JPH0320272Y2 - - Google Patents

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JPH0320272Y2
JPH0320272Y2 JP1984163491U JP16349184U JPH0320272Y2 JP H0320272 Y2 JPH0320272 Y2 JP H0320272Y2 JP 1984163491 U JP1984163491 U JP 1984163491U JP 16349184 U JP16349184 U JP 16349184U JP H0320272 Y2 JPH0320272 Y2 JP H0320272Y2
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JP
Japan
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casing
container body
opening
push button
container
Prior art date
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Expired
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JP1984163491U
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JPS6177326U (ja
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Publication of JPS6177326U publication Critical patent/JPS6177326U/ja
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Publication of JPH0320272Y2 publication Critical patent/JPH0320272Y2/ja
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は物品を収容する容器体をケーシングに
引出し式に出し入れする携帯容器に関するもので
ある。
従来技術とその問題点 一つの側面に開口を有するケーシングに容器体
を嵌込んで引出し式に出し入れする容器は古くか
ら知られており、例えば明治42年7月1日登録の
実用新案第13765号公報にも開示されているよう
に、容器体をケーシングに嵌込み状態で保持する
手段と開口に向つて押すばね手段とを具えたもの
がある。このものは、ケーシングにばね力で係合
する爪を容器体に設け、この爪を押し下げてケー
シングとの係合を解除することによつて容器体を
開口に向つてばね手段が押し出すものであるが、
爪には常にケーシングに係合する復元力が作用し
ており容器体が押し出し方向へ移動を開始すると
ケーシング内面に圧接してブレーキとなつて働
く。このため、容器体を大きく抜出すことができ
ず、ばね手段のばね力を大きくしてブレーキ力に
対抗させると押し込みに大きな力を要することと
なつて取扱いに難点がある。
問題点を解決するための手段 本考案は容器体をケーシングに嵌込み保持する
手段とケーシングから引出し可能とする手段とを
ケーシング内部に設け、且つ単一の操作で互いの
係合を解除するとともに容器体を引出し可能とす
ることができる小さい力できわめて容易に出し入
れ式携帯容器を提供するものである。
そして、本考案は一つの側面に開口を有するケ
ーシングとこの開口からケーシングに出し入れさ
れる容器体とからなる引出し式携帯容器におい
て、前方に突出した係合部および左右に突出した
弾性腕を有する押釦が前記弾性腕の先端を前記ケ
ーシングに固定して前記開口と反対の端部に上下
可動に内蔵設置されているとともに、前記開口と
反対側の端部のケーシング上面に設けた窓孔に前
記押釦が露出しており、また前記係合部と係合す
る係合部が前記容器体の後方に突出して設けら
れ、更に前記容器体を前記開口へ向つて押す弾性
部材が前記ケーシングの前記容器体の後方に内蔵
して設けられている構成としたことによつて前記
問題点を解決するための手段とした。
即ち、この構成によると、押釦を押し下げるこ
とによつて押釦と容器体との係合が解除されて弾
性部材により容器体が押し出され、押釦は釈放す
ると弾性腕の弾性力で復元する。押釦は容器体と
係合分離するだけであり、容器体は弾性部材の弾
性力のみで押し出され弾性腕は押し出し動作に干
渉しない。
実施例 本考案の実施例を図面に基いて説明すると、底
板2、左右の側板3,3、後板4からなる本体5
と平板状のふた板6とを接着または溶着によつて
一体的に結合し前面に開口7を有するケーシング
1と、上面を開放した収納部14を有しケーシン
グ1に開口7からほぼ密に嵌込まれる容器体13
との組合せからなり、ケーシング1の側板3,3
に設けた前後方向へ延びる案内溝8に容器体13
の側壁15,15の後端に突設した突起16が嵌
入することによつて容器体13は収納部14がほ
ぼ完全に露出するまでケーシング1から引出され
る。
底板2の開口7と反対側の端部には直角に配置
された二つの受台9,10の一対が左右に並んで
設けられ、またふた板6の開口7と反対側の端部
の左右に突起状の押え11が設けられているとと
もに中央に窓孔12が設けられている。
押釦20は窓孔12に露出してケーシング1に
内蔵され、その左右に突出した板状の弾性腕21
の先端が第一の受台9と押え11とに挟み固定さ
れ、またこの押釦20の前方に突設したフツク状
の係合部22が容器体13の後壁17の後方に突
設したフツク状の係合部18と互いに係合するこ
とによつて容器体13はケーシング1に完全に嵌
込まれた状態に保持される。また、後壁17の下
面に開いた溝19に板ばねからなる弾性部材23
の中央部が嵌装され、その斜め後方へ延びるばね
部24の先端が第二の受台10の正面に接するよ
うになつている。
このように構成した本実施例は、係合部18,
22が互いに係合し容器体13がケーシング1に
完全に嵌込まれた状態のとき、弾性部材23はば
ね部24が受台10に圧接して拡げられ蓄勢した
状態となつている(第1,2図)。ここで押釦2
0を指先で押し下げると係合部18,22の係合
が解除され、弾性部材23が原形状に復元する弾
性力によつて容器体13が押されその前端部が開
口7から突出するのである(第3,4図)。従つ
て、容器体13の前端部を持つて引張ることによ
つて突起16が案内溝8の前端に衝り収納部14
がほぼ完全に露出するまで容器体13を引出すこ
とができる。また、押釦20を釈放すると弾性腕
21の弾性力で上昇しケーシング1の表面と同一
面まで戻る。
使用後に容器体13をケーシング1に押し込む
と係合部18,22が互いに係合して第1,2図
に示した状態となる。
尚、弾性部材23をケーシング1に取付け、ま
た案内溝8、突起16を廃して容器体13をケー
シング1から完全に抜き出して外せるようにして
もよいことは勿論である。
考案の効果 本考案によると、容器体を保持および解放する
押釦と容器体をケーシングの開口から押し出すよ
うに働く弾性部材とをケーシングに内蔵し、容器
体と押釦との係合部がケーシング内部に設けられ
た構成としたので、押釦をケーシング表面から突
出させないように配置することによつて携帯時な
どにほかの物品と引掛かり或いは押釦が押されて
容器体が不用意に抜き出されるという不都合が完
全に解消されるばかりか、押釦を大きく作つて操
作を容易なものとすることが可能となるのであ
る。また、係合部の係合が解除したときは弾性部
材の弾性力のみが容器体に作用するので、弾性力
を小さくしても確実に開口から押し出されるばか
りか小さな力で押し込んで押釦と係合させること
ができ、単一の操作で容器体とケーシングとの係
合の解除と容器体を引出し可能にすることが行わ
れることと相俟つて使用上きわめて便利なもので
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
容器体をケーシングに嵌込んだ状態の縦断面図、
第2図はその横断面部分図、第3図は容器体を引
出し可能とした状態の縦断面図、第4図はその横
断面部分図、第5図は分解斜視図である。 1……ケーシング、7……開口、12……窓
孔、13……容器体、18,22……係合部、2
0……押釦、23……弾性部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一つの側面に開口を有するケーシングとこの開
    口からケーシングに出し入れされる容器体とから
    なる引出し式携帯容器において、前方に突出した
    係合部および左右に突出した弾性腕を有する押釦
    が前記弾性腕の先端を前記ケーシングに固定して
    前記開口と反対側の端部に上下可動に内蔵設置さ
    れているとともに、前記開口と反対の端部のケー
    シング上面に設けた窓孔に前記押釦が露出してお
    り、また前記係合部と係合する係合部が前記容器
    体の後方に突出して設けられ、更に前記容器体を
    前記開口へ向つて押す弾性部材が前記ケーシング
    の前記容器体の後方に内蔵して設けられている引
    出し式携帯容器。
JP1984163491U 1984-10-29 1984-10-29 Expired JPH0320272Y2 (ja)

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JP1984163491U JPH0320272Y2 (ja) 1984-10-29 1984-10-29

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JP1984163491U JPH0320272Y2 (ja) 1984-10-29 1984-10-29

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JPS6177326U JPS6177326U (ja) 1986-05-24
JPH0320272Y2 true JPH0320272Y2 (ja) 1991-05-01

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5523452U (ja) * 1978-08-01 1980-02-15

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5523452U (ja) * 1978-08-01 1980-02-15

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Publication number Publication date
JPS6177326U (ja) 1986-05-24

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