JPH03150040A - 車輌用充電発電機の出力端子装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、車輌用充電発電機の出力端子装置に関する
ものである。

［従来の技術］ 車輌用充電発電機における半径方向突出型の出力端子装
置としては、第５図に示すようなものが従来から知られ
ている。図で１は、車輌用充電発電機の外皮を構成する
ブラケットであり、このブラケット（１）には頭部側お
よび先端側の２箇所にセレーション式の固着手段（２ａ
　）　、　　（２ｂ　）を備えた第■の出力端子ボルト
（２）が、その先端部をブラケット（１）端部の溝（ｌ
ａ）から外部に突出させた格好で軸方向に配置されてい
る。

この第１の出力端子ボルト（２）には、正側の整流装Ｗ
（３）と負側の整流装置（４）とが間に絶縁用のインシ
ュレータ（５）を挟んだ形で嵌挿され、第１の出力端子
ボルト（２）は上記頭部側の固着手段（２ａ）で正側の
整流装置（３）に固着されている。また、インシュレー
タ（５）は負側の整流装置（４）及びブラケット（１）
と第１の出力端子ボルト（２）及び正側の整流装置（３
）　′とを絶縁している。そして、ブラケット（１）の
端部外面に隣接する位置には、先端ねじ部がブラケット
（１）の外周を越えて半径方向に突出するよう第２の出
力端子ボルト（６）が配置され、この第２の出力端子ボ
ルト（６）の基端部は上記第１の出力端子ボルト（２）
の先端に嵌挿されて、ナツト（７）により接合固定され
ている。ここで、第２の出力端子ボルト（６）には、先
端ねじ部と接合部を除く部位を覆ってインシュレータ（
８）が一体成形され、第１の出力端子ボルト（２）は上
記先端側の固着手段（２ｂ）によりこのインシュレータ
（８）に固着されている。また、インシュレータ（８）
には、第１の出力端子ボルト（２）と第２の出力端子ボ
ルト（６）との接合部を覆う力バー（９）が装着されて
いる。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の車輌用充電発電装置の半径方向突出型の出力端子
装置は、以上のように構成されているので、部品点数が
多く構造が複雑であるとともに、出力端子装置がブラケ
ットから軸方向にも一部突出することになって車輌用充
電発電機の軸方向寸法が長くなるという問題があった。

この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、部品点数が少なく、構造が簡単であって、
かつ車輌用充電発電機の軸方向に突出しない車輌用充電
発電機の半径方向突出型の出力端子装置を得ることを目
的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る車輌用充電発電機の出力端子装置は、出
力端子ボルトを金具を介して正側の整流装置に固定する
とともに、この出力端子ボルトを車輌用充電発電機の外
皮を構成するブラケプトに設けた溝よりこのブラケット
の半径方向に突出させたものである。

［作用］ この発明に係る車輌用充電発電機の出力端子装置におい
ては、出力端子ボルトは正側の整流装置に金具を介して
固定され、ブラケットの溝より半径方向に突出する。

［実施例］ 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図はこの発明による車輌用充電発電機の出力端子装
置の一実施例を示す断面側面図、第２５１Ｊは第１図の
■視断面、第３図は第１図のＨ−■断面図である。この
実施例において、ブラケプト（Ｉ）には軸方向に溝（Ｉ
ａ）が設けられている。この溝（Ｉａ）は、ブラケット
（１）の端部近傍で幅広となって穴部（１ｂ）を形成す
る。ここで、上記穴部（ｌｂ）は後述のインシュレータ
（１０）の概略四角形断面部（１０ａ）と相似形で、こ
れよりも僅かに大きな寸法とされている。また、正側の
整流装置（３）には後述の金具（１４）をボルト固定す
るための座（３ａ）が設けられ、一方、負側の整流装置
（４）は正側の整流装置（３）の背後でブラケット（１
）の端面側に配設され、両整流装置（３）、（４）の間
には絶縁のためのインシュレータ（５）が介設されてい
る。そして、ブラケット（１）の上記溝（ｌａ）には、
概略四角形断面部（１０ａ）を有する概略筒状のインシ
ュレータ（１０）が嵌め込まれ、その概略四角形断面部
（１０ａ）において動きが規制されている。

このインシュレータ（１０）には頭部側にセレーション
（ｌｌａ）を有する出力端子ボルト（ｌ　ｌ）がブラケ
ットの内方から挿入され、そのセレーション（ｌｌａ）
とナツト（１２）とによって上記インシュレータ（１０
）に固着されている。一方、正側の整流装置（３）と負
側の整流装置（４）及びその間に介設されたインシュレ
ータ（５）はボルト（１３）によりブラケット（１）に
固定され、このボルト（１３）は上記のように両整流装
置（３）、（４）及びインシュレータ（５）をブラケッ
ト（１）側に固定するとともに、Ｌ字形断面を有する金
具（１４）の一端側を正側の整流装置（３）に固定して
いる。ここで、ボルト（１３）はインシュレータ（１５
）により正側の整流装置（３）と絶縁されている。そし
て、上記金具（１４）の他端側は出力端子ボルト（１１
）の上記セレーション（ｌｌａ）に嵌着されてインシュ
レータ（１０）の概略四角形断面部（１０ａ）に対向す
る形で固定されている。また、上記金Ｒ（１４）は、正
側の整流装置（３）に対し上記ボルト（１３）とは別の
もう一本のボルト（１６）によっても固定されている。

このように構成された車輌用充電発電機の出力端子装置
では、正側の整流装置（３）に接続された出力端子ボル
ト（１１）は金具（１４）を介し車輌用充電発電機のブ
ラケット（１）の溝（ｌａ）から半径方向外方へ突出せ
しめられるため、ブラケット（１）の端部に軸方向に突
出する部分は存在しない。また、上記金具（１４）と正
側の整流装置（３）はボルト（１３）、（１６）によっ
て２箇所で固定されているので、金具（１４）に作用す
る各方向の外力に対して必要十分な結合強度が得られる
とともに、出力端子ボルト（Ｉ　ｌ）が固着されたイン
シュレータ（１０）は、その概略四角形断面部（１０ａ
）が、ブラケット（１）に形成された溝（ｌａ）におい
て、上記概略四角形断面部（１０ａ）と相似形でそれよ
りも僅かに大きい穴１！＜（１ｂ）に挿入され、この穴
部（ｌｂ）とで出力端子ボルト（１１）の動き止めを構
成するので、例えば、出力端子ボルト（１１）にハーネ
スをナツトで固定する際などにおいて、出力端子ボルト
（１１）や金具（１４）に過大な力が作用するのを防止
することができる。

なお、上記上実施例では、金具（１４）と正側の整流装
置（３）とを固定する手段として２箇所ともボルトを用
いたものを示したが、このうち、金具（１４）と正側の
整流装置（３）を固定するだけの方については、固定手
段としてリベット等を用いてもよい。

また、上記実施例においては−；出力端子ボルト（１１
）の動き止めとして、インシュレータ（１０）に概略四
角形断面部（１０１）を設けて、該四角形断面部をブラ
ケット（１）側の相似形の穴部（１ｂ）に挿入する構造
のものを示したが、出力端子ボルト（１１）の動き止め
としては、第４図に示すような構造のものとすることも
できる。

この第４図に示す実施例では、インシュレータ（１０）
に軸方向の切り欠き（Ｉ　Ｏｂ）が少なくとも１箇所設
けられ、この切り欠き（１０ｂ）に係合する少なくとも
１箇所の凸部（１ｃ）がブラケット（１）側に設けられ
ている。そして、これら切り欠き（１０ｂ）と凸部（Ｉ
ｃ）との係合によりブラケット（１）の溝（１ａ）内に
おいて出力端子ボルト（１１）の動き止めがなされてい
る。

なお、この実施例の車輌用充電発電機の出力端子装置は
、他の構造においては先の実施例のものと差異がないた
め、共通する部分については説明を省略する。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、車輌用充電発電機の
出力端子ボルトを金具を介して正側の整流装置に固定し
、この出力端子ボルトをブラケットに設けた溝より半径
方向に突出させた構成としたので、部品点数が少なくて
構造が簡単な半径方向突出型の出力端子装置が得られ、
しかも、車輌用充電発電機の軸方向寸法が短縮できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による車輌用充電発電機のー　実施例
を示す断面側面図、第２図は第１図の■視断面、第３図
は第１図の■−■断面図、第４図はこの発明の他の実施
例を示す断面側面図、第５図は従来の車輌用充電発電機
の半径方向突出型の出力端子装置を示す断面側面図であ
る。 図において、（１）はブラケット、（ｌｘ）は溝、（３
）は正側の整流装置、（１０）はインシュレータ、（１
１）は出力端子ボルト、（１４）は金具である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）出力端子ボルトを金具を介して正側の整流装置に
   固定し、該出力端子ボルトを車輌用充電発電機の外皮を
   構成するブラケットに設けた溝より該ブラケットの半径
   方向に突出させたことを特徴とする車輌用充電発電機の
   出力端子装置。