JPH03175951A - 不溶性食物繊維および不溶性食物繊維含有食品 - Google Patents

不溶性食物繊維および不溶性食物繊維含有食品

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JPH03175951A
JPH03175951A JP2236726A JP23672690A JPH03175951A JP H03175951 A JPH03175951 A JP H03175951A JP 2236726 A JP2236726 A JP 2236726A JP 23672690 A JP23672690 A JP 23672690A JP H03175951 A JPH03175951 A JP H03175951A
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insoluble
fiber
insoluble dietary
husk
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JP2236726A
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Kazuhiro Fukuyama
福山 一弘
Takuji Goto
拓司 後藤
Yasushi Kondo
靖志 近藤
Toshiyuki Akaike
赤池 俊幸
Yoichi Nakanishi
庸一 中西
Yoshitsugu Ueda
善継 上田
Yutaka Nakajima
裕 中島
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Original Assignee
Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「彦輩トの禾11田公I81 本発明は、水溶性および不溶性食物繊維の栄養効果を併
せ持つ不溶性食物繊維およびそれを含有する食品に関す
るものである。
し従来の技術] 近年、健康食品として食物繊維が注目されている。食物
繊維は、穀類外皮に多く含まれており、穀類外皮に含有
されている食物繊維は、本来、不溶性繊維質であるため
、便通改善効果や大腸癌予防等の効果などの作用を有し
ている。
また、穀類外皮から抽出される水溶性食物繊維は、細潰
コレステロール低下作用や腸内有用菌の増殖促進作用を
有することが知られている。
そして、穀類外皮より採取された不溶性食物繊維として
は、例えば、特開昭63−17674号公報に示される
ものがあり、穀類外皮を粉砕することにより、繊維質を
微細化させ食感を改良するとともに表面積を増加させ繊
維質が粒子表面に露出するようにしている。また、穀類
外皮より抽出される水溶性食物繊維(ヘミセルロー2)
J−1アL+  ml 41−1’  ?ir’jll
lT1 a AQ Q 003号公報に示されるものが
ある。
[発明が解決しようとする問題点] 上記の特開昭63−17674号公報に示されるもので
は、穀類外皮を粉砕することにより、繊維質を微細化さ
せ食感を改良するとともに表面積を増加させているのみ
であり、食物繊維としては、不溶性食物繊維のままであ
り、不溶性食物繊維としての効果しか発揮しない。
また、特開昭61−62303号公報に示すものでは、
水溶性の食物繊維のみが抽出されており、不溶性食物繊
維の有している便通改善効果などの効果は朋待できない
そこで、本発明では、穀類外皮が元来持っている不溶性
食物繊維としての性質と、さらに水溶性食物繊維として
の性質の両者を併せ持ち、不溶性食物繊維の有する便通
改善作用など、さらには、水溶性食物繊維の有する血清
コレステロール低下作用を有し、便秘のみならず欧米型
食生活による高脂血症等の各種弊害を予防するうえで有
用であり、さらに、不溶性であり各種の食品への添加が
容易な穀類外皮由来の不溶性食物繊維およびそれを含有
する食品を提供するものである。
1問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するものは、穀類外皮由来の不溶性食物
繊維であって、ヘミセルラーゼによる可溶化率が不溶性
食物繊維重量の30重量%以上である不溶性食物繊維で
ある。
そして、前記穀類外皮は、例えば、トウモロコシ外皮、
麦外皮、米外皮、大豆外皮のいずれかである。また、前
記食物繊維は、乾燥状態となっていることが好ましい。
さらに、前記食物繊維は、微粒子状であることが好まし
い。
また、上記目的を達成するものは、上記の不溶性食物繊
維を有効成分として含有する不溶性食物繊維含有食物で
ある。
そこで、本発明の穀類外皮由来の食物繊維について説明
する。
本発明の不溶性食物繊維は、穀類外皮由来の不溶性食物
繊維であって、ヘミセルラーゼによる可溶化率が不溶性
食物繊維重量の30重量%以上となっている。
本発明における「穀類外皮」とは、トウモロコシ、麦、
米および大豆等の種実の外皮、いわゆる「ふすま」部分
を意味しており、イネ科、マメ科、タデ科の雑穀の外皮
を含むものである。
穀類外皮はもともと不溶性の繊維質であり、不溶性性質
の強い繊維成分であるセルロースと、比較的親水性が高
く、可溶化されうる繊維成分であるヘミセルロースを多
量に含んでいる。
また、本発明における「不溶性繊維」とは、食物繊維食
品を水に懸濁して遠心分離(1o009で10分間)し
た場合に、残さ画分に含まれる繊維質である。不溶性画
分中の食物繊維重量は、酵素重量法(L G、八spら
°83、J、Pood Chem、、 31.476)
により定量される。
ヘミセルラーゼとは、穀類外皮中のヘミセルロース成分
を基質として加水分解する食物繊維分解酵素である。ヘ
ミセルラーゼ可溶化率の側定製薬株式会社製が使用され
る。ヒトの消化液中には食物繊維分解酵素が含まれてい
ないが、大腸に共存しているある種の腸肉細閑にはセル
ラーゼやヘミセルラーゼ活性を有するものがある。
しかし、穀類外皮を単に粉砕することにより得られた不
溶性食物繊維は、完全な不溶性のままテアリ、ヘミセル
ラーゼによる可溶化率は極めて低い。本発明の不溶性食
物繊維は不溶性状態あってかつヘミセラーゼによる30
重量%以上の可溶化率を有することの化学的理論は必ず
しら明確ではないが以下のように推測される。穀類外皮
を単に粉砕することにより得られる不溶性食物繊維では
、不溶性食物繊維であるセルロースにヘミセルロースが
とりこまれた状態あるいは強い状態で固定されているも
のと推定されるのに対し、本発明の食物繊維では、不溶
性食物繊維であるセルロース表面にヘミセルロースが露
出した状態となることにより、ヘミセラーゼによる30
重量%以上の可溶化率を有するものとHb  ;nil
  七 4−I  ヱ    − 小 ナー 流   
−索・ g臭B日 の 会引竹谷よ 釘t は穀類外皮
由来の不溶性食物繊維であっても、ヘミセルラーゼによ
る可溶化率が不溶性食物繊維重量の30重里%以上であ
り、食物繊維分解酵素であるヘミセルラーゼの作用を受
けやすいため、〆電化管内で腸内細菌が産出するヘミセ
ルラーゼにより容易に可溶化され、水溶性繊維と同様に
、コレステロール低下作用を発揮する。ヘミセルラーゼ
による可溶化率が不溶性食物繊維重量の30重4%以下
であると、十分なコレステロール低下作用を発揮しない
。そして、本発明における「ヘミセルラーゼによる可溶
化率」は、不溶他繊維を酵素とともに15時間インベキ
ュート(p1145.40’C酵素・基質比、10%)
した後、遠心分離により上清画分に含まれる糖質(フェ
ノール・硫酸法により定量)、あるいは残さ画分の固形
分重量の減少により求められる。
本発明の不溶性食物繊維におけるヘミセルラーゼによる
可溶化率は、不溶性食物繊維重量の30重項%以上、好
ましくは30重量%〜55重量%であり、逆に60重量
%以下、好ましくは30〜60重量%の完全不溶性成分
(セルロース成分)を有している。このため、本発明の
不溶性食物繊維は、不溶性食物繊維としての便通改善効
果を発揮する。そして、単なる穀類外皮粉末に比べ本発
明の食物繊維はへミセルラーゼによる酵素作用を受けや
すく、このことは本発明の食物’J )[11:中のヘ
ミセルロースが不溶性粒子に結合しているにもかかわら
ず、水1容性繊維に類似した性状および効果を持つこと
を示している。また、本発明の不溶性食物繊維は、食品
への添加が容易な微粒子状であることが好ましい。微粒
子の程度としては、100μm以下か好ましく、より好
ましくは、50μ晃以下である。また、本発明の不溶性
食物繊維は、水などの水性液体中のlに濁物であっても
よいが、食品への添加作業を容易なものとするために、
乾燥物であることか好ましい。ソシて、乾燥状態におい
ても、ヘミセルラーゼによる可溶化率は、不溶性食物繊
維重量の30徂量%以上であることが必要である。
また、本発明の不溶性食物繊維は、水中比定体積が、不
溶性繊維質1g当たりの水中沈定体積が、20mQ以上
であることが好ましい。この水中体積は、大きいほど食
物it4が含水率すなわち保水性か高いことを示してい
る。特に、この水中比定体積が、2oysQ/q以上で
あると滑らかな食感が得られ好ましい。また、本発明の
不溶性食物繊維を乾燥物とするための乾燥条件によって
は保水性が低下する可能性もある。そこで、ンヨ糖、デ
キストリン、グルコース等の糖類あるいは牛乳等の糖類
を含む食品等を加えて乾燥することにより、乾燥時の保
水性低下を防止するようにしてもよい。また、乾燥方法
として、例えば、凍結乾燥、噴霧乾燥などを用いる場合
は、上記のような、糖類を用いることなく、保水性の高
い乾燥物を得ることができる。本発明における「水中沈
定体積」は、繊維質(固形分として1g)を蒸留水50
岬に懸濁し脱気したのち、メスシリンダーに移して十分
量の水を加え、夜装置して水分平衡に達したのちの虎澱
物の容積を示している。
そして、本発明の不溶性食物繊維は、例えば、各種飲料
(例えば、’tR?m飲料水、ココア飲料)、即福スー
プ、焼き菓子などに添加される。添加泣としては、対象
となる食品により相違するが、一般的には、食品のit
の1〜90%程度が好ましい。
次に、本発明の不溶性食物繊維の製造方を去について説
明する。
穀類外皮、例えば、トウモロコシ外皮扮を、コロイドミ
ル、シェドミル等をもちいて粒径2゜〜40μ旧こ湿式
粉砕した後、遠心分離により澱粉等を含む可溶性画分を
除き不溶性繊維質を分離する。そして、得られた不溶性
繊維質の一部に蒸留水もしくはクエン酸溶夜等の酸性i
s 1fflを加えて、wi維質固形分が、5〜30%
、好ましくは、10〜25%、せl蜀1夜のpHが22
〜4、好ましくは、25〜35となるようlQ4濁する
。そして、例えば、オートクレーブを用いて、11. 
(1〜15o℃、昨ましくは120−140℃で5〜6
0分、好ましくは20〜40分加熱した後、室温まで冷
却し、例えば、水酸化ナトリウムを用いて中和する。続
いて、可溶性繊維質を除去するため、蒸留水で1〜5回
遠心洗浄し、固形分濃度を20〜50重量%とする。そ
して、固形分を乾燥、例えば、凍結乾燥、減圧乾燥、流
動層乾燥、噴霧乾燥、気流乾燥などにより乾燥させたの
ち、乾燥物を例えば、コーヒーミルなどにより粉砕する
ことにより、乾燥状態の本発明の食物繊維を得ることが
できる。
また、固形分の乾燥の前に、懸濁状態で固形分を含有し
ている懸濁液に、固形分1重量部に対し、粉末デキスト
リン、グルコースなどの糖質1〜4部を加え、よく練り
込んで糖質を溶解させた後乾燥させてもよい。このよう
にすることにより、上記の処理により改質された食物繊
維の改質された状態をより安定にすることができる。
次に、本発明の不溶性食物繊維および比較例の不溶性食
物繊維について説明する。
(実施例1〜6.20) 粒径0.5mm以下の乾燥したトウモーロコシ外皮粉末
を水に懸濁して固形分濃度10%とし、湿式粉砕機を用
いて、平均粒径40μ次まで粉砕した。
これを遠心分離により、不溶性繊維を分離した。
洗浄した不溶性繊維に水およびクエン酸を加え、繊維質
固形分5%として再分散した分散液を作成した。なお添
加するクエン酸の?農度を変化させ、第1表に示すpH
を有する1ひ濁液を作成した。そして、それら懸濁液を
120℃で30分間加熱したのち、室1品まで検印し、
水酸化ナトリウムによりpH7に中和した。そして、上
記のようにして得られた懸濁夜を遠心分離して不溶性繊
維を分離し、これに、lO倍遣の水を加えて再度遠心(
5000G、 30分)した。遠心後の固形分含有量は
それぞれ約25%であった。そして、凍結乾燥機を用い
て乾燥し、乾燥品をコーヒーミルで粉砕して、本発明の
不溶性食物繊維粉末(実施例1〜6.20)を得た。そ
して、それら実施例1〜6,20の不溶性食物繊維乾燥
粉末を水に懸濁させたのち、ヘミセルラーゼを加えて測
定した可溶化率は第1表に示す通りであった。
そして、ヘミセルラーゼ可溶化率の測定は、以下の方法
により行うことができる。
ヘミセルラーゼとしては、例えば、ヘミセルラーゼMを
用い、不溶性食物繊維をヘミセルラーゼMの存在下と非
存在下にてそれぞれインキュベートした後、遠心分離に
より不溶性固形分を除去し、乾燥させ、乾燥重量の差を
ヘミセルラーゼ可溶性画分とし、あるいは、上記と同様
にインキュベートした後、遠心分離し、上演中の糖含有
量をフェノール硫酸法により測定し、糖含有量の差をヘ
ミセルラーゼ可溶性画分(糖定量の基準物質としては、
例えばグルコースが使用できる)とし、また、不溶性繊
維の重量は、酵素重量法により測定し、ヘミセルラーゼ
可溶化率は、以下の式より算出される。
以下の実施例および比較例のへミセルラーゼ可溶化率の
算出は、ヘミセルラーゼMを用い、不溶性食物繊維をヘ
ミセルラーゼMの存在下と非存在下にてそれぞれ15時
間インキュベート(pH4,5,40℃、酵素・基質比
=lO:1)L、た後、遠心分離により不溶性固形分を
除去し、乾燥させ、乾燥重量の差をヘミセルラーゼ可溶
性画分とし、不溶性繊維の重量は、酵素重量法により測
定し、上記の式より算出した。また、測定した水中比定
体積は、第1表に示す通りであった。
これら実施例1〜6および20の不溶性食物繊維粉末は
水によく分散し、滑らかな食感で風味の癖も少ないため
、牛乳等の各種の飲料に加えて飲用できるものであった
第1表 (実施例7〜10) 粒径Q、5■以下の乾燥したトウモロコシ外皮粉末を水
に懸濁して固形分濃度lO%とし、湿式粉砕機を用いて
、平均粒径40μmまで粉砕した。これを遠心分離によ
り、不溶性繊維を分離した。洗浄した不溶性繊維に水お
よびクエン酸を加え、繊維質固形分5%として再分散し
た分散液を作成した。なお添加するクエン酸の濃度を変
化させ、第2表に示すpHを有する懸濁液を得た。そし
て、それらぢ濁液を−120’Cで30分間加熱したの
ち、室温まで冷却し、水酸化ナトリウムによりpH7に
中和した。上記のようにして得られた懸濁液を遠心分離
して不溶性繊維を分離し、これに、10倍量の水を加え
て再度遠心(、5000G、30分)した。遠心後の固
形分含有量はそれぞれ約25%であった。固形分1部に
対し、第2表に示した量の粉末デキストリンを加えたの
ち、凍結乾燥機を用いて乾燥し、乾燥品をコーヒーミル
で粉砕して、本発明の不溶性食物繊維粉末(実施例7〜
10)を得た。
そして、それら実施例7〜10の不溶性食物繊維乾燥粉
末を水で遠心洗浄してデキストリンを除去したのち、ヘ
ミセルラーゼを加えて測定した可溶化率は第2表に示す
通りであった。また、水中性定体積は、第2表に示す通
りであった。
これら実施例7〜10の不溶性食物繊維粉末は水によく
分散し、滑らかな食感で風味の癖も少ないため、牛乳等
の各種の飲料に加えて飲用できるものであった。
実施例8と9を比較した場合、水中戊定体積の大きい実
施例9の方が滑らかな食感を呈し、さらに分散性も良好
であった。
第2表 (実施例11〜14) 粒径0.5友x以下の乾燥したトウモロコシ外皮粉末を
水に懸濁して固形分濃度10%とし、湿式粉砕機を用い
て、平均粒径40μ皮まで粉砕した。これを遠心分離に
より、不溶性繊維を分離した。洗浄した不溶性繊維に水
およびクエン酸を加え、繊維質固形分5%として再分散
した。
なお、添加するクエン酸のa度を変化させ、第3表に示
すpHを有する懸濁液を得た。そして、それら懸濁液を
120℃で30分間加熱したのち、室温まで冷却し、水
酸化ナトリウムによりpH7に中和した。そして、上記
のようにして得られた懸濁液を遠心分離して不溶性繊維
を分離し、これに、10倍量の水を加えて再度遠心した
(5000G、30分)。遠心後の固形分含有量はそれ
ぞれ約25%であった。これを60℃に加熱して減圧乾
燥した。乾燥品をコーヒーミルで粉砕し60メ・シュふ
るいにより、粗粒(60メンシユ、オン分)(実施例1
2および14)と細粒(60メツシユ、パス分)(実施
例11および13)に分離した。
不溶性食物繊維粉末を水に懸濁させたのち、ヘミセルラ
ーゼを加えて測定した可溶化率は第3表に示す通りであ
った。また、水中性定体積(ま第3表に示す通りであっ
た。これら実施例″L1〜14の不溶性食物繊維粉末の
へミセルラーゼ可溶化率および水中性定体積は実施例1
〜10に比して低値となった。また、実施例1〜10に
比べ分散性が悪く、食感も若干劣るものであった。ただ
し、粒度の小さいものは、比較的高し)へミセルラーゼ
可溶化率を示した。
第3表 (実施例15) tei 251. n F+mml;1下の軟燥したト
ウモロコシ外皮粉末を水に懸濁して、固形分濃度10%
とし、混式粉砕機を用いて、平均粒径40μ次まで粉砕
した。これを遠心分離により、不溶性繊維を分離した。
洗浄した不溶性繊維に水を加え、繊維質固形分5%とし
て再分散した。
この懸濁液を140℃で30分間加熱したのち、室温ま
で冷却した。上記のようにして得られた懸濁液を遠心し
て不溶性繊維を分離し、これに、10倍量の水を加えて
再度遠心した( 5000G、30分)。遠心後の固形
分含有量はそれぞれ約25%であった。
そして凍結乾燥機により乾燥し、乾燥品をコーヒーミル
で粉砕して、本発明の不溶性食物繊維粉末(実施例15
)を得た。不溶性食物繊維粉末を水に懸濁させたのち、
ヘミセルラーゼを加えて測定した可溶化率は、第4表に
示す通りであった。また、水中性定体積は第4表に示す
通りであった。
第4表 (実施例16) 実施例4により得られた不溶性食物繊維粉末1部に対し
、ストロベリーパウダー06部、砂糖0.8部、粉乳0
.5部、リンゴ酸0.03部、ヨーグルトパウダー0.
05部を加え、粉末飲料とした。
この粉末飲料は牛乳に加えて、ヨーグルト風味の飲料と
なり、食物繊維含有食品として好適のものであった。
(実施例17) 実施例1の食物繊維5009、ソルビトール40759
(商品名ソルビット、日研化学株式会社製)、乳化剤2
0g(ショ糖脂肪酸エステル、商品名DKエステルF−
20−W、第−工業製薬株式会社製)、オレンジg味1
140g(オレンジフレーバー20g、商品名サンフィ
クスオレンジJP、三栄化学工業株式会社製ニオレンジ
果汁粉末209、焼津水産加工株式会社製)、酸味料3
09(クエン酸、和光純薬工業株式会社製)、甘味料2
.59部商品名アドミロン、丸善化或株式会社製)を混
合した後、打錠機(株式会社菊水製作所製、商品名8−
F−3)により、直径約20i*、厚さ7xyのタブレ
ットを作成した。
(実施例18) 実施例1の食物繊維69g、強力粉2269、ショート
ニング6D、食tliK4.89、モルトエキスパウダ
ー99、改良剤39(商品名パンアップ、日本パルスガ
ード株式会社製)、香料0.5g、イースト4g(ドラ
イイースト、オリエンタル酵母株式会社g!A)および
水を混合し、加温器に入れ、−次発酵、および二次発酵
を行った後、オーブンにて焼き上げ、グリッシ一二を作
成した。
(実施例19) 実施例1の食物繊維5000g、粉末油脂zooy [
商品名エマファツトCo(理研ビタミン株式会社製)と
商品名マジックファツト(日本ベアドリーム株式会社V
)の混合物コ、乳化剤509(商品名ツルレシチンS 
L P−ホワイトSP、ツルレシチン工業株式会社製)
、加工澱粉zaaag(商品名マツノリンM、松谷化学
工業株式会社製)、小麦粉21009、食塩500g、
砂糖1009、香料509を混合した後、二軸エクスト
ルーダー(幸和工業株式会社製)に入れ、添加した混合
物重量に対し10〜30%加水を行い、棒状のエクスト
ル−ター加工品を作成した (比較例1) クエン酸の添加および120°C130分の加熱処理を
行わなかった以外は、実施例1〜6と同様の処理を行い
不溶性食物繊維粉末(比較例1)を得た。
(比較例2) クエン酸の添加を行わなかった以外は、実施例1〜6と
同様の処理を行い、不溶性食物繊維粉末(比較例2)を
得た。
(比較例3) クエン酸の添加を行わなかった以外は、実施例7〜10
と同様の処理を行い、不溶性食物繊維粉末(比較例3)
を得た。
(比較例4) クエン酸の添加を行わなかった以外は、実施例11およ
び13と同様の処理を行い、不溶性食物繊維粉末(比較
例4)を得た。
(比較例5) クエン酸の添加を行わなかった以外は、実施例12およ
び14と同様の処理を行い、不溶性食物繊維粉末(比較
例5)を得た。
上記のようにして得られた比較例1〜5の不溶性食物繊
維粉末のへミセルラーゼ可溶化率および水中性定体積を
第5表に示す。なお表中、比較例6は原料である粒径0
.5■以下の乾燥トウモロコシ外皮粉末のへミセルラー
ゼ可溶化率および水中性定体積を表す。
第5表 測定結果よりて明らかなように、比較例1〜6のいずれ
の不溶性食物繊維粉末も実施例の不溶性食物繊維粉末に
比べてヘミセルラーゼ可溶化率および水中性定体積は低
いものであった。
(実験) 実施例7および9不溶性食物繊維粉末、比較例2の不溶
性食物繊維粉末のそれぞれ(繊維質固形分)に対し3倍
量のショ糖を加えて凍結乾燥粉末とした。この乾燥粉末
を用い第6表に示した配合により、標準飼料および繊維
含有量10%の動物試験飼料を調整し、それぞれの飼料
をラットにlO日間投与した。そして、ラットの血中コ
レステロール濃度および糞便量を測定した。
血中コレステロール濃度は、第1図に示す通りであり、
ラットの血中コレステロール濃度は、実施例7および9
において、顕著なコレステロール低下作用が認められた
。また、ラットの糞便量は、第2図に示す通りであり、
比較例2で増加したが、実施例7および9においても、
比較例2との間の糞便量には大きな差はなかった。
第6表 (動物実験用飼料組成) *食物繊維粉末の繊維含有率84.7%にもとづき、飼
料生繊維含有[発明の効果] 本発明の食物繊維は、穀類外皮由来の不溶性食物繊維で
あって、ヘミセルラーゼによる可溶化率が不溶性食物繊
維重量の30重量%以上であるので、この不溶性食物繊
維は、摂取されたのち、大腸に共存しているある種の腸
内細菌が有するヘミセルラーゼ活性により、ヘミセルロ
ースが分解され、腸内で水溶性食物繊維となるため、水
溶性食物繊維の有する血中コレステロール低下作用を発
揮する。また、ヘミセルーゼ活性によっても分解しない
セルロースを中心とする不溶性食物繊維成分は不溶性食
物繊維としての便通改善作用を発揮する。このため、本
発明の不溶性食物繊維は、穀類外皮が元来持っている不
溶性食物繊維としての性質と、さらに水溶性食物繊維と
しての性質の両者を併せ持ち、不溶性食物繊維の有する
便通改善作用など、さらには、水溶性食物繊維の有する
血清コレステロール低下作用を有し、便秘のみならず欧
米型食生活による高脂直症等の各種弊害を予防するうえ
で有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の不溶性食物繊維を含有する配合飼料
および比較例の配合飼料を摂取したラットの血中コレス
テロール濃度を示す図、第2図は、本発明の不溶性食物
繊維を含有する配合飼料および比較例の配合飼料を摂取
したラットの糞便量を示す図である。 第1図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)穀類外皮由来の不溶性食物繊維であって、ヘミセ
    ルラーゼによる可溶化率が不溶性食物繊維重量の30重
    量%以上であることを特徴とする不溶性食物繊維。
  2. (2)前記穀類外皮が、トウモロコシ外皮、麦外皮、米
    外皮、大豆外皮のいずれかである請求項1に記載の不溶
    性食物繊維。
  3. (3)前記食物繊維は、乾燥状態となっている請求項1
    または2に記載の不溶性食物繊維。
  4. (4)前記食物繊維は、微粒子状である請求項1ないし
    3のいずれかに記載の不溶性食物繊維。
  5. (5)前記請求項1ないし4のいずれかの不溶性食物繊
    維を有効成分として含有する不溶性食物繊維含有食品。
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