JPH03161371A

JPH03161371A - プリンタの用紙送り装置

Info

Publication number: JPH03161371A
Application number: JP30101689A
Authority: JP
Inventors: Kazuhiro Tsunoguchi; 和弘角口
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1989-11-20
Filing date: 1989-11-20
Publication date: 1991-07-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔概要〕プリンタにおいて印字用紙をガイドしながら用紙送りす
るためのプリンタの用紙送り装置に関し、高精度の加工
製造を必要とすることなく、常に所定の一定の用紙通路
間隔を保持することができるプリンタの用紙送り装置を
提供することを目的とし、用紙送りをするために回転駆動される第１のローラと、
上記第１のローラとの間に用紙を挟み込んで回転するよ
うに回転自在に、上記第１のローラに向って付勢されて
配置された第２のローラと、上記第１のローラと上記第
２のローラとの間に用紙を案内するための用紙ガイド部
材とを有するものにおいて、上記第２のローラを支持す
る支持部に上記用紙ガイド部材を取り付けて構成する。

〔産業上の利用分野〕

この発明は、プリンタにおいて印字用紙をガイドしなが
ら用紙送りするためのプリンタの用紙送り装置に関する
。

２つのローラの間に用紙を挟み込んでローラを回転させ
れば用紙送りが行われるが、そのためには、２つのロー
ラの間に用紙を正しくガイドする必要がある。

〔従来の技術〕

第４図は従来のプリンタの用紙送り装置を示しており、
５ｌは、プリンタの本体フレーム。５２は、回転駆動さ
れるプラテン。５３は用紙送りローラであり、コイルバ
ネ５６によってプラテン５２の中心方向へ向けて付勢さ
れた軸受アーム５４に回転自在に軸支され、プラテン５
２に圧接されている。そして、プラテン５２の外周に沿
って用紙が通るための間隔（用紙通路間隔）ｔがあくよ
うに、用紙ガイド部材５５がプリンタの本体フレーム５
ｌに取り付けられている。したがって、矢印Ｅの方向か
ら用紙ガイド部材５５に沿って用紙を挿入すれば、用紙
がプラテン５２と用紙送り口−ラ５３との圧接部に案内
され、プラテン５２と用紙送りローラ５３とに挟み込ま
れて用紙送りが行われる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし上述のように、従来のプリンタの用紙送り装置で
は、用紙ガイド部材５５が本体フレーム５１に取り付け
られていたので、本体フレーム５ｌへのプラテン５２の
取付位置すれと用紙ガイド部材５５の取付位置ずれなど
が積算された場合、用紙通路間隔ｔにかなりの誤差が発
生してしまう。

そして、この間隔ｔが不適切だと、用紙に圧痕がついた
りしわが発生する等の不具合が発生する。

このような不具合が発生しないようにするためには、本
体フレーム５ｌのプラテン５２取付位置と用紙ガイド部
材５５取付位置とを一つ一つ高精度に加工製造すればよ
いが、そのためには高コストがかかる欠点があった。

また、加工製造の精度をあげた場合でも、温度変化によ
る熱膨張や熱収縮などによって用紙通路間隔ｔが変化し
て、用紙に圧痕やしわ等が発生してしまうことがあった
。

この発明は、そのような従来の欠点を解消し、高稍度の
加工製造を必要とすることなく、常に所定の一定の用紙
通路間隔を保持することができるプリンタの用紙送り装
置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的を達成するため、本発明のプリンタの用紙送
り装置は、実施例を説明するための第１図に示されるよ
うに、用紙送りをするために回転駆動される第１のロー
ラ１と、上記第１のローラｌとの間に用紙を挟み込んで
回転するように回転自在に、上記第１のローラＩに向っ
て付勢されて配置された第２のローラ２と、上記第１の
ローラｌと上記第２のローラ２との間に用紙を案内する
ための用紙ガイド部材３とを有するものにおいて、上記
第２のローラ２を支持する支持部４に上記用紙ガイド部
材３を取り付けたことを特徴とする。

そして、上記用紙ガイド部材３と上記支持部４とは、プ
ラスチックモールドによって一体成形してもよく、上記
の第ＩのローラＩはプラテンであってもよい。

〔作用〕

用紙ガイド部材３は第２のローラ２を支持する支持部４
に取り付けられているので、第２のローラ２に対する用
紙ガイド部材３の相対的な位置は常に一定であり、第２
のローラ２が移動すれば、それと共に用紙ガイド部材３
も移動する。

そして、第２のローラ２は第１のローラｌに向って付勢
されていて、第２のローラ２と第１のローラｌとの位置
関係はフレームその他周辺部品の影響を受けることなく
常に一定となる。その結果、用紙ガイド部材３は、第１
のローラ１に対して常に同じ位置関係を保ち、所定の一
定の用紙通路間隔Ｔを安定して保持することができる。

〔実施例〕図面を参照して実施例を説明する。

第３図はプリンタ装置を示している。ｌはプラテン（第
１のローラ）であり、用紙送りをするために図示されて
いないラインフィードモー夕によって回転駆動される。

Ｉ１はキャリアであり、図示されていないスペースモー
タによって、プラテンｌの軸線と平行の方向に、ステー
シャフトｌ２に沿って移動する。キャリア１１には印字
ヘッドｌ３が、プラテンｌに対向する位置に固定的に搭
載されている。ｌ４は、キャリアｌ１に着脱自在に取り
付けられたリボンカセットである。

第１図及び第２図は実施例の用紙送り装置部分を示して
おり、第２のローラ２がプラテン（第１のローラ）ｌに
向って付勢されて、プラテンｌに圧接されている。第２
のローラ２は複数設けられていて、各ローラ２が共通の
回転軸２ａに固着されている。したがって、総てのロー
ラ２が回転軸２ａと共に同じ回転運動をする。

４は、第２のローラ２の回転紬２ａを支持する軸受け（
支持部）であり、Ｕ字状に形成された溝４ａ内に回転紬
２ａが回転自在に嵌め込まれている。そして、プリンタ
の本体フレームｌｏと軸受け４との間に装着された圧縮
コイルスプリングｌ６によって、軸受け４及び回転軸２
ａを介して、第２のローラ２がプラテンｌに押し付けら
れている。

３は、用紙をプラテンｌの外周に沿ってガイドするため
に、プラテンｌの外周の半径よりも少し大きな半径に形
成されて配置された用紙ガイド部材である。本発明にお
いては、用紙ガイド部材３と軸受け４とが、第２図に示
されるように、プラスチックモールドの一体成形によっ
て形成されている。即ち、用紙ガイド部材３は、３つの
スリットを有するフォーク状に形成され、その中央のス
リットの間に紬受け４が配置され、両サイドのスリット
内に各々第２のローラ２が配置されている。

そして、一体に形成された用紙ガイド部材３と軸受け４
は、上方に突設されたアーム６の突端部において、プリ
ンタ装置の本体フレーム１０に回動自在に軸支されてい
る。

このように一体成形された軸受け４と用紙ガイド部材３
とは、一列に例えば４組配置されている。

したがって、第２のローラ２は全部で８個用いられてい
る。

第１図に示されるように、回転紬２ａは用紙ガイド部材
３の下側（裏側）を通っており、第２のローラ２は、用
紙ガイド部材３の表面から突出してプラテンｌに圧接さ
れている。したがって、用紙ガイド部材３の表面からの
第２のローラの突出量が、プラテンｌと用紙ガイド部材
３との間隔（用紙通路間隔）Ｔとなる。

したがって、第２のローラ２の半径をＲ１回転紬２ａの
半径をｒ１軸受け４のＵ字溝４ａの底部から用紙ガイド
部材３表面までの距離をＡとすると、用紙通路間隔ＴはＴ＝　（Ｒ＋ｒ）−Ａとして定まる。

つまり、用紙通路間隔Ｔは、プリンタの本体フレームの
寸法精度や、プラテンｌ及びアーム６の取り付け位置精
度などと全く無関係な寸法であるＲ，ｒ及びＡによって
定まる。

このＲ及びｒは、第２のローラ２の半径及び回転紬２ａ
の半径であるから、もともと寸法誤差の少ないものであ
る。また、Ａはプラスチックモールド成形金型の寸法精
度によって決まるものであり、個々の部品を製造する際
には高精度の加工を行う必要はなく、またばらつきもほ
とんど発生しない。したがって、用紙通路間隔Ｔは、製
品毎にばらつきなく一定した所定寸法を得ることができ
る。

その結果、第１図の矢印Ｆ方向から用紙を挿入すれば、
用紙はプラテンｌと用紙ガイド部材３との間の用紙通路
にスムーズに案内され、プラテンｌと第２のローラ２と
に挟まれて印字ヘッドｌ３の方向へ用紙送りが行われる
。

なお本発明は、用紙搬送装置であればプラテン使用部以
外の部分に採用してもよく、２つのローラの大小はどの
ようなものであってもよい。また、印字ヘッドなどはど
のような種類のものを用いてもよい。

〔発明の効果〕

本発明のプリンタの用紙送り装置によれば、ローラに対
する用紙ガイド部材の位置が常に一定位置に保たれる結
果、用紙をガイドするための用紙通路間隔が常に所定の
一定間隔となるので、ローラや用紙ガイド部材の取付位
置などを一つ一つコストをかけて高精度に加工製造する
ことなく、また温度変化などの影響を受けることなく、
圧痕やしわなどの発生しないスムーズな用紙送りを行う
ことができる優れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例の側面断面図、第２図は実施例の部分斜視図、第３図は実施例のプリンタの全体斜視図、第４図は従来
例の側面断面図である。図中、ｌ・・・プラテン（第１のローラ）、２・・・第
２のローラ、３・・・用紙ガイド部材、４・・・軸受け（支持部）。突茄＃ｌ］の４ゴ面断面図第１図爽茄例の部分＃＋視図第２図寅淀ダ’ｌｃｂフ゜ワンタの全体斜視図従来葎りの借ｊ
面断面図

Claims

【特許請求の範囲】１、用紙送りをするために回転駆動される第１のローラ
（１）と、上記第１のローラ（１）との間に用紙を挟み込んで回転
するように回転自在に、上記第１のローラ（１）に向っ
て付勢されて配置された第２のローラ（２）と、上記第１のローラ（１）と上記第２のローラ（２）との
間に用紙を案内するための用紙ガイド部材（３）とを有
するものにおいて、上記第２のローラ（２）を支持する支持部（４）に上記
用紙ガイド部材（３）を取り付けたことを特徴とするプリンタの用紙送り装置。２、上記用紙ガイド部材（３）と上記支持部（４）とが
、プラスチックモールドによって一体成形されている請
求項１記載のプリンタの用紙送り装置。３、上記第１のローラ（１）がプラテンである請求項１
又は２記載のプリンタの用紙送り装置。