JPH03157303A - 昆虫忌避剤組成物 - Google Patents

昆虫忌避剤組成物

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JPH03157303A
JPH03157303A JP30324290A JP30324290A JPH03157303A JP H03157303 A JPH03157303 A JP H03157303A JP 30324290 A JP30324290 A JP 30324290A JP 30324290 A JP30324290 A JP 30324290A JP H03157303 A JPH03157303 A JP H03157303A
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JP
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insect repellent
active ingredient
carpet
repellent
composition
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JP30324290A
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Isamu Nitta
勇 新田
Shigemasa Aoki
青木 重正
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Earth Corp
Original Assignee
Earth Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新しい昆虫忌避剤に関する。
従来技術 従来よりゴキブリ等の各種衛生害虫を防除する方法とし
ては、例えばピレスロイド系殺虫剤等の殺虫剤を散布す
る方法や各種の捕虫器具等を用いる方法が知られている
。之等の方法は殺虫乃至捕虫によって害虫の殺滅を計り
、該害虫による食害や吸血等の被害をある程度防止でき
るものではあるが、例えば台所、畜舎、水屋、タンス等
の家具内又は人体、農作物等の動植物体への害虫の飛来
、接近、接触、侵入、汚染等を回避できるものではなく
、充分な駆除効果は奏し得ない。しかも上記方法におい
ては殺虫乃至捕虫後の害虫の処理が必要となり、殊に家
具内等へ侵入後に死ぬ害虫の処理は困難であると共にこ
れはむしろ汚染源となる弊害がある。一方上記害虫の飛
来、侵入等を防止でき、勿論死生の処理を何ら必要とし
ない害虫駆除方法として、害虫忌避剤を用いる方法が知
られており、近時上記方法に利用できる害虫忌避作用を
有する各種の物質が研究開発及び提案されつつある。し
かしながら上記提案された各種の物質は、いずれも尚充
分に満足できる害虫忌避効果を発揮できるものではなく
、わずかにN、 N−ジエチル−メタ−トルアミドを始
めとする数種の物質が、スプレー、ローション、クリー
ム等の形態で蚊、ノミ、ナンキンムシ、サシバエ等の吸
血害虫に対する忌避剤として実用されているにすぎない
発明が解決しようとする課題 本発明者らは上記眼状に鑑み、昆虫に対して優れた忌避
効果を発揮し、その侵入等をほぼ確実に防止可能な忌避
剤を提供することを目的として種々研究を重ねた。その
結果、ビス(2,3,3゜3−テトラクロロプロピル)
エーテルが、上記目的に合致する忌避効果を発現できる
ことを見い出した。
本発明はこの新しい知見に基づいて完成されたものであ
る。
課題を解決するための手段 即ち本発明はビス(2,3,3,3−テトラクロロプロ
ピル)エーテルを有効成分として含有することを特徴と
する昆虫忌避剤組成物に係る。
本発明の昆虫忌避剤組成物は、その有効成分としてビス
(2,3,3,3−テトラクロロプロピル)エーテル(
以下これをrsAJと呼ぶ)を含有することに基づいて
、極めて優れた昆虫忌避効果を奏し得る。その忌避効果
は、ゴキブリ、ハエ1、力、アブ、ナンンキンムシ等の
衛生害虫乃至吸血害虫は勿論のこと、イガ、コイガ等の
衣料害虫、コクヌストモドキ、コクゾウムシ等の貯穀害
虫、更にはアリ、シロアリ等の各種の昆虫に対しても強
力なものである。従って本発明の昆虫忌避剤は、これを
家庭内の玄関、台所、食堂等や畜舎、農園芸ハウス等の
特定区域、タンス、食物収納庫、衣装ケース、人形ケー
ス等の収納家具内及び人体、動物体、植物体等に適用す
ることによって、之等の場所への昆虫の飛来、接近、接
触、侵入等を確実に防止し、また上記特定区域内等での
昆虫の棲息、食害等及び動植物体の刺咬、吸血等、更に
は汚染をもみごとに回避できる。殊に本発明昆虫忌避剤
組成物の有効成分化合物は、現在繁用されているN、N
−ジエチル−メタ−トルアミド等とは異なって、特異臭
乃至不快臭を有しておらず、しかも光や温度に対しても
安定で着色等のおそれもないため、人体に直接適用した
り、人体周辺への適用に好適であり、全く違和感を生じ
ない。
本発明の昆虫忌避剤組成物は、上記有効成分化合物をそ
のまま昆虫忌避を要求される区域等に適用することもで
きるが、通常好ましくは適当な担体その他の配合剤を用
いて適用区域、適用方法等に適した各種の形態、例えば
液剤、固剤等に調製して利用される。液剤の形態に調製
するに当り用いられる担体としては、例えばメチルアル
コール、エチルアルコール等のアルコール類、アセトン
、メチルエチルケトン等のケトン類、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ケロシン、
パラフィン、石油ベンジン等の脂肪族炭化水素類、ベン
ゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類、酢酸エチル等の
エステル類、ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類
等を例示できる。
2等液剤の形態の本発明昆虫忌避剤には、更に通常の塗
膜形成剤、乳化剤、分散剤、展着剤、湿潤剤、安定剤、
噴射剤等の添加剤を配合することができ、塗料形態、接
着剤形態、乳剤、分散剤、懸濁剤、ローション、クリー
ム、噴霧剤、エアゾール剤等の形態で利用することがで
きる。之等の添加剤としては、例えばニトロセルロース
、アセチルセルロース、アセチルブチリルセルロース、
メチルセルロース等のセルロース誘導体、酢酸ビニル樹
脂等のビニル系樹脂、アルキッド系樹脂、エチレン酢酸
ビニル樹脂、ユリア系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエス
テル系樹脂、ウレタン系樹脂、シリコン系樹脂、アクリ
ル系樹脂、塩化ゴム、ポリビニルアルコール等の塗膜形
成剤、石けん類、ポリオキシエチレンオレイルエーテル
等のポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル、ポリ
オキシエチレンノニルフェニルエーテル等のポリオキシ
エチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレン
脂肪酸エステル、脂肪酸グリセリド、ソルビタン脂肪酸
エステル、高級アルコールの硫酸エルテル、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸ソーダ等のアルキルアリルスルホン酸
塩等の界面活性剤、液化石油ガス、ジメチルエーテル、
フルオロカーボン等の噴射剤、カゼイン、ゼラチン、ア
ルギン酸、CMC等を例示できる。
また固剤の形態に調製するに当り用いられる担体として
は、例えばケイ酸、カオリン、活性炭、ベントナイト、
珪藻土、タルク、クレー、炭酸カルシウム、陶磁器粉等
の鉱物質粉末や、木粉、大豆粉、小麦粉、でん粉等の植
物質粉末等やシクロデキストリン等の包接化合物等を例
示できる。更に該固剤の形態に調製するに当っては、例
えばトリシクロデカン、シクロドデカン、2,4.6−
ドリイソプロビルー1.3.5−1リオキサン、トリメ
チレンノルボルネン等の昇華性担体やバラジクロロベン
ゼン、ナフタリン、樟脳等の昇華性防虫剤を用い、上記
有効成分化合物を溶融混合又は揺潰混合後、成型して、
昇華性固剤とすることもできる。
また本発明の昆虫忌避剤組成物は、例えばポリビニルア
ルコールやCMC等を用いたスプレードライ法、ゼラチ
ン、ポリビニルアルコール、アルギン酸等を用いた液中
硬化法、コアセルベーション法等に従いマイクロカプセ
ル化した形態に調製することもできる。
更に本発明の昆虫忌避剤組成物には、公知の害虫忌避剤
、効力増強剤、酸化防止剤、分解防止剤、殺虫剤、げっ
菌類動物駆除及び忌避剤、殺菌剤、防黴剤、除草剤、肥
料、着香料、着色料等を配合することができる。配合可
能な他の害虫忌避剤としては、N、N−ジエチル−メタ
−トルアミド(以下AHという)、2,3.4.5−ビ
ス(Δ2−ブチレン)−テトラヒドロフルフラール(以
下AGという)、ジ−n−プロピルイソシンコメロネー
ト(以下ACという)、ジ−n−ブチルサクシネート(
以下ADという)、2−ヒドロキシエチルオクチルサル
ファイド(以下AEという)、2−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシアニソール(以下AAという)、3−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシアニソール(以下ABという)、1
−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル 2,3゜3
.3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート、
1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル 2.2−
ジメチル−3−(2’  2’ −ジクロルビニル)−
シクロプロパン−1−カルボキシレート、1−エチニル
−2−メチル−2−ペンテニル 2.2−ジメチル−3
−(2’ −メチル−17−プロペニル)−シクロプロ
パン−1−カルボキシレート、N−へキシル−3,4−
ジクロルマレイミド(以下AFという)等を例示できる
また効力増強剤としては、N−(2−エチルヘキシル)
−ビシクロ−[2,2,1]−5−へブテン−2,3−
ジカルボキシイミド、6−(プロピルビペロニル)−ブ
チルカルビチルエーテル、N−(2−エチルヘキシル)
−1−イソプロピル−4−メチルビシクロC2,2,2
)オクト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド等を
、酸化防止剤としては、ブチルヒドロキシアニソール、
ジブチルヒドロキシトルエン、トコフェロール、γ−オ
リザノール等を、分解防止剤としては、フェニルグリシ
ジルエーテル等を、殺虫剤としては、一般名アレスリン
及びその幾何及び(又は)光学異性体等のピレスロイド
類を、げっ歯動物駆除及び忌避剤としては、α−ナフチ
ルチオウレア、シクロへキシミド等を、防菌防黴剤とし
ては、サリチル酸、安息香酸、ソルビン酸、p−クロロ
−m−キシレノール、2− (4’−チアゾイル)ベン
ズイミダゾール等を、防黴剤としては、α−ブロモシン
ナミックアルデヒド、N−ジメチル−N−フェニル−N
’−(フルオロジクロロメチル)チオスルフアミ下等を
夫々例示できる。
かくして調製される各種形態を有する本発明の昆虫忌避
剤組成物は、その使用に当り忌避効果を要求される害虫
の侵入区域、例えば農作物栽培畑、果樹園等や一般家庭
、穀物倉庫、食堂の厨房、収納家具、押入れ、玄関、洗
面所等に、載置、撒布、噴霧、塗布、貼り付は等により
、また動植物自体に撒布、噴霧、塗布等により適用でき
る。
本発明昆虫忌避剤組成物中の有効成分化合物量及び該忌
避剤の適用量は、その剤型や適用方法、適用場所等に応
じて適宜に決定すればよく、限定的ではないが、通常分
散剤や水和剤等の液剤の形態で用いる場合、有効成分化
合物を1〜80重量%、好ましくは5〜40重量%含有
させればよく、粉剤等の固剤の形態とする場合は、1〜
50重量%、好ましくは2〜20重量%含有させればよ
く、その適用量は、例えば塗布使用の場合、塗布すべき
面積ICllI2当り有効成分化合物を約0.001■
以上、好ましくは約0.001〜0.05■とするのが
よく、固剤その他の形態で用いる場合、適用空間1m3
当り有効成分化合物を約1■以上存在させるのが適当で
ある。
本発明の昆虫忌避剤組成物は、またこれを基材に保持さ
せて昆虫忌避材の形態で利用することもできる。
該昆虫忌避材は、その基材の特性を利用して昆虫忌避性
を有するフィルム乃至シートや家具部材等として用いら
れる。ここで基材としては、例えばポリエチレン、ポリ
プロピレン、ナイロン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリエステル等の合成樹脂シート、動植物質又
は無機質繊維体シート(紙、布、不織布、皮革等)、2
等合成樹脂と無機質繊維又は粉体との混合シート又は混
紡布、上記合成樹脂と動植物繊維との混紡布又は不織布
、アルミニウム、ステンレス、亜鉛等の金属の箔乃至フ
ィルム及び上記各種シートの積層シート等を例示できる
。更に上記基材としては、家具部材とする天然木材、例
えばキリ、ペンシルシダ、クス等やプラスチック、例え
ば塩化ビニル樹脂、塩素化ポリエチレン、ポリエチレン
、ポリプロピレン等の成型物をも有効に利用することが
できる。2等基材への本発明昆虫忌避剤組成物の保持手
段は、特に制限はなく、例えば塗布、含浸、滴下、混練
等により行ない得る。保持量も特に制限はなく適宜に決
定できるが、通常家具部材等への含浸による場合は、飽
和含浸量迄の量とするのが好ましい。
上記昆虫忌避材の好ましい一実施態様としては、昆虫忌
避カーペットを例示できる。該昆虫忌避カーペットは、
例えばパイル、第一基布、バッキング剤及び第二基布よ
り成る通常のカーペットを作成後、その表面及び(又は
)裏面に、液剤形態を有する本発明昆虫忌避剤組成物を
噴霧塗付するか、上記カーペットの作成に先立ち、パイ
ル、第−基布及び第二基布のいずれか少なくとも1種に
、本発明昆虫忌避剤組成物を混練し、之等を用いてカー
ペットを作成するか、或はバッキング剤に本発明昆虫忌
避剤組成物を混入し、これを用いてプレコート方式又は
ジュートバック方式に従い、カーペットを作成すること
により得られる。上記において、プレコート方式とは第
一基布にパイルを固定化するために予めバッキング剤を
塗布処理し、後にこの処理部に更にバッキング剤を塗布
処理し、第二基布を接着させる方法をいう。またジュー
トパック方式とは、パイルを織り込んだ第一基布にバッ
キング剤を塗布処理し、第二基布を接着させる方法をい
う。上記の如くして作成される害虫忌避カーペットは、
通常好ましくはカーペット1平方メートル当り、約5〜
200gの有効成分化合物を保持しているのがよく、こ
れにより充分に所期の効果を奏し得る。
実施例 以下、本発明を更に詳しく説明するため実施、例を挙げ
る。
実施例 1 濾紙(5X10cm)に、供試化合物の所定量を含浸さ
せ、これを供試化合物無含浸紙と一対として、その夫々
に角砂糖各1個をのせ、アミメツ9200匹を入れたシ
ャーレ(径30ao)内に並べ、10分間、1時間及び
6時間放置後、各濾紙上のアリ数を計数し、無含浸濾紙
上におけるアリ数を基準として、下式に従い供試化合物
の忌避効果を判定する。
・・・・忌避効果30%未満 得られた結果を次の基準により判定し、表に示す。
+++・・・・忌避効果90%以上 ++ ・・・・  〃70〜90% +  ・・・・  〃50〜70% 士  ・・・・  〃30〜50% 下記第 その結果を第1表と同様の基準により下記第2表に示す
第2表 実施例 2 純毛の布(モスリン布10X10an)に供試化合物を
下記第2表のとおり含浸させ、これを無含浸布と1対に
してコイガ幼虫30頭を入れた直径30cmのシャーレ
内に並べて入れ7日間又は14日間放置後、各市の食害
の程度を調べ、無含浸布の食害量を基準として含浸布の
忌避効果を次式により算出する。
その結果を第1表と同様に下記第3表に示す。
第3表 実施例 3 供試化合物を含浸した円形濾紙(径11cm)及び無処
理濾紙の夫々中央部に角砂糖各1ヶを置き2等1対をチ
ャバネゴキブリ成虫雄雌各25頭を飼育している飼育箱
に重ならないように並べ12時間、24時間放置後、各
濾紙上角砂糖の重量減少量(食害量)を測定し次式によ
り忌避効果を算出する。
実施例 4 供試化合物5gに無臭灯油を加え全量を100gとし油
剤の形態を有する昆虫忌避剤を製造する。
かくして得られた油剤を無臭灯油を対照として下記の方
法にて効果を判定した。
即ち各油剤を、入口内寸4X30cmのベニヤ板製箱(
内寸20X30X4cm)の各内壁5面に供試化合物量
約2■/dとなる量(対照油剤にあってはこれに相当す
る量)を噴霧塗布し、得られた容箱を、チャバネゴキブ
リ400頭を飼育しているケース内に6時間又は12時
間放置し、チャバネゴキブリの上記箱内への侵入居住数
を計数する。
得られた結果より下記基準に従い、各油剤の忌避効果を
判定する。
+++・・・・居住数Oで非常に有効 ++ ・・・・ 〃 1〜4頭でかなり有効+  ・・
・・ 〃 5〜9頭で有効 ・・・・ /l 10頭以上で無効 結果を下記第4表に示す。
第4表 実施例 5 供試化合物を15%となるようジクロルメタンに添加し
た溶液に桐製板(15X150X2an)を浸漬し、1
5kg/cm2で加圧処理して鎖板に上記溶液を含浸さ
せ防虫木材とし、これを用いて家具引出(115x42
X15cm)形態の害虫忌避材を製造した。得られた引
出を用いてイガに対する効果を試験した。即ち引出に通
常使用されるように衣類を約8割入れ、積重ねられた該
衣類の上部、中部、下部の各所にイガ35日令幼虫10
頭づつを入れたナイロンゴウス袋を設置し、2週間及び
1ケ月経過後下記基準により、その防虫効果を判定した
+++・・・・100%致死 ++ ・・・・80〜99%致死 +  ・・・・50〜79%致死 ・・・・50%未満致死 その結果を第5表に示す。
実施例 6 10X5anに裁断したカーペット(未防虫処理市販品
)の表面に供試化合物のアセトン溶液3 zllをスプ
レーして処理した(薬量は0.6g/m2とした)。
この処理カーペットと、同じ大きさの未処理カーペット
とを長辺で間隔なくつなぎあわせ、その上にプラスチッ
クの円筒を置いた。別に30頭のアミメアリ(職蟻)を
入れた直径3cmの小型シャーレを用意し、未処理カー
ペット上に伏せておいた。しばらく放置してアリの活動
を安定させた後、シャーレを取り除き、時間の経過に伴
って処理カーペットに侵入するアリの数を観察して、忌
避効果を判定した。
結果を第6表に示す。
第 6 表 第 表 (カーペット仕様) 実施例 カーペラ トの防虫化を目的として、 下記第7表 の仕様N。
A−Nでカーペラ ト形態の本発明昆虫 忌避剤を作成した。
尚、上記第7表中(注1)〜(注5)は、夫々下記の昆
虫忌避剤その他の薬剤を混入したことを示す。
(注1)・・・ローズ系香料 l g / m 2(注
2) =・AH30g/m2 (注3) −AB  30 g/m2 (注4)・・・p−クロロ−m−キシレノール10g/
m2 (注5)・・・2− (4’ −チアゾリル)ベンズイ
ミダゾール 3g/m2 上記で得られた昆虫忌避カーペットサンプルNo。
A−Nにつき、以下の試験を行なった。
〈試験法1〉アリ忌避試験 16X22X8cmのバット内に50頭のアミメアリを
放し、そのバット底部に5X5anに切断したサンプル
及びブランクカーペットサンプル各2枚を各コーナーに
交互に計4枚設置後、カーペット上に5%砂糖水を含ま
せた脱脂綿の小片を載せ、カーペット上に集まるアリ数
をカウントし次式により忌避率を求めた。
〈試験法2〉チャバネゴキブリ忌避試験カーペットサン
プル(15X15cm)中央部に予め重量を測定した角
砂糖1ケを置き、同様にセットしたブランクカーペット
と一対にしてチャバネゴキブリ成虫雌雄625頭を入れ
たバット(35X40X23cm)底部に重ならないよ
うに並べ2日間放置後、各カーペット上の角砂糖残存量
を測定し、減少量を算出する。各々の減少量からアリと
同様の方法にて忌避率を求める。
各試験を夫々3回繰返し、得られた結果を下記第8表に
示す。
第8表 また、上記で得た昆虫忌避カーペットサンプルJ及びM
については、之等各サンプルに混入させた防菌防黴剤に
よる防黴効力をも、以下の通り試験した。
即ちアスペルギルス ニガー(Asp、 njgerA
TCC9642’)の胞子懸濁液106個/ 77’及
びペニシリウム シトリナム(P、  cilrina
m ATCC9849)の胞子懸濁液106個/ yl
の夫々2zlを畳表(10X10cm)に塗布植菌した
後、この畳表の上にカーペットサンプル(5X5an)
をのせ、1週間、25℃、RH70%の条件下に保持し
た。
保持後、サンプル下の畳表にカビが発生しているか否か
を観察し、各サンプルの防黴効果を下記基準により判定
した。
+・・・カビ発生 −・・・カビ認められず その結果、ブランクでは十の判定が得られたが、カーペ
ットサンプルJ及びMの使用では、いずれも−であった
実施例 8 上記実施fs4で用いた本発明の供試化合物の夫々10
gに香料微量、エチルセロソルブ2011及び無臭灯油
の全体を150zlとする量を加え、これと液化石油ガ
ス及びジメチルエーテル混合物(50:50容積比)の
150ylとをエアゾール用耐圧缶(内容400zl)
に充填して噴射装置に取り付は密封して、エアゾール剤
形態の本発明昆虫忌避剤を得た。
かくして得られた各エアゾール剤を用い、実施例4と同
様にしてチャバネゴキブリに対する忌避効果試験を行な
った所、第4表に記載の結果と同等の結果を得た。
実施例 9 実施例4で用いた本発明の供試化合物の夫々5g1ニト
ロセルロ一ス25g1シンナー25g及びジブチルフタ
レート2gを混合溶解して、塗料形態の本発明昆虫忌避
剤を得た。
かくして得られた各塗料を用い、実施例4と同様に忌避
効果試験を行なった所、第4表に記載の結果と同様の結
果を得た。
実施例 10 実施例4で用いた本発明の供試化合物の夫々5g及び効
力増強剤としてN−(2−エチルヘキシル)−ビシクロ
−(2,2,1)−5−ヘプテン−2,3−ジカルボキ
シイミド5gを、n−ヘキサン1. /に希釈し、不織
布(ポリエチレン−木綿(3:1重量比)製、厚さ30
0μ、面積1m2)に、供試化合物が30gとなるよう
に含浸後乾燥して、シート状形態の本発明昆虫忌避剤を
得た。
かくして得られたシートを、入口内寸4 cm X30
anのベニヤ板製箱(内寸20x30X4cm)の各内
壁5面に合った大きさに切断後、貼り合わせ、実施例4
と同様に忌避効果試験に供した所、第4表に記載の結果
とほぼ同等の結果を得た。
実施例 11 実施例4で用いた本発明の供試化合物3重量部、酸化ケ
イ素1重量部及びシクロドデカン96重量部を充分に捕
潰混合後、300kg/an2の加圧下にLog/錠に
打錠し、錠剤の形態を有する本発明昆虫忌避剤避剤を得
た。
得られた錠剤を実施例4記載のベニヤ板製箱内に各箱2
錠づつ入れ、同様の忌避効果試験を行なった所、略々同
様の結果を得た。
実施例 12 実施例4で用いた本発明の供試化合物の夫々を酸化ケイ
素の同重量と充分に攪拌混合後、粉状化して、粉末状形
態の本発明昆虫忌避剤を得た。
得られた粉末各3gを布製袋に充填し、その各1袋を実
施例4と同様にベニヤ板製箱内に入れ、同様の忌避効果
試験に供した所、はぼ同様の結果を得た。
実施例 13 実施例4で用いた本発明の供試化合物6重量部を2.4
.6−ドリイソプロビルー1.3.5トリオキサン9重
量部と混合後、約90℃で加熱溶解した液中に、桐製箱
(15cmX 150cmX 2−厚さ)を浸漬し、1
5kg/cm2で加圧処理して、木材重量の約25%と
なる量の液を含浸させて、昆虫忌避剤保持木材の形態の
本発明昆虫忌避剤をを得た。
得られた各木材を用いて実施例4に記載の箱と同一寸法
の箱を貼り合わせ作成し、この箱(有効成分保持量約1
5g)につき、同様の忌避効果試験を行なった所、はぼ
同様の結果を得た。
(以 上)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ビス(2,3,3,3−テトラクロロプロピル)
    エーテルを有効成分として含有することを特徴とする昆
    虫忌避剤組成物。
  2. (2)基材に保持させた形態で用いられる特許請求の範
    囲第1項に記載の昆虫忌避剤組成物。
JP30324290A 1990-11-07 1990-11-07 昆虫忌避剤組成物 Pending JPH03157303A (ja)

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JP30324290A JPH03157303A (ja) 1990-11-07 1990-11-07 昆虫忌避剤組成物

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JP30324290A JPH03157303A (ja) 1990-11-07 1990-11-07 昆虫忌避剤組成物

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4899326A (ja) * 1972-04-05 1973-12-15
JPS5374551A (en) * 1976-12-13 1978-07-03 American Cyanamid Co Resin composition for killing ticks

Patent Citations (2)

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