JPH0314399Y2 - - Google Patents

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JPH0314399Y2
JPH0314399Y2 JP1985139155U JP13915585U JPH0314399Y2 JP H0314399 Y2 JPH0314399 Y2 JP H0314399Y2 JP 1985139155 U JP1985139155 U JP 1985139155U JP 13915585 U JP13915585 U JP 13915585U JP H0314399 Y2 JPH0314399 Y2 JP H0314399Y2
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decorative
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present
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は床材・壁材等の内装材、家具、その他
の目的に適した模様が鮮明で立体感に優れた装飾
材に関する。
(従来技術とその問題点) 従来より装飾材に立体感を得るには化学的ある
いは機械的にエンボスを装飾材に発現させて凹凸
模様を付与する方法があるが、このような表面に
エンボスを有する装飾材は長期間使用している
と、凹み部分に塵が溜まり身苦しい。
この問題を解決するため立体感のある装飾材と
して、実願昭60−31189号明細書に記載の装飾材
が提案された。しかし、プレス加工等により積層
された装飾材がエンボス模様のシヤープさが失わ
れ、この対策が考えられていた。
(本考案の構成) 本考案は上記問題点を克服し、金属光沢または
パール光沢を有し、シヤープな立体感を備えた装
飾材で、基材と、無機ウイスカー・金属粉または
パール顔料が均一に添加された化粧層を有する積
層体の表面にメカニカルエンボスが付与されてお
り、かつ該表面が基材からの厚さが実質的に一定
である紫外線硬化樹脂で被覆されたことを特徴と
する装飾材、をその要旨とする。
以下、図面に基づいて説明する。
第1図は本考案装飾材断面図である。
1は基材で、床材用裏打ち材として公知の寒冷
紗、不織布、発泡または非発泡軟質ポリ塩化ビニ
ル(PVC)もしくは塩ビタイル配合用組成物等
が利用できる。
基材1上には軟質PVC等の着色軟質樹脂層2
が形成され、この着色軟質樹脂層上に化粧層3が
得られる。
化粧層3は半硬質PVCやアクリル樹脂より得
られ、この化粧層中には無機ウイスカー、金属粉
またはパール顔料が均一に添加されている。
化粧層は0.05mm以上の厚さが望ましい。
本考案に用いるウイスカーは5〜50mμのチタ
ン酸カリウム・アルミナ・珪酸カリウム・シリコ
ンカーバイト・シリコンニトライド等の短繊維状
の無機ウイスカーである。
化粧層は好ましくは透明または半透明で不透明
にならない程度になつており、化粧層の1〜30重
量%の無機ウイスカー、金属短繊維を含む金属粉
またはパール顔料等が均一に添加されるのが望ま
しい。化粧層全体が金属光沢またはパール光沢が
得られる。
上記基材1、所望により軟質着色樹脂層2、化
粧層3を積層し、メカニカルエンボスを前記化粧
層表面上に付与する。
この積層体をメカニカルエンボスすることによ
つて、金属光沢またはパール光沢の立体模様が得
られ、また化粧層を不透明でない様にし、かつ軟
質着色樹脂層を介在させることにより、金属光沢
またはパール光沢と軟質樹脂層が及ぼす色彩とに
よつて更に色彩的にも深みが得られる。
さらに、例えば化粧層中に無機ウイスカー4を
添加した場合、予め配向されたウイスカーが表面
のエンボス模様に沿つて無機ウイスカー4′が再
配向される。
このようにして得られた化粧層は表面にエンボ
ス模様が設けられ、金属光沢またはパール光沢と
ともに立体的デザインが得られるが、この化粧層
中にとくにチタン酸カリウム等の無機ウイスカー
4が透明または半透明で不透明でない状態に添加
されているとパール光沢とともに下面のエンボス
模様に沿つてウイスカーが4′のように再配向さ
れ、この状態で上面から方向を変えてみると、光
の反射が方向が異なり、さらに顕著な立体感が得
られる。
上記のシヤープなエンボス模様が得られたまま
の状態で、表面に紫外線硬化性(以下UVとい
う。)樹脂を塗布して完全被覆した後、紫外線を
照射してUV樹脂層5を設ける。
UV樹脂層5は実質的には基材からの厚さが一
定となるように設定するのが望ましいが、表面に
微小なシボ模様や、しわ模様があつてもよい。
上述の通り本考案装飾材6が得られる。従来の
ように透明表面層として透明フイルムを加熱加圧
して積層した装飾材はエンボス模様にシヤープさ
が欠けるのに対し、本考案装飾材はUV樹脂を硬
化させるので加圧せずエンボス模様の鮮明さは失
われない。
第2図は本考案装飾材平面図で、装飾材6にお
いて、7は山状の部分、8は谷状の部分であり、
立体感が得られ、とくに無機ウイスカー使用の場
合、平滑な上面から視る角度および方向により、
反射光の色調が濃色−淡色の微妙な変化を示し、
顕著な立体感による意匠性が得られる。
第3図は本考案の他の実施態様断面図であり、
第1図と同様、1は基材、2は軟質着色樹脂層、
3は化粧層、4,4′は無機ウイスカーであり、
9は谷染エンボス部分である。
本考案において谷染エンボス処理を施こすこと
により、更に意匠性の向上した立体感のあるシー
トを得ることができる。
(効果) (1) 本考案は金属光沢またはパール光沢と立体感
が組合わされ、メカニカルエンボス模様の下面
を通して着色軟質樹脂の色が透視される。
(2) 表面層をUV樹脂にしたので、エンボス模様
が損われずシヤープである。
(3) 本考案は合成樹脂層に無機ウイスカーを配合
することにより、メカニカルエンボス模様に沿
つて無機ウイスカーが再配向し、その結果、パ
ール光沢が得られるとともに、視る方向や角度
によつて色調に濃色−淡色の変化が生じ、あた
かも山脈の航空写真をみているような立体効果
が得られ、おもしろさと顕著な意匠性がある。
(4) しかも立体感のある意匠とともに平滑な表面
が得られ、従来の装飾材のように谷部に溜つた
汚れにより汚染されることがない。
(5) 上記化粧層表面に得られるエンボス模様と谷
染エンボス模様との組合わせにより、更に意匠
性が向上される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装飾材断面図、第2図は平面
図、第3図は本考案の他の実施態様の断面図であ
る。 1は基材、2は軟質着色樹脂層、3は化粧層、
5は紫外線硬化樹脂層である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基材と、無機ウイスカー、金属粉またはパール
    顔料が均一に添加された化粧層を有する積層体の
    表面にメカニカルエンボスが付与されており、か
    つ該表面が基材からの厚さが実質的に一定である
    紫外線硬化樹脂で被覆されたことを特徴とする装
    飾材。
JP1985139155U 1985-09-10 1985-09-10 Expired JPH0314399Y2 (ja)

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JP1985139155U JPH0314399Y2 (ja) 1985-09-10 1985-09-10

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JPS6248597U JPS6248597U (ja) 1987-03-25
JPH0314399Y2 true JPH0314399Y2 (ja) 1991-03-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0639984A (ja) * 1992-05-14 1994-02-15 Bando Chem Ind Ltd 立体感を有する積層シート

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JPS5852119U (ja) * 1981-09-21 1983-04-08 稲森 仁介 カン容器の開口部における安全加工

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