JPH0319586B2 - - Google Patents

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JPH0319586B2
JPH0319586B2 JP15395184A JP15395184A JPH0319586B2 JP H0319586 B2 JPH0319586 B2 JP H0319586B2 JP 15395184 A JP15395184 A JP 15395184A JP 15395184 A JP15395184 A JP 15395184A JP H0319586 B2 JPH0319586 B2 JP H0319586B2
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Haruo Amano
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Ikegami Tsushinki Co Ltd
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Ikegami Tsushinki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は金融機関等において、登録されてある
印影と小切手・手形等に押印されている印影と
を、電気的手段により比較照合するための印影登
録検索システムに関するものである。
(従来の技術) 現在、銀行等においては、各種の預金・小切
手・手形いづれもその支払時においては、これに
押印されている印影と登録されている印影とを比
較照合し、両者が一致することを確かめた上処理
をしている。定期預金が満期になつたとき又は途
中で解約するときは、その証書を発行した支店に
持ち込み、その支店に登録されている印鑑原簿と
照合される。一つの支店における定期預金の口座
数は、支店の規模によつて異なるが2万ないし3
万にのぼるとされている。流通過程を経て戻つて
きた小切手又は約束手形は本店に集中され、本店
の処理センタにおいて各支店別に区分したうえ同
様な印影の照合とともに必要記載条件の適合の有
無がチエツクされる。当座預金の口座数は一店当
り2000〜3000程度とされており、1日当りの小切
手・約束手形の処理枚数は数万〜数十万に及ぶと
いう。普通預金は通帳に登録印鑑が押印されてお
り、この印影と払戻請求書の印影とを窓口で照合
し、オンライン・システムによりどの支店でも払
戻しに応ずることができるようになつている。こ
の方式によれば、預金通帳を見れば登録印鑑を知
ることができるので、預金通帳と登録印鑑が同時
に盗まれ、合法的に払戻しを受けてしまわれる可
能性がある。又、登録印鑑が模造されて払戻しを
受けられる可能性もある。上記の印鑑原簿を繰つ
ての手作業による照合作業は、肉体的負担が大き
いばかりでなく、処理速度も遅く誤りを生じ易
い。又、支店内においては、少数の印鑑登録原簿
を多数の担当者が同時に使用するので、担当者間
の渡り歩きや手持ちによるロスを生じやすくな
る。
(発明が解決しようとする問題点) このような印鑑照合作業を改善するために電子
化する方法について考察して見るに、登録印鑑の
印影を1個所に集中してデータベースを作り、本
店及び各支店の担当部署に端末装置をおき、照合
作業を行うときは上記データベースから当該印影
データの送信を受け、ハードコピーをとるかモニ
タ上に映出して照合すべき印影と比較する方法を
とることが考えられる。この基準となる印影は十
分に鮮明であつて歪みのないことが必要である。
走査線密度は比較的大形の文字の印影であれば16
本/mm程度あれば十分であるが、画数の多い小形
の文字や特徴のある部分を正確に照合するために
は、上記の倍の32本/mm程度とし画面を拡大する
ことが望ましい。このシステムを構築する方法の
一つとしてフアクシミリを利用することが考えら
れる。すなわち、フアクシミリによつてデータベ
ースを作り、受信もフアクシミリによつてハード
コピーをとるのである。しかし、フアクシミリは
走査線密度が6〜12本/mmであつて、画数が多い
小形の文字の印影を正確に照合するには不十分で
ある。他のシステム構築の方法としては、適当な
撮像装置で登録印影を撮像してデータベースを作
り、これをモニタ上に映出して照合すべき印影と
比較するものである。上記の撮像装置としては、
ITVカメラ、高解像度テレビジヨンカメラ、レ
ーザ光を利用する方法が考えられる。次にこれら
の方法について考察してみよう。印鑑原簿の撮像
範囲を縦・横それぞれ50mmとし走査線密度を32
本/mmとすると、1600本の走査線数が必要になる
が、これはITVカメラでは達成できない数値で
ある。高解像度テレビジヨンカメラではこれに近
い走査線数を得ることはできるが、高価であり実
際上使用することはできない。レーザー光を利用
する方法は、実用的な変調技術が未完成であり、
装置も大形になつてこれも採用することは困難で
ある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記の諸問題を解決し、十分な解像度
を以つて登録印影の像を表示することができ、し
かも小形で安価に構成することができる印影登録
検索システムを提供しようとするものである。
本発明は、撮像装置で登録印影を撮像して得ら
れる登録印影画像データを記憶し、この登録蓄積
された印影データを読み出してモニタ上に表示し
て、被検印影と照合するようにした印鑑登録検索
システムにおいて、 前記撮像装置としてCCDラインセンサを機械
的に副走査方向に移動させて撮像を行う高解像度
撮像装置を用いて登録印影を撮像して高解像度の
登録印影画像データを得、この登録印影画像デー
タを中央処理センタに設けた第1のメモリに登録
蓄積するようにし、 通常の目視照合を行うときは、前記第1のメモ
リに記憶した登録印影画像データを走査線1本置
きに間引いて読み出した低解像度の登録印影画像
データを端末に設けた第2のメモリに蓄積してモ
ニタ上に低解像度の登録印影画像を表示して被検
印影と目視により照合を行い得るように構成し、 通常の目視照合の後に詳細な目視照合を行う場
合には、前記中央処理センタの第1のメモリから
登録印影画像データの全走査線を読み出して端末
に設けた第3のメモリに蓄積し、モニタ上に表示
されている低解像度の登録印影画像上に詳細な照
合をすべき部分をカーソルによつて指定し、この
指定された登録印影画像部分のデータを前記第3
のメモリから選択的に読み出してモニタ上に表示
し、被検印影を前記高解像度撮像装置で撮像して
得られる被検印影画像データを端末に設けた第4
のメモリに蓄積し、前記カーソルによつて指定さ
れた印影部分と対応する部分の被検印影画像デー
タを選択的に読み出して前記モニタ上に前記低解
像度の登録印影画像および高解像度の登録印影画
像の一部分と並べて高解像度の被検印影画像の一
部分を表示して照合を行い得るように構成したこ
とを特徴とするものである。
(作用) 本発明による検索システムにおいては、金融機
関であれば本店のような中央に処理センタを置い
て全店の顧客の登録された印影をメモリに蓄積
し、コンピユータの制御によつて照合すべき印影
を検索し照合に応ずるようにする。本店又は支店
の担当部署には端末機を置いて登録及び検索・照
合を行うものである。センタと端末機との間はデ
ータ伝送回線又は専用電話回線によつて結び、印
影の映像信号とともに顧客のコード番号その他必
要な事項を伝送して処理する。
端末機としては登録、検索等必要な機能をすべ
て備える印影登録機と検索のみ可能な印影照合機
がある。各支店には印影登録機を1台と、印影照
合機数台が必要となる。本店の処理センタには1
日の処理枚数に見合つた台数が必要となる。
本発明に使用する撮像装置は、その内部におい
てCCDラインセンサを機械的に副走査する高解
像度カメラ(以下「CCDカメラ」という。)で、
出願人において特許出願した特願昭56−162943号
(特開昭58−69173号)「二次元撮像装置」、及び特
願昭57−17888号(特開昭58−136180号)「二次元
撮像装置」に詳細に開示してある。このカメラは
多数の画素を有するCCDラインセンサをボール
ねじで回転運動を直線運動に変換し、リニヤシヤ
フトに沿つてスライドさせているので前後左右の
ガタが殆ど生じない。又、ボールねじの軸に直結
しているロータリーエンコーダからのタイミング
パルスによつて各走査線の走査開始点を定めてい
るので走査線の間隔は一定となり、その値は任意
に選ぶことができる。現在、CCDラインセンサ
としては画素数が2000以上、3000以上及び4000以
上と所要の解像度に応じて選ぶことができる。こ
のため本発明の印影登録に必要な解像度を十分満
足するものを得ることができる。又、この解像度
はCCDラインセンサを機械的に副走査するため、
全画面にわたつて一定であり歪みは皆無である。
従つて、CCDカメラは印鑑の登録・照合に必要
な条件をすべて具備しているといえる。
(実施例) 次に図面を用いて本発明の詳細を説明する。
第1図は本発明による検索システムにおける各
機器の配置を示すもので、1は電算機室、2は各
支店、3は本店内に設けられた処理センタであ
る。電算機室1と各支店との間は伝送線4によ
り、処理センタ2は通常電算機室のある本店に設
けられるので、電算機室との間はケーブル5によ
つて結ばれている。電算機室1においては、中央
処理装置(CPU)6を中心として、複数の磁気
デイスク装置7−1〜7−n、磁気テープ装置
8、プリンタ9、操作盤10、モニタ11、端子
盤12及びメモリ13によつて構成されている。
磁気デイスク装置7−1〜7−nは印影データ蓄
積用の主メモリで、大容量であつてアクセスタイ
ムの早いことが必要なので、本例では磁気デイス
クを選定したが磁気ドラムを用いてもよい。ま
た、将来書き替えのできる光磁気デイスクに置き
換えることも考えられる。又、設置数はピーク時
において重複して発生る照合数を考慮して、複数
台を設置する必要がある。磁気テープ装置8は磁
気デイスクの記録喪失時における予備として全数
を記録しておく。又、これはピーク時における主
メモリのバツクアツプメモリとしても使用するこ
とができる。プリンタ9は、必要のあるとき印影
のハードコピーをとるためのものである。メモリ
13は検索要求が応答能力をオバーフローしたと
きに、オバーフローした照合内容を一時ストア
し、オバーフローが解消したとき直ちに応答でき
るようにするものである。
各支店2に設けたCCDカメラ15は前に述べ
たように高解像度、無歪みの撮像装置で、本発明
における重要なデバイスである。第2図A及びB
はこのCCDカメラ15のカメラヘツド31の一
例を示す斜視図である。32は光学レンズで、必
要により自動焦点調整及び自動絞り調節機能を持
たせることができる。光学レンズ32の結像面に
は、第2図Bに示すように、プリント基板33の
前面に水平に取付けられたCCDラインセンサ3
4が置かれている。このCCDラインセンサ34
は、画素数を前に述べたように必要によつて適当
なものを選択することができ、本実施例において
使用したものは画素数が2048個で長さが27mmあ
り、画素の巾は約14mmである。プリント基板33
が取付けられているリニヤシヤフトユニツト35
は、左右のリニヤシヤフト36,37にリニヤボ
ールベアリング38,39を取付け、これらのリ
ニヤボールベアリングを金具で連結したもので、
リニヤシヤフト36,37に沿つて高精度の直線
運動をすることができ、レンズ32の光軸及び
CCDラインセンサ34の方向すなわち主走査方
向の振れを3μm以下にすることができる。一方、
レンズ32の焦点深度は約30μmであるからピン
ト外れを起こすことはなく、画素の巾14μmと比
較しても十分小さいので、解像度を劣化させるこ
とはない。リニヤシヤフトユニツト35はボール
ナツト40を介してボールねじ41と連結する。
ボールナツト40とボールねじ41との間にボー
ルを介在せしめることによつて、極めて高い精度
で回転運動を直線運動に変換するもので、必要に
より1mのストロークにつき10μmの精度のもの
を製作することができる。又、普通のねじが滑り
摩擦であるのに比べ、ボールナツト40は転がり
摩擦であるから、回転が軽くかつ摩耗が少なく極
めて長寿命である。ボールねじ41の一端にはロ
ータリーエンコーダ42が取付けられており、ボ
ールねじ41の回転を検出し、所定回転角毎にピ
ツクアツプパルスを発生してCCDラインセンサ
34の主走査を制御している。このピツクアツプ
パルスは、ギア43および44を介してボールね
じ41を回転させるモータ45の回転に関係な
く、CCDラインセンサ34の副走査方向の所定
変位量に対応しているので、そのピツクアツプパ
ルスに応じてCCDラインセンサの読出しを行え
ば、走査線間隔は一定にすることができる。この
ため、走査線間隔を極めて狭くすることができ、
例えば走査線間隔をCCDラインセンサ34の素
子間隔14μmと等しくとることも可能である。な
お、上記の主走査方向及び光軸方向の最大の振れ
3μmとCCDラインセンサ34の長さ27mm及び副
走査方向の走査長例えば40mmとを比較すれば、そ
れぞれ約0.01%と0.0075%となる。この値は無視
できる程度のものであり、無歪みといつても差し
支えない。CCDラインセンサ34は、よく知ら
れているようにS/Nのよくとれる周波数で自走
させるが、このようにラインセンサを自走させ機
械的に副走査を行うときは、両者の同期をとるこ
とが難しい。モータ45にステツプモータを使
い、自走周波数でドライブしても位相を合わせる
ことは難しい。又、DCモータを使用するときは、
電源電圧によつて速度が変化するので、同期をと
ることができない。又、機械運動は摩擦力の変
化、衝撃によつても速度が変化し、振動による瞬
間的な回転むらによつても副走査速度が瞬間的に
変化する。
この問題を解決するために、本実施例において
はボールねじ41に連結したロータリーエンコー
ダ42からのピツクアツプパルスによつて各走査
線開始点を定めることとし、所定のピツクアツプ
パルスによつてCCDラインセンサ34をクリヤ
して直ちにセツトし、新たに光電子の蓄積を開始
し、この周期のみを有効とするものである。この
ようにすれば、モータ45に速度変化があつて
も、副走査機構が定められた走査線間隔を移動す
ると、ピツクアツプパルスが発せられて、撮像素
子は新たな光電子の蓄積を開始するのであるか
ら、位相が合わないことはあり得ず、常に正しい
走査をすることができる。このように動作させた
ときのCCDラインセンサ34の動作及び出力と
ピツクアツプパルスとの関係を第3図A〜Fに示
す。光電変換開始信号Bは、パルスの立上りにお
いてCCDラインセンサ34に蓄積されていた電
荷を伝送部に移しD、立下りにおいて新たに光電
変換を開始するもので、ピツクアツプパルスAを
受けるごとに新たに発生され、次のピツクアツプ
パルスをうけるまでは所定の周期tで発生され
る。転送部は一種のシフトレジスターを形成して
おり、2相又は3相の転送クロツクによつて駆動
されて読出される。従つて、転送部の電荷は、光
電変換開始信号から1自走周期t遅れて転送部か
ら出力される。ここで、ピツクアツプパルスから
1周期t遅れた長さtのゲートパルスEによつて
ゲートし、Fの信号を出力する。この出力信号
は、CCDラインセンサのノンユニフオーミテイ
によるシエーデイングと光学系のシエーデイング
があるので、中間色を有する画像においては補正
を行うのであるが、本システムにおいては2値信
号を得ればよいので、適当なレベルを設定してス
ライスし2値信号とする。
電算機室1と各支店2を結ぶ伝送線4はデータ
伝送回線であれば高速伝送を実施できるが、伝送
速度を落とせば電話回線を使用することもでき
る。各支店2においては、伝送線4の信号をスイ
ツチボツクス14によつて印影登録機2Aと印影
照合機2Bに切分ける。後述のように印影登録機
は印影照合機としての機能を持つている。このス
イツチボツクス14においては、受信信号の中に
登録されている印影登録機2A又は印影照合機2
Bの機械番号によつて該当する機械を伝送線4に
自動的に接続するようになつている。このような
機能を持つスイツチボツクス14は、公知の技術
で構成することができる。
印影登録機2AはCCDカメラ15、反射原稿
台16、プロセツサ18、バツフアメモリ19、
操作盤20、モニタ21、プリンタ22、メモリ
23によつて構成されている。CCDカメラ15
は前に述べたように高解像度、無歪みの撮像装置
で、印影の細部にわたる撮像に必要な十分の解像
度を持つており、本発明においては走査線密度32
本/mmの撮像を行つている。撮像すべき印影台帳
17を原稿台16の上に載せて撮像を行う。読み
取り原稿の大きさはB6版相当で、S/Nを良く
するため光源ランプ24は高周波数点灯を行つて
いる。印影の大小による読取範囲の調整には、カ
メラの上下位置を決め、これに応じて焦点及び絞
りの調整をすることが必要がある。この調節は、
調整点にマークをしておき手動によつて行つても
よいが、印鑑の大きさを指定しただけで完全自動
で行うこともできる。この自動調整の方法は、出
願人による特願昭57−219673号(特開昭59−
110266号)、「カラー原稿撮像装置」の明細書に詳
細に開示してある。操作盤20においては、登
録、登録の抹消、改印のときの登録訂正、不良撮
像のときの再撮像、感度の調節、日付の記録、イ
ンプツトデータキヤンセル、コピー指示、印鑑サ
イズの指定、リセツト、照合、拡大照合の操作を
することができる。登録するときは登録モードと
して登録釦を押し、預金の種類と口座番号をキー
インした後実行キーを押すことにより自動的に撮
像が行われ、所定のフオーマツトの送信信号が作
成される。送信データのフオーマツトは通常のデ
ータ伝送におけるものを採用すればよく、送信内
容は当該支店番号、機器番号、登録の表示、預金
の種類、口座番号、印影データである。この内、
支店番号、機器番号はメモリ23から読出せばよ
く、預金の種類と口座番号はテンキーによつてキ
ーインする。印鑑には大小があるので、これを区
分し、小印鑑は読取領域12mm平方、中印鑑は18mm
平方、大印鑑は30mm平方とし、印鑑サイズに合つ
た範囲を撮像するようにしている。送信内容はプ
ロセツサ18で適当なレベルでスライスすること
によつて2値信号にし、データ圧縮を行う。圧縮
の方法は公知の方法、例えばMR又はMH方式を
用い、約15%に圧縮することができる。圧縮され
た送信信号はバツフアメモリ19に蓄えられる。
バツフアメモリ19は2個のメモリを有し、登録
による書込みと送信による読出しを交互に行う。
なお、書込まれた印影はモニタ21上に映出され
るので、撮像の状況を監視することができ、不十
分なときは再撮像を行う。ハードコピーをとる必
要のあるときは、コピー釦を操作することによ
り、映像信号をプリンタ22に供給し、ハードコ
ピーをとることができる。登録の抹消は、登録抹
消釦を押し預金の種類と口座番号をキーインすれ
ば、電算機室1の印影データが自動的に抹消され
る。改印のときは改印しようとする印鑑台帳17
を原稿台16上にセツトし、改印釦を押し、預金
の種類と口座番号をキーインし実行釦を押せば、
登録のときと同様にCCDカメラ15が自動スタ
ートして印影データが電算機室1へ送られ、改印
前の印影データが改印後の印影データによつて書
替えられる。
照合を行うときは検索モードとし、テンキーに
よつて預金の種類と口座番号をキーインし、実行
釦をすことによつて行う。検索モードにおける送
信内容は、当該支店番号、機器番号、検索の表
示、預金の種類、口座番号である。支店番号、機
器番号、検索の表示は実行釦を押すことによりメ
モリ23から読出される。電算機室1では、検索
信号を受信すると当該印影データの記憶位置にア
クセスして走査線密度が16本/mmの印影データを
読出し、検索を受けた支店番号、機器番号、検索
の表示、預金の種類、口座番号、印鑑の大きさを
付して送出する。支店ではスイツチボツクス14
によつて当該機器を選択して接続する。
第4図はモニタ21上の表示を示し、デイスプ
レイ上に印影と番号及び「照合中」の文字を表示
する。表示する番号は預金の種類と口座番号を示
す8桁より成つている。この番号が送出した番号
と一致しているときは「OK」と表示される。こ
の印影画像は印鑑の大きさの約3倍の大きさに映
出する。小切手、約束手形に押印された印影と、
モニタ上の登録印影を肉眼で比較する場合は、文
字があまり細かくない通常の印鑑の場合は16本/
mm程度の走査線密度で十分であり、登録印影画像
の大きさは通常の印鑑の実寸大から3倍程度の大
きさで十分であることを種々の実験により確かめ
た。一方、印鑑の文字が細かくて肉眼では確かめ
にくい場合及び大体の形は同じだが微細な点で食
違いがあり模造印鑑使用の疑いのある場合などに
は更に詳細に調べる必要がある。このとき、本発
明においては第5図のように登録印影と照合印影
のカーソルで囲まれた部分を拡大してモニタ21
上に映出し、細部にわたつて詳細に比較検討する
ことができる。51は登録印影の16本/mmの画像
で、52は詳細に調べようとする部分を囲むカー
ソル線である。このカーソルの一辺の長さが印影
の直径の約2分の1の正方形で、印影上任意の位
置に移動することができる。53は登録印影51
のカーソル52で囲まれた部分の拡大図、54は
照合しようとする印影の拡大図で、それぞれ一辺
の長さがカーソルの一辺の長さの2倍、面積は4
倍となつている。53及び54は電算機室1から
送られてきた32本/mmの走査線密度のデータ及び
CCDカメラ15によつて撮像された印影データ
をそのまま映出しているので、この画面と16本/
mmの画面のモニタ画面上の走査線密度は同じで、
単に同じ図面を拡大したものと異なるので、どん
な詳細な部分までも十分な解像度で比較検討する
ことができる。この比較検討を行うには、照合し
ようとする印鑑台帳17を原稿台16上にセツト
し、拡大照合釦を押しモニタ21上の印影画像5
1を見ながらカーソル52の位置を希望する位置
に合わせ、実行釦を押せばCCDカメラ15によ
つて自動的に照合しようとする印影の撮像が行わ
れる。一方、電算機室1からは32本/mmの走査線
密度の印影データが送られてきて、第5図の拡大
画面53が映出される。
第5図の拡大照合画面は、公知の回路を組合せ
て作成することができるが、第6図にその一実施
例を示す。通常の照合においては、電算機室1か
ら送られてくる印影データは走査線密度が16本/
mmであり、メモリ55にストアされ連続して読出
され第4図の画像51をモニタ21上に映出す
る。拡大照合釦を押したときはスイツチ65がク
ローズされ、カーソル信号発生器59がミクサ5
8に接続されて印影画像51上にカーソル52が
スーパーして映出される。カーソル52の位置は
ジヨイスチツク60によつて任意の位置に調節す
ることができる。次いで実行釦を押すとスイツチ
接点66−1〜66−4がクローズされ、接点6
6−1によつて電算機室1から送られてきた32
本/mmの走査線密度の印影データがメモリ56に
ストアされ連続して読出され、接点66−2によ
つてCCDカメラ15が自動スタートし、その印
影データがメモリ57にストアされて連続して読
出され、それぞれ61及び62のゲート回路によ
つてカーソル信号によつてゲートされ、その出力
はエンコーダ63に加えられる。エンコーダ63
にはROM64の出力が加えられており、検索モ
ードにおいては「照合中」、拡大検索モードにお
いては「拡大照合中」、「登録印影」、「照合印影」
の文字信号を発生する。エンコーダ63は、これ
ら4つの信号をモニタ21上の所定の位置に映出
するように構成する。また、スイツチ67を閉じ
ることによりプリンタ22によつてハードコピー
を出力することがてきる。
各支店2に設けた印影照合機2Bは、日常業務
の中で最も作業量の多い印影検索を行う専門機
で、機数も多いので簡単な構成で操作も簡易にし
てある。各支店内においても1台では足りないの
で、数台の操作盤25−1〜25−nとモニタ2
6−1〜26−nを置いている。検索の方法は、
印影登録機2Aにおける検索の方法と同じであ
る。ただし、印影照合機2Bは拡大照合ができな
いので、詳細に調べる必要のあるときは印影登録
機2Aを用いる必要があるがプリンタ27により
登録印影のハードコピーを作成することができ
る。
本店における処理センタ3は多数の印影照合機
を置いて検索作業を行うのであるが、此処におい
ても詳細に調べる必要のあるときは印影登録機を
用いる必要があることは同様であり、複数台の操
作盤28−1〜28−n、モニタ29−1〜26
−n及びプリンタ30を設けてある。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば印鑑登録
簿を各支店に備えておく必要がなくなり、印鑑原
簿の索引をする必要もなくなるので作業が楽にな
りスピードアツプする。少数の印鑑原簿を各担当
者が共用するために生ずる渡り歩き、手持ちによ
るロスをなくすことができる。又、通常の照合
は、実際に捺印された印影とモニタ上に低解像度
で映出された登録印影とを比較すれば十分である
ので、照合作業は容易となるとともに照合時間問
題短縮できる。モニタ上に映出される解像度の良
い登録印影との比較照合により照合の正確性が期
せられ、必要によつては拡大照合によつて肉眼で
はできない詳細な照合をすることができるので、
類似印鑑の判別、模造印鑑使用の発見に有力な武
器となる。更に、どの支店からでもすべての登録
印影を検索できるので、普通預金通帳に登録印鑑
の捺印の必要がなくなり、通帳と登録印鑑を同時
に盗まれ、又模造印鑑の使用による事故の可能性
を少なくすることができる。定期預金の満期払戻
しも、どの支店からでも行うことができ、顧客に
対するサービスの向上を図ることができる等本発
明の効果は誠に大なるものがある。また、通常の
目視照合の場合には、中央処理センタに設けたメ
モリに蓄積された登録印影画像データを走査線1
本づつ間引いて読み出して端末へ伝送するように
しているので、中央処理センタと各端末との間の
データ伝送路の占有時間は短くなり、残余の時間
を利用して他のデータの伝送を有効に行うことが
できる。
上記の実施例は、銀行における小切手・約束手
形等に関する印影照合業務について述べたもので
あるが、印影照合の必要性は銀行業務に限られた
ものではなく、郵便局その他の金融機関、市町村
役場における印影証明業務、その他各種の取引き
においてその必要性が認められるので、これらの
機関においても本システムを導入して能率を向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による印影登録検索システム全
体の構成を示す系統図、第2図はCCDカメラの
構成を示す斜視図、第3図はCCDラインセンサ
の動作を説明するためのタイミングチヤートを示
す図、第4図は検索モードにおけるモニタ上の映
出画面を示す図、第5図は拡大照合におけるモニ
タ上の映出画面を示す図、第6図は拡大照合に使
用する回路の一例の構成を示す図である。 1……電算機室、2……支店、2a……印影登
録機、2b……印影照合機、3……処理センタ、
4……伝送路、5……ケーブル、6……中央処理
装置、7−1〜7−n……磁気デイスク装置、8
……磁気テープ装置、9……プリンタ、10……
操作盤、11……モニタ、12……端子盤、13
……メモリ、14……スイツチボツクス、15…
…CCDカメラ、16……反射原稿台、17……
印鑑登録原簿、18……プロセツサ、19……バ
ツフアメモリ、20……操作盤、21……モニ
タ、22……プリンタ、23……メモリ、25−
1〜25−n……操作盤、26−1〜26−n…
…モニタ、27……プリンタ、28−1〜28−
n……操作盤、29−1〜29−n……モニタ、
30……プリンタ、31……カメラヘツド、32
……光学レンズ、33……プリント基板、34…
…CCDラインセンサ、36,37……リニヤシ
ヤフト、38,39……リニヤボールベアリン
グ、40……ボールナツト、41……親ねじ、4
2……エンコーダ、43,44……ギア、45…
…モータ、51……印影の全体図、52……カー
ソル、53……登録印影の拡大図、54……照合
印影の拡大図、55……16本/mm登録印影用メモ
リ、56……32本/mm登録印影用メモリ、57…
…CCDカメラ用メモリ、58……ミクサ、59
……カーソル信号発生器、60……ジヨイスチツ
ク、61……ゲート、62……ゲート、63……
エンコーダ、64……ROM、65,66−1〜
66−4,67……スイツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 撮像装置で登録印影を撮像して得られる登録
    印影画像データを記憶し、この登録蓄積された印
    影データを読み出してモニタ上に表示して、被検
    印影と照合するようにした印鑑登録検索システム
    において、 前記撮像装置としてCCDラインセンサを機械
    的に副走査方向に移動させて撮像を行う高解像度
    撮像装置を用いて登録印影を撮像して高解像度の
    登録印影画像データを得、この登録印影画像デー
    タを中央処理センタに設けた第1のメモリに登録
    蓄積するようにし、 通常の目視照合を行うときは、前記第1のメモ
    リに記憶した登録印影画像データを走査線1本置
    きに間引いて読み出した低解像度の登録印影画像
    データを端末に設けた第2のメモリに蓄積してモ
    ニタ上に低解像度の登録印影画像を表示して被検
    印影と目視により照合を行い得るように構成し、 通常の目視照合の後に詳細な目視照合を行う場
    合には、前記中央処理センタの第1のメモリから
    登録印影画像データの全走査線を読み出して端末
    に設けた第3のメモリに蓄積し、モニタ上に表示
    されている低解像度の登録印影画像上に詳細な照
    合をすべき部分をカーソルによつて指定し、この
    指定された登録印影画像部分のデータを前記第3
    のメモリから選択的に読み出してモニタ上に表示
    し、被検印影を前記高解像度撮像装置で撮像して
    得られる被検印影画像データを端末に設けた第4
    のメモリに蓄積し、前記カーソルによつて指定さ
    れた印影部分と対応する部分の被検印影画像デー
    タを選択的に読み出して前記モニタ上に前記低解
    像度の登録印影画像および高解像度の登録印影画
    像の一部分と並べて高解像度の被検印影画像の一
    部分を表示して照合を行い得るように構成したこ
    とを特徴とする印鑑登録検索システム。
JP15395184A 1984-07-26 1984-07-26 印鑑登録検索システム Granted JPS6133581A (ja)

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