JPH03203617A

JPH03203617A - ２色成形用金型

Info

Publication number: JPH03203617A
Application number: JP34391089A
Authority: JP
Inventors: Michio Komatsu; 道男小松
Original assignee: Alps Electric Co Ltd
Current assignee: Alps Alpine Co Ltd
Priority date: 1989-12-29
Filing date: 1989-12-29
Publication date: 1991-09-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は％１つの型締め装置で、１次成形と２次成形を
行なう２色成形用金型に係り１％に、閉鎖文字の閉鎖部
分に樹脂を充填する０に好適な２色成形用金型に関する
。

〔従来の技術〕

２色成形用金型は、１つの型締め装置に対して２種類の
樹脂を射出して１次底形と２次成形を行なうもので１文
字板やキートップ等の各種部品の成形に広く用いられて
いる。

従来の２色成形法は、型締め状態で１次側のキャビティ
に第１の樹脂を射出して１次成形品を形成した後、型開
きをし１次いで、１次成形品を２次側キャビティに位置
するように可動型を１８０ｆ回転し、しかる後、再び型
閉めして２次側キャビティに第２の樹脂を射出し、第１
の樹脂に第２の樹脂が一体化された２次成形品を成形す
るものである。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで１例えば、数字の６のような閉鎖文字より成る
１次成形品０６の周り及び閉鎖部分に。

１次成形品の樹脂の色と異なる第２の樹脂を充填して２
次成形品を成形する場合、従来は、１次成形品の固定側
のキャビティ中にスライドピンを挿入し、１次底形品の
文字６の閉鎖部分内に空洞を形成し、この空洞を介して
前記閉鎖部分に第２の樹脂を充填しているが、このスラ
イドピンの移動は空圧シリンダ、或いは油圧シリンダ等
の駆動装置で行なっており、金型の外部に前記の駆動装
置を必要とするため、装置も大型化されるという課題が
あった。

本発明は、上記のような従来の課題を解消しようとする
ものであり、本発明の目的は、閉鎖文字を有する２次底
形品を容易に成形し得るコンパクトた型の２色成形用金
型を提供しようとするものである。

〔課題を解決するためＶ手段〕

本発明は、上記のような従来の課題を解決するた狛に、
１次側のキャビティに第１の樹脂を充填し、１次底形品
を底形した後、型開きをして前記１次底形品を２次側キ
ャビティに位置せしめ、当該位置で型閉めした後、前記
２次側キャビティに第２の樹脂を充填して２次底形品を
成形する２***形用金型において、１次底形品の酸形時
の型閉め力を利用して可動型に内蔵したカムを回転し、
該カムを介してスライドピンを固定型の１次側のキャビ
ティ内に突出せしめ、該ピンにて１次底形品に前記第２
の樹脂充填用の空洞を形成している。

〔作用〕

本発明の金型は、スライドピンスライド機構を可動型に
内蔵し、金型以外にスライドピンをスライドする空圧装
置、油圧装置等を一切必要としないので、金型は従来に
比してコンパクト化することが出来る。

〔実施例〕

以下に１本発明の金型の実施例を添付の図面に基づき説
明する。

ｗＪ１図〜第８図は本発明の詳細な説明図で、第１図は
、２色成形用金型に備えられる固定型のフレームの底面
図％第２図は第１図に示す固定型のフレームの断面図、
第３図は、可動型フレームＶ平面図、第４図はその断面
図、第５図（イ）、（ロ）は金型に内蔵されたカム機構
の動作を示す要部断面図、ｗ、６図は同要部斜視図、第
７図（イ）〜（へ）は、成形工程を示す説明図、第８図
は２次底形品を示し、げ）は斜視図、（ロ）は断面図、
（ハ）は１次底形品の断面図である。

図面において、１．２で総括的に示したのは固定型及び
可動型で、前記固定ｍｌのフレーム１ａには、ｗＪ１図
に示すように、上半分右側には、＃。

○、Ｘ、９，８，７の文字を表示する１次底形品形戚用
の１次側のキャビティ３が形成され、上半分左＠には、
１，２，３，４．．５．６の文字を表示する１次底形品
形収用の１次側のキャビティ４が形成され、下半分右側
には、前記した１次側のキャビティ４に比して大きめの
２次側のキャビティ５が形成され、下半分左何には％１
次側のキャビティ３に比して大きめの２次側のキャビテ
ィ６が形成されている。

前記固定型１の１次側のキャビティ３及びキャビティ４
は、ゲート部７、ランチ部８を介して第１のスプール９
と連通しており、前記２次側のキャビティ５及びキャビ
ティ６はランチ部１０及びゲート部を介して第２のスプ
ール１２と連通している。

また、可動型２は、第４図に示すように、フレーム１３
及び該フレーム１３に対して接離可能なランチ突出板１
４と、該ランチ突出板１４に対して接離可能？！第１゛
、第２の製品突出板１５　、１６を備えておわ。

１点鎖線で示す回転軸Ｋを中心として１８０度旋回出来
るようにたっている。

また、可動型２の第３図の下半分左側には、前記固定′
Ｈ１１の１次側の各キャビティ４に対応するコア１７が
設けられ、上半分の右側には２次側のキャビティ５に対
応するコア１７ａを有する。なお。

下半分はコアの図示を省略しである。

９４図及び第７図（イ）に示す様に、前記第１及び第２
の製品突出板１５　、１６には複数本の製品突出ピン２
１が固着されており、これ等製品突出ピン２１は。

前記ランナ突出板１４とフレーム１３を貫通して、フレ
ーム１３の上面まで達している。

また、ランチ突出板１４には、複数本のランナ突出ピン
２２が固着されており、該突出ピン２２はフレーム１３
を挿通して固定型１のフレーム１ａのランチ部に到達可
能にたっている。

次に第５図を用いてカム機構を説明する。

２３は可動型２のフレーム１３の凹部２４の下面に位置
する平板、２５は上記凹部２４に移動可能に嵌合するス
ライドピンプレートで、型開き状態では、前記スライド
ピンプレート２５と平板２３との間には隙間ｎが形成さ
れている。

前記プレート２５は、第６図に示すように２層のプレー
）２５ａ、２５ｂがボルト２６で固定されている。

２７はプレート２５に固定されたスライドピンで、フレ
ーム１３のコア１７　、１８を貫通して外方に突出して
いる。

上記のスライドピンプレート２５には、２本のプレート
駆動ピン２８　、２９が貫通しており、一方のピン２８
は大経邪２８ａがプレート２５に嵌合して固定関係にあ
り、他方のピン２９の大経部２９ａはプレート２５との
間に隙間ｎをもって長手方向に移動可能に嵌合している
。３２は製品突出板１５　、１６の凹部３３に軸３４に
て揺動可能に支承されたカムで、上面の両側に平面部を
はさんで駆動ピン２８　、２９の当接するカム山３５．
３６が設けられている。３７はカム３２０固定用サポー
トピン、３８はカム保持器で、第６図に示すように、製
品突出板１５　、１６に係合している、また、前記固定
型１の１次側には、ｔａＩの駆動ピン２８の嵌合する凹
部３９と、第２の駆動ピン２９が当接する突ｓ４０が設
けられている。

以下に第７図（イ）〜（へ）を用いて金型における成形
工程を説明する。

例えば数字６を表示した２次成形品を成形するには、先
づ、第７図げ）の型ＷｊＡき状態から可動型２を図示せ
ぬ駆動源によって上方へ移動し、同図（ロ）の型閉め状
態とする。この際、第２のプレート駆動ピン２９の一端
が固定型１の突部４０に当接して他端は隙間ｎだけ下方
に移動し、カム３２の左方のカム山３６を下方に押すの
で、カム３２は矢印反時計方向に回転し、カム３２の右
方のカム山３５は第１のプレート駆動ピン２８の下端を
寸法ｎだけ上方に押圧し、スライドピンプレート２５も
寸法ｎだけ上方へ押し上げられ、スライドピン２７も寸
法ｎだけ上昇し、可動型２のコア１７が上方に突出し、
固定型１のキャビティ４の底面に当接する。なお、固定
型１の２次側の　　　　　　　　キャビティ５内には、
可動型２のコア１７ａが挿入される。

この型閉め状態の時に、射出機のノズルから溶融状態の
第１の黒色の樹脂を第１のスプール９゜１次側のランナ
部８を経由して固定型ｌの１次側のキャビティ４と可動
型２のコア１７間の空隙に注入して第８図←→に示すよ
うな数字６という閉鎖文字４２を形成した１次成形品４
３を成形する。なお。

この際、第８図（ハ）に示すように、スライドピン２７
により１次成形品４３の閉鎖文字４２の閉鎖部分４２ａ
の下面に空洞４４が形成される。ｗ、７図（ロ）の状態
から型開きによって１次成形品４３をランナ樹脂４５と
共に下降させた後、（ハ）図に示す様に、第２の製品突
出板１６を図示せぬ駆動源によって上方へ移動する。こ
のように、第２の製品突出板１６が上昇すると、それに
連動してランチ突出板１４が上昇し、ランナ突出ピン２
２が可動型２のフレーム１３の上面より突出し、ランナ
樹脂４５のみが落下する。

なお、この場合、第１の製品突出板１５に固着された製
品突出ピン２１は上昇しｆＬいので、１次成形品４３は
可動型２のコア１７上に残留する。

次いで、第２の製品突出板１６を元の位置に復帰させた
後、同図に）に示すように可動ｍ２を回転軸Ｋを中心に
１８０度旋回し、前述した１次成形品４３を固定型１の
フレーム１ａの２次側のキャビティ５と対向させる。

なお、この際、第１のプレート駆動ピン２８は固定型ｌ
の下面にて下方に押されるので、カム３２は元の平衡状
態に復帰し、ピン２８　、２９の先端は可動型２のフレ
ーム１３の上面と面一となる。この状ｌｌで（ホ）図に
示すように型締めして今度は別の射出器のノズルから溶
融状態の白色の第２の樹脂を第２のスプール１２．２次
側のランチ部１０．２次側のゲートを経由して固定型１
の２次側のＷＪｌのグループのキャビティ５に充填する
。この白色の樹脂は１次成形品４３の周囲を覆へと共に
前記した１次成形品４３の閉鎖文字４２の下面の空洞４
４より閉鎖文字４２の閉鎖部分４２ａにも侵入し、第８
図け）、−）に示すようた２次成形品４８を得る。

次に第７図（へ）に示すように、第２の製品突出板ｌ６
を上昇せしめ、製品突出ピン２１とランナ突出ピン２２
によって２次底形品４８が突き出され、２次側のランナ
樹脂４５は落下する。

本発明の金型は、カム３２を用いたスライドピン２７０
スライド機構を可動型２に内蔵し、金型以外にスライド
ピン２７をスライドする空圧装置、或いは油圧装置を一
切必要としないので、金型は従来に比しコンパクト化す
ることが出来る。

〔発明の効果〕

本発明によれば、金型の可動型にスライドピンスライド
機構を内蔵し、金型以外にスライドピンをスライドする
空圧装置、油圧！！置等を一切必要としないので、金型
は従来に比しコンパクト化することが出来る。

【図面の簡単な説明】第１図〜ｗ、８図は何れも本発明の詳細な説明図で、第
１図は２***形用金型に備えられる固定型フレームの底
面図、第２図は第１図に示す固定型フレームの断面図、
第３図は可動型フレームの平面図、第４図はその断面図
、第５図（イ）、０）は金型に内置されたカム機構の動
作を示す要部断面図。ｗ、６図は同要部斜視図、第７図（イ）〜（へ）は底形
工程を示す説明図１ｗ、８図は２次底形品の１例を示し
。同図Ｋｌは斜視図、同図ｃ口）は断面図、同図（ハ）は
１次底形品の断面図である。１・・・・・・固定型、ｌａ・・・・・・フレーム、２
・・・°°°可動！、３，４，５．６・・・・・・キャ
ビティ％１３・・・・・・フレーム、１４・・・・・・
ランナ突出板、１７　、１７　ａ・・・・・・コア。２１・・・・・・製品突出ピン、２２・・・・・・ラン
ナ突出ピン、２５・・・・・・スライドピンプレート、
２７・・・・・・スライドピン。２８・・・・・・プレート駆動ピン％３２・・・・・・
カム、　３５　、３６・・・・・・カム山、３９・・・
・・・凹部％４０・・・・・・突部、４２・・・・・・
閉儀文字％４３・・・・・・１次底形品、４４・・・・
・・空洞、４８・・・・・・２次底形品。第１図第３図２第２図匈第ｅＨ〜第７ｗＡ第８図乙イノ（ｒ７）ｆハノ

Claims

【特許請求の範囲】

　１次側のキャビティに第１の樹脂を充填し、１次成形
品を成形した後、型開きをして前記１次成形品を２次側
キャビティに位置せしめ、当該位置で型締めした後、前
記２次側キャビティに第２の樹脂を充填して２次成形品
を成形する２色成形用金型において、１次成形品の成形
時の型締め力を利用して可動型に内蔵したカムを回転し
、該カムを介してスライドピンを固定型の１次側コアの
キャビティ内に突出せしめ、該ピンにて１次成形品に前
記第２の樹脂充填用の空洞を形成せしめたことを特徴と
する２色成形用金型。