JPH03176095A - パチンコ機の表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、パチンコ機の表示装置に関するものである
。

（従来の技術） 従来、パチンコ機には特定の入賞口に入賞すると、表示
装置の図柄（数字、文字、模様等）が変動し、停止時に
特定の組み合わせが得られていた場合に大当たりあるい
は小売たり等となる、いわゆるフィーバタイプと呼ばれ
る形式のものがある。

こうしたタイプに用いられる表示装置では、その内部に
デイスプレィパネルを組込み、この画面上に上記した図
柄を可変表示するようにしている。

こうしたデイスプレィパネルにあっては、消費電力が低
く、また構造的にコンパクトであること等が特に望まれ
る点である。これらの点で液晶表示パネルは優れており
、一般のデイスプレィパネルにおいても広く活用されて
いる。

しかしながら、成品表示パネル自体は非発光性であるた
め、画面が暗くコントラスト不足により表示が見にくい
、という問題点がある。したがって、このままパチンコ
機に適用すると、表示される図柄はシャープさに欠け、
図柄の表現力を損ねたものとなる。表示装置はゲームの
面白みを増すための重要な要素であるため、何等かの対
策が必要である。そこで、この対策として成品表示パネ
ルの裏側に蛍光ランプ等のバックライト光源を設定する
ことが考えられる。

（発明が解決しようとする課題） その具体的な同としては、バックライト光源に蛍光ラン
プを設定し、これを成品表示パネルの裏側に配置する構
成がある。しかし、こうした（１４或では、蛍光ランプ
自体が奥行き方向の組込みスペースを要する部品である
ため、表示装置全体が相当な厚みとなる。このため、表
示装置単独での取扱いが不便になるとともに、パチンコ
機へ組込んだ場合に後方への突出量が大きくなり、運搬
途上でぶつけてしまう虞がある。

また、蛍光ランプは線光源であるため、これを液晶表示
パネルの全面が均一に照射されるように配置することは
困難であり、その結果輝度むらを生じることにもなる。

さらに、蛍光ランプによる発光色では鮮やかなカラー表
示とならないため、表示される図柄を色彩的に際立たせ
るのには決して十分なものとは言えず、ゲームの面白み
を増すという点では満足し難い。

本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたちのであり、
コンパクトな構成でかつ図柄の表現力に富む表示装置を
提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するために、本発明はパチンコ機の遊
技盤上に装着される表示装置において、透過式の液晶表
示パネルと、この液晶表示パネルの裏側に配置され同戚
晶表示パネルを通して所定の表示を行うバックライト兼
用のエレクトロルミネッセンスパネル（以下、ＥＬパネ
ルと言う。）とが組込まれた構成としたのである。

（作用） 上記の構成によれば、ＥＬパネル上の表示は液晶表示パ
ネルを通して透過表示され、また液晶表示パネル上の表
示は面発光源であるＥＬパネルからの背面照射光により
コントラストが高めらねたものとなる。

（実施例） 以下、本発明を具体化した実施例を図面にしたがって詳
細に説明する。

まず、表示装置が装着されるパチンコ機を、第４図によ
って説明する。遊技盤１上には各種の入賞口が配置され
ており、この内の２〜５は普通入賞口であるが、６〜８
は次述する表示装置９に対し図柄の変動を開始させる始
動口である。そして、いずれかの始動口６〜８への入賞
に伴って表示装置９上に可変表示される図柄（後述する
ＥＬパネルＥＬＰによって可変表示される３桁の数字）
が一定時間経過して停止した際に特定の組み合わせが得
られていた場合には、「当たり状態」となって表示装置
９の下方に配置されたＶ入賞口１０が一定時間開放する
ような設定となっている。

遊技盤１のほぼ中央に配置された表示装置９は、第１図
に示すようなケース本体１２を有しており、表示装置９
はこのケース本体１２のハウジング１４を遊技盤１に開
口する装着穴１３へ咲め込んで、全体の取り付けがなさ
れている。ハウジング１４は前後両方向へ開口する角筒
状に形成されており、前側の開口部には透明のカバープ
レート１５が内側から嵌め込まれている。

またハウジング１４の内部には、それぞれ後述する液晶
表示パネルＬＣＰとＥＬパネルＥ　Ｌ　Ｐとが前後にほ
ぼ同軸で配置されている。これら両パネルは、共に装着
用基板１６上に装着され、全体としてデイスプレィユニ
ットを構成している。そして、装着用基板１６はハウジ
ング１４の後方を覆うカバ一部材１７と前記ハウジング
１４との間で挟み付けられ、ビス等によって締付は固定
されている。

なお、１１〜１１は風車である。

本例の液晶表示パネルＬＣＰは、第２図に示すように、
液晶１８を前後両側から透明基板１つ。

２０によって挟持して液晶セルを構成しておき、さらに
その両面に偏光板２１．２２を貼り付けたＴＮモードの
構造となっている。また、液晶表示パネルＬＣＰは、液
晶に電圧を印加しない状態では十分な透過光が得られる
ようなものが使用され、この状態で後述するＥＬパネル
ＥＬＰ上の表示を液晶表示パネルＬＣＰを通して透過表
示できる。

詳しくは図示しないが、透明基板１９，２０の内面には
透明電極がそれぞれマトリクス状に配されるとともに、
基板は第１図に示すように、導電コネクタ２３を介して
装着用基板１６上のプリント配線と接続されている。こ
の装着用基板１６はマイクロコンピュータによって構成
される制御装置２８（第５図参照、これについては後述
スル）に接続されており、これにより液晶表示パネルＬ
ＣＰは制御装置２８からの指令に従い、ドツトマトリク
ス方式によって所定の文字、あるいは適当な図柄を可変
表示することができるようになっている。

本例における液晶表示パネルＬＣＰの具体的な表示様式
は、それ自体は常には無表示の状態にあり、次遅するＥ
ＬパネルＥＬＰ上に可変表示される３桁の数字を透過表
示する。そして、前述したような「当たり状態」となっ
たときには、液晶表示パネルＬＣＰ側には例えば「大当
たり、おめでとう！！」等のメツセージが横方向へスク
ロールしながら表示されるようになっている。

一方、ＥＬパネルＥＬＰの具体的な構造については、第
３図に示すように、蛍光体２４の裏面に絶縁膜２５を積
層したものを、その両側から透明電極（セグメント電極
＞２６．２７にて挾み付けたものとなっている。すなわ
ち、ＥＬパネルＥＬＰては７セグメント方式によって３
桁の数字を横並びに表示できるようになっている。また
、これら電極２６．２７は装着用基板１６上のプリント
配線と接続され、さらに前述した制御装置２８に接続さ
れて点灯制御される。

但し、本例の場合、常には３桁の数字部分を残してこれ
以外の他の部分（背景）を１つのセグメントとして点灯
させるようなポジ表示を行う設定となっており、「当た
り状態」のとき等には無表示の状態、つまり全セグメン
トが点灯した全面点灯状態となるように点灯状態の切替
えがなされる設定となっている。しかして、３桁の数字
表示を行う部分以外ではＥＬ発光（本例の場合、黄橙色
の単色発光のものが使用されているが、数字セグメント
のみ発光色を変えるような設定とすることも可能である
。）しているため、常には鮮やかなカラーによるデジタ
ル表示を楽しむことができ、また当たり状態の際にはこ
れが液晶表示パネルＥＣＰ上の表示に対するバックライ
トの役割を果たすことになる。

制御装置２８は、第５図に示すように、デジタル演算処
理を行うＣＰＵ２９と、プログラムおよび固定データを
記憶するＲＯＭ３０と、演算処理の結果を記憶するＲＡ
Ｍ３１等を主要部とするマイクロコンピュータで構成さ
れている。そして、ＲＯＭ３０に記憶されたプログラム
にしたがって、波形整形回路３２を介しての入賞検出ス
イッチ３３からの信号を人力情報としてＣＰＵ２９に取
込み、ＥＬ、液晶の両表示パネルの点灯制御、あるいは
■入賞口１０の開閉用ソレノイド３４の動作制御等を行
う。

本例の表示装置は上記のように構成されたものである。

したがって、表示装置９には常にはＥＬパネルＥＬＰ上
の表示（ポジ表示）かｌａ品パネルＥＣＰを通して透過
表示されている。そして、始動口６〜８への入賞球があ
ると、制御装置２８からの指令にしたがってＥＬパネル
ＥＬＰ上の表示が変動を開始する。その結果、表示が停
止した際に「当たり状態」の組み合わせが得られている
と、ＥＬパネルＥＬＰの全面が点灯し、ここからの背面
照射を受けなが−ら液晶表示パネルＬＣＰ上に前述した
メツセージが表示される。

本例の効果を列挙すると、表示装置においてはＥＬパネ
ルＥＬＰ上の数字を鮮やかな発光色（本例では黄橙色）
を背景としてカラー表示することができるため、ダイナ
ミックな表示となって遊技者の興趣を増す。また、「当
たり状態」の表示をドツトマトリクス表示による液晶表
示パネルＬＣＰによって行うこととしたため、本例のよ
うなメツセージの他、種々の図柄あるいはこれらとの組
み合わせ等、多彩な表示を設定することが容易である。

しかも、これらの表示が行われる際にはＥＬパネルＥＬ
Ｐによってバックライト照射されているため、上記と同
様、鮮やかなカラー表示と共に適切なコントラストが得
られ、きわめて見易い表示となっている。加えて、ＥＬ
パネルと液晶表示パネルという図柄表現力の異なる２種
類のバネルを設定し、また一方をセグメント表示、他方
をマトリクス表示としたため、これらの切り替えあるい
は組み合わせによって図柄の表現方法の設定範囲を拡大
することができ、遊技者にとっても多彩な表示を楽しむ
こともできる効果かちたらされる。

なお、ｌｆＩ品表示パネルＬＣＰをセグメント表示とし
てもよく、この場合には表現力がマトリクス表示よりも
やや劣るものの、表示制御が簡便となる利点がある。ま
た、ＥＬパネルＥＬＰはドツトマトリクス方式によって
表示するようにしてもよく、この場合には表示制御は複
雑になるものの、表現力が増す。

また、ＥＬパネルを使用することで、デイスプレィとバ
ックライトの機能を止用することができるため、部品点
数も少なく、簡易なｔ＋Ｉｌｉ　＋ｉＭでてかつ表示装
置全体の薄型化を遠戚することができる。

さらに、ＥＬパネルという面発光体の使用により、輝度
むらも少なくすることができる。本例の場合、ＥＬパネ
ルＥＬＰが液晶表示パネルＬＣＰとほぼ同じ大きさのも
のが用いられていることから、輝度の均一化が容易なも
のとなっている。

さらに、両パネルは装着用基板１６上に組付けられてユ
ニット化さ□れているため、取扱いあるいは組付けを行
う上で便利である。また、ＥＬパネルＥＬＰは蛍光灯の
場合のように容易に割れてしまうこともなく、組込み作
業時にさほどの注意力を必要としない利点もある。

なお、ＥＬパネルＥＬＰと液晶表示パネルＬＣＰとの間
に光の拡散板を介在させれば、ＥＬパネルＥＬＰの小型
化を図ることもできる。

また、本例では液晶表示パネルＬＣＰを常には無表示の
設定としたが、ＥＬパネルＥＬＰの透過表示領域と干渉
しない領域で適当な図柄表示を行うようにしてもよい。

ＥＬパネルＥＬＰは本例とは逆に、ネガ表示を行うよう
な形式でもよいが、長時間見続ける表示にはポジ表示が
好ましい。さらに、「当たり状態」の表示の際には例え
ばＥＬパネルＥＬＰがポジ表示とネガ表示とを交互に繰
り返す等、点滅するようにして表示に一層のダイナミッ
クさを加えるようにしてもよい。

なお、液晶表示パネルＬＣＰを使用することなくＥＬパ
ネルＥＬＰのみを使用して従来の７セグメントＬＥＤの
代りに使用してもよい。

（発明の効果） 本発明の効果は次のようである。

ＥＬパネルを使用して透過表示するようにしたため、鮮
やかなカラー発光によって表示にダイナミックさが加わ
り、またｌ成品パネル上の表示もこの鮮やかなバックラ
イト照射を受けたものとなることから、色彩的に際立っ
た表示が得られ、遊技者の興趣を格段に増すことができ
る。また、ＥＬパネルとＭ品表示パネルという２種類の
デイスプレィを使用して、これらを切替えたりあるいは
組み合わせて表示することで、図柄の多彩な表示を楽し
むこともできる。

さらに、ＥＬパネルをデイスプレィとバックライトとを
兼用するようにしたため、表示装置の（ｌＸｔ造が簡単
なちのとなり、同時に装置全体の薄型化が図れる。これ
により、表示装置の取扱いが容易となり、またパチンコ
機へ組込んだ場合の後方突出量を小さくすることができ
、損傷を未然に回避することができる。

また、ＥＬパネルが面発光源であることから、均一な輝
度の実現にも寄与することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は表示装置の断面図、第２図は液晶表示パネルの
断面図、第３図はＥＬパネルの断面図、第４図はパチン
コ機の正面図、第５図は本例パチンコ機の電気的構成を
示すブロック図である。 １・・・遊技盤 ９・・・表示装置 ＬＣＰ・・・成品表示パネル ＥＬＰ・・・ＥＬパネル

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 パチンコ機の遊技盤上に装着される表示装置において、 透過式の液晶表示パネルと、 この液晶表示パネルの裏側に配置され同液晶表示パネル
   を通して所定の表示を行うバックライト兼用のエレクト
   ロルミネッセンスパネルとが組込まれていることを特徴
   とするパチンコ機の表示装置。