JPH03175203A - 液体燃料燃焼装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は石油ファンヒータ等の液体燃料燃焼装置に関す
るものである。

従来の技術 一般に石油ファンヒータ等の室内燃焼機器における液体
燃料燃焼装置は、第３図のように構成されている。すな
わち第３図において２０は液体燃料を気化させるための
有底筒状の気化筒で、シーズヒータ２１が埋設されてい
る。２２は気化筒２０の上部開口に覆着された無底筒状
のバーナヘッドで、全周に炎孔２３を有し、気化筒２０
の内周面に突出した柱２４へのビス止めで固定されてい
る。また、バーナヘッド２２上部はバーナキャップ２５
で覆着され、バーナヘッド２２内に立てられた柱２６を
用いてナンド締めで固定されている。２７は炎孔２３か
ら噴出する混合ガスを点火する点火電極、２８は火炎を
検出するフレームロンド、２９は火炎である。３０は気
化筒２０内部に燃焼用空気を送る送風管で、先端の空気
口３１は気化筒２０の壁面に固定されている。３２は送
風管３０内部を一通して配設した燃料供給用ノズルで、
気化筒２０内部に臨ませである。

以上のように構成された液体燃料燃焼装置について以下
その動作について説明する。

まず、気化筒２０がシーズヒータ２１によって所定の温
度に加熱されると、燃焼用空気が空気口３１から気化筒
２０内部に送られ、燃料はノズル３２より気化筒２０内
部に噴出される。気化筒２０内部に噴出された液体燃料
は加熱された気化筒２０の壁面で気化され、燃焼用空気
と混合した後、バーナヘッド２２内に導かれ、点火電極
２７からの火花放電により点火され火炎２９が炎孔２３
に形成される。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記従来の構成では、ノズル３２から噴出
する燃料は、気化筒２０内部の側面に衝突し、その後気
化筒２０内周面に沿って噴流する際、大部分はここで気
化するが、気化筒２０内周面に沿って噴流する時、気化
筒２０内周面から突出したバーナヘッド２２取付は用の
柱２４により、燃焼用空気の流れが乱されたり、ノズル
から噴出する液体燃料の噴出バラツキ分が柱２４に衝突
して正常な気化がなされない場合があった。また、バー
ナヘッド２２内に導かれた混合ガスもバーナキャンプ２
５締付用の柱２６が邪魔をしてバーナヘッド２２全周の
各炎孔２３へ均一に流れずむらが生じていた。さらには
、バーナヘッド２２とバーナキャップ２５の嵌合部〈上
部〉るという課題があった。

本発明はかかる従来の課題を解消するもので、気化特性
、混合性等を改善し、黄火、スス、臭気０ −等の発生を未然に防止し、かつ同時に組立性。

メンテナンス性も大幅に改善することを目的としたもの
である。

課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するため、有天筒状のバーナヘ
ッドを気化筒の開口縁部にビス止めして、気化筒蓋、均
圧板、混合筒を気化筒の開口縁部に圧接固定した構成と
しである。

作用 本発明は上記構成によって気化筒内部の出張りの柱、お
よびバーナキャップ締付用柱をなくすることができ、液
体燃料の気化が良好に行われ、燃焼用空気との混合が十
分に促進されるため、黄火。

Ｃ○ スス、　Ｇ−ｅ−、臭気等が発生することなく均一な火
炎が形成される。また、万一未燃ガスがバーナヘッドの
わずかな隙間から漏れたとしても、構成上、火炎の下方
から漏れるため、必ず未燃ガスは火炎を通過して燃焼し
てしまう為、未燃ガスのまま、器具外へ排出されること
はない。その上、気化筒上部に気化筒蓋、均圧板、混合
筒、バーナヘッドを順次載置して最後にバーナヘッドを
気化筒にビス止めするだけで組立ても完了し、組立性、
メンテナンス性も著しく向上する。

実施例 以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明する
。第１図、第２図において、１は上部を開口し内周面が
出張りのない円弧面となっている有底筒状の気化筒で、
シーズヒータ２が埋設されている。３は上記気化筒１の
開口縁部１ａにその下部周縁のフランジ部３ａを載置し
てビス止めした有天筒状のバーナヘッドで、気化筒ｌで
気化された燃料と燃焼用空気との混合ガスを燃焼させる
炎孔４を周壁部に多数略均等に設けである。５は上記バ
ーナヘッド３内に設け、前記気化筒１の開口部を覆った
気化筒蓋でその中心下部開口は小径に絞り込んで混合ガ
ス流入口５ａとしである。６は上記気化筒Ｉ５の混合ガ
ス流入口５ａに対向した位置に多数の***が開いた均圧
板、７は均圧板６を覆うように設けられた混合筒で、上
面に突設した突起７ａがバーナヘッド３の天井面に押圧
されて気化筒蓋５．均圧板６とともに気化筒ｌの開口縁
部に圧接固定されている。８は炎孔４から噴出する混合
ガスを点火するための点火電極、９は火炎である。１０
は火炎検出センサとしてのフレームロンドで、その先端
は炎孔の中央部に垂下している。１１は気化筒ｌ内部に
燃焼用空気を送る送風管で、先端の空気口１２は前記気
化筒１の壁面に固定されており、他方は送風機１３へと
連通している。

１４は燃料ポンプ１５からの送油管１６に連通させたノ
ズルで、送風管１１内部を通して気化筒ｌ内部に臨ませ
である。

上記構成において、シーズヒータ２に通電され、気化筒
ｌが所定の温度に加熱されると、送風機１３が始動して
燃焼用空気が送風管１１を通って空気口１２から気化筒
ｌ内部に送られ、また燃料ポンプ１５も始動して燃料が
送油管１６を通してノズル１４より気化筒１内部に噴出
される。気化筒１内部に噴出された液体燃料は・加熱さ
れた気化筒ｌの側壁面で気化され、燃焼用空気と混合し
た後、バーナヘッド３へと送られ炎孔４より噴出する。

そしてこの混合ガスは点火電極８からの火花放電によっ
て着火され、火炎９を形成する。

ここで上記ノズル１４から気化筒ｌ内に噴出する燃料は
気化筒工の内周壁面が出張りのない円弧面となっている
ので、燃焼用空気と気化ガスは強くてスムーズな旋回を
行ない、気化ガスと空気との良好な混合が行われる。そ
して混合ガスはバーナヘッド３へと導かれ、均圧板６と
混合筒７でより均一化され、バーナヘッド３内に柱等の
邪魔ものがな−いのでバーナヘッド３全周に均一に供給
され、むらのない安定した火炎が形成される。したがっ
臭気、スス、４呻等の発生がなくなる。

また、バーナヘッド３のフランジ部３ａと気化筒１の開
口縁部１ａとの間の隙間から、何らかの影響で未燃ガス
が漏れたとしても構成上、火炎の下部からしか漏れず、
その場合未燃ガスは必ず上が防げる。さらにこの実施例
では気化筒Ｍ５．均圧板６、混合筒７はバーナヘッド３
内に設けてバーナヘッド３のフランジ部３ａと気化筒開
口縁部１ａとの間に重合させていないので、その分未燃
ガスの漏れを少なくすることができるようになっている
。

発明の効果 以上実施例で明らかなように本発明によれば、ノズルか
ら噴出された燃料は燃焼用空気の強くてスムーズな旋回
流によって効率よく混合が行われ、かつ、バーナヘッド
内において均一に分散される燃焼を安定して持続させる
ことができる。また、万一、未燃ガスの漏れが生した場
合でも、未燃ガスのまま器具外へ排出される事のない安
全なものとなる。また、組立性およびメンテナンス性に
ついても従来構成に比べ大幅に向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における液体燃料燃焼装置の
要部拡大断面図、第２図は同全体構成を示す断面図、第
３図は従来の燃焼装置の全体＋！戒を示す断面図である
。 ■・・・・・・気化筒、１ａ・・・・・・開口縁部、３
・・・・・・バーナヘッド、３ａ・・・・・・フランジ
部、５・・・・・・気化筒蓋、５ａ・・・・・・７昆合
ガス流入口、６・・・・・・均圧板、７・・・・・・混
合筒。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ヒータを内蔵し内周面が出張りのない円弧面となってい
   る有底筒状の気化筒と、この気化筒にその開口部を覆う
   如く略中央部に混合ガス流入口を設けた気化筒蓋を取付
   け、この気化筒蓋の上にパンチング状の均圧板とこの均
   圧板を覆い上記気化筒蓋の混合ガス入力口と対向する部
   分に開口を有する有天筒状の混合筒を設け、これらを有
   天筒状でかつ周壁全周に略均等に炎孔を設けたバーナヘ
   ッドで覆い、このバーナヘッドの周縁フランジ部を上記
   気化筒の開口縁部にビス止めして前記気化筒蓋、均圧板
   、混合筒を気化筒開口縁部に圧接固定した液体燃料燃焼
   装置。