JPH03152321A - 給気及び排気の可逆空調システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、室内の空調システムに関し、特に室内への給
気と室外への排気とを可逆的に行うようにした空調シス
テムに関するものである。

［従来の技術］ 室内の環境な良好にして快適に過ごせるようにするため
に、従来から室内の空調が行われている。

このような空調においては、暖房時及び冷房時のいずれ
においても、一般に天井の吹出口から室内へ外気を給気
すると共に、天井の排気口から内気を排気するようにし
ている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、このように天井の吹出口から室内へ外気
を給気し、天井の排気口から室外へ内気を排気するよう
にしたのでは、吹出口から給気された空気が十分に室内
へ循環されないうちに排気口から排出されてしまうおそ
れがある。また、このような空調では、暖房時には暖気
が室内北方に滞留するようになると共に、冷房時には冷
気が室内の下方に滞留するようになる。このため、室内
の空調が十分に行われているとは言えなかった。

本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、室内へ供給された空気が十分に室内へ
循環するようにして、十分にかつ効率よく空調を行うこ
とのできる給気及び排気の可逆空調システムを提供する
ことである。

［課題を解決するための手段コ 前述の課題を解決するために、本発明は、室内の空調を
行う空気調和機と、前記室内上部に設けられた上部開口
と、前記室内下部に設けられた下部開口と、前記空気調
和機と前記上部開口及び下部開口とをそれぞれ連通する
上部空気流通路及び下部空気流通路と、これら上部空気
流通路及び下部空気流通路の少なくとも一つに、空気を
可逆的に送給する可逆式空気送給手段が配設されている
ことを特徴としている。

［作用コ このような構成をした本発明に係る可逆空調システムに
よれば、室内を暖房するときは、空気調和機により暖め
られかつ清浄にされた空気を、可逆式空気送給手段によ
り室内下部に設けられた下部開口に送給する。下部開口
に送られた空気は、この下部開口から室内に流入する。

また室内の空気は可逆式空気送給手段により上部開口か
ら吸弓されて空気調和機に送ら札　空気調和機により暖
められると共に清浄にされる。

その場合、室内に流入した暖かい空気は自然対流により
室内上方へ流れていくので、その空気は室内を十分に循
環するようになり、室内が効率よ（暖房されるようにな
る。

一方、室内を冷房するときは、空気調和機により冷却さ
れかつ清浄にされた空気を、可逆式空気送給手段により
室内上部に設けられた上部開口に送給する。すなわち、
可逆式空気送給手段により空気を暖房のときとは逆向き
に流すようにする。

上部開口に送られた空気は、この上部開口から室内に流
入する。また室内の空気は可逆式空気送給手段により下
部開口から吸引されて空気調和機に送ら札　空気調和機
により冷却されると共に清浄にされる。

その場合、室内に流入した冷たい空気は自然対流により
室内下方へ流れていくので、その空気は室内を十分に循
環するようになり、室内が効率よく冷房されるようにな
る。

［実施例］ 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の給気及び排気の可逆式空調ジオステム
の一実施例を示し、暖房時における空調を説明する図で
ある。図中、　１は空気調和４１１１Ｌ２は暖房用コイ
ル、３は冷房用コイル、４はフィルタ、５は下部連通ダ
クト、６は上部連通ダクト、７は第１可逆式ファン、８
は第２可逆式ファン。

９は室、　１０は床下チャンバ、　１１は下部開口、１
２は天井裏チャンバ、１３は上部開口、１４は第１排気
ダクト、１５は第２排気ダクト、１６は第１外気導入０
．１７は第２外気導入口である。

第１図に示すように、空気調和機１は暖房用コイル２、
冷房用コイル３、及びフィルタ４を備えており、暖房用
コイル２が設けられている部分１ａと室９の床下チャン
バ１０とが下部連通ダクト５により連通している。この
下部連通ダクト５には第１可逆式ファン７が配設されて
いると共に、第１排気ダクト１４が連結されている。ま
た、空気調和機ｌの冷房用コイル３が設けられている部
分１ｂと室９の天井裏チャンバ１２とが上部連通ダクト
６により連通している。この上部連通ダクト６には第２
可逆式ファン８が配設されていると共に、第２排気ダク
ト１５が連結されている。

床下チャンバ１０には室９内に開口する所定数の下部開
口１１，１１．　　・・・が設けられており、また天井
裏１２には同様に室９内に開目する所定数の上部開口１
３，１３．　　・・・が設けられている。　これらの上
部及び下部開口１３．１１は、それぞれ適宜の手段によ
りその開口量を全閉から全開まで自由に調節可能となっ
ている。これにより、空気流量を調節して、所望の空調
を自由に行うことができるようにしている。

また、空気調和機１のフィルタ４の前後には第１外気導
入ダクト１６と第２外気導入ダクト１７とが連結されて
いる。

このように構成された空調システムにおいては、室９内
を暖房するときは、まず暖房用コイル２によりフィルタ
４によって清浄化された空気を加熱する。加熱された空
気は第１可逆式ファン７により下部連通ダクト５を通し
て床下チャンバ１０内に矢印ａのように送られる。その
場合、第１排気ダクト１４は閉じられているので、暖め
られた空気は外部に逃げるようなことはない。床下チャ
ンバ１０内に導入された暖められた空気は、矢印すのよ
うに下部開口１１を通して室９内に流入するようになる
。一方、室９内の空気は第２可逆式ファン８よって、矢
印Ｃのように上部開口１３から天井裏チャンバ１２内へ
吸入されるようになる。

天井裏チャンバ１２内に流入した空気は、矢印ｄのよう
に上部連通ダクト６を通って空気調和機１に送られる。

その場合、第２排気ダクト１５が適宜量解放されるので
、室９内の空気の一部がこの第２排気ダクト１５を通っ
て外部に排出される。

空気調和機１に流入した空気は、第１外気導入ダクト１
６から導入される新鮮な外気と混合された後、フィルタ
４によって塵やごみ等の異物が除去されて清浄化される
。その後、空気は再び暖房用コイル２によって暖められ
て、第１可逆式ファン７により床下チャンバ１０内に送
られる。

シタ力って、このような空調システムにおいては、暖房
時には床下チャンバ１０に形成された下部開口１１が吹
出口となり、天井裏チャンバ１２に形成された上部開口
１３が排気口となる。そして、この暖房時には、下部間
「１１１から室９内に流入した暖かい空気が自然対流に
より床下から天井裏へ流れていき、上部開口１３から排
出される。

このため、暖かい空気は室９内を十分に循環するように
なり、暖かい空気が室９内上方に滞留すると共に冷たい
空気が室９内下方に滞留するようなことはなくなる。こ
れにより、室９内は効率よく暖房される。

第２図は冷房時における空調を説明する図である。

室９内を冷房する時には、冷房用コイル３により空気を
冷却すると共に、第１及び第２可逆式ファン７．８を暖
房時とは逆向きに回転させる。したがって、冷房用コイ
ル３によって冷却された空気は、第２可逆式ファン８に
より矢印ｅのように上部連通ダクト６を通して天井裏チ
ャンバ１２内に送られる。その場合、第２排気ダクト１
５は閉じられているので、冷却された空気は外部に逃げ
るようなことはない。天井裏チャンバ１２内に導入され
た冷気は、矢印ｆのように上部開口１３を通して室９内
に流入するようになる。一方、室９内の空気は第１可逆
式ファン７よって、矢印ｇのように下部開口１１から床
下チャンバ１０内へ吸入されるようになる。床下チャン
バ１０内に流入した空気は、矢印りのように下部連通ダ
クト５を通って空気調和機１に送られる。その場合５　
第１排気ダクト１４が適宜量解放されるので、室９内の
空気の一部がこの第１排気ダクト１４を通って外部に排
出される。空気調和機１に流入した空気は、第２外気導
入ダクト１７から導入される新鮮な外気と混合された後
５　フィルタ４によって塵やごみ等の異物が除去され清
浄化される。その後、空気は再び冷房用コイル３によっ
て冷却されて、第２可逆式ファン８により天井裏チャン
バ１２内に送られる。

したがって、冷房時には天井裏チャンバ１２に形成され
た上部開口１３が吹出口となり、床下チャンバ１０に形
成された下部開口１１が排気口となる。そして、この冷
房時には、上部開口１３から室９内に流入した冷たい空
気が自然対流により天井裏から床下へ流れていき、下部
開口１１から排出される。このため、冷たい空気は室９
内を十分に循環するようになり、暖房のときと同様に暖
かい空気が室９内上方に滞留すると共に冷たい空気が室
９内下方に滞留するようなことはなくなる。

これにより、室９内は効率よく冷房される。

このように、この実施例によれば、可逆式ファンを使用
することにより、一系統で、冷暖房時に空調された空気
を室内で効率よく循環させることができるようになるの
で、暖房時に頭が暖められ過ぎてのぼせたり、冷房時に
下半身が冷え過ぎたリすることがなくなり、より−・層
健康的に室内の空調が行われるようになる。

なお、本発明は前述の実施例に限定されることなく２種
々の設計変更が可能である。

例えば、前述の実施例においては、上部開口を天井裏に
設けると共に下部開口を床ｆに設けるものとしているが
、本発明はこれら上部及び下部開口をそれぞれ室内の壁
の上部及び下部に設けることもできる。

また、前述の実施例では可逆式ファンを２台設けるもの
としているが、空気の送給が十分確保できれば、可逆式
ファンは１台でもよい。

［発明の効果〕 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、可逆
式空気送給手段を備えると共に、この可逆式送給手段に
より、室の上部に設けた一ヒ部開口と室の下部に設けた
下部開口とのいずれか一方から室内へ空気を送給できる
と共に、いずれか他方から室内の空気を排出することが
できるので、暖房時には下部開口を空気吹出口とすると
共に上部開口を排気口とし、また冷房時には上部開口を
空気吹出口とすると共に下部開口を排気口とすることに
より、一系統で、冷暖房時に空調された空気を室内で効
率よく循環させることができるようになる。したがって
、暖房時に頭が暖められ過ぎてのぼせたり、冷房時に下
半身が冷え過ぎたりすることがなくなり、より一層健康
的にかつ快適に室内の空調を行うことができるようにな
る。

また、可逆式空気送給手段を用いるだけであるので５　
空調システムの構造が簡単になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による給気及び排気の可逆空調システム
の一実施例を示すと共に、この可逆式空調システムを暖
房運転したときの説明に　第２図はその可逆式空調シス
テムを冷房運転したときの説明図である。 ｌ・・・空気調和胤　２・・・暖房用コイル、３・・・
冷房用コイル、４・・・フィルタ、５・・・下部連通ダ
クト、６・・・上部連通ダクト、７・・・第１可逆式フ
ァン（可逆式空気送給手段）、８・・・第２可逆式ファ
ン（可逆式空気送給手段）、９・・・室、　１０・・・
床下チャンバ、１１・・・開口、１２・・・天井裏チャ
ンバ、１３・・・開口、１４・・・第１排気ダクト、　
１５・・・第２排気ダクト、１６・・・第１外気導入口
、１７・・・第２外気導入口第１図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）室内の空調を行う空気調和機と、前記室内上部に
   設けられた上部開口と、前記室内下部に設けられた下部
   開口と、前記空気調和機と前記上部開口及び下部開口と
   をそれぞれ連通する上部空気流通路及び下部空気流通路
   と、これら上部空気流通路及び下部空気流通路の少なく
   とも一つに配設された、空気を可逆的に送給する可逆式
   空気送給手段とからなることを特徴とする給気及び排気
   の可逆空調システム。
2. （２）前記可逆式空気送給手段は可逆式ファンであるこ
   とを特徴とする請求項１記載の給気及び排気の可逆空調
   システム。
3. （３）前記上部開口は天井に設けられていると共に、前
   記下部開口は床に設けられていることを特徴とする請求
   項１または２記載の給気及び排気の可逆空調システム。