JPH03199449A - パピルスを使用した織物 - Google Patents

パピルスを使用した織物

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JPH03199449A
JPH03199449A JP1336313A JP33631389A JPH03199449A JP H03199449 A JPH03199449 A JP H03199449A JP 1336313 A JP1336313 A JP 1336313A JP 33631389 A JP33631389 A JP 33631389A JP H03199449 A JPH03199449 A JP H03199449A
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JP
Japan
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papyrus
paper
woven
fabric
woven cloth
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Masatomo Ishii
石井 政友
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ISHII KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 l産業上の利用分野] 本発明はパピルスを使用した織物に関するものであり、
更に詳細には、古代5ooo隼の歴史を培われてきたパ
ピルス紙を多目的に活用す尺く、強度が改善され、高級
便雅な趣きかあり、広範囲の用途が約束されるパピルス
を使用した織物に関するちのである。
[従来の技術] 従来1例えば引箔金銀糸として、和紙の上に漆を塗布し
、金箔または銀箔あるいは金属箔に着色したものを貼着
し、これに芯糸を撚合わせて金銀糸を製造していた。
また、天井、襖、壁等に張付ける内装材としては、紙と
布はくとを接着剤で貼着し積層したものが使用されてい
る。
更に、ハンドバッグ、小物入れ、財布等の袋物。
草履等の履物には、皮革、合成樹脂シート、織物等各種
の材料が使用されている。
[発明が解決しようとする課題] 和服、帯地等に使用される従来の金銀糸の製造において
は、極めて薄い箔を和紙に貼着するものであるため、高
度の熟練を要し、製造原価がかさみ、その製作が困難で
ある。
また、内装材に使用される紙、布の積層材料においては
1紙は一般洋紙を使用するため、強度が弱く、破れやす
いし、日光等により褪色しやすく美観を損ねる欠点があ
った。
更に、袋物、履物に使用する各種材料においては1着装
上、上品さや風格、高級色調のものが要望されている。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記の従来の賭問題点を勘案し、それらを合理
的に解決するため引箔糸、内装材、袋物、履物等に用い
るパピルスを使用した織物を提供するものである。
上記目的を達成するために、パピルス紙に、和紙、合成
樹脂フィルムまたは薄葉織物を1J1層接着し、割繊し
た織糸からなるパピルスを使用した織物に構成するちの
である。
〔作 用〕
本発明は、上記のように構成するので、和紙に接着剤を
介してパピルス紙を貼着し、割繊した織糸からなるパピ
ルスを使用した織物は、和紙がパピルス紙の強度を補強
し、表面のパピルス紙の色彩と模様により独特の趣を呈
し、美観を醸し出し、引箔糸として好適である。
合成樹脂フィルムに接着剤を介してパピルス紙を貼着し
、割繊した織糸からなるパピルスを使用した織物は、表
面のパピルス紙の色彩と模様により独特の趣きを呈する
とともに、全体として大きな強度を有し、引箔糸、内装
材、袋物、履物等に使用した場合に、美麗でif#な織
物に製織される。
羽二重等の薄葉織物に接着剤を介してパピルス紙を貼着
し、割繊した織糸からなるパピルスを使用した織物は、
表面のパピルス紙の色彩と模様により古代美を醸し出す
雑味のある独特の趣きを呈するとともに、柔軟性があり
、引箔糸、内装材。
袋物、履物等に使用するのに適しており、風合いの良好
な織物かえられる。
〔実 施 例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照し々がらその
構成について説明する。
〈実施例1〉 本発明の和紙とパピルス紙とを積層接着する場合は、第
1図に示すように、和紙(1)としてはコウゾ(堵)、
ミツマタ(三叉)、ガンビ(層成)等を原料とし、坪量
が10〜60g/cml程度のものが好適である。
接着剤(2)としては、各種合成樹脂エマルジョン、天
然及び合成ラテックス等接着剤として通常用いられるも
のであればいずれのものでも使用でき、水性タイプでも
溶剤タイプでもよい。−例として、エポキシーイソシア
ネ−1−m脂、メラミン−アクリル樹脂等がある。これ
らの接着剤をロールコーティング、グラビアコーティン
グ、スプレーコーティング等の通常のコーティング法に
より和紙の上に塗布し、乾燥する。接着剤(2)の厚さ
は5通常0.2〜5μsの範囲が好ましい。
パピルスは温室に栽培されるカヤツリグサ科の大型の水
草であり、パピルス紙(3)は、このパピルスの茎を採
取し、皮を剥いで白い髄を細かく裂き、その繊維束を縦
横に並べて重しをかけて乾燥し、更に擦って滑らかにし
て製造される。
パピルス紙(3)の上面には1表面塗膜(6)が設けら
れることもある。表面@膜(6)としては、透明性があ
りパピルス紙を摩耗、汚染等から保護する機能を有する
ちの、引箔として模様、図柄等を印刷するのに容易であ
り、しがち柔軟性や風合いのよいものであることが好適
である。例えば、メラミン、ウレタン、ポリエステル樹
脂等のものが適している。表WJ塗膜(6)は、ロール
コーティング、スプレーコーティング等の通常のコーテ
ィング法によりパピルス紙(3)の上に塗布し乾燥する
ことによって行なわれる。塗膜層の厚さは、通常0.2
〜5μsの範囲が好ましい。更に、パピルス紙の上にニ
トロセルローズラッカーを用いて着色層を形成してもよ
い。その他、各種の顔料により彩色を施してもよい。
上記のように、和紙(+)の上に接着剤(2)を塗布し
てその上にパピルス紙(3)を積層し、接圧ロール間で
和紙(1)とパピルス紙(3)を接着して一体にする。
このような複合シートは、3 cm幅間に10〜60本
切りし、割繊して平箔糸に形成し、緯糸として使用して
織物に製織される。
製織された織物は5通気性があり、強度ち強く、風合い
ら良好であった。この織物は帯地、襖等に張付ける内装
材として適している。
〈実施例2〉 合成樹脂フィルム上にパピルス紙を積層し接着する場合
は、第2図に示すように、合成樹脂フィルム(4)とし
て、繊維形成性のある重合体が用いられる。例えば、ポ
リオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、
ポリアミド、ポリエステル及びこれらの共重合体、再生
セルローズ及びこの誘導体等である。これらの重合体は
一軸延伸フィルムに形成される。
合成樹脂フィルム(4)とパピルス紙(3)を接着する
接着剤(2)としては、実施例1に述べたように各種合
成樹脂エマルジョン、天然及び合成ラテックス等接着剤
として通常用いられるものであればいずれのものでも使
用できる。これらの合成樹脂の塗布量、塗布方法は実施
例1に述べたとおりである。
パピルス紙(3)も実施例1に述べたとおりのものを使
用する。
合成樹脂フィルム(4)とパピルス紙(3)を積層接着
する方法の一例として、ポリエチレンフィルムにエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体エマルジョンの30%溶液を糊
付けし、ポリエチレンフィルム(4)の上面ニハピルス
紙(3)を圧着用プレスロール及び案内ロール間で圧着
し、その後、乾燥機で乾燥した。
パピルス紙(3)の上面には、表面塗膜(6)が設けら
れてもよい。表面塗膜(6)は実施例1に述べたものを
使用してもよい。
この複合シートは、その後、3 cm幅間に10〜60
本切りし、割繊して平糸に形成し、緯糸として使用する
。経糸は通常の織糸を用いて製織した。この織物は帯地
、壁面材、袋物として好適である。
〈実施例3〉 薄葉織物にパピルス紙を積層し接着する場合は、第3図
に示すように、20〜50g/rrf程度の薄葉織物(
5)を用意する。薄葉織物(5)としては、例えば、羽
二重、紗、絽等の織物を用いてもよい。薄葉織物(5)
は変形しやすく、形態保持性が低いので。
パピルス紙(3)と積層し接着する際には、ずれたり変
形して皺が寄ったりする可能性があるので、予め張り板
に薄葉織物(5)を張付け、天然糊剤を塗布または噴霧
して乾燥し、保形性を改善した後、パピルス紙を積層し
貼着するのが好適である。
接着剤(2)としては、実施例1に述べたように各種合
成樹脂エマルジョン、天然及び合成ラテックス等接着剤
として通常用いられるものであればいずれのちのでも使
用できる。これらの合成樹脂の塗布量、塗布方法は実施
例1に述べたとおりである。
また、パピルス紙(3)も実施例1に述べたとおりのも
のを使用する。
パピルス紙(3)の上面には、表面塗膜(6)が設けら
れてちよい。表面塗膜(6)は実施例1に述べたものを
使用してちよい。
上記パピルス紙(3)と薄葉織物(5)との複合シート
は、3 cm幅間に10〜60本切りし、割繊して緯糸
として使用し、製織される。この織物は和服、帯地、壁
面材、袋物として好適である。
[発明の効果) 本発明は、上記のように構成したので、パピルス紙に和
紙を積層接着し1割繊した織糸からなるパピルスを使用
した織物においては、パピルス紙の有する古代美的な趣
きと美観を呈し1強度が充分保持され、引箔糸に使用し
たときは、美麗で通気性のある優雅な織物かえられる。
パピルス紙に合成樹脂フィルムを積層接着し、割繊した
織糸からなるパピルスを使用した織物においては、機械
的強度と一定の伸度を有し、上記平箔糸を緯糸として使
用した織物は、引箔糸、壁面材、袋物、履物材料等とし
て広範囲の用途に使用することができ、縦緯糸の織り成
す織物の風合いが和室の雰囲気に適し、高級(f!雅な
趣きを呈し、日光による褪色も殆どない。また、袋物と
して使用するときは、和装品と調和し、特に、パピルス
紙に染色して模様を付した場合は、優雅軟調な色彩感を
与えるものである。
パピルス紙に薄葉織物を積層接着し、割繊した織糸から
なるパピルスを使用した織物においては、パピルス紙の
有する粗硬な手触りが薄葉織物と積層接着することによ
り、独特の触感のある原始的趣きを呈し、引箔糸として
緯糸に使用して製織した帯地は、独特な風合いと雅趣に
富んだものかえられ、パピルス紙にスクリーン、型押し
等の方法で色柄や模様を付着したものは、従来の帯地に
ない落ち着いた高級品の色調を呈するちのである。
/′l−■図面の簡単な説明l 第1図はパピルス紙に和紙を積JiJ接着し、割繊した
織糸の部分拡大断面図、第2図はパピルス紙に合成樹脂
フィルムを積層接着し、割繊した織糸の部分拡大断面図
、第3図はパピルス紙に薄葉織物を積層接着し、割繊し
た織糸の部分拡大断面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)パピルス紙に和紙を積層接着し、割繊した織糸か
    らなるパピルスを使用した織物。(2)パピルス紙に合
    成樹脂フィルムを積層接着し、割繊した織糸からなるパ
    ピルスを使用した織物。 (3)パピルス紙に薄葉織物を積層接着し、割繊した織
    糸からなるパピルスを使用した織物。
JP1336313A 1989-12-27 1989-12-27 パピルスを使用した織物 Expired - Fee Related JPH0611931B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008260259A (ja) * 2007-04-14 2008-10-30 Maki Hisaie 漆和紙とその製造方法

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