JPH03165913A - 熱間連続仕上圧延機における蛇行制御方法および制御装置 - Google Patents

熱間連続仕上圧延機における蛇行制御方法および制御装置

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JPH03165913A
JPH03165913A JP1304308A JP30430889A JPH03165913A JP H03165913 A JPH03165913 A JP H03165913A JP 1304308 A JP1304308 A JP 1304308A JP 30430889 A JP30430889 A JP 30430889A JP H03165913 A JPH03165913 A JP H03165913A
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本郷 裕一
Ritsuo Matsuoka
松岡 律雄
Takehiro Nakamoto
武広 中本
Toshio Yanai
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/68Camber or steering control for strip, sheets or plates, e.g. preventing meandering

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はストリップを熱開運続仕上圧延機で圧延する際
,ストリップのテイル部が左右何れかの方向に大きく蛇
行する圧延、所謂尻絞りを防止する蛇行制御方法および
制御装置に関する。
(従来技術) 4 鋼板の熱間連続仕」二圧延において、被圧延材が蛇行し
、駆動側あるいは作業側にずれて圧延されると蛇行を生
じその蛇行の程度が大きいときには被圧延材がサイトガ
イドに接触して圧延が困難になるという問題がある。被
圧延材のテイル部では無張力の状態で圧延されるし、さ
らにテイル形状は一般に非対称性の形状であり圧下牢の
左右非対称状態が生しやすく従って大きな蛇行を生じて
上記問題を生じやすい。
!j一延n:¥に被b″.延材が蛇行するのは、圧下串
の板幅方向の分布が板幅中心に対して対称でないという
ことに起因している。そこで従来は、■被圧延材に前後
方向張力がかかつている時は、作業音が左右l1;下の
非対称をスタンド間の片延び現象として目視観察により
判断し、圧下レベリングを実施する。また ■被圧延材に張力がかかつていない尻抜け時は圧延機入
側における被圧延材のテイル形状(左右の幅変化)を目
視観察し下流スタンドの圧下レベリングを実施する。
即ち従来は、目視観察により作業者が左右ロール開度調
整を手動で行ない被圧延材の左右の圧下率を調整するこ
とによって蛇行をなくし尻絞りを防止していた。このよ
うに作業者が目視観察し経験と勘により手動で圧下w!
4整する尻絞り防止は作業性が悪くかつ正確さに欠ける
という問題がある。
従来から被圧延材の蛇行制御によって尻絞り発生は相当
減少できる事実が解っており、このため被圧延材の片寄
りまたは曲がりを自動的に検出して修正する方法がいく
つか提案されている。
例えば、無張力状態での蛇行制御方法として、特公昭5
g−51.771号公報には、圧延機の操作側と駆動側
の圧下荷重差率を制御当該スタンドの上流側スタンドを
被圧延材テイルが尻抜けした直後にロツクオン値として
、前記制御スタンドを尻抜けする迄、該ロックオン値と
通板中の圧延荷重差率との偏差の変化を検出するなどし
て圧延材の走行位置のへだたり(蛇行量)を検出し圧下
レベリング制御を行なう方法が開示されている。
しかしながら、蛇行が発生してからロックオン以後の荷
申差率の変化で、これを検出しレベリング操作する方法
であるため、充分な効果が得られない。即ち,圧延材テ
イルがL流スタンドを尻抜し無張力となった時に生しる
蛇行変動が急激な場合でも、理論的には応答性を完分に
速くすれば制御可能であり、実用的に高応答の油圧シリ
ングをレベリング4i!構として採用できるが、それを
採用した既存設備においても実験の結果、蛇行を防止す
る効果は不充分であった。そして,その問題点を解決す
るものとして特開昭60−170519号公報に,前記
の特公昭58−51771号公報に記載のロックオン方
式の圧延荷重差率制御に、ロックオン方式のストリップ
の左右張力差による圧下レベリング制御を組合せた尻絞
り防+L圧延法が開示されている。この尻絞り防止圧延
法では、実験の結果、ストリップの尻絞り発生率を低減
する効果はあったが、まだ尻絞りがかなり発生し、かつ
、その発生が安定せず原因が不明であった。
(発明が解決しようとする課M) 本発明は,前記した先行例である特開昭60一−7− 170519号公報に開示された尻絞り防止圧延法の不
安定な尻絞り発生の原因を解明して、その対策を施した
新規な蛇行制御方法および制御装置を構築することを課
題とする。
具体的には、既存の油圧圧下レベリング方式ばかりでな
く電動圧下レベリング方式の圧延機をも対象として、制
御的には主にタイミングを重要視した実用的な制御シス
テムを開発することである。
従って、本発明は、前記課題を解決した新規で実用的な
蛇行制御システムを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段及び作用)まず蛇行の発生
原理について第2図を用いて説明する。
第2図は、被圧延材1がi (n)スタンドの上下のワ
ークロール2a,2bで圧延され、i(n−1)スタン
ドを被圧延材テイルが尻抜けした直後の状態を示したも
のである。このとき被圧延材はi (n)スタンド前後
におけるワークロール駆動側(DS)での圧下準がワー
クロール作業側(WS)の圧下準−8− に比べて大きくなりこれによって駆動側の後進牢が作業
側より大きくなっている。そのため図に示すごとく被圧
延材のDSからWSにかけて回転角速度ωが作用し、被
圧延材はi (n)スタンド通過につれロール輔方向中
心からWS側にずれてやがて蛇行発生に至る6 次に、荊記した先行例である特公昭58−51771℃
公報での蛇行制御機構について第3図により説明する。
第2図と同様に被圧延材Iの尻部がi (n)スタンド
上下のワークロール2a,2bで圧延されi(n−1)
スタンド尻抜直後の状態を示す。前記蛇行制御により、
板蛇行によって生じるロックオン値からの圧延荷手斧牢
の変化を検出し回転方向のロールギャップ間隔(図中で
はWS側)を狭くする(又は、DS側ロールギャップ間
隔を開く)事により,被圧延材のWSとDS側の圧下準
の偏差は小さくなり、後進申の差はほぼ消滅して被圧延
材の蛇行が修正されることになる。前記蛇行制御の実機
適用結果を第5図に示す。横軸は前記蛇行制御口ックオ
ン時の制御スタンド蛇行量を、たて軸はロックオン時点
より制御スタンド被圧延材テイル尻抜迄に生じる蛇行変
動量を示す。第5図に示す様に、蛇行制御ロックオン時
の蛇行量が大きい程、テイル尻抜迄に生じる蛇行変動量
は大となる。
ここで、ロックオン時(第3図中のi(n−1)スタン
ド及びi (n)スタンドにて材料を拘束している時点
又は、i(n−1)スタンドのストリップ尻抜直後)の
蛇行量とはi(n−,)スタンド及びi (n)スタン
ドにて被圧延材を拘束中でのi (n)スタンド前後の
ウエッジ率の差(以下、ウエッジ率変化)に起因するも
のであるため,材料拘束状態でのウエッジ率変化を小さ
くしておく車が尻払時、蛇行制御効果を充分発揮させる
上で重要であることを知見した。その知見を確認するた
めに本発明者達が実施したシミュレーションの結果を第
6図に示す。
これは第5図の現象を第3図の蛇行制御原理に沿ってシ
ミュレーションした場合の材料拘束状態でのウエッジ率
変化と蛇行変動量の関係を示している。
シミュレーションの結果も、前記知見と同様の結果を示
している。
次に、材料拘束状態でのウエッジ率変化と被圧延材に及
ぼされるスタンド間張力の左右差について第4図を用い
て簡単のためi(n−1)スタンドの影響を無視して検
討した。被圧延材の圧下率の状態は第2図と同様に、ワ
ークロール駆動側(DS)での圧下率がワークロール作
業側(WS)の圧下率に比べて大きくこれによって駆動
側の後進率が大きく被圧延材は、i(n−1)スタンド
によって拘束されるため,WS側に圧縮,DS側に引張
りの張力が作用する。隣接する他スタンドの影響を無視
した条件であれば第4図の状態では、i (n)及びi
(n−1)スタンド間の左右張力差が零(σ(i(n)
スタンド)=0)となる様、i(n−1)スタンド左右
ロール間隔差を調整することにより(図中ではWS側ロ
ール間隔を狭める) i (i−= )スタンド左右の
圧下率差( i (n)スタンド前後のウエッジ率の差
)が等しくなり,ウエッジ率変化は零の状態となる。
ここで現実にあわせ他のスタンドの影響を含めて述べる
と以下になる。
第7図は、実機圧延機においてテスト的に圧延−11− 中の左右ロール間隔差を変更した場合の結果である。i
 (n)スタンドロール間隔差変更に対しi(n),i
(n−1)スタンド間及びi (n), i (n+1
)スタンド間の左右張力差が変化する事がわかる。その
ため例えば、i (n−1),  i (n)スタンド
間には.隣接する前後スタンドの左右張力差(σi(n
−l)スタンド,σ1(n)スタンド)への作用が、た
し込まれた状態になっていろ。従って、任意スタンドi
 (n)に被圧延材トップ噛込後、各仕上圧延機に拘束
されている状態で、各スタンド間の駆動側と作業側との
披圧延材に作用する張力差が零になるように各スタンド
間,圧下レベリング制御を行う事により次の第(1)式
が威立し、 σ(最入側スタンド〉+σ(i(n−n)スタンド)=
0σ(i(n−2)スタンド)+σ(i(n−−スタン
ド)=Oa ( i (n−1)スタンド)+ cr 
( i (n)  スタンド)=0・・・(1) σ最入側スタンドは、ウエッジ率のオーダーが比−12
− 較的小さい為、σ(i(n)スタンド)=微小とするこ
とができる。このことにより、i (n)スタンドウ夷
ツジ串変化は第6図横軸においてウエッジ率変化を2%
以下に抑える事が充分可能となる。
従って,定常圧延中に各スタンドの出側のDS−WS張
力偏差を制御した上で、制御当該スタンドの各上流側ス
タンドを被圧延材テイルが尻抜けする直前にDSとWS
の圧下荷重値をロックオンして圧下荷重差率のロックオ
ン値を計算して、前記制御スタンドを尻抜する迄,該ロ
ックオン値と通板中の圧延荷重差率との偏差の変化を検
出して、圧延材の走行位置の蛇行量を検出し、レベリン
グ制御することにより絞りに至らない様、蛇行を有効に
防止する方法が提供されることを知見した。
ところで、前記した先行例である特開FIrJ60−t
705]1・公報に開示された尻絞り防東圧延法は、そ
の知見した蛇行制御システムにかなり近いものであるの
で,本発明者達は、その尻絞り防止圧延法について詳細
に検討した。その検討の結果以下のことを確認できた。
(A)任意のスタンドの圧延荷重値は、ストリップの尻
部が前スタンドを尻抜けする直前から急速に変化する。
従って、前スタンドを尻抜けした直後にロックオンした
圧延荷重値は定常圧延時の圧延荷重値とかなり相違して
いる。
(B)ストリップのDS−WSの左右張力の偏差値は定
常状態中でもかなり変動がある。従って、左右張力の制
御方式においてロックオン方式は好ましくないことが判
明した。
(C)ストリップの左右張力制御は後段を中心にして、
複数スタンドで同時に行うようにする必要があり、でき
れば全スタンドで制御すべきである。
(D)圧延荷重差率の制御とストリップの左右張力制御
は基本的には重複させない方が良いが、ストリップの尻
部がその前スタンドを抜ける前ならばその重複が許され
ろ。
以上のA−Dの知見は制御システム上、いずれも重要な
ことであるので、これらを取り込んで制御システムにし
なければならない。
本発明では、被圧延材が各仕上圧延機に拘束されでいる
状態で、当該スタンドウエッジ率変化を微小とすべくレ
ベリング制御し圧下荷重差中を被圧延材テイルが尻抜け
する汽前にロックオン値としてこの偏差に応じてレベリ
ング制御することを前提としており、そのロックオン鋪
の拘束されている状態でのレベリング制御は、最出側ス
タンド出側披江延材蛇行虻を検出し、その検出値に応じ
て』1&終スタンドレベリング制御し、最終スタンド出
側の蛇行是を零とせしめ、各スタンド間では,駆動側と
作業側とのストリップに作用する左右張力差が零になる
ように各スタンド間圧下レベリング制御を行い、しかる
のち、圧下荷重差ロックオン制御を行い、最終スタンド
のレベリング制御はオプションとして行なってもよい。
以上の制御方法を制御システl1として実現する場合,
一般的には圧延機用のプロセスコンピュータ内に第1図
に示す機能の内6〜14と16を制御プログラl1の形
で構成すればよい。一般に圧延機には、テンションメー
タ4がルーパ3に設けられており、ロードセル5と圧下
操作端9が圧下系−15− 統として設けられ、ストリップの移動状況、特に先端お
よび尾端の通過状況をホットメタルディテクターやコー
ルドメタルディテクターおよび圧延ロールに設けたパル
スジェネレータ(PLOという)等の侶号を取り込んで
計算機で処理する1・ラッキング手段11を具備してい
る。
更に、本発明では、前記テンションメータからの張力値
の差分値と一般には零である張力差分値の目標値との張
力偏差値を求める張力演算部7と、圧延荷重差率制御シ
ステムとして、荷重値を記憶・保持するロックオン部1
2と、そのロックオンされた荷重値から圧延荷重差串の
目標値を算出する目標値演算部13と、その目標値にな
るようにフイドバック制御を行なう操作量を計算する圧
延荷重差率演算部6にて構威され、前記の圧延荷重差率
演算部6の出力と張力演算部7を加算する操作是演算部
10と、その出力に基づいて各スタンドの圧下操作端9
を制御する圧下レベリング制御部8にて制御ループが構
威され、更に前記トラッキング千段11からの信跨に応
じて各部(6 . 7 ,12,−16− 16h!F)に制御タイミング信号を送る制御指令部I
Iを加えて蛇行制御システl1が構築される。
望ましいものとして、最終スタンドの出側に蛇行計15
を設け、その蛇行址の計測値に応じて圧下レベリング操
イ1五1を演算する蛇行演算部16と、その出力を圧下
レベリング制御部8を介して最終スタンドの圧下操作端
9をレベリング制御するシステl1を加えるものがある
。この場合、前記の制御指令部l4から蛇行演算部16
に、張力演算部7へとほぼ同じ制御タイミング信号を送
るようにすべきである。
(実胞例) 以下本発明を実施例の図面にもとづき説明する。
第l図は本発明を実施する圧延設備と制御装置の構或の
1例を示すものでF1+F2・・・F7は7ノkのスタ
ンドをタンデムに配列した熱間連続仕上圧延機であり、
各スタンド間にはそれぞれ被圧延材lに張力を付与する
ルーパ3が設けられており該ルーパ3には駆動側と作業
側それぞれの張力を検出するロードセル4が設けてある
。5は各スタンドの圧延反力を検出するロードセルであ
り、該ロードセル5の出力は圧延荷重差率演算制御装置
6に入力される。ロードセル4で検出された張力の出力
信サは張力演算制御装置7に入力され、レベリング量計
算器10には鋪記演算制御装ff 6と演算制御装置7
からの信号が入力され、各スタンドのレベリング量を計
算し、そのレベリング量を圧下レベリング制御装置8を
介して各スタンドの圧下装置9に出力する。
ス1〜リップの通板状況を把握するものとして、ホット
メタルディテクター(I{MD)やCMD,PLG等の
信号からなるトラッキング手段11と、そのトラッキン
グ信号に基づいて各種の制御タイミング信号を発生させ
、6,7,1 2.1 6等の各部に送信する制御指令
部と、制御対象スタンドの圧延荷重値を14か3の制御
タインミグ信号に応じてロックオンするロックオン部1
2と、そのロックオンされた荷重信号から圧延荷重差率
の目標値を計算する目標値演算部l3にて構成されろ。
オプションとして、最終スタンド出側に蛇行計15と、
その出力に応して最終スタンドの圧下レベリング操作量
を演算する蛇行演算部16からなる制御ループを加える
のが望ましい。
本発明における制御対象スタンドには任意のスタンドを
選択できるが、以下第4段圧延スタンドF4を制御対象
スタンドi (n)とした場合を例として制御手順を以
下に説明する。
被圧延材の先端(1・ツプ)がスタンドF5に噛込んだ
後、披圧延材が全スタンドに噛込まれている状態で本発
明の制御が開始される。まず、後段スタンドF5すな才
)ちi(n++)と当該スタンドi(n)間のルーパー
3の駆動側と作業側のそれぞれの張力検出用ロードセル
4からの張力差ΔTを求め次の第(2)式によって張力
差によるレベリング景δを計算する。
δ=G・ΔT・6 Qp/W2E      ・・・(
2)但し、G:ゲイン ΔT:張力偏差 Qp:左右圧下装置中心間の距離 E:被圧延材のヤング率 19− W:被圧延材の板幅 なおレベリング量δが過大であったり過小であった場合
、制御系のバランスを損うことになるので1回当りの制
御量の範囲を予め定めておき,上下限を越える時は一定
のレベリング足δmaxを用いる。
上記の式(2)式で求めたレベリング量δの半分につい
て極性を反転し1/2δ及び−1/2δのレベリング量
をF4スタンドの左右の圧下装置に送り圧下レベリング
を実施する。これによりF4・F5スタンド間の被圧延
材の駆動側と作業側との張力差ΔTは零になる。
以上の制御を被圧延材のティル部がF2スタンドからF
3スタンド迄のいずれかの位置を尻抜けするまで行なう
また、以上の制御の開始タイミングはΔTを零とするの
に要する時間(制御安定化所要時間)を経験的に見込ん
で圧延荷重差率制御のロックオン迄に制御が安定化して
間に合うよう設定しておく。
次にDSとWSの圧延荷重値のロックオンのタ20 イミングより圧延荷重差率のロックオン値γ。を計算す
る。ロックオン値γ0は(3)式で求める。
Yo = (FoW−FoD)/Fot    =43
)但し,FoW:ロックオンした直後のF4作業側荷足
(ロードセル出力) FoD :ロックオンした直後のF4駆動側荷量(ロー
ドセル出力) FoL:ロソクオンした直後の駆動側と作業側の和不i
1−1?: (ロートセル出力)テイル部が制御対象ス
タンドF4を尻抜けるまでは以下の圧延反力差によるレ
ベリング制御が行なわれる。すなわち、次の第(4)式
で圧延反力差串γを求めたのち、前記口ックオン値γ。
どの偏差Δγ=(γ0−γ)を偏差値Δγとする。
γ= (FW−FD)/Ft       ・・・(4
)但し、Fi:rfA動側と作業側の和荷重FW:作業
側の荷重 FD:邸動側の荷重 偏差値Δγが求まると次の第(5)式でレベリング量δ
を計算する。
δ= S gain ’Δy−Δh/W       
・−・(5)但し、Sgajn:ゲイン W:板幅 Δh:当該スタンドの圧下量 この偏差値Δγから求めたレベリング量δを制御量とし
て上下限のチェックの後、レベリング量の半分の極性を
反転し、1/2δと−1/2δとしてスタンドF4の左
右の圧下装置に出力し、F4尻抜けまで圧延萄重差率を
一定とするフィードバック制御を行なう。
さて,制御対象スタンドをF4スタンドとした時、テイ
ル部が前段スタンドFJを尻抜けする前からF4スタン
ドを尻抜けするまでの通板制御は以上のとおりであるが
、本発明では制御対象スタンドを1基に制限することな
く、例えばティル部がF4スタンドを尻抜けする直前に
制御対象スタンドを次段のF5スタンドに切換え同様の
制御を行なうことで最終スタンドまで連続的な通板制御
が実施できることは勿論である。一般の熱間連続仕上圧
延機では遂次板淳が後段スタンドになるにつれて薄くな
り尻絞りが起りやすいのが実態であり、制御は連続して
行なうのが望ましい。
(発明の効宋) 本発明によれば,前段スタンドを尻抜けした後、当該制
御対象スタンドでの尻絞りは格段に減少する。
すかわち、披圧延利スタンド尻抜迄は、被圧延材左右の
延び羞申が等しくなる様、全スタン1・間張力差を零と
する制御が行なわれてさらに、スタン1〜尻抜時は圧延
荷車差ヰ一定のロックオン制御が極めて高応答なレベリ
ング機梧を必要とせず、高い精度確保が可能であり、尻
紋りは減少する。
【図面の簡単な説明】
第1図は木発叩を実施する装面の構八例を示すブロック
閂である。 第2図,第3図及び第4図は、それぞれ、蛇行の発生過
程,従来例におけろ蛇行制御状況,及びスタンI〜間に
おけるl) SとWSのス1ヘリノブ張力偏差発生状況
を示すスタンドとス1・リンプの斜視図である。 第5図,第6図及び第7図は、圧延荷虫差串−定ロック
オン制御の特性を示すグラフである。 1:被圧延材 3:ルーパ 5:ロードセル 7:張力演算部 9:圧下操作端 ll:トラッキング手段 13:目標値演算部 l5:蛇行計 2a,2b:ワークロール 4:テンションメータ 6:圧延荷重差率演算部 8:圧下レベリング制御部 10:操作旦演算部 12:ロックオン部 J4:制御指令部 16:蛇行演算部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱間連続仕上圧延機の任意のn番スタンドi(n
    )の板幅方向である駆動側と作業側の圧延荷重値を測定
    し、所定の時期に該圧延荷重値をロックオンして圧延荷
    重差率の目標値を演算し、その後当該スタンドの通板中
    の圧延荷重差率の実測値と前記目標値との偏差値を打ち
    消すように当該スタンドの駆動側と作業側の圧下レベリ
    ング制御を行なうことによって、当該スタンドi(n)
    をストリップのテイル部が尻抜けする際の尻絞りを防止
    する蛇行制御方法において; 前記所定の時期をストリップのテイル部が、当該スタン
    ドの前々段スタンドi(n_−_2)と前段スタンドi
    (n_−_1)の間に存在する時にすると共に、各スタ
    ンド間でストリップの駆動側と作業側の張力値を測定し
    、その左右張力差値が予め定めた目標値となるように前
    段側スタンドの駆動側と作業側の圧下レベリング制御を
    、前記所定の時期より制御安定化所要時間以上前から行
    なった後、前記所定の時期と同時かあるいはそれ以降ス
    トリップのテイル部がその前段スタンドを尻抜けするま
    でにその制御をロックすることを特徴とする熱間連続仕
    上圧延機における蛇行制御方法。
  2. (2)最終スタンドの出側でストリップの蛇行量を測定
    し、その蛇行量を打ち消すように最終スタンドの駆動側
    と作業側の圧下操作端を制御する圧下レベリング制御を
    、前記各スタンド間での前記張力偏差値に応じて行なう
    圧下レベリング制御とともに行なうことを特徴とする前
    記請求項(1)記載の熱間連続仕上圧延機における蛇行
    制御方法。
  3. (3)各スタンド間のルーパに、ストリップの板幅方向
    である駆動側と作業側の張力値を測定するテンションメ
    ータと、任意のn番スタンドi(n)の駆動側と作業側
    の圧延荷重値を測定するロードセルと、各スタンドの駆
    動側と作業側の圧下レベリング位置を調節する圧下操作
    端と、ストリップのテイル部の現在位置を追跡するトラ
    ッキング手段を具備した熱間連続仕上圧延機の制御装置
    において: 前記各テンションメータからの駆動側と作業側の張力値
    の差分値と予め定められた張力目標値との張力偏差値を
    求める張力演算部と、その張力偏差値を打ち消すように
    前記各テンションメータの前段側スタンドの圧下操作端
    を制御する圧下レベリング制御部と、前記当該スタンド
    i(n)のロードセルからの圧延荷重値を記憶及び保持
    するロックオン部と、その記憶された圧延荷重値から圧
    延荷重差率の目標値を算出する目標値演算部と、前記当
    該スタンドi(n)のロードセルからの圧延荷重値から
    圧延荷重差率の実測値を演算すると共にその実測値とそ
    の目標値との偏差値を演算する圧延荷重差率演算部と、
    その偏差値を打ち消すように当該スタンドの圧下操作端
    を制御する圧下レベリング制御部と、前記トラッキング
    手段からの信号に応じて、ロックオン部にロックオン起
    動信号を送信すると共に、前記張力演算部に起動信号、
    ロック信号および解除信号を送信し、前記圧延荷重差率
    演算部に起動信号と解除信号を送信する制御指令部で構
    成されることを特徴とする熱間連続仕上圧延機における
    蛇行制御装置。
  4. (4)最終スタンドの出側に設置したストリップの蛇行
    計と、その蛇行計からの蛇行測定値を打ち消すように最
    終スタンドの駆動側と作業側の圧下操作端を制御する蛇
    行圧下レベリング制御部とを設け、前記トラッキング手
    段から前記張力演算部への起動信号、ロック信号および
    解除信号を分岐して蛇行圧下レベリング制御部に送信す
    ることを特徴とする前記請求項(3)記載の熱間連続仕
    上圧延機における蛇行制御装置。
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