JPH03213883A - トナー補給装置とそれに使用するトナー容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、乾式電子写真複写機におけるトナー補給装置
における前記トナー補給装置において使用するのに適し
たトナー容器に関する。

〔従来技術〕

従来、トナー容器は硬質材料で構成された二重の円筒状
容器であり、その長平方向に沿って内外面円筒にスリッ
トが開口しており、内外のスリットを合わせてトナーを
排出するしくみになっていたから、該円筒状容器がほぼ
空になり、これを取り出すときには、トナーが周辺の機
具や床を汚すという問題点があった。

これに対して、実開平１〜６９２５１号では、トナー補
給室に隣接した回収ボックスを設け、カッターによりト
ナー容器を切断開口したのち、トナー容器を回収ボック
スに収納する技術が開示されている。

しかしながら、前記技術においては回収ボックスとはい
え、トナー容器を収納するための開口部は極めて大きく
、この回収ボックスの取扱い時にはやはりトナーが飛散
して周囲を汚すことは避けられない。その上、この技術
においてはトナー容器を開口するために切断刃を使用し
ているため、トナーで汚染された装置を掃除するときに
、ケガをする危険がきわめて大である。

〔目　　的〕

本発明の目的は、新しいタイプのトナー容器を提供する
点、この容器を使用した新しいトナー補給装置を提供す
る点にある。

また、本発明の他の目的は操作者がトナー容器を複写機
にセットするだけで済むトナー補給装置とすることおよ
び容器内のトナーを可能なかぎり全部使いきるトナー補
給装置にすることにある。

〔構　　成〕

本発明は、可撓性トナー容器を支持するための支持部材
、該支持部材の両端に設けられており可撓性トナー容器
の両端を保持して可撓性トナー容器を前記支持部材のそ
れぞれの端部に引張るための引張機構、該引張装置から
排出された可撓性トナー容器をトナー容器回収箱に移送
するための機構および移送されてきたトナー容器を押し
つぶした状態で収納することのできるスリット付トナー
容器回収箱より構成されていることを特徴とする乾式電
子写真複写機におけるトナー補給装置に関する。

また、本発明の他の１つは、可撓性チューブ、該可撓性
チューブの両端部に設けられた平坦部および可撓性チュ
ーブのほぼ中央部に最弱部を有することを特徴とする可
撓性トナー容器に関する。

つぎに、本発明のトナー補給装置を一層具体的に説明す
る。

可撓性トナー容器を支持するための支持部材はトナー容
器を支持する役目を果すとともに。

トナー容器の最弱部が切れてトナーが吐出したとき、支
持部材を経て、トナー供給部署にトナーが供給されるよ
うになっている。具体的には支持部材は、格子状、網目
状に構成されていれば、゛トナーは自重でその孔を通っ
て例えば第１図のトナー補給ローラ７に至ることができ
る。

あるいは、別途ワイパーを設けて支持部材上に吐出され
たトナーを払ってトナー補給ローラに送ることもできる
。また、トナー容器内のトナーをできるだけ吐出させる
ような支持部材の両端部で引張機構の内側にトナーをト
ナー容器からしごき出すための突起部材を、好ましくは
トナー容器の上下両方に設けることができる。

前記引張機構としては、トナー容器の両端部に設けられ
た平坦部を上下からローラで圧接し、ローラの回転によ
りトナー容器を引張るようにすることもできるし、平坦
部全体をロールでくわえるのではなく、両端のみを任意
の手段で挾んで引張るようにすることもできる。

前記トナー容器の平坦部をくわえこむための始動機構は
トナー容器をセットする部署のカバーの開閉を連動させ
ておくことが好ましい。

前記トナー容器を回収箱に移送するための機構としては
特に制限はないが、無端ベルトと協動する送り機構、た
とえば無端ベルトと、これに圧接して回転するローラを
使用することができる。

かくして、可撓性トナー容器は無端ベルトとローラで押
しつぶされた状態でトナー容器回収箱の両端に設けられ
たスリットを通って回収箱に収納される。回収箱は箱の
上面両端または側面両端にスリットを設け、その容量は
多数個のトナー容器を収納できる大きさとすることが好
ましい。また、該回収箱はトナー補給装置から簡単に取
りはずせるように設置することが好ましい。

本発明の可撓性トナー容器は、ハミガキチューブのよう
に押しつぶすことのできる材料で構成されていればよく
、例えば、紙、合成樹脂あるいはＡＱのような金属ホイ
ルでもよい。できればトナーと離型性がよい材料が好ま
しい。最弱部の形成手段は内容物がもれないものであれ
ば、公知の最弱部形成手段がすべて適用できる。

以下、図面にもとづいて本発明をさらに詳しく説明する
。

〔トナー容器〕

第４図すに示すように、２つの円筒状の薄いシート部材
（可撓性チューブ）　２０．２０’　（紙、樹脂などか
らできたもの）を、ミシン目のような部分的に切り欠き
孔２０ａを有する方のシート部材２０を外側に重複させ
て断面Ｚ状に重ね、外側のシート部材の端部２０ｂ′と
内側のシート部材３を強く接着させる。

更に、必要に応じて内側のシート部材３の端部２０ｃと
外側のシート部材２とを数ケ所で弱く接着させる。これ
は、重複した部分にトナーが入る込むのを阻止するのが
目的なので、数ケ所を弱く接着するだけで良い。

次に、第４図ａに示すように一方の平坦部（Ａ）を前記
可撓性チューブを押しつぶした形で接着して形成する。

この平坦部を下にほぼ垂直にしてその円筒内部にトナー
を注ぎ込む。所定電入れた後に一方の平坦部（Ｂ）を接
着して、トナー容器が完成する。

ところで、このような手順でトナーの容器への収納を行
なえば、トナーの内部圧で内側のシート部材が外側のシ
ート部材を押圧するので、前記したような接着部２０ｃ
は、ことさら設けなくてもよい。

第４図Ｃは第４図すの変形例である。これについて説明
する。１つの円筒状の薄いシート部材（紙、樹脂などか
らできたもの）　２０を、ミシン目のような部分的に切
り欠き孔２０ａを有する部分を外側になるようにＺ状に
重複させて重ね、外側の折り返しの端部２０ｂと内側の
シート部材２０とを強く接着させる。

更に、必要に応じて内側の折り返し部の端部２０ｃと外
側のシート部材２０とを数ケ所で弱く接着させる。これ
は重複した部分にトナーが入る込むのを阻止するのが目
的なので、数ケ所を弱く接着するだけで良い。そのねら
いは第４図すと同一である。

本発明の可撓性チューブを構成するシート材料は引張り
強さが大きく、腰が弱く、トナーの離型性がよい性質を
もつ材料を選択することが好ましい。このような材料と
しては、トナーの構成材料の種類により、その親和性の
点で適。

不適が変化することがあるが、−船釣には、例えば中密
度ポリエチレン、ポリアミド、あるいは可塑剤配合の塩
化ビニル樹脂などが好ましい。

引張り強さが不充分のときは１重複部に設けられた切り
欠き孔２０ａ以外の個所でも破れが発生し、トナーが不
必要な個所に散乱しトナーを無駄にするだけでなく、装
置やその周辺を汚染するので好ましくない。また、腰が
強いシートは、回収箱に収めても扁平な状態を保ち難く
チューブが円筒状化し、多数のトナー容器を回収箱に収
納することができなくなり、回収箱の取替頻度を増すの
で好ましくない。さらに、トナーの離型性が悪いとトナ
ー容器内に残留するトナー量が増大するので、これも好
ましいことではない。

〔トナー補給装置〕

つぎに、第１図により本装置が付属した現像器の構成・
動作について簡単に説明する。

この現像器は乾式２成分現像方式で、感光体ドラム１に
接近して２本の現像ローラ３，４があり、その脇にキャ
リヤとトナーを混合撹拌してトナーを摩擦帯電させるパ
ドルフォイール５が配置されている。パドルフォイール
５の上方には、現像ローラ３からドクターで掻き落とさ
れた現像剤を還流させるスクレーパ６がある。

スクレーパ６の隣には、外周に溝を持つトナー補給ロー
ラ７があり、その上方にトナー容器（トナーカットリッ
ジとも言う）が配置されている。トナー容器から放出さ
れたトナーはトナー補給ローラの上部に堆積し少しずつ
現像器内に補給される。

トナー補給ローラ７の上部にはスリット状にトナー容器
１０の支持部材８ａがあり、破れたトナー容器７のトナ
ーが効果的に補給されるようになっている。また、その
両サイドには、トナー容器内のトナーをできるだけ残り
なく放出するためのリブ８ｃがある。この下部には移送
されてきたトナー容器の回収箱１１が置かれている。

第２図以降の図を用いて１本トナー補給装置の構成・動
作について説明する。

トナー補給部のカバー９が閉じた状態（第３図、第６図
）から開いた状態（第２図、第５図）までの動作を説明
する（なお、このカバーの開閉によって連動して移動す
る部材は、基本的には左右対称になっているので、ここ
では、図の左側の一方のみを説明する）。

第３図に示すようにカバーの付は根には２２ｃを支点と
する一部にセクタギヤを形成したアーム２２ａが固定さ
れている。このセクタギヤに噛み合うセクタギヤ２５ａ
が支点２５ｃを中心に回動できるようになっている。こ
のセクタギヤ２５ａはその背面（第５図）で一部だけ重
なるセクタギヤになっている。また、この一部は張り出
していてレリースローラ１３ａを回動自在に支持してい
る。一方、この背面のセクタギヤに係合するセクタギヤ
を持つレバー２４ａがあり、その先端には、押圧ローラ
１４．ａを回動自在に支持している。

また、このレバー２４ａの支点２４ｃは、また、し）＜
−１９ａの支点であり、先端にはテンションローラ１７
ａが回動自在に支持されていて、支点部にはレバーを反
時計回りに付勢するねじりコイルばね２１ａがある。

支点２５ｅはテンションローラ１２ａの支点でもある。

このローラの垂直下部にはローラ１ａがあり、これに圧
接するローラ１６ａがある。ローラ１６ａ、押圧ローラ
１４ａ、テンションローラ１７ａには、トナー容器移送
用の搬送ベルト１８ａが張架されている。

カバー９８が開き始めると、セクタギヤが反時計回りに
回転することになるので、それと係合しているセクタギ
ヤ２５ａは、時計回りに回転する。したがって、レリー
スローラ１３ａは下方から次第に上方に回動してくる。

また、同時にセクタギヤ２４ａは反時計回りに回転する
ので、押圧ローラ１４ａは左側に移動する。カバー９ａ
を開は終わると第５同左のようにテンションローラ１７
ａとレリースローラ１３ａは上の局面はほぼ水平とする
ような位置を取る。こうして、その上部にトナー容器ｌ
Ｏをセットできるようになる。

第３図に示すように、操作者は支持部材８ａの上にトナ
ー容器１０（トナーカートリッジ）を置く、カバー９ａ
、ｂが閉じられると、容器の平坦部１０ａ、１０ｂはロ
ーラｌ　２ａ　、　ｂと押圧ローラ１４ａ、ｂに挟持さ
れる。現像ｓ２の複写機本体へのセットが完了すると、
図示していない駆動源によってローラ１２ａ　、　ｂと
ローラ１６ａ、ｂは駆動され、それにより搬送ベルト１
８ａ、ｂも駆動される。

こうしてトナー容器１０は左右方向に引っ張られる。第
８図に示すように、トナー容器は、そのほぼ中央に全周
にわたって引っ張り力に対しての最弱部１０ｃがあるの
でそこから破断する。

破断すると同時に、トナーは第１図に示すように支持部
材８ａのすき間から補給ローラ７へ落下していく、ロー
ラ１２ａ、ｂ、ベルト１８ａ、ｂの駆動は引き続き行な
われて、ローラに近くの容器１０は、第５図にみられる
ようにリブ（突起部材）８ｃを乗り越えて、カバーのリ
ブ（突起部材）９ｃに押さえられなからローラとベルト
にくわえ込まれていくので、内部のトナーをほとんど放
出した状態でくわえ込まれていく。

ローラ１２ａ、ｂ、　１５ａ、ｂとベルト１８ａ、　ｂ
で移送される容器１０（シートと言ったほうが適切だが
）は。

第２図に示すようにローラ１５ａ、ｂとそれの押圧する
ベルトを介したローラ１６ａ、ｂから、装置２下部に配
置された回収箱１１の両サイドにあるスリットｌｌａ、
ｂへ搬入されていく。スリットはなるべく回収箱の上部
に設けることが好ましい（第２．４．６図参照）。

回収箱が満杯になって交換するときは、第１図に示す現
像器のカバー８ｂを開き、そのままスライドさせて引き
出せば、回収箱は取り出せる。この複写機の場合、第１
図の右側が操作側になっているので、この操作は現像器
が機械にセットされたままできる。

〔効　　果Ｊ （１）　　本発明により、新しいタイプのトナー容器お
よびそれを使用する新しいタイプのトナー補給装置が開
発できた。

（２）本発明のトナー容器およびトナー補給装置は切断
刃を使用する必要がないので、切断刃によるケガが発生
することがない。

（３）本発明のトナー補給装置は、操作者がトナー容器
を所定位置にセットするだけで使用でき、トナー容器の
取扱いが容易である。

（４）本発明では、トナー容器を両端で引張るため、ト
ナー容器内のトナーを充分使いきることができる。

（５）スリット付回収箱を使用しているから、回収箱の
取り替え時にトナーが飛散しない。

（６）使用済みのトナー容器を多数個１回収箱に収納で
きるので１手間かはぶける。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のトナー補給装置が付属した現像器と
感光体ドラムの位Ｗ１関係を示す側面概略断面図、第２
図は、トナー補給装置のカバーを空けた状態の外観概略
を示す斜視図、第３図は、トナー補給装置の上部にトナ
ー容器（トナーカートリッジ）をセットし、カバーをと
じた状態の外観概略を示す斜視図、第４図は、本トナー
補給装置に用いるトナー容器の外観斜視図、第４図ａは
、第４図のトナー容器の１０ａ部の断面部の実施例の一
つ、第４図すは、同じく他の実施例の一つ、第５図は、
トナー補給装置のカバーを開けた状態での、カバーと連
動して移動するベルト、ローラの構成を示す正面概略断
面図、第６図は、トナー補給装置のカバーを閉じた状態
で、ベルトとローラに挟まれたトナー容器が回収箱に移
送される開始状態を示す正面概略断面図である。 １・・・感光体ドラム　　２・・・現像装置３．４・・
・現像ローラ　　５・・・パドルフォイール６・・・ス
クレーパ　　　７・・・トナー補給ローラ８ａ・・・支
持部材　　　８ｂ・・・カバー８ｃ・・・リブ（突起部
材） ９ａ、ｂ・・・カバー　　　９０・・・リブ（突起部材
）ＩＯ・・・可撓性トナー容器 １０ａ、ｂ・・・トナー容器の平坦部 １０ｃ・トナー容器の最弱部 １１・・・可撓性トナー容器回収箱 １１ａ、ｂ・・・スリット　　ｌｌｃ・・・剥離紙ｌｉ
ｄ・・・保持部 １２ａ　、　ｂ・・・ローラ（駆動ローラ）１３ａ、ｂ
・・・レリースローラ １４ａ、ｂ・・・押圧ローラ　１５ａ、ｂ・・・ローラ
１６ａ、ｂ・・・ローラ １７ａ、ｂ・・・テンションローラ １８・・・ベルト　　　　　１９ａ、ｂ・・・レバー２
０ａ・・・切り欠き孔 ２０ｂ・・・外側の折り返し端部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、可撓性トナー容器を支持するための支持部材、該支
   持部材の両端に設けられており可撓性トナー容器の両端
   を保持して可撓性トナー容器を前記支持部材のそれぞれ
   の端部に引張るための引張機構、該引張装置から排出さ
   れた可撓性トナー容器をトナー容器回収箱に移送するた
   めの機構および移送されてきたトナー容易を押しつぶし
   た状態で収納することのできるスリット付トナー容器回
   収箱より構成されていることを特徴とする乾式電子写真
   複写機におけるトナー補給装置。 ２、可撓性チューブ、該可撓性チューブの両端部に設け
   られた平坦部および可撓性チューブのほぼ中央部に最弱
   部を有することを特徴とする可撓性トナー容器。