JPH0316325Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0316325Y2
JPH0316325Y2 JP2944285U JP2944285U JPH0316325Y2 JP H0316325 Y2 JPH0316325 Y2 JP H0316325Y2 JP 2944285 U JP2944285 U JP 2944285U JP 2944285 U JP2944285 U JP 2944285U JP H0316325 Y2 JPH0316325 Y2 JP H0316325Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceiling
mirrored
hanging
ceiling board
board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2944285U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61146310U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2944285U priority Critical patent/JPH0316325Y2/ja
Publication of JPS61146310U publication Critical patent/JPS61146310U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0316325Y2 publication Critical patent/JPH0316325Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mirrors, Picture Frames, Photograph Stands, And Related Fastening Devices (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は鏡面天井構造に関するものである。
(ロ) 考案の概要 本考案は、天井基板の表面に鏡面体を貼着して
なる鏡面天井板を、いわゆるTバー工法にて施工
する鏡面天井構造において、少なくとも天井面の
隅部に位置する鏡面天井板の壁面に隣接する周辺
部裏面に、断面略L字形補強材を天井基板の裏面
周辺角部に沿つて固定することにより、反りによ
つて生ずる美観の低下および鏡面天井板の落下を
防止せんとするものである。
(ハ) 従来技術とその問題点 従来、鏡面仕上げの天井を施工するには、表面
からの釘打ちが困難であるため、天井板を吊り下
げ金具に係止するか、もしくは、載置して施工す
ることが行なわれている。このような吊り下げ金
具による天井施工法には、いわゆるTバー工法と
呼ばれるものがある。上記Tバー工法とは、断面
略T字形状の棒材からなる吊り下げ金具を、天井
下地面から水平、かつ、格子状に吊り下げ、この
吊り下げ金具のフランジ部に、天井板の周辺部を
載置し、天井面を形成するる工法である。
しかしながら、上記Tバー工法による場合、表
面に鏡面体のような異種材料を貼着した天井板を
用いると、天井基板と鏡面体との熱膨張率、吸湿
線膨張率の違いによつて反りが生じ易く、天井板
を吊り下げ金具のフランジ部に載置するだけで
は、上記反りが制御出来ず、天井板のガタツキや
天井板表面とフランジ部との間に隙間を生じやす
いとともに、天井板が落下する危険性がある。特
に、この反りは鏡面に曲率を与え影像の変形ある
いは鏡面とフランジ部との間に生じた隙間が2倍
になつて見えるため、反りは出来るだけ抑える必
要がある。
一方、天井板の周辺部を、前記吊り下げ金具の
フランジ部と、前記吊り下げ金具に係合した弾性
を有する押圧部材とで挟持した天井構造が知られ
ている。この場合に使用する押圧部材としては、
例えば、実公昭39−1576号公報記載のものがあ
る。
従つて、前述の押圧部材を用いて天井板周辺部
を吊り下げ金具のフランジ部に押圧し、隙間の発
生を防止することが考えられる。
しかしながら、前記押圧部材は吊り下げ金具に
係合して使用するものであるため、吊り下げ金具
を吊り下げられない天井面の隅部には押圧部材を
固定できなかつた。このため、押圧部材を固定で
きない天井面の隅部には、鏡面天井板の反りによ
る隙間を生じ、この隙間が鏡面に反射して拡大さ
れて見えるため、美観を損なうという問題があつ
た。
しかも、前述の反りによつて鏡面天井板の位置
がずれ、天井面隅部の天井板が落下しやすくなる
という問題点があつた。
他方、天井面隅部の天井板を固定する手段とし
ては、天井回り縁を押圧金具と係合可能な形状に
形成しておき、該回り縁から押圧固定することが
考えられるが、この場合には回り縁の形状を特殊
な形にしておく必要があり、鏡面天井に改装する
際には既存の回り縁を取りはずして新たな回り縁
に変えねばならず、作業性が悪いという問題があ
つた。
(ニ) 考案の目的 本考案の目的は、前記問題点に鑑みてなされた
ものであり、鏡面天井板の反りによつて生じる美
観の低下を天井回り縁の形状に関係なく防止し得
るようにすると共に、鏡面天井板の落下を防止す
る鏡面天井構造を提供することにある。
(ホ) 考案の構成とその効果 本考案にかかる鏡面天井構造は、天井面中央部
に位置する天井板を押圧部材で固定すると共に、
天井面隅部に位置する鏡面天井板の壁面に隣接す
る周辺部裏面に、断面略L字形の補強材を天井基
板の裏面周辺角部に沿つて固定した構成としてあ
る。
したがつて、本考案にかかる鏡面天井構造によ
れば、天井面中央部において天井基板と鏡面体と
の熱膨張、吸湿膨張による差異から生じていた反
りが、前記吊り下げ金具のフランジ部と押圧部材
との挟持によつて規制されるとともに、天井面隅
部における鏡面天井板のうち、壁面に隣接する周
辺部には該周辺部の裏面角部に固定した補強材に
よつて反りの発生が規制されるので、天井面中央
部及び隅部に位置するいずれの天井板にも反りに
伴なう隙間の発生がなく、美観を損なうというこ
とがない。
従つて、天井回り縁から隅部天井板を押圧する
必要がないので、天井回り縁に自由な形状のもの
が採用出来ると共に、既設の天井を鏡面天井に改
装する場合にも既在の回り縁はそのままにして、
鏡面天井に改装することが出来る。
しかも、反りが規制されることにより、鏡面天
井板の載置すべき位置が正確に維持されるため、
位置のずれやガタツキによる落下の危険性がなく
なるという効果がある。
又、天井面隅部に位置させる鏡面天井板は壁面
と隣接する周辺部に沿つて補強材が固定されてい
るため、施工時において壁面隅部に鏡面天井板角
部が衝突しても衝撃で鏡面体が割れることがな
く、施工が容易である。
(ヘ) 実施例の説明 以下、本考案にかかる一実施例を第1図ないし
第4図の添附図面に従つて説明する。
本実施例は、コンクリートを打放したスラブ下
面(図示せず)に鏡面天井を施工する場合であ
る。
すなわち、スラブ下面には針金等(図示せず)
を介して断面略T字形状の棒材からなる吊り下げ
金具1を水平、かつ、格子状に吊り下げてある。
そして、この吊り下げ金具1のフランジ部1a,
1bには鏡面天井板2の周辺部2a,2bを載置
してある。
この鏡面天井板2は、鉱物繊維からなる天井基
板3の表面にガラス製鏡板である鏡面体4を貼着
一体化したものである。なお、鏡面体4の端部4
aは、天井基板3の端面3aより若干内側に位置
決めしておくのが好しい。即ち、鏡面体4の端部
4aが側面からの衝撃力を直接受けないようにし
て欠け等の損傷が生じるのを防止するためであ
る。
また、前述の鏡面天井板2と同一構造を有し、
かつ、天井面隅部に位置する鏡面天井板6は、壁
面7に隣接する周辺部の裏面角部に沿つて、断面
略L字形状の金属性補強材5を接着剤10にて固
定してある。
さらに、天井面の天井出入口に位置する鏡面天
井板8は、取り外し可能とするため、後述する押
圧部材9にて押圧、固定されていない。そして、
鏡面天井板8は、その四周の裏面周辺角部に、反
りによる隙間の発生を防止するため、断面略L字
形状の補強材5を固定してある。なお、天井面の
出入口は、天井面の隅部に設けてもよい。このと
き、鏡面天井板8をその出入口に配することは勿
論である。
次に、吊り下げ金具1のフランジ部1a,1b
に載置された鏡面天井板2は、その周辺部2a,
2bを、前記フランジ部1a,1bと、吊り下げ
金具1に係合した押圧部材9とにて挟持され、天
井面の中央部を構成している。この押圧部材9
は、弾性を有する板材を折り曲げて形成したもの
で、吊り下げ金具1の基部1cに係合するように
切り起こした爪部9aと、鏡面天井板2の周辺部
2a,2bの上面を押圧する脚部9bとから構成
されている。
又、天井面隅部の鏡面天井板6は吊り金具1と
隣接する周辺部裏面のみが前記押圧金具9で押圧
されており、壁面と隣接する周辺部は押圧するこ
となく天井回り縁(図示せず)上に載置されてい
る。即ち、上記鏡面天井板6の壁面と隣接する周
辺部を押圧金具ではなく、天井基板に固定した補
強材で反りを規制して配したものであり、これに
よつて天井回り縁の形状に関係なく鏡面天井材6
の反りを防止してある。
なお、前述の実施例においては、ガラス製鏡板
からなる鏡面体を使用する場合を示したが、必ず
しも、これに限らず、シート体の表面に金属薄膜
からなる鏡面を備えた鏡面体を、使用する場合で
あつてもよいことは勿論である。
また、補強材5は天井基板3の裏面角部に沿つ
て密着するような断面略L字形のものであればよ
く、図示したもの以外に補強リブ等を付加した形
状のものでもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は、本考案にかかる一実施
例を示すもので、第1図は施工例を天井裏から見
た説明図、第2図は要部断面拡大図、第3図は押
圧部材の全体斜視図、第4図は取り外し可能な鏡
面天井板の断面図である。 1……吊り下げ金具、1a,1b……フランジ
部、2,6,8……鏡面天井板、3……天井基
板、5……補強材、9……押圧部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 断面略T字形状の棒材からなる吊り下げ金具
    を、天井下地面から水平、かつ、格子状に吊り
    下げ、この吊り下げ金具のフランジ部に、天井
    基板の表面に鏡面体を貼着してなる鏡面天井板
    の周辺部を載置し、この周辺部を前記吊り下げ
    金具のフランジ部と、前記吊り下げ金具に係合
    した弾性を有する押圧部材とにて挟持してなる
    鏡面天井構造において、 少なくとも天井面隅部に位置する鏡面天井板
    の壁面に隣接する周辺部裏面に、断面略L字形
    の補強材を天井基板の裏面周辺角部に沿つて固
    定してあることを特徴とする鏡面天井構造。 (2) 前記鏡面体が、シート体の表面に、金属薄膜
    を形成してなる鏡面を有するものであることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の鏡面天井構造。
JP2944285U 1985-02-28 1985-02-28 Expired JPH0316325Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2944285U JPH0316325Y2 (ja) 1985-02-28 1985-02-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2944285U JPH0316325Y2 (ja) 1985-02-28 1985-02-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61146310U JPS61146310U (ja) 1986-09-09
JPH0316325Y2 true JPH0316325Y2 (ja) 1991-04-09

Family

ID=30528251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2944285U Expired JPH0316325Y2 (ja) 1985-02-28 1985-02-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0316325Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2560008Y2 (ja) * 1991-11-08 1998-01-21 ヤマハ株式会社 ユニットバスの天井
JP6389376B2 (ja) * 2014-05-26 2018-09-12 三洋工業株式会社 天井板材の取付装置並びにこれを使用した天井構造及びその施工方法
JP7216997B2 (ja) * 2018-12-20 2023-02-02 株式会社能重製作所 天井部材押えクリップ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61146310U (ja) 1986-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0316325Y2 (ja)
US3230684A (en) Method for attaching wall panels
KR200437801Y1 (ko) 천장재용 받침틀
RU2807734C1 (ru) Кассета модульного подвесного потолка
JPS6224682Y2 (ja)
JP2526919Y2 (ja) 建築用複合耐火パネル
JPH0312188B2 (ja)
JP2003293550A (ja) サイディングアセンブリ,サイディングボード,化粧板,懸止部材,目地部材およびサイディング施工方法
JP2625063B2 (ja) 天井パネル取り付け構造
JPH0744662Y2 (ja) 建築用パネルの取付構造
JP2006274698A (ja) 間仕切り壁構造
JPS5915959Y2 (ja) 鏡貼り柱巻きの構造
JPH0738572Y2 (ja) プレファブルームの壁パネル上部取付構造
JP2775926B2 (ja) パネル材の製造方法
JP2586821Y2 (ja) 複合耐火パネル
JPH0611288Y2 (ja) 化粧板積層コンクリートパネル
JPH0427437Y2 (ja)
JPH03267457A (ja) 複合パネルとその取付方法
JPS624104Y2 (ja)
JPH05483Y2 (ja)
JPH0666003A (ja) パネル取付構造
JPH0131684Y2 (ja)
UA52418C2 (en) Lining panel
JPH07109116B2 (ja) 天井パネル
JPH0338380B2 (ja)