JPH03150355A - スパッタリング装置 - Google Patents

スパッタリング装置

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JPH03150355A
JPH03150355A JP28622989A JP28622989A JPH03150355A JP H03150355 A JPH03150355 A JP H03150355A JP 28622989 A JP28622989 A JP 28622989A JP 28622989 A JP28622989 A JP 28622989A JP H03150355 A JPH03150355 A JP H03150355A
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JP
Japan
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substrate
target
cathode
electromagnets
magnetic field
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Application number
JP28622989A
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English (en)
Inventor
Osamu Horigome
堀篭 修
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスパッタリング装置に関し、特に、陰極暗黒部
に発生している二次電子、不活性ガスイオン(荷電粒子
)の磁場による制御のための磁石の構造に関する。
〔従来の技術〕
従来のスパッタリング装置について図面を用いて説明す
る。
第3図は、従来のスパッタリング装置の一例の横断面図
である。
真空槽1内の基板支持台2上には基板3が設けられてお
り、この基板3と対向してシャッタ一板4及びターゲッ
ト6が配置されている。このシャッタ一板4は、ターゲ
、トロから放出され、基板3へ堆積する成膜の膜厚を制
御する為のものであり、基板3へのスパッタリング時は
、基板−ターゲット間の空間から移動させられる。また
、ターゲット6は陰極8上に設置されている。グロー放
電が発生するような真空度10−”〜2×10−nmH
gまでArガスが真空槽l内に導入されたのち、基板3
と陰極8間には、直流高電圧が印加される。
ターゲ、トロ近傍には、グロー放電による陰極暗黒部(
Crookes Dark Space)が発生し、タ
ーゲット6から基板3方向に電子が加速され、高エネル
ギーを持つようになる。高エネルギーを得た電子は、真
空槽1内のAr原子に衝突し、イオン化したArは、前
記電場により、ターゲット6に衝突するとともに、ター
ゲット構成元素を放出させ、さらに2次電子の発生も増
殖させる。
この種のスパッタソング装置においては、夕一ゲ、ト半
径が有限である事により、基板3上の周辺でスパッタソ
ングされた成膜の膜厚が薄いという周辺効果(Edge
 Loss)、及び、放電が陰極80周辺部で強くなる
為、ターゲット6周辺でより多くの原子が、スバ、ター
され、基板3の中央部で、スパッタリングされた成膜膜
厚が薄くなるという互いに逆の特性を示すが、正確に打
ち消されはしない。
この為、従来のスパッタリング装置においては、第4図
(a) 、 (b)に示すように、陰極8内に、ターゲ
ット6面と平行に磁界成分をもち、ターゲット6及び、
陰極8とは独立の回転をする、永久磁石10のついた回
転体9が設置され、基板3上にスパッタリングされる膜
の均一性を向上する為の対策がとられている。またター
ゲット6側面は、保護板7によっておおわれている。こ
の時の典型的なターゲット6の減少状況は第4図(b)
に示したようになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来のスパッタリング装置においては、基板3
上に堆積されるスパッタソング膜の膜厚を均一にする為
に、永久磁石lOを回転体9上に設置し、支持棒11を
回転軸として永久磁石10を回転させている。この時の
磁場の様子を第3図及び第5図を用いて説明する。
まず、ターゲット6の平面内の磁場の方向にy軸をとり
、それと直交する方向にX軸を(同一面内に)とる。こ
の2軸に垂直に基板3方向に、2軸をとる。この時、永
久磁石lOによって発生する磁場Bは、2の関数B (
Z)として表わせる。
荷電粒子の運動の磁場B方向は慣性的なもののみであり
、運動は保存される。XZ方向については、電界E (
Z) (基板3.陰極8間に発生する)を考えないと、
荷電粒子の電荷をq、質量をM、初速度なVとした時、
X方向に平行な速度 を行う。
この磁界が、x、y平面内を回転したとすると、荷電粒
子は電界E (Z)により2方向に力を受けながら、x
y平面内でサイクロイド運動を行う事になる。
しかしながら、上述したように従来のスパッタリング装
置では、永久磁石lOをターゲット6下部に取り付けて
いるので、磁場B (Z)を自由に調整できない。この
為、ターゲットの減少箇所を、基板堆積膜の均一性を劣
化させることなく広くすることは困難であり、ターゲッ
トの利用効率も低いものとなっていた。高エネルギー電
子の基板への悪影響も大きな問題であった。
また最近は、一台の装置で、径の違う基板へのスパッタ
ソングの要求が増えているが、このような場合従来の装
置では、シールド板4.ターゲット6等の交換の他に、
永久磁石IOの交換、調整が不可欠であった。
さらに、磁界の回転は永久磁石自身の回転である為、機
械的な故障を発生しやすいという問題点があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のスパッタリング装置は、基板を支持する基板支
持台とこの基板支持台に対向して設けられターゲットを
設置する陰極(または高周波電極)とを有するスパッタ
リング装置において、前記基板と前記陰極(または高周
波電極)とでつくる電界に垂直でかつ前記基板と陰極(
または高周波電極)間の少くとも2つの平面内に磁界の
成分を持つ複数個の電磁石を設けたものである。
〔実施例〕
次に本発明について図面を用いて説明する。
第1図は本発明の一実施例の横断面、第2図(a) 、
 (b)はターゲット近傍の上面図及びX−X線断面図
である。
真空槽1内の基板支持台2上に、基板3と対向して、シ
ャッタ一板4及びターゲット6が配置されている。従来
の装置においては、陰極8内部の回転体9上に、永久磁
石10が取り付けられ、ターゲット6の下から磁場を発
生させていたが、本実施例いにおいては、ターゲット6
の下に永久磁石はなく、ターゲット近傍で発生する2次
電子及び、Arイオン(荷電粒子)の制御は、基板3と
陰極8とでつくる電界に垂直な平面内に前記電界を囲む
ようにして配置された2組の電磁石5a〜5d及び5A
〜5Dによって行なわれる。基板3と陰極8との平面間
の距離d=10−”mとし、電磁石、5A〜5Dのつく
る磁界B=10−2W b / m 、回転磁界の周波
数をf=2.8−10”Hzとなるように電磁石5A〜
5Dの電流を制御する。
この時磁界B上に速度V e = 105m/5ecで
、ターゲット端の鉛直上方に入ってきた電子が、磁界B
の反転までに要する時間内に、ターゲット陰極によって
形成される平行電場の外へ行ってしまわない条件は V(2)T≦− となる。ここでDは、ターゲットの直径である。
D=15X10−mの時、これを解くと、となる。
従って、電磁石5a〜5dのつくる磁界は電磁石5A〜
5Dのつくる磁界に対して、△B=7.2・IO−(W
b/n()の範囲内の変化とする必要がある。こうする
事によってターゲット端で発生した電子(V e = 
10  m/sec)は、IX10m上方でも前記電場
中にとどめることができ、電子分布が一様にできる。さ
らに電子は、サイクロイド運動をしている為、Arと効
率的にエネルギー交換を行う事ができる。高エネルギー
を持った電子を、ターゲット上で均一に分布させる事が
できるので、ターゲツト材を均一にスパッタリングでき
、第2図(b)に示すようなターゲット6の有効利用が
可能となる。
なお、電磁石の一平面内の個数は4個よりも多くする事
が可能である。多くすることにより磁場強度を増加させ
る事ができる。
また、本実施例は第3図に示した従来の磁場発生機構と
組み合わせて使うことが可能であり、荷電粒子の閉じ込
めか、容易になる。さらに、第3の磁界を、電磁石5a
〜5dの形成する平面より基板側に取りつけ、磁場の変
化率 とする事により、基板に衝突する電子をすべてターゲッ
トと陰極t=lieのつくる電界外へ掃き出す事ができ
る。この第3の磁界により基板3平面と電磁石5a〜5
dでつくる平面間に存在する高エネルギ一電子による基
板へのダメージを無くす事が可能となる。
なお、上記実施例においては陰極を用いた場合について
説明したが、高周波電極であってもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、基板と陰極とでつくる電
界に垂直でかつ基板と陰極間の2つ以上の平面内に、磁
界の成分をもつ電磁石を複数個取りつけることで、ター
ゲット表面からの関数としての磁場を、電磁石へ流す電
流の強さ、周波数の組み合わせ等により容易に制御でき
、これにより電子分布、しいては、Arイオンの分布が
、制御可能となり、基板堆積膜の膜厚均一性を劣化させ
ることなく、ターゲットの利用効率を高める事ができる
す、高エネルギ一電子の基板への衝突を回避可能となり
、基板ダメージを低減できる。さらに、磁場の回転は、
電気的な操作で可能である為、機械的な回転は含んでい
ない。この為、故障の低減がはかられる。更に、径の違
う基板へのスパッタリングの要求に対しても、電磁石へ
流す電流の強さ、周波数等の組み合わせで、容易に条件
の最適化が行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の横断面図、第2図は(a)
 、 (b)ターゲット近傍の上面図及びX−X線断面
図、第3図は従来例の横断面図、、第4図(a)。 Cb)は従来例のターゲット近傍の上面図及びY−Y線
断面図、第5図は磁場中の荷電粒子の運動を示す図であ
る。 l・・・・・・真空槽、2・・・・・・基板支持台、3
・・・・・・基板、4−・・・・・シャ、ター板、5&
〜5d、5A〜5D・・・・・・電磁石、6・−・・・
・ターゲット、7・・・・・・保護板、8・・・・−・
陰極、9・・・−・・回転体、lO・・・・・・永久磁
石、11・・・・・・支持棒。 代理人 弁理士  内 原   音 3つ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 基板を支持する基板支持台とこの基板支持台に対向して
    設けられターゲットを設置する陰極(または高周波電極
    )とを有するスパッタリング装置において、前記基板と
    前記陰極(または高周波電極)とでつくる電界に垂直で
    かつ前記基板と陰極(または高周波電極)間の少くとも
    2つの平面内に磁界の成分を持つ複数個の電磁石を設け
    た事を特徴とするスパッタリング装置。
JP28622989A 1989-11-02 1989-11-02 スパッタリング装置 Pending JPH03150355A (ja)

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