JPH03152465A - シュードウリジンの免疫学的測定方法,そのための測定試薬及び試薬キット - Google Patents

シュードウリジンの免疫学的測定方法,そのための測定試薬及び試薬キット

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JPH03152465A
JPH03152465A JP29105989A JP29105989A JPH03152465A JP H03152465 A JPH03152465 A JP H03152465A JP 29105989 A JP29105989 A JP 29105989A JP 29105989 A JP29105989 A JP 29105989A JP H03152465 A JPH03152465 A JP H03152465A
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pseudouridine
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JP29105989A
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Ryoichi Hasegawa
長谷川 了一
Shuichiro Hino
日野 修一郎
Daisuke Araki
大輔 荒木
Hitomi Honda
本田 仁美
Kunihiko Ito
邦彦 伊藤
Michinao Minagaki
水柿 道直
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はシュードウリジンに対するモノクローナル抗体
を用いた免疫学的測定方法、そのための測定試薬及び試
薬キットに関する。
[従来の技術] 癌の診断や術後のモニタリングにおいて、患者の血清中
や尿中に増加する癌関連物質いわゆる腫瘍マーカーの測
定は欠かせぬものとなっている。
現在、測定されている腫瘍マーカーとしては、癌胎児性
抗原(CEA)、免疫抑制酸性蛋白(IAP)や、肝癌
特異的なαフェトプロティン(AFP)あるいは肝癌特
異的な糖鎖抗原の一種であるC A 19−9などがあ
げられる。
ところで、癌になると増加する物質、すなわちH瘍マー
カーと呼ばれている物質の中で、進行癌患者尿中に増加
するものとしてシュードウリジンが知られている。この
物質はトランスファー・リボヌクレイツクアシド(t−
RNA)の構成成分の1つであり、その増加の原因は、
癌組織におけるt−RNAのブレークダウン(brea
kdown)が正常組繊に比較し、充進しているためで
あるといわれているが、その増加のメカニズムの詳細に
ついては未解明である。
現在、このシュードウリジンの量を測定し、これから進
行症の存在を判定する試みがなされているが、シュード
ウリジンの定量は高速液体クロマトグラフィー(HPL
C)でおこなわれれるため、サンプルの前処理等が煩雑
であり、多検体を測定するには非常に長時間を要すると
いう欠点があった。
本発明者らは先に、簡便なシュードウリジンの測定法を
開発すべく、種々検討をおこなった結果、シュードウリ
ジンに対するモノクローナル抗体を新たに作成し、これ
を用いることにより、尿サンプルの前処理操作を行うこ
となく ELISA法を応用した多検体同時測定方法を
実施することができ、測定の迅速化、簡素化がはかれる
ことを見出し特許出願した(特開昭63−222699
号公報)。
し発明が解決しようとする課題] その測定方法は、シュードウリジンと牛血清アルブミン
(BSA)との結合物を担体に固定化し、これに検体(
尿など)とシュードウリジンに対するモノクローナル抗
体とを添加し、担体上のシュードウリジンに結合したモ
ノクローナル抗体量を測定し、検体中のシュードウリジ
ンを特異的に測定する迅速かつサンプルの前処理操作の
ない簡便な優れた方法である。しかし、より経済的に、
かつより正確に測れる感度の高い方法が望まれていた。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、前記状況に鑑み、シュードウリジンを迅
速、簡便に特異的に測定し、かつ、より経済的に、より
正確に測定できるキットを開発すべく種々検討を行なっ
た結果、抗体を担体に固定し、標識抗原と検体中の抗原
とを溶液状態で競合させることにより前記問題を解決で
きることを見い出し本発明に到達した。
即ち、本発明は試料中のシュードウリジンを競合法で測
定するに際し、シュードウリジンに対するモノクローナ
ル抗体を不溶性担体に固定した固定化抗体と標識物質で
標識した標識シュードウリジンを用いることを特徴とす
るシュードウリジンの測定方法、そのための測定試薬お
よび試薬キットである。
本発明の測定方法は、特開昭63−222699号公報
の測定方法、と競合法による方法である点で共通するが
、シュードウリジンに対する抗体を不溶性担体に固定化
し、検体と標識抗原とを溶液状態で競合させる点に特徴
がある。それ故、標識抗原の一定量を精度良く反応系に
添加することが可能となり、常に一定条件下で競合反応
を行なうことができるため、バラツキがより少なくなり
、より正確に測定することが可能となった。また、特開
昭63−222699号公報では2種類の標識化試薬す
なわち酵素標識抗体とシュードウリジン標識BSAを必
要としたが、本発明では酵素a識シュードウリジンのみ
でよく、複雑な標識化反応工程を必要とする試薬を減ら
すことができ、より経済的に測定キットを作ることが可
能となった。
本発明で用いるシュードウリジンに対するモノクローナ
ル抗体は、シュードウリジンを特異的に認識するモノク
ローナル抗体であればよい6例えば、本発明者らが先に
出願した特開昭63−222699号公報に記載した方
法によって調製することができる。
すなわち、まず、シュードウリジンを用いて動物を免疫
し、その動物の肺細胞を採取する。この工程において、
シュードウリジンはそれ単独よりはむしろ適当なキャリ
ア・プロティン(CarrierProtain)と結
合させたのち、免疫原として用いる。
シュードウリジンとしては、例えば進行癌患者の尿中か
ら公知の方法、例えば市販されている標品を用いること
ができ、キャリア・プロティンとしては、ハプテン部分
を免疫担当細胞が認識することを可能にする目的で用い
られるプロティン、例えばキーホール・リンベット・ヘ
モシアニン、牛血清アルブミン等を用いることができる
。また、このシュードウリジンとキャリア・プロティン
を結合する方法としては、例えば、核酸塩基の糖部分を
過ヨウ素酸で酸化したのちキャリア・プロティンと結合
させる等の方法が挙げられる。更に、免疫動物としては
、マウス、ラット等が挙げられる。
次に得られた免疫動物の牌細胞を骨111Iil!!細
胞と融合し、ハイブリドーマを得る。#B胞融合におい
ては、公知のポリエチレングリコールを用いる方法(H
arc 5hulian、 C,D、旧de 8 G、
に5hler、Nature276 、269−270
 (1978)) 、例えばEpstein−Barr
Virusを感染させて形質転換細胞を作成する方法(
G、に5h+er & C,Hilstein、 Na
ture 256.495−497 (1975)) 
、あるいは電気パルスによる方法(J、Viankcn
& U、 2imnernann、 FEBS Let
ters 137゜11−13 (1982))のいず
れを用いても良い、尚、ハイブリドーマのスクリーニン
グに当たっては、キャリア・プロティンに対する抗体産
生ハイブリドーマを除去するための工夫が必要である。
このためには、免疫に用いたキャリア・プロティンと異
なった種由来のプロティンをシュードウリジンに結合さ
せたものを抗原として用い、抗体産生ハイブリドーマの
スクリーニングを行う等の方法を用いることが望ましい
斯くして得られたハイブリドーマは、更に遊離の、シュ
ードウリジン及びウラシルで阻害されるか否か検討し、
シュードウリジンにより強く阻害され、ウリジン及びウ
ラシルで阻害されないか、あるいは極めて弱く阻害され
るものが選ばれ、以下常法によりクローニングして目的
の抗体を産生ずるハイブリドーマを得る。
このようにハイブリドーマを経由してモノクローナル抗
体を製造する際の、牌細胞とミエローマ細胞は、同一種
の動物からのものが好ましく、特にマウスWc細胞とマ
ウス由来ミエローマ細胞が実用上に好適である。
このようにして選択したハイブリドーマ又は形質転換細
胞を培養して、所望の特異的モノクローナル抗体を生成
させる。クローニングによって選択された、シュードウ
リジンを認識する抗体を産生するハイブリドーマ又は形
質転換細胞は凍結して保存することができ、また、これ
を適当な方法で大量に培養することもできる。そして、
培養上清からシュードウリジンに特異的に結合するモノ
クローナル抗体を得ることができる。また、かかる細胞
を動物に移植して腫瘍化し、その腹水や血清から目的と
する抗体を得ることもできる。モノクローナル抗体の精
製は、アフィニティクロマトグラフィー等の方法によっ
て行なわれる。
本発明に用いられるシュードウリジンに対するモノクロ
ーナル抗体は、そのフラグメント、例えばF(ab’)
2. Fab’、 Facbであってもよい。
F(ab’)z 、 Fab”、 FaCbなどの抗体
の7ラグメントの調製は、モノクローナル抗体を公知の
方法で酵素処理等することによって得られる6例えば、
抗体をペプシン処理してF(ab’)zを得、さらにこ
のフラグメントを還元処理してFab’を得ることがで
きる(^、 N15OnOff et al  、^r
ch、  Biochen。
Biophys、、 89.230(1960) 、 
P、Parhan、 J。
Iuonol、、 131.2895(1983)等を
参照のこと)。
本発明の不溶性担体としては、ポリスチレン。
ポリエステル、ポリエチレン、ポリ10ピレン。
^BS 、ポリフッ化ビニル、ポリアミンメチルとニル
エーテル−マレイン酸共重合体、6−ナイロン。
6.6−ナイロンなどのプラスチック、アミノ酸重合体
、ガラス、シリカゲルなどがあげられる。
かかる不溶性担体の形状はビーズ、マイクロスフイア−
、スティック、試験管、フィルム、マイクログレートあ
るいはメンブレンなど特に限定されない、またその表面
は鏡面、粗面などどのような形態であってもよいが、例
えば、ビーズとして、中心線平均粗さ(Ra)が1.5
μm以下である鏡面化されたビーズが、好ましく用いら
れる。
不溶性担体にかかる抗体を固定化する方法や手段は何ら
限定されるものではなく公知の方法や手段、例えば、不
溶性担体のアミノ基、カルボキシル基などと架橋剤を介
して不溶性担体と抗体とを共有結合させる方法、不溶性
担体のマトリックス中に固定する方法、生物学的親和性
を利用して固定する方法、例えば抗体に対する抗体ある
いはプロティンAなどを担体に予め固定しておき、これ
に抗体を固定させる方法あるいは不溶性担体に物理吸着
させる方法などが挙げられる。なかでも物理吸着法が好
ましく用いられる。物理吸着法の一般的な操作法として
は、例えば、抗体溶液中に不溶性担体を浸漬して、4℃
で一晩又は室温で数時間反応させるという方法が用いら
れる。この場合、抗体溶液のpHは限定されるものでは
ないがpH2,0〜4.5の抗体溶液中に不溶性担体を
浸漬して抗体を固定化すると、抗体活性を損わずに固定
することができ、中性付近のpHで固定した固定化抗体
よりも抗原結合能が強く最終的な測定感度を高めること
ができ有利に用いることができる。また、標識抗原の使
用量を低減させることもできる点も有利である。
かかる水溶液としては特に限定されないが緩衝液が好ま
しい4M衝液としてはグリシン−塩酸緩衝液、クエン酸
ナトリウム−塩酸緩衝液、フタール酸水素カリウムー塩
酸I!衝液、クエン酸−クエン酸カリウム緩衝液、クエ
ン酸−リン酸二ナトリウム緩衝液。酢酸ナトリウム−塩
酸緩衝液、酢酸−酢酸ナトリウム4WffI液、ベロナ
ールM街液などをあげることができる。なかでもpH1
2,0〜4.5を満足できるものとして特に限定されな
いが、好ましくはクエン酸−リン酸二ナトリウムwtf
r液である。緩衝液の塩濃度は0.1〜IMの範囲で用
いられ、好ましくは0,1〜065Mの範囲である。
例えば物理的吸着法による場合、抗体溶液中の抗体等の
濃度及び固定時間等の条件は、抗体又は抗体フラグメン
トの種類によって異なるが、一般には1〜100Mg 
/ mlの溶液が用いられ、この溶液中に抗体を固定す
べき不溶性担体を浸漬し2〜8℃で1〜24時間、又は
室温で数時間静置する。
静置が終わり抗体の固定化された不溶性担体は、例えば
、リン酸Mfll液生理食塩水(PBS)で数回洗浄し
た後、ウシ血清アルブミンの1%程度のPBS溶液(以
下、BSA−PBSと略す)に室温で2〜12時間又は
2〜8℃で一晩静置しPBSで数回洗浄し、適当な緩衝
液に浸漬して保存するか、そのまま風乾するか、抗体の
失活を防ぐために蛋白や糖を含んだ溶液に浸漬してから
遠心分離して乾燥する方法がとられる。又、必要に応じ
て上記固定抗体を加熱処理することもできる。
本発明の測定方法に用いられる標識抗原の標識物質とし
ては、酵素、蛍光物質1発光物質及び放射性物質等を使
用するのが有利である。酵素としては、ペルオキシダー
ゼ、アルカリフォスファターゼ、β−D−ガラクトシダ
ーゼ、蛍光物質とししてはフルオレッセインイソチオシ
アネート、フィコビリプロティン等、発光物質としては
イソルシノール、ルシゲニン等、そして放射性物質とし
125  131  14  3 ては  I、I、C,H等を用いることができるが、こ
れらは例示したものに限らず、免疫学的測定方法に使用
し得るものであれば、他のものでも使用できる。好まし
くは酵素である。標識物質が酵素である場合には、その
活性を測定するために基質、必要により発色剤が用いら
れる。
酵素としてペルオキシダーゼを用いる場合には、基質と
してH2O2を用い、発色剤として2.2°−アジノジ
−[3−エチルベンズチアゾリンスルホン酸]アンモニ
ウム塩(ABTS)、5−アミノサリチル酸、0−フェ
ニレンジアミン、4−アミノアンチピリン、3,3°、
5,5°−テトラメチルベンジジン等、酵素にアルカリ
フォスファターゼを用いる場合は基質として0−ニトロ
フェニルフォスフェート等、酵素にβ−D−ガラクトシ
ダーゼを用いる場合は基質としてフルオレセイン−ジー
(β−D−ガラクトピラノシド)、4−メチルウンベリ
フェリル−β−D−ガラクトピラノシド等を用いること
ができる。
また、fit(識化の方法は何ら限定されるものではな
く公知の方法、例えば核酸塩基の糖部分を過ヨウ素酸で
酸化したのちに標識物質のアミノ基と結合させるなどの
方法が挙げることができる。
次にこのようにして得られる測定試薬を用いて、試薬料
中のシュードウリジンを測定する方法について説明する
本発明はシュードウリジンに対するモノクローナル抗体
を不溶性担体に固定した固定化抗体と標識シュードウリ
ジンを用いて、競合法で測定する方法である。すなわち
、例えばチューブの中に試料、ifシュードウリジン及
び固定抗体とを加え、試料中のシュードウリジンと標識
シューウリジンとを固定抗体と競合的に一定時間反応さ
せる0次いで試料と標識シュードウリジンとを除去する
ために洗浄し、固定抗体に結合した標識シュードウリジ
ンの標識物質量を測定する。標識物質が酵素の場合には
、洗浄後、更に酵素の基質と必要に応じて発色剤を加え
一定時間酵素反応を行った後停止液を加えて酵素反応を
停止させ、発色した溶液の吸光度を測定する。また、試
料中のシュードウリジンを標識シュードウリジンとモノ
クローナル抗体とをあらかじめ反応させ、次いでモノク
ローナル抗体と親和性を有する生物学的親和性物質、例
えば抗マウス抗体を固定化した不溶性担体を加え、不溶
性担体に結合した標識シュードウリジンの標識物質を測
定してもよい。
測定に際しての免疫反応温度条件は、構成要素である蛋
白質の性質を変性させず、かつ免疫反応を著しく抑制し
ない限り特に制限はないが、一般には50℃以下、好ま
しくは約り℃〜45℃程度の温反条件下に約5分から2
0時時間症を要して反応を行えばよい。
上記における免疫反応に用いられる溶媒としては反応に
悪影響を与えない[衝液が通常用いられる0例えばリン
酸緩衝液、トリス−塩酸[i液。
酢酸緩衝液などのI)11が6.0から8.0程度のも
のを用いるのが好ましい。
また本発明においては、必要に応じて免疫反応溶液中に
、BSAなどの蛋白質やシュクロースなどの糖預や界面
活性剤や防腐剤などを含んでもよ゛い、特に、免疫反応
溶液に分子量1.6万〜5.0万及び等電点1.0〜5
.0である蛋白質又はそれを含む混合物を存在せしめ、
これらの免疫反応溶液における最終濃度が0.02〜0
.9重量%となるように調整すると、非特異的吸着が抑
制され、高感度が得られやすくなり好ましい、かかる蛋
白質又はそれを含む混合物は、本発明の免疫学的測定方
法に用いる試薬キットの他の一部を構成する免疫測定試
薬に免疫反応溶液中に前記所定の量となるように含有せ
しめることもできる。かかる蛋白質としては、―えばカ
ゼイン、ペプシン、オボグリコプロテイン、オロソムコ
イドなどがあげられる。このような混合物としては、例
えば主成分として前記タンパク質10〜60重量%、好
ましくは20〜50重量%、糖(例えば乳糖)30〜8
0重量%、好ましくは40〜60重量%、その他脂肪(
例えば0.5〜2!i量%)、灰分(例えば5〜12重
量%)、水分(例えば2〜8重量%)などを含むことが
できる。このような混合物として典型的なのはスキムミ
ルクである。スキムミルクはタンパク質としてカゼイン
を含むものであるが、カゼインを単独で使用した場合に
比べて、スキムミルクは、免疫反応溶液中における分散
性が良く、非特異的吸着を低減させる効果が高く、温度
4℃における保存性が良い(沈澱が生じにくい)という
特徴を有する。なお、スキムミルクとしては、脱脂した
ミルクであれば、何の由来の乳でありも良く、−香典型
的なもののひとつとしては、市販されているD i f
co社製のスキムミルクがある。
本発明はまた、試料中のシュードウリジンを競合法で測
定するための、(a)シュードウリジンに対するモノク
ローナル抗体を不溶性担体に固定化した固定化抗体試薬
と(b)標識物質で標識化した標識シュードウリジンと
を含むことからなる測定試薬及び、かかる測定のための
前記測定試薬(a)。
(b)とを含むことからなる試薬キットであって、前記
測定試薬(a) 、 (b)以外にも(C)溶解剤、(
d)洗浄剤、及び標識物質として酵素が用いられる場合
には(e)酵素活性を測定するための基質及び反応停止
剤をも含むことができる。更にこれら試薬以外にも発色
剤等その池の公知の試薬が使用され得る。
本発明の試料としては、なんら限定されるものではない
が例えばヒトや動物の尿、血清、血漿などの体液や細胞
培養液などが挙げられる。
[発明の効果〕 本発明の方法は、シュードウリジンを迅速、簡便に高感
度で特異的に測定し、かつバラツキが少なく、添加回収
試験や希釈回収試験など実用上十分な性try、を有し
、高精度に進行症などの有無を判定することができると
いう効果を有する。また、より経済的に試薬及びキット
を提供できる。
[実施例] 次に実施例を挙げ、本発明を説明するが本発明はこれら
実施例に限定されるものではない。
実施例1 (1)  固定化抗体の調製 シュードウリジンに対するモノクローナル抗体は、本発
明者らが先に出願した特開昭63−222699号公報
の実施例1に記載した方法で得た。
このモノクローナル抗体を0.18クエン酸−リン酸緩
衝液(pH3,0)に溶解した20μg / ml溶液
の中にポリスチレンビーズ(イムノゲミカル社製D−7
.直径6.3鰭)を加え、4℃で18時間浸漬靜装しな
、ビーズを0.OIHP B Sで洗浄後、1%U S
 A −0,OIM P B S (DH7,2)溶液
に25℃で2時間浸漬し、固定化抗体を得た。固定化抗
体は0.01Mt−リスー塩酸lll衝液の中に浸漬し
、4°Cで保存した。
(2)標識抗原の調製 シュードウリジン1ONを0.IHN a I Oa水
溶液0.3mlに溶解し、水冷下40分間n?装した。
1Mエチレングリコール水溶液30μ!を加えて5分間
静置後、K2co、水溶液でpHを9.0に調整した。
この溶液に西洋ワサビパーオキシダーゼ(HRP )の
20q/ml水溶液1 mlを加え、4℃で30分間反
応させ、シュードウリジンにパーオキシダーゼを結合さ
せた。更に、NaBH4で還元後、0.OIN P B
 S中で透析し、高速液体クロマトグラフ イー (T
osoh TSに−Get G3000S−)でシュー
ドウリジン−HRP複合体を分離・精製し、シュードウ
リジン1モルに対しII RPが0.8モル結合したt
lRP標識化シュードウリジン(シュードウリジン濃度
6.9μg/ml)を得た。
(3)  シュードウリジンの測定 シュードウリジンの200. 100.5G、 20.
10□5.2,1,0.5.0μg / ml溶液(0
,5%BSA−0,05M PBS)の200μ!とH
RPil識シュードウリジンを1%卵アルブミン−0,
5%BSA−0,4%シュクロース−0,0IN F 
B S溶液(p117゜2)で400倍に希釈した溶液
200μ!をプラスチックチューブに加え、更に、この
中に抗体固定化ビーズ1ケを加え、37℃で60分間反
応させた。生理食塩液で洗浄後、5118 H20xと
 0.045%3,3°、5,5°−テトラメチルベン
ジジン・塩酸塩溶液の等量混合溶液400μ!を加え、
37℃で30分間反応させた。その後、INH2304
1mlを加えて反応を停止させ、450n11の吸光度
を測定した。その結果、第1図及び第1表に示したよう
にシュードウリジン濃度に依存して固定化抗体と標識化
抗原の反応が阻害され吸光度が低下し良好な検量線が得
られた。また、このときの測定値(n=2>のバラツキ
(変動係数CV)は5%以下で良好であった。
第1表 シュードウリジン濃度と吸光度及び変動係数(
4)希釈回収性及び添加回収性の検討(aに記載の方法
に従って、ヒト尿検体(A〜D)を用いて希釈回収試験
と添加回収試験を行った。この場合、検体は0.5%B
SA−0,05MPBS溶液で20倍希釈して測定した
。測定結果を第2表及び第3表に示した。その結果、い
ずれも120%以内の回収性を示し良好であった。
第2表希釈回収性試験結果 第3表添加回収試験結果 実施例2 実施例1の(1)の固定化抗体の調製において、シュー
ドウリジンに対するモノクローナル抗体をビーズに固定
する際の抗体溶液のpHを1.5〜9.5の範囲で変化
させ、固定化抗体の活性を測定した。
測定方法は実施例1と同様な方法で行った。但し、シュ
ードウリジン濃度は0 、0.5,5 、50μg/m
lの点について比較した。
結果を第2図に示した。この結果から、他のpHで固定
した場合に比べ、抗体固定時のpHが2.0〜4.5の
範囲の場合は、固定化抗体と抗原との反応性が高まり、
高い吸光度を与え、感度の面でも有利であることがわか
る。
実施例3 実施例1の(11の固定化抗体の調製において、■モノ
クローナル抗体の濃度を10μg/mlとし、■固定化
後の処理を1%BSA−20%ラクトース0、OIHP
 B S (pH7,2)溶液で、25℃3時間浸漬処
理し、脱水後、真空乾煤して固定化抗体を調製した以外
は、実施例1と同様な方法で正常人及び白血病患者の尿
検体を用いシュードウリジンを測定した。その結果を第
4表に示した。濃度表示としてはクレアチニン補正を行
い表示した。
第4表から本発明の測定は精度良く定量が可能であり、
臨床上、癌の診断やモニタリングに有用であることがわ
かる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1で作成した本発明のシュードウリジ
ンの測定方法における検量線を示す。 第2図は、本発明においてモノクローナル抗体でピース
に固定するときのpHを変化させた場合の固定pHと固
定化抗体の活性(吸光度)との関係(実施例2)を示す
。 第4表 尿検体の測定値

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、試料中のシュードウリジンを競合法で測定するに際
    し、シュードウリジンに対するモノクローナル抗体を不
    溶性担体に固定した固定化抗体と標識物質で標識した標
    識シュードウリジンを用いることを特徴とするシュード
    ウリジンの測定方法。 2、固定化抗体が、シュードウリジンに対するモノクロ
    ーナル抗体を含有するpH2.0〜4.5の水溶液中で
    該抗体を不溶性担体に固定したものである請求項1記載
    の測定方法。 3、試料中のシュードウリジンを競合法で測定するため
    の測定試薬であって、(a)シュードウリジンに対する
    モノクローナル抗体を不溶性担体に固定した固定化抗体
    試薬と(b)標識物質で標識した標識シュードウリジン
    とを含むことからなる測定試薬。 4、試料中のシュードウリジンを競合法で測定するため
    の試薬キットであって、(a)シュードウリジンに対す
    るモノクローナル抗体を不溶性担体に固定した固定化抗
    体試薬と(b)標識物質で標識した標識シュードウリジ
    ンとを含むことからなる試薬キット。
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