JPH03174802A - プラズマ発生用マイクロ波回路の自動チューニング装置 - Google Patents

プラズマ発生用マイクロ波回路の自動チューニング装置

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JPH03174802A
JPH03174802A JP1312874A JP31287489A JPH03174802A JP H03174802 A JPH03174802 A JP H03174802A JP 1312874 A JP1312874 A JP 1312874A JP 31287489 A JP31287489 A JP 31287489A JP H03174802 A JPH03174802 A JP H03174802A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プラズマ発生用マイクロ波回路の自動チュー
ニング装置に関するものである。
〔従来の技術と発明が解決しようとする問題点〕第16
図は、マイクロ波回路に用いられる従来のスタブによる
自動整合装置を示す概略構成図である。図において、1
はマイクロ波を通過させるための導波管、2a〜2eは
5本のアンテナからなる定在波検出器であって、適宜の
間隔で導波管1の長手方向に配置されている。3a〜3
dはスタブであって、3a、3bを組とする第1の複合
スタブと3c、3dを組とする第2の複合スタブとが適
宜の間隔で配置され、かっ導波管壁から管内に挿入引出
し自在になるように取付けられている。
Ml、M2はスタブ3a、3b及び3c、3dをシーソ
ー運動させるためのスタブ駆動用モータ、20は整合用
制御装置である。
以上のような構成において、定在波検出器2a〜2eで
検出される出力電圧 V a −V eから求められる
vA−vb−vd及び V B −1/2(V e+V
a)−VcのVA、VBとが直交しているので、これら
の出力でそれぞれスタブ駆動用モータMl。
M2を回転させ、VA、VBが共に零になるように、ス
タブ3a、3b及び3c、3dを調整して、負荷のイン
ピーダンス整合を行っている(特開昭63−15502
号)。
しかしながら、上記の自動整合装置をプラズマを利用し
た半導体製造装置等に採用した場合、次の問題点が発生
する。
すなわち、−膜内にプラズマ負荷は、非線形すなわち第
17図に示すように、マイクロ波パワーを増減させると
、プラズマ負荷のインピーダンス1z1が変化し、また
I21に不連続点f、、f2が生じるヒステリシスが発
生する。この不連続点は、プラズマを生成させるガスの
種類、圧力等により、種々に変化することが確認されて
いる。
今、負荷のインピーダンスIZIが第17図に示すe点
での値とすると、スタブが動き始めると同時に、整合を
とる方向に動くために、それにつれて遂次、負荷に供給
されるパワーが徐々に増加し、不連続点f、が生じるパ
ワーに達すると、この点で121が跳躍する現象が起こ
る。この時、121が急変するために、マイクロ波パワ
ーの反射電力が大きくなり、第17図の点線で示すよう
に、負荷に供給されるパワーが減少する方向、例えば再
びe点に戻って、この点でのパワーが供給される。
つづいて、再び上記の動作が行われるが、以後はこの動
作を繰り返すだけで、結局、整合がとれない状態が続く
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記の問題点を解決するために、本発明にお
いては、整合を行うものではなく、マイクロ波回路のマ
イクロ波電源と負荷との間で検出される進行波及び反射
波または定在波から得た信号により、スタブを駆動して
インピーダンス整合を行う自動チューニング方法におい
て、プラズマ負荷に発生する負荷インピーダンスの不連
続点を避け、かつ少なくとも整合点に最も近い進行波及
び反射波または定在波状態を与える定数を設定したチュ
ーニング目標値にチューニングさせることを特徴として
いる。
〔作用〕
本発明は、負荷インピーダンスの不連続点を避け、かつ
少なくとも整合点に最も近い進行波及び反射波または定
在波状態を与える定数を設定したチューニング目標値に
チューニングさせることによって、特にプラズマ負荷に
対応することができる。
〔実施例〕
第1の実施例は、本発明の請求項1及び2に対応する。
第1図は、本発明の方法を実施する自動チューニング装
置の第1の実施例を示す概略構成図である。図において
、1は導波管、6a、6b、5cは電圧定在波振幅が検
出できる定在波検出器であって、3本のアンテナが例え
ば平均管内波長λgの1/6の間隔で、導波管1の長手
方向に順次に配置されている。S 1.S 2.S 3
はスタブであって、定在波検出器6a〜6cよりも負荷
側に位置し、3本のスタブは平均管内波長λgの1/4
,1/8.1/8のいずれかの間隔で配置され、特に実
用面から1/4の間隔で配置され、かつ導波管壁から管
内に挿入引出し自在になるように取付けられている。M
l、M2.M3は各々のスタブ5l−33を駆動するス
タブ駆動用モータ、7はコンピュータによるチューニン
グ用制御装置である。
つぎに、上記のスタブを用いて行うプラズマ発生用マイ
クロ波回路の自動チューニングの一動作例を、第2図に
示すフローチャートで説明し、また各々のステップにつ
いては第3図乃至第13図を用いて説明する。まず、動
作させるに当っては、基準となる定在波検出器を第1図
に示すように、例えば6aとしたときに、この位置にお
ける入射電圧振幅及び見掛けの反射係数を各々d、r’
(r’−dX反射係係数)とし、また任意の位置Poで
電圧定在波振幅pとなる位相と、基準となる定在波検出
器6aで検出される電圧定在波振幅aとなる位相との偏
角をθとする。
(1)予め定めた任意の反射係数Γa及び偏角θaを与
え、そのときに求められるコンダクタンスGa及びサセ
プタンスBaをチューニング目標値、例えば第6図及び
第11図に示す(Ga、jBa)としくステップA)、
コンダクタンスGa及びサセプタンスBaを第7図に示
すように、180″位相変換したコンダクタンスGb及
びサセプタンスBb (Gb、jBb)を求める(ステ
ップB)。
(2)定在波検出器6a〜6cにより、定在波振幅a、
b、Cを検出する(ステップC)。
(3)定在波検出器6a〜6cの設置点P a −PC
における電圧定在波振幅a、b、cは、第3図の電圧定
在波分布を示す波形上のa、b、Cに相当しており、こ
れらは見掛けの反射係数r′及び偏角θを考慮すると、
第4図のベクトル図に示すようになる。
したがって、a、b、c、 とd、  r” 、  θ
との間には、(1)〜(3〉式が成立する。
a22=Γ′ 2+d2−2r”  dXeos(π−
θ)        ・・・(1)b2−r” 2+d
2−2r”  dxcos(π−θ+ 4/3 yr 
)        −(2)22 c  −r”  十d2−2r” d xcos(π−θ+2/3π)    ・・・(3)(
1)〜(3〉の連立方程式を演算して、偏角θ及び入射
電圧振幅d−1とする反射係数Fを求め、検出器6aと
スタブS3との間隔を単純に平均管内波長λgの1/2
の整数倍にすれば、波長が同位相になるので、このとき
のθ、rは基準となるスタブ、例えばS3の位置におけ
るものとなる(ステップD)。
(4)r、  θで定まる座標が第9図に示すように、
スタブS2.S3によるチューニング可能領域Xにある
か、または第13図に示すように、スタブS1、S2に
よるチューニング可能領域Yにあるかを判定しくステッ
プE)、スタブS2.S3によるチューニング可能領域
Xにあるときは、スタブS3の位置における初期のサセ
プタンスBoを以下のように求める。
線路の任意の点における反射係数Fは、複素数によって
(4)式で表わされる。
r” −l r’ l e jθ−u+jv     
 ・・・(4)そして、線路インピーダンスの逆数であ
るアドミタンスYは、 (5)式で表わされる。
Y−(12=Γ′)/(1+r’)  −c+j13=
(1u−jV)/(1+u+jv)・・・(5)ここで
、G:コンダクタンス、B:サセプタンスであって、(
5〉式から各々(6〉及び(7〉式が求められる。
G−(1−u2−v2)/[(1+u) 2+v2]・
・・(6) B=−2v/[(1+u)  十v2]   −(7)
(6〉式及び(7〉式は、各々 (8)及び(9〉式に
変形することができる。
[u+G/ (G+1)] 2+v2 −  [1/  (G+1)  コ 2       
         ・・・ (8)(u+1)  +(
v+1/B) 2 − (1/B) 2           ・・・(9
)すなわち、 (8)及び (9)式は、第5図に示す
ように、Γ,θで定まる座標r’(u、jv)を通る円
の式を表わしており、座標r’(u、jv)は(G、j
B)と表現することもできるので、スタブの挿入量の変
化に伴って、サセプタンスBのみが変化することによる
座標(G、jB)がG−一定の円の一部を描くことによ
り、第1段階のチューニング動作が行われる。したがっ
て、スタブS3の位置における初期のサセプタンスBo
を求めておく必要がある(ステップF)。
ここでは、このときのコンダクタンスGを便宜上Goと
し、また座標r’(u、jv)をr’(uo。
j vo)−(Go、j Bo)とする。
(5)サセプタンスBoが求められると、スタブS2.
S3の挿入長に対応するサセプタンスB2.B3を以下
のように求める。
まず、第6図に示すように、G−Gbの円の原点Oに対
して対称な円(G’−Gbの円)とG−Goの円との交
点の座標(u2.jv2)を求め(ステップG)、つぎ
にこの座標(u2.jv2)から 〈7)式によって、
サセプタンスB2’を求め(ステップH)、つづいてサ
セプタンスB2’から初期のサセプタンスBoを差し引
いて、スタブS3の挿入長に対応するサセプタンスB3
  (−82’ −Bo)を求める(ステップI)。
(6)さらに、サセプタンスB2’を第7図に示すよう
に、スタブの間隔λg/4−180°回転させた位置、
すなわちスタブS2の位置におけるサセプタンスB2’
に変換しくステップJ)チューニング目標値のサセプタ
ンスBbからサセプタンスB2’を差し引いて、スタブ
S2の挿入長に対応するサセプタンスB2  (−Bb
−82”)を求める(ステップK)。
(7)サセプタンスB2.B3が求められると、スタブ
S 2.S 3を以下のように駆動する。
スタブの挿入長りに対するサセプタンスBを予め測定す
ることにより、LとBとは第8図に示す関係になるので
、あるサセプタンスBに対するスタブの挿入長りが求ま
る。したがって、サセプタンスB2.B3に対する各々
のスタブの挿入長L2゜L3を計算して求め(ステップ
L)、スタブS2゜S3を第9図に示すように、各々L
2.L3に駆動することにより、チューニング目標値に
対するチューニングが完了する(ステップM)。
ところが、実際は、スタブが動き始めると同時に、所望
の挿入長りになるまで、負荷に供給されるパワーが徐々
に増加して、負荷インピーダンスが変化するために、例
えば第15図に示すe点での負荷インピーダンス、すな
わち最初に求めた初期のコンダクタンスGo及びサセプ
タンスBoが、次のサンプリングで求められるコンダク
タンスG及びサセプタンスBとに差が出るために、第6
図に示すチューニング目標値Ga、Baに対してずれが
生じる。
したがって、サンプリング毎に定在波検出器の出力が絶
えず変化するために、上述したステップCからステップ
Mまでを繰り返す必要があり、この繰り返しを行うこと
によって最終的にチューニング目標値に達して、チュー
ニングが完了し、第9図の斜線で示す部分がチューニン
グ可能領域Xとなる。
(8)前述したステップEにおいて、スタブSI。
B2によるチューニング可能領域Yにあるときは、Γ,
θから求められるスタブs3の位置における初期のサセ
プタンスBoを第1o図に示すように、スタブの間隔λ
g/4−180”回転させた位置、すなわち第2の基準
とするスタブs2の位置における初期のサセプタンスB
o’ (Go’ 、jBo’ )を求める(ステップN
)。
(9)サセプタンスBo′が求められると、スタブSl
、S2の挿入長に対応るするセブタンスBl。
B2を以下のように求める。
まず、第11図に示すように、 G=Go’の円とG=
Gaの円の原点0に対して対称な円との交点の座標(u
l、jvl)を求め(ステップo)、つぎにこの座標(
ul、jvl)から (7)式によって、サセプタンス
Bl’を求め(ステップP)、つづいてサセプタンスB
l’から初期のサセプタンスBo′を差し引いて、スタ
ブ2の挿入長に対応するサセプタンスB2  (−Bl
’ −Bo’ )を求める(ステップQ)。
(10)さらに、サセプタンスBl’を第12図に示す
ように、スタブの間隔λに/4− 180”回転させた
位置、すなわちスタブSlにおけるサセプタンスBl’
に変換しくステップR)、チューニング目標値のサセプ
タンスBaからサセプタンスBl’を差し引いてスタブ
81の挿入長に対応するサセプタンスBl  (=Ba
−Bl ’ )を求める(ステップS)。
(11)サセプタンスBl、B2が求められると、スタ
ブS1.B2を以下のように駆動する。
前述したステップLと同様に、サセプタンスB1、B2
に対する各々のスタブの挿入長L1.L2を計算して求
め(ステップT)、スタブSl、S2を第13図に示す
ように、各々L1.L2に駆動することによりチューニ
ング目標値に対するチューニングが完了しくステップU
)、斜線で示す部分がチューニング可能領域Yとなる。
なお、チューニング目標値の設定については、個々の条
件におけるプラズマ負荷の不連続点を測定し、この点を
避けて、かつ整合点に最も近いr。
θを入力すればよい。また、以上の説明では、定在波検
出器の間隔を平均管内波長λgの1/6としたが、λg
 / 6の整数倍(但し、λg / 2の整数倍を除く
。)を満足すればよい。例えばλg/3とすれば、前述
した(1)〜(3〉式は以下のようになる。
2 a  2=Γ′   +d2−2r’  dXcos(
π−θ) 2 b  2=Γ′   +d2−2r’  dXcos(
π−θ+ 8/:1(r) 2 c  2=Γ′   +d2−2r’  dXcos(
r−θ+4/:(r) また、検出器6aとスタブS3との間隔は任意の値であ
ってもよく、そのときの偏角θ′はλg/2−2πから
簡単に求められるので、検出器の間隔、スタブの間隔及
び検出器とスタブとの間隔の仕様変更に対して、ソフト
の1部変更により容易に対応できる。
第2の実施例は、本発明の請求項1及び3に対応する。
第14図は、本発明の方法を実施する自動チューニング
装置の第2の実施例を示す概略構成図である。図におい
て、2個のスタブ3a、3bを導波管1の広辺中央に置
き使用周波数帯のほぼ中心で、管内波長の(1/4)と
なる距離を隔てて配置し、方のスタブの挿入長が最大の
ときに、他方の挿入長はゼロとなり、その中間では、一
方の増加が他方の減少となるように、差動的に連続して
変化させる複合スタブの一組を示しており、このような
複合スタブを2組3a、3b及び3d、3C%平均管内
波長の(1/8)隔てて配置している。2a〜2eは5
本のアンテナからなる定在波検出器であって、それぞれ
導波管広辺の中央に、平均管内波長の(1/8)の距離
に配置されている。このとき導波管入力電力に相当する
検出電圧振幅をViとし、中央のアンテナ2Cから負荷
を見た反射係数をrとする。今、周波数変化による誤差
を無視すると、各アンテナの出力電圧は次式のようにな
る。
Ve−kl Vtl 2(1+I r’ l 2−2 
l r’ l cos(θ−π)〕Vd−kl Vtl
 2  c+++ r’ l 2−21  I’  l
 cos(θ−π/2))Vc=kl Vt l 2(
1+l  r’  l 2−21  r’  I co
s  θ〕Vb−kl Vt + 2  (1+l  
r  l 2−2 l  r’  I cos(θ+ 
π/2)〕Va−kl Vtl 2 [1+l  r’
  l 2−2 I  r’  l cos(θ+ π
)〕今、差動増幅器10aの入力端にアンテナ2b。
2dの出力を加えて、その差電圧出力をとると、VA=
Vb−Vd−4k l Vt l 2I r l si
n Elとなり、この出力V^と第1のチューニング目
標値設定器Aの出力Saとを差動増幅器11aに入力す
る。また、アンテナ2e、2aの出力電圧の和の(1/
2)と、アンテナ2cの出力電圧の差を、差動増幅器1
0bで求めると、 VB−1々(Ve+Va)−Vc−4k l Vt l
 21 r’ I cosθとなり、この出力と第2の
チューニング目標値設定器Bの出力sbとを差動増幅器
11bに入力する。
なお、VAとVBとは直交しているので、差動増幅器1
1a、 llbの出力同士も直交しているので、これら
の出力を電力増幅器12a 、 12bに加え、それら
の出力でスタブ駆動用モータMl、M2を回転させ、そ
れぞれ複合スタブ3a、3b及び3c。
3dを調整させると、差動増幅器11a、 llbが共
に零になった所で、負荷インピーダンスの不連続点を避
け、かつ最も整合点に近い点に自動チューニングされる
第3の実施例は、本発明の請求項1及び3に対応する。
第15図は、本発明の方法を実施する自動チューニング
装置の第3の実施例を示す概略構成図である。図におい
て、電源側から入射された進行波電力成分は、方向性結
合器13で抽出され、この出力は信号分割回路15で二
分され、それぞれ合成検波器17a、 17bに印加さ
れる。
一方、負荷から反射されて来た反射波成分は、方向性結
合器14で抽出され、この出力は90度成分発生器16
によって、同相と90度位相差を有する三信号に分割さ
れ、合成検波器17a、 17bの他の入力端子に加え
られている。この合成検波器は両端子入力の和と差の電
圧を二乗検波して合成するもので、一方の合成検波器の
出力電圧は VA= 4kla Rl r’ 1cosθとなり、こ
の出力VAと第1のチューニング目標値設定器Aの出力
Saとを差動増幅器18aに入力する。
また、他方の合成検波器の出力電圧は、入力信号の一方
が90度の位相差を持つためにVB−4kla 121
 r l5inθとなり、この出力VBと第2のチュー
ニング目標値設定器Bの出力sbとを差動増幅器18b
に入力する。この差動増幅器18a、 18bの出力同
士は、第2の実施例と同様に直交しているので、これら
の出力を電力増幅器19a、 19bに加え、それらの
出力でスタブ駆動用モータM 1.M 2を回転させ、
それぞれ複合スタブ3a、3b及び3c、3dを調整さ
せると、差動増幅器18a 、 18bが共に零になっ
た所で、負荷インピーダンスの不連続点を避け、かつ最
も整合点に近い点に自動チューニングされる。
なお、第2及び第3の実施例でのチューニング目標値の
設定については、個々の条件におけるプラズマ負荷の不
連続点を測定し、この点を避けて、かつ整合点に最も近
いr 、sInθまたはr’ 、cosθを入力すれば
よい。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、負荷インピーダンスの
不連続点を避け、かつ少なくとも整合点に最も近い定在
波状態を与える定数を設定したチューニング目標値にチ
ューニングさせることによって、特にプラズマ負荷のよ
うな非線形負荷に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施する自動チューニング装置
の第1の実施例を示す概略構成図、第2図は本発明に基
づく一動作例を示すフローチャート、第3図は電圧定在
波分布を示す波形図、第4図は電圧定在波振幅a、b、
cを示すベクトル図、第5図はスタブS3の位置におけ
る初期のサセプタンスBoを通る円を示すスミス線図、
第6図はG’ −Gbの円とG−Goの円との交点から
サセプタンスB3の求め方を示すスミス線図、第7図は
スタブS2の位置におけるサセプタンスB2’に変換及
びチューニング目標値を180”位相変換することを示
すスミス線図、第8図はサセプタンスBとスタブの挿入
長りとの関係を示す線図、第9図はスタブS2.S3の
軌跡及びそのチューニング可能領域Xを示すスミス線図
、第1O図はスタブS2の位置における初期のサセプタ
ンスBo’に変換することを示すスミス線図、第11図
はG′−Gaの円とG−Go’の円との交点からサセプ
タンスB2の求め方を示すスミス線図、第12図はスタ
ブSlにおけるサセプタンスBl’に変換することを示
すスミス線図、第13図はスタブS1.S2の軌跡及び
そのチューニング可能領域Yを示すスミス線図、第14
図及び第15図はそれぞれ本発明の方法を実施する自動
チューニング装置の第2及び第3の実施例を示す概略構
成図、第16図は従来のスタブによる自動整合装置を示
す概略構成図、第17図はプラズマ負荷のインピーダン
ス変化を示す線図である。 1・・・導波管、2 a 〜2 e、 6 a 〜6 
c一定在波検出器、3a、3b、3c、3d−・・複合
スタブ、7、・・チューニング用制御装置、13.14
・・・方向性結合器、A・・・第1のチューニング目標
値設定器、B・・・第2のチューニング目標値設定器、
Ml −M3・・・スタブ駆動用モータ、S1〜S3・
・・スタブ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.マイクロ波回路のマイクロ波電源と負荷との間で検
    出される進行波と反射波との両者または定在波から得た
    信号により、スタブを駆動してインピーダンス整合を行
    う自動チューニング方法において、プラズマ負荷に発生
    する負荷インピーダンスの不連続点を避け、かつ少なく
    とも整合点に最も近い進行波と反射波との両者または定
    在波状態を与える定数を設定したチューニング目標値に
    チューニングさせるプラズマ発生用マイクロ波回路の自
    動チューニング方法。
  2. 2.マイクロ波回路に用いられるスタブチューナーによ
    るプラズマ発生用マイクロ波回路の自動チューニング装
    置において、マイクロ波を通過させる導波管1と、前記
    導波管1の長手方向に平均管内波長λgの1/6の間隔
    で順次に配置した3つの定在波検出器6a,6b,6c
    と、前記定在波検出器と異なる位置に平均管内波長λg
    の1/4,1/6,1/8のいずれかの間隔で順次に配
    置した3つのスタブS1,S2,S3と、前記スタブS
    1〜S3を駆動するスタブ駆動用モータM1,M2,M
    3と、前記検出器6a〜6cで検出される各々の電圧定
    在波振幅a,b,cを入力として、基準とする前記定在
    波検出器6aの位置Paにおける入射電圧振幅をdとし
    、見掛けの反射係数をΓ′(=d×反射係数Γ)とし、
    前記導波管の任意の位置Poで電圧定在波振幅pとなる
    位相と前記位置Paで電圧定在波振幅aとなる位相との
    偏角をθとしたときに、 a^2=Γ′^2+d^2−2Γ′d ×cos(π−θ) b^2=Γ′^2+d^2−2Γ′d ×cos(π−θ+4/3π) c^2−Γ′^2+d^2−2Γ′d ×cos(π−θ+2/3π) の連立方程式を演算して、偏角θ及び入射電圧振幅d=
    1とする反射係数Γを求め、さらにこのときのΓ,θか
    らコンダクタンスG及びサセプタンスBを求め、予め定
    めた任意の反射係数Γa及び偏角θaを与えたときに求
    められるコンダクタンスGa及びサセプタンスBaをチ
    ューニング目標値とし、前記コンダクタンスG及びサセ
    プタンスBをコンダクタンスGa及びサセプタンスBa
    に変化させるのに必要な各スタブS1〜S3の位置での
    サセプタンスB1〜B3を求めて、その各々のサセプタ
    ンスB1〜B3を得るのに必要なスタブS1〜S3の各
    々の挿入長L1〜L3を求め、各々のスタブをL1〜L
    3だけ挿入するための信号を前記スタブを駆動するスタ
    ブ駆動用モータに入力し、そのときに変化する前記検出
    器の6a〜6cの出力信号をフィードバックするチュー
    ニング用制御装置とを備えたプラズマ発生用マイクロ波
    回路の自動チューニング装置。
  3. 3.マイクロ波電源と負荷との間に定在波検出器または
    方向性結合器及びスタブを置き、検出した進行波成分及
    び反射波成分の強度及びその位相差に基づき、負荷の反
    射係数|Γ|とその正弦sinθ及び余弦cosθとの
    積に比例した第1及び第2の演算出力を得て、これによ
    りスタブを駆動して負荷の整合を行うプラズマ発生用マ
    イクロ波回路の自動チューニング装置において、予め定
    めた任意の反射係数|Γ|,正弦sinθを設定する第
    1のチューニング目標値設定器と、任意の反射係数|Γ
    |,余弦cosθを設定する第2のチューニング目標値
    設定器とを設け、導波管1の長手方向に平均管内波長の
    1/4の間隔で2個のスタブを立て、一方と他方とを作
    動的に連動させ、かつこの複合スタブを2組、平均管内
    波長の1/8の間隔で配置し、第1の演算出力と第1の
    チューニング目標値設定器出力との差出力及び第2の演
    算出力と第2のチューニング目標値設定器出力との差出
    力により、第1及び第2の複合スタブを駆動してチュー
    ニング目標値にチューニングさせるプラズマ発生用マイ
    クロ波回路の自動チューニング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018032974A (ja) * 2016-08-24 2018-03-01 古河電気工業株式会社 自動整合装置および自動整合方法

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