JPH03192037A - 記録紙の搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複写機等の画像形成装置に用いられる記録紙の
搬送装置に関するもので、特に複数の給紙カセットを装
着するようにした給紙部から排出する記録紙を転写部へ
と搬送する記録紙の搬送装置に関するものである。

〔発明の背景〕

複写機等の画像形成装置においては、各種サイズの記録
紙を収納した給紙カセットは画像形成装置の給紙部に装
着される。必要サイズの記録紙は２等カセットから選択
的に１枚宛排出され、搬送路に沿って搬送された記録紙
上には転写部において転写がなされてトナー像が付着し
、定着装置によって定着がなされたのち、装置外へ排出
される。

画像形成装置ではコンパクトなことが要請され、複数の
給紙カセットは上下の位置関係にあるよう給紙部が設け
られていることが多い。更にまた床面積をなるべく小さ
くするために画像形成装置の下側に前記の上下の位置関
係にある給紙部を設けることもなされている。かかる画
像形成装置においては、上下の位置関係にある給紙部よ
り記録紙は選択的に排出され、それぞれに設けられたガ
イド部材によって、上向きに方向変換し、上昇搬送する
共通の搬送路に沿って上昇し、上部に位置した像担持体
の転写部へと搬送される。

何れのサイズの記録紙も、共通の搬送路の転写部の手前
側に設けられたレジストローラによって一且停止したの
ち、像担持体上のトナー像と同期した形で移動し、記録
紙上にトナー像が転写される。

〔発明の目的〕

かかる移動・搬送がなされる記録紙はガイド部材によっ
て誘導され、搬送路に沿って搬送ローラによって搬送さ
れるが、湿度等の環境変化や記録紙の紙質の不均一等に
よって、時に記録紙の搬送不良（ジャム）を起こすこと
がある。

記録紙の搬送路には要所にジャム検知用の検知手段を設
けて、ジャム検知したときは直ちに画像形成装置の動作
を停止し、ジャム発生箇所の表示− がなされる。この表示によってオペレータはジャム発生
箇所を開放してジャム紙を取出すことがなされる。

前記の上下の位置関係にある複数の給紙部から給紙され
るようにした記録紙の搬送路では、通常はガイド部材の
位置精度が精度よく保持されて良好な記録紙搬送がなさ
れるとともに、開放したときはガイド部材をはじめとし
て搬送路が移動・開放し、ジャム発生箇所を広範に亘っ
て目視することを可能としかつジャム紙の取出しが容易
になされることが望ましい。本発明はかかる記録紙の搬
送装置を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

上記目的は、上下の位置関係にある給紙部より排出され
る記録紙を複数のガイド板に沿って上昇搬送させる搬送
路と、該搬送路に沿って設けた開閉部材を有する記録紙
の搬送装置において、前記ガイド板はそれぞれ軸部を中
心とし付勢されて回動可能とし、前記開閉部材の閉姿勢
時には前記ガイド板は本体基準位置に当接して搬送路を
形４− 成するよう前記開閉部材により弾性材を介してガイド板
の位置規制が行われ、前記開閉部材の開姿勢時には前記
ガイド板は開放位置まで回動して停止するよう構成した
ことを特徴とする記録紙の搬送装置によって達成される
。

更に、前記搬送路にはローラ対からなる搬送ローラを有
し、前記開閉部材の開姿勢時には該搬送ローラ対は離間
した状態となることが好ましい態様としてあげられる。

〔実施例〕

本発明による記録紙の搬送装置の一実施例を第１図およ
び第２図に示す。

図は複数の給紙カセットを上下の位置関係にあるよう装
填した画像形成装置の給紙部を搬送面中央の断面をもっ
て示したものである。

第１図において１０．２０および３０はサイズの異なる
記録紙ＰＩ、Ｐ２およびＰ３をそれぞれ収容する各給紙
カセット、また１１．２１および３１は該多給紙カセッ
トの最上層の各記録紙に圧接する搬出ローラである。

１２Ａ、２２Ａおよび３２Ａは前記各給紙カセットより
搬出される各記録紙を搬送する搬送ローラ、また１２Ｂ
。

２２Ｂおよび３２Ｂは前記各搬送ローラに圧接するさば
きローラである。

またＩＩＡと１３．２１Ａと２３および３１Ａと３３は
それぞれ前記各給紙カセットより搬出・搬送される各記
録紙を案内する複数のガイド板であり、何れも剛性の高
い鋼板等によって形成されるものであって、上方に位置
するガイド板１１Ａ、２１Ａおよび３１Ａは図示位置に
固定されるに対し下方に位置するガイド板１３．２３お
よび３３はそれぞれ軸部１３Ａ　、　２３Ａおよび３３
Ａを支点として図示位置より時計方向に回動するよう付
勢された状態で支持されている。

すなわち、前記ガイド板１３．２３および３３はそれぞ
れアーム１３Ｃ，２３Ｃおよび３３Ｃを派生し、装置本
体に架設したステー１４．２４および３４との間に引張
バネ１５．２５および３５を張架していて、それによっ
て常に時計方向に回転するよう付勢された状態にある。

前記ガイド板１３．２３および３３は水平方向と垂直方
向の２つのガイド面から形成されていて、水平方向のガ
イド面は前述したようにガイド板１１Ａ、２１Ａおよび
３１Ａと共にそれぞれの給紙カセットに接続する記録紙
の水平方向の搬送路を形成し、一方垂直方向のガイド面
は後述する開閉部材と共にそれぞれの給紙カセットから
の搬送路を合流した垂直方向の搬送路を構成している。

１３Ｂ、２３Ｂおよび３３Ｂは前述した垂直方向のガイ
ド面の両側縁に折曲げ加工によって形成した一対の突起
であって、各突起が装置本体に対する基準位置ともなる
前記各ステーに当接することにより前記各ガイド板の位
置規制すなわち水平方向ならびに垂直方向の各搬送路の
設定位置が決定される。

１６．２６および３６は各ガイド板の垂直方向のガイド
面の両側縁近くに設けた弾性材すなわち板バネであって
、該各板バネは上下の爪部をそれぞれのガイド板に挿通
し折曲げることによって取付けられ、かつ弾性変形の出
来る状態で支持されている。

また１７および２７は前記の垂直の搬送路に設けた各搬
送ローラで、後述する開閉部材の支持する従７− 動ローラの圧着を受けてローラ対をなしている。

一方、４０は装置本体の側面に設けた開閉部材すなわち
側面カバーであって回転軸４０Ａを支点として時計方向
にほぼ直角に開放可能となっている。

４１は前記側面カバー４０の内面すなわち左側面の上下
方向に形成した複数列のガイド壁、４１Ａは前記ガイド
板１３．２３および３３の各板バネに対向する前記ガイ
ド１１４１上に設けた半月状の凸部である。

また４２は前記側面カバー４０に回動自在に支持される
一対の従動ローラで、該従動ローラ４２は共にそれぞれ
の支持軸４２Ａがガイド壁４１に形成した保合部４３に
よって水平方向に移動出来るよう支持され、同時に圧縮
バネ４４によって左方向に付勢されている。

その結果、側面カバー４０が閉姿勢すなわち第１図に示
す如く装置本体に対して閉止されている状態では、前記
各凸部４１Ａが前記板バネ１６．２６および３６を押圧
してガイド板１３．２３および３３を反時計方向に付勢
しそれぞれの突起１３Ｂ、２３Ｂおよび３３Ｂをステー
１４．２４および３４に当接させて前述した水平刃８ 向と垂直方向の搬送路が形成される。

５０は前記側面カバー４０の両側部に支持軸５０Ａを支
点として回動自在に取付けた左右一対の係止レバーで段
部５１と斜面部５２を備え、操作板５３を介して一体化
されている。前記係止レバー５０は図示しないバネによ
り時計方向に付勢され、前記段部５１を装置本体側の係
止ピン６０に係合させて側面カバー４０を閉止状態に保
っている。

前記側面カバー４０の装置本体に対する閉止動作に伴っ
て給紙系に対する電源が接続され、コピー釦の操作によ
って前記搬送ローラ１２Ａ、２２Ａおよび３２Ａならび
に搬送ローラ１７および２７がそれぞれ反時計方向に駆
動・回転を開始する。またそれ等に圧接する各さばきロ
ーラ１２Ｂ、２２Ｂおよび３２Ｂは所定のトルクをもっ
て反時計方向に駆動され、一方各従動ローラ４２は追従
して時計方向に回転する。

予め指定した記録紙サイズにより例えば前記搬出ローラ
１１が反時計方向に所定時間回転すると給紙カセットｌ
Ｏ内の最上層の記録紙ＰＩが搬出されて前記搬送ローラ
１２Ａに給送される。

搬送ローラ１２Ａに搬出された記録紙Ｐ１は、１枚の場
合には摩擦力により前記さばきローラ１２Ｂの逆方向の
搬送力に抗して搬送され、２枚以上の場合には最上層以
外の記録紙Ｐｉをさばきローラ１２Ｂの摩擦力により逆
送して最上層の記録紙ＰＩのみが搬送される。

かくして記録紙は前記ガイド板１１Ａと１３とが形成す
る水平方向の搬送路を経て搬送ローラ１７に給送された
あと、給紙ガイド６１を経て斜め上方に給送方向を転じ
レジストローラ対６２を介しタイミングを調整した上で
画像転写部へと給送される。

同様にして記録紙Ｐ２が指定されている場合には前記搬
出ローラ２１が反時計方向に所定時間回転して給紙カセ
ット２０内の最上層の記録紙Ｐ２が搬出され前記搬送ロ
ーラ２２Ａに給送される。

搬送ローラ２２Ａに搬出された記録紙Ｐ２は前述した記
録紙ＰＩと同様の過程を経て前記ガイド板２１Ａと２３
とが形成する水平方向の搬送路を経て垂直方向の搬送路
に設けた前記搬送ローラ２７に給送される。

搬送ローラ２７に給送された記録紙Ｐ２は上方に給送方
向を転じて垂直方向の搬送路を上昇したのち前記搬送ロ
ーラ１７により中継して搬送され、給紙ガイド６１を経
てレジストローラ６２に給送される。

また、記録紙Ｐ３の場合には、最もサイズの大きい記録
紙であることから前記搬送ローラ３２Ａにより水平方向
ならびに垂直方向の各搬送路を経て直接下方の搬送ロー
ラ４２に搬送され、記録紙Ｐ２の場合と同様上方の搬送
ローラ４２を経てレジストローラ６２に給送される。

なお前記レジストローラ６２の直前と垂直方向の搬送路
の要所にはフォトセンサＳ　１　、Ｓ　２およびＳ３が
配置されていて、自重によって搬送路に突出しているア
クチエータＡ　１　、Ａ　２およびＡ３がそれぞれ記録
紙の先端に押圧され反時計方向に回動した時、前記各７
オトセンサがＯＦＦに切替るようになっていて、それに
よって記録紙の正常な給送状態が検知・確認される。

一方前記側面カバー４０は操作板５３を介して係止レバ
ー５０を反時計方向に回動することにより、段部５１を
前記係止ピン６０の保合より外して開姿勢すなわち第２
図に示すような装置本体より開放した状態とすることが
出来る。

この開放動作に伴って給紙系に対する電源が断たれ、同
時に側面カバー４０の各ガイド壁４１の移動退避により
前述した垂直方向の搬送路が開放されると共に、前記各
板バネ１６．２６および３６に対する各凸部４１Ａの圧
接が解除されるので前記の各ガイド板１３．２３および
３３がそれぞれの引張バネ１５．２５および３５の作用
によって時計方向の制限された角度に迄回転する。

従って前記ガイド板１３．２３および３３の水平方向の
各ガイド面もまた移動退避し、それぞれ前記ガイド板１
１Ａ、２１Ａおよび３１Ａと形成する水平方向の搬送路
を開放させることが出来る。

その結果、給紙系における記録紙の搬送路は全域にわた
って広く開放されることとなる。

なお前記側面カバー４０は、第２図の開放状態から反時
計方向に回転されると、前記係止レバー５０は、装置本
体側の係止ピン６０に対し斜面部５２の摺動を経て段部
５１を係合させ、それによって再び第１図に示す給紙可
能の状態に復帰される。

〔発明の効果〕

本発明は、画像形成装置において画像転写部に給紙され
る記録紙の搬送路を所定の位置に正確に設定すると共に
、極めて容易な操作によりその全域を開放出来るように
したもので、その結果複数の給紙カセットを上下方向に
配置する画像形成装置に対してもジャム処理その他のメ
ンテナンスの作業の極めて容易な記録紙の搬送装置を提
供出来ることとなった。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の記録紙の搬送装置を示す
断面構成図。 １０．２０．３０・・・給紙カセット １１．２１．３１・・・搬出ローラ １１Ａ、２１Ａ、３１Ａ、１３．２３．３３・・・ガイ
ド板１２Ａ、２２Ａ、３２Ａ、１７．２７・・・搬送ロ
ーラ１２Ｂ、２２Ｂ、３２Ｂ・・・さばきローラ１３Ｂ
　、　２３Ｂ　、　３３Ｂ・・・突起　　１４，２４．
３４・・・ステー２ １５．２５．３５・・・引張バネ ４０・・・側面カバー ４１Ａ・・・凸部 ５０・・・係止レバー ６２・・・レジストローラ １６．２６．３６・・・板バネ ４１・・・ガイド壁 ４２・・・従動ローラ ６０・・・係止ピン

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）上下の位置関係にある給紙部より排出される記録
   紙を複数のガイド板に沿って上昇搬送させる搬送路と、
   該搬送路に沿って設けた開閉部材を有する記録紙の搬送
   装置において、 前記ガイド板はそれぞれ軸部を中心とし付勢されて回動
   可能とし、前記開閉部材の閉姿勢時には前記ガイド板は
   本体基準位置に当接して搬送路を形成するよう前記開閉
   部材により弾性材を介してガイド板の位置規制が行われ
   、前記開閉部材の開姿勢時には前記ガイド板は開放位置
   まで回動して停止するよう構成したことを特徴とする記
   録紙の搬送装置。
2. （２）前記搬送路にはローラ対からなる搬送ローラを有
   し、前記開閉部材の開姿勢時には該搬送ローラ対は離間
   した状態となることを特徴とする請求項１記載の記録紙
   の搬送装置。