JPH0314952A - 摩擦式無段変速装置 - Google Patents

摩擦式無段変速装置

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JPH0314952A
JPH0314952A JP1145270A JP14527089A JPH0314952A JP H0314952 A JPH0314952 A JP H0314952A JP 1145270 A JP1145270 A JP 1145270A JP 14527089 A JP14527089 A JP 14527089A JP H0314952 A JPH0314952 A JP H0314952A
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gear
friction
shaft
friction disk
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Kikuzo Takamiya
高宮 喜久三
Yoshitaka Tamura
田村 義孝
Kiyobumi Hirai
平井 清文
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H37/00Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00
    • F16H37/02Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings
    • F16H37/06Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts
    • F16H37/08Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts with differential gearing
    • F16H37/0833Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts with differential gearing with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts, i.e. with two or more internal power paths
    • F16H37/084Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts with differential gearing with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts, i.e. with two or more internal power paths at least one power path being a continuously variable transmission, i.e. CVT
    • F16H37/0853CVT using friction between rotary members having a first member of uniform effective diameter cooperating with different parts of a second member

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  • Friction Gearing (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、産業機械、および自動車その他の車両等に装
備するのに適した、汎用の摩擦式無段変速装置に関する
ものである。
(従来の技術) 本発明の対象である摩擦式無段変速機には、伝動体の形
状によって円錐伝動、円板伝動、リング伝動、球面伝動
などがある。
前記した摩擦式無段変速機は、いずれも摩擦伝動接点の
回転半径を無段階に変えることによって無段階の変速伝
動を行うものであり、その摩擦伝動接点は外接接触型と
、内接接触型の2種類に大別できる。
そして外接接触型の従来例としては、例えば実公昭49
−29168号、および特公昭46−42249号公報
に開示されたものがあり、また内接接触型の従来例とし
ては、例えば実公昭46−34919号および特公昭4
1−5765号公報に開示されたものがある。
〈発明が解決しようとする課題) 前記した外接接触型は、凸面と凸面との接触による伝動
であり、その接触面は接触圧力によってピッチラインに
相当する接触軌道が幅の広い帯状となる。
このため接触軌道上のピッチ径より大きい側と小さい側
において、一方に正、一方に負の滑りを発生する結果、
これが内部摩擦損失となって伝動効率を低下させるとい
う問題点がある。
また駆動側と従動側の回転半径の差が大きくなった場合
、駆動側あるいは従動側に曲率半径の小さな回転体を用
いた場合などには、前記した正負の滑りはさらに急増し
、その結果伝動効率がさらに低下することになる。
従って外接接触型の摩擦式無段変速機では、外接接触な
るがゆえに伝動効率が低いという欠点をもっている。
一方前記した内接接触型は、凹面と凸面との接触による
伝動であり、その接触軌道は幅の狭い線状となる。
従って内接接触型は、内部摩擦損失が外接接触型のもの
より少なく伝動効率が高くなるという点で優れている。
しかしながら、内接接触型では、入力軸、出力軸のいず
れかが、他方の軸を内包する配置となり、また摩擦伝動
部材を支持する片方の軸は移動軸としなければならない
そのため、平行移動する軸を強固に支持することが構造
的に困難であった。
さらに、内接接触型では、一点接触となり、しかも強い
圧接力が必要とされるので、両摩擦円板が片開きの状態
になる。
つまり、内接接触型ではあっても、両摩擦円板間の平行
維持が難しく、圧接力が不安定になる結果、トルクが伝
わりにくくなり、効率が低下するという欠点がある。そ
してこの欠点は、伝達トルクの増大のために、摩擦円板
を多層構造にする場合、さらに顕著となる。
(課題を解決するための手段) 上述の問題点を解決するため本発明においては、同一軸
線上に、入力軸と出力軸を各々回転自在に設け、この軸
線と平行に副軸を漢設し、この副軸を中心として揺動自
在に設けた2個の腕の遊端部に円筒状の従動回転体を回
転自在に設けると共に、この従動回転体を前記入力軸を
外包するように配置し、前記入力軸と共に回転する駆動
摩擦円板と、前記従動回転体と共に回転する従動摩擦円
板を楔係合し、前記従動回転体に固定した歯車を、前記
副軸に回転自在に設けた中間歯車の一方の歯車と噛合さ
せ、この中間歯車の他方の歯車を、前記軸線上に回転自
在に設けた遊星キャリアに形成した歯車と噛合させ、前
記入力軸と一体に固定した内歯歯車を、遊星キャリアに
軸支した遊星歯車と噛合させると共に、前記出力軸と一
体的に形威した太陽歯車を前記遊星歯車と噛合させるよ
うにして摩擦式無段変速装置を構或する。
また、内側に駆動摩擦円板を配置すると共に、外側に従
動摩擦円板を配置し、これらを楔係合によって内接接触
させ、これらの両摩擦円板の軸心を任意量偏心させるこ
とによって、回転比を無段に変化させる摩擦円板式無段
変速機において、円筒状の従動回転体の内周に、複数の
従動摩擦円板と押圧摩擦円板を、軸方向に移動可能なよ
うにスプライン嵌合し、前記従動回転体の外周部に、ス
ライド円筒を軸方向に移動可能に゛嵌装し、前記押圧摩
擦円板と、スライド円筒を連結部材で結合し、この押圧
摩擦円板を、他の摩擦円板側へばねで押し付けるように
して摩擦式無段変速装置を構戊する。
(作 用) 上述のように本発明においては、入力軸と共に回転する
駆動摩擦円板と、入力軸に対して、偏心調整自在にした
従動摩擦円板とを楔係合によって内接接触するようにす
ると共に、トップの変速状態においては、駆動摩擦円板
と従動摩擦円板が同心状態で接合するようにしたから、
このトップ状態では、両摩擦円板が全周において圧接接
合する結果、すべりのない100%近くの極めて高い伝
動効率を得ることができる。
また、トップ以外の変速状態では駆動摩擦円板に対して
従動摩擦円板が偏心して、両摩擦円板が部分的に接合す
るようになる。この場合の接合は内接接触で、しかも両
摩擦円板における摩擦伝動接点のピッチライン径の差は
、それほど大きくないので、摩擦伝動接触線が前記ピッ
チライン上に細長く形成される結果、ピッチラインの両
側に存在する正、負のすべり帯域も従来のものより狭く
なる。
従って、トップ以外の変速域においてもかなり高い伝動
効率を得ることができる。
すなわち、本発明の摩擦式無段変速装置は、全変速域に
おいて、従来にない高い伝動効率を得ることができる。
また、本発明では入力軸と別に副軸を設け、その副軸を
中心に揺動する腕によって偏心量を調整するようにした
から、従動回転体が両持構造になり、入力軸線と従動回
転体軸線の平行を保ちやすい構造となった。
また、従動摩擦円板は、片開きになろうとする力を受け
ているが、その従動摩擦円板を押圧する抑圧摩擦円板が
連結ピンによって、傾くおそれのないスライド円筒に強
固に結合されているので、倒れが阻止され、従動摩擦円
板は全体として、平行が保たれる。
従って、大きなトルクを伝達するために、多数の従動摩
擦円板を多層で用いる場合でも、平行を保ちやすく、高
い伝動効率を維持することができる。
(実施例) 以下、第1図〜第7図について、本発明の一実施例を説
明する。
図中1は中空円筒状のケース本体、2はケース本体lの
入力側端面にボルト3によって接続した入力側ケースで
ある。4は出力側ケースで、ボルト5 (第2図参照〉
によって、中間支持体6と共にケース本体lの出力側端
面に接続してある。
入力側ケース2にはケース本体1の中央部に突出した中
空の軸筒2aが形成され、その先端に径を拡大した軸受
け部2bを設ける。
中間支持体6には、ケース本体1の中央部に突出した中
空の軸筒6aが形威され、その両端に径を拡大した軸受
け部6bを設ける。
入力軸7は、入力側ケース2の軸受け部2bに設けた玉
軸受け8と、中間支持体6の軸受け部6bに設けた玉軸
受け9と、軸筒6aの基部に設けた玉軸受け10によっ
て回転自在に支持されている。なお11はオイルシール
である。
また、出力側ケース4には、中央部においてケースの外
側および内側に向かって突出した中空のボス部4a, 
4bが形成されており、これらのボス部4a, 4b内
に2個の玉軸受け12. 13を介して入力軸7と同心
の出力軸14が回転自在に設けられている。
なおこの出力軸l4の内側端部には太陽歯車l5が一体
に形成されている。16はボス14a内に設けたオイル
シールである。
またケース本体lの上部両側には、軸受け部la,1b
が設けてあり、出力側ケース4の上部にも、軸受け部4
dが設けてある。そしてこれらの軸受け部la, lb
, 4dを介して入力軸7と平行な副軸17が設けてあ
る。そしてこの副軸l7にはケース本体1内の両側にお
いて、揺動腕18, 19の基部がそれぞれ軸受け18
1. 19aを介して揺動自在に軸支されている。
そしてこれらの揺動腕18と揺動腕l9は、それぞれの
遊端部間で連結板20を介してボルト21により一体的
に連結されている。
揺動腕1g. 19の平面形状は、第6図に点線図で示
すように、円環状板体の両側にそれぞれ突部を設けた形
状で、上方の突部が前記した副軸17によって枢支され
ており、下方の遊端部間が前記した連結板20によって
一体的に結合されており、中間の円環状板体の空所内に
前記した入力軸7が位置している。
22は従動回転体で、この従動回転体22は、中空円筒
体23の一方の端面に、リング状の軸受け胴24がボル
ト25により結合されており、中空円筒体23の他方の
端面に、段付き円筒状の軸受け胴26が溶接27によっ
て固着されて一体的に形成されている。
そしてこの従動回転体22は、ケース本体lの内部にお
いて、入力軸7を包含するように設けられ、一方の軸受
け胴24を玉軸受け28を介して揺動腕18に枢支させ
ると共に、他方の軸受け胴26を玉軸受け29を介して
揺動腕l9に枢支させ、揺動腕18. 19が第1図に
示す位置にある時は、従動回転体22の軸心が入力軸7
の軸心と同心になるようにしてある。
この揺動腕18, 19の位置決め装置としては、第3
.  4.  6図に示すように、ケース本体1の下面
に、軸受け座1c (第4図参照)を設け、軸受け保持
器30を、ボルト31によって軸受け座1Cに固定し、
この軸受け保持器30に操作軸32を玉軸受け33. 
34によって回転自在に軸支する。
操作軸32には操作腕35の基部を固着し、この操作腕
35の先端を、二股状に形成し、そのクレビス部に球面
軸受け36を介して、ローラー37がピン38によって
軸支され、ピン38は、止め輪39によって抜け止めさ
れている。そしてローラー37は連結板20に形成した
凹部に当接した当板20aに接触している。
したがって操作軸32を操作して、操作腕35を第3図
の矢印A,Bのように回動させることによって、連結板
20,揺動腕1g. 19を介して従動回転体22を、
第1図に示す入力軸7との同心状態から、第5,6図に
示す最大偏心状態まで操作することができる。
また入力軸7の中央部にはスプライン7aを形成し、こ
のスプライン軸部に多数〈本実施例ではlO個〉の円環
状の駆動摩擦円板40をスプライン嵌合する。
また、従動回転体22の中空円筒体23の内周にもスプ
ライン23aを形成し、前記多数の駆動摩擦円板40間
に、それぞれ嵌入する多数〈本実施例では9個)の円環
状の従勤摩擦円板41をスプライン23aに対してスプ
ライン嵌合する。そしてこの従動摩擦円板41は、第1
図に示す断面形状を、外周部が厚く、内周部の厚さが薄
くなる楔形状に形成する。
またこれら従動摩擦円板群の出力側には、従動摩擦円板
4lとの対向面のみを従動摩擦円板4lの対向面と対称
的な斜面に形成すると共に、その背面を前記軸受け胴2
6の入力軸7に直交する壁面と接合するように形成した
固定摩擦円板42を設けてボルト43により固定する。
また従動摩擦円板群の入力側には、従動摩擦円板41と
の対向面のみを従動摩擦円板41の対向面と対称的な斜
面に形成すると共に、その背部に前記中空円筒体23を
貫通する連結ビン44を植設した押圧摩擦円板45をス
プライン嵌合によって摺動自在に設ける。23aは連結
ピン44を外方へ突出させるために中空円筒体23の母
線方向に沿って設けた長穴であり、46は押圧摩擦円板
45と前記軸受け胴24との間に直列に設けた多数(本
実施例では20個)の皿ばねである。
また47は中空円筒体23の外周にコロ48を介して摺
動自在に設けたスライド円筒で、コロ48はスライド円
筒47の両端部において、それぞれ円周の6等分位置に
設けられている。
そしてこのスライド円筒47には前記した連結ピン44
の外側端部が強固に嵌着している。
したがって中空円筒体23に対してコロ48を介して、
がたつかない状態で摺動自在に嵌合しているスライド円
筒47に、強固に固着されている連結ビン44を介して
中空円筒体23の内周に摺動自在に嵌合している押圧摩
擦円板45は傾斜したり、片開きになるおそれはない。
また前記副軸17の出力側に、2個の玉軸受け49を介
して中間歯車50を設ける。この中間歯車50は人力側
の歯車50Aと、出力側の歯車50Bとを軸筒50aを
介して一体的に結合したもので、この入力側の歯車50
Aと噛合する歯車5lがボルト52により前記軸受け胴
26に固定されている。
また出力側の歯車50Bと噛合する歯車53が前記出力
側ケース4のボス部4bに2個の玉軸受け54を介して
回転自在に設けられている。
またこの歯車53は遊星キャリアとして、その側面に腹
数〈本実施例では第7図に示すように3個)の軸55が
突出されており、前記太陽歯車l5と噛合する遊星歯車
56が針状軸受け57を介して軸55に回転自在に設け
られている。
また前記した各遊星歯車56と内接噛合する内歯歯車5
8を入力軸7の出力側端部にキー59および抜け止め用
の止め輪60を介して固着する。
また6lは内歯歯車58のディスク部の入力側の側面に
リベット62により固定したリング状の歯車であり、出
力側ケース4内に設けた潤滑用オイルポンブ63の軸に
設けた歯車64と噛合して、このオイルポンプ63を駆
動するものである。
つぎに、上述のように構或した本発明装置の作用を説明
する。
第1図の状態は、従動回転体22の軸心が、入力軸7の
軸心と同心になっている状態を示している。
この状態でローラー36は、第3図に示すように、連結
板20の当板20aに当接している。
第3図において、操作軸32を回転させることによって
、ローラー37を矢印Aの方向へ回動させると、連結板
20が二点鎖線図のように変位するから、揺動腕18.
 19が副軸l7を中心に回動して、第6図に示すよう
に、従動回転体22が副軸l7を中心に左側に回動し、
その結果従動回転体22の軸心が入力軸7に対して偏心
する。
第5図はその偏心時の断面図であり、この第5図に示す
ように、従動摩擦円仮41は、皿ばね46によって押圧
されており、また従動摩擦円板41の側面は勾配がつい
ているため、駆動摩擦円板40と従動摩擦円板41は常
に同心に戻ろうとする力を受けている。
したがって摸作軸32を逆に回転させることによって、
ローラー37は第3図の二点鎖線図の位置から矢印Bの
方向へ回動し、同心に戻ろうとする力によって元の位置
まで復帰する。
すなわち、操作軸32を回転させることによって、従動
回転体22を入力軸7に対して同心状態から、任意の偏
心状態にすることができる。
第1図の同心状態では、駆動摩擦円板40と従動摩擦円
板41は全周にわたって接触し、互いに皿ばね46によ
って挟圧されているので、滑ることなく一体的に回転す
る。
したがって、この状態で入力軸7が回転すれば、従動回
転体22も回転し、従動回転体22と一体的に固定され
た歯車51から副軸17上の中間歯車50に回転が伝わ
る。この中間歯車50の回転は歯車53と一体の遊星キ
ャリア53に伝わる。
また、入力軸7と一体的に結合した内歯歯車58も入力
軸7と共に回転する。
すなわちこの場合、遊星キャリア53と、内歯歯車58
は同一の回転をするから、各遊星歯車56もこ?らと一
体的に公転する結果、遊星歯車56と噛合する太陽歯車
l5と一体の出力軸l4は、入力軸7と同じ回転をする
。この状態が本無段変速機のいわゆるトップの変速状態
である。
次に、このトップの変速状態より操作軸32を回転させ
て、第5図および第6図の状態にすると、従動回転体2
2の軸心が入力軸7と偏心した状態になる。
この場合、駆動摩擦円板40と従動摩擦円仮4lとの接
触部は、第6図に示すC点付近のみとなる。
そして、この状態で入力軸7が回転すると、従動回転体
22も回転するが、この場合駆動摩擦円板40と従動摩
擦円板41の回転半径に差が生じる。
すなわち、第6図において駆動摩擦円板40の中心をO
lとし、従動摩擦円板41の中心を0■とし、0からC
点までの半径をR1とし、0■からC点までの半径をR
2とすると、R, <R,となる。このため、この場合
は駆動摩擦円板40に対して従動摩擦円板4lは減速さ
れて回転することになる。
本実施例の場合その減速比はl:0.65程度である。
すなわち、入力軸7の回転1に対して0.35丈減速す
ることになる。
そして従動回転体22が減速回転し、従動回転体22と
一体的に固定された歯車5lから副軸17上の中間歯車
50に減速回転が伝わる。この中間歯車50の減速回転
は、出力軸l4上の遊星キャリア53に伝わり、その結
果キャリア53は第7図の矢印Dの方向に回転する。
一方、入力軸7と一体的に結合した内歯歯車58は入力
軸7と共に矢印Eの方向に回転する。このとき、遊星キ
ャリア53は内歯歯車58よりも減速されて回転してい
る。このため、各遊星歯車56は矢印Dの方向に公転す
ると共に、矢印Fの方向に自転するから、これらの遊星
歯車56と噛合する太陽歯車15はさらに減速されるこ
とになる。すなわち、この遊星歯車装置は、従動回転体
22の減速をさらに増幅する。
本実施例における増幅倍数は約2.8であるから、最低
の変速状態(ロー)における、出力軸l4の回転は、回
転差分(1.0−0.65=0.35)の2.8倍だけ
遅れることになる。すなわち、0. 35 X2. 8
 ξ1で、1−1=0であるから略ゼロになる。この状
態が本無段変速機のいわゆるローの変速状態である。
そして操作軸32を操作して操作腕35を第3図におけ
る矢印A, B間の中間の任意の位置にセットすれば、
前記したローからトップまでの間での、無段の変速比が
得られることになる。
なお本装置は必要があれば、前記した減速率または増幅
倍数を大きくすることによって、入力軸7に対して出力
軸l4を逆回転することもできる。
(発明の効果) 上述のように本発明装置は摩擦伝動に円板を使用した。
すなわち入力軸7と共に回転する駆動摩擦円板40と入
力軸7に対して、偏心調整自在にした従動摩擦円板41
とを楔係合によって内接接触するようにした。
そしてトップの変速状態においては、駆動摩擦円板40
と従動摩擦円板41が同心状態で接合するようにした。
したがってこの場合、両摩擦円板は全周において圧接接
合する結果、すべりのない100%近くの極めて高い伝
動効率を得ることができる。
また、トップ以外の変速状態では駆動摩擦円板40に対
して従動摩擦円板4lが偏心して、両摩擦円板が部分的
に接合する。この場合の接合は内接接触で、しかも両摩
擦円板における摩擦伝動点C(第6図参照)のピッチラ
イン径の差は、それほど大きくないので、摩t察伝動接
触線が前記のピッチライン上に細長く形成される。そし
てピッチラインの両側に存在する正、負の滑り帯域も従
来のものより狭くなる。従って、本発明によれば、トッ
プ以外の変速域においてもかなり高い伝動効率を得るこ
とができる。
すなわち、本発明の摩擦式無段変速装置は、全速域にお
いて、従来にない高い伝動効率を得ることができる。特
に過渡的に無段変速が必要で、常連は1:1であるとい
う使用条件の伝動装置としては極めて利用価値が高いも
のとなる。
また、本発明では入力軸7と別に副軸17を設け、その
副軸17を中心に揺動ずる腕18. 19の回動量によ
って偏心量を調整するようにした。そしてこのようにす
ることによって従動回転体22が両持構造になり、入出
力軸線と従動回転体の軸線との平行を保持しやすい構造
になった。
また、従動摩擦円板4lは、片開きになろうとする力を
受けているが、押圧摩擦円板45が連結ピン44によっ
て、スライド円筒47に強固に結合されているので、円
板45の倒れが阻止され、従動摩擦円板4lは全体とし
て、平行が保たれる。
従って、本発明においては、大きなトルクを伝達するた
めに、多数の摩擦円板を多層で用いるようにした場合で
も、各円板の平行度を保持して高い伝動効率を維持する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の縦断面図、 第2図はその出力側からみた背面図、 第3図は第1図のケースのX−X線による断面矢視図、 第4図は偏心操作装置の部分断面図、 第5図は偏心時の各摩擦円板の楔係合の状態を示す断面
図、 第6図はその偏心時における摩擦円板の係合状態を入力
軸に対する直角断面で示す断面図、第7図は遊星歯車装
置の断面図である。 1・・・ケース本体    2・・・入力側ケース4・
・・出力側ケース   6・・・中間支持体7・・・入
力軸      l4・・・出力軸l5・・・太陽歯車
     l7・・・副軸18. 19・・・揺動腕 
   20・・・連結板22・・・従動回転体    
23・・・中空円筒体24. 26・・・軸受け胴  
 32・・・操作軸35・・・操作腕      37
・・・ローラー40・・・駆動摩擦円板   41・・
・従動摩擦円板42・・・固定摩擦円板   44・・
・連結ピン45・・・押圧摩擦円板   46・・・皿
ばね47・・・スライド円筒   48・・・コロ50
・・・中間歯車     51・・・歯車53・・・遊
星キャリア(歯車) 56・・・遊星歯車     58・・・内歯歯車63
・・・オイルポンプ 第2図 第6図 第7図 E

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、同一軸線上に、入力軸と出力軸を各々回転自在に設
    け、この軸線と平行に副軸を横設し、この副軸を中心と
    して揺動自在に設けた2個の腕の遊端部に円筒状の従動
    回転体を回転自在に設けると共に、この従動回転体を前
    記入力軸を外包するように配置し、前記入力軸と共に回
    転する駆動摩擦円板と、前記従動回転体と共に回転する
    従動摩擦円板を楔係合し、前記従動回転体に固定した歯
    車を、前記副軸に回転自在に設けた中間歯車の一方の歯
    車と噛合させ、この中間歯車の他方の歯車を、前記軸線
    上に回転自在に設けた遊星キャリアに形成した歯車と噛
    合させ、前記入力軸と一体に固定した内歯歯車を、遊星
    キャリアに軸支した遊星歯車と噛合させると共に、前記
    出力軸と一体的に形成した太陽歯車を前記遊星歯車と噛
    合させるようにしたことを特徴とする摩擦式無段変速装
    置。 2、内側に駆動摩擦円板を配置すると共に、外側に従動
    摩擦円板を配置し、これらを楔係合によって内接接触さ
    せ、これらの両摩擦円板の軸心を任意量偏心させること
    によって、回転比を無段に変化させる摩擦円板式無段変
    速機において、円筒状の従動回転体の内周に、複数の従
    動摩擦円板と押圧摩擦円板を、軸方向に移動可能なよう
    にスプライン嵌合し、前記従動回転体の外周部に、スラ
    イド円筒を軸方向に移動可能に嵌装し、前記押圧摩擦円
    板と、スライド円筒を連結部材で結合し、この押圧摩擦
    円板を、他の摩擦円板側へばねで押し付けるようにした
    ことを特徴とする摩擦式無段変速装置。
JP1145270A 1989-06-09 1989-06-09 摩擦式無段変速装置 Granted JPH0314952A (ja)

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JP1145270A JPH0314952A (ja) 1989-06-09 1989-06-09 摩擦式無段変速装置
US07/535,066 US5030183A (en) 1989-06-09 1990-06-08 Friction stepless speed change device
EP19900306313 EP0402177A3 (en) 1989-06-09 1990-06-11 Speed change device

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JPH0567820B2 JPH0567820B2 (ja) 1993-09-27

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JP (1) JPH0314952A (ja)

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US5030183A (en) 1991-07-09
EP0402177A2 (en) 1990-12-12
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JPH0567820B2 (ja) 1993-09-27

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