JPH03211347A - 空気調和機の制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、空気調和機の通常暖房運転と特に外気温が低
温の場合の暖房運転（以下、低温運転と記す）とを区別
して、よりよい制御を行うようにした空気調和機の制御
装置に関するものである。

（従来の技術） 従来の空気調和機では、暖房運転中（除霜運転から次の
除霜運転までの間）の室内外ファンの回転速度、膨張弁
の運転（駆動）周波数に対応するパルス出力モードは、
外気温の高低にかかわらず常に同じ制御内容で行われて
いた。

（発明が解決しようとする課題） このように、従来の制御では、低温運転時の室内外ファ
ン速度の設定が通常の暖房運転時と同じであるため、運
転時に圧縮機が吐出する冷媒の温度（吐出温度）も通常
の暖房運転時と同様に低い温度となり、低温運転時のよ
うに部屋の負荷が増加しても空気調和機の暖房能力はそ
の負荷に対応することができなかった。つまり、低温運
転開始から除霜運転終了までの１サイクルの能力の働き
を単位時間で表わす積算能力は、著しく低下する傾向が
見られた。

本発明は、上記課題を解決するもので、暖房運転時の室
外温度がある一定の規定温度以下の場合、かつ運転周波
数が規定周波数以上で、しかも室内ファン速度が規定速
度以上の場合に、負荷対応制御を行うようにした制御装
置を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 上記課題を解決するために、本発明は、室外温度検出手
段及びその検出温度と予め設定された室外温度設定値と
を比較してその結果を出力する比較手段Ａと、圧縮機の
運転周波数検出手段及びその検出周波数と予め設定され
た規定周波数とを比較してその結果を出力する比較手段
Ｂと、室内ファン速度検出手段及びその検出速度と予め
設定された規定速度とを比較してその結果を出力する比
較手段Ｃと、比較手段Ａ、Ｂ、Ｃの各出力値に基づいて
演算し所要の信号を出力する演算手段と、この演算手段
の出力信号により、室外ファン速度を切り換える室外フ
ァン速度切換手段、圧縮機の運転周波数に対応する膨張
弁の開度を切り換えるパルス出力モード切換手段及び室
内ファン速度を切り換える室内ファン速度切換手段とか
ら構成される。

（作　用） 上記構成により、室外温度がある一定の規定温度以下の
場合、かつ運転周波数が規定周波数以上で、しかも室内
ファン速度が規定速度以上の場合に、室内外ファン速度
の設定を通常の暖房運転時よりもアップし、かつ膨張弁
の開度を絞る方向にパルス出力モードを切り換える。

これにより、低温運転時の着霜を抑え、高温風を吹き出
して積算能力の向上を図ることができる。

（実施例） 以下、図面を参照して実施例を詳細に説明する。

第１図は１本発明の一実施例の構成をブロック図で示し
たもので、１は室外温度検出手段、７はその検出温度と
予め設定された室外温度設定値２とを比較してその結果
を出力する比較手段Ａ、３は圧縮機の運転周波数検出手
段、８はその検出周波数と予め設定された規定周波数４
とを比較してその結果を出力する比較手段Ｂ、５は室内
ファン速度検出手段、９はその検出速度と予め設定され
た規定速度６とを比較してその結果を出力する比較手段
Ｃ１１０は比較手段Ａ、Ｂ、Ｃの各出力値に基づいて演
算し所要の信号を出力する演算手段、１１゜１２、１３
はそれぞれこの演算手段１０の出力信号により、室外フ
ァン速度を切り換える室外ファン速度切換手段、圧縮機
の運転周波数に対応する膨張弁の開度を切り換えるパル
ス出力モード切換手段及び室内ファン速度を切り換える
室内ファン速度切換手段、１４は室外ファン速度切換手
段１１の制御信号により室外ファン１７を駆動する駆動
手段Ａ、１５はパルス出力モード切換手段１２の制御信
号により膨張弁１８を駆動する駆動手段Ｂ、１６は室内
ファン速度切換手段１３の制御信号により室内ファン１
９を駆動する駆動手段Ｃである。

次に、本実施倒の動作を第２図のフローチャートを参照
して説明する。リモコン又は操作盤により暖房運転を指
示すると、室内外ファン及び圧縮機が動作を開始する。

ここで、室外温度検出手段１によりサンプリングした室
外温度Ｔ１と予め設定された室外温度設定値Ｔａとを比
較手段Ａ７で比較し、室外温度Ｔ１が温度設定値Ｔａに
対して低温であるかどうかを判定する（ステップ１）。

次いで、圧縮機の運転周波数検出手段３により検出した
周波数１１と予め設定された規定周波数ｆａとを比較手
段Ｂ８で比較し、運転周波数の判定を行ない（ステップ
２）、さらに、室内ファン速度検出手段５により検出し
た速度ｎ１と予め設定された規定速度ｎａとを比較手段
Ｃ９で比較し、室内ファン速度の判定を行なう（ステッ
プ３）。

演算手段ＩＯは、各比較手段Ａ、Ｂ、Ｃからの比較結果
を受け、室外温度Ｔ＋＜温度設定値Ｔａ、運転周波数／
１〉規定周波数／ａ、かつ室内ファン速度ｎｌ上規定速
度ｎａの場合には、室外ファン速度をｖ１→ｖ２へ、室
内ファン速度をＮ、→Ｎ２へそれぞれ１ステツプ上げる
と共に、膨張弁の開度を絞る方向にパルス出力モードを
Ｐ１→Ｐ２へ切り換える。その他の場合は、Ｖｌｙ　Ｎ
ｒｔ　Ｐｔで制御される。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明によれば、室外温度、運転
周波数及び室内ファン速度の状態によって、室内外ファ
ンの速度及び膨張弁の開度を決めるパルス出力モードを
通常の暖房運転とは変えることにより、特に外気温の低
い場合の積算暖房能力を向上することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例のブロック図、第２図は、
同実施例のフローチャートである。 １　・・・室外温度検出手段、　３・・・圧縮機の運転
周波数検出手段、　５・・・室内ファン速度検出手段、
　７　・・・比較手段Ａ、　８　・・・比較手段Ｂ、　
９　・・・比較手段Ｃ１１０・・・演算手段、１１・・
・室外ファン速度切換手段、１２・・・パルス出力モー
ド切換手段、１３・・・室内ファン速度切換手段、１４
・・・駆動手段Ａ、１５・・・駆動手段Ｂ、１６・・・
駆動手段Ｃ１１７・・・室外ファン、１８・・・膨張弁
、　　１９・・・室内ファン。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　室外温度検出手段及びその検出温度と予め設定された
   室外温度設定値とを比較してその結果を出力する比較手
   段Ａと、圧縮機の運転周波数検出手段及びその検出周波
   数と予め設定された規定周波数とを比較してその結果を
   出力する比較手段Ｂと、室内ファン速度検出手段及びそ
   の検出速度と予め設定された規定速度とを比較してその
   結果を出力する比較手段Ｃと、前記比較手段Ａ、Ｂ、Ｃ
   の各出力値に基づいて演算し所要の信号を出力する演算
   手段と、該演算手段の出力信号により、室外ファン速度
   を切り換える室外ファン速度切換手段、前記圧縮機の運
   転周波数に対応する膨張弁の開度を切り換えるパルス出
   力モード切換手段及び室内ファン速度を切り換える室内
   ファン速度切換手段とからなり、 室外温度が設定温度以下で、運転周波数が規定周波数以
   上、かつ室内ファン速度が規定速度以上の場合に、室内
   外ファン速度の設定を通常の暖房運転時よりもアップし
   、かつ膨張弁の開度を絞る方向にパルス出力モードを切
   り換えることを特徴とする空気調和機の制御装置。