JPH03153945A - チェーンテンショナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、主として内燃機関におけるカムチエーンを一
定の張力に保つための手段として用いられるチェーンテ
ンショナに関するものである。

【従来の技術］ −ｍに、内燃機関にあっては、クランクシャフトにカム
チエーン駆動用の駆動スプロケットが一体的に・回転す
るように固着され、この駆動スプロケットの回転はカム
チエーンおよび被動スプロケットを介してシリンダヘッ
ド内に設けられたカムシャフトに伝達されるようになっ
ている。

そして、カムチエーンには、このカムチエーンを高速で
動かすことから生じるうねり現象を押さえたり、チェー
ン自体のゆるみを補正して一定の張力を保つために、カ
ムチエーンテンショナが設。

けられており、たとえば、このカムチエーンテンショナ
として実開昭６０−８６６６５号公報にその技術が示さ
れている。

これは、ゆるみ側のカムチエーンの外側に、弓状にゆる
く湾曲してカムチエーンに沿うように配されたテンショ
ナが、被動スプロケット側を回動軸の設けられた固定端
とされ、かつ他端を自由端として回動自在に支持されて
おり、このテンショナの中央部背面を、バネによって付
勢され、かつ後退不可能にセットされたロッドによって
ロッカアームを介して押圧することにより、カムチエー
ンに張力を与えるようになっている。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、このようなカムチエーンテンショナにおいて
は、たとえば双方のスプロケットの角速度変動に起因し
て、カムチエーンが急激にばたついたり振動が発生した
りすると、ロッドが後退不可能であるからその動きに追
従しにくく、−旦カムチェーンの大きな動きに応じてロ
ッドが進出してしまうと、カムチエーンの張力やテンシ
ョナのカムチエーンに対する荷重が大きくなり、カムチ
エーンの伸びが進行してしまうといった課題がある。ま
た、ロッドとテンショナ間にゴムあるいは樹脂等の弾性
部材を介する場合もあるが、安定したセット荷重や充分
なりッションストロークが得にくいという課題がある。

［課題を解決するための手段］ 本発明は上記課題を解決するためになされたものであっ
て、駆動スプロケットと被動スプロケット間にかけ渡さ
れるチェーンの外側に、テンショナ本体を前記チェーン
の外周面に当接するよう配設するとともに、このテンシ
ョナ本体を、固定部材に装着した油圧アジャスタによっ
て前記チェーンに対して押圧することにより、このチェ
ーンに所定の張力を与えるようにしたチェーンテンショ
ナにおいて、前記テンショナ本体と前記油圧アジャスタ
との間、および前記固定部材と前記油圧アジャスタとの
間の少なくとも一方に、安定したセット荷重と充分なり
ッションストロークを持つ板状または皿状のばね部材を
介在させたことを特徴としている。

［作用　］ 本発明のチェーンテンショナによれば、たとえば、駆動
スプロケットと被動スプロケットの角速度の変動に起因
してカムチエーンの急激な変動がテンショナ本体に伝わ
ると、板状または皿状のばね部材の吸収・弾発作用によ
ってテンショナ本体のカムチエーンの変動に対する追従
性が向上し、カムチエーンに常に一定荷重の張力が与え
られ、この結果、カムチエーンの伸びが抑制される。

［実施例］ 以下、本発明の各実施例を図面を参照して説明する。な
お、各図面において同一の構成要素は第１実施例で説明
し、以下の実施例では省略する。

第１実施例：第１図（イ）（０） 第１図は本発明のチェーンテンショナが適用された内燃
機関の要部断面図を示している。

この内燃機関は、２本のカムシャフトを燃焼室（図示時
）の上方に配したいわゆるＤＯＨＣ型であり、図中符号
ｌは、シリンダブロックｌａ、シリンダヘッドｌｂ、シ
リンダヘッド力／＜−１ｃからなるシリンダ、２はシリ
ンダブロックｌａに固定されたアッパ側２ａとロア側２
ｂからなるクランクケース、３はクランクケース２に固
定されたオイルパン、４はクランクケース２内に収納さ
れ、オイルパン３に溜まる潤滑油をシリンダブロックｌ
ａ内や勘弁機構（図示時）等に圧送するオイルポンプ、
５は前記潤滑油のフィルタ、６は変速機構、７はスター
タモータである。

クランクケース２の内部には、図示せぬピストンに連結
されたクランクシャフト８が回転自在に支持されており
、このクランクシャフト８には、カムチエーン駆動用の
駆動スプロケット９が、クランクシャフト８と同軸的か
つ一体に回転するよう固定されている。

シリンダヘッド１ｂには、動弁機構を駆動するためのカ
ム１０ａを有する２本のカムシャフトＩＯが、相互に間
隔をおいてクランクシャフト８と平行な状態で回転自在
に設けられており、これらカムシャフト１０には、被動
スプロケット１１が、カムシャフト１０と同軸的かつ一
体に回転するよう固定されている。

そして、前記クランクシャフト８側の駆動スプロケット
９、および２本のカムシャフトｌＯ側の被動スプロケッ
ト１１・１１にはカムチエーン１２がかけ渡され、これ
によってクランクシャフト８の回転が、駆動スプロケッ
ト９よりカムチェ−ン１２および被動スプロケット１１
−１１を介して各カムシャフト１０・１０に伝達され、
動弁機構が開閉駆動されるようになっている。

カムチエーン１２における駆動スプロケット９および２
つの被動スプロケット１１−１１の間の一方側（図にお
いて左側）には、この部分のカムチエーン１２の通路を
確実に案内するチェーンガイド１３が、カムチエーン１
２の外周面に当接するように、シリンダブロックｌａ、
シリンダヘッドｔｂｓよびクランクケース２の内面に一
体化されて設けられている。

また、前記−刃側とは反対側であるカムチエーン１２の
ゆるみ側、図において右方の外側には、本発明に係るカ
ムチェーンテンシａす１４が設けられている。

このカムチエーンテンショナ１４は、カムチエーン１２
の外周面に当接させられるテンショナ本体１５と、この
テンシ躇す本体１５をカムチエーン１２に対して押圧す
る油圧アジャスタ１６と、これらテンショナ本体１５と
油圧アジャスタ１６との間に介在されたばね部材として
のレバー１７とから構成されている。

テンショナ本体１５は、所定弾性を有する材質で細長い
板状に形成され、その弾性により弓状に湾曲可能な部材
である。そして、被動スプロケット１１近傍に固定端１
５ａが、また、自由端１５ｂが駆動スプロケット９に向
かって配され、固定端１５ａに設けられたピボット１８
によって、回動自在にシリンダへラド１ｂに支持されて
いる。

また、前記ピボット１Ｂには、前記レバー１７が、テン
ショナ本体１５とは独立して回動自在なるよう取り付け
られている。このレバー１７は、所定弾性を有する金属
あるいは樹脂等の板ばね材によって自由状態においては
細長いまっすぐな板状に形成されたもので、その長さは
テンショナ本体１３の２７３程度に設定されている。そ
して、その固定端１５ａがピボッ）１８に支持されて回
動自在となっており、また、自由端１５ｂは断面円形に
形成されてテンショナ本体１５の背面に当接させられて
いる。

また、油圧アジャスタ１６は、前記レバー１７における
中間部の背面側に設けられている。

この油圧アジャスタ１６は、第２図に示すように、プラ
ンジャ挿入穴１９ａと、このプランジャ挿入穴１９ａに
連通ずるリザーバ室１９ｂと、このリザーバ室１９ｂと
外部とを連通する油路１９Ｃが形成され、プランジャ挿
入穴１９ａが前記し／＜−１５に向けられた状態でシリ
ンダブロック（固定部材）ｌａを貫通して固定されたプ
ランジャボディ１９と、このプランジャボディ１９のプ
ランジャ挿入穴１９ａｌ：摺動可能に挿入され、先端が
球面状に形成され、かつ内部に油室２０ａを備えたプラ
ンジャ２０と、このプランジャ２０の油室２０ａ内に嵌
装されてプランジャ２０をプランジャボディ１９のプラ
ンジャ挿入穴１９ａから抜は方向に付勢するアジャスト
スプリング２１と、プランジャボディ１９内のプランジ
ャ挿入穴１９ａとリザーバ室１９ｂとの間にわたって固
定され、これらを連通ずる連通路２２ａを有するスリー
ブ２２と、プランジャボディ１９の底部に設けられ、油
孔２３ａが形成されたポールケージ２３と、このポール
ケージ２３内に収納されてチエツクポールスプリング２
４に付勢されて前記スリーブ２２の前記油室２０ａ側へ
の開口を塞ぐチエツクポール２５とから構成されている
。

この油圧アジャスタ１６は、シリンダブロックｌａに固
定された状態で、プランジャ２０が前記レバー１７に直
交してその先端がレバー１７の背面に当接し、プランジ
ャボディ１９の油路１９ｃを介してリザーバ室１・９ｂ
、油室２０ａに作動油が充満され、この作動油の油圧と
アジャストスプリング２１の昨月によって支持されたプ
ランジャ２０がレバー１７を押圧するよう構成されてい
る。

この油圧アジャスタ１６とともにカムチェーンテンショ
ナ１４全体の作用を詳述すると、アジャストスプリング
２１に付勢されたプランジャ２０がレバー１７を押圧し
、プランジャ２０が突出した分だけリザーバ室１９ｂ内
の作動油がスリーブ２２の連通路２２ａを通ってチエツ
クポール２５を押し、ポールケージ２３の油孔２３ａを
経て油室２０ａ内に流入する。プランジャ２０の突出が
止まると、チエツクポール２５はチエツクポールスプリ
ング２４に付勢されてスリーブ２２の開口を塞ぎ、油室
２０ａ内の作動油がリザーバ室１９ｂに逆流することが
阻止され、プランジャ２０の突出位置が保持される。

プランジャ２０によって押圧されたレバー１７はその弾
性によって湾曲変形し、テンショナ本体１５の背面に当
接する先端がこのテンショナ本体１５をカムチエーン１
２に対して押圧する。これによって、カムチエーン１２
に一定の張力が与えられる。

このようなカムチエーンテンショナ１４によれば、Ｉ；
とえばクランクシャフト８とカムシャフト１０の角速度
の変動、すなわち駆動スプロケット９と被動スプロケッ
トｌｌの角速度の変動に起因して、カムチエーン１２が
急激にばたついたり振動が発生したりすると、その動き
はテンショナ本体１５に直接伝わるが、このテンショナ
本体１５の動きはレバー１７が弾性変形することによっ
て吸収され、かつ弾発作用によってテンショナ本体１５
をカムチエーン１２に対して押圧する。このようなレバ
ー１７の吸収・弾発作用によってテンショナ本体１５の
カムチエーン１２の動きに対する追従性が向上し、カム
チエーン１２は一定荷重の張力が与えられる。

また、このようにカムチエーン１２に対して一定荷重の
張力が与えられることにより、カムチエーン１２の伸び
やテンショナ本体１５の摩耗の進行が抑制され、双方の
耐久性が向上する。

第２実施例：第２図 第２図の３０は第２実施例のカムチエーンテンショナを
示し、このカムチエーンテンショナ３゜は、上記第１実
施例のテンショナ本体１５および油圧アジャスタ１６と
、これらの間に介在されるばね部材としてのレバー３１
とから構成されている。

し／＜−３１は、所定弾性を有する金属あるいは樹脂等
の板ばね材によって自由状態においては細長いまっすぐ
な板状に形成されたもので、その長さは、上記第１実施
例のレバー１７よりもやや短く設定され、その固定端３
１ａが、テンショナ本体１５を支持するピボット１８よ
りも下側に設けられたピボット３２に回動自在に支持さ
れ、その自由端３１ｂは断面円形に形成されてテンショ
ナ本体！５の背面に当接させられている。

そして、このレバー３１の背面に、上記第１実施例と同
様に油圧アジャスタ１６におけるプランジャ２０の先端
が当接され、この油圧アジャスタ１６によりし／＜−３
１を介してテンショナ本体１５がカムチエーン１２に対
して押圧されるようになっている。

第３実施例：第３図 第３図の４０は第３実施例のカムチエーンテンショナを
示し、このカムチエーンテンショナ４゜は、テンショナ
本体４１と、上記実施例と同様の油圧アジャスタ１６と
、これらの間に介在されたばね部材としてのレバー４２
とから構成されている。

テンショナ本体４１は、所定弾性を有する材質で細長い
板状に形成され、その弾性により弓状に湾曲可能な部材
であり、駆動スプロケット９近傍に固定端４１ａが、ま
た、自由端４１ｂが被動スプロケットｌｌに向かって配
され、固定端４１ａに設けられたピボット４３によって
、回動自在にクランクケース２のアッパ側２ａに支持さ
れている。

また、ピボット４３には、前記レバー４２が、テンショ
ナ本体４１とは独立して回動自在なるようその先端（自
由端）が被動スプロケット１１に向けられた状態で取り
付けられている。このレバー４２は、所定弾性を有する
金属あるいは樹脂等の板ばね材によって自由状態におい
ては細長いまっすぐな板状に形成されたもので、その長
さはテンショナ本体４１よりやや短く設定され、断面円
形に形成された先端がテンショナ本体４１の背面に当接
させられている。

また、前記油圧アジャスタ１６は、そのプランジャボデ
ィ１９がクランクケース２を貫通して固定されることに
よりレバー４２の背面側に配されており、プランジャ２
０はレバー４２に直交する状態でその先端がこのレバー
４２の背面に当接させられている。そして、上記第１お
よび第２実施例と同様に、油圧アジャスタ１６によりレ
バー４２を介してテンショナ本体４１がカムチエーン１
２に対して押圧されるようになっている。

なお、本実施例では、上記カムチエーンテンショナ４０
のテンショナ本体４２先端側に、シリンダヘッドｌｂに
設けられたピボット４４に回動自在に支持され、カムチ
エーン１２′の外周面に当接して・カムチエーン１２の
通路を案内するサブチェーンガイド４５が配されている
。

上述した第２および第３実施例の各カムチエーンテンシ
ョナ３０および４０によれば、これらに備えられた各レ
バー３１およびレバー４２が第１実施例のレバー１７と
同様に機能し、この結果、カムチエーン１２はテンショ
ナ本体１５から一定荷重の張力が与えられ、カムチエー
ン１２の伸びやテンシ３す本体１５の摩耗の進行が抑制
され、双方の耐久性４ｆ向上する。

第４実施例：第４図 第４図の５０は第４実施例のカムチエーンテンショナを
示しており、このカムチェーンテンシ５す５０は、前記
テンショナ本体１５と、ピボット１８にテンショナ本体
１５とは独立して回動自在に支持され、テンショナ本体
１５の背面にその前面が当接させられるレバー（ばね部
材）５１と、このレバー５１の背面に設けられた皿バネ
（ばね部材）５２と、この皿バネ５２に作用す、る前記
油圧アジャスタ１６とから構成されている。

レバー５１は、所定の弾性を有する板ばね材で長方形の
板状に形成されたもので、テンシ覆す本体１５よりもや
や短く、かつ、先端である自由端に向かうにしたがい細
く形成されている。このレバー５１の背面の略中夫には
、凹所５３ａを有するバネ座５３が固定されており、こ
のバネ座５３の凹所５３ａ内に、前記皿バネ５２が、凸
面を油圧アジャスタ１Ｇに向けて収納されている。

油圧アジャスタ１６は、前記第１および第２実施例と同
様の位置であって、前記皿バネ５２に対向する状態でシ
リンダブロックｌａに固定されている。この固定状態で
、プランジャ２０の先端は皿バネ５２の凸面に当接した
状態となっている。

なお、この場合のプランジャ２０の先端面は、皿バネ５
２の凸面が追従するよう平に形成されている。

このような構成のカムチエーンテンショナ５０によれば
、レバー５１と、さらには皿バネ５２とを介して、油圧
アジャスタ１６がテンショナ本体１５をカムチエーン１
２に対して押圧している。

したがって、カムチエーン１２のばたつき・振動等の変
動にともなってテンシ５す本体１５が回動すると、その
動きはレバー５１と皿バネ５２とによって吸収され・、
かつ弾発作用によってテンシａす本体１５をカムチエー
ン１２に対して押圧する。

このようなレバー５１と皿バネ５２の２段階の吸収・弾
発作用によってテンショナ本体１５はカムチエーン１２
の動きに追従し、カムチエーン１２には常に一定荷重の
張力が与えられる。

第５実施ｙ４＝第５図 第５図の６０は第５実施例のカムチエーンテンショナを
示しており、このカムチエーンテンショナ６０は、前記
テンショナ本体１５と、ピボット１Ｂにテンショナ本体
１５とは独立して回動自在に支持され、テンショナ本体
１５の背面にその前面が当接させられるレバー（ばね部
材）６１と、このレバー６１の背面に設けられホルダ（
固定部材）６２内に摺動自在に挿入された油圧アジャス
タ６３と、この油圧アジャスタ６３の底面側にこの油圧
アジャスタ６３を支持する状態で配、された所定弾性を
有する皿バネ６４とから構成されている。

レバー６１は、前記第４実施例のレバー５１と略同様の
ものであるが、・その背面の略中夫には、油圧アジャス
タ６３側に突出する押圧９４６１　ａが形成されている
。

油圧アジャスタ６３は、第１〜第４実施例の油圧アジャ
スタ１６と略同様であるが、プランジャ２０が挿入され
るプランジャボディ６５が単に断面円形の筒状に形成さ
れている。そして、このプランジャボディ６５が、ホル
ダ６２内に摺動自在に挿入され、このホルダ６２がシリ
ンダブロックｌａに固定されている。この固定状態で、
プランジャ２０の先端がレバー６１に形成された押圧部
６１ａの表面に当接した状態となっている。

ここで、ホルダ６２の底部とプランジャボディ６５底面
との間には、スペーサ６６を介して前記皿バネ６４が、
その凸面をプランジャボディ６５側に向け、かつプラン
ジャボディ６５の底面に当接された状態で収納されてい
るー このような構成のカムチエーンテンショナ６０によれば
、レバー６１を介して、油圧アジャスタ６３がテンショ
ナ本体１５をカムチエーン１２に対して押圧するが、そ
の反力を皿バネ６４が受けそのバランスが保持された状
態でカムチエーン１２に張力が与えられる。

そして、カムチエーン１２のばたつき・振動等の変動に
ともなってテンシａす本体１５が回動すると、その動き
はレバー６１の弾性変形と、皿バネ６４に抗してホルダ
６２内に後退する油圧アジャスタ６３とによって吸収さ
れ、かつこれらレバー６１と皿バネ６４の弾発作用によ
ってテンショナ本体１５をカムチエーン１２に対して押
圧する。

このようなレバー６１と皿バネ６４の２段階の吸収・弾
発作用によってテンショナ本体１５はカムチエーン１２
の動きに追従し、カムチエーン１２には常に一定荷重の
張力が与えられる。

以上第４および第５実施例においては、各レバー５１．
６１と各皿バネ５２．６４によってテンショナ本体１５
のカムチエーン１２に対する追従性が良好きなり、これ
によってカムチエーン１２には常に一定荷重の張力が与
えられ、カムチエーン１２の伸びやテンショナ本体１５
の摩耗の進行が抑制され、双方の耐久性が向上する。

なお、上記各実施例は、本発明を内燃機関におけるカム
チエーンに適用した例を示したが、本発明はこのような
カムチエーンに限らず、一定の張力を必要とされる種々
のチェーンに適用することが可能である。

〔発明の効果］ 本発明のチェーンテンショナによれば、駆動スプロケッ
トと被動スプロケット間にかけ渡されるチェーンの外側
に、テンショナ本体を前記チェーンの外周面に当接する
よう配設するとともに、このテンショナ本体を、固定部
材に装着した油圧アジャスタによって前記チェーンに対
して押圧することにより、このチェーンに所定の張力を
与えるようにしたチェーンテンショナにおいて、前記テ
ンショナ本体と前記油圧アジャスタとの間、および前記
固定部材と前記油圧アジャスタとの間の少なくとも一方
に、板状または皿状のばね部材を介在させたことを特徴
とするもので、ばね部材の吸収・弾発作用によって、テ
ンショナ本体は、カムチエーンの急激な変動に追従して
常にカムチエーンに一定荷重の張力を与えることとなり
、この結果、カムチエーンの伸びが抑制されるといった
効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図（イ）は本発明のカムチェーンテンシａすが適用
されｔ；内燃機関の第１実施例を示す断面図、第１図（
ロ）は油圧アジャスタの断面図、第２図は第２実施例の
断面図、第３図は第３実施例の断面図、第４図は第４実
施例の断面図、第５図は第５実施例の断面図である。 ｌａ・・・・・・シリンダブロック（固定部材）、９・
・・・・・駆動スプロケット、１１・・・・・・被動ス
プロケット、１２・・・・・・カムチエーン、１４．３
０，４０，５０１６０・・・・・・カムチエーンテンシ
ョナ、１５・・・・・・テンショナ本体、１６．６３・
・・・・・油圧アジャスタ、１７．３１．４２．５１，
６１・・・・・・レバー（ばね部材）、５２．６４・・
・・・・皿バネ（ばね部材）、６２・・・・・・ホルダ
（固定部材）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 駆動スプロケットと被動スプロケット間にかけ渡される
   チェーンの外側に、テンショナ本体を前記チェーンの外
   周面に当接するよう配設するとともに、このテンショナ
   本体を、固定部材に装着した油圧アジャスタによって前
   記チェーンに対して押圧することにより、このチェーン
   に所定の張力を与えるようにしたチェーンテンショナに
   おいて、前記テンショナ本体と前記油圧アジャスタとの
   間、および前記固定部材と前記油圧アジャスタとの間の
   少なくとも一方に、板状または皿状のばね部材を介在さ
   せたことを特徴とするチェーンテンショナ。