JPH03212308A - 製品包装用装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はプラスチックの袋に製品を包装する装置に関係
し、さらに詳述すれば、上下層が互いに上下に平らに重
ったチューブ状の材料ウェブから、必要な袋を作る装置
に関係する。

従来の技術 この種の装置は、例えば欧州公開特許第０２６９１４５
号に開示されている。この特許の装置には２個の密封ユ
ニットが付属していて、最初の密封ユニットが袋の底を
密封し、次のユニットが製品を充填したあとの袋を密封
する。最初の密封ユニット後に穿孔ユニットを配置して
、最初の密封直後の材料ウェブに孔をあけ、次で材料ウ
ェブの上層にある孔を引き裂いて開口する。上記特許の
装置は構造が若干複雑なことが欠点であるうえ、場合に
よっては孔を引き裂いて袋をあけようとしでも、うまく
開口しない場合が多い。

発明が解決しようとする課題 本発明の目的は簡単な構造の上記タイプの改良型装置を
提供して、装置の製作コストを下げることにある。

課題を解決するための手段 本発明によれば、上記目的のためにプラスチック袋へ製
品を充填するための装置は、上下の層が互いに平らに重
なった連続したチューブ状の材料ウェブを、ステップバ
イステップに移動させる手段と、材料ウェブの上層に切
れ目を入れる切断ユニットと、上下の層を互いに切れ目
の位置で引き離してから、おたがいに接近させる分離と
引きのばし手段と、まだ材料ウェブ中にある成形した袋
に、包装すべき製品を充填する充填ステーションと、材
料ウェブの上下層をシールする密封ユニットとで構成さ
れ、上記密封ユニットは、材料ウェブを横切る方向の帯
状シールを、材料ウェブの長手方向に並列させて形成す
るものであって、上記密封ユニットには更に密封位置で
材料ウェブを切断する切断手段が含まれる。

作用 本発明の好ましい実施態様によれば、分離と引きのばし
手段に２個のクランプをつけて、これを材料ウェブの両
側に配置し、更にこのクランプを静止位置、充填位置、
および密封位置間で移動させる手段を付属させて、静止
位置にあるときはクランプが材料ウェブの長手エツジと
かみあい、充填位置ではクランプが静止位置から上向き
に互いに接近する方向に移動し、密封位置では静止位置
から互いに離れる方向に移動するようにする。

充填位置にあるクランプは上向きに互いに接近する方向
に移動するので、材料ウェブは緊張せず、切断位置で袋
があくのに十分な余裕が、材料ウェブを横断して上下層
に確実に発生する。

本発明の好ましい実施態様によれば、支持ブロックに固
定したガイドロッドを滑動自在に上下できる支持アーム
上に各クランプが担持され、第１駆動手段が、支持ブロ
ックに、材料ウェブを横切る方向に往復運動をさせる。

この場合第１駆動手段がレバーを介して、支持アームを
上下させることもできるように装置を作るのが好ましい
。このようにすれば、唯１個の駆動手段で、クランプが
静止位置から充填位置まで移動できることになる。

本発明による装置に用いる送り手段は、加圧ローラーと
協働する材料ウェブ送りローラーと、変速機を介して送
りローラーを駆動する線形駆動手段とを含んでいること
が好ましく、この場合各ステップで移動する材料ウェブ
の移動距離を調節する目的で、上記線形駆動手段用に調
節可能な制止器をつける。その結果簡単な方法で、希望
するサイズの袋用として移動すべき材料ウェブの各ステ
ップごとの移動距離を調節することが可能になる。

本発明の好ましい実施態様によれば、材料ウェブの切断
ユニットの位置が長手方向に調節可能である。このよう
にして、材料ウェブの長手方向の切れ目の位置が正確に
調節できる。

実施例 本発明の装置の実施態様を示した添付図面を参照しつつ
、本発明をさらに詳細に説明する。

第１図はプラスチック材の袋に製品を充填する装置の概
略図であって、見易くするために必要以外の構成部品を
支持しているフレーム部分は全て省略しである。

製品を包装するための袋は、上下層２，３がそれぞれ平
らに重って、連続したチューブ状の材料ウェブ１から作
る。材料ウェブ１は回転自在に支えたロール４からとり
出して、ロール４用の従来のブレーキ機構６のローラー
５に沿ってのばし、最初のガイドローラー７にかける。

ガイドローラー７からウェブ１がのびて、切断ユニット
８経由で充填ステーション９に達するが、ここには分離
と引きのばしユニット１０と、密封ユニット１１が存在
する。材料ウェブ１は加圧ローラー１３と協働する送り
ローラー１２によって送られる。加圧ローラーＨの手前
にガイドローラー１４を置く。

材料ウェブ１を送るための手段を示したのが第２Ａ、２
Ｂ図である。送りローラー１２は被駆動軸１５に回転自
在に担持されている。送りローラー１２の片側をフリー
ホィール・クラッチ１６で軸１５と結合する。軸１５は
シリンダーピストン・アセンブリ１７、あるいはほかの
適当な駆動手段で駆動され、シリンダーのピストン棒１
８は、軸１５に取り付けた歯車２０と、歯車２１との周
りを回るエンドレス・チェーン１９等と結合される。

ピストン棒１８が移動するストロークの長さは、ピスト
ン棒１８の停止位置２３をコントロールする、ねじを切
ったスピンドル２２で調節できる。ストップ２３には制
動機能があるために、ピストン棒はまず減速し、それか
ら停止する。ここでピストン棒１８が出てゆくストロー
ク期間中は、フリーホィール・クラッチ１６はかみあっ
ているために、軸１５と一緒に送りローラー１２は回転
する。ところがピストン棒１８が戻るストローク中は、
フリーホィール・クラッチが噛みあわないので、送りロ
ーラーに対して軸１５だけが空回りすることになる。

送りローラー１２の外面には、大きな摩擦係数を持つリ
ング２４を複数個取り付ける。但し図面には、そのうち
の１個だけしか示していない。図示する通りスプリング
で支持した加圧ローラー１３で、材料ウェブ１をこれら
のリング２４へ押しつける。このようにして送りローラ
ー１２が回転中は、ストップ２３の調節できまる長さだ
け、材料ウェブ１が移０ 動する。このようにして、シリンダー・ピストン・アセ
ンブリ１７のピストン棒が１往復するたびに、材料ウェ
ブは、希望する袋のサイズに相当する長さだけ送られる
。

切断ユニット８を示したのが第１図である。この切断ユ
ニットが材料ウェブ１の上層２に切れ目を入れ、この切
れ目が充填ステーション９で袋に製品を充填する開口部
になることは以下に説明する通りである。切断ユニット
８そのものは本発明の要素を構成せず、詳細は同一出願
人が同日に出願した特許出願に開示されている通りであ
る。

切断ユニット８は、スクリュースピンドル２６上のサポ
ート２５でガイドされているために、材料ウェブ１の長
手方向に対する切断ユニットの位置は調節可能である。

従って上層２の切れ目の位置は、この切れ目が充填ステ
ーション９で正しい位置へくるように調節できることに
なる。

第１図に示した装置の場合には、切断ユニット８で入れ
た切れ目つきの材料ウェブ１が、充填ステーション９へ
到着し、この場合前の操作サイク１ ル中に作ったシールが、横へゆれる支持台２７上へ実質
上到達する。分離と引きのばしユニット１０も充填ステ
ーションに位置していて、このユニットｌＯには切断位
置にある材料ウェブ１へ空気流を吹きつけるノズル７０
があって、下層３から上層２を引き離す作用をする。

さらに第３、第４図に示す通り、分離と引きのばし装置
（第１図）１０には２個のクランプ２８が、材料ウェブ
１のそれぞれの側に１個ずつ付属している。これらの各
クランプ２８には固定板２９と、シリンダーピストン・
アセンブリ３１で作動する回転可能な板３０が付属する
。このようにして、材料ウェブ１の長手方向のエツジが
、対応するクランプ２８の板２９．３０間でつかまれる
。この材料ウェブ１の長手方向のエツジの把握は、第３
図の左側に示したクランプ２８の静止位置でおこる。両
クランプ２８はこの静止位置から、第３図の右側に示し
た充填位置へ移動できて、この移動中に両クランプは互
いに接近して上昇する。その結果材料ウェブ１の緊張は
除かれて、上下層２，３が更に互いに離２ れるので、充填用漏斗３２を袋の開口部へ入れることが
できる。この目的のために、充填用漏斗３２を駆動手段
３３で上下するように作り、その際高さが調節できるボ
ス３６に、下降中のレバー３５が当って、瀬戸３２の蓋
が開くようにする。

分離と引きのばしユニット１０の２個のクランプ２８は
、それぞれ支持アーム３７上に担持されている。

支持アーム３７は、ガイド−ロッド３８に沿って上下に
摺動し得る。ガイドロッド３８はそれぞれ支持ブロック
３９に固定され、支持ブロック３９はそれぞれ２本のロ
ッド４０，４１上をガイドされて前後に移動する。第３
図左側の支持ブロック３９はロッド４０に固定されて、
ロッド４１上を滑動するのに対し、第３図右側の支持ブ
ロック３９はロッド４０上を滑動して、ロッド４１には
固定しである。ロッド４０，４１は、中央の４３で回転
自在にとめたレバー４２で相互に連結されている。

ロッド４０は、第４，５Ａ、５Ｂ図の４５で示す通り、
スライド板４４と接続し、スライド板４４の他の端末は
、点４７で回転自在に支持したＬ形しバー４６３ の一方の脚に回転自在に接続する。このレバーと接続し
たシリンダーピストン・アセンブリ４８が、ロッド４０
４１の駆動手段になる。第５Ａ図は静止位置、第５Ｂ図
は充填位置を示し、スライド板４４は左から右へ移動す
る。その結果スライド板４４と組みあったロッド４０も
左から右へ動くので、第３図左側のクランプ２８も、右
側のクランプ２８の方へ移動する。レバー４２で運動方
向が逆になるので、ロッド４１は左へ動いて、その結果
右側のクランプ２８が左側のクランプ２８の方へ移る。

換言すれば、静止位置から充填位置へシリンダーピスト
ン・アセンブリ４８で駆動する間に、両クランプ２８が
互いに接近することを意味する。

第３図の正面図から判る通り、クランプ２８の支持アー
ム３７にはそれぞれ２個のスライドブロック４９．５０
があって、これによって支持アーム３７がガイドロッド
３８上を滑動する。カップリングロッド５１は下方のス
ライドブロック５０（第４図参照、この図では二つの位
置にあるカップリングロッド５１と、スライドブロック
５０が示しである）でガイド４ され、このカップリングロッド５１は両端を支持アーム
５２で、揺動可能なように支持されている。このカップ
リングロッド５１は、第３．４図には示していないが、
第５Ａ、５Ｂ図に断面を示すカップリングブロック５３
でＬ形しバー４６の他の脚と結合される。カップリング
ブロック５３は、カップリングロッド５１上を滑動する
。

第５Ａ、５Ｂ図を比較すれば判る通り、静止位置から充
填位置まで移動する間に、カップリングロッド５１は上
昇するので、支持アーム３７もガイドロッド３８上を上
方へ滑動し、その結果クランプ２８も上昇する。従って
ここに記載した構造では、１個のシリンダー・ピストン
・アセンブリ４８を用いるだけで、クランプ２８に望み
通りの複雑な運動をさせることができる。

まだ材料ウェブ１の一部を構成したままの状態にとどま
っている袋への充填作業が終了すると、クランプ２８は
、充填位置から静止位置を通って密封位置へ移るが、そ
れはシリンダー・ピストン・アセンブリ４８が、加圧ス
プリング５４に抗して、静５ 正位置を越えてロッド４０，４１を移動させるためであ
る。従って第３図のＳで示す切れ目が、右側のようにた
るんでいた状態から、左側のように引き伸ばされて、上
層が下層３の方へ引きよせられて良好なシールが達成さ
れる。

第１図に示した密封ユニットの静止位置の状態を示した
のが第６図で、密封位置は鎖線で示しである。密封ユニ
ット１１は、ストリップ状の加熱エレメント５６つきの
、前後に可動になった密封用ビーム５５と、切断用のワ
イヤー５８つきの前後に動く加圧用ビーム５７とから構
成される。斜めのガイド５９のために、密封用ビーム５
５は鎖線で示した希望する密封位置まで下降する。密封
用ビーム５５と加圧用ビーム５７の両方を駆動するため
に、図示する通り、ロッドシステム６１で作動する１個
のシリンダーピストン・アセンブリ６０が付属する。

密封ユニット１１は材料ウェブ１を横断して、切断ユニ
ット８が入れた切れ目の位置で、切れ目の両側に、材料
ウェブ１を横切る方向にのびるストリップ状のシール６
２をつける。このようにして、６ 包装する製品を充填して出来上った袋を密封するための
シールと、次の袋の底のシールの両方が一回の密封サイ
クルで可能である。さらに切断用ワイヤー５８がシール
６２の位置で材料ウェブ１を切断するので、充填した袋
が材料ウェブ１から離れてゆく。

袋の充填中、袋は支持台２７上で支持されていて、袋の
充填とシール６２が終ると、適当な駆動手段６３でゆす
られて、充填ずみの袋が排出される。

本発明は上述の実施態様に制限されるものではなくて、
本発明の領域内で多様な変化が可能である。

発明の効果 このようにして、密封ユニットを１台備えるだけで、袋
の底をふさぐためのシールと、袋の口をふさぐためのシ
ールを同時に行うと共に、材料ウェブから密封袋を切り
離すか、あるいは少くとも材料ウェブから簡単に袋が分
離できるようにする弱い部分をシール部に形成すること
のできる装置が得られる。更に切れ目を入れることで切
断ユニ７ ツトが上層の分離を確実にするので、従来例のような孔
を引き裂くための補助手段が不用になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の装置の実施態様を示す側面図で、見易
くするために支持フレームは省略しである。 第２図（Ａ）および第２図（Ｂ）は材料ウェブの移動手
段の詳細を示す側面図と断面図である。 第３図は分離と引きのばしユニットを示す正面図であっ
て、左側の図面は静止位置に、右側の図面は充填位置に
あるところを示す。 第４図は第３図に示した分離と引きのばしユニットの側
面図である。 第５図（Ａ）および第５図ＣＢ）は、第４図のＡ−Ａ線
に従って、静止位置と充填位置にある分離と引きのばし
ユニットの駆動方法を示す。 第６図は静止位置と作動位置にある、第１図の密封ユニ
ットの側面図である。 １・・・材料ウェブ、２・・・上層、３・・・下層、８
・・・切断ユニット、９・・・充填ステーション、１０
・・・分離と８ 引きのばしユニット、１１・・・密封ユニット、２８・
・・クランプ、３７・・・支持アーム、３９・・・支持
ブロック。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、プラスチックの袋に製品を包装するための装置にお
   いて、上下の層が互いに平らに重なった連続したチュー
   ブ状の材料ウェブを、ステップバイステップに移動させ
   る送り手段と、材料ウェブの上層に切れ目を入れる切断
   ユニットと、上下の層を互いに切れ目の位置で引き離し
   てから、おたがいに接近させる分離と引きのばし手段と
   、まだ材料ウェブ中にある成形した袋に、包装すべき製
   品を充填する充填ステーションと、材料ウェブの上下層
   をシールする密封ユニットとで構成され、上記密封ユニ
   ットは、材料ウェブを横切る方向の帯状シールを、材料
   ウェブの長手方向に並列させて形成するものであって、
   上記密封ユニットには更に密封位置で材料ウェブを切断
   する切断手段が含まれることを特徴とする製品包装用装
   置。 ２、分離と引きのばし手段に２個のクランプをつけて、
   これを材料ウェブの両側に配置し、更にこのクランプを
   静止位置、充填位置、および密封位置間で移動させる手
   段を付属させて、静止位置にあるときはクランプが材料
   ウェブの長手エッジとかみあい、充填位置ではクランプ
   が静止位置から上向きに互いに接近する方向に移動し、
   密封位置では静止位置から互いに離れる方向に移動する
   ようにすることを特徴とする、請求項１記載の製品包装
   用装置。 ３、支持ブロックに固定したガイドロッドを滑動自在に
   上下できる支持アーム上に上記各クランプが担持され、
   第１駆動手段が、上記支持ブロックに、材料ウェブを横
   切る方向に往復運動をさせることを特徴とする、請求項
   ２記載の製品包装用装置。 ４、上記第１駆動手段が、レバーを介して上記支持アー
   ムを上下させることもできることを特徴とする、請求項
   ３記載の製品包装用装置。 ５、上記支持アーム（３７）が、レバー（４６）を介し
   て駆動手段（４８）に結合される揺動可能なロッド（５
   １）に結合されていることを特徴とする、請求項４記載
   の製品包装用装置。 ６、上記駆動手段（４８）が、加圧スプリング（５４）
   の作用に逆らって、上記支持ブロック（３９）を、上記
   充填位置から上記静止位置を経て上記密封位置まで移動
   させること、および、密封動作終了後、上記加圧スプリ
   ング（５４）が上記支持ブロック（３９）を、上記密封
   位置から上記静止位置へ移動させることを特徴とする、
   請求項４又は５のうちいずれか１項に記載の製品包装用
   装置。 ７、上記送り手段が、加圧ローラーと協働する材料ウェ
   ブ送りローラーと、変速機を介して送りローラーを駆動
   する線形駆動手段とを含んでいること、および各ステッ
   プで移動する材料ウェブの移動距離を調節する目的で、
   上記線形駆動手段用に調節可能な制止器を備えているこ
   とを特徴とする、請求項１ないし６のうちいずれか１項
   に記載の製品包装用装置。 ８、上記線形駆動手段がシリンダー・ピストン・アセン
   ブリ（１７）を含んでいること、そのピストンのストロ
   ークの長さを制止器で調節し得ること、そのピストンが
   チェーン（１９）等を介して軸（１５）を駆動すること
   、および、送りローラー（１２）がフリーホィール・ク
   ラッチ（１６）を介して上記の軸（１５）に回転自在に
   支えられていることを特徴とする、請求項７記載の製品
   包装用装置。 ９、上記制止器（２３）が、上記駆動手段を減速させる
   ためのダンパーを備えていることを特徴とする、請求項
   ７又は８のうちいずれか１項に記載の製品包装用装置。 １０、材料ウェブの長手方向に対する切断ユニットの位
   置が調節可能であることを特徴とする、請求項１ないし
   ９のうちいずれか１項に記載の製品包装用装置。