JPH03175905A - 乗用型芝刈機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、走行機体の前方位置にモーアを連結配置し、
該機体の前部に操縦部を、後部に後部ボンネットを夫々
配備すると共に、後輪を操向車輪に構成してある乗用型
芝刈機に関する。

〔従来の技術〕

前述した乗用型芝刈機の従来例としては、特開平１−２
３７２６２号公報で示されたもののように、操縦部の後
で後輪の上方位置にエンジンを搭載したものが知られて
いる。

〔発明が解決しようとする課題〕

一般に芝刈り作業の形態は、刈芝をそのまま芝面上に放
出する方法と、刈った芝を集草容器内に収集し、芝面上
に放出しない方法とがある。

後者の作業形態の場合、集草容器は走行機体に取り付け
るのであるが、通常では後部ボンネットの上に配設する
ことになる。

ところが、前記従来技術による乗用型芝刈機では、エン
ジンを内装する後部ボンネット上に集草容器を配役する
と、もともと後部ボンネットの上面位置が高いので集草
容器の配設位置が高くなり過ぎて機体全体としての重心
位置も高くなってしまい、走行バランス上その実現が困
難であった。

そこで、集草容器を後部ボンネットの横側面に配置して
重心位置をあまり高くしないようにすることが考えられ
るが、そうすると、機体後部の横幅が大きくなってしま
い、立ち木周りの芝を際まで寄せて刈る場合に、大回り
する後輪の位置にある集草容器がその旋回の際に他物と
衝突し易くなったり、横幅の狭い木立間を通れなくなっ
たりして芝刈作業に支障をきたすようになってしまうの
で、この手段も実現が困難であった。

本発明は上記実情に鑑み、後部ボンネット上に搭載され
る集草容器を極力低い高さ位置で配置できるようにする
ことを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため本発明は、冒頭に記載した乗用
型芝刈機において、前輪と前記後輪との前後方向中間部
で、かつ、前記操縦部の座席下方の低位置にエンジンを
配設すると共に、前記後部ボンネット内にラジェータを
横置き配置してあることを特徴構成とする。

〔作　用〕

前記構成によれば、重量物であるエンジンを、機体フレ
ーム下方の余裕空間の存在を利用して前後輪間の低位置
に配設したので、機体全体としての重心が下がると共に
、後部ボンネット内にエンジンを収容する必要がなくな
る。

そして、通常エンジンの前後に近接配置し、かつ、縦置
きするものであるラジェータを横置き状態にして後部ボ
ンネット内に配設してあるので、エンジンの前後位置に
ラジェータが存在していない分前後輪の軸間距離を縮小
可能としながらも、エンジンを収容しないことによって
低くすることか可能となって後部ボンネットの高さを、
必要最小限の配設高さに抑えることができる。

つまり、ラジェータを縦置きにすると、後部ボンネット
をラジェータの幅分の狭い幅のみ部分的に高くすれば良
いのではなく、ラジェータへの冷却風通路を確保する都
合上、結局後部ボンネットを大部分高くしなければなら
ないのに対し、横置きにすると、後部ボンネットを全体
的に低くできるのみならず、上下に流れる冷却風の通路
として空間の多く存在する機体のシャシ一部を利用でき
るので、この点においても有利となる。

〔発明の効果〕

従って、機体下部の空間をエンジン配設スペースに利用
することによって、重心を低く、かつ、機体の前後左右
長さをコンパクトに構成することによる小回りによって
際刈り性能を向上しながらも、後部ボンネットを低くし
得たので、より総合性能の優れた乗用型芝刈機を提供す
ることができた。

特に、後部ボンネット上に集草容器を搭載する場合に有
効である。

〔実施例コ 以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第２図に乗用型の芝刈機が示されており、この芝刈機は
、走行機体の前方位置にモーア（Ｍ）を連結配置し、該
機体の前部に操縦部（１）を、後部に後部ボンネット（
２）を夫々配備すると共に、後輪（３）を操向車輪に構
成してある。

前記モーア（Ｍ）は縦軸回転型の３枚の刈刃（７）を備
えており１．駆動昇降自在に機体に連結されている。

前記操縦部（１）にはハンドル（８）、座席（５）等が
配設してあり、駆動前輪（４）の丁度上方部に位置して
いる。

前記後輪（３）は駆動輪でもあり、左右の後輪（３）、
（’３）を一体向に両端に支持する支持ケース（９）を
揺動縦軸心（Ｙ）回りに駆動操向するパワーステアリン
グ式に構威してある。

前記機体には、前輪（４）と前記後輪（３）との前後方
向中間部で、かつ、前記操縦部（１）の座席（５）下方
の低位置にエンジン（Ｅ）を配設すると共に、前記後部
ボンネット（２）内にラジェータ（６）を横置き配置し
てある。

前記エンジン（Ｅ）の動力がベルト伝動機構（ｌＯ）を
介して前輪駆動用伝動機構（１１）及び後輪駆動用伝動
機構（図示せず）に伝達されて、前輪（４）及び後輪（
３）が駆動さるようになってぃる。そして、前記エンジ
ン（Ｅ）の動力は伝動軸（１２）を介して刈刃ハウジン
グ（１３）内に伝達されて、３枚の刈刃（７）が駆動さ
れるようになっている。

第１図に示すように、前記ラジェータ（６）は、その給
水口（１４）を前側に配備すると共に、電動モータ（１
５）による吸引ファン（１６）を下方に備えた状態で水
平に搭載してあり、前記給水口（１４）部に設けた吸水
口（１７）を、エンジン（Ｅ）の後部上端に備えられた
ウォーターポンプ（Ｐ）の吐出口（１８）の直ぐ上に位
置させてあり、垂直となる配管（１９）を極力短くして
ある。

前記ラジェータ（６）の上面には冷却風を導く導風口（
２０）を形成してあり、その縦壁（２０ａ）の上端面に
クツション（２１）を貼着してあると共に、後部ボンネ
ット（２）の上面には防塵網（２２）が−体向に設けで
ある。つまり、後部下端部の横軸心（Ｘ）周りで揺動す
るボンネット（２）を閉じ状態にすると、前記防塵網（
２２）がＴ度導風口（２ｏ）に一致し、かつ、ボンネッ
ト上面の内面と導風口（２０）上面との間を前記クツシ
ョン（２１）で密閉する状態となるように設定してあり
、ボンネット上方より吸い込まれる冷却風は必ず防塵網
（２２）を通るように工夫されている。

また、前記導風口（２０）内にはオイルクーラー（２３
）を横置き配置してあると共に、後部の縦壁（２０ａ）
には、空気の取入口（２４）を設けである。

つまり、ラジェータ（６）の後部にはエアクリーナ（２
５）か配設してあり、このエアクリーナ（２５）の吸入
口を前記取入口（２４）に接続してあり、防塵網（２２
）通過後の空気をエアクリーナが吸入できるようにして
ある。

ところで、（２６）はバッテリー、（２７）は給気マニ
ホールド管である。

また、ファン（１６）による冷却排風は機体下に排出さ
れることになる。

前記後部ボンネット（２）の上には集草容器（２８）が
搭載されており、モーアＯＪ）での刈芝をダクト（２９
）を介して、この容器（２８）内へ集めるのである。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る乗用型芝刈機の実施例を示し、第１
図は後部の構造を示す拡大側面図、第２図は全体側面図
である。 （１）・・・・・・操縦部、（２）・・・・・・後部ボ
ンネット、（３）・・・・・・後輪、（４）・・・・・
・前輪、（５）・・・・・・座席、（６）・・・・・・
ラジェータ、（Ｍ）・・・・・・モーア、（Ｅ）・・・
・・・エンジン。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　走行機体の前方位置にモーア（Ｍ）を連結配置し、該
   機体の前部に操縦部（１）を、後部に後部ボンネツト（
   ２）を夫々配備すると共に、後輪（３）を操向車輪に構
   成してある乗用型芝刈機であって、前輪（４）と前記後
   輪（３）との前後方向中間部で、かつ、前記操縦部（１
   ）の座席（５）下方の低位置にエンジン（Ｅ）を配設す
   ると共に、前記後部ボンネツト（２）内にラジエータ（
   ６）を横置き配置してある乗用型芝刈機。