JPH03152523A - 液晶プロジェクター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、液晶パネルの画像をスクリーンに拡大投映
する液晶プロジェクタ−に間し、特に、光源から発せら
れた光を光学的に処理して、有効に利用するようにした
液晶プロジェクタ−に関する。

「従来の技術」 従来、液晶プロジェクタ−の光学系は、第２図で示すよ
うにリフレクタ−１付の光源ランプ２と、反射ミラー４
と、コンデンサレンズ９と、入光側の偏光フィルタ１０
と、映像ソースの液晶パネル１１と、出光側の偏光フィ
ルタ１２及び投写レンズ１３とから構成されている。

そして、光源ランプ２から発せられる光及びリフレクタ
−１で反射された光は、反射ミラー４で反射されてコン
デンサレンズ９に入光し、集光される。

コンデンサレンズ９で集光された光は、入光側の偏光フ
ィルタｌＯを通った後に、映像ソースである液晶パネル
１１を通り、さらに、出光側の偏光フィルタ１２を通っ
て再生される映像を透過する。

偏光フィルタ１２を通った映像の光は、投写レンズ１３
に入光し、投写レンズ１３によって拡大されスクリーン
（図示しない）上に投映される。

「発明が解決しようとする課題」 従来の技術で述べたように、液晶パネル１１を使用して
スクリーンに拡大投映する場合には、液晶パネル１１を
挟んで入光側と出光側に偏光フィルタ１０．１２が配設
されている。

しかしながら、入光側の偏光フィルタ１０において、偏
光面と９０度の位相差の光は、偏光フィルタ１０で遮断
されるので、光源ランプ２及びリフレクタ−１からの光
が５０％遮断される結果となり、ロスが大きいと共に、
遮断された光が偏光フィルタｌＯに吸収されて偏光フィ
ルタｌＯを発熱させることになる。

この発明は、上記のような問題点に鑑みなされたもので
、偏光フィルタによる光の遮断ロスを解消して有効に使
用すると共に、遮断による発熱を防止できる液晶プロジ
ェクタ−の提供を目的とする。

「課題を解決するための手段」 上述の課題を解決するため、この発明においては、光源
から発せられた光及びその反射光をＰ波及びＳ波に分岐
する手段と、Ｐ波及びＳ波を液晶パネルの入光側の偏光
フィルタにおける偏波面と各々同位相に調整する手段と
、調整したＰ波及びＳ波を合成する手段とが具備された
ことを特徴とするものである。

ｒ作　用」 第１図で示す実施第１例において、バックライト用とし
て光源ランプ２から発せられた光及びリフレクタ−１で
反射された光は、ビームスビリツタ−３でＰ波とＳ波に
分岐される。

Ｐ波及びＳ波に分岐された光は、各々の波長板６．７に
よって液晶パネル１１の入光側に設置された偏光フィル
タ１０の偏光面と同位相になるよう調整された後に、合
成用プリズム８によって再び合成され、液晶パネル１１
に出光される。

そして、液晶パネル１１で画像が透過される。

画像を透過した光は、出光側の偏光フィルタ１２で補正
され、投写レンズ１３に入光する。

その投写レンズ１３で、液晶パネル１１の画像が拡大さ
れ、映像としてスクリーンに投映される。

「実　施　例」 続いて、この発明に係る液晶プロジェクタ−の実施の一
例について、図面を参照して詳細に説明する。

この発明は、光源から発せられた光及びその反射光をＰ
波及びＳ波に分岐する手段と、Ｐ波及びＳ波を液晶パネ
ルの入光側の偏光フィルタにおける偏波面と各々同位相
に調整する手段と、調整したＰ波及びＳ波を合成する手
段とが具備されている。

第１図は、液晶プロジェクタ−の光学系を示す構成図で
ある。

この第１図において、液晶プロジェクタ−の光学系は、
リフレクタ−１付の光源ランプ２と、ビームスビリツタ
−３と、対角位置に配置された反射ミラー４．５と、波
長板６．７と、合成用プリズム８と、コンデンサレンズ
９と、入光例の偏光フィルタ１０と、液晶パネル１１と
、出光側の偏光フィルタ１２及び投写レンズ１３とから
構成されている。

光Ｒ２から発せられた光及びリフレクタ−１で反射され
た光は、分岐する手段としてのビームスビリツタ−３で
Ｐ波及びＳ波に分岐される。

ビームスビリツタ−３で分岐されたＰ波は、反射ミラー
４で反射されて調整する手段としての波長板６に入光す
る。

この波長板６を回転させることによって、液晶パネル１
１の人口側に配置された偏光フィルタ１０の偏光面と同
位相になるよう調整する。この調整によって偏光フィル
タ１０に入光する光は、偏光フィルタ１０による光量の
ロスがなく出光される。

また、ビームスビリツタ−３で分岐されたＳ波は、Ｐ波
と同様に反射ミラー５で反射されて波長板７に入光する
。

そして、その波長板７を回転させることによフて、液晶
パネル１１の人口側に配置された偏光フィルタ１０の偏
光面と同位相になるように調整する。この調整によって
、Ｐ波の場合と同様に、偏光フィルタ】０に入光する光
は、偏光フィルタ１０による光量のロスがなく出光され
る。

波長板６．７から出光されたＰ波及びＳ波は、合成する
手段としての合成用プリズム８に入光して合成され、一
つの光としてコンデンサレンズ９に出光され、そのコン
デンサレンズ９で集光され、偏光フィルタ１０に出光さ
れる。

偏光フィルタ１０に入光した光は、偏光されて液晶パネ
ル１１へ出光され、液晶パネル１１の画像を透過する。

液晶パネル１１を通過した光は、出光側の偏光フィルタ
１２を透過して投写レンズ１３に出光される。

投写レンズ１３に入光された光は、この投写レンズ１３
によって拡大され、スクリーン（図示しない）に投写さ
れる。

「発明の効果」 以上のように、この発明に係る液晶プロジェクタ−は、
光源からの光をＰ波及びＳ波とに分岐し、分岐されたＰ
波及びＳ波を波長板に入光させ、液晶パネルにおける入
光側の偏光フィルタの偏波面と同位相となるよう各調整
し、再び合成して液晶パネル側に出光するようにしたも
のである。

従って、入光側の偏光フィルタでのロスが解消でき、ロ
スが解消されたことによって光源の利用効率が大幅に改
善され、明るさが向上する。

さらに、偏光フィルタにおける発熱がほとんどなくなり
、偏光フィルタの性能劣化が抑えられ、より鮮明な映像
が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る液晶プロジェクタ−の光学系示
す構成図、第２図は従来例の構成図である。 ４゜ ６゜ ・光源ランプ ・ビームスビリツタ− ・反射ミラー ・波長板 ・合成用プリズム

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）光源から発せられた光及びその反射光をＰ波及び
   Ｓ波に分岐する手段と、Ｐ波及びＳ波を液晶パネルの入
   光側の偏光フィルタにおける偏波面と各々同位相に調整
   する手段と、調整したＰ波及びＳ波を合成する手段とが
   具備されたことを特徴とする液晶プロジェクター。