JPH03142212A - 球面すべりブッシュの製造方法 - Google Patents

球面すべりブッシュの製造方法

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JPH03142212A
JPH03142212A JP28276589A JP28276589A JPH03142212A JP H03142212 A JPH03142212 A JP H03142212A JP 28276589 A JP28276589 A JP 28276589A JP 28276589 A JP28276589 A JP 28276589A JP H03142212 A JPH03142212 A JP H03142212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insert
outer periphery
bulge
shape
swelling section
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28276589A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Hatano
克也 波多野
Masato Ueno
正人 上野
Mikio Ito
幹男 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP28276589A priority Critical patent/JPH03142212A/ja
Publication of JPH03142212A publication Critical patent/JPH03142212A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は球面すべりブッシュの製造方法に関し、特に球
面摺動部にガタを生じないすべりブッシュの製造方法に
関する。
[従来の技術] 球面すべりブッシュはサスペンションアームの軸着部等
に使用され、これらアームの端部に形成した筒状保持部
材としてのアイ内に外筒を嵌着するとともに、該外筒の
中心を貫通する内筒に球面膨出部を形成し、上記外筒と
の間に、該膨出部に接して摺動する内周凹面を形成した
リング状インサートを介設して、サスペンションアーム
の回転とこじり揺動を自在どするものである。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上記すべりブッシュにおいて、軸直角方向で
ガタのない高い剛性を維持した状態で、サスペンション
アームの円滑な回転およびこじり揺動を許すことが、操
縦安定性と乗り心地向上の観点より要請されており、こ
のためには上記膨出部の外周とインサートの内周を十分
小さな公差で仕上げる必要がある。しかしながら、公差
を極めて小さくすることは、工作精度に比例してコスト
が急上昇することから、限度がある。
そこで、本発明はかかる課題を解決することを目的とし
、高い工作精度を要することなく安価に、ガタのない球
面すべりブッシュを製造する方法を提供するものである
[課題を解決するための手段] 本発明は、筒状保持部材5(第1図〉の両開口より該保
持部材5内に圧入固定される一対の外筒1と、これら外
筒1内を貫通して同心に配設され、軸方向中央部に球面
をなして径方向外方へ膨出する膨出部21を形成した内
筒2と、上記各外筒lの内端と上記膨出部21間に介在
せしめられ、外端がそれぞれ上記外筒l内端に当接する
とともに内周凹面3aが上記膨出部21外周に摺動自在
に接する一対のリング状インサート3とを具備する球面
すべりブッシュの製造方法であって、上記リング状イン
サート3を摺動性良好な樹脂材で成形するとともに、上
記膨出部21外周よりも内周を小径に成形した上記イン
サート3を膨出部21と外筒(との間に挿置して膨出部
21外周よりインサート3の内周四面3aに拡張変形力
を与えてインサート3を膨出部2工外周に沿う形状に弾
性変形せしめ、かかる状態で上記インサート3をその熱
変形温度以上に加熱して、その弾性復元力を低下せしめ
るとともに、上記内周凹面3aを上記膨出部21外周に
正確に沿う形状に変形せしめるものである。
[作用] 本発明の製造方法において、インサート3は膨出部2■
外周よりもその内周が小径となるように製作されるが、
この時の製作公差は比較的大きくて良く、したがって、
精度を要さず安価に製造される。
かかるインサート3は、保持部材5内に圧入される上記
外筒■により上記膨出部21の外周に圧接せしめられ、
その内周凹面3aに膨出部21外周より拡張変形力が与
えられてこれに沿う形状に弾性変形する。この状態で、
上記インサート3をその熱変形温度以上に加熱すると、
弾性復元力は減少し、正確に上記膨出部21外周に沿う
形状となるとともに膨出部21外周への圧接力は十分小
さくなる。しかして、インサート3は、膨出部21外周
に沿いガタを生じることなく、かつ、滑らかに摺動可能
となる。
[実施例] 第1図には、本発明の製造方法を適用した球面すべりブ
ッシュを示す。
図において、サスペンションアーム(図略〉の端部に形
成された筒状保持部5内には中心に内筒2が貫通せしめ
てあり、内筒2の軸方向中央は厚肉として、径方向外方
へ球面をなして膨出する膨出部21としである。上記保
持部5の両開口よりそれぞれ内筒膨出部21との間へは
リング状インサート3が圧入位置せしめである。
上記インサート3は超高分子ポリエチレン、ポリアセタ
ール等の摺動性良好な樹脂材よりなり、第2図、第3図
に示す如く、全体がリング状に成形され、その内周面3
aを上記膨出部21の外周面にほぼ沿った凹面となすと
ともに、内径は膨出部21の外径よりもやや小さくしで
ある。このインサート3の外周は、内側半部(第2図の
左側〉が上記保持部5内周に接する大径のリブ31とし
てあり、やや小径の外側半部には周方向へ等間隔で複数
の角溝32が形成しである。
上記インサート3を位置せしめた保持部5内には、さら
に両開口よりそれぞれ外筒1が圧入してあり、該外筒1
の内端に押されて各インサート3はその内周凹面3aが
膨出部21に圧接し、これより拡張変形力を受けて、第
1図の鎖線で示ず状態より膨出部21外周に沿う形状に
弾性的に拡張変形せしめられる。
上記外筒1は外端(第4図の右端〉をL字状に屈曲せし
めてフランジ部11となし、内周にはゴムの膜状シール
部材4が接合しである。シール部材4は全体が略筒体で
あり、その内端間口外周が外筒1内周に接合されて上記
フランジ部11に延びる薄肉ゴム層に連続し、また、上
記接合部より外筒1内端に向けて延びる角形断面のゴム
凸部4工が周方向等間隔で複数形成されている(第5図
)。
上記シール部材4の外端開口内周にはシールリップ42
が形成しである。
しかして、上記外筒1を保持部5内に圧入した状態で、
外筒1内に上記インサート3の小径の外側半部が進入し
、外筒l内端がインサート3のリブ3工に当接するとと
もに(第1図)、上記ゴム凸部41がインサート3の角
溝32に嵌入し係合する。そして、外筒■に一体に形成
されたシール部材4はインサート3の外方を覆って内筒
2外周に沿って延び、そのシールリップ42が内筒2外
周に液密的に接する。
このようにして組立てたすべりブッシュを、上記インサ
ート3の熱変形温度(約80〜130’c)以上の雰囲
気中に置くと、次第にその弾性復元力は失われ、内周凹
面3aが正確に上記膨出部21外周に沿う形状となると
ともに圧接力は十分小さなものになる。
この効果を第6図、第7図で説明する。各図はすべりブ
ッシュを常温より高い温度の雰囲気中に置いた後、常温
に戻して測定したものである。
第6図において、サスペンションアームを回転せしめた
時の捩りトルクは雰囲気温度を高くするにつれて小さく
なり、上記熱変形温度以上(図の斜線部)では十分小さ
な値となって、円滑な回転摺動ないしこじり揺動を行な
い得ることを示している。一方、軸直角方向の剛性は、
インサート内周囲面3aがガタなく膨出部21外周に接
することから、第7図に示す如く、十分な大きさを保っ
ている。
[発明の効果] 以上の如く、本発明の製造方法によれば、インサートお
よび内筒膨出部の製作精度をそれ程上げなくても、ガタ
のない円滑な摺動回転動作が実現されるから、低コスト
で性能の良い球面すべりブッシュを実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第工図は本発明の方法を適用した球面すべりブッシュの
全体縦断面図で、インサートと外筒の断面はそれぞれ第
3図および第5図のI−I線に沿うもの、第2図はイン
サートの縦断面図、第3図は第2図のA矢視図、第4図
は外筒の縦断面図、第5図は第4図のB矢視図、第6図
および第7図は本発明の効果を示すグラフである。 1・・・外筒 2・・・内筒 21・・・膨出部 3・・・インサート 3a・・・内周凹面 4・・・シール部材 5・・・アイ(筒状保持部材〉 第1図 1 第2図 第3図 ■′ 第4図 第5図 \ I♂ 第6図 第7図 :L度

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 筒状保持部材の両開口より該保持部材内に圧入固定され
    る一対の外筒と、これら外筒内を貫通して同心に配設さ
    れ、軸方向中央部に球面をなして径方向外方へ膨出する
    膨出部を形成した内筒と、上記各外筒の内端と上記膨出
    部間に介在せしめられ、外端がそれぞれ上記外筒内端に
    当接するとともに内周凹面が上記膨出部外周に摺動自在
    に接する一対のリング状インサートとを具備する球面す
    べりブッシュの製造方法であつて、上記リング状インサ
    ートを摺動性良好な樹脂材で成形するとともに、上記膨
    出部よりも小径に成形した上記インサートを膨出部と外
    筒との間に挿置して膨出部外周よりインサートの内周凹
    面に拡張変形力を与えてインサートを膨出部外周に沿う
    形状に弾性変形せしめ、かかる状態で上記インサートを
    その熱変形温度以上に加熱してその弾性復元力を低下せ
    しめるとともに、上記内周凹面を上記膨出部外周に正確
    に沿う形状に変形せしめることを特徴とする球面すべり
    ブッシュの製造方法。
JP28276589A 1989-10-30 1989-10-30 球面すべりブッシュの製造方法 Pending JPH03142212A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004092598A1 (ja) * 2003-04-16 2004-10-28 Thk Co., Ltd. 球面軸受の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004092598A1 (ja) * 2003-04-16 2004-10-28 Thk Co., Ltd. 球面軸受の製造方法
US7870673B2 (en) 2003-04-16 2011-01-18 Thk Co., Ltd. Method of manufacturing a spherical bearing
US8739410B2 (en) 2003-04-16 2014-06-03 Thk Co., Ltd. Method of manufacturing a spherical bearing

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