JPH03170907A - 可動体に搭載したガンのための光学的照準システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は砲撃技術（ｇｕｎｎｅｒｙ）　　とくに自走式
の可動体（ｍｏｂｉｌｅ　ｐｌａｔｆｏｍ）に取り付け
られたガンのねらいをつける技術に関する。なお、本明
細書において、「ガン（ｇｕｎ）　Ｊとは、大砲、臼砲
のほか、小銃、機銃、ミサイル発射類など、あらゆる火
器を含む概念である。

本発明が適用できる自走式のガン搭載可動体の代表例は
、旋回する砲塔（ｔｕｒｒｅｔ）に取り付けられたガン
を有する戦車であり、そのガンは戦車内に着席し、そこ
から離れたところに位置する指揮官によって指揮される
射撃手によって操作される。

本発明は、自走式のガン搭載の可動体、たとえば種々の
タイプの装甲車両や、砲艦のような艦船などに適用でき
る。

［従来の技術］ 砲撃においてガンは射程を合わせるために上げ下げされ
、方位角を合わせるために左右に旋回される。特定され
た目標物を砲撃するため、ガンを正確な位置（角位置）
に合わせるためのあらゆる手段およびその操作は、本明
細書では「エイミングＪ　（ａｉｍｉｎｇ）という。

本発明にかかわる自走式のガン搭載可動体、たとえば戦
車においては、射撃手と指揮官の間で迅速かつ信頼でき
る連絡をとる必要性がある。

古典的な配置では、自らの位置から現場を観察し、かつ
目標物を確認している指揮官は射撃手と直接あるいは機
内連絡装置を通して声で連絡する。

エイミング中に射撃手が指揮官に報告し、および（また
は）指揮官が射撃手に命令を下す。

そして適切な瞬間に指揮官が射撃手に射撃命令を下す。

この古典的な方法では、有用な時間が射撃手と指揮官と
の間の双方向の声による連絡によって失われる。したが
って、とくに最近の電子砲撃制御を備えた自走式のガン
搭載可動体に関してはこの方法は不充分であり、そのよ
うな可動体のぱあい、射撃命令は非常に正確な時点て下
さなければならない。さもなくば目標物が見失われる。

それゆえ従来より、射撃手が指揮官に報告する必要性を
回避するために、射撃手および指揮官がともに砲のエイ
ミングを注視し、そして照準が正しいときに指揮官が射
撃手に命令を下すか、あるいは自ら砲撃アクチュエー夕
を押すようなシステムが求められている。そのようなシ
ステムはたとえば米国特許第４，３１８．３３０号明細
書に開示されている。その特許明細書においては、戦車
の上部に取り付けられた砲は光学的な観測・エイミング
システムを備えた砲撃＃Ｊ御システムによりねらいをつ
けられる。そして戦車の指揮官が安定化されたパノラマ
式の光学装置により目標物を光学的にとらえ、ついで戦
車の射撃手が独立して安定化された彼自身の光学装置に
よって追認（ｔａｋｅ　ｏｖｅｒ）　Ｌた後、射撃手に
よってエイミングシステムが制御される。

戦車の指揮官は目標物に照準を合わした後、自らのパノ
ラマ式の光学的装置の位置 （　ｐｏｓｉｔｉｏｎ）の実際の値を射撃手側の安定制
御機構へ、指揮官側および射撃手側の２個の光学的装置
の位置をたがいに合わせるように評価された値（ｒａｔ
ｅｄ　ｖａｌｕｅ）として伝達させるための制御信号を
送る。

その後射撃手によって発生させられた制御信号に応じて
ガン（武器）は射撃手の光学的装置を通して見ながら目
標物にねらいをつけられる。

ガンに堅固に取り付けられた標的テレビジョンカメラに
よって写される目標物の像は射撃手の前方のテレビジョ
ンモニターに写し出され、そのモニター上の目標物を見
ながら、高精度でガンのねらいをつけて砲撃する。

そのような洗練されたシステムは、複雑で高価であり、
作戦行動中一般的であるラフな条件に対し、過敏である
。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明は、射撃手の照準および距Ｍ７ＴｌｌＩ定（ｒａ
ｎｇｅ　ｒｌｎｄｉｎｇ）装置と関連して、指揮官が射
撃手と同時に照準および距離測定にたずさわることがで
きる、単純ではあるが信頼できる光学的な補助手段を提
供することを目的とする。本発明はかかる目的を達成す
るため、イスラエル国、ハイファ　３４　７３９、シグ
マ　ストリート２３に住所を有する、オーレン　ア／％
ロンによって完戊されたものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明の、自走式の可動体に搭載したガンのねらいをつ
けるときに用いる照準システムは、下端部付近に接眼レ
ンズおよびそれと関連する鏡を有し、上端部付近に観，
１１Ｊ孔およびそれと関連する回転自在の頭部ミラーを
備えた射撃用の潜望鏡形の照準装置と、 前記回転自在の頭部ミラーに光学的鏡内目盛を投影する
ためのコリメータと、ガンの位置を前記頭部ミラーと相
互に関連させるための電子砲撃制御手段とからなる照準
システムであって、前記コリメータが実質的に単色の光
源を有し、射撃手から離れて前記可動体上に位置する指
揮官用の補助の照準手段が設けられており、該補助の照
準手段が、前記頭部ミラーまたはプリズムと向い合う第
１の窓／反射板と、前記第１の窓／反射板から鉛直方向
に離れた第２の窓／反射板と、前記光学的鏡内目盛ない
し点が指揮官の視線の中に、直接または光学的に伝達さ
れて投影されるように前記第１および第２の窓／反射板
の間で光を伝達する手段とを有し、前記第１および第２
の窓／反射板は周囲の光を透過し、かつ前記コリメータ
から到達した単色光を反射するものであることを特徴と
している。

特許請求の範囲にいう「窓／反射鏡」とは分光器ないし
ダイクロイツクミラーを意味する。

また「指揮官の直接または光学的に伝達された視線」と
は、光学的に補助手段を用いない（ｏｐｔｌｃａｌｌｙ
　ｕｎａＩｄｅｄ）視線ないし光学的な照準手段によっ
て指揮官に伝達される照準の線を意味する。

また「鏡内目盛」は線で構戊されるもののほか、点も含
む。さらに「頭部ミラー」は鏡のほか、プリズムも含む
。

本発明の一実施例においては、前記第１および第２の窓
／反射板によって反射する光を伝達するための手段は、
チューブとしうる。そのチューブは要すれば、たとえば
入れ子式に組み合わされた（ｔｅｌｅｓｃｏｐｉｎｇ）
　２以上のチューブからなる、長さが調節可能なチュー
ブであってもよい。

本発明の他の実施例においては、前記第１の窓／反射板
によって反射した光を第２の窓／反ｑ＝ｔ板へ伝達する
ための手段は、適切な端部の光伝達手段を有する受光お
よび発光端を備えた光ファイバーの束としうる。

本発明はいかなる自走式のガン搭載可動体にも適用でき
る。そしてその代表的な例は戦車、装甲車、砲艦のよう
な艦船などである。

［作　用］ 本発明の照準システムにより射撃手が潜望鏡式の照準装
置を通して目標物に照準を合わせ、距離測定装置を操作
する。コリメータによって頭部ミラーに投射された光学
的鏡内目盛あるいは点と目標物が一致すると、ガンは目
標物にロックされる。

なお、ガンを目標物にねらいをつけるために電子発射制
御手段によって頭部ミラーを回転させると、同時にガン
を上げ下げさせながら左右に回転させる。

頭部ミラー上に光学的鏡内目盛あるいは点が反射される
と第１および第２の窓／反射板を経て指揮官の視線内に
も投影さる。そのため、頭部ミラー上で目標物と光学的
鏡内目盛とが一致すると窓／反射板上でも同様の一致が
起こり、指揮官は、射撃手と同時にガンがロックされて
いる事実を理解できる。

［実施例］ つぎに図面を参照しながら本発明の照準システムを説明
する。

第１図は本発明の照準システムの第１実施例が取りつけ
られた、旋回する砲塔を搭載した戦車の一部破断側面図
、第２図は本発明の照準システムの第２実施例が取りつ
けられた、旋回する砲塔を有する戦車の側面図である。

第１図に示される実施例において、本発明の照準システ
ム（１）は旋回する砲塔（３）を有する戦車（２）に取
り付けられており、砲塔（３）にはガンである大砲（４
）が取り付けられている。射撃手（３）は砲塔内に示さ
れており、指揮官（Ｃ）は砲塔（３）からマンホール（
５）を通して部分的に現れている。

前記照準システム（１）は下端付近に接眼レンズ（刀を
有する潜望鏡（６）を備えており、さらに接眼レンズ（
刀には、実質的に単色の光源、たとえばレーザーダイオ
ード、発光ダイオードあるいは他の実質的に単色の光源
を有するコリメータ（８）が、周囲の光を透過し、かつ
コリメータ（８）により発生する光を射撃手の視線の中
に反射するダイクロイックミラ−（ｄｌｃｈｒｏｉｃ　
ｍｉｒｒｏｒ）（図示されていない）と共に取りつけら
れている。

前記プリズムないし鏡（９）にはさらに接眼レンズ（７
）が、結合されている。潜望鏡（６）の上端付近には回
転自在の頭部ミラー（ト））が設けられている。

前記コリメータ（８）を接眼レンズ（刀と結合させる代
わりに、潜望鏡（６）の下端部付近にコリメータ（８）
の平行な光を通すための他の開口を設け、その開口に直
接、あるいはいくらか離してコリメータ（８）を取りつ
けてもよい。

コリメータ（８）と回転自在の頭部ミラー（財）を有す
る潜望鏡（６）は公知の技術であり、従来から戦車に取
り付けられている。

本発明の照準システムは、さらに補助照準手段を有して
おり、その補助照準手段はその下方に前記頭部ミラー（
１０）と向い合う第１の窓／反射板０′３を備えると共
に、その上方に第１の窓／反射板から垂直方向に隔てら
れた第２の窓／反射板（１４）を備えたチューブ０２）
から構威される。

作戦行動中あるいは操作中、射撃手（０は潜望鏡（６）
を通して目標物に照準を合わせ、距離測定装置を操作す
る。コリメータ（８）は光学的鏡内目盛あるいは点を頭
部ミラーの）に投射し、頭部ミラーＱＯ）は１−ｔ撃手
により操作される電子発射制御手段によって回転させら
れ、それと同時に、そして相互に関連するように、電子
発射制御手段が大砲を上げ下げしながら左右に回転させ
る。

それらはすべてねらいをつけるために用いられるもので
あり、それ自体はすてに知られているものである。

照準された目標物が光学的鏡内目盛あるいは点と一致す
るぱあい、大砲が目標物に口・ソクされ砲撃の準備状態
となる。

鏡（９）によって頭部ミラーＯｏ）上に反射された光学
的鏡内目盛あるいは点は、そこで反射されて補助照準手
段の第１の窓／反射板ψＪおよびチューブ０２）を通し
て第２の窓／反射板０４）に達し、さらに第１図におい
て実線で示しているように指揮官（０の視線内に投影さ
れる。

その結果、頭部ミラー（ＩＱｌ上で目標物と光学的鏡内
目盛とが一致すると、同じような一致が窓／反射板０４
）上で起こり、そのため指揮官（Ｃ）と射撃手（ａは大
砲が目標物にロックされている位置にある事実を同時に
理解する。大砲がそのようなロックされた位置にあると
き、指揮官は射撃手に砲撃するよう命令するか、さもな
くば適切な作動装置によって自ら砲撃する。

第２図の実施例は第１図の実施例と基本的に同じであり
、同一個所は同一の符号で示した。

第２図の実施例のぱあい、第１図において示されている
補助照準装置のチューブ０２）は光ファイバーの束咄と
置き換えられており、光ファイバーの束咄の受光および
発光端ψ■、Ｉ’ｌ７１には光伝達システムａｓ＋Ｓａ
ｃｉがそれぞれ取り付けられている。

このものの操作は第１図の実施例と同してある。

［発明の効果］ 本発明の照準システムは、指揮官が射撃手と同時に照準
および距離測定にたずさわることができ、構成が単純で
、かつ信頼性も高い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の照準システムの第１実施例が取りつけ
られた、旋回する砲塔をもつ戦車の一部破断側面図、第
２図は本発明の照準システムの第２実施例が取りつけら
れた旋回する砲塔をもつ戦車の側面図である。 （図面の主要符号） （１）：照準システム （６１　：　ｍ望鏡 （７）：接眼レンズ （８）；コリメータ （９）：プリズム Ｏｏ）：頭部ミラー ０２）：チューブ ａ３）二第１の窓／反射板 ０４｝；第２の窓／反射板 ■■■：光ファイバーの束 （Ｃ）： 指揮官 ０： 射撃手

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　下端部付近に接眼レンズおよびそれと関連する鏡を
   有し、上端部付近に観測孔およびそれと関連する回転自
   在の頭部ミラーを備えた射撃用の潜望鏡形の照準装置と
   、 前記回転自在の頭部ミラーに光学的鏡内目盛を投影にる
   ためのコリメータと、 ガンの位置を前記頭部ミラーと相互に関連させるための
   電子砲撃制御手段とからなる照準システムであって、 前記コリメータが実質的に単色の光源を有し、射撃手か
   ら離れて前記可動体上に位置する指揮官用の補助の照準
   手段が設けられており、該補助の照準手段が、前記頭部
   ミラーまたはプリズムと向い合う第１の窓／反射板と、
   前記第１の窓／反射板から鉛直方向に離れた第２の窓／
   反射板と、前記光学的鏡内目盛ないし点が指揮官の視線
   の中に、直接または光学的に伝達されて投影されるよう
   に前記第１および第２の窓／反射板の間で光を伝達する
   手段とを有し、 前記第１および第２の窓／反射板は周囲の光を透過し、
   かつ前記コリメータから到達した単色光を反射するもの
   である、 可動体に搭載したガンのための光学的照準システム。 ２　前記第１および第２の窓／反射板の間で光を伝達す
   る手段がチューブである請求項１記載の照準システム。 ３　前記チューブの長さが調節可能である請求項２記載
   の照準システム。 ４　前記第１および第２の窓／反射板の間で光を伝達す
   る手段が、適切な端部光伝達手段が結合されている受光
   および発光端を備えた光ファイバーの束である請求項１
   記載の照準システム。 ５　請求項１記載の照準システムが取り付けられた自走
   式のガン搭載可動体。 ６　請求項２または３記載の照準システムが取り付けら
   れた自走式のガン搭載可動体。 ７　請求項４記載の照準システムが取り付けられた自走
   式のガン搭載可動体。