JPH0318162A - 留守番電話システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、留守中にかかってくる電話の音声を録音し、
必要に応じてその録音内容を再生出力する機能を有する
留守番電話システムに係り、特に留守番電話の遠隔対話
とそのセキュリティ分野に関する。

（従来の技術） 近年、高度情報化社会が急速に発展してきており、便利
さの追及がなされている。たとえば、遠隔地での対話で
は電話などが一般に使用されるが、これは、お互いに場
所が分っている場合には非常に便利なものである。一例
として、通信分野において、転送電話システムのように
、本人が一定場所にいなくても、あらかじめめ転送先情
報がわかっていれば、あたかも、その場所にいるがごと
くに遠隔対話を行なうことができる。

また、個人的に手軽に使えるシステムとして、最近、留
守番電話システムが普及している。これにより、留守中
にかかってきた複数の電話の内容は磁気テープに録音さ
れ、本人が外出先から自宅に電話することにより、その
内容を聞くことができるようになっている。

（発明が解決しようとする課題） このように従来の留守番電話システムにあっては、かか
ってきた電話の数が増加するほど、その内容を聞く時間
が長くなり、時間の無駄とともに多大の電話料金がかか
ってしまうなどの問題を生じていた。

そこで、本発明は、誰からの電話かを短時間で知ること
ができ、また緊急に連絡したい人物からの電話、または
重要な電話の場合には、その詳細を同時に録音されてい
る内容から聞くことができ、さらに電話回線の接続時間
を短くすることができるので、電話料金の節約に大きく
貢献でき、しかも、急ぎの用事や重要な電話に対して、
その電話の内容を選択的に聞くことができる留守番電話
システムを提供することを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 第１発明に係る留守番電話システムは、留守中にかかっ
てくる電話の音声を録音し、必要に応じてその録音内容
を再生出力する機能を有する留守番電話手段と、前記電
話の音声をあらかじめ設定される一定時間の間だけ記憶
する記憶手段と、この記憶手段で記憶した音声情報を読
出して音声出力する音声出力手段とを具備している。

第２発明に係る留守番電話システムは、留守中にかかっ
てくる電話の音声を録音し、必要に応じてその録音内容
を再生出力する機能を有する留守番電話手段と、前記電
話の音声をあらかじめ設定される一定時間の間だけ記憶
する記憶手段と、この記憶手段で記憶した音声情報を読
出して音声出力する第１音声力手段と、この第１音声出
力手段で出力される音声の中の特定の音声と対応する前
記留守番電話手段に録音されている内容を出力する第２
音声出力手段とを具備している。

第３発明に係る留守番電話システムは、留守中にかかっ
てくる電話の音声を録音し、必要に応じてその録音内容
を再生出力する機能を有する留守番電話手段と、前記電
話の音声をあらかじめ設定される一定時間の間だけ記憶
する記憶手段と、この記憶手段で記憶した音声情報の中
からあらかじめキーワードとして登録されている音声報
報を認識する認識手段と、この認識手段の認識結果に対
応する前記留守番電話手段に録音されている内容を出力
する音声出力手段とを具備している。

（作用） 第１発明に係る留守番電話システムによれば、既存の留
守番電話システムに付加する形で、かかってきた電話を
そのまま録音すると同時に、音声が発声されてから指定
時間の音声を音声参照用の記憶手段に、かかってきた電
話の内容ごとに録音しておき、留守番電話所有者が外出
先から、あるいは帰宅時に上記記憶手段内の音声情報を
聞くことにより、誰からの電話かを短時間で知ることが
できる。さらに、上記操作により電話回線の接続時間を
短くすることができるので、電話料金の節約に大きく貢
献できる。また、セキュリティ・システムとして効果を
発揮させることができる。

第２発明に係る留守番電話システムによれば、さらに、
緊急に連絡したい人物からの電話、または重要な電話の
場合には、その詳細を同時に録音されている内容から聞
くことができる。

第３発明に係る留守番電話システムによれば、さらに、
急ぎの用事や重要な電話に対して、記憶手段に記憶され
ている内容の中からキーワードを認識することによって
、特定の電話の内容を選択して聞くことができるので、
効率向上につながる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。

第１図において、１は留守番電話機で、送受話器２およ
び録音部３を有するとともに、通信回線４に接続されて
いる。留守番電話機１は、留守中にかかってくる電話の
音声を録音し、必要に応じてその録音内容を再生出力す
る機能を有する従来から周知のものである。留守番電話
機１に人力されるアナログ音声信号は、Ａ／Ｄ変換部５
によってデジタル信号化して制御部６に送られ、この制
御部６によって、かかってきた電話単位にブロック化し
て参照音声記憶部７に記憶される。

参照音声記憶部７には、かかってきた電話の全ての音声
を記憶するわけではない。即ち、電話音声が開始されて
から、あらかじめ設定された所定時間（数秒）の間の音
声だけであり、全ての音声内容は留守番電話機１に付加
されている録音部３の磁気テープにアナログ録音される
。

Ａ／Ｄ変換部５は、一般に行なわれているＰＣＭ方式に
よって１サンプル当たり８ビットでデジタル化した場合
、６４キロビット／秒であり、例えば参照音声記憶部７
に記憶する音声の設定時間を１０秒とした場合、約８０
キロバイトとなる。

したがって、かかってくる電話の件数を１日当たり５０
件とすると、４メガバイトのメモリが必要となる。これ
は、最近のメモリ技術からすると十分に対応できるもの
である。

制御部６は、単語音声認識機能を有しており、通常の留
守番電話機能により、かかってきた電話を録音する前の
段階で、あらかじめ登録している複数種類の単語音声か
ら、一致する単語音声を認識して、それに対する処理を
実行する。たとええば、単語音声として、「自分」、「
ストップ」、「エンド」、「ネクスト」、「ブレイ」、
「キーワード１」、「キーワード２」などを録音してお
く。

一方、留守番電話の所有者は、主に外出先から本留守番
電話システムに電話をして、上記単語音声によって、参
照音声記憶部７および留守番電話機１に付加している録
音部３を制御するものである。

キーワード認識部８は、参照音声記憶部７に留守番電話
としてかかってくる単位にブロック化して記憶している
音声に対して、それぞれ認識するものである。ここに、
キーワードは、キーワード登録部９にあらかじめ登録さ
れているものを使用する。登録の方法としては、通常の
送受話器２からキーワード音声を発声して、制御部６お
よびキ−ワード認識部６を介して入力することにより行
なうことができる。

第２図は、参照音声記憶部７およびそれに対応する録音
部３の磁気テープ１０に録音される様子を示すものであ
る。同図（ａ）は第１図の参照音声記憶部７で使用して
いるメモリの内容を模式的に表したものである。すなわ
ち、かかってくる電話単位にメモリ領域をブロック化し
ており、その先頭を示すアドレスＡｔ，Ａ２，・・・・
・・を決定する。また、各ブロックのサイズＭＬ，１１
２，・・・・・・は、あらかじめ設定するパラメータで
あり、通常、数秒から１０秒程度とする。

留守番電話の所有者は、電話をかけて留守番電話システ
ムに対して本人であることを「自分」という単語音声で
知らせることになる。この「自分」という単語音声の目
的は、本人確認であるので、他に名前、パスワードであ
ってもかまわない。いま、参照音声記憶部７記憶されて
いる内容の中で、至急連絡または詳細を聞く必要がなけ
れば、留守番電話の所有者は、単語音声「ネクスト」に
よる制御で順次（ＡＩ，Ａ２，・・・・・・）、かかっ
てきた電話の内容の最初から指定した秒数の音声を聞く
ことができる。

このようにして、留守番電話の所有者は、日常、知って
いる人であれば、電話の主が誰であるかを簡単に知るこ
とができ、時間および電話料金の節約になる。

次に、参照音声記憶部７に記憶されている内容の内、至
急連絡または詳細を聞く必要があれば、第２図（ｂ）の
録音テーブ１０の内容を聞くことになる。たとえば、第
２図（ａ）のアドレスＡ２からの内容が「山下ですが・
・・・・・・・・」の内容を詳細に聞きたい場合、それ
に対応した録音テープ上の位置であるＰ２をサーチして
、その全ての内容（時間Ｔ２）を聞くことができる。こ
こで、録音テープ上の区切り（位置）は、通常の留守番
電話システムの録音に際して、音の高いマーク音が鳴る
ことを利用して第１図の制御部６が制御してサーチを行
なうものである。

また、複数の留守番電話の中から本人にとって重要な電
話を自動的に選択して、その全内容を録音テープから聞
きたい場合、キーワード認識によるアクセス方法を用い
る。たとえば、留守番電話の所有者は外出先から留守番
電話システムに対して電話をし、最初に「キーワード１
」と発声することにより、留守番電話システム側はこの
「キーワード１」という単語音声をキーワード登録部９
の「キーワード１」の箱に入っている内容が、たとえば
「山下」という人物名の場合、参照音声記憶部７に記憶
されている連続する音声から「山下」の部分を検索しよ
うとする。もし、検索中のブロック内に「山下」という
言葉があれば、このブロックの参照音声に対応する録音
テープ上の位置（アドレス）を求め、その内容を全て聞
くことになる。このようにして、複数かかってきた留守
番電話の中から希望する電話内容を自動的に短時間で聞
くことができる。

このように、上記実施例によれば、たとえば既存の留守
番電話システムに付加する形で、かかってきた電話を録
音テープにそのまま録音すると同時に、音声が発声され
てから指定の時間の音声を音声参照用のデジタルメモリ
（参照音声記憶部７）、いわゆるディレクトリメモリに
、かかってきた電話の内容ごとに録音しておき、留守番
電話の所有者が外出先から、あるいは帰宅時に、上記デ
ィレクトリメモリ内の音・声情報を聞くことにより、誰
からの電話かを短時間で知ることができる。

また、緊急に連絡したい人物からの電話、または重要な
電話の場合には、その詳細を同時に録音されている録音
テープから聞くことができる。さらに、上記操作により
電話回線の接続時間を短くすることができるので、電話
料金の節約に大きく貢献できる。また、セキュリティ・
システムとして効果を発揮させることができる。

さらに、急ぎの用事や重要な電話に対して、ディレクト
リメモリに記憶されている内容の中からキーワードを認
識することによって、特定の電話の内容を録音テープに
から選択して聞くことができるので、効率向上につなが
る。

なお、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく
、様々な変形適用が考えられる。たとえば、前記実施例
では音声情報をそのまま記憶しているが、使用メモリを
有効に使うために圧縮機能を付加することは可能である
。

また、留守番電話への録音を指定の音声レベルを越えた
時点で開始するように制御することもできる。

さらに、登録するｌｉｔ語音声を工夫することにより、
たとえば知人の間で連絡ボード（メモボード）としての
用途が考えられる。即ち、前記実施例で説明した「分」
という単語音声を互いの名前を登録しておき、かかって
きた電話の主が登録している名前であれば、留守番電話
に録音した内容を聞くことができるようにしておく。勿
論、セキュリティを考慮して、パスワード登録を行なう
ことも考えられる。また、キーワード（単語音声）認識
の他に、音声自体の特徴、すなわち男性の声とか女性の
声の識別による制御などが考えられる。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明によれば、誰からの電話かを
短時間で知ることができ、また緊急に連絡したい人物か
らの電話、または重要な電話の場合には、その詳細を同
時に録音されている内容から聞くことができ、さらに電
話回線の接続時間を短くすることができるので、電話料
金の節約に大きく貢献でき、しかも、急ぎの用事や重要
な電話に対して、その電話の内容を選択的に聞くことが
できる留守番電話システムを堤供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
同実施例における参照音声記憶部およびれに対応する録
音テープに録音される様子を説明するための図である。 １・・・・・・留守番電話機、２・・・・・・送受話器
、３・・・・・・録音部、４・・・・・・通信回線、５
・・・・・・Ａ／Ｄ変換機、６・・・・・・制御部、７
・・・・・・参照音声記憶部、８・・・・・・キーワー
ド認識部、９・・・・・・キーワード登録部。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）留守中にかかってくる電話の音声を録音し、必要
   に応じてその録音内容を再生出力する機能を有する留守
   番電話手段と、 前記電話の音声をあらかじめ設定される一定時間の間だ
   け記憶する記憶手段と、 この記憶手段で記憶した音声情報を読出して音声出力す
   る音声出力手段と を具備したことを特徴とする留守番電話システム。
2. （２）留守中にかかってくる電話の音声を録音し、必要
   に応じてその録音内容を再生出力する機能を有する留守
   番電話手段と、 前記電話の音声をあらかじめ設定される一定時間の間だ
   け記憶する記憶手段と、 この記憶手段で記憶した音声情報を読出して音声出力す
   る第１音声力手段と、 この第１音声出力手段で出力される音声の中の特定の音
   声と対応する前記留守番電話手段に録音されている内容
   を出力する第２音声出力手段とを具備したことを特徴と
   する留守番電話システム。
3. （３）留守中にかかってくる電話の音声を録音し、必要
   に応じてその録音内容を再生出力する機能を有する留守
   番電話手段と、 前記電話の音声をあらかじめ設定される一定時間の間だ
   け記憶する記憶手段と、 この記憶手段で記憶した音声情報の中からあらかじめキ
   ーワードとして登録されている音声報報を認識する認識
   手段と、 この認識手段の認識結果に対応する前記留守番電話手段
   に録音されている内容を出力する音声出力手段と を具備したことを特徴とする留守番電話システム。