JPH03140656A - 送りねじ駆動ギヤボックス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば工場等においてクレーン下に取り付
けられる吊り具の爪体を開閉する駆動源として用いられ
る送りねじ駆動ギヤボックスに関するものである。

〔従来の技術〕

従来、ギヤを用いた駆動機構としてマイクギヤボックス
やベベルギヤボックスが市販されている。

これらのギヤボックスは、通常、従動軸が箱状のハウジ
ングを貫通した状聾で駆動軸と直交して支持されており
、ギヤボックス内のギヤの噛合によって、駆動軸の回転
出力を方向を変えて伝達するようにしている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、クレーンの先端に取り付けて用いろ吊り具な
どにおいて、爪を水平方向に直線的に開閉するようにし
たものが考えられる。このような場合に上記のように構
成された従来のギヤボックスを適用しようとすると、従
動軸が貫通しているために２つの爪を逆方向へ開閉する
ことしかできない。また、その場合に従動軸の両端に送
りねじを逆向きに形成する必要かあ（ので、送りナツト
側も２つの形式とすることが必要で、部品の種類が増え
て管理が複雑になるという課題も有った。

〔課題を解決するための手段〕

本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ハウ
ジング内に一端を挿入して回動自在に支持された駆動軸
及び複数の従動軸を設け、上記駆動軸の内端に駆動ベベ
ルギヤを取り付け、上記各従動軸を駆動軸に直交する面
内において放射状に配置し、従動軸の外端にねじを形成
するとともに内端に上記駆動ベベルギヤに噛合する従動
ベベルギヤを取り付けた構成としたものである。

〔作用〕

本発明による送りねじ駆動ギヤボックスは以上のように
構成されているので、駆動軸が回転すると、この駆動軸
と一体として結合されている駆動ベベルギヤが回転し、
このベベルギヤに噛み合っている複数の従動ベベルギヤ
が回転する。この従動ベベルギヤの回転によりこれらと
一体に結合された従動軸がそれぞれ回転する。

複数の従動ベベルギヤは、それぞれ独立して駆動ベベル
ギヤと噛み合っているので、従動軸の他の一端に加工さ
れたねじを同じ向き、例えば全てのねじを右ねじとする
と、このねじに組み合わされた物品は駆動軸の回転によ
り、その駆動軸を中心として全て対称的に移動する。す
なわち、全てか中心から離れていくかまたは中心に向か
う。

〔実施例〕

以下、この発明による一実施例を添付した図面に基づい
て詳細に説明する。

第１図及び第２図において１はほぼ立方体箱状のハウジ
ングで、上面及び４つの側面が開口しており、上面開口
部に筒状の駆動軸支持部材２が、側面開口部に従動軸支
持部材３がそれぞれ取り付けられている。そしてこれら
の軸支持部材２．３に、それぞれ、ベアリング４を介し
て回動自在に駆動軸５及び従動軸６・・・が挿通しであ
る。駆動軸５の内端には駆動軸５と一体に駆動へベルギ
ヤ７が取り付けてあり、他の一端にはカップリンク（図
示略）を介して動力源が接続されている。駆動軸支持部
材２の上端はカバー８で覆われ、駆動軸５の周囲には軸
シール９が設けてあり、ハウジングｌ内の潤滑油が外部
に漏洩するのを防いでいる。

従動軸６の内端には従動ベベルギヤＩＯがそれぞれ取り
付けてあり、これらの従動ベベルギヤ１０はそれぞれ上
述した駆動ベベルギヤ７に噛み合って連動するようにな
っている。従動軸支持部材３の外端面はカバー１１で覆
われ、従動軸６の周囲は軸ンール１２で覆れている。従
動軸６の外端にはそれぞれ同じ向きにねじＩ３が加工さ
れていて、クレーン用吊り具の爪（図示略）に固定され
たナツト（図示略）に螺合されている。この爪は、ガイ
ド機構により、従動軸６の軸線方向に摺動可能に支持さ
れており、従動軸６とナツトとが送りねじを構成してい
る。

上記のように構成された送りねじ駆動ギヤボックスにお
いて、駆動軸５を駆動源に接続し、駆動源をオンにする
と駆動軸５が回転し、この回転は駆動へベルギヤ７を介
して従動ベベルギヤＩＯ及び従動軸６に伝達される。こ
の従動軸６の回転は、それぞれが駆動軸５方向から見て
同一方向でありまた同一速度である。従動軸５の回転に
より、爪に固定されたナツトに軸方向への駆動力が作用
し、爪が駆動軸５を中心とする放射方向に移動し、爪の
下端で物品が把持されあるいは開放される。

このように、この送りねじ駆動ギヤボックスによれば冬
瓜が駆動軸５を中心として放射方向に対称的に移動する
ので、物品の形状にかかわらず安定的に把持がなされる
。

なお、第３図はこの発明の他の実施例を示すもので、従
動軸６及び従動ベベルギヤＩＯをそれぞれ３個とした例
である。この実施例ら上述したものと同様の作用効果を
有することは言うまでもない。

〔発明の効果〕

以上詳細に説明したように、本発明による送りねじ駆動
ギヤボックスは、ハウジング内に一端を挿入して回動自
在に支持された駆動軸及び複数の従動軸を設け、上記駆
動軸の内端に駆動ベベルギヤを取り付け、上記各従動軸
を駆動軸に直交する面内において放射状に配置し、従動
軸の外端にねじを形成するとともに内端に上記駆動ベベ
ルギヤに噛合する従動ベベルギヤを取り付けた構成とし
等しく分配することができ、例えばクレーン用の吊り具
の駆動機構に用いた場合、簡単な構成により安定した把
持機能をもたらすことができるという優れた効果を奏す
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の送りねじ駆動ギヤボックス
の縦断面図、第２図は第１図の■−■矢視図、第３図は
この発明の他の実施例の送りねじギヤボックスの平面断
面図である。 ｌ・・・・・・ハウジング、５・・・・・・駆動軸、６
・・従動軸、７・・・・駆動ベベルギヤ、１０・・・従
動ベベルギヤ、１３・・・送りねじ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ハウジング内に一端を挿入して回動自在に支持された駆
   動軸及び複数の従動軸を備え、 上記駆動軸の内端には駆動ベベルギヤが取り付けられ、 上記各従動軸は駆動軸に直交する面内において駆動軸に
   対して放射状に配置され、 従動軸の外端にはねじが形成されるとともに内端には上
   記駆動ベベルギヤに噛合する従動ベベルギヤが取り付け
   られていることを特徴とする送りねじ駆動ギヤボックス
   。