令クロツクの周期に応じた固定値であ
るから、ステップS23で算出される位相基党値PPI
,は、モータ制御開始時から今回立上りが検出された速
度検出パルスに対応する速度指令クロツクの立上がり時
点までの時間に応じた値となる。
そして、モータ制御開始時から今回の速度検出パルスの
立上り検出時点までの時間に応じた値(位相比較値PD
Tn)と、モータ制御開始時から今回立上りが検出され
た速度検出パルスに対応する速度指令クロックの立上が
り時点までの時間3つ に応した値(位相基準値PPI,)との差を、速度指令
クロソクの周期に応じた値(SPD)で除することによ
り、位相差PHDTが算出されている。よって、速度指
令クロックと速度検出パルスとの位相差が、速度指令ク
ロックの1周期以」二である場合でも、その位相差PH
DTか正確に検出される。
次に、制御部14から出力されるPWMデータの算出方
法について説明する。
サーホモータ10の回転速度Nを指令速度N。
に追従さぜるために−り“−ボモータ10に出力すべき
PWMデータ用電圧VOは、速度差ΔN (=NN)に
よる制御電圧(比例制御電圧)をv1、位相差PHDT
による制御電圧をV2とすると、次式で表わされる。
VO=V1+V2          ・・(8)つま
り、この実施例では、速度差ΔN (=N。
N)による比例制御電圧V1を、位F目差PHDTによ
る制御電圧■2て補正している。この理由は、速度差Δ
Nによる比例制御たけでは、負荷変40 動に対する追従性が良くないからである。
そこで、追従性をよくするため、この実施例では、速度
差ΔN (=No−N)による比例制御重圧V1を、位
相差P H D Tによる制御電圧■2で補正している
のである。
速度差ΔNによる比例制御電圧V]は、次式で表わされ
る。
?1=Ra{ GD2  ΔN     TB,・■+
Io+   1 375■ぐ.ΔtI(T + K e N RaGD2.AN+KeN 375Kエ  Δt +R a  ( I o +TBL/KT )但し、 Ra:アマチュア抵抗[Ω] KT:トルク定数[kgm/A ] Ke+誘起電圧定数[V/rpmコ IO=無負荷電流[A] GD2 負荷とモータによる慣性モ 41 (9) メント [kg m2コ TBL:摺動負荷[kgm ] である。
なお、Nは、第3図、第5図または第7図の処理で決定
された制御用回転数である。
位相差P H D Tによる制御電圧■2は、予め定め
られた制御電圧V2の最大値をV 2 maxとすると
、次のようにして求められる。
(A)速度制御開始時から定常域までの立上り時の場合 (a)位相差が3周期より小さい場合 (−3<PHDT<+3) V2= (V2max /3)  ・PHDT(10) (b)位相差が3周期以上でありかつ速度検出信号の位
相が速度指令信号の位相より進んでいる場合 < P H D T≦−3) V2= 一V2max         −= (1 
1)(C)位相差が3周期以上でありかつ速度検出信4
2 号の位相が速度指令信号の位相より遅れている場合 (PHDT≧+3) V2=+V2max         − (12)従
って、位相差PHDTと、制御電圧V2との関係は、第
10図に示される関係になる。
(B)定常域の場合 (a)位相差が1周期より小さい場合 (−1<PHDT<+1) V2−V2max −PHDT     − (1B)
(b)位相差が1周期以上でありかつ速度検出信号の位
相が速度指令信号の位相より進んでいる場合 (PHDT≦−1) V2=−V2max         −(14)(e
)位相差が1周期以上でありかつ速度検出信号の位相が
速度指令信号の位相より遅れている場合 (PHDT≧+1) V2−十V2max          −(1 5)
43 従って、位相差PHDTと、制御電圧■2との関係は、
第11図に示される関係になる。
第12図は、制御部14によるPWMデータの算出処理
手順を表わすフローチャートである。
制御部14では、たとえば第3図に示す処理によって制
御用回転数Nを決定するごとに、式(9)に基づいて、
比例制御電圧v1が算出され記憶される(ステップS3
1)。
次いで、第3図のステップSllまたはS12でリセッ
トまたはセットした定常域フラグの状態が判別され(ス
テップS 3 2.) 、定常域フラグがリセットされ
てモータ回転速度が過渡応答域の場合は、上式(10)
〜(12)に基づいて■2が算出される(ステップ83
3)。
一方、定常域フラグがセットされてモータ回転速度が定
常域に達している場合は、上式(13)〜(15)に基
づいてV2が算出される(ステップS34)。
そして、ステップS31で求められた■1とステップ8
33またはS34て求められた■2とが44 加算されて、制御電圧VDが算出される(ステップS3
5)。
よって、モータ制御開始後、定常状態になるまでの立上
り時には、位相差による制御電圧が相対的に低く、定常
時では、位相差による制御電圧が相対的に高くなる。換
言すれば、モータ制御電圧を構成する制御信号成分のう
ち、比例制御成分が、過渡応答域では相対的に大きく、
定常域では相対的に小さくなるようにされている。
この結果、立上り時にモータ回転速度が指令速度よりも
かなり速い速度まで上がってしまうのを防止できるとと
もに、定常時に速度の追従性をよくでき、サーボモータ
10の脱調を防止することができる。
なお、モータの制御信号成分のうち、比例制御成分の割
合を変化させる仕方としては、上述の実施例に限らず、
次のようにしてもよい。
上式(10)〜(15)に基づいて、位相差による制御
電圧V2を求める際に、フラグがリセット状態の立上り
時には、V2maxを相対的に小さ45 な予め定める値Sとし、フラグがセット状態の定常域で
は、V2maxを相対的に大きな予め定める値Lとする
のである。
あるいは、位相差による制御電圧V2を求める場合に、
立上り時の場合も、定常時の場合も、ともに、上式(1
3)〜(15)に基づいて算出する。ただし、フラグが
リセット状態の立上り時には、V2maxを相対的に小
さな予め定める値Sとし、フラグがセット状態の定常域
では、V2maxを相対的に大きな予め定める値Lとす
るのである。
さらにまた、位相差による制御電圧V2は常に同じ方法
、たとえば上式(13)〜(15)に基づいて算出し、
比例制御成分V1自体を立上り時か定常域かで増減させ
る仕方を採用してもよい。
第13図は、PWMユニット16の具体的な構成例を示
すブロック図であり、第14図はPWMユニット16の
動作を説明するためのタイミングチャートである。
PWMユニット16には、セット信号発生部161と、
PWMデータレジスタ162と、ダウン46 カウンタ163とRSフリップフロップ164とが{6
uえられている。
セッ1・信号発生部161は、一定の周期ごとにセット
信号を発生するものである。このセッl・信号発生部]
61はたとえばリングカウンタで構成されており、一定
数の基準クロックを計数するごとにセット信号を発生す
るようにされている。
PWMデータレジスタ162は、制御部14がらl5.
えられるPWMデータを保持するためのものである。制
御部14から与えられるPWMデータとは、前述した式
(8)によって求められた電圧データである。すなわぢ
、式(9)の比例制御電圧■1を位相差データPHDT
による制御電圧V2で補正した電圧VOである。このP
WMデ〜夕は、PWMユニット16から出力されるPW
M出力信号のデューティを決めるのに用いられる。
ダウンカウンタ163は、PWM基準クロック(この実
施例では、PWM基準クロツクは、エンコーダ信号入力
部13や速度指令信号入力部15で用いられる基準クロ
ックが共用されている。)47 が与えられごとにダウンカウントをし、設定された数を
訓測するとリセット信号を出力するものである。
PWMユニット16の動作は次のようになる。
セット信号発生部161からセット信号が出力されると
、PWMデータレジスタ162の内容、つまり制御部1
4から与えられたPWMデータが、ダウンカウンタ16
3にセットされ、また、セット信号によってフリップフ
ロップ164がセットされる。従って、フリップフロッ
プ]64の出力、つまりPWM信号はハイレベルとなる
次に、ダウンカウンタ163はPWM基準クロックに基
づいてダウンカウントを行い、設定されたカウン1・値
が「0」になると、フリップフロップ164ヘリセット
信号を与える。よって、フリップフロップ164の出力
はローレベルに反転する。
この結果、PWMユニット16からは、PWMデータレ
ジスタ162で保持された値、つまり式(8)で算出さ
れた電圧データでデューティが決48 められ、PWM信号が導出される。
この発明は、複写機の光学系制御用に限らず、ファクシ
ミリ装置の読取装置制御用モータや、その他の一般的な
モータ制御回路に採用できる。
また、この発明は、PWM信号以外で印加電圧を算出す
る場合にも適用できる。
く発明の効果〉 この発明は、以上のように構成されているので、負荷の
大小に拘らず、モータ回転速度が過度応答域から定常域
に達した時に、それを確実に検出できる。
また、瞬間的な負荷変動やノイズなどによって、速度検
出信号が一時的に悪影響を受けても、その影響が判別結
果に表われず、回転速度が、定常域に達したことを正確
に検出てきる。
さらに、モータ回転速度が定常域になった後は、ノイズ
等に強く、かつ、制御信号における比例制御成分の割合
が相対的に少ないので、負荷変動に対する追従性が良く
なり、安定した定速制御が可能である。
49
【図面の簡単な説明】 第1図は、この発明の実施例が適用された光学系駆動用
DCサーボモータの駆動制御回路の電気的構成を示すブ
ロック図である。 第2図は、この発明の実施例に係るエンコーダ入力部の
電気的構成を示す回路ブロック図である。 第3図は、この発明の実施例における回転速度検出処理
手順を表わすフローチャートである。 第4図は、定常域到達検出処理に用いられる2つのメモ
リM1およびM2を示す図である。 第5図は、第3図の制御をさらに改良した、第3図のス
テップ8 1. 0〜S12と置換可能な制御内容を表
わすフローチャートである。 第6A図および第6B図は、速度検出信号に特殊な振動
が生じた場合の問題点を説明するための図である。 第7図は、第3図の制御をさらに改良した、第3図のス
テップS10−812と置換可能なさらに別の制御内容
を表わすフローチャートである。 第8図は、速度指令信号入力部の電気的構成例50 を示すブロック図である。 第9図は、この発明の実施例における位相差検出処理手
順を表わすフローチャートである。 第10図は、速度立上り時に用いられる位相差PHDT
に対する制御電圧V2の関係を表わすグラフである。 第11図は、定常時に用いられる位相差PHDTに対す
る制御電圧V2の関係を表わすグラフである。 第12図は、制御部14によるPWMデータの算出処理
手順を表わすフローチャートである。 第13図は、PWMユニットの具体的な電気的構成を示
すブロック図である。 第14図は、PWMユニットの動作を表わすタイミング
チャートである。 図において、10・・・DCサーボモータ、11・・ド
ライバ部、12・・・ロークリエンコーダ、13・・・
エンコーダ信号入力部、14・・・制御部、15・・・
速度指令信号入力部、16・・・PWMユニット、M1
、M2・・・メモリ、を示す。 51 2 寸  約         〜 e   ”     2   e 22       2 Z 回四姪 山

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、モータ回転速度が指令速度に等しくなるように、モ
    ータをフィードバック制御するモータ制御装置であって
    、 所定タイミングごとに、モータ回転速度に関するデータ
    を算出するデータ算出手段、 モータ回転速度に関するデータを、所定の複数回分、新
    しいもの順に記憶できる複数の記憶エリアを有し、デー
    タ算出手段によってモータ回転速度に関するデータが算
    出されるごとに、既に記憶されているデータを順次1つ
    ずつシフトして最古データを捨て、かつ今回算出された
    データを最新データ記憶エリアに記憶する記憶手段、 記憶手段に記憶されている複数回分のデータのうちの大
    小中央に相当するデータと今回算出された最新データと
    を比較し、最新データが大小中央に相当するデータに該
    当するかまたは該データに対して所定範囲内であるか否
    かに基づいて、モータ回転速度が定常域に達したか否か
    を判定する判定手段、および 判定手段によって、モータ回転速度が定常域に達したと
    判定されたとき、モータをフィードバック制御する制御
    信号成分のうち、比例制御成分を相対的に減少させる制
    御成分変更手段、 を含むことを特徴とするモータ制御装置。 2、モータ回転速度が指令速度に等しくなるように、モ
    ータをフィードバック制御するモータ制御装置であって
    、 所定タイミングごとに、モータ回転速度に関するデータ
    を算出するデータ算出手段、 モータ回転速度に関するデータを、所定の複数回分、新
    しいもの順に記憶できる複数の記憶エリアを有し、デー
    タ算出手段によってモータ回転速度に関するデータが算
    出されるごとに、既に記憶されているデータを順次1つ
    ずつシフトして最古データを捨て、かつ今回算出された
    データを最新データ記憶エリアに記憶する記憶手段、 今回算出された最新データが、記憶手段に記憶されてい
    る複数回分データのうちの大小中央に相当するデータに
    該当するかまたは該データに対して所定の第1範囲内で
    あるか否かを判別する第1判別手段、 記憶手段に記憶されている複数回分のデータのうちの最
    大データと最小データとの差が、所定の第2範囲内であ
    るか否かを判別する第2判別手段、 第1判別手段によって、最新データは大小中央に相当す
    るデータに該当するかまたは該データに対して所定の第
    1範囲内であると判別され、かつ、第2判別手段によっ
    て、最大データと最小データとの差が所定の第2範囲内
    であると判別されたとき、モータ回転速度が定常域に達
    した判定する判定手段、および判定手段によって、モー
    タ回転速度が定常 域に達したと判定されたとき、モータをフィードバック
    制御する制御信号成分のうち、比例制御成分を相対的に
    減少させる制御成分変更手段、 を含むことを特徴とするモータ制御装置。 3、モータ回転速度が指令速度に等しくなるように、モ
    ータをフィードバック制御するモータ制御装置であって
    、 所定タイミングごとに、モータ回転速度に関するデータ
    を算出するデータ算出手段、 モータ回転速度に関するデータを、所定の複数回分、新
    しいもの順に記憶できる複数の記憶エリアを有し、デー
    タ算出手段によってモータ回転速度に関するデータが算
    出されるごとに、既に記憶されているデータを順次1つ
    ずつシフトして最古データを捨て、かつ今回算出された
    データを最新データ記憶エリアに記憶する記憶手段、 今回算出された最新データが、記憶手段に記憶されてい
    る複数回分のデータのうちの大小中央に相当するデータ
    に該当するかまたは該データに対して所定の第1範囲内
    であるか否かを判別する第1判別手段、 最新データが、予め定める目標回転速度データに対して
    所定の第2範囲内であるか否かを判別する第2判別手段
    、 第1判別手段によって、最新データは大小中央に相当す
    るデータに該当するかまたは該データに対して所定の第
    1範囲内であると判別され、かつ、第2判別手段によっ
    て、最新データは目標回転速度データに対して所定の第
    2範囲内であると判別されたとき、モータ回転速度が定
    常域に達したと判定する判定手段、および 判定手段によって、モータ回転速度が定常域に達したと
    判定されたとき、モータをフィードバック制御する制御
    信号成分のうち、比例制御成分を相対的に減少させる制
    御成分変更手段、 を含むことを特徴とするモータ制御装置。
JP2015352A 1990-01-24 1990-01-24 モータ制御装置 Pending JPH03218282A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015352A JPH03218282A (ja) 1990-01-24 1990-01-24 モータ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015352A JPH03218282A (ja) 1990-01-24 1990-01-24 モータ制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03218282A true JPH03218282A (ja) 1991-09-25

Family

ID=11886405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015352A Pending JPH03218282A (ja) 1990-01-24 1990-01-24 モータ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03218282A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0409185B1 (en) Method of calculating motor control voltage and motor control device using the method
US5130626A (en) Device for controlling rotational speed of motor
JPH03218282A (ja) モータ制御装置
JP2781232B2 (ja) モータ制御装置における定常域到達検出装置
JP2820757B2 (ja) モータ制御装置
JP2820755B2 (ja) モータ制御装置
JP2820747B2 (ja) モータ制御装置における定常域到達検出装置
JPH03218281A (ja) モータ制御装置
JPH03218285A (ja) モータ制御装置
JPH03218283A (ja) モータ制御装置
JP2670162B2 (ja) モータの回転速度制御装置
JPH03198682A (ja) モータ制御装置
JP2735324B2 (ja) モータの回転速度制御装置
JPH03198680A (ja) モータ制御装置
JPH03218287A (ja) モータ制御装置
JPH03173382A (ja) モータ制御装置
JP2957216B2 (ja) モータ制御装置
JPH03173385A (ja) モータの回転速度制御装置
JPH03218288A (ja) モータ制御装置
JP2525248B2 (ja) モ―タの制御電圧算出装置
JPH03198677A (ja) モータ制御装置
JPH03198684A (ja) モータ制御装置
JPH0352584A (ja) モータの回転速度検出装置
JP3224009B2 (ja) 指針式表示装置
JPH03218289A (ja) モータ制御装置