JPH03202868A - フルカラー画像形成方法 - Google Patents

フルカラー画像形成方法

Info

Publication number
JPH03202868A
JPH03202868A JP1341047A JP34104789A JPH03202868A JP H03202868 A JPH03202868 A JP H03202868A JP 1341047 A JP1341047 A JP 1341047A JP 34104789 A JP34104789 A JP 34104789A JP H03202868 A JPH03202868 A JP H03202868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
electrostatic latent
image
layer
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1341047A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Sakai
捷夫 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP1341047A priority Critical patent/JPH03202868A/ja
Publication of JPH03202868A publication Critical patent/JPH03202868A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、互いに異なる波長光に感度を有する複数の感
光層を積層してなる複合感光体を用いたフルカラー画像
形成方法に関する。
(従来の技術) 一般に、フルカラー、画像を形成する複写機、プリンタ
ーなどの各種フルカラー画像形成装置においては、各色
画像に対応する静電潜像が感光体上に形威されるととも
に、カラー現像装置内に設けられている現像ローラー上
に2戒分系あるいは1成分系の現像剤が保持され、この
現像剤中のカラートナーが感光体との対向領域であるI
R体領領域おいて上記各色静電潜像に供給されて現像動
作が実行される。現像によって得られた各色トナー可視
像は互いに重ね合わせられて記録用紙側に転写され、こ
れによりフルカラー画像が得られるようになっている。
このような一般の画像形成装置を用いるフルカラー画像
形成方法としては、複数設置される感光体(例えば4ド
ラム感光体)上に各色ごとのカラー画像を形成すること
としたもの(特開昭58−38966号公報など)や、
1つの感光体を各色画像に対応して複数サイクルにわた
って搬送させるようにしたもの(特開昭58−7815
7号公報など)、あるいはモザイクフィルター付きの感
光体に対して均一露光を行ない各色ごとの静電潜像を順
に呼び出して現像を行なうようにしたもの(特開昭58
−82270号公報など)が従来から提案されている。
(発明が解決しようとする課題) ところがこのような従来のフルカラー画像形成方法を実
施すべく構成された装置は、構造の複雑化や高コスト化
を招来しているとともに、形成画像の色濃度が低下した
り1色ずれを生じたりして良好なフルカラー画像を安定
的に得るに至っていない。
これに対して5層の光導電層を積層してなる複合感光体
の各光導電層に各色対応の静電潜像を形威するフルカラ
ー画倣形威力法が提案されている(特開昭59−121
356公報、特開昭62−23417公報など)、この
フルカラー画像形成方法によれば、簡易な構造で王回の
画像形成装置のみによりフルカラー画像形成を行なうこ
とが原理的には可能になっている。しかしながらこのフ
ルカラー画像形成方法による作成は実際上において困難
になっており、実用化を行なう上で問題がある。
そこで本発明は、小型で低コストな装置によって、高速
かつ高品質な**を形成することができ、実施化も容易
に行なうことができるようにしたフルカラー画像形成方
法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため請求項のlに記載されている発
明は、感光体の光導電層を所定の電位に一様帯電させた
後、各色ごとの画像情報の霞光書き込みを行なって各色
画像に対応する静電潜像を形威し、これらの各色画像に
対応する静電潜像を各色トナーにより現像してフルカラ
ー画像を得るようにしたフルカラー画像形成方法におい
て、互いに興なる波長光に感度を有する3体の光導電層
を積層してなる複合感光体の各光導電層に対して、暗中
または所定波長の光を選択的に均一露光しながら上記各
光導電層の積層順に交互の極性を有するように所定の電
位に帯電させる工程と、上記各光導電層の光感度に対応
する各波長光に各色対応の画・情報を載せて同時に露光
を行なうことにより、上記3体の各光導電層上に各色対
応の静電潜像およびこれらの各色対応の静電潜像を一時
的に表面化させないための異極性同一形状の中和用静電
潜像をそれぞれ形成する工程と、所定の波長光を選択的
に均一露光することによって複合感光体の表面部に上記
各色静電潜像に対応する電位分布を顕在化させつつ、各
色静電潜像に対応する各色トナーを順次供給して現像を
行ない、フルカラーのトナー可視像を得る工程とを有す
る構成からなっている。
また請求項の2に記載されている発明は、請求項のlに
記載されたフルカラー画像形成方法において、各色対応
の静電潜像およびこれらの各色対応の静電潜像を一時的
に表面化させないための異極性同一形状の中和用静電潜
像を、光照射部分にトナーを付着させるネガ−ポジ反転
現像法にて可視化するようにした構成からなっている。
(作  用) 請求項の1および請求項の2に記載されている構成を備
える手段においては、1回の画像形成工程のみによりフ
ルカラー画像形成が確実に行なわれるようになっている
(実 施 例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
まず第4図には本発明を実施するための装置例としての
フルカラー複写機が表わされている。感光体ドラム1の
周囲には、その回転方向(図示右回り方向)に沿って、
感光体ドラムlの初期帯電を行なう帯電器2.感光体ド
ラム1に各全静電潜像を形成する図示を省略したディジ
タル露光系(露光光路を符号3で示す、)、シアン対応
の静電潜像の現像を行なうシアン現像装置4.シアン対
応の静電潜像を除去する除電ランプ5、マゼンタ対応の
静電潜像の現像を行なうマゼンタ現像装[6,マゼンタ
対応の静電潜像を除去する除電ランプ7、イエロ一対応
の静電潜像の現像を行なうイエロー現像装!8、現像に
よって感光体ドラム1側に付着された各色トナーの帯電
状態を調整する転写前チャージャー9.記録用紙にトナ
ー可視像を転写させる転写チャージャー11.転写後に
感光体ドラム1上に残留しているトナーを除去するクリ
ーニング装置12などがそれぞれ配置されている。
上記感光体ドラム1は、第1図および第2図に示されて
いるように、互いに異なる波長の客先に感度を有する3
体の光導電層を有しており、基体としての電極la上に
内側からL層、M層、U層が順に積層されている。L層
は電極la上に蒸着されたセレン(Ss)層からなり、
青色の光(波長λi)に光感度を有している。またM層
はL層上にオーバーコートされた微結晶分散型のOPC
からなり、赤色の光(波長λ2)に光感度を有している
。U層はL層上にCTLとCGLとをスプレー法でオー
バーコートしてなる機能分離型のOPCからなり、近赤
外色の光(波長λ、)に光感度を有している。このとき
波長λ1の光はM層およびU層を通過するとともに、波
長λ2の光はU層を通過するようになっている。そして
上記り層は正帯電で使用され、M層は負帯電で使用され
U層は正帯電で使用されるようになっており、上記各層
の電気容量は互いに等しくなるように設定されている。
第4図に戻って、上記感光体ドラム1の構成に対応して
前記帯電器2は、波長λ、の光と波長λ2の光とを均一
露光するランプを備える一次帯電器2aと、波長λ、の
光とを均一露光するランプを備える二次帯電器2bと、
露光ランプは備えない三次帯電器2cとからなっている
とともに、シアン対応の静電潜像を除去する除電ランプ
5は波長λ、の光を均一露光するランプからなり、マゼ
ンタ対応の静電潜像を除去する除電ランプ7は波長λよ
の光を均一露光するランプから構成されている。
また図示を省略した露光系は、λ0.λ2.λ3の3種
類の波長のレーザー光を同時に発するように構成されて
おり、これによる露光作用によってシアン、マゼンタ、
イエローの3つの静電潜像が感光体ドラムlに対して同
時に書き込まれるようになっている。このとき波長λ、
の光は442nmに設定されており、He−Cdレーザ
ーから発せられるようになっているとともに、波長λ2
の光は680nmに設定されて半導体レーザーから発せ
られており、波長λ、の光は780nmに設定されて半
導体レーザーから発せられるようになっている。
つぎにこのような装置を用いる本発明の一実施例におけ
る作像プロセスを説明する。
まず第1図(a)に示されているように、−数帯電器2
aによって波長λ、の光と波長λ2の光とが均一露光さ
れながら正コロナで感光体ドラム1の一次帯電が行なわ
れる。これによりL層のみが+1500Vに帯電(充電
)され、感光体ドラム1の表面電位も+L500Vにな
されるようになっている(第3図a点参照)。
つぎに第1図(b)に示されているように、二次帯電器
2bによって波長λ、の光が均一露光されながら負コロ
ナで感光体ドラムlの二次帯電が行なわれる。このとき
の負コロナの電荷密度は一次帯電における正コロナの4
/3になされており、これによってM層が負帯電されて
感光体ドラム1の表面電位は一2500Vになされるよ
うになっている(第3図す点参照)。
さらに暗中において三次帯電器2Cの正コロナにより三
次帯電が行なわれる。このときの正コロナの電荷密度は
一次帯電における正コロナに対して2/3になされてお
り、これによってU層が負帯電される。そして結果的に
L層が+500Vに帯電(充電)されるとともに1M層
が一1000Vに帯電(充電)され、U層が+100O
Vに帯電(充電)されることとなる、このとき感光体ド
ラム1の表面電位は+5oovになされるようになって
いる(第3図C点参照)。
上記り層の+500vはイエロー静電潜像形成用である
とともに、M層の一1000V中におけるー5oovは
マゼンタ静電潜像形成用であり、残りの一500Vはイ
エロー静電潜像形成用である。このM層の負イエロー静
電潜像はL層の正イエロー静電潜倣形成用と同一であり
、工程終了までそれを表面化させない役割を有している
。同様にU層の+100OV中における+500Vはシ
アン静電潜像形成用であり、残りの+500VはM層の
負マゼンタ静電潜像を中和する正マゼンタ静電潜像形成
用になされている。
感光体ドラム1がこのような帯電状態になされると、λ
4.λ2.λ、の3種類の波長のレーザー光によりシア
ン、マゼンタ、イエローの3つの色に対応する光像が同
時に露光・書き込みされる。
すなわち波長λ、の光にはイエロー画像情報が載せられ
ているとともに、波長λ2の光にはイエロー画像情報と
マゼンタ画像情報とが載せられており、さらに波長λ、
の光にはマゼンタ画像情報とシアン画像情報が載せられ
ている。そして波長λ2の光と波長λ1の光とは■。の
出力で露光が行なわれるとともに、波長λ、の光はI0
/2の出力で露光が行なわれるようになっており、これ
に対して上記各り層1M層、U層は、出力I0によって
100OVの光減衰を行なうとともに、出力I0/2で
500Vの光減衰を行なうようになっている。
このときの原画像(色)と各レーザーの出力との関係が
表1に表わされている。
表1 このような露光後の電荷分布が第2図(a)。
(b)、(C)に示されている0本図に示されているよ
うにブラック(Black) 、シアン(Cyan) 
グリーン(Green)およびブルー(Blue)の各
色対応画素は+500Vの表面電位になされているとと
もに(第3図d点)、マゼンタ(Magenta) 、
イエロー(Yellow) 、レッド(Red)および
ホワイト(whiteの)各色対応画素はOVの表面電
位になされている(第3図d゛点参照)。なお第2図で
は白色に対応する画素は省略されている。
そしてまず第2図(a)に示されているように、負側に
帯電されているシアントナーによる現像が行なわれ、黒
丸印のようにブラック(Black )、シアン(Cy
an) 、グリーン(Green)およびブルー(Bl
ue)の各色対応画素に対してシアントナーの付着が行
なわれる。
つぎに第2図(b)に示されているように、波長λ、の
光(780nm)による均一露光が行なわれた後にマゼ
ンタトナーによる現像が行なわれる。このとき波長λ3
の光の90%以上は既に付着されているシアントナーを
通過するため、U層の正帯電部分のみが選択的に光減衰
されて第2図(b)に示されるような電荷分布となる。
すなわちU層における正のマゼンタ静電潜像が消滅され
るとともにM層における負のマゼンタ静電潜像が呪われ
る二ととなり、これによってブラック(Black)、
マゼンタ(Magenta) 、レッド(Red)およ
びブルー(Blue)の各色対応画素が一500Vの表
面電位になされるとともに(第3図e′点参照)、他色
であるシアン(Cyan) 、グリーン(Green)
 、イエロー (Yellow)およびホワイト(すh
ite)の各色対応画素はOvの表面電位になされる(
第3図e点参照)。
この状態において正側に帯電されているマゼンタトナー
による現像が行なわれ、第2図(b)中の灰丸印のよう
にブラック(Black) 、マゼンタ(阿agant
a) −レッド(Red)およびブルー(Blue)の
各色対応画素にマゼンタトナーの付着が行なわれる。
さらに第2図(c)に示されているように、波長λ2の
光(680nm)による均一露光が行なわれた後にイエ
ロートナーによる現像が行なわれる。既に付着されてい
るマゼンタトナーも波長λ2の光の光を良く通すため、
これによりM層の負帯電部分のみが選択的に光減衰され
て第2図(C)に示されるような電荷分布となる。すな
わちM層における正のイエロー静電潜像が消滅されてL
層における負のイエロー静電潜像が呪われ、これによっ
てブラック(Black) 、イエロー(Yellot
z) 、レッド(Red)およびグリーン(Green
)の各色対応画素が+500Vの表面電位になされると
ともに(第3図f点参照)、他色であるマゼンタ(Ma
genta) 。
ブルー(Blue)、シアン(Cyan)およびホワイ
ト(white)の各色対応画素はOvの表面電位にな
されることとなる(第3図f′点参照)。
この状態において負側に帯電されているイエロートナー
による現像が行なわれ、第2図(c)中の白丸印のよう
にブラック(Black) 、イエロー(Yellow
) 、レッド(Red)およびグリーン(Green)
の各色対応画素にイエロートナーの付着が行なわれる。
これによりフルカラートナー可視像が感光体ドラムl上
に形成されることとなる。
なおこのような1501中、マゼンタトナーによる現像
およびイエロートナーによる現像は、いわゆる非接触現
像によって行なわれるのが好ましい。
感光体ドラム1上に形成されたフルカラートナー可視像
は、転写チャージャー11によって記録紙側に転写・写
し取られることとなるが、その前において、転写前チャ
ージャー9によるトナーの構成、!1111が行なわれ
る。すなわち現像後におけるシアントナーとイエロート
ナーとは負帯電状態になっているとともに、マゼンタト
ナーは正帯電状態になっているため、転写前チャージャ
ー9によってトナーの極性が負側に統一されるよう番こ
なっている。転写チャージャー11による転写作用は通
常のコロナ転写と同一であり、転写画像は熱定着によっ
て記録紙上に固定される。
このようにして得られたフルカラー画像は、高濃度で全
く位置ずれのない画像であり、特にシアン、マゼンタ、
イエローの各トナーを全て重ね合わせて得られる黒画像
においても位置ずれがなし)ために良好な再現性が得ら
れることとなる。
つぎに第5図ないし第8図に示されている実施例を説明
する。
本実施例においては第8図に表わされてしするフルカラ
ー複写機が用いられる。すなわち感光体ドラム21の周
囲には、その回転方向(図示右回り方向)に沿って、感
光体ドラム21の初期帯電を行なう帯電器22、感光体
ドラム21に各色静電潜像を形成する図示を省略したデ
ィジタル露光系(露光光路を符号23で示す。)、シア
ン対応の静電潜像の現像を行なうシアン現像装W124
、シアン対応の静電潜像を除去する除電ランプ25、マ
ゼンタ対応の静電潜像の現像を行なうマゼンタ現像装置
26、マゼンタ対応の静電潜像を除去する除電ランプ2
7、イエロ一対応の静電潜像の現像を行なうイエロー現
像装置28、現像によって感光体ドラム21側に付着さ
れたトナーの帯電状層を調整する転写前チャージャー2
9、記録用紙にトナー可視像を転写させる転写チャージ
ャー31、転写後に感光体ドラム21上に残留している
トナーを除去するクリーニング装置32などが配置され
ている。
上記感光体ドラム21は、第5図および第6y1に示さ
れているように、互いに異なる波長の各光に感度を有す
る3体の光導’11Mを有しており、基体としての電極
21a上に内側からL層、M層、U層が順に積層されて
いる。L層は電極21a上に蒸着されたセレン(Se)
層からなり、青色の光(波長λL)に光感度を有してい
る。またM層は1層上にオーバーコートされた微結晶分
散型のOPCからなり、赤色の光(波長λ2)に光感度
を有している。U層は1層上にCTLとCGLとをスプ
レー法でオーバーコートしてなる機能分離型のOPCか
らなり、近赤外色の光(波長λ、)に光感度を有してい
る。このとき波長λ、の光はM層およびU層を通過する
とともに、波長λ2の光はU層を通過するようになって
いる。そして上記り層は正帯電で使用されるとともに、
M層は正負帯電で使用され、U層は正帯電で使用される
ようになっており、上記各層の電気容量は互いに等しく
なるように設定されている。
第8図に戻って、上記感光体ドラム21の構成に対応し
て前記帯電器22は、波長λ2の光を均一露光するラン
プを備える一次帯電$ 22 aと。
露光ランプは備えない二次帯電器22bとからなってい
るとともに、シアン対応の静電潜像を除去する除電ラン
プ25は波長λ3の光を均一露光するランプからなり、
マゼンタ対応の静電潜像を除去する除電ランプ27は波
長λ2の光を均一露光するランプからなっている。
また図示を省略した露光系は、λ□、λ2.λ。
の3種類の波長のレーザー光を同時に発するように構成
されており、これによる露光によってシアン、マゼンタ
、イエローの3つの静電潜像が感光体ドラム21に対し
て同時に書き込まれるようになっている。このとき波長
λ、の光は442nmに設定されており、He−Cdレ
ーザーから発せられるようになっているとともに、波長
λ2の光は680nmに設定されて半導体レーザーから
発せられており、波長λ、の光は780nmに設定され
て半導体レーザーから発せられるようになっている。
つぎにこのような装置を用いる作像プロセスを説明する
まず第5図(a)に示されているように、−水帯電器2
2aによって波長λ2の光を均一露光しながら正コロナ
で感光体ドラム21の一次帯電が行なわれる。これによ
りL層およびU層がそれぞれ+2000Vに正帯電(充
電)され、感光体ドラムlの全体としての表面電位は+
4000Vになされることとなる(第7図a点参照)。
つぎに第5図(b)に示されているように、二次帯電I
22bによって暗中で負コロナにより感光体ドラム21
の二次帯電が行なわれる。ここで前記−次帯電による感
光体ドラム21の表面電荷密度をQ、とするとき、上記
二次帯電によってU層上の表面電荷密度および電極21
aに誘起された電子は、それぞれ+1/2Q、および−
1/2Q、となり、L層およびU層に+1000V、M
層には一100OVが加わって全体の電位は+1000
Vとなる(第7図す点参照)。
感光体ドラム21がこのような帯電状態になされると、
λ8.λ2.λ、の3種類の波長のレーザー光によりシ
アン、マゼンタ、イエローの3つの色に対応する光像が
同時に露光・層き込みされる。
すなわち波長λ1の光にはイエロー画像情報が載せられ
ているとともに、波長λ2の光にはイエロー画像情報と
マゼンタ画像情報とが載せられており、さらに波長λ3
の光にはマゼンタ画像情報とシアン画像情報が載せられ
ている。そしてこれら波長λ1の光、波長λ2の光およ
び波長λ3の光はそれぞれ工。の出力で露光が行なわれ
、この出力■。の露先によって100OVの光減衰が行
なわれるようになっている。
ただしこのときの波長λ1の光には、■6/2の出力分
にわたってイエロー画像情報が載せられているとともに
、それとは無関係に工。/2の出力分が均一露光される
ようになっている。このように波長λ、の光が工。/2
の出力分にわたって均一露光されることにより、第5図
(c)に示されているように、L層の電位が+100O
Vの状態から+500Vの状態になされることとなる。
この帯電状態は上記第I実施例における三次帯電後の状
態と同一である。なおこのとき出力■。/2の波長λ、
の均一露光は、帯電器とは別個の光源として!(i置さ
れたランプにて照射させることも可能である。
このとき原画像(色)と各レーザーの出力との関係が表
2に表わされている。
表2 このような露光後の電荷分布が第6図(a)。
(b)、(c)に示されている。本図に示されているよ
うにブラック(Black) 、シアン(Cyan)、
グリーン(Green)およびブルー(Blue)の各
色対応画素は+500Vの表面電位になされているとと
もに(第7図C点参照)、マゼンタ(Magenta)
 。
イエロー(Yellow) 、レッド(Red)および
ホワイト(White)の各色対応画素はOVの表面電
位になされている(第7図C′点参照)。このときブラ
ック (Black)については、L層が+500V。
M層が一1000V、U層が+100OVになされてい
るものであり、またシアン(Cyan)についてはU層
のみの+500Vである。さらにグリーン (Gree
n)については、L層が+500V、M層が一500V
、U層が+500 V ニなされティるものであり、ブ
ルー(Blue)については、L層がOV、M層が一5
00V、U層が+1000vになされているものである
そしてまず第6図(a)に示されているように。
負側に帯電されているシアントナーによる現像が行なわ
れ、黒丸印のようにブラック(Black) 。
シアン(Cyan) 、グリーン(Green)および
ブルー(Blue)の各色対応画素にシアントナーの付
着が行なわれる。
つぎに第6図(b)に示されているように、波長λ□の
光(780nm)による均一露光が行なわれた後にマゼ
ンタトナーによる現像が行なわれる。このとき波長λ□
の光の90%以上は既に付着されているシアントナーを
通過するため、U層の正帯電部分のみが選択的に光減衰
されて第6図(b)に示されるような電荷分布となる。
すなわちU層における正のマゼンタ静電潜像が消滅され
るとともにM層における負のマゼンタ静電潜像が現われ
ることとなり、これによってブラック(Black)、
マゼンタ(Magenta) 、レッド(Red)およ
びブルー(Blue)の各色対応画素が一500Vの表
面電位になされるとともに(第7図d′点参照)、他の
色であるシアン(Cyan) 、グリーン(Green
)、イエロー(Yellow)およびホワイト(Whi
te)の各色対応画素はOVの表面電位になされる(第
7図d点参照)。
この状態において正側に帯電されているマゼンタトナー
による現像が行なわれ、第6図(b)中の灰丸印のよう
に、ブラック(Black) 、マゼンタ(Magen
ta) 、レッド(Red)およびブルー・(Blue
)の各色対応画素にマゼンタトナーの付着が行なわれる
さらに第6図(c)に示されているように、波長λ2の
光(6gOn+*)による均一露光が行なわれた後にイ
エロートナーによる現像が行なわれる。既に付着されて
いるマゼンタトナーも波長λ2の光の光を良く通すため
、これによってM層の負帯電部分のみが選択的に光減衰
されて第6図(c)に示されるような電荷分布となる。
すなわちM層における正のイエロー静電潜像が消滅され
てL層における負のイエロー静電潜像が呪われ、これに
よってブラック(Black) 、イエロー(Yell
ow) 、レッド(Red)およびグリーン(Gree
n)の各色対応画素が+500Vの表面電位になされる
とともに(第7図e点参照)、他のマゼンタ(Mage
nta) 、ブルー(Blue)、シアン(Cyan 
)およびホワイト(Vhite)の各色対応画素はOV
の表面電位になされる(第7図e′点参照)。
この状態において負側に帯電されているイエロートナー
による現像が行なわれ、第6図(C)中の白丸印のよう
にブラック(Black) 、イエロー(Yellow
) 、レッド(Red)およびグリーン(Green)
の各色対応画素にイエロートナーの付着が行なわれる。
これによりフルカラートナー可視像が感光体ドラム21
上に形成されることとなる。
なおこのような現像中、マゼンタトナーによる現像およ
びイエロートナーによる現像は、いわゆる非接触現像に
よって行なわれるのが好ましい。
感光体ドラム21上に形成されたフルカラートナー可視
像は、転写チャージャー31によって記録紙側に転写・
写し取られることとなるが、その前に、転写前チャージ
ャー29によるトナーの権威調整が行なわれる。すなわ
ち現像後におけるシアントナーとイエロートナーとは負
帯電状態になっているとともに、マゼンタトナーは正帯
電状態になっており、転写前チャージャー29によって
トナーの極性は負側に統一されるようになっている。転
写チャージャー31による転写作用は通常のコロナ転写
と同一であり、転写画像は熱定着によって記録紙上に固
定される。
このようにして得られたフルカラー画像は、高濃度で全
く位置ずれのない画像であり、特にシアン、マゼンタ、
イエローの各トナーを全て重ね合わせて得られる黒画像
においても位置ずれかないために良好な再現性が得られ
ることとなる。
さらに第9@ないし第12@に示されている実紛貨−を
急明する。
本実施例においては第12図に表わされているフルカラ
ー複写機が用いられる。すなわち感光体ドラム41の周
囲には、その回転方向(図示右回り方向)に沿って、感
光体ドラム41の初期帯電を行なう帯電@42、感光体
ドラム41に各色静電潜像を形成する図示を省略したデ
ィジタル露光系(露光光路を符号43で示す。)、シア
ン対応の静電潜像の現像を行なうシアン現体装置!44
、シアン対応の静電潜像を除去する除電ランプ45、マ
ゼンタ対応の静電潜像の現像を行なうマゼンタ現像装置
146、マゼンタ対応の静電潜像を除去する除電ランプ
47、イエロ一対応の静電潜像の現像を行なうイエロー
呪像装置48、現像によって感光体ドラム41側に付着
されたトナーの帯電状態を調整する転写前チャージャー
49.記録用紙にトナー可視像を転写させる転写チャー
ジャー51、転写後に感光体ドラム41上に残留してい
るトナーを除去するクリーニング装置52などが配置さ
れている。
上記感光体ドラム41は、第9図および第10図に示さ
れているように、互いに異なる波長の春光に感度を有す
る3体の光導電層を有しており、基体としての電極41
a上に内側からL層1M層。
U層が順に積層されている。L層は電極41a上に蒸着
されたセレン(Se)層からなり、青色の光(波長λ1
)に光感度を有している。またM層はL層上にオーバー
コートされた微結晶分散型のopcからなり、赤色の光
(波長λ2)に光感度を有している。U層はL層上にC
TLとCGLとをスプレー法でオーバーコートしてなる
機能分離型のopcからなり、近赤外色の光(波長λ、
)に光感度を有している。そして上記り層は負正帯電で
使用されるとともに1M層は負帯電で使用され、U層は
負正帯電で使用されるようになっており、上記各層の電
気容量は互いに等しくなるように設定されている。そし
て波長λ、の光はM層およびじ層を通過するとともに、
波長λ2の光はU層を通過するようになっている。
第12図に戻って、上記感光体ドラム41の構成に対応
して前記帯電器42は、波長λ□の光および波長λ3の
光を均一露光するランプを備える一次帯電器42aと、
露光ランプは備えない二次帯電器42bとからなってい
るとともに、シアン対応の静電潜像を除去する除電ラン
プ45は波長λ、の光を均一露光するランプからなり、
マゼンタ対応の静電潜像を除去する除電ランプ47は波
長λ2の光を均一露光するランプから構成されている。
また図示を省略した露光系は、λ□、λ2.λ。
の3種類の波長のレーザー光を同時に発するように構成
されており、この露光によってシアン、マゼンタ、イエ
ローの3つの静電潜像が感光体ドラム41に対して同時
に書き込まれるようになっている。このとき波長λ、は
442nmに設定されており、He−Cdレーザーから
発せられるようになっているとともに、波長λ2は68
0nmに設定されて半導体レーザーから発せられ、波長
λ。
は780nmに設定されて半導体レーザーから発せられ
るようになっている。
つぎにこのような装置を用いる作像プロセスを説明する
まず第9図(a)に示されているように、−成帯電器4
2aによって波長λ1の光および波長λ。
の光が均一露光されながら負コロナで感光体ドラム1の
一次帯電が行なわれる。これによりM層が正帯電(充電
)され、感光体ドラムlの全体としての表面電位は一2
000Vになされることとなる(第11図a点参照)。
つぎに第9図(b)に示されているように、二次帯電器
42bによって暗中で正コロナにより感光体ドラム41
の二次帯電が行なわれる。ここで前記−次帯電による感
光体ドラム41の表面電荷密度をQ。とするとき、上記
二次帯電によってU層上の表面電荷密度および電極41
aとに誘起された電子は、それぞれ+1/2Q、および
−1/2Qoとなり、L層およびU層に+1000V、
M層に一100OVが加わって全体の電位は+1000
■となる(第I1図す点参照)。
感光体ドラム41がこのような帯電状態になされると、
λ□、λ2.λ、の3種類の波長のレーザー光によりシ
アン、マゼンタ、イエローの3つの色に対応する各光像
が同時に露光・書き込みされる。すなわち波長λ、の光
にはイエロー画像情報が載せられているとともに、波長
λ2の光にはイエロー画像情報とマゼンタ画像情報とが
載せられており、さらに波長λ3の光にはマゼンタ画像
情報とシアン画像情報が載せられている。そしてこれら
波長λ□の光、波長λ2の光および波長λ□の光はそれ
ぞれIoの出力で露光が行なわれ、この出カニ。の露光
によって100OVの光減衰が行なわれるようになって
いる。
ただしこのときの波長λ、の光には、I0/2の出力分
イエロー画像情報が載せられているとともに、それとは
無関係に工。/2の出力分が均一露光されるようになっ
ている。このように波長λ□の光が工。/2の出力分に
わたって均一露光が行なわれることにより、第9図(c
)に示されているように、L層の電位が+100OVか
ら+500Vになされることとなる。この状態は上記第
1実施例における三次is後の状態と同一の状態である
なおこの出カニ。/2の波長λ、の光は、*2器とは別
個の光源として設置されたランプにて照射させることも
可能である。
このとき原画像(色)と各レーザーの出力との関係が表
3に表わされている。
表3 このような露光後の電荷分布が第10図(a)。
(b)、(Q)に示されている。本図に示されているよ
うにブラック(Black) 、シアン(Cyan)、
グリーン(Green)および、ブルー(Blue)の
各色対応画素が+500Vの表面電位になされるととも
に(第11図C点)、マゼンタ(Magenta) 、
イエロー(Yellow) 、レッド(Red)および
ホワイト(white)の各色対応画素がOVの表面電
位になされる(第11図C′点参照)。ただしこのとき
ブラック(Black)ニツイテは、L層が+500V
、M層が一1000V、U1!Fが+1ooovになさ
れているものであり、またシアン(Cyan)について
はU層のみの+500Vである。さらにグリーン(Gr
een)については、L層が+500V、M層が一50
0V、U層が+500Vになされているものであり、ブ
ルー(Blue)については、L層がOV、M層が一5
00V、U層が+100Ovになされているものである
そしてまず第10図(a)に示されているように、負側
に帯電されているシアントナーによる現像が行なわれ、
図中の黒丸印のようにブラック(Black) 、シア
ン(Cyan) 、グリーン(Green) 。
およびブルー(Blue)の各色対応画素にトナー付着
が行なわれる。
つぎに第10図(b)に示されているように。
波長λ1の光(780nm)による均一露光が行なわれ
た後にシアントナーによる現像が行なわれる。波長λ、
の光の90%以上はシアントナーを通過するため、これ
によってU層の正帯電部分のみが選択的に光減衰されて
第10図(b)に示されるような電荷分布となる。すな
わちUMにおける正のマゼンタ静電潜像が消滅されると
ともに、M層における負のマゼンタ静電潜像が現われる
こととなり、ブラック(Black) 、マゼンタ(M
agenta) 、レッド(Red)およびブルー(B
lue)の各色対応画素が一500Vの表面電位になさ
れるとともに(第11図d゛点参照)、他の色であるシ
アン(Cyan) 。
グリーン(Green)、イエロー(Yellow)お
よびホワイト(White)の各色対応画素はOvの表
面電位になされる(第11(iiid点参照)。
この状態において正側に帯電されているマゼンタトナー
による現像が行なわれ、第10図(b)中の灰丸印のよ
うにブラック(Black) 、マゼンタ(Magen
ta) 、レッド(Red)およびブルー(Blue)
の各色対応画素にマゼンタトナーの付着が行なわれる。
さらに第10図(c)に示されているように、波長λ2
の光(680nm)による均一露光が行なわれた後にマ
ゼンタトナーによる現像が行なわれる。マゼンタトナー
も波長λ2の光の光を良く通すため、これによってM層
の負帯電部分のみが選択的に光減衰されて第10図(c
)に示されるような電荷分布となる。すなわちM層にお
ける正のイエロー静電潜像が消滅されてL層における負
のイエロー静電潜像が現われることとなり、ブラック(
Black)、イエロー(Yellow) 、レッド(
Red)およびグリーン(Green)の各色対応画素
が+500Vの表面電位になされるとともに(第11図
e点参照)。
他の色であるマゼンタ(Magenta) 、ブルー(
Blue)、シアン(Cyan)およびホワイト(Wh
ite)の各色対応画素はOvの表面電位になされるよ
うになっている(第11 pii e ’点参照)。
この状態において負側に帯電されているイエロートナー
による現像が行なわれ、第10図(c)中の白丸印のよ
うにブラック(Black) 、イエロー(Yello
w) 、レッド(Red)、グリーン(Green)の
各色対応画素にトナー付着が行なわれる。これ番こより
フルカラートナー可視像が感光体ドラム41上に形成さ
れることとなる。
なおこのような現像中、マゼンタトナ一番こよる現像お
よびイエロートナーによる現像は、し1わゆる非接触現
体によって行なわれるのが好まい1゜感光体ドラム41
上に形成されたフルカラートナー可視像は、転写チャー
ジャー51によって記録紙側に転写・写し取られること
となるが、その前に、転写前チャージャー49によるト
ナーの構成調整が行なわれる。すなわち現像後における
シアントナーとイエロートナーとは負帯電状態になって
いるとともに、マゼンタトナーは正帯電状態になってお
り、転写前チャージャー49番こよってトナーの極性は
負側に統一されるようになって塾する。転写チャージャ
ー51による転写作用11通常のコロナ転写と同一であ
り、転写画像は熱定着番こよって記録紙上に固定される
このようにして得られたフルカラー画像1.高濃度で全
く位置ずれのない画像であり、特番こシアン、マゼンタ
、イエローの各トナーを全て重ね合わせて得られる黒画
像においてもti!ずれがないために良好な再現性が得
られることとなる。
つづいて第13図ないし第I5図に示されている実施例
を説明する。
本実施例においては第4図に表わされている第1実施例
にかかるフルカラー複写機が用いられ、その説明は省略
する。
つぎに本実施例における作像プロセスを説明する。
まず第13図(a)に示されているように、−成帯電器
2a(第4図参照)によって波長λ、の光と波長λ2の
光とを均一露光しながら正コロナで感光体ドラム1の一
次帯電を行なう。これによりL層のみが+1500Vに
帯電(充電)され、感光体ドラム1の表面電位も+15
00Vになされることとなる(第14図a点参照)。
つぎに第13図(b)に示されているように、二次帯電
器2b(第4図参照)によって波長λ1の光を均一露光
しながら負コロナで感光体ドラムエの二次帯電を行なう
。このときの負コロナの電荷密度を一次帯電における正
コロナの4/3としており、これによってMMが負帯電
されて感光体ドラム1の表面電位は一2500Vになさ
れる(第15図す点参照)。
さらに暗中において三次帯電器2c(第4図参照)の正
コロナにより三次帯電を行なう。このときの正コロナの
電荷密度を一次帯電における正コロナの273としてお
り、これによってU層が負帯電される。結果的に1層が
+500Vに帯電(充電)されるとともに、M層が一1
000Vに帯電(充電)され、U層が+100OVに帯
電(充電)される、そして感光体ドラムlの表面電位は
+500Vになされることとなる(第15図C点参照)
このとき1層の+500vはイエロー静電潜体形成用で
あるとともに1M層の一1000v中における一500
Vはマゼンタ静電潜像形成用であり、残りの一500V
はイエロー静電潜像形成用である。さらにM層の負イエ
ロー静電潜像は1層の正イエロー静電潜像形成用と同一
であり、工程終了までそれを表面化させない役割を有し
ている。
同様にc層の+100OV中における+500Vはシア
ン静電潜像形成用であり、残りの+500VはM層の負
マゼンタ静電潜像を中和する正マゼンタ静電潜像形成用
になされている。
感光体ドラム1がこのような帯電状態になされると、λ
0.λ2.λ、の3種類の波長のレーザー光によりシア
ン、マゼンタ、イエローの3つの色に対応する光像が同
時に露光・書き込みされる。
すなわち波長λ、の光にはイエロー画像情報が載せられ
ているとともに、波長λ2の光にはイエロー画像情報と
マゼンタ画像情報とが載せられており、さらに波長λ□
の光にはマゼンタ画像情報とシアン画像情報が載せられ
ている。
この露光書き込みの際、上述した第1実施例においては
トナーを付着させない画素に対して露光を行なうことと
しているが、本実施例においては、トナーを付着させる
画素に対して露光を行なうこととしている。例えば黒色
にすべき画素について、前記第1実JIi例においては
λ8.λ2.λ、の3種類の波長のレーザー光はともに
オフ状態になされているが、本実施例においてはλ1.
λ2.λ、の3種類の波長のレーザー光はともにオン状
態になされる。
このような露光後の電荷分布が第14図(a)に示され
ている。本図に示されるように、ブラック(Black
) +シアン(Cyan) 、グリーン(Green)
およびブルー(Blue)の各色対応画素がOvの表面
電位になされているとともに(第15図d点参照)、マ
ゼンタ(Magenta) 、イエロー(Yellow
)、レッド(Red)およびホワイト(White)の
各色対応画素が+500Vの表面電位になされるように
なっている(第15図d′点参照)。なお第14@では
白色対応画素は省略されている。
そしてまず第14図(、)に示されているように、正側
に帯電されているシアントナーによる反転現像が+50
0Vのバイアス電圧の下で行なわれ、黒丸印のようにブ
ラック(Black) 、シアン(Cyan) 、グリ
ーン(Green)およびブルー(Blue)の各色対
応画素にシアントナーの付着が行なわれる。
つぎに第14図(b)に示されているように、波長λ、
の光(780nm)による均一露光が行なわれた後にマ
ゼンタトナーによる現像が行なわれる。波長λ、の光の
90%以上は既に付着されているシアントナーを通過す
るため、U層の正帯電部分のみが選択的に光減衰されて
第14図(b)に示されるような電荷分布となる。すな
わちU層における正のマゼンタ静電潜像が消滅されると
ともにM層における負のマゼンタ静電潜像が現われるこ
ととなり、ブラック(Black) 、マゼンタ(Ma
genta)レッド(Red)およびブルー(Blue
)の各色対応画素がOvの表面電位になされるとともに
(第15図e点参照)、他の色であるシアン(Cyan
) 、グリーン(Green)およびイエロー(Yel
low)の各色対応画素は一500Vの表面電位になさ
れるようになっている(第工5図e′点参照)。
この状態において負側に帯電されているマゼンタトナー
による反転現像が行なわれ、第14図中の灰丸印のよう
にブラック(Black) 、マゼンタ(Magent
a) 、レッド(Red)およびブルー(Blue)の
各色対応画素にマゼンタトナーの付着が行なわれる。
さらに第14図(c)に示されているように、波長λ2
の光(680nm)による均一露光が行なわれた後にイ
エロートナーによる現像が行なわれる。既に付着されて
いるマゼンタトナーも波長λ2の光の光を良く通すため
、これによってM層の負帯電部分のみが選択的に光減衰
されて第14図(c)に示されるような電荷分布となる
。すなわちMMにおける正のイエロー静電潜像が消滅さ
れてL層における負のイエロー静電潜像が現われ、ブラ
ック(Black) 、イエロー(Yellow) 、
レッド(Red)、およびグリーン(Green)の各
色対応画素がoVの表面電位になされるとともに(第1
5図f′点参照)・他のマゼンタ(Magenta) 
、ブルー(Blue)。
シアン(Cyan)およびホワイト(White)の各
色対応画素は+5oovの表面電位になされる(第I5
図f点参照)。
この状態において正側に帯電されているイエロートナー
による反転現像が行なわれ、第14図(c)中の白丸印
のようにブラック(Black)、イエC1−(Yel
low) 、 レッド(Red)およびグリーン(Gr
een)の各色対応画素にイエロートナーの付着が行な
われる。これによってフルカラートナー可視像が感光体
ドラム1上に形成されることとなる。
なおこのような現像中、マゼンタトナーによる現像およ
びイエロートナーによる現像は、いわゆる非接触現像に
よって行なわれるのが好ましい。
感光体ドラム1上に形成されたフルカラートナー可視像
は、転写チャージャー11(第4図参照)によって記録
紙側に転写・写し取られることとなるが、その前に、転
写前チャージャー9によるトナーの極Ij、t14整が
行なわれる。すなわち現像後におけるシアントナーとイ
エロートナーとは正帯電状態になっているとともに、マ
ゼンタトナーは負帯電状態になっており、転写前チャー
ジャー9によってトナーの極性は正負いずれが一方の側
に統一されるようになっている。転写チャージャー11
による転写作用は通常のコロナ転写と同一であり、転写
画像は熱定着によって記録紙上に固定される。
このようにして得られたフルカラー画像においは、上記
各実施例と同様に、全く位置ずれのない良好なフルカラ
ー画像を得られるのに加えて、特にエドットの再現性が
画像濃度上で向上されることとなり、ハイライト部分の
階調再現性が改良されるようになっている。
この第4実施例は前述の第を実施例における装置を用い
たものであるが、λ、の露先にL層の電荷を半減させる
バイアス光データを入れることによって上述した第2お
よび第3の実施例における装置対しても同様に適用する
ことができるものである。
(発明の効果) 以上述へたように請求項および請求項の2に記載されて
いる発明によれば、3層の光導電層を積層してなる複合
感光体の各光導電層に対して、各色対応の静電潜像およ
びこれらの各色対応の!pm潜像を一時的に表面化させ
ないための異極性同一形状の中和用静電潜像が形成され
、簡易な構造で1回の画像形成工程のみによりフルカラ
ー画像が良好に形成されることとなり、小型で低コスト
な装置によって高速かつ高品質な画像を形成することが
でき、装置の実施化も容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)、(c)は本発明の第1実施例に
おける感光体の帯電工程を説明した側面説明図、第2図
(a)、(b)、(c)は本発明の第1実施例における
感光体の現像工程を説明した側面説明図、第3図は本発
明の第1実施例における感光体の表面電位変動を表わし
た線図、第4図は本発明を実施するための画像形成装置
の一例としてのフルカラー複写機を表わした側面説明図
、第5図(a)、(b)、(c)は本発明の第2実施例
における感光体の帯電工程を説明した側面説明図、第6
図(a)、(b)、(C)は本発明の第2実施例におけ
る感光体の現像工程を説明した側面説明図、第7図は本
発明の第2実施例における感光体の表面電位変動を表わ
した線図、第8図は本発明を実施するための画像形成装
置の池の例としてのフルカラー複写機を表わした側面説
明図、第9図(a)、(b)、(C)は本発明の第3実
施例における感光体の帯電工程を説明した側面説明図、
第10図(a)、(b)、(c)は本発明の第2実施例
における感光体の現像工程を説明した側面説明図、第1
1図は本発明の第3実施例における感光体の表面電位変
動を表わした線図、第12図は本発明を実施するための
画像形成装置のさらに他の例としてのフルカラー複写機
を表わした側面説明図、第13図(a)、(b)、(c
)は本発明の第4実施例における感光体の帯電工程を説
明した側面説明図、第14図(a)、(b)。 (C)は本発明の第4実施例における感光体の現像工程
を説明した側面説明図、第15図は本発明の第4実施例
における感光体の表面電位変動を表わした線図である。 L、21./!l・・感光体トラム、2,22゜42・
・・帯電器、4,24.44・・・シアン現像装置。 6.24.44・・マゼンタ現像装置、8,28゜48
・・・イエロー現像装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、感光体の光導電層を所定の電位に一様帯電させた後
    、各色ごとの画像情報の露光書き込みを行なって各色画
    像に対応する静電潜像を形成し、これらの各色画像に対
    応する静電潜像を各色トナーにより現像してフルカラー
    画像を得るようにしたフルカラー画像形成方法において
    、 互いに異なる波長光に感度を有する3体の光導電層を積
    層してなる複合感光体の各光導電層に対して、暗中また
    は所定波長の光を選択的に均一露光しながら上記各光導
    電層の積層順に交互の極性を有するように所定の電位に
    帯電させる工程と、 上記各光導電層の光感度に対応する各波長光に各色対応
    の画像情報を載せて同時に露光を行なうことにより、上
    記3体の各光導電層上に各色対応の静電潜像およびこれ
    らの各色対応の静電潜像を一時的に表面化させないため
    の異極性同一形状の中和用静電潜像をそれぞれ形成する
    工程と、 所定の波長光を選択的に均一露光することによって複合
    感光体の表面部に上記各色静電潜像に対応する電位分布
    を顕在化させつつ、各色静電潜像に対応する各色トナー
    を順次供給して現像を行ない、フルカラーのトナー可視
    像を得る工程と、を有してなることを特徴とするフルカ
    ラー画像形成方法。 2、請求項の1に記載されたフルカラー画像形成方法に
    おいて、 各色対応の静電潜像およびこれらの各色対応の静電潜像
    を一時的に表面化させないための異極性同一形状の中和
    用静電潜像を、光照射部分にトナーを付着させるネガ−
    ポジ反転現像法にて可視化するようにしたことをフルカ
    ラー画像形成方法。
JP1341047A 1989-12-29 1989-12-29 フルカラー画像形成方法 Pending JPH03202868A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1341047A JPH03202868A (ja) 1989-12-29 1989-12-29 フルカラー画像形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1341047A JPH03202868A (ja) 1989-12-29 1989-12-29 フルカラー画像形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03202868A true JPH03202868A (ja) 1991-09-04

Family

ID=18342744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1341047A Pending JPH03202868A (ja) 1989-12-29 1989-12-29 フルカラー画像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03202868A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8158313B2 (en) 2005-07-12 2012-04-17 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus for forming a color image, and image forming method for forming a color image

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8158313B2 (en) 2005-07-12 2012-04-17 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus for forming a color image, and image forming method for forming a color image

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH087475B2 (ja) カラー画像形成装置及びその使用方法
JPH0762771B2 (ja) 電子写真方法
JPH03202868A (ja) フルカラー画像形成方法
JPS6156366A (ja) 像形成方法
JPS60195560A (ja) 画像形成方法
JPH08106195A (ja) カラー画像形成装置
JPH01102582A (ja) 多色複写可能なカラー電子写真装置
JPS6156361A (ja) 像形成方法
JPS62183475A (ja) 画像形成装置
JPS60196066A (ja) 像形成装置
JPS6113756A (ja) 像形成方法
JPH04338763A (ja) フルカラー画像形成方法
JPS6199160A (ja) 多色画像形成方法
JPS6349776A (ja) 2色電子写真複写方法
JPS6113769A (ja) 像形成方法
JPH03249763A (ja) フルカラー画像形成方法
JPS6156364A (ja) 像形成方法
JPS6341063B2 (ja)
JPS6156365A (ja) 像形成方法
JPS60154265A (ja) カラ−電子写真法
JPS62296172A (ja) 色分解機能を有する感光体を用いた画像形成装置
JPS6173964A (ja) 多色画像形成方法
JPS6156363A (ja) 像形成方法
JPS61133957A (ja) 多色複写装置
JPS6156362A (ja) 像形成方法