JPH0314898B2 - - Google Patents

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JPH0314898B2
JPH0314898B2 JP58044302A JP4430283A JPH0314898B2 JP H0314898 B2 JPH0314898 B2 JP H0314898B2 JP 58044302 A JP58044302 A JP 58044302A JP 4430283 A JP4430283 A JP 4430283A JP H0314898 B2 JPH0314898 B2 JP H0314898B2
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JP
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rolling
steel
strength
toughness
grain size
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JP58044302A
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Makoto Saito
Atsuyoshi Kimura
Yukio Ito
Kyoaki Nishigori
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Daido Steel Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、高強度でかつ高靭性を有し、疲労強
度が高く、特に自動車などの車両用懸架ばね素材
としての使用に適する高強度・高靭性ばね用鋼を
製造するのに利用される高強度・高靭性ばね用鋼
の製造方法に関するものである。 近年、自動車の走行性能や燃費を向上させるた
めに、その軽量化が進められており、自動車の構
成部品である懸架ばねにおいても軽量化が要求さ
れるようになつてきている。このような要求に対
し、ばね用鋼としては高応力化で対応することが
通常の考え方であり、その一つとして耐へたり性
を向上させたばね用鋼の開発がなされている。 従来、耐へたり性の優れたばね用鋼としては、
鋼中に含まれるSiが耐へたり性に有効な元素であ
ることから、JIS SUP6およびこれよりもSi含有
量が多いSUP7が使用されてきた。そして、最近
ではSUP7よりもさらに耐へたり性の優れたばね
用鋼の開発が進められ、一部ではSUP6、SUP7
にNb、Vなどを添加した鋼が使用されている。 本発明者らはこのような要求に対応すべく鋭意
研究を進め、耐へたり性だけではなく疲労強度を
著しく高めた高強度・高靭性ばね用鋼を得ること
を目的としてその製造方法について詳細に研究を
行つた結果、C、Si、Mn、Crを特定量組合わせ
て含有させ、これにAl、V、Nbの1種以上を添
加し、使用目的に応じてさらにBを添加し、さら
には疲労強度をより一層改善するために[S]お
よび[O]含有量を規制し、さらにはこのような
特定成分の鋼に対して特定の圧延条件を選択して
圧延を行つて鋼の結晶粒度を9番とすることによ
り、上記目的を達成することができることを見い
出した。 すなわち、本発明による特許請求の範囲第1項
に記載された高強度・高靭性ばね用鋼の製造方法
は、重量%で、C:0.40〜0.75%、Si:1.0〜2.5
%、Mn:0.5〜1.0%、Cr:0.1〜1.0%、および
Al:0.01〜0.1%、V:0.03〜0.3%、Nb:0.01〜
0.3%の1種または2種以上を含有し、残部Feお
よび不純物からなる鋼を930〜980℃に加熱して熱
間圧延を行い、仕上圧延温度を900℃以下にする
と共に仕上圧延での圧下率を5%以上にし、圧延
後Ar1変態点までの冷却速度を30℃/min以上と
することにより結晶粒度が9番以上である高強
度・高靭性ばね用鋼を得る構成としたことを特徴
としており、また本発明による特許請求の範囲第
2項に記載された高強度・高靭性ばね用鋼の製造
方法は、重量%で、C:0.40〜0.75%、Si:1.0〜
2.5%、Mn:0.5〜1.0%、Cr:0.1〜1.0%、および
Al:0.01〜0.1%、V:0.03〜0.3%、Nb:0.01〜
0.3%の1種または2種以上を含有し、さらに
[S]≦0.010%、[O]≦0.0015%に規制し、残部
Feおよび不純物からなる鋼を930〜980℃に加熱
して熱間圧延を行い、仕上圧延温度を900℃以下
にすると共に仕上圧延での圧下率を5%以上に
し、圧延後Ar1変態点までの冷却速度を30℃/
min以上とすることにより結晶粒度が9番以上で
ある高強度・高靭性ばね用鋼を得る構成としたこ
とを特徴としており、さらに、本発明による特許
請求の範囲第3項に記載された高強度・高靭性ば
ね用鋼の製造方法は、重量%で、C:0.40〜0.75
%、Si:1.0〜2.5%、Mn:0.5〜1.0%、Cr:0.1〜
1.0%、およびAl:0.01〜0.1%、V:0.03〜0.3%、
Nb:0.01〜0.3%の1種または2種以上を含有し、
さらにB:0.0005〜0.01%を含み、残部Feおよび
不純物からなる鋼を930〜980℃に加熱して熱間圧
延を行い、仕上圧延温度を900℃以下にすると共
に仕上圧延での圧下率を5%以上にし、圧延後
Ar1変態点までの冷却速度を30℃/min以上とす
ることにより結晶粒度が9番以上である高強度・
高靭性ばね用鋼を得る構成としたことを特徴とし
ており、さらにまた、本発明による特許請求の範
囲第4項に記載された高強度・高靭性ばね用鋼の
製造方法は、重量%で、C:0.40〜0.75%、Si:
1.0〜2.5%、Mn:0.5〜1.0%、Cr:0.1〜1.0%、
およびAl:0.01〜0.1%、V:0.03〜0.3%、Nb:
0.01〜0.3%の1種または2種以上を含有し、さ
らにB:0.0005〜0.01%を含み、[S]≦0.010%、
[O]≦0.0015%に規制し、残部Feおよび不純物か
らなる鋼を930〜980℃に加熱して熱間圧延を行
い、仕上圧延温度を900℃以下にすると共に仕上
圧延での圧下率を5%以上にし、圧延後Ar1変態
点までの冷却速度を30℃/min以上とすることに
より結晶粒度が9番以上である高強度・高靭性ば
ね用鋼を得る構成としたことを特徴としている。 次に、本発明による高強度・高靭性ばね用鋼の
製造方法において適用される鋼の成分範囲(重量
%)および当該鋼に対する圧延条件の限定理由を
説明する。 C(炭素): Cは、鋼の強度を高めるのに有効な元素である
が、0.40%未満ではばねとしての必要な強度を得
ることができず、0.75%を超えると鋼状のセメン
タイトが出やすくなり、ばねの疲労強度が損われ
るので、0.40〜0.75%の範囲とした。 Si(けい素); Siは、鋼の強度を向上し、ばねの耐へたり性を
向上させるのに有効な元素であるが、1.0%未満
ではばねとして必要な耐へたり性を得ることがで
きず、2.5%を超えると靭性が劣化するので、1.0
〜2.5%の範囲とした。 Mn(マンガン); Mnは、鋼の脱酸に有効であると共にSによる
害を阻止するのに有効な元素であり、このために
は0.5%以上含有させることが必要であるが、1.0
%を超えると焼入性が過大になつて靭性を劣化す
ると共に焼入れ時の変形の原因となりやすいの
で、0.5〜1.0%の範囲とした。 Cr(クロム); Crは、高炭素鋼の脱炭および黒鉛化を防止す
るのに有効な元素であるが、0.1%未満ではこれ
らの効果を十分に期待することができず、1.0%
を超えると靭性が劣化するので、0.1〜1.0%の範
囲とした。 Al(アルミニウム)、V(バナジウム)、Nb(ニオ
ブ); Al、V、Nbは、低温圧延時の結晶粒微細化効
果が大きく、ばね特性の向上および信頼性の増大
を得ることができ、また、V、Nbは焼入れ焼も
どし時の析出硬化にも寄与する。そして、Alに
ついては、0.01%未満では結晶粒微細化の効果が
小さく、0.1%を超えると地疵発生の原因となる
ので、0.01〜0.1%の範囲とした。また、Vにつ
いては、0.03%未満では上記した結晶粒微細化お
よび析出硬化の効果があまり期待できず、0.3%
を超えると製鋼上の取扱いが困難となるので、
0.03〜0.3%の範囲とした。さらに、Nb(Nb+Ta
でも可)については、0.01%未満では結晶粒微細
化および析出硬化の効果があまり期待できず、ま
た焼入加熱時の結晶粒粗大化をおさえる効果が十
分得られず、0.3%を超えると造塊時に炭化物
(NbC)がストリンガー状に生成し、これが通常
の分塊圧延時に溶体化せず、また後の熱処理で溶
解しにくく、製品としてのばね特性を低下させる
ので、0.01〜0.3%の範囲とした。 B(ボロン); Bは、鋼の焼入性を増大させるのに有効な元素
であり、必要なばね特性が得られるように使用目
的等に応じて添加するが、0.0005%未満では上記
した効果が得られず、0.01%を超えても上記した
効果は増大しないので、0.0005〜0.01%の範囲と
した。 [S](いおう): Sは、ばねの疲労強度を損う元素であり、S含
有量が低いほどばねとしての信頼性を高めること
ができるので、使用目的等に応じてその上限を規
制するのが良い。そして、0.010%以下であれば
Sによる害はほとんどなくなるので、0.010%以
下とした。 [O](酸素): Oは酸化物系の介在物を生成し、これが疲労破
壊の起点となりやすいので、使用目的等に応じて
その含有量を規制するのが良く、この場合、
0.0015%以下であれば、疲労破壊の起点となりに
くいので、0.0015%以下とした。 圧延条件; このような成分含有量の鋼を素材とするばねに
おいて、その耐へたり性および疲労強度をさらに
向上させるように、特定の圧延条件を選定するこ
とによつて結晶粒度を9番以上とする。ここで、
特定の圧延条件を選定することにより結晶粒度を
9番以上となるようにしたのは、結晶粒度が9番
未満では十分な耐へたり性および疲労強度が得ら
れないためであり、結晶粒度が同じ9番以上であ
つても、以下に示す特定の圧延条件によつて9番
以上としたものは耐へたり性および疲労強度がさ
らに向上するためである。 本発明において選定した圧延条件は、上記にお
いて示した特定の鋼に対する加熱温度を930〜980
℃、仕上圧延温度を900℃以下、仕上圧延での圧
下率を5%以、圧延後Ar1変態点までの冷却速度
を30℃/min以上としている。 加熱温度;930〜980℃ 従来、Si含有量が1.0%以上である高Si鋼にお
いては、加熱温度を1000℃以上としている。これ
は、高Si鋼は低温加熱領域において元来脱炭を生
じやすい(α領域が広い)うえに、スケール(酸
化物)の生成速度が脱炭速度を上回り、さらには
脱炭の生じやすいα+γ領域を徐冷する結果とし
て大きな脱炭層が形成され、ばねの耐へたり性を
大きく低下させてしまうのを防止するためであ
る。また、NbやVを添加した鋼においても従来
の場合には脱炭の懸念があるとして1000℃以の加
熱温度を採用するようにしていた。これはまた、
高温加熱によりいつたん固溶したNbやVが圧延
過程においてNbCやVCあるいはこれらの複合化
合物として析出し、この析出効果によつてそれな
りに耐へたり性向上の効果が得られることにもよ
つている。 このような従来の技術に対して、本発明におい
てはビレツトなどの圧延素材において析出した
NbCやVCが素材加熱時に脱炭の抵抗となること
を見い出した。また、このような炭化物が結晶粒
の粗大化を防止するのに寄与することもわかつ
た。 したがつて、本発明においては従来の加熱温度
よりも低い温度にすることを可能にしたものであ
り、加熱温度が930℃よりも低いとばね用鋼が高
炭素鋼であることも影響して圧延時の負荷が増大
して圧延効率が低下したりロールの折損をきたし
たりするおそれがあるためであり、980℃よりも
高いとNbやVの炭化物が一部基地中に溶け込ん
でビレツト加熱時の初期結晶粒が粗大化するおそ
れがあるためである。 仕上圧延温度;900℃以下、仕上圧延での圧下
率;5%以上 最終圧延ロールでの圧延温度および圧下率に関
し、熱間圧延後の再結晶および再結晶粒の成長を
効果的におさえるようにするためには、仕上圧延
温度を900℃以下、仕上圧延での圧下率を5%以
上とするのが有効であるので、このような仕上圧
延条件を設定した。 圧延後Ar1変態点までの冷却速度:30℃/min
以上 圧延後Ar1変態点までの冷却速度は、これが遅
すぎると再結晶をおさえることができないととも
に、使用にとつて有害な脱炭層が残存するように
なるので、圧延後の再結晶をおさえるためおよび
脱炭を防止するために、30℃/min以上とするこ
とが必要である。 次に本発明の実施例を比較例とともに説明す
る。 次表に示す化学成分の鋼を溶製したのち鋳造し
分塊圧延してビレツトを作成した。次いで、ビレ
ツト加熱温度を同表に示す値にして圧延を開始
し、最終圧延ロールにより同表に示す仕上圧延温
度および圧下で圧延を行い、仕上圧延後Ar1変態
点までを同表に示す冷却速度で冷却してばね用鋼
線を製造した。その後、各ばね用鋼線の結晶粒度
をJISの規定に準じて測定したところ、同じく表
に示す結果が得られた。 次に、各ばね用鋼線の静的へたりおよび疲労強
度を測定した。このとき、静的へたりは、へたり
時応力が180Kgf/mm2であるように調質したばね
常数3のコイルばねを120Kgfの荷重でセツテイ
ングし、110Kgfの荷重で150時間加圧した後の静
的へたり(残留剪断歪)で測定した。その結果を
同じく表に示す。一方、疲労強度は、各ばね用鋼
線の硬さがHRC45〜48となるように調質し、小野
式回転曲げ疲労試験機により測定した。この結果
を同じく表に示す。
【表】
【表】 表に示す結果より明らかなように、本発明で特
定した圧延条件を満足せず、結晶粒度が9番以下
である試料No.1〜7のものでは、いずれも残留剪
断歪が大きく、疲労強度が低いことがわかる。こ
れに対して、本発明で特定した圧延条件による圧
延を行い、結晶粒度が9番以上である試料No.8〜
32では、いずれも残留剪断歪が小さく、疲労強度
も高いことがわかる。そして、とくに〔S〕、
〔O〕含有量をそれぞれ0.010%以下、0.0015%以
下に規制した本発明の試料No.15〜20および試料No.
27〜32のものでは、疲労強度がさらに高くなつて
いた。また、Bを添加した場合にも疲労強度を高
めることができ、とくに線径の太いばねの性能お
よび信頼性を高めることができた。そして、脱炭
層の深さはいずれも0.05mm程度であつた。 一方、添付図面は、試料No.1、7について結晶
粒度の変化による疲労強度の変化を示したもので
あつて、熱処理のみによつては結晶粒度の調整は
せいぜい10までが限度であり、疲労強度も低いも
のである。これに対して制御圧延した場合には結
晶粒度の調製は12位までも可能であり、また疲労
強度もかなり高めることができた。そして、同じ
結晶粒度であつても制御圧延をした場合としない
場合とでは疲労強度にかなり差を生ずることが確
認された。 以上説明してきたように、本発明による高強
度・高靭性ばね用鋼の製造方法では、C、Si、
Mn、Crを特定量組合わせて含有させ、これに
Al、V、Nbの1種以上を添加し、使用目的に応
じてさらにBを添加し、疲労強度をより一層改善
するために使用目的に応じて[S]および[O]
含有量を規制し、さらにはこのような特定成分の
鋼に対して特定の圧延条件を選択して圧延を行う
ことにより鋼の結晶粒度を9番以上としたから、
耐へたり性だけでなく疲労強度を著しく高めた高
強度・高靭性ばね用鋼が得られ、車両用懸架ばね
素材として使用した場合の軽量化を実現すること
ができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、結晶粒度の変化による疲労強度の
変化を制御圧延の有無とともに調べた結果の一例
を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重量%で、C:0.40〜0.75%、Si:1.0〜2.5
    %、Mn:0.5〜1.0%、Cr:0.1〜1.0%、および
    Al:0.01〜0.1%、V:0.03〜0.3%、Nb:0.01〜
    0.3%の1種または2種以上を含有し、残部Feお
    よび不純物からなる鋼を930〜980℃に加熱して熱
    間圧延を行い、仕上圧延温度を900℃以下にする
    と共に仕上圧延での圧下率を5%以上にし、圧延
    後Ar1変態点までの冷却速度を30℃/min以上と
    することにより結晶粒度が9番以上である高強
    度・高靭性ばね用鋼を得ることを特徴とする高強
    度・高靭性ばね用鋼の製造方法。 2 重量%で、C:0.40〜0.75%、Si:1.0〜2.5
    %、Mn:0.5〜1.0%、Cr:0.1〜1.0%、および
    Al:0.01〜0.1%、V:0.03〜0.3%、Nb:0.01〜
    0.3%の1種または2種以上を含有し、さらに
    [S]≦0.010%、[O]≦0.0015%に規制し、残部
    Feおよび不純物からなる鋼を930〜980℃に加熱
    して熱間圧延を行い、仕上圧延温度を900℃以下
    にすると共に仕上圧延での圧下率を5%以上に
    し、圧延後Ar1変態点までの冷却速度を30℃/
    min以上とすることにより結晶粒度が9番以上で
    ある高強度・高靭性ばね用鋼を得ることを特徴と
    する高強度・高靭性ばね用鋼の製造方法。 3 重量%で、C:0.40〜0.75%、Si:1.0〜2.5
    %、Mn:0.5〜1.0%、Cr:0.1〜1.0%、および
    Al:0.01〜0.1%、V:0.03〜0.3%、Nb:0.01〜
    0.3%の1種または2種以上を含有し、さらに
    B:0.0005〜0.01%を含み、残部Feおよび不純物
    からなる鋼を930〜980℃に加熱して熱間圧延を行
    い、仕上圧延温度を900℃以下にすると共に仕上
    圧延での圧下率を5%以上にし、圧延後Ar1変態
    点までの冷却速度を30℃/min以上とすることに
    より結晶粒度が9番以上である高強度・高靭性ば
    ね用鋼を得ることを特徴とする高強度・高靭性ば
    ね用鋼の製造方法。 4 重量%で、C:0.40〜0.75%、Si:1.0〜2.5
    %、Mn:0.5〜1.0%、Cr:0.1〜1.0%、および
    Al:0.01〜0.1%、V:0.03〜0.3%、Nb:0.01〜
    0.3%の1種または2種以上を含有し、さらに
    B:0.0005〜0.01%を含み、[S]≦0.010%、[O]
    ≦0.0015%に規制し、残部Feおよび不純物からな
    る鋼を930〜980℃に加熱して熱間圧延を行い、仕
    上圧延温度を900℃以下にすると共に仕上圧延で
    の圧下率を5%以上にし、圧延後Ar1変態点まで
    の冷却速度を30℃/min以上とすることにより結
    晶粒度が9番以上である高強度・高靭性ばね用鋼
    を得ることを特徴とする高強度・高靭性ばね用鋼
    の製造方法。
JP4430283A 1983-03-18 1983-03-18 高強度・高靭性ばね用鋼 Granted JPS59170241A (ja)

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