JPH03167507A - 多心光コネクタプラグ - Google Patents

多心光コネクタプラグ

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JPH03167507A
JPH03167507A JP1306679A JP30667989A JPH03167507A JP H03167507 A JPH03167507 A JP H03167507A JP 1306679 A JP1306679 A JP 1306679A JP 30667989 A JP30667989 A JP 30667989A JP H03167507 A JPH03167507 A JP H03167507A
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reinforcing fiber
optical fiber
ferrule
fixing pipe
reinforcing
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Hideyuki Hanzawa
半沢 秀行
Etsuro Doi
土居 悦郎
Toshihiro Nonaka
野中 俊博
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KERU KK
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    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
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    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/3887Anchoring optical cables to connector housings, e.g. strain relief features
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    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/3873Connectors using guide surfaces for aligning ferrule ends, e.g. tubes, sleeves, V-grooves, rods, pins, balls
    • G02B6/3874Connectors using guide surfaces for aligning ferrule ends, e.g. tubes, sleeves, V-grooves, rods, pins, balls using tubes, sleeves to align ferrules
    • G02B6/3878Connectors using guide surfaces for aligning ferrule ends, e.g. tubes, sleeves, V-grooves, rods, pins, balls using tubes, sleeves to align ferrules comprising a plurality of ferrules, branching and break-out means

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、複数本光ファイバ心線を一括し、補強繊維と
ともに、合戊樹脂製の外被によって被覆した多心光ファ
イバケーブルを接続するためのコネクタプラグに関し、
特に、多心光ファイバケーブルをコネクタプラグに固定
する固定構造に関する。
[従来の技術コ 複数本の光ファイバ心線を一括して被覆し、本の多心光
ファイバケーブルを用いて高密度の光信号の伝送を行な
う通信伝送路が多方面で発展している。この通信伝送路
の布設に用いられる多心光ファイバケーブル同士の接続
や、多心光ファイバケーブルと光学装置との接続に、多
心光コネクタプラグおよび、このプラグを受けるプラグ
受具、例えば、多心リセプタクルが使用される。上記の
コネクタプラグに対する多心光ファイバケーブルの固定
は、結局、伝送損失の点から特に慎重を要する。すなわ
ち,多心光コネクタプラグのファイバ固定部において、
多心光ファイバケーブルが強固に固定され,しかも外被
としての被覆内部に存在する各光ファイバ心線に、かし
め等による固定時の局部的な圧縮力や機械的ストレスを
極力与えないようにすることが必要である。
上記光コネクタプラグへ光ファイバケーブルを固定する
方法として、従来では例えば実開昭61−104415
号に示されたものがある。この固定方法は、第30図お
よび第31図に示すように、光ファイバケーブル70の
心線72に、金属製の円筒状パイプ74、あるいは中心
孔78を設けた一体型の金属製の円筒状パイプ77を挿
通し、光ファイバケーブル70の端部から露出させた補
強繊維3を、光ファイバケーブル1の外被上に折り返し
,他の円筒状パイプ75あるいは、上記の一体型の円筒
状パイプ77を補強繊維73上に被せ、外力Fを加え,
2個所のかしめにより、補強繊維73と外被76とを固
定するようにしている。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような従来の固定方法では、かしめに際し、局部
的な外力Fを加えるために、内部の心線72に、局部的
な機械的ストレスが加わりやすく,極端な場合には心線
72の変形事故につながり、あるいは、光信号の伝送損
失を招来させるという解決すべき課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされた
もので、かしめによることなく、光ファイバケーブルに
局部的な機械的ストレスを付与せず、心線の変形事故や
、伝送損失を生じさせず、確実に、多心光ファイバケー
ブルを固定し得る多心光コネクタプラグを提供すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段コ 本発明の多心光コネクタプラグは、光ファイバケーブル
の外被上に挿通される第1の補強繊維固定用パイプを有
し、この第1の補強繊維固定用パイプ上に、光ファイバ
ケーブルの端部から露出させた補強繊維を折り返し、こ
の折り返した補強繊維上に、前記第1の補強繊維固定用
パイプよりも相対的に変形容易な第2の補強繊維固定用
パイプを被せ,これらfi1および第2の補強All維
固定用パイプを、光コネクタプラグの一ヒ、下カバーに
設けた凹部に位置決めして収納し、前記上、下カバーを
締結手段により前記第2の補強繊維固定用パイプを変形
させて補強繊維を前記第1および第2の補強繊維固定用
パイプ間に固定するようにしたものである。
[作用コ 本発明の多心光コネクタプラグによれば、内側に配置さ
れた第1の補強繊維固定用パイプは何等変形させること
なく,相対的に変形容易な外側に配置された第2の補強
繊維固定用パイプを、1−、下のカバーの締結時に、全
体的に変形させて、第1の補強繊維固定用パイプと、第
2の補強繊m固定用パイプと間に介在する光ファイバケ
ーブル内の補強繊維を固定する。このため,従来のかし
め構造と異なり、光ファイバ素線に対して、スポット的
な集中荷重を加えず,不用意に損傷等与えるおそれを回
避できる。
[実施例コ 以下に、本発明の一実施例を図を参照して詳細に説明す
る。
第1図は、本発明に係る多心光コネクタプラグと,この
プラグと組み合わせられるプラグ受け具としての多心光
りセタプクルとを一部を断面とした斜視因であり、第2
図は、上記多心光コネクタプラグのみの分解斜視図であ
る。これらの図において、多心光コネクタプラグ1は、
j@2図に良く示されているように,同一形状に形成さ
れ、例えば、絶縁性樹脂により形成された上カバー2と
、下カバ−3と、各フェルールを収容するためのフェル
ールハウジング4と、このフエルールハウジング4に案
内支持した各フェルール5を後方から押さえるフエルー
ル押さえカバー6と、第4図の分解斜視図に良く示され
ているように、光ファイバケーブル7の補強繊維8を固
定するための2つの径の異なる補強繊維固定用パイプ9
,10と、光ファイバケーブル7の外被を支持し固定す
るケーブルフード11との合計7部材から構威されてい
る。
次に、個々に構戒部材について説明する。
まず、上記の上カバー2および下カバー3は次のように
構威されている。すなわち、第3図に良く示されている
ように.′ELいに対向する両端面が略平行となるホル
ダ部l4と、一方の先端に向かって所定のテーパをもっ
て拡径する心線ガイド部l5とを備えている。上記ホル
ダ部14には、前記2つの補強繊維固定用パイプ9,1
0を所定の位置に位置決めするために、外側に位置する
補強繊維固定用パイプ10の外形に一致するように象っ
た凹部16が形成されている。この凹部16を挟んで、
その両側に、第2図に示した小ねじ12を挿通するため
の透孔17,17が形威され,この透孔1.7,17の
一方の周縁には相対的に高さの低い円筒部17aが形成
されている。他方の透孔17の周縁には、前記円筒部1
7aの高さに略等しい深さの座ぐり部工7bが形威され
ている。この円筒部17aと座ぐり部17bは上カバー
2と下カバー3とを重ね合わせた場合に、上カバー2の
円筒部17aが下カバー3の座ぐり部17bに収まり、
逆に、下カバー3の円筒部17aは、」ニカバー2の座
ぐり部L7bに収まり、いわゆる凹凸嵌合により、上、
下カバー2,3が所定の位置に,位置決めされるように
vt!ft.されている。
補tA繊維固定用バイプ9,10を位置決めするための
凹部16の係止端部16aに隣接して、ケーブルフード
用嵌入凹部18が形戒されている。
また、ホルダ部14の略中央両端には、ロック機構を構
或するための第2図に示した一対の係止金具1.9.1
9の後端部が収まるL字状溝20,20が形成されてい
る。
次に、上記ホルダ部14に連らなる心線ガイド部15の
構成について、詳細に説明する。
この心線ガイド部15には、ホルダ部14から分離され
た複数の光ファイバ心線21、すなわち、この実施例で
は、5本の光ファイバ心線21を所定の曲率半径(M小
曲げ半径ともいう)をもって個々に分離して心線ガイド
部■5の前方に案内する隔壁22が複数条形成されてい
る。隣接する一対の隔壁22.22の間隔は、光ファイ
バ心線21の外径より若干大きく形威され、光ファイバ
心線21が隔壁21.21間で幅方向に動き得る構或と
なっている。また、最外側に配置された隔壁22の曲率
半径が、それより内側に配置された隔壁22の曲率半径
よりも小さくなるが、上記最外側の隔壁22の曲率半径
についても一定以下にならないように製作上留意する重
要な注目すべき点がある。すなわち、光ファイバに対し
て極端に小さい曲折部が形成されると、かかる部分でい
わゆる曲げによる光信号の減衰が生じ、伝送損失を助長
させるという致命的な欠陥が生じるからである。
この実施例では、種々の実験の結果、例えば、線径が0
.60mmφの光ファイバ心線21(光ファイバ線径、
0.25mmφ)では、最小でも曲率半径が4 0 m
 mφ以下にならないように、隔壁22を設計してある
。また、隔壁22の高さも線径に比較して、相対的に著
しく高く形成してある。
このため、第4図に示すように、上カバー2と下カバー
3とを組み合わせた場合に、上下の隔壁22,22の端
部同士が当接し、該隔壁22.22によって仕切られた
広い空隙部23が形成される。
したがって,この空隙部23に案内された光ファイバ心
線21は、外力が加わることによって当該空隙部23内
を左右上下に動き得るが、左右の隔壁22.22および
上カバー2、下カバ−3の内面により運動範囲が制限さ
れ、小曲折が効果的に防止される。次に、上記隔壁22
.22により形成された空隙部23に導かれた光ファイ
バ心線21の先端部には、該光ファイバ心線21の中心
に位置する光ファイバ素線24を、精度良く軸を合わせ
して光ファイバ心線21とともに、所定の位置に固定す
るためのフエルール5が設けられている。このフエルー
ルへの固定構造は、従来のように、接着剤を用いた固定
構造と異なり、第4図(A),(B)に示すように、外
側に配置した合成樹脂製のフエルール25に対して、金
属製の補強パイプ26を圧入し、この補強パイプ26に
対して、合成樹脂製のインナーフエルール27を圧入固
定する。この固定構造は,製作容易で、かつ、光ファイ
バ素線24をフエルールの中心位置に容易に精度良く位
置決めし得る構造となっている。
以下に、このフエルール固定構造について、第5図以下
を参照して詳細に説明する。
第5図(A)は,光ファイバ心線21および光ファイバ
素線24を挿入するための,最外側に配置されるアウタ
ーブエルール25の中央縦断面図である.このアウター
フエルール25の先端部には、テーパ部28が形成され
、該フエルール25の後端部には、フランジ部29が形
成されている。
上記先端部に形成されたテーパ部28は、相手方のプラ
グ受け具、例えば,第1図に示した多心光りセプタクル
200内の多連スリーブ201に対してスムーズに挿入
され、ガイドとして役目を果たすものである。一方、後
端部のフランジ部29には、第5図(A)に良く示され
ているように、該フランジ部29の外周対向部分を一部
切り欠いて軸方向の溝30,30が形成してある。この
溝30.30は、後に詳述するが、第2図に示したフエ
ルールハウジング4に対して、相対的に円周方向の回転
を阻止するためのものである,このフエルール25の先
端部には、高精度な精密加工によって形成した光ファイ
バ素線24の挿通用の透孔31が、先端肉厚部32の中
心に、軸方向に向かって形成されている。上記の透孔3
1の後方には、拡径部31aが形成され、光ファイバ素
線24を上記透孔31へ挿入する場合のガイドとしての
役目を果たすものである。
フエルール25の先端肉厚部32には、環状溝33が形
成され、この環状溝33の外径と、フエルール中空部3
4の内径とが、一致するように形成されている。上記フ
エルール中空部34には、第6図(B)に示すような補
強パイプ35が圧入される。この補強パイプ35は,一
般に金属性のパイプが好適であり、本実施例の場合、内
、外径を精密に仕上げたステンレスパイプを用いた。し
たがって、上記の補強パイプ35をフエルール中空部3
4に、図示しない圧人工具を用いて圧入し、圧入を完了
した状態では、第6図に示すように、補強パイプ35の
先@部が、前記フエルール25の環状溝33に完全には
まり込み、補強パイプ35の後端が、フランジ部29の
後端から所定寸法だけ後方に突出した状態となる。この
補強パイプ35の突出端部35aは,後述するコイルば
ねの位置規制用として作用するものである。
次に、上記フェルール25内に挿入されるインナーフェ
ルール27の詳細を第7図および第9図に基づいて説明
する。
これらの図において,インナーフエルール27は、例え
ば、合或樹脂により外形略円筒状に形成され、該インナ
ーフエルール27の外周面に、その軸方向に沿ってスリ
ット27aが、軸対称位置に、2個所形威されている。
このスリット27aの幅は、先端部と後端部とで異なる
ように形成してある。また、スリント27aは、先端部
まで長手方向全体に亘って形成しておらず、その先端部
のみスリット27aを設けていない。そのため、インナ
フエルール27の後方開口端を拡開することができ、第
8図(B)に示した光ファイバ心線21から露出する光
ファイバ素線24を、作業性良くインナーフエルール2
7の内部に固定できる。
上記インナーフエルール27の中心には,光ファイバ心
線21が収まる中空部27bが形成され、この中空部2
7bに連通ずるように,インナーフエルール27の軸方
向中心部に、正確に位置付けられた透孔27cが形成さ
れている。また、インナーフエルール27の先端部には
、縮径されたガイド部27dが形成され、補強パイプ3
5^.の圧入時の案内となる役割を果している。
上記のインナーフエルール27に,第8図(B)に示し
た光ファイバ素線24が露出する光ファイバ心線21を
、後端部から圧入し、光ファイバ素線24および光ファ
イバ心線21をインナーフエルール27内の中心に、正
確に位置決めして固定する。この状態が、第9図に示さ
れている。
さて、次に、補強パイプ35を圧入したアウターフェル
ール25の組立体に対して、光ファイバ心線21を圧入
したインナーフエルール27の組立体とを一体的に組み
立てる。
すなわち、アウターフエルール25の組立体の補強パイ
プ35の後方からインナーフエルール27の組立体を圧
入する。この場合に、インナーフエルール25の先端部
の光ファイバ素線24は、アウターフェルール25の先
端肉厚部32に形威した拡径部31aに案内されて中心
部の透孔31に、スムーズに挿通され、しかも、光ファ
イバ素線24の中心軸線とインナーフエルール27およ
びアウターフエルール25の中心軸線が、互いに正確に
一致することになる。
上記のフエルール固定構造の組立完了状態が、第5図(
A)の拡大正面図(A)および第5図(B)の拡大断面
図に良く示されている。
なお、第4図において、アウターフエルール25の外部
に突出された光ファイバ素線24は切断され、所定の方
法によりその端面が研磨される。
以下同様の構造により本実施例では5本の光ファイバ心
線21の先端部に、アウターフエルール25がそれぞれ
固定される。
上記のアウターフエルール25は、第2図に示したフエ
ルールハウジング4内に位置決め固定される。すなわち
、フエルールハウジング4の詳細は、第10図(A),
(B),(C)および(D)に示したように、外形略角
筒状に形成され,内部には、幅方向に、一列に、アフタ
ーフエルール25が挿入されるフエルールガイド孔41
が、5本形成されている。このフエルールガイド孔41
の中央部よりやや前方には、第10図(E)に良く示さ
れているように、仕切りgl42がそれぞれ半径方向に
形成されている。この仕切り壁41には、透孔43がそ
れぞれ設けられている。この透孔43の内径は、アウタ
ーフエルール25の先端部が挿通されるのに必要にして
十分な大きさとしてある。仕切り壁41の後方に隣接し
、かつ、フエルールガイド孔41の内壁には、円周方向
に90″ごとに、小突起44が設けれられている。この
軸対称位置にある小突起44.44が、第11図の部分
拡大断面図に示したように、アウターフエルール25の
フランジ部29に形成した左右対称の溝30.30に嵌
合し、アウターフエルール25の円周方向の回転を阻止
する。一方、仕切り壁41に穿設された透孔43に、ア
ウターフエルール25の先端部を挿入すると、アウター
フエルール25のフランジ部29が,仕切り9.42に
当接し、アウターフエルール25の先端部の各フエルー
ルガイド孔41からの突出長さが規制されるとともに、
各透孔43の内面によりのフエルールガイド孔41の軸
方向中心位置に、5本のアウターフエルール25が、そ
れぞれ位置決めされることになる。
前記フエルールハウジング4の幅方向両端部には、フェ
ルールガイド孔41と平行に、第2図に示した2本の係
止金具19の先端部が挿入される隔室45.45が形成
されている。また、フエルールハウジング4の一方の外
面46(第10図(B)参照)には、二条の凹溝47.
47が形成されている.この凹溝47.47は、第1図
に示した相手側なる多心光りセタプクル200等の挿入
時の方向性を規制するためのものである。さらに、フエ
ルールハウジング4の後端面には、4本の係止突起49
が長手方向に、等間隔で2列に形威されている。この係
止突起49は、フエルールハウジング4の後方開放端を
閉塞するフエルール押えカバー6を固定するためのもの
である。すなわち、第}2図および第13図に良く示さ
れているように、フエルール押えカバー6には、フエル
ールハウジング4に設けた係止突起49が挿入される受
孔61が、該係止突起49に略対応する位置に設けられ
ている。しかしながら、該受孔61のピッチは、前記係
止突起49のピッチよりも若干狭く形成されている。こ
のため、係止突起49を受孔61の挿通する場合には、
該係止突起49が受孔6lの位置に[rllされる。す
なわち、係止突起49の弾性に抗して若干内側に窄めら
れた状態で押通され、受孔61を貫通したところで、前
記係止突起49がそれ自体の弾性により初期位置に復元
し,係止突起49の先端のフック部49aがフエルール
押えカバー6の裏面側62を押えることにより該押えカ
バー6が、フエルールハウジング4の開口端を完全に閉
塞することになる。他方、フエルール押えカバー6の表
面側63には、フエルールハウジング4のフエルールガ
イド孔41に嵌入する5つのばね押え部64が、並列、
かつ、突状に形威されている。すなわち、この突状のば
ね押え部64は、アウターフエルール25のフランジ部
29から後方にわずかに突き出た突出端部35aに、は
め込まれ、半径方向の移動を規制されたコイルスプリン
グ65の一端を、それぞれ押圧するために設けられいる
。これにより第13図に示したように、フエルール押え
カバー6が、フエルールハウジング4に、係止突起49
により係止された状態では、コイルスプリング65は,
フェルールガイド孔41内で圧縮され、その結果、アウ
ターフエルール25を、フエルールガイド孔41の前方
に、常に、付勢しながら支持することになる。上記のよ
うにして、アウターフェルール25を、所定の位置に支
持したフェルールハウジング4は、第3図に示した上、
下カバー2,3の内側に挿入され、かつ、固定される。
この固定の方法は次の通りである。すなわち,フェルー
ルハウジング4の後方の対向する外面46.46に,そ
れぞれ凹溝50.50が設けられている。この凹溝50
,50の根端部には、該凹溝50,50の一部を覆うよ
うに、上壁50aが形成されている。一方、上、下カバ
ー2,3の内側、すなわち、上、下カバー2,3の心線
ガイド部15の口縁部15aには、小舌片15c,15
c,が前方に突出するように設けられている。該口縁部
15aには、段部15bが形成され、この段部15bに
、フェルールハウジング4が位置決め固定される。
その固定の方法は,まず、上,下カバー2,3の口縁部
15aに設けた小舌片15c,15cを,フエルールハ
ウジング4の凹溝50,50に差し込む。すなわち,上
壁50aによって形成される図示しない袋孔に開口から
小舌片15c,15cを差し込む。次いで、フエルール
ハウジング4の後端部を段部15bに落とし、位置決め
固定する。
そして、フエルールハウジング4に対するフエルール押
えカバー6の後方に導いた光ファイバ心線21は、上、
下カバー2,3の隔壁22によって形成される所定の曲
率半径をもった空隙部23内に、それぞれ収められる。
この空隙部23の収束端部において、光ファイバケーブ
ル7の端部から露出させた補強繊維8が固定される。
そこで、次に、この補強m維sを有する光ファイバケー
ブル7の端末固定方法について詳細に説明する。
まず,上カバー2および下カバー3のホルダ部14(第
3図参照)には、第15図に示すように、寸法の短い2
個の補強繊維固定用パイプ10は、内側に配置される補
強繊維固定用パイプより肉厚が薄く形成されている。ま
た、補強繊維固定用パイプ10の材質としては、変形容
易な軟金属であれば良いが、本発明の実施例では、黄銅
を使用した。なお、内側に配置される補強繊維固定用パ
イプ9と外側に配置される補強繊維固定用パイプ10の
材質を変え、すなわち,内側よりも外側の補強繊維固定
用パイプ10の方が軟質の金属を使用することにより同
様の効果を得ることができる。
以上により、内側の補強繊維固定用パイプ9上に外側の
補強繊維固定用パイプ10を被せた場合に、それらの間
に、環状の間隙が形威され、この間隙に光ファイバケー
ブル7の端部から露出させた補強繊維8を、円周方向に
均等に挟み込む。さらに詳しくは,光ファイバケーブル
7の外被7aに、内側の補強繊維固定用パイプ9を端部
から挿通する。次いで、この内側の補強繊維固定用パイ
プ9の外周に,補強繊維8を端部から巻き込むように折
り返す.その後、補強繊維8を内面によりしごくように
して外側の補強繊維固定用パイプ10を挿通する。この
状態で前記上カバー2および下カバー3に形成した凹部
16に、2個の前記パイプ9,10を嵌入させる。凹部
16の軸方向後端には、第2図および第3図に良く示さ
れているように、係止端部16aが形成され、この係止
端部16aに、内側および外側の補強繊維固定用パイプ
9,10の一方の端面、すなわち、後方端面が規制され
る。他方の端面、すなわち,補強繊維固定用パイプ9,
10の前方端面ば、凹部16に形成された前端部16b
により規制される。こうして、凹部16に嵌入した補強
繊維固定用パイプ9,10は、光ファイバケーブル7の
軸方向いずれの方向にも移動しなくなる。
上記の補強繊維固定用パイプ9,10の後方には、ケー
ブルフード11が配置される。このケーブルフード11
は、弾性材料で形威され、例えば、ポリウレタン#In
が好適である。このケーブルフード11は、第2図に、
その外形が良く示されているように、フランジ状の本体
部11aの一側面から軸方向に突出するように筒体部1
lbが形成されている。そして、この筒体部11および
前記本体部11aを貫通して光ファイバケーブル7が押
通される。このケーブルフード11は、上、下カバ−2
,3の端部に形威したケーブルフード嵌入用凹部18に
、はめ込まれる.この状態が第16図の拡大図に良く示
されている。
なお、ケーブルフードl1は、光ファイバケーブル7に
、補強繊維固定用パイプ9,10を挿通する以前に、挿
通しておく。
次に、上記のように構成の多心光コネクタプラグ1の組
立順序を説明する。
まず、下カバー3の心線ガイド部l5に、フェルールハ
ウジング4を、前記したようにして固定する。次いで、
フェルールハウジング4のフェルール押えカバー6の後
方に導出された光ファイバ心線21を,隣接する隔壁2
2.22によって形成される空隙部23に、それぞれ分
離して収納する。光ファイバ心線21は心線ガイド部1
5からホルダ部14に至る個所で、空隙部23が存在し
なくなり、当該光ファイバ心線21の収束部が、内側の
補強繊維固定用パイプ9に挿通される.そして、光ファ
イバケーブル7の端部から露出した補強繊維8を、前記
のようにして、該バイプ9上に折り返した後、補強繊維
8の外側に、他の補強繊維固定用パイプ10を被せる.
次に、この2個の補強繊維固定用パイプ9,10ととも
に、該パイプ9.10の後方に隣接して配置したケーブ
ルフード11を、下カバー3の凹部16およびケーブル
フード嵌入用凹部18にそれぞれ嵌入させる。
かかる状態で、下カバ−3と対称形状に形威された上カ
バー2を重ね合わせる。 この場合に、前述したように
、ホルダ一部14の内面より突出する円筒部17aと座
ぐり部17bとが、上カバー2に形成した座ぐり#17
bと、円筒部17aとにそれぞれ凹凸嵌合し、上、下カ
バー2,3が位置決めされる。
次に、上記円筒部17aおよび座ぐり部17bの中心に
設けた透孔17に、小ねじ12を押通し、ナット13と
の組み合わせにより、小ねじ12を締め付ける。該小ね
じ12を締め付けるにしたがって、上、下カバー2,3
の凹部16の内面により、外側に配置された相対的に肉
薄の補強繊維固定用パイプ10を押しつぶすように変形
する。この場合、内側に配置された補強繊維固定用パイ
プ9は、相対的に肉厚に形成されているので、押圧力に
より変形せず、結局、該バイプ9,10の間隙に挟まれ
た補#l繊維が強固に固定されることになる。
この状態の断面図を第17図に示す。
上記の場合に、外側の補強繊維固定用パイプIOを全体
的に変形するため、光ファイバ素線24に対して、スポ
ット的な集中荷重を加えず、不用意に損傷等を与えるお
それが効果的に回避できるというきわめて重要な効果を
奏する。さらに、従来では、補’J繊維止め作業と、カ
バー等への取付作業と2回の止め作業を必要としたが,
上記の方法によれば、上、下カバーのねじ止め時に同時
に補強繊維の固定ができ、いわゆる1回の止め作業によ
り光ファイバケーブル7の固定を行なうことができるの
で、作業能率が向上する。
他方、ケーブルフード11も、上、下カバー2,3のケ
ーブルフード嵌入用凹部18の内底面に互いに押圧され
、弾性部材により形成された該ケーブルフード11がお
しつぶされるように変形し、このケーブルフード11に
挿通された光ファイバケーブル7の外被7aが上、下カ
バー2,゛3間に強固に保持・固定される。こうして、
光ファイバケーブル7は、内部の補強繊維8が補強繊維
固定用パイプ9,10間で固定され、また、外被7aは
、ケーブルフード1■により固定するため、例え,光フ
ァイバケーブル7に対して、軸方向後方への張力が加わ
ったとしても、光ファイバ心線21、ひいては、その内
部の光ファイバ心線21の内部の光ファイバ素線24に
、無理な張力を加えることがない。
こうして組み立てを完了した多心光コネクタプラグ1を
第14図(A),(B)に示す。
再び、第1図に戻って、上記の多心光コネクタプラグ1
と組み合うプラグ受け具、例えば、多心光りセプタクル
100の構成を、第18図以下の詳細図を参照して説明
する。
各構成部品の天地を逆にした第18図に良く示されてい
るように,多心光りセプタクル100は、例えば、導電
性樹脂によって外形略角筒状に形威したりセプタクル本
体110と、この本体110内に収納・固定される多連
スリーブ130と、リセプタクル本体130内の前記多
連スリーブ130の後部に挿入配置される発光素子14
0と、この発光素子140の後面に配置・され、前記多
連スリーブ{30に固定される素子押え板150と、こ
の素子押え板150の後面に配置される後面カバー金具
170とから構或されている。
リセプタクル本体110は、第18図以下に示されてい
るように,その内部に該本体110の幅方向に延びる内
壁111が設けられている。この内壁111には、該内
壁111を貫通する複数、本実施例では5つの貫通孔1
12が,内壁の111に沿って一列に形成されている。
この貢通孔111の外周を取り囲むように、波形の段部
113が形成され、この段部1工3に、後述する多連ス
リーブ130の筒体部131が、はめ込まれる構成とな
っている, 上記多連スリーブ131の詳細を第24図ないし第26
図に示す。
これらの図において、多連スリーブ131には、レーザ
ダイオード(LD) 、発光ダイオード(LED)等(
以下、発光素子140と略記)のキャップ部が収容され
るそれぞれ独立した素子収容部132が、図における水
平方向に一連に形成されている。この素子収容部132
と筒体部113とは、第24図(E)に良く示されてい
るように,隔壁133により隔てられおり,この隔壁1
33の中心には,第24図(F)の拡大背面図に良く示
されているように、発光素子140の中心と正確に対峙
する小径の透孔134が形成されている。
素子収容部132内には、その内周面に沿って90″隔
てた位置に、半径方向に突出するリブ135が設けてあ
る。このリブ135は、発光素子140の外形寸法のば
らつきを吸収し、素子収容部132内に、発光素子14
0が確実に固定されるように設けてある。すなわち、半
径方向に突出するリブ135の頂点を通る仮想円が、発
光素子140の円筒部の外径よりも、わずかに小さくな
るように寸法を設定してあり、該発光素子140を、素
子収容部132に対して圧入する構造となっている.ま
た、素子収容部132の開口端には、段部136が形威
され、この段部136の一部には,発光素子140のキ
ャップ141(第18図参照)に設けた回転防止用小舌
片142を挿入するための切欠部137が形成されてい
る。
前記素子収容部132に、発光素子140を収容する場
合、該切欠部137に、発光素子132の小舌片142
を落とすことにより、発光素子140の方向性が規制さ
れる。素子収容部132に収納された発光素子140と
しては、本実施例の場合.LEDを使用し、そのリード
部143およびリード144部は、第18図に示すよう
に、略直角に折曲げられ、素子収容部132の端部に突
設したリード受部138の溝138aに、それぞれ挿入
される。
なお,種類の異なる発光素子140が挿入されるが53
本のリードを有する発光素子140にあっては、中央部
に位置するリード部は、リード受部138の中央部に形
成された深さの浅い溝138bに挿入され、その両側の
リードは、相対的に深さの深い前記溝138aに挿入さ
れる。
上記多連スリーブ130の背面には、第25図に示した
素子押え板150が配置される。
この素子押え板150は、多連スリーブ130の素子収
容部132にはめ込まれる,すなわち、該素子収容部1
32に収容された発光素子140を位置ずれさせること
なく、しかも発光素子140の発光面が傾斜しないよう
に、該素子収容部132の底面となる隔壁133に密着
させて固定させるために、次のような精密な構造を有し
ている。
すなわち、素子押え板150の素子収容部132の対向
面には、第25図に示すように、小突起151が所定の
配置で形威されている.この小突起151の配置は、素
子収容部132に発光素子140を収容した場合に、第
26図に良く示されているように、該素子140のキャ
ップの周縁に形成されたフランジ部145の周りに、該
小突起151が当接するように配置としてある。また、
前記対向面には、第25図(B)あるいは(D)に示さ
れているように、発光素子140のリード部を受ける細
溝152が形成されている。この細溝152は、3本1
組として、収容する発光素子140の数,本実施例では
、5個の発光素子140を使用するため、5組の細溝1
52が、横一列に平行に形成されている。また,1組の
細溝152のうち、両端の細溝152は、同一長さであ
り、中央の細溝153は、両端の細溝152より短く、
かつ、相対的に溝が深く形成されている。
次に,第26図に、多連スリーブ130の素子収容部1
32に、発光素子140を収容し、素子押え板150で
固定した状態の拡大断面図を示す。
この図から明らかなように、素子収容部132に収容さ
れた発光素子140におけるキャップ141のフランジ
部145は、素子押え板150の小突起151により押
圧支持される。また、発光素子140の、図示しないモ
ールド部から導出したリード部143,144および中
央に位置するり一ド部143aは、略直角に折曲げられ
、多連スリーブ130側のリード受部138における相
対的に深さの深い両端の溝138aと、相対的に深さの
浅い溝138bに、それぞれ挿入される。一方、上記の
各溝138a,138bに収まった各リード部143,
143a,144に対して、素子押え板150の細溝1
52,153が対向し、その細溝152,153の溝内
の端面により各リード部143,143a,144を押
圧する。こうして、該各リード部143,143a,1
44は、多連スリーブ130側の溝と素子押え板150
側の溝との端面同士で互いに挟むようにして反対方向に
押圧され,m内で確実に固定される。その結果、素子押
え板150側の小突起151による押えと相まって5個
の発光素子140が,一括して素子収容部132に固定
されることになる。
すなわち、相手側の光軸に対して直角に設定した発光素
子140の発光面を構造的に安定して保持することがで
きる。
次に,上記した多連スリーブ130と素子押え板150
との固定方法について、再び、第24図ないし第25図
に戻って説明する。
すなわち、多連スリーブ130には、第24図(B)の
正面図に良く示されているように、素子収容部132の
上部および下部の対向位置に、4つの角溝139が、隣
接する筒体部131,131間に、それぞれ形威されて
いる。上記の角溝139に対応して素子押え板150の
上部および下部には、第25図に示すように、上、下一
対の係合アーム154,154が4組形威されている。
この係合アーム154の先端部にはフック部154aが
、それぞれ形成されている。
そこで,多連スリーブ130と、素子押え板150との
結合は、該素子押え板150の係合アーム154を、多
連スリーブ130の角溝139に当てがって前方に押圧
することにより、上、下の係合アーム154,154が
、それ自体の弾性に抗して押し拡げられ、係合アーム1
54,154が完全に角溝139に挿入されたところで
、係合アーム154,154の先端部のフック部154
aが、弾性により復元し、角溝139の段部と係合する
ことにより行なわれる。
次に,素子押え板150の後方に配置され、前記リセプ
タクル本体110内に圧入固定される後面カバー金具1
70について、その詳細を、第22図および第23図を
参照して説明する。
後面カバー金具170は、平面形状略コ字状に形成され
、開口端に向かって平行に延びる差込み片172,17
2を有する。この両開口端には、互いに対向する係止突
起171,171が形成されている。この係止突起17
1,171は、例えば,第2図に示した多心光コネクタ
プラグ1の係止金具19,19の係止孔19a,19a
に嵌入し、両者のロック機構を構成するものである.後
面カバー金具170の差込み片172,172の後部に
は、対向位置に一対の折曲げ片173,173を有し、
この折曲げ片173,173の対向する端面に、2つの
係止突起174,174が形成されている.さらに、差
込み片172,172の上、下の端面であって,前記係
止突起171と折曲げ片l7:3との間となる位置に、
m23図に良く示されるように、係止突起175,17
5が上、下一対、それぞれ設けられている。また、差込
み片172,172の下方端面には、第1図に示したプ
リント基板200に対して固定するための取付片176
,176が形成されている。
上記の後面カバー金具170は、第18図および第19
図に良く示されているように、リセタプクル本体110
の幅方向両端に,側壁114,114に沿って内部に形
成した角孔115,115に、それぞれ圧入される。そ
して、第22図に示したように、圧入時に、角孔115
,115の側檗118,116に対して係止突起174
,174が食い込む.また、角孔115,工15の上、
下からの突出部115aには、第23図に示すように係
止突起175,175が食い込む。このように、後面カ
バー金具170は、リセタプクル本体110に対して合
計4個所で食い込み、完全に両者の結合がなされ、その
内面の多連スリーブ130および素子押え板150をリ
セプタクル本体110に対して強固に固定することにな
る。
次に、第27A図ないし第27F図に基づき、多心光り
セプタクル100全体の組立順序を説明する。
第27図(A),(B)において、リセプタクル本体1
10に対し、多連スリーブ130と、5個の発光素子1
40と、素子押え板150と、後面カバー金具170が
組み合わせられる,そこで、まず、多連スリーブ130
に対して5個の発光素子140を、第24図に示したそ
れぞれの素子収容部132に、切欠部137を介して所
定の位置決めを行なって収容する。次に、第27C図に
示すように、発光素子140を収容した多連スリーブ1
30に対して、その後方から素子押え板150を嵌合さ
せる。
次いで、第27D図に示すように,リセプタクル本体{
10に対して、前記の多連スリーブ組立体を挿入する。
この場合、多連スリーブ130の筒体部131を、第1
8図、第20図および第2上図等に示したりセプタクル
本体110のπ通孔112に挿入することにより,正確
な位置決めがなされるように、該貫通孔112および筒
体部13■が形成されている。
次に、第27E図に示すように、後面カバー金具170
を、リセプタクル本体110に対して挿入する。すなわ
ち、第18図および第19図に良く示されているリセタ
プクル本体110の角孔1■5に、後面カバー金具17
0を所定の工具等を用いて圧入する。この後面カバー金
具170の圧入により多連スリーブ組立体が、リセプタ
クル本体110に対して、確実、かつ、強固に固定され
る.こうして完或した多心光りセブタクル110が第2
7F図に示されている.この光りセプタクル100は概
略次のような特徴を有する。
(1)複数の発光素子140が多連スリーブ130の素
子収容部132にスリーブ押さ板150により確実に位
置決め固定され、発光素子140を浮動させることがな
いので、光軸が常に一定し、光信号の伝送損失を生じさ
せることがない。
(2)リセプタクル本体110には,多連スリーブ13
0ごと発光素子140を組み込むため、外形の小さい発
光素子140を1つlつ該リセタプクル本体110に組
み込む必要がなくなり,取扱に便利で作業能率が向上す
る. (3)一体的に形成した多連スリーブ130により、独
立した複数の光源を同一軸線上にきわめて容易に位置付
けることができる。
次に,第28図および第29図を参照して上記多心リセ
プタクル100におけるリセプタクル本体を改良した実
施例を説明する。
第28図は従来のりセプタクル本体120を示し、この
リセプタクル本体120は、ノイズ対策等の理由で、一
般に金属または導電性樹脂121により形成している。
しかしながら、従来のこの構造ではりセプタクル本体1
20の表面が導電性のため、例えばプリント基板200
に実装した場合に,このリセプタクル本体120表面と
接触するプリント基板200の表面201には、導電パ
ターンを設けることができない。また、リセプタクル本
体120の表面が導電性のものを電子機器に実装する際
に、該電子′機器の筐体との絶縁を図る必要がある場合
には、他の絶縁部材を介在させなければならないなどの
手数がかかった。
そこで、第29図に示すように、リセプタクル本体12
0を,導電性樹脂121の外側を絶縁性樹脂122で覆
った構造とする。このようにすると、プリント基板20
0の表面201への導電パターンとの短絡の問題を回避
し、他の絶縁部材の介在なしで電子機器への実装が可能
となり、部品点数の削減と実用上の便宜が図られる。
以上のように、上記の実施例では、多心光コネクタプラ
グ1の全体、およびこの多心光コネクタプラグ1のプラ
グ受具としての多心光りセプタクル100全体について
詳細に説明してきたが、本発明の重要性を明確にするた
めに、特許請求の範囲の構成に対応する効果のみを、特
に抽出して述べれば、以下の通りである。
[発明の効果] 本発明は、光ファイバケーブルの外被上に挿通される第
1の補強繊維固定用パイプを有し、この第1の補強繊維
固定用パイプ上に、光ファイバケーブルの端部から露出
させた補強繊維を折り返し、この折り返した補強繊維上
に、前記1I1の補強繊維固定用パイプよりも相対的に
変形容易な第2の補強繊維固定用パイプを被せ、これら
第1および第2の補強繊維固定用パイプを光コネクタプ
ラグの上、下カバーに設けた凹部に位置決めして収納し
,上、下カバーを締結手段により締結することより変形
容易な第2の補強繊維固定用パイプを変形させて補強繊
維を固定するようにしたものである。したがって、従来
のかしめによる構造と異なり、 外側の補強繊維固定用パイプを全体的に変形するため,
光ファイバ素線に対してスポット的な集中荷重を加えず
,不用意に損傷等を与えるおそれが効果的に回避できる
とともに、1回の止め作業によって光ファイバケーブル
が所定位置に確実に固定できる等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は,本発明の一実施例を示す多心光コネクタプラ
グおよびこのプラグ受具としての多心光りセプタクルの
斜視図、第2図は、上記多心光コネクタプラグの分解斜
視図、第3図は、多心光コネクタプラグの構成部品であ
る上カバーまたは下カバーを示し、同図(A)は、その
正面図、同図(B)は、その内面を示す平面図、同図(
C)は、その外側を示す平面図、第4図は、上カバーと
下カバーの組み合わせにより形成された空隙部を示す拡
大断面図、第5図は、上記多心光コネクタプラグの構成
部品であるフェルールを示し、同図(A)は、その拡大
正面図、同図(B)は、その縦断面図,第6図は、上記
フエルールの構或部品を示し、同図(A)は、そのアウ
ターフエルールの縦断面図、同図(B)は、アウターフ
エルール内に挿入される補強パイプの縦断面図、!I7
図は、上記アウターフエルールに補強パイプを圧入した
状態の縦断面図、第8図は、インナーフェルールおよび
、このインナーフェルールへ圧入される光ファイバ心線
を示し、同図(A)は、インナーフエルールの縦断面図
、同図(B)は、端部から光ファイバ素線が露出した光
ファイバ素線の正面図,同図(C)は、インナーフェル
ールの斜視図、第9図は、インナーフェルールに光ファ
イバ心線を圧入した状態の縦断面図、第10図は、上記
多心光コネクタプラグの構或部品であるフェルールハウ
ジングを示し、同図(A)は,その左側面図、同[ (
B)は、その正面図、同図(C)は、その左側面図、同
図CD)は、フェルールハウジングの一部を切り欠いた
断面図、第11図は、フェルールハウジングに対して、
フェルールが位置決めされた状態を示す拡大断面図、第
12図は、フェルールハウジングに対するフエルールの
固定構造を説明するための部分衛面図、第13図は、同
じくその部分断面図、第14図は、各構成部品を組み込
んだ多心光コネクタプラグを示し、同図(A)は、その
正面図,同図(B)は、その一部を断面とした平面図、
第15図は、光ファイバケーブル中の補強繊維の固定構
造を説明するための斜視図、第16図は、上記光ファイ
バケーブルの上、下カバーへの固定構造を示す拡大断面
図、第17図は、第16図におけるA−A線に沿う断面
図、第18図は、上記多心光コネクタプラグに組み合う
多心光りセプタクルの分解斜視図、第19図は、上記多
心光りセプタクルの正面図、第20図は、第19図にお
けるA−A線に沿う断面図,第21図は,第19図のB
−B線に沿う断面図、第22図および第23図も同じく
、上記多心光りセプタクルへの後面カバー金具の係止状
態を明瞭にするための*画図であって,第22図は,第
23図におけるA−A線に沿う断面図、第23図は、第
22図のB−B線に沿う断面図、第24図は、上記多心
光りセプタクルの構或部品である多連スリーブを示し、
同図(A)は,その平面図、同図(B)は、その正面図
、同図(C)は、その側面図、同図(D)は、同図(B
)のA−A線に沿う断面図、同図(E)は,同図(D)
のB−B線に沿う拡大断面図、同図(F)は,その拡大
背面図、同図(G)は、さらに、同図(F)の一部拡大
図、第25図は、上記多心光りセプタクルの構戒部品で
ある素子押え板を示し、同図(A)は、その平面図、同
図(B)は、その内面を示す正面図、同図(C)は、同
図(B)のA−A線に沿う一部切欠断面図、第26図は
、多連スリーブへの発光素子の固定状態を説明するため
の部分断面図、第27A図、第27B図、第27C図,
第27D図、第27E図、および第27F図は、多心光
りセプタクルの組立順序を示す説明図、第28図は、従
来のりセプタクル本体の構成材料を説明するための断面
図、第29図は、これを改良したりセプタクル本体の一
実施例をを示す断面図、第30図および第31図は、そ
れぞれ従来の光ファイバケーブルの固定構造の一例を示
す説明図である。 1・・・多心光コネクタプラグ、 2・・・上カバ− 3・・・下カバー 4・・・フエルールハウジング、 5・・・フェルール、 6●●●プエルール押えカバー 7・・・光ファイバケーブル、 7a・・・外披、8・・・補強繊維、 9,10・・・補強繊維固定用パイプ、11・・・ケー
ブルフード、 12・・・小ねじ,13・・・ナット、14・・・ホル
ダ部、15・・・心線ガイド部、15a・・・口縁部、
15b・・・段部、15c・・・小舌片、 16・・・凹部、16a・・・係止端部,16b・・・
先端部、 17・・・透孔、17a・・・円筒部,17b・・・座
ぐり部, 18・・・ケーブルフード嵌入用凹部、19・・・係止
金具、19a・・・係止孔、20・・・L字状溝、21
・・・光ファイバ心線、22・・・隔壁,23・・・空
隙部、 24・・・光ファイバ素線、 25・・・アウターフェルール、 26・・・補強パイプ、 27・・・インナーフェルール, 27a・・・スリット、 27b・・・中空部、 27c・・・透孔、 27d・・・ガイド部、 28・・・テーパ部、 29・・・フランジ部−30・・・溝、31・・・透孔
、32・・・先端肉厚部、33・・・環状溝、34・・
・フェルール中空部、35・・・補強パイプ、 41・・・フェルールガイド孔、 42・・・仕切り壁, 43・・・透孔、44・・・小突起、 45・・・隔室、46・・・外面、 47・・・凹溝、48・・・後端面 49・・・係止突起、49a・・・フック部、50・・
・凹溝、61・・・受孔、 62・・・裏面側、63・・・表面側、64・・・ばね
押え部, 65・・・コイルスプリング、 100・・・多心光りセプタクル、 110・・・リセタプタクル本体、 111・・・内壁、112・・・貫通孔、113・・・
段部、114・・・側壁、115・・・角孔、115a
・・・突出部、1↓6・・・側壁、 120・・・リセプタクル本体、 121・・・金属または導電性樹脂、 122・・・絶縁性樹脂、 1.. 3 0・・・多連スリーブ、 131・・・筒体部、 132・・・素子収容部、 133・・・隔壁、1−34・・・透孔、135・・・
リブ、136・・・段部、137・・・切欠部、138
・・・リード受部,138a・・・溝.138b・・・
浅い溝、139・・・角溝、140・・・発光素子、1
41・・・キャップ、 142・・・回転防止用小舌片、 143,144・・・リード部、 145・・・フランジ部、 150・・・素子押え板、 151・・・小突起、152・・・細溝、153・・・
細溝、154・・・係合アーム、154a・・・フック
部、 170・・・後面カバー金具、 171・・・係止突起、172・・・差込み片、173
・・・折曲げ片、 174,175・・・係止突起、 176・・・取付片、200・・・プリント基板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、光ファイバケーブルの外被上に挿通される第1の補
    強繊維固定用パイプを有し、この第1の補強繊維固定用
    パイプ上に、光ファイバケーブルの端部から露出させた
    補強繊維を折り返し、この折り返した補強繊維上に、前
    記第1の補強繊維固定用パイプよりも相対的に変形容易
    な第2の補強繊維固定用パイプを被せ、これら第1およ
    び第2の補強繊維固定用パイプを光コネクタプラグの上
    、下カバーに設けた凹部に位置決めして収納し、前記上
    、下カバーを締結手段により前記第2の補強繊維固定用
    パイプを変形させて、前記補強繊維を、前記第1および
    第2の補強繊維固定用パイプ間に固定することを特徴と
    する多心光コネクタプラグ。 2、前記光ファイバケーブルに挿通した第1および第2
    の補強繊維固定用パイプに近接した位置に、弾性部材か
    らなるケーブルフードを配置し、前記上、下カバーを締
    結手段により締結する際に、前記第2の補強繊維固定用
    パイプの変形と同時に、ケーブルフードを変形させ、光
    ファイバケーブルの外被を、前記上、下カバー間に固定
    することを特徴とする第1請求項に記載の多心光コネク
    タプラグ。 3、前記第2の補強繊維固定用パイプは、軟金属で形成
    されていることを特徴とする第1請求項および第2請求
    項に記載の多心光コネクタプラグ。
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