JPH03216459A

JPH03216459A - 紙カッタ制御装置

Info

Publication number: JPH03216459A
Application number: JP1066890A
Authority: JP
Inventors: Yuji Ota; 裕二太田
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1990-01-22
Filing date: 1990-01-22
Publication date: 1991-09-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、原反ロール（巻取りロール）に巻取られた紙
を所定寸法に断裁して所量枚数の束として取り出す紙カ
ッタ制御装置に関する。

（従来の技術）従来より、複数本の原反ロールがセットされたアンリー
ルスタンド部と、この原反ロールに巻取られた紙を重ね
合せ状態で引き出し所定寸法のシートに断裁するカッタ
本体部と、断裁紙を搬送して所定枚数単位の断裁山とし
て取出すレイボイ部とを備えた紙カッタ制御装置か知ら
れている。

また、前記断裁山は、例えば１０００枚単位で束として
出荷されるので、この紙カッタ制御装置には、リームマ
ー力挿入装置が接続されている。

そして、前記カッタ本体部に設けられたカッタナイフの
動作信号を基にカット数（リームカウント）を計数し、
このリームカウント数が設定値に達したときに、前記断
裁山に仕切りとなるリームマー力を挿入し、リーム数の
把握ができるようにしていた。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、上記従来の紙カッタ制御装置によれば、
前記断裁山のリーム数のみを把握しているので、原材料
である原反ロールの送り出し量、良紙不良紙，断裁紙に
関する正確なシート管理かできないという問題点があっ
た。

また、欠陥検出も上流工程で把握されたロール情報を基
にオペレータが目視により行い、欠陥位置に手動にて欠
陥マークを挿入していた。

このため、カッタ工程での歩留り計算が正確にできず、
また、目視に頼るため、欠陥検出精度が悪く、下流工程
である仕上げ工程での手作業による選別作業が増大して
選別効率の悪化要因となっていた。

本発明は上記事情に鑑み、原反ロールの送出し量、断裁
量、リジェクト量・良紙送出量、欠陥点位置及び断裁山
積裁量等を各々シート単位で正確に把握できるカッタ作
業の定量化を可能とした紙カッタ制御装置を提供するこ
とを目的とする。

また、欠陥マーク挿入作業・リームマーク挿入作業を正
確かつ効率良く行うことがてきる紙カッタ制御装置を提
供することにある。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）上記目的を達成するために本発明は、複数本の原反ロー
ルがセットされたアンリールスタンド部と、前記原反ロ
ールに巻き取られた紙を重ね合わせ状態で引き出して所
定寸法に断裁する力・ノタ本体部と、断裁された紙を搬
送して所定枚数単位の断裁山として取り出すレイボーイ
部とを備えた平判断裁紙工程を制御する装置であって、
総巻長や欠陥位置等の予め上流工程で把握された前記原
反ロールに関する情報を入力するロール情報入力部と、アンリールスタンド部にセットされた原反ロールの回転
状態を検出するロール回転状態検出部と、原反ロールか
ら引き出される紙の欠陥を検出する欠陥検出器と、前記カッタ本体部に設けられたカッタナイフの動作回数
を検出するカッタナイフ動作回数検出部と、カッタナイフ動作点を基準点としてレイボーイ部まで断
裁紙をトラッキングする断裁紙通過検出部と、前記カッタナイフの動作点を基準点どして前記ロール情
報、及び前記ロール回転状態検出部、欠陥検出器、カッ
タナイフ動作回数検出部及び断裁紙通過検出部の各検出
出力を入力してロール使用量、断裁量、不良紙排出量、
欠陥点位置等のデータを定量化して保存させる制御部と
、を有することを特徴とする。

また、前記制御部は、前記ロール情報及び欠陥検出デー
タに基づき、欠陥マーク挿入装置に対して欠陥位置に欠
陥マークの挿入指示を与えることを特徴とする。

さらに、前記制御部は、リームマーク挿入装置に対して
所定枚数に達した断裁紙にリームマーク挿入指示を与え
ることを特徴とする。

（作用）上記構成によれば、上流工程で把握された口−ル情報と
欠陥検出データ．ロール回転状態、断裁紙通過信号を入
力し、これら入力データを基にロールの送り出し量・断
裁量・リジェクト量・良紙送出量・欠陥点位置、断裁量
積載量等を各々シト単位で把握でき、その定量化か可能
となる。

また、欠陥マーク挿入、リームマーク挿入指令をシート
単位で正確に行うことができる。

（実施例）第１図は本発明に係る紙カッタ制御装置の一実施例構成
を示し、第２図は平判紙断裁工程の全体構成を示してい
る。

平判紙断裁工程の全体構成は、第２図に示すように、ア
ンリールスタンド部ｌと、カッタ本体部２と、紙搬送部
３と、レイボーイ部４とを備えている。

アンリールスタンド部１には、上流側抄紙工程で巻取ら
れた原反ロール５が複数本セットされている。

カッタ本体部２は、原反ロール５から重ね合せ状態で引
き出された紙を幅方向にカットするスリッタ６と、原反
ロール５に巻かれた紙を適正な張力を維持しつつ引き出
すフィードロール７と、フィードロール７から送り出さ
れた紙を所定の長さのシートに断裁するカッタナイフ８
とを備えている。

紙搬送部３は、第１高速コンベア９と第２高速コンベア
１０と低速コンベア１１を備え、第１高速コンベア９と
第２高速コンベア１０との間には、不良紙を排除するり
ジェクトゲート１２が設けられている。

レイボーイ部４には、断裁紙が搬送され、所定枚数単位
の断裁山として把握できるようになっている。

また、各種センサ系としては、第１図に示すように各原
反ロール５のいずれかで紙切れが発生したか否かを原反
ロールの回転状態により検出するロール回転状態検出部
１３と、前記スリッタ６の入側に設けられ、原反ロール
５から送り出される紙の欠陥を検出する欠陥検出器１４
と、前記カッタナイフ８の動作回数を検出するカッタナ
イフ動作回数検出部１５と、少なくともりジェクトゲー
ム１２の通過位置、レイボーイ部４等の適宜か所に設け
られ、断裁紙の通過を検出して断裁紙通過信号を出力す
る断裁紙通過検出部１６とを備えている。

これらの各センサ部１３，１４，１５．１６の検出信号
はプロセス入出力装置１７を介して中央演算処理装置１
８に取り込まれている。

また、この中央演算処理装置１８には、ロール情報ファ
イル部１９が接続されている。

このロール情報ファイル部１つには、総巻長や欠陥位置
等の上流工程で把握された原反ロール５に関する情報か
ロール情報入力装置２０を介して予め保存されている。

前記中央演算処理装置１８は、前記センサ部１３〜１６
の検出信号及びロール情報ファイル部１９のロール情報
に基づき第３図に示す処理を実行し、その結果を断裁山
情報ファイル２１に保存する。

この断裁山情報ファイル２１には、カッタ処理結果がフ
ァイルされる。また、原反ロールの使用量・断裁量・不
良紙リジェクト量・良紙送出量・欠陥点位置・断裁山積
載量等の各データをシート単位でファイルできる。

また、前記中央演算処理装置１８には、欠陥マーク挿入
装置２２及びリームマー力挿入装置２３が接続され、前
記欠陥検出器１４により欠陥が検出された場合には、そ
のか所に欠陥マークを挿入するよう欠陥マーク挿入装置
２２に指令を与え、また、リームカウント数が所定数に
達したときには、リームマー力挿入装置２３にリームマ
ー力挿入指令を与える。

次に、第３図に示すフローチャートに従い本実施例の作
用を説明する。

本実施例の処理がスタートすると、先ず、ロール回転状
態検出部１３、欠陥検出器１４、カッタナイフ動作回数
検出部１５及び断裁紙通過検出部１６の各検出出力信号
が取込まれ、また、ロール情報ファイル部１９からは予
め格納されている種々のロール情報が読込まれる（ステ
ップＳＴＩ）。

次に、フィードロール７から引き出されたロール紙がカ
ッタナイフ動作点にまで達したか否かが検出され、カッ
タナイフ動作点に達するとカットナイフが動作してロー
ル紙を所定の長さに断裁する。その時のカッタナイフ動
作数がカウントされる（ステップＳＴ２，ＳＴ３）。こ
のステップＳＴ２，ＳＴ３の処理はカッタナイフ動作回
数検出部１５の検出信号に基づいて実行される。

次に、紙切れか有るか否かがロール回転状態検出部１３
の検出信号から判別される（ステップＳＴ４）。例えば
、アンリールスタンド部１に５本の原反ロールがセット
されていれば、１カット当り５枚分カウントされるが、
１台で紙切れが発生すると、１カット当りのカウント数
も４枚に修正する必要がある。この処理はステップＳＴ
５で実行される。

次に、スリッタ６の入側に配置されている欠陥検出器１
４の検出信号及びロール情報ファイル部１つの読込みデ
ータから断裁紙に欠陥が含まれているか否かが判定され
る（ステップＳＴ６）。

断裁紙の欠陥が検出される（ステップＳＴ６ＹＥＳ）と
、次にその欠陥か連続的なものか単発的なものかが判断
される（ステップＳＴ７）。

欠陥検出器１４の検出信号及びロール情報ファイル部１
９の読込みデータより、欠陥が連続的なものであれば（
ステップＳＴ７ＹＥＳ）　、リジエクトゲート１２を開
制御して、欠陥紙を破棄する（ステップＳＴ８）。次い
て、欠陥紙の枚数（リジェクト量）を断裁山情報ファイ
ル部２１へ保存する（ステップＳＴ９）。

一方、欠陥が単発的なものであれば（ステップＳＴ７Ｎ
Ｏ）　、リジェクトゲートを開制御するよりも、下流工
程で欠陥紙を差し換える方が機械的な効率が良いため、
断裁紙がレイボーイ部４に達した時点で欠陥マーク挿入
装置２２に対して欠陥マーク挿入指令を出力する。これ
で欠陥マーク挿入装置２２から欠陥位置の目印となる欠
陥マークが断裁紙山内に挿入される（ステップＳＴ１０
，ＳＴＩＩ’）。また、その欠陥位置データが断裁山情
報ファイル部２１に保存される（ステ・ソプＳＴ１２）
。

このようにして、紙切れ枚数及びリジエクト量を考慮し
つつ断裁紙が予め設定された値に到達し（ステップＳＴ
１３）、断裁紙がレイボーイ部４に達したときくステッ
プＳＴ１４）　、リームマーク挿入装置２３ヘリームマ
ーク挿入指令が出力される（ステップＳＴ１５）。

次いで、断裁山情報ファイル部２１にリームマーク挿入
位置データ、ロール使用量等のデータが保存される（ス
テップＳＴ１６）。

以上のステップＳＴ２からステップＳＴ１６の処理は、
所定の終了指令が入力されるまで実行される（ステップ
ＳＴ１７）。

このように本実施例によれば、上流工程で把握されるロ
ール情報及びロール回転状態検出部１３、欠陥検出器１
４．カゾタナイフ動作回数検出部１５及び断裁紙通過検
出部１６の各検出信号によりロール使用量・不良紙リジ
エクト量・断裁量及び欠陥位置等をシート単位で正確に
把握することができる。これにより、カッタ工程の定量
化が実現可能となる。

また、欠陥マーク挿入作業、及びリームマーク挿入作業
を正確かつ効率良く行うことができる。

［発明の効果Ｊ以上説明したように本発明によれば、予め上流工程で把
握されたロール情報や、欠陥位置や断裁紙通過等の各種
検出データに基づいてロール使用量・不良紙リジエクト
量・断裁量・欠陥情報等をシート単位で正確に把握でき
、カッタ工程の定量化が可能となる。

また、レイボーイ点て断裁枚数及び欠陥紙の到着を把握
できるため、断裁山に対するリームマー力・欠陥マーカ
もシート単位で正確に挿入することが可能となり、下流
工程である選別作業の作業効率も上げることが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る紙カッタ制御装置の一実施例の構
成を示すブロック図、第２図は同実施例の平判紙断裁工
程を示す全体構成図、第ｊ図は同実施例の処理手順を示
すフローチャートである。１・・・アンリールスタンド部２・・・カッタ本体部３・・・紙搬送部４・・・レイボーイ部５・・・原反ロール８・・・カッタナイフ１２・・・リジェクトゲート１３・・・ロール回転状態検出部１４・・一欠陥検出器１５・・・カッタナイフ動作回数検出部１６・・・断裁
紙通過検出部１８・・中央演算処理装置１９・・・ロール情報ファイル部２１・・・断裁山情報ファイル部２２・・・欠陥マーク挿入装置２３・・・リームマーク挿入装置

Claims

【特許請求の範囲】

（１）複数本の原反ロールがセットされたアンリールス
タンド部と、前記原反ロールに巻き取られた紙を重ね合
わせ状態で引き出して所定寸法に断裁するカッタ本体部
と、断裁された紙を搬送して所定枚数単位の断裁山とし
て取り出すレイボーイ部とを備えた平判紙裁断工程を制
御する装置であって、総巻長や欠陥位置等の予め上流工
程で把握された前記原反ロールに関する情報を入力する
ロール情報入力部と、アンリールスタンド部にセットされた原反ロールの回転
状態を検出するロール回転状態検出部と、原反ロールか
ら引き出される紙の欠陥を検出する欠陥検出器と、前記カッタ本体部に設けられたカッタナイフの動作回数
を検出するカッタナイフ動作回数検出部と、カッタナイフ動作点を基準点としてレイボーイ部まで断
裁紙をトラッキングする断裁紙通過検出部と、前記カッタナイフの動作点を基準点として前記ロール情
報、及び前記ロール回転状態検出部、欠陥検出器、カッ
タナイフ動作回数検出部及び断裁紙通過検出部の各検出
出力を入力してロール使用量、断裁量、不良紙排出量、
欠陥点位置等のデータを定量化して保存させる制御部と
、を有することを特徴とする紙カッタ制御装置。
（２）前記制御部は、前記ロール情報及び欠陥検出デー
タに基づき、欠陥マーク挿入装置に対して欠陥位置に欠
陥マークの挿入指示を与えることを特徴とする請求項（
１）記載の紙カッタ制御装置。
（３）前記制御部は、リームマーク挿入装置に対して所
定枚数に達した断裁紙にリームマーク挿入指示を与える
ことを特徴とする請求項（１）記載の紙カッタ制御装置
。