JPH0314779A

JPH0314779A - 自動二輪車における車両構成部品配設構造

Info

Publication number: JPH0314779A
Application number: JP1150933A
Authority: JP
Inventors: Taisuke Matsumoto; 泰介松本
Original assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Current assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Priority date: 1989-06-13
Filing date: 1989-06-13
Publication date: 1991-01-23
Anticipated expiration: 2014-03-10
Also published as: JP2868787B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、自動二輪車におけるヘルメット収納装置に
関する．（従来の技術）自動二輪車では、通常、限られた狭い車体空間に、それ
ぞれ容積の大きい燃料タンクやエアクリーナがコンパク
トに収納されている。

また，自動二輪車用ヘルメットを使用しない場合に、こ
のヘルメットを上記車体空間に収納させるためのヘルメ
ット収納部を設けたちのが、近時提案されており、この
場合、ヘルメット収納部は容積が大きく、しかも、形状
もほぼ特定されるちのであることから、このヘルメット
収納部が車体空間を占有する分だけ、上記エアクリーナ
を車体フレーム前端から前方に向って突出させたものが
ある（例えば，実公昭６３−，３５７２号公報）。

（発明が解決しようとする問題点）ところで，上記のようにエアクリーナを車体フレームの
前方に突出させると、その分、この車体フレームの前方
に位置するカウリングを、更に前方に配置変えする必要
が生じてくる．また、これに伴いこのカウリングはライ
ダーから離れて空力特性が低下するおそれを生じるが，
この場合、所定の空力特性を確保しようとすれば、カウ
リングがライダーから離れるのに応じてこのカウリング
を大形化させることが考えられる．しかし、このように
カウリングを前方に配置させたり、これを大形化させる
と，車体が大形化するという不都合が生じてくる．（発明の目的）この発明は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、車体が大形化しないようにして、車体空間にヘルメ
ット収納部を設けることを目的とする。

（発明の構成）上記目的を達成するためのこの発明の特徴とするところ
は、ヘッドバイブから後下方に向って左右一対の主フレ
ームを延設し、この左右主フレームの後方にシートを設
け、同上左右主フレームの下方にエンジンを設けた自動
二輪車において、上記ヘッドパイプとシートとの間で主
フレーム上に下方に向って開口する収納カバーを設ける
一方，エンジンのシリンダを前傾させ、このエンジンの
上面側と、上記収納カバーの内面側とで囲まれた空間に
、燃料タンクとエアクリーナのうちいずれか一方と、ヘ
ルメット収納部とを前後に配設し、他方をシート下方に
配設した点にある．（作　用）上記構成による作用は次の如くである．左右主フレーム
４．４上に下方に向って開口する収納カバー３１を設け
る一方、上記主フレーム４．４の下方に設けられたエン
ジン２３のシリンダ２４を前傾させると，上記エンジン
２３の上面側と収納カバー３１の内面側とで囲まれた部
分には十分に容積の大きい空間３２が形成される．そこ
で，上記空間３２に、容積や形状の特定されるヘルメッ
ト収納部３８を、まず、配設してここにヘルメット３９
の収納を可能としている。ところで、上記のようにヘル
メット収納部３８を配設した後の空間３２の余剰空間や
，シ一ト２７の下方の空間に構成部品を配設しようとす
ると，この空間の形状による制約を受け易いものである
６そのため，容積は大きいが形状に選択の自由度のある
燃料タンク４ｌとエアクリーナ３５のいずれか一方を上
記空間３２の余剰部に配設し、他方をシ一ト２７の下方
に配設したのである。

（実施例）以下、この発明の実施例を図面により説明する。

第１図と第２図において、■は自動二輪車で、この自動
二輪車ｌの車体フレーム２はその前部にヘッドバイプ３
を有している．このヘッドパイブ３から後下方に向って
左右一対の主フレーム４．４が延設され、この左右主フ
レーム４．４はクロスメンバ５により互いに強固に連結
されている。

また、上記主フレーム４．４の下方で、同上ヘッドパイ
ブ３から後下方に向って左右一対のダウンチューブ６．
６が延設され、上記主フレーム４．４とダウンチューブ
６．６の各延設端はリャアームブラケット７により互い
に強固に連結されている。

また、上記主フレーム４．４の後部から後上方に向って
左右一対のシートレール８．８が突設されている．この
各シートレール８とこれに対応するリャアームブラケッ
ト７とにバックステー９が架設され、このバックステー
９により各シートレール８が補強され、かつ、左右シ一
トレール８．８は複数のクロスメンバｌＯにより互いに
強固に連結されている．そして、前記ヘッドパイプ３にはフロントフォーク１１
が操向自在に支承され、このフロントフォークＩＩの下
端が前輸１２を支承する一方，同上フロントフォーク１
１の上端にはハンドルｌ３が取り付けられている．一方、前記リャアームブラケット７には枢支軸ｌ５によ
りリャアームｌ６が上下揺動自在に枢支され．このリャ
アームｌ６の揺動端が後輪ｌ７を支承している．上記主
フレーム４とバックステー９とにはブラケットｌ９が架
設され、このブラケットｌ９に緩衝器２０の上端が連結
され、この緩衝器２０の下端はリンク機横２１を介して
上記リャアーム１６に連結されている．２３はエンジンで、このエンジン２３は左右主フレーム
４．４の下方で車体フレーム２に強固に支持されている
．このエンジン２３のシリンダ２４はクランクケース２
５から前上方に向って突出しており、つまり、シリンダ
２４は前傾状態になっている．そして、このエンジン２
３により後輪ｌ７が駆動されるようになっており、これ
によって自動二輪車ｌが走行可能とされている．また、
この走行時，後輪ｌ７からリャアームｌ６を通って車体
フレーム２側に伝わろうとする衝撃は前記緩衝器２０に
よって吸収される．前記シ一トレール８．８の前後中途部には、ライダー２
６用のシ一ト２７が取り付けられ、また、同上シ一トレ
ール８．８の後端にはタンデムシ一ト２８が取り付けら
れている．前記ヘッドパイプ３とシ一ト２７との間で左右主フレー
ム４．４と、左右シ一トレール８．８上には樹脂製の収
納カバー３ｌが設けられている．この収納カバー３１の
左右両側外面には、シ一ト２７上のライダー２６の二一
グリップ用凹部が形成されている．また、この収納カバ
ー３１は下方に向って開口している。

そして、前記したようにエンジン２３のシリンダ２４が
前傾していることから、このエンジン２３の上面側と，
上記収納カバー３１の内面側とで囲まれた部分には大き
い空間３２が形成されている．上記空間３２において、シリンダ２４の上面側には、気
化器３４が連結される．また，同上空間３２において、
上記気化器３４の上方には、この気化器３４側に吸入さ
れる外気を炉過するエアクリーナ３５が設けられる．こ
のエアクリーナ３５は左右主フレーム４，４間に位置し
て、これら各主フレーム４に支持されている。また、こ
の場合，エアクリーナ３５の上部は収納カバー３１内の
前部に収納されている。

また、同上空間３２において，前記左右主フレーム４，
４の後部上にはヘルメット３９用の受け皿３７が取り付
けられている．この受け皿３７は上記エアクリーナ３５
の後方に隣接し、収納カバー３１の後部内面側と、上記
受け皿３７の−Ｅ面側とで囲まれる空間がヘルメット収
納部３８となっている．そして、このヘルメット収納部
３８にヘルメット３９が収納されている．上記収納カバー３１の前端は主フレーム４．４に枢支軸
４０により枢支され，この収納カバー３１はこの枢支軸
４０を中心として上下回動自在とされている。そして、
この収納カバー３ｌを，第１図中仮想綿で示すように上
方に回動させれば上記ヘルメット収納部３８が外部に開
放され，受け皿３７に対するヘルメット３９の挿入や、
ここからの抜き外しが任意にできるようになっている．
一方、前記シ一ト２７の下方には気化器３４に燃料を送
り込む燃料タンク４１が設けられており、この燃料タン
ク４ｌは左右シ一トレール８．８間に位置して、これら
各シ一トレール８に支持されている．４２はキャップで
ある．また、受け皿３７の下方には補肋燃料タンク４３
が設けられ、この補助燃料タンク４３は左右主フレーム
４．４に支持されている．なお、上記のようにエアクリーナ３５、ヘルメット収納
部３８、および燃料タンク４ｌをコンパクトに配設した
ことから、これらの近傍にバッテリ４４を配設すること
が困難となっている．そこで、このバッテリ４４はタン
デムシ一ト２８の下方の空間を利用して、ここに設けら
れている。

その他、４５はラジェー夕、４６はカウリングで、この
カウリング４６はヘッドパイブ３の前面例を覆うフロン
トカウル４７と，エンジン２３や気化器３４の側面をｍ
うサイドカウル４８とで構成されている．また、４９は
ヘッドランプである。

上記実施例によれば、燃料タンク４ｌや袖助燃料タンク
４３が低位置に設けられているため、車体の低重心化が
図られている．また、ライダー２６はシ一ト２７に着座
したままで、収納カバー３ｌを回動させることにより、
ヘルメット収納部３８に対しヘルメット３９を挿抜する
ことができて便利である．第３図から第６図は、それぞれ他の実廁例を示している
．なお、これら各実施例は、上記実施例と基本構成や作
用効果は同じである。よって、共通の構成については図
面に主たる符号を付して説明を省略し、異なる構成や作
用効果についてのみ説明する．第３図では、受け皿３７が左右シートレール８．８の前
部に取り付けられている。そして、収納カバー３１の後
部内にヘルメット収納部３８のほとんどが設けられ，ヘ
ルメット３９は横向きに収納されている．また、燃料タ
ンク４ｌは、シ一トレール８．８の下方でこれに沿って
延び、このｔＰＡ１４タンク４ｌの前端側は左右主フレ
ーム４．４間にまで延びている．なお、上記の場合、エアクリーナ３５と燃料タンク４ｌ
の配置は逆であってもよい．第４図のものは、第３図に示したものとほぼ同じである
が、ヘルメット３９が正立状に収納されている．第５図では、収納カバー３１の前部内にヘルメット収納
部３８が設けられており、同上収納カバー３１の後部内
に燃料タンク４ｌが設けられている。この場合、受け皿
３７は左右主フレーム４．４間に設けられて、これに支
持されている。

一方、エアクリーナ３５はシ一ト２７の下方に設けられ
、その前端は左右主フレーム４．４間を通って前方に延
び気化器３４に連結されている．この実施例によれば、
燃料タンク４ｌは、エン？ン２３により加熱された走行
風からの熱影響は受けにくいという利点がある．なお，上記の場合，エアクリーナ３５と燃料タンク４ｌ
の配置は逆であってもよい。

第６図では、補助燃料タンク４３が収納カバー３１の前
部内にエアクリーナ３５と共に収納されている。

（発明の効果）この発明によれば、左右主フレーム上に下方に向って開
口する収納カバーを設ける一方、上記主フレームの下方
に設けられたエンジンのシリングを前傾させたため，上
記エンジンの上面側と収納カバーの内面側とで囲まれた
部分には十分に容積の大きい空間が形成される．そこで、上記空間に，容積や形状の特定されるヘルメッ
ト収納部を、まず、配設してここにヘルメットの収納を
可能としている．ところで、上記のようにヘルメット収
納部を配設した後の空間の余剰空間や、シートの下方の
空間に構成部品を配設しようとすると、この空間の形状
による制約を受け易いものである。そのため、容積は大
きいが形状に選択の自由度のある燃料タンクとエアクリ
ーナのいずれか一方を上記空間の余剰部に配設し、他方
をシートの下方に配設したのである．このようにして、
上記燃料タンク、エアクリーナ、およびヘルメット収納
部はいずれも車体空間を有効利用して収納されることと
なり、つまり、車体が大形化しないようにして，車体空
間にヘルメット収納部が設けられる．（以下余白）

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の実施例を示し、第１図は側面図、第２図
は平面図、第３図がら第６図はそれぞれ他の実施例で，
第１図の簡略図である．■・・自動二輪車、２・・車体
フレーム、３・・ヘッドパイプ、４・・主フレーム、２
３・エンジン、２４・・シリンダ、２７・・シート、３
ｌ・・収納カバー、３２・・空間，３５・エアクリーナ
，３８・・ヘルメット収納部、３９・ヘルメット、４ｌ
・・燃料タンク．第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

１、ヘッドパイプから後下方に向って左右一対の主フレ
ームを延設し、この左右主フレームの後方にシートを設
け、かつ、同上左右主フレームの下方にエンジンを設け
た自動二輪車において、上記ヘッドパイプとシートとの
間で主フレーム上に下方に向って開口する収納カバーを
設ける一方、エンジンのシリンダを前傾させ、このエン
ジンの上面側と、上記収納カバーの内面側とで囲まれた
空間に、燃料タンクとエアクリーナのうちいずれか一方
と、ヘルメット収納部とを前後に配設し、他方をシート
下方に配設した自動二輪車におけるヘルメット収納装置
。