JPH03178643A - Ｘ線ｃｔ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明はＸ線により被写体の断層像（ＣＴ像）を得るた
めのＸ線ＣＴ装置に係り、特にスキャン時の架台の振動
を低減することができるＸ線ＣＴ装置に関する。

（従来の技術） 従来、この種のＸ線ＣＴ装置として、例えば第３図に示
すようなものがある。第３図はＸ線ＣＴ装置のスキャナ
部を示す斜視図である。図において、被検体１０１が載
置された寝台１０２上部が図中矢視中ａ方向に移動する
ことにより、被写体１０１は架台１０３の撮影孔１０３
ａに挿入される。架台１０３内には、Ｘ線照射系１０４
と検出器１０５が対向配置されており、Ｘ線照射系１０
４及び検出器１０５を被写体１０１の回りに回転移動さ
せながら、被写体１０１にＸ線を照射して撮影を行う。

そして、検出器１０５で得られた画像情報が不図示の画
１’Ｊｌ　ｔｌ戊部へ送られ、ＣＴ＠！が構成され表示
される。

また、被写体１０１の体軸方向に対して斜めの断層像を
得る際には、架台１０３を図中矢印す方向に傾斜させて
（以下斜入動作と記す）撮影を行う。

架台１０３は第４図に示すように、Ｘ線照射系１０４及
び検出器１０５が回動部材等を介して回動可能に設けら
れるメインフレーム部１０６か、床面に固定配置される
スタンド部１０７に対して傾斜可能に支持されて成る。

メインフレーム部１０６の横方向（図中矢印Ｃ方向）に
おける両端部１０８．１０９は、それぞれ支点Ａ、支点
Ｂにおいて回動可能に、斜入動作軸１１０．軸受１１１
を介してスタンド部１０７に取り付けられている。

また、端部１０９は斜入駆動支持部Ｃにおいて駆動手段
１１２により支持されており、斜入動作時には駆動手段
１１２が斜入駆動支持部Ｃを駆動して図中矢印ｄ方向に
上下動させることにより、端部１０９は支点Ｂを中心に
図中矢印ｅ方向に回動し、それにより架台１０３が失印
す方向に傾斜する。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら上記した従来技術の場合には、メインフレ
ーム部１０６は支点Ａ、Ｂ及び斜入駆動支持部Ｃの３カ
所で支持されているため不安定であり、スキャン時のＸ
線照ｑ１系１０４．検出器１０５を含む回動部のＦ！揺
れに対して、メインフレーム部１０６は斜入駆動支持部
Ｃとは逆側部分が第４図中矢印ｆ方向に揺れて変形しや
すい。また、斜入動作時の駆動手段１１２の起動、停止
時にはメインフレーム部１０６は大きな衝撃を受け、振
動を生じやすい。

撮影時にこのようなメインフレーム部１０６の変形や振
動が生じると、スキャン中のスキャン中心変位が変動し
、すなわちＸ線照射系１０４．検出器１０５を含む回動
部と被検体１０１との相対的な位置関係が変動して、検
出器１０５で得られる画像情報が不正確になる。その結
果表示画像の画質が低下し、また、メインフレーム部１
０６が不安定なため、ｃｗ、ｃｃｗ回転のスキャンによ
るＣＴ＠に大きな差が生じやすいという問題があった。

本発明は上記した従来技術の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、架台のメインフ
レーム部の変形や振動を低減して、正確な画（象情報を
得１表示画（象の画質を向上させることができるＸ線Ｃ
Ｔ装置を提供することにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明にあっては、Ｘ線照
射系及び検出器が回動可能に設けられるメインフレーム
部が静止系に固定配置されるスタンド部に対して傾斜可
能に支持されて成る架台を備えたＸ線ＣＴ装置において
、前記メインフレーム部は横方向における両端部が対向
する一対の支点においてそれぞれ回動可能に前記スタン
ド部に取り付けられ、一方の端部の支点を中心に回動す
る回動部が、該回動部を支点を中心に回動させてメイン
フレーム部を傾斜させるための斜入駆動手段により支持
されるとともに、該メインフレーム部の他方の端部の回
動部が緩衝手段を介して前記スタンド部に対して支持さ
れて成ることを特徴とする。

（作用） 上記構成を有する本発明装置においては、メインフレー
ム部が両端部２カ所の支点、斜入駆動手段により支持さ
れる支持部及び緩衝手段を介して支持される支持部の４
カ所で支持されているため、安定している上に、スキャ
ン動作時や斜入駆動手段の起動、停止時に斜入駆動手段
の退例のメインフレーム部が受ける衝撃は緩衝手段によ
り吸収されるので、メインフレーム部に生じる変形や振
動が低減される。

従って、スキャン中のスキャン中心変位の変動が低減さ
れ、正確な画像情報を得ることができる。

また、メインフレ−ム部が安定するので、ＣＷＣＣＷ回
転のスキャンによるＣ　Ｔ　像の差が低減される。

（実施例） 以下に、本発明の実施例を図に基いて説明する。第１図
は本発明の一実施例のＸ線ＣＴ装置の架台の構成を示す
説明図である。図において架台１は、概略静止系として
の床面に固定配置されたスタンド部２にメインフレーム
部３が支持され、このスタンド部２及びメインフレーム
部３がほぼ直方体形状のカバ一部材４内に収納されて成
る。

この架台１には中央部を挿入する撮影孔１ａが設けられ
ており、被検体は図中矢印ａ方向に移動されて撮影孔１
ａ内に挿入される。

スタンド部２は、床面に平行配置されるベース部２ａと
、架台の横方向（図中Ｃ方向）におけるベース部２ａの
端部に立設された側面部２ｂ、２Ｃとから成り、側面部
２ｂ、２Ｃは床面に対して垂直に設けられている。

メインフレーム部３は、板状のフレーム部３ａと、フレ
ーム部３ａの両側面に取り付けられたアーム部３ｂ、３
ｃとから成り、アーム部３ｂ、３Ｃの長平方向は、フレ
ーム部３ａの側面に垂直な面方向に対してほぼ直角にさ
れている。そして、メインフレーム部３はスタンド部２
に対して、支持部Ａ、Ｂ、斜入駆動支持部Ｃ及びダンパ
支持部ｐの４．力所で支持されて、メインフレーム部３
の側面に垂直な面が架台１の横方向に平行になるように
配置されている。支持部Ａ、Ｂはそれぞれアーム部３ｂ
、３ｃの前方側（被検体挿入側）下面部に設けられ、ア
ーム部３ｂ、３ｃはそれぞれ支持部Ａ、Ｂにおいて軸受
５を介して斜入動作軸６により、スタンド部の側面部２
ｂ、２ｃに対して回動自在に支持されている。

斜入駆動支持部Ｃはアーム部３Ｃの後方側下面部に設け
られており、アーム部３Ｃはこの斜入駆、動支持部Ｃに
おいて斜入駆動手段７により支持されている。斜入駆動
手段７はベース部２ａに設置され、斜入動作時にはアー
ム部の斜入駆動支持部Ｃを矢印ｄ方向に上下動させるこ
とによりアーム部３ｃを支点Ｂを中心に矢印ｅ方向に回
動させ、それによってメインフレーム部３を矢印す方向
に傾斜させて架台１を傾斜させる。

ダンパ支持部りはアーム部３ｂの後方側下面部、すなわ
ち斜入駆動支持部Ｃに対向する位置に設けられており、
アーム部３ｂはこのダンパ支持部りにおいて緩衝手段と
してのダンパ８を介して、スタンド部のベース部２ａに
対して支持されている。

ダンパ８は油圧、空気圧等を利用して伸縮自在に設けら
れた緩衝装置であり、アーム部３ｂが受ける衝撃に応じ
て伸縮してこの衝撃を吸収する。

また、Ｘ線照射系９及び検出器１０が、メインフレーム
部３に対して回動部材等を介して回動自在に設けられて
対向配置されており、撮影時にはＸ線照射系９及び検出
器１０は撮影孔１ａに挿入された被検体の回りを回転移
動しながら、Ｘ線照射系９により被検体へＸ線を照射し
、被検体を透過したＸ線を検出器１０により検出する。

そして第２図に示すように、検出器１０で得られた画像
情報が前処理部１０に送られて信号処理等の前処理が行
われた後、画像再構成部１１で画像情報から画像再構成
演算により断層像を構成し、表示部１２でＣＴ像を表示
する。

斜入動作を行う際には、上述したように、斜入駆動手段
７によりアーム部３Ｃを回動させることによってメイン
フレーム部３を矢印す方向に傾斜させ、架台１を傾斜さ
せる。このように架台１を傾斜させて上記撮影を行うこ
とにより、被検体の体軸方向に対して直角以外の種々の
角度を有する断層像を得ることができる。

本実施例においては、メインフレーム部３は支点Ａ、Ｂ
、斜入駆動支持部Ｃ及びダンパ支持部りの４カ所で支持
されているので安定している上に、アーム部３ｂが受け
る衝撃はダンパ８により吸収されるので、スキャン動作
時や斜入駆動手段７の起動、停止時に生じるメインフレ
ーム部３の変形や振動が低減される。従って、スキャン
中のスキャン中心変位の変動が低減され、高分解能、高
解像度による正確な画像情報を得ることができるので、
表示画像の画質を向上させることができる。

また、メインフレーム部３が安定しているため、ｃｗ、
ｃｃｗ回転のスキャンによるＣＴ像の差を低減すること
ができる。

［発明の効果］ 本発明のＸ線ＣＴ装置は以上の構成及び作用を有するも
ので、斜入駆動手段とは逆側のメインフレーム部端部を
緩衝手段を介して支持することにより、スキャン動作時
や斜入駆動手段の起動、停止時に生じるメインフレーム
部の変形や振動が低減され、高分解能、高解（象度によ
る正確な画（象情報を得て、表示画像の画質を向上させ
ることができる。また、ＣＷ、ＣＣＷ回転による画像差
を低減することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のＸ線ＣＴ装置架台の構成を
示す説明図、第２図は同実施例装置の概略構成を示すブ
ロック図、第３図は従来例のＸ線ＣＴ装置のスキャナ部
を示す斜視図、第４図は同従来例の架台の構成を示す説
明図である。 １・・・架台　　　　　　　　２・・・スタンド部３・
・・メインフレーム部　　５・・・軸受６・・・斜入動
作軸　　　　　７・・・斜入駆動手段８・・・ダンパ（
緩衝手段）　９・・・Ｘ線照射系１０・・・検出器　　
　　　Ａ、Ｂ・・・支持部Ｃ・・・斜入駆動支持部 Ｄ・・・ダンパ支持部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　Ｘ線照射系及び検出器が回動可能に設けられるメイン
   フレーム部が静止系に固定配置されるスタンド部に対し
   て傾斜可能に支持されて成る架台を備えたＸ線ＣＴ装置
   において、 前記メインフレーム部は横方向における両端部が対向す
   る一対の支点においてそれぞれ回動可能に前記スタンド
   部に取り付けられ、一方の端部の支点を中心に回動する
   回動部が、該回動部を支点を中心に回動させてメインフ
   レーム部を傾斜させるための斜入駆動手段により支持さ
   れるとともに、該メインフレーム部の他方の端部の回動
   部が緩衝手段を介して前記スタンド部に対して支持され
   て成ることを特徴とするＸ線ＣＴ装置。