JPH03147925A

JPH03147925A - 山止壁の支持用裏込めジャッキ及びその製造方法

Info

Publication number: JPH03147925A
Application number: JP28605989A
Authority: JP
Inventors: Takahiro Hoshino; 星野　高弘
Original assignee: Hory Corp
Current assignee: Hory Corp
Priority date: 1989-11-02
Filing date: 1989-11-02
Publication date: 1991-06-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、地下躯体工事等の施工において、周辺地盤の
崩壊を防ぐ山止壁を支持するのに好適な山止壁の支持用
裏込めジヤツキ及びその製造方法に関するものである。

（従来の技術）従来は、ジヤツキ基体の螺軸の先端部内周面に段状の座
ぐりを設け、この螺軸にラム体のナット部材を移動自在
に螺合した後、この螺軸及びナツト部材の内部に長ボル
トを、螺軸の基端部側からボルト頭が前記段状の座ぐり
に当たるように挿入して、ラム体のナツト部材の先端面
に受金具が同一平面内で揺動自在に連結されるように、
長ボルトの先端部を小ナツトにて止め、更に、前記ジヤ
ツキ基体の螺軸基端に突設されたフランジ適所には復起
しへの掛止フックを固着するように形成されていた。

（発明が解決しようとする課題）ところが、ラム体のナツト部材及び受金具を保持する長
ボルトが必要であるため、コストアップの要因になって
いるばかりでなく、ジヤツキ基体の螺軸の内部に長ボル
トのボルト頭が当たる段状の座ぐりを加工しなければな
らないため、螺軸の内径を小径にせざるをえず、重量が
重くなる欠点があった。しかも、受金具の揺動が同一平
面内に限られるため、施工性が悪く、更に、ジヤツキ基
体の螺軸のフランジ適所に復起しへの掛止フックが固着
されていて屈曲しないため、復起しへの掛止時や落下時
に掛止フックが折れたり、破損したりする虞があり、長
期的に使用できないばかりでなく、地下躯体工事等の施
工において、取付位置を変えることができず、山止壁の
荷重を復起して確実に受けることができなかった。

そこで、本発明は、上述のような課題を解決するために
案出されたもので、ラム体のナツト部材を保持する長ボ
ルトを不要にして、コスト低減を著しく図れるようにす
るばかりでなく、経用化を図り、しかも、従来のものよ
りも施工性が遥かに良好で、且つ長期的に使用でき、そ
れに、山止壁の荷重を復起して確実に受けられるように
し、更に、ジヤツキ基体の螺軸のオネジ山のかしめ操作
が極めて容易で且つ確実にできるような山止壁の支持用
裏込めジヤツキ及びその製造方法を提供するものである
。

（課題を解決するための手段）本発明は、上述のような目的を達成するために、ジヤツ
キ基体の筒状の螺軸に、ナツト部材に山車壁支持用の受
金具が球面座を介して全円周方向へｄ振自在に連結され
たラム体を移動自在に螺合し、このラム体のナツト部材
の周面適所には、適宜かしめ具を差込んで前記ジヤツキ
基体の螺軸のオネジ山をかしめる貫通孔を設け、前記ジ
ヤツキ基体の螺軸基端に突設されたフランジ適所には復
起しへの掛止フックを、適宜長さの屈曲部材を介して長
さ調節自在に連結したものである。

また、掛止フックの長さ調節手段としては、屈曲部材を
チェーンとし、且つ掛止フックの基端側に、前記チェー
ンの各リンクのいずれかに長さ調節自在に係止する係止
片を設けると良い。

そして、山止壁の支持用裏込めジヤツキの製造方法とし
ては、ジヤツキ基体の筒状の螺軸に、ナツト部材に山車
壁支持用の受金尺が相互の球面座を介して全円周方向へ
４振自在に連結されたラム体を螺合した後、このラム体
のナツト部材の周面適所に設けられた貫通孔から適宜か
しめ具を差込んで前記ジヤツキ基体の螺軸のオネジ山を
かしめて、ジヤツキ基体の螺軸とラム体のナツト部材と
を分離不能にするようにする。

（作用）そして、上述のような技術的手段により、ラム体のナツ
ト部材の貫通孔から適宜かしめ具を差込んでジヤツキ基
体の螺軸のオネジ山先端をかしめて、ジヤツキ基体の螺
軸とラム体のナツト部材とを分離不能にすると共に、復
起しと山止壁との対向面が傾斜している場合でも受金具
が山止壁の親杭Ｈ鋼に確実に当接されるようにする。ま
た、地下躯体工事等の権工時に取付位置を容易に変えて
、裏込めジヤツキの中心を復起しの親杭Ｈｆ１４のウェ
ブに確実に合わせられるようにする。

（実施例）以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

本発明の裏込めジヤツキ１は、第１図に示すようにジヤ
ツキ基体２とラム体３とから構成されている。

このジヤツキ基体２は、外周面にオネジ４が施された筒
状の螺軸５の基端にフランジ６を外方へ突設し、このフ
ランジ６の適所には復起しＡへの掛止フック７を、適宜
長さの屈曲部材８を介して長さ調節自在に連結するよう
に形成されている。

この掛止フック７の長さ調節手段としては、例えば、屈
曲部材８をチェーンとし、且つ掛止フック７の基端側に
、前記チェーンの各リンク９のいずれかに長さ調節自在
に係止するＵ字状の係止片１０を設けるようにする。こ
の場合、屈曲部材８としてのチェーンの掛止フック７へ
の連結は係止片１０に単なる係止されているが、チェー
ンのフランジ６への連結はワッシャ１１を介してネジ１
２１１−めされている。また、屈曲部材８として、チェ
ーンか説明及び図示されているが、これに限らず、回動
且つ伸縮自在なロッドやワイヤ等でも可能である。

一方、前記ラム体３は、ナツト部材１３と山止壁Ｂ支持
用の受金具１４とから成り、ナ・ント部材１３は、外形
が断面六角形状の筒体１５の基端部内周面にメネジ１６
を施し、且つ筒体１５の先端には、中心部に円形状の挿
通孔１７を有する凹球面状の球面座１８を溶むし、筒体
１５の周面の先端部近傍又は長手方向中央部には、適宜
かしめ具Ｃを差込んで前記ジヤツキ基体２の螺軸５のオ
ネジ４山をかしめる貫通孔１９が設けられている。

また、受金具１４は、円盤２０の一面に凸球面２１を突
設し、且つ円盤２０の他面には滑止用のローレット部２
２を設け、円盤２０の中心部には段付き円形状の挿通孔
２３が設けられている。このようなナツト部材１３の球
面座１８の外面に受金具１４の凸球面２１側を、これら
の挿通孔１７゜２３に筒体１５の中から差し込む小ネジ
２４と、球面座１８の内面に当接する該球面座１８と逆
向きの球面座２５と、小ネジ２４の先端部を外側から締
め付ける小ナツト２６とを介して、全円周方向へ首振自
在に連結するように形成されている。

そして、前述のように夫々形成されたジヤツキ基体２の
螺軸５にラム体３のナツト部材１３を、オネジ４とメネ
ジ１６とを介して移動自在に螺合したものである。

本発明のもう一つの山止壁Ｂの支持用裏込めジヤツキｌ
の製造方法としては、ジヤツキ基体２の筒状の螺軸５に
、ナツト部材１３に山止壁Ｂ支持用の受金具１４が球面
座１８を介して全円周方向へ首振自在に連結されたラム
体３を螺合した後、このラム体３のナツト部材１３の周
面適所に設けられた貫通孔１９から適宜かしめ具Ｃを差
込んで前記ジヤツキ基体２の螺軸５のオネジ４山をかし
めて、ジヤツキ基体２の螺軸５とラム体３のナツト部材
１３とを分離不能にするものである。

次に、本発明の使用状態を説明すると、地下躯体工事等
の施工において、第２図乃至第４図に示すように、本発
明の裏込めジヤツキ１のジヤツキ基体２の掛止フック７
を腹起し八における親杭Ｈ鋼りの上端に掛止して、裏込
めジヤツキ１を腹起し八と山ｌト壁Ｂの親杭ＨｍＤとの
相互間に介在させ、その後、ラム体３のナツト部材１３
を回動操作して、ジヤツキ基体２のフランジ６が腹起し
八に当接され、且つラム体３の受金具１４が山止壁Ｂの
親杭Ｈｗ４Ｄに当接されるように緊張させることにより
、山止壁Ｂの荷重を腹起しＡで受けることができる。

（発明の効果）本発明は、ジヤツキ基体２の筒状の螺軸５に、ナツト部
材１３に山止壁Ｂ支持用の受金具１４が球面座１８を介
して全円周方向へ首振自在に連結されたラム体３を移動
自在に螺合し、このラム体３のナツト部材１３の周面適
所に貫通孔１９を設けたことにより、第１図に二点鎖線
で示すように貫通孔１９から適宜かしめ具Ｃを差込んで
前記ジヤツキ基体２の螺軸５のオネジ４山先端をかしめ
て、ジヤツキ基体２の螺軸５とラム体３のナツト部材１
３とを分離不能にすることができるため、従来のように
ラム体のナツト部材を保持する長ボルトが不要になり、
コスト低減を著しく図ることができる。そればかりでな
く、ジヤツキ基体２の筒状の螺軸５の内部はラム体３の
受金具１４止め用の小ネジ２４のネジ回しを差し込むた
めの真っ直ぐな大径の空洞で良いため、従来のようにジ
ヤツキ基体の螺軸の内部に長ボルトのボルト頭が当たる
段状の座ぐりを加工することなく、軽量化を図ることが
できる。

しかも、ラム体３のナツト部材１３に山止壁Ｂ支持用の
受金具１４を、球面座１８を介して全円周方向へ首振自
在に連結したことにより、受金具１４が全′円周方向へ
揺動可能であるため、第４図に示すように復起しＡと山
止壁Ｂとの対向面が傾斜している場合でも受金具１４が
山止壁Ｂの親杭Ｆ（ｊｌｌＤに確実に当接され、従来の
ように受金具の揺動が同一平面上のものよりも、施工性
が遥かに良好である。

それに、ジヤツキ基体２の螺軸５基端に突設されたフラ
ンジ６適所に復起しＡへの掛止フック７を、適宜長さの
屈ｒｌｌｒ部材８を介して連結したことにより、掛止フ
ック７が屈曲部材８を介して屈曲するため、復起しＡへ
の掛止時や落下時に掛止フック７が折れたり、破１８　
ｔ、たりすることなく、長期的に使用することができる
。また、ジヤツキ基体２のフランジ６適所に掛止フック
７を長さ調節自在に連結したことにより、本発明の裏込
めジヤツキ１の取付位置を容易に変えることができるた
め、裏込めジヤツキ１の中心を復起しＡの親杭Ｈｗ４Ｄ
のウェブに合わせることができ、山止壁Ｂの荷重を復起
しＡで確実に受けることができる。この場合、掛止フッ
ク７の長さ調節手段として、屈曲部材８をチェーンとし
、且つ掛止フック７の基端側に、前記チェーンの各リン
ク９のいずれかに長さ調節自在に係止する係止片１０を
設けることによって、掛止フック７の長さを調節する操
作が容易にできるため、本発明の裏込めジヤツキ］の取
付位置を変える操作が一層容易で且つ確実にてきる。

更に、山止壁Ｂの支持用裏込めジヤツキ１の製造方法と
して、ジヤツキ基体２の筒状の螺軸５に、ナツト部材１
３に山止壁Ｂ支持用の受金具１４が球面座１８を介して
全円周方向へ首振自在に連結されたラム体３を螺合した
後、このラム体３のナツト部材１３の周面適所に設けら
れた貫通孔１９から適宜かしめ具Ｃを差込んで前記ジヤ
ツキ基体２の螺軸５のオネジ４山をかしめて、ジヤツキ
基体２の螺軸５とラム体３のナツト部材】３とを分離不
能にすることにより、ジヤツキ基体２の螺軸５のオネジ
４山のかしめ操作が極めて容易で且つ確実にできるので
ある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は縦断正
面図、第２図は使用状態を示す縦断正面図、第３図は同
横断平面図、第４図は復起しと山止壁との対向面が傾斜
している場合の横断平面図である。１・・・裏込めジヤツキ、２・・・ジヤツキ基体、３・
・・ラム体、４・・・オネジ、５・・・螺軸、６・・・
フランジ、７・・・掛止フック、８・・・屈曲部材、９
・・・リンク、ｌＯ・・・係止片、１１・・・ワッシャ
、１２・・・ネジ、１３・・・ナツト部材、１４・・・
受金具、１５・・・筒体、１６メネジ、１７・・・挿通
孔、１８・・・球面座、１９・・・貫通孔、２０・・・
円盤、２１・・・凸球面、２２・・・ローレット部、２
３・・・挿通孔、２４・・・小ネジ、２５・・・球面座
、２６・・・小ナツト、Ａ・・・復起し、Ｂ・・・山止壁、Ｃ・・・かしめ具、
Ｄ・・・親杭Ｈ鋼。が３図＠４７

Claims

【特許請求の範囲】１、ジャッキ基体の筒状の螺軸に、ナット部材に山止壁
支持用の受金具が球面座を介して全円周方向へ首振自在
に連結されたラム体を移動自在に螺合し、このラム体の
ナット部材の周面適所には、適宜かしめ具を差込んで前
記ジャッキ基体の螺軸のオネジ山をかしめる貫通孔を設
け、前記ジャッキ基体の螺軸基端に突設されたフランジ
適所には腹起しへの掛止フックを、適宜長さの屈曲部材
を介して長さ調節自在に連結したことを特徴とする山止
壁の支持用裏込めジャッキ。２、掛止フックの長さ調節手段として、屈曲部材をチェ
ーンとし、且つ掛止フックの基端側に、前記チェーンの
各リンクのいずれかに長さ調節自在に係止する係止片を
設けた請求項１記載の山止壁の支持用裏込めジャッキ。３、ジャッキ基体の筒状の螺軸に、ナット部材に山止壁
支持用の受金具が球面座を介して全円周方向へ首振自在
に連結されたラム体を螺合した後、このラム体のナット
部材の周面適所に設けられた貫通孔から適宜かしめ具を
差込んで前記ジャッキ基体の螺軸のオネジ山をかしめて
、ジャッキ基体の螺軸とラム体のナット部材とを分離不
能にすることを特徴とする山止壁の支持用裏込めジャッ
キの製造方法。